日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年12月29日日曜日

◆神戸が横浜M退団のマルキーニョス獲得(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2013/12/28/0006602441.shtml

 来季J1に昇格する神戸は28日、横浜Mを退団したFWマルキーニョス(37)を完全移籍で獲得したと発表した。マルキーニョスは現在ブラジルに帰国しており、来日後メディカルチェックを経て本契約を締結する。

 01年にブラジル・コリチーバから東京Vに加入したマルキーニョスは、横浜M、市原、清水、鹿島、仙台、アトレチコ・ミネイロ(ブラジル)と渡り歩き、12年に再び横浜Mに復帰した。神戸でJクラブのべ8クラブ目のプレーとなる。

 鹿島でJリーグ連覇を達成した08年には、JリーグMVP、得点王(21得点)、ベストイレブンに輝いた。今季はリーグ戦32試合に出場して16得点を挙げ、Jリーグ優秀選手に選ばれている。

 神戸は今季J2でチームトップタイとなる16得点を挙げ、J1磐田に完全移籍したFWポポに代わる得点源として期待している。

 マルキーニョスはクラブを通じて「ヴィッセル神戸のフロント並びにスタッフ、選手そしてサポーターの皆様、この度は、皆様と一緒に仕事が出来る事になったことを、心より嬉しく思っております。これまでに私が各クラブで培った経験をヴィッセル神戸で思う存分に発揮し、皆様と喜びを分かち合いたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します」とコメントした。

◆J1復帰の神戸、リーグ戦通算135得点のマルキーニョスを獲得(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20131228/158237.html

神戸への移籍が決まったマルキーニョス [写真]=清原茂樹


 ヴィッセル神戸は28日、横浜F・マリノスからFWマルキーニョスを完全移籍で獲得したと発表した。同選手は来日後にメディカルチェックを受け、本契約を締結する見込み。

 加入が決まったマルキーニョスは、クラブ公式HPを通じ、以下のようにコメントしている。

「ヴィッセル神戸のフロント並びにスタッフ、選手そしてサポーターの皆様、この度は、皆様と一緒に仕事が出来る事になったことを、心より嬉しく思っております。これまでに私が各クラブで培った経験をヴィッセル神戸で思う存分に発揮し、皆様と喜びを分かち合いたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します」

 マルキーニョスは1997年にオペラリオ・フェロヴィアリオでプロキャリアをスタート。2001年に東京ヴェルディに加入すると、清水エスパルスや鹿島アントラーズなど、Jリーグの複数クラブで活躍。2012年からは横浜FMでプレーし、今季はリーグ戦32試合出場16得点を記録。タイトル獲得を目指すチームをけん引した。なお、J1通算ではリーグ戦284試合に出場し、135得点を挙げている。

◆来月20日始動 J1鹿島(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13882402458723

5季ぶりのリーグ優勝を目指すJ1鹿島は28日までに、2014年シーズンに向けたチームの始動日やキャンプの日程などを発表した。

始動日は今季よりも8日早い来年1月20日で、24日には鹿嶋市の鹿島神宮で必勝祈願を行う。恒例の宮崎キャンプは27日に宮崎市入りし、28日から2月7日まで宮崎県総合運動公園陸上競技場で体力強化などに励む。

来季のJ1は3月1日に開幕する。第14節の5月17日までリーグ戦があり、その後はワールドカップ(W杯)ブラジル大会のため一時中断。第15節は7月19日に再開し、最終節の12月6日まで行われる。

◆鹿島退団の岩政にタイから正式オファー(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20131229-1237268.html



 今季限りで鹿島を退団する元日本代表DF岩政大樹(31)が、タイ・プレミアリーグから正式オファーがあったことを認めた。試合後に「クラブはまだ分からないけど、都市は決めた」と発言。バンコクのクラブで、BECテロ・サーサナFCなどが有力候補に挙がっているという。「日本国内からもオファーはあるけど、タイになりそうだ」と明かした。

◇城監督“初陣1勝”チャリティーマッチの大勝劇に敵将から苦言(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/12/29/kiji/K20131229007284800.html

東日本大震災復興支援試合 東北ドリームス5―3JAPANスターズ (12月28日)



 スポニチ本紙評論家の城彰二氏が東北ドリームスの監督を務め、初采配で初白星を挙げた。

 09年にJリーグの監督を務めるために必要なS級ライセンスを取得したが、これまで指揮を執った経験はなし。それでも、4―2―3―1の攻撃的布陣で2点を先取し「やるときはやるんですよ」と自賛した。その後は相手の福田監督から「攻めすぎ」と苦言を呈されたため手を緩めたが、5得点の大勝劇に導いた。

◇ゴン 飛び入りスニーカー弾で会場を沸かす(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/12/29/kiji/K20131229007284720.html

JPFAチャリティーサッカー2013 東北ドリームス5―3JAPANスターズ (12月28日 ユアスタ)



 元日本代表FWの中山雅史氏が飛び入り参加し、ゴールを決めた。この日はテレビ局の仕事で来場していたが、後半ロスタイムにピッチに立った。

 ユニホームの背中には白テープで「中山」の文字。スパイクは持参しておらずスニーカーだったが、右足シュートを決め「多少なりともみなさんが喜んでくれれば。時間がたつと(震災を)忘れがちだけど、活動を続けていくことが大事」と話した。

◆じぇじぇじぇ!!始球式務めた楽天・銀次が“代打PK弾”(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/12/29/kiji/K20131229007286210.html

JPFAチャリティーサッカー2013 東北ドリームス5―3JAPANスターズ (12月28日 ユアスタ)



 鹿島MF小笠原と同じ岩手県出身という縁で、プロ野球楽天の銀次が始球式を務めた。

 後半20分にJAPANスターズがPKを得ると“代打”を務め右足でゴール左に突き刺し会場を沸かせた。「一緒に野球、サッカー教室をやって(被災地の)みんなを笑顔にできれば」と、支援活動で協力する考えを明かした。

◆【JPFAチャリティーサッカー2013 チャリティーマッチ】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00166288.html

■12月28日(土)日本プロサッカー選手会 チャリティーサッカー2013 チャリティーマッチ

東北ドリームス 5-3 JAPANスターズ (14:11/ユアスタ/12,292人)

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●小笠原満男選手(JAPANスターズ/鹿島):
「みなさん、こんにちは。本日はここユアテックスタジアム仙台にお集まりいただき、ありがとうございます。この試合は、ここにいる選手たちをはじめとする日本プロサッカー選手会が中心となって、東日本大震災から立ち直ろうとしているみなさんに少しでも役に立ちたいという気持ちから企画されたものです。まだまだ復興が思うように進まない中、僕たちのこういった試合が復興を加速させる何かの力になればいいという思いで、これからも続けていけたらいいなと思っています。僕たちも頑張りますので、みなさんもぜひ、ここにいる選手たち、それぞれのチーム、そしてJリーグを応援していただきたいと思います。ぜひ来シーズンも、僕たちのことを応援してほしいと思います。本日はありがとうございました」
※試合に出場せず。日本サッカー選手会代表挨拶より


●柿谷曜一朗選手(東北ドリームス/C大阪):
「まさか雪が降るとは思っていなかったので、試合は大丈夫かなと思っていたのですが、みなさんが雪かきで頑張ってくれたので、最高の一日になったと思います。僕たちは全力でやるだけでした。どこかで手を抜くのでもなくチャリティーマッチだからどうこうというのでもなく、全力でやろうと決めていました。体を動かしていなかったぶん、ちょっと重かったのですが、本当に楽しかったです。(2ゴールについて)マークも外れていたので、プレーどうこうというよりこの場所で試合ができたということが、僕にとってもいいことですし、東北のみなさんに一人でも多く笑顔になってもらえるようなプレーを見せられたかなと思いますし、ゴールというかたちは良かったと思います。(ゴールパフォーマンスは)全然考えていなくてグダグダでしたが、みんなでひとつになってできたと思います。
(プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの銀次選手の出場について)昨日に岩政(大樹)さんとテレビに出たときに会ったのですが、『今日、出てくれませんか』と頼んで…僕らのチームで出てくれれば良かったのですが。(中山雅史さんの出場について)さすがですね。スパイクを履かなくてもゴールを決められたので。(復興支援活動について)一年に一回だけでなく何回もやりたいし、まだまだ元通りになるまではほど遠いと思うので、僕たちが少しでも力になることができればと思います」

●福田正博監督(JAPANスターズ):
「けがもなくこういう試合をすることができてよかった。前半はもう少しゴールまでいければ良かったと思うので、後半に積極的にいくことができて良かった。なんと言ってもゴール前のシーンが多い方がお客さんにも選手にもいいと思うので。大切なことは続けていくこと。そこに価値があると思います。ピッチのなかで選手たちがそういう部分を伝えること、そういう意味ではチャレンジすることや諦めない姿勢を表現できれば一番だと思いますし、今日はそれを出せていたことが重要だと思います」

●中山雅史選手(JAPANスターズ):
「(ハーフタイムにプレゼント投げ込みイベントに参加した)柳沢(敦)と見ていたんだけど、出ることになって、急いで(背中に)『中山』ってテープで貼って…。こういうプレーでも被災地の力になればいいのですが…。僕も被災地に行って、何もないところを見てきました。まだまだ復興は進んでいないところが多くあって、時間が経つと忘れがちなところもあると思います。それを忘れないように、今日の試合を見た人たちにはまた思い返してほしいし、関わりを持ってほしいし、考えてほしい。そのために、これを続けていく意味があると思っています」

●佐々木勇人選手(JAPANスターズ/仙台):
「寒い中でもお客さんが来てくれたのは良かったですし、見ている人に楽しんでもらえればいちばんです。(銀次選手が決めたPKを獲得した場面は)みんなで『どんどんしかけてPKをもらおう』と言っていたので、狙いどおりです。まさか(銀次選手が)出てくるとは思っていなかったのでびっくりしました。サッカーで笑顔が出てくるのは嬉しいですし、自分達はそういうことしかできないので、もっとこういう活動を増やして笑顔を届けられればと思います。自分にはホームグラウンドで、サポーターもたくさん来てくれて、楽しくプレーできました」

●林卓人選手(JAPANスターズ/仙台):
「こういうサッカーを通じて被災地に目が行けばいいと思いますし、今日の試合のようにお客さんが来てくれて、東北でお金を使ってくれるなどして、そういう部分で少しでも復興の手伝いになればと思っています」

●斉藤大介選手(JAPANスターズ/徳島):
「僕は仙台にいたときにはユアスタで点を取ったことがなかったんですよね。そういうこともあって本当に嬉しかった。僕は初めて(日本プロサッカー選手会主催による2011年の)チャリティーサッカーをやったときにも出させてもらったのですが、すごくいい試みだと思いますし、被災された方々のためにいろいろな選手が100%の力を出して、シーズン中とはまた違ったプレーを披露できるのはなかなかない機会です。それを見て喜んでもらえれば、僕らも『来たかいがあるな』と思います。これからもどんどん続けてほしいし、できるだけ自分もこういうチャリティーマッチに参加して、自分のプレーでみなさんに元気になってもらいたいですね」

以上

◆サッカー界との共同復興支援に意欲の楽天・銀次「どんどん続けていきたい」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/japan_other/20131229/158274.html


チャリティーマッチに登場した楽天の銀次

 JPFA(日本プロサッカー選手会)による東日本大震災の復興支援を目的とした「チャリティーサッカー2013」が28日にユアテックスタジアム仙台で開催され、日本サッカーの未来を背負って立つ若手選手で構成された「東北ドリームス」と、日本サッカーの歴史を築き上げてきたスター選手が集まった「JAPANスターズ」が対戦。

 試合は柿谷曜一朗の2ゴールや始球式を行った東北楽天ゴールデンイーグルスの銀次選手によるPK、終了間際の中山雅史氏の得点など、盛りだくさんの内容の末、5-3で東北ドリームスが勝利している。

 野球界からの登場となった銀次は、試合前に以下のようにコメントしている。

―こういうイベントは初めてだと思うが?
「野球選手ですけれど、サッカーファンからの温かい声援はすごい嬉しかったです」

―野球での活躍やチームが日本一になってということで、こういうところに呼ばれることが増えてきた?
「すごい嬉しかったので、どんどんこういうのは続けていきたいなとは、すごい思いますね」

―サッカーで好きなチームや選手は?
「言っていいのかな。サッカーで好きな選手ですか? 大前元紀」

―なぜ?
「何となくです(笑)。高校選手権見ていて、たまたま。見ていてすごいなと思って、名前は覚えています。あとはベタですけど、本田圭佑さんのメンタルはすごいと思います」

―どういうものを?
「なんだっけな。忘れましたけど、すごいことおっしゃっていました」

―自分を追い込むためというか、目標は必ずワールドカップで優勝すると
「しゃべることがすごく入ってくるので、こういう人が世界で活躍するんだなとはすごく思うので、参考にしています色々と。テレビのコメントであったりとか」

―競技が違うところでの協力だが、声がかかったときには最初はどう思った?
「『いいんですか』みたいな。すぐオッケー出しました」

―サッカー界では同じ岩手出身の小笠原選手が中心になって復興支援をやっているが、そういう姿は同じアスリートとしては?
「もちろんです。これから野球であったりサッカーであったり、自分と満男さんが色んなイベントをしてやっていけたらいいなとは自分は思っています。岩手県の選手として、自分達しかできないので、自分と満男さんがしっかりやっていけたらいいなと思っています」

―直接そういう話を?
「しました、はい」

―小笠原選手とはどれぐらいの付き合い?
「自分は初めてです。ただ、自分はずっと知っていたので」


―震災から2年半以上経って、実際に東北をホームにするチームの一員として、復興支援の進み具合の実感は?
「そうですね、全然まだまだとは思うんですが、ただ自分達が優勝したことで、少しは、元気とか勇気というものを少しでも与えられたのかなとは思っています」

―イベントとしてどんなことをやっていこうと?
「例えば被災地に行って野球教室だったり、サッカー教室で人をたくさん集めて触れ合うことができればいいなと思います。そして、東北からサッカー選手や野球選手が出ればいいなとすごく思っています」

―サッカーでは東北人魂の会で小笠原選手もやっているが、そのような感じで?
「はい、そうですね。それはあります」


―実際に子供達と触れ合っていたが、どういう印象を受けた?
「元気な子もいれば、大人しい子もいたので、もっともっと自分達と触れ合ってみんなを笑顔にしたいです」

―今後もそういう機会をどんどん増やせていければと?
「そうですね、自分は増やしていきたいと思っています。もしそういうイベントがあったら、もちろん出たいと思っています」

◆小笠原、震災復興支援試合に登場の楽天・銀次に感謝「ありがたいこと」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/japan_other/20131229/158271.html


楽天の銀次(左、背番号40)がPKを決め、全員でゴールパフォーマンス [写真]=山口剛生


 JPFA(日本プロサッカー選手会)による東日本大震災の復興支援を目的とした「チャリティーサッカー2013」が28日にユアテックスタジアム仙台で開催され、日本サッカーの未来を背負って立つ若手選手で構成された「東北ドリームス」と、日本サッカーの歴史を築き上げてきたスター選手が集まった「JAPANスターズ」が対戦。

 試合は柿谷曜一朗の2ゴールや始球式を行った東北楽天ゴールデンイーグルスの銀次選手によるPK、終了間際の中山雅史氏の得点など、盛りだくさんの内容の末、5-3で東北ドリームスが勝利している。

 試合後、鹿島アントラーズ所属のMF小笠原満男は、以下のようにコメントしている。

「本来であれば一日でも早く復興して、元通りになって欲しいんですけど。陸前高田市や他の地域を回ったりすると、思うように進んでいないので、こういうことを継続してやったり、何かまた違う形でサッカー界がほんの少しでも力になるようにというのはやっていけたらなと思います。一日でも早く復興して欲しいということが本当の思いなんで。複雑な心境ですね」

―銀次選手がPKを蹴ったのは、小笠原選手の発案なのか?
「せっかく来てくれたし、急遽という形で。彼も岩手出身という話をさせてもらったが、楽天も今年優勝して東北を盛り上げてくれて、サッカー界にもこうやって来てくれて、非常にありがたいことですし、また今後も一緒にできるようにお互い頑張れればいいなと思う」

―銀次選手が『一緒に何かできることもあるかもしれない』と言っていたが?
「サッカーと野球は違うけれど、同じスポーツなので、彼も話していたら東北や岩手にはすごい思いのある選手なので、何か一緒できればいいねという話をしていました」

―大会の発表会見で、まだ復興は始まったばかりと言っていたが、3年間を比較して子供達に変化はあるか?
「震災直後から子供達は元気だったけれど、街を見ると(復興が)進んでいないので。何度も通っている内に子供がうまくなっていった姿とかは、昨日も思ったんですけど。大船渡に14人ぐらいで行ったんですけど、『僕もみんなのようなJリーガー目指して頑張る』という子もいたりして、そうやってサッカー選手が子供達と触れ合う意味というのは絶対あると思うので、その言葉を聞いた時嬉しかったし、頑張って欲しいなと思って」

「なかなか岩手に限って言えばJリーグは身近にないので、そんな中でJリーガー達が行ってくれて、子供達もそういう目標を持ったということはちょっとした進歩だし、頑張ってほしいなと思いますね」

◆小笠原、被災地への思い…復興は「思うように進んでいない」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/410960_130606_fl



[12.28 チャリティーマッチ 東北ドリームス5-3JAPANスターズ ユアスタ]

 ケガのためチャリティーマッチに出場しなかったMF小笠原満男(鹿島)は試合後に日本プロサッカー選手会を代表して挨拶し、「僕らの試合が復興を加速させる何かの力になればいいなと思いますし、これからも続けていきたいと思っています」と、あらためてさまざまな形での継続的な復興支援活動を誓った。

 岩手県盛岡市出身の小笠原は11年3月11日の東日本大震災後、だれよりも復興支援活動に力を注いできた。何度も被災地に足を運び、できる限りの支援を続けている。前日27日にも岩手県大船渡市を訪問し、子供たちと交流。「触れ合ううちに子供たちはどんどんサッカーがうまくなっている」と喜んだ一方、「ただ、街を見ると、(復興は)思うように進んでいない」と、依然、色濃い震災の爪痕に心も痛めた。

 この日のチャリティーマッチは、プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの銀次がキックインセレモニーを行い、後半20分にはPKの場面で急きょ“ピンチキッカー”として登場。見事にPKを決め、スタンドを盛り上げた。仙台を本拠地とする楽天の選手であり、岩手県出身でもある銀次。小笠原は「プロ野球で日本一になって東北を盛り上げてくれて、こうしてサッカー界にも来てくれて、本当にありがたい」と感謝する。

「サッカーと野球も同じスポーツ。一緒にいい報告ができるようにがんばっていきたいし、また一緒に何かできればいいと思う」。同じ岩手出身のプロスポーツ選手として復興支援に力を合わせていきたい考えを明かした小笠原。「昨日も、Jリーグを目指してがんばっているという子供たちがたくさんいた。その言葉を聞いたときはうれしかったし、サッカー選手が触れ合う意味は絶対にある。岩手には身近にJリーグがない。Jリーガーが岩手に行って、子供たちがサッカーに興味を持ってくれるようになったことは進歩だと思う」と話していた。

(取材・文 西山紘平)

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