日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年7月20日日曜日

◆ジーコ氏が来日!テレビ出演や古巣の鹿島-大宮戦を視察する予定(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140720/jle14072005000005-n1.html

 元日本代表監督で元ブラジル代表MFのジーコ氏が19日、来日した。テレビ出演などが主な目的で、23日には古巣のJ1鹿島の大宮戦(カシマ)を視察する予定という。

◆バーゼル先輩、鹿島中田「柿谷いい選択」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140718-1336281.html

 鹿島の元日本代表DF中田浩二(35)が、かつて所属したスイス1部バーゼルに移籍したFW柿谷曜一朗(24)へエールを送った。06年から2年半在籍し、主力として62試合に出場した経験を元に「いい選択をしたと思う。試合にも欧州CLにも出られる。まず慣れるには、いい環境」。同国が移民を受け入れた歴史から「日本人も温かく迎えてくれるし、英語さえできれば生活も問題ない」と太鼓判を押した。

 ドイツ、フランスと隣接しており「ドイツとは頻繁に親善試合をするし、プレーを見てもらえる機会が多い。買われていく選手がたくさんいた」。実際、クロアチア代表MFラキティッチはバーゼルからシャルケに移籍し、今季からバルセロナに所属。「ステップアップできる」と紹介した。

 当時から残る選手にはFWシュトレラー主将らがおり「仲良かったし、よくしてくれるはず。長身(195センチ)でタイプは違うけど、同じポジションだから頼ればいい。頑張ってほしい」と“後輩”に期待した。

◆鹿島がF東京戦の複数判定について意見書を提出へ(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?143414-143414-fl

[7.19 J1第15節 F東京1-1鹿島 味スタ]

 W杯の中断明けの一戦を、楽しみにしていた人は多いだろう。FC東京対鹿島アントラーズは、見応えのある一戦になった一方で、判定に後味の悪さが残る試合にもなった。審判団が退場する際には、F東京サポーターからブーイングが飛んだ。さらに、鹿島の関係者も、Jリーグに意見書を提出する意向を示した。

 試合後、取材に応じた鹿島の鈴木満常務取締役強化部長は、前半4分にDF昌子源がFWエドゥと正対した状況でのファウルに警告が出されたこと、後半10分にMF小笠原満男が倒れていたときに、FW河野広貴に踏みつけられたシーンなど、複数の場面について言及している。

 両チームにとって納得のできない判定が多かったが、結果に直結したのは鹿島に対する判定だった。後半15分、F東京の先制点につながった場面では、PA内でFWダヴィとDF森重真人がもつれ合い、両者が倒れた後にF東京のDFがボールをクリアー。鹿島の両CBは、CKから試合が再開されると思い、ゴール前に上がって行った。ところが、山本雄大主審は、ダヴィのファウルを取ったのか、オフサイドと判定したのか、F東京のFKから試合を再開。ここからボールを前線に運んだF東京が、2次攻撃を先制点につなげた。

 さらに、後半35分にはロングボールに対してFW豊川雄太がDF徳永悠平と並走。ゴール前で浮き球に対してジャンプすると、徳永の頭に当たったボールは、F東京ゴールに転がり込んだ。しかし、競り合った際に豊川のあげていた手がボールに当たったと判定されて、同点ゴールは認められなかった。

 この日から審判員の無線通信システムが導入され、主審と副審は遠い距離にいてもコミュニケーションをとれるようになっていた。山本主審は国際審判であり、過去にも無線システムを着用して試合を裁いた経験があるはずだが、不慣れな状況に戸惑いもあったのか、結果的に両チームのフラストレーションを溜めることになってしまった。

 メディアは試合後に審判員から話を聞くことができないため、どういう状況だったかは分からない。また、意見書などを受けた審判員に処分があったとしても、選手やスタッフと異なり、そのことは公にされない。鈴木氏は、「以前は学校の先生がやっていたり、公務員がやっていたり、(審判は)アマチュアだった。職場での立場などを考慮して、処分についての公表はできないということだった。でも、今はレフェリーもプロだから。選手と同じように生活をかけてやっているわけだから。もっとそういうことをオープンにできたら、お互いが、より納得できるようになると思う」と、時代に合わせたルール変更の必要性も訴えた。

(取材・文 河合拓)

◆【鹿島】不可解判定に意見書を提出、セレーゾ監督「11人対12人」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20140720-OHT1T50011.html

 ◆J1第15節 F東京1―1鹿島(19日・味スタ)

 判定の正確性向上を目的に、審判に無線機能が導入された今節、早くも問題が起こった。山本雄大主審(31)が務めたF東京―鹿島(味スタ)で不可解な判定が相次いだ。

 後半35分、ボールがF東京DF徳永の頭に当たってオウンゴールとなったが、判定は競り合った鹿島FW豊川のハンド。後半15分には判定があいまいだったため、CKの準備で鹿島の選手が前線へ上がったところ、F東京のカウンター攻撃を受け、失点した。さらに暴力行為を見逃すなど、警告やファウルの基準もあいまいだった。

 無線は主審、副審2人、第4の審判が試合中に意思疎通できるよう導入されたが、不可解な判定を防げなかった。鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督は「11人対12人の試合だった」と皮肉を込めた。鹿島は週明けにも、Jリーグに意見書を提出する。

◆鹿島怒った!!微妙判定ドローで意見書提出へ(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/07/20/kiji/K20140720008593090.html

J1第15節 鹿島1―1FC東京 (7月19日 味スタ)



 鹿島は後半41分に追いつき、敵地で昨年7月17日・磐田戦以来1年ぶりに引き分けたが、審判の判定に不満が爆発した。トニーニョ・セレーゾ監督は「レフェリーがスペクタクルなショーを消した」と怒り、クラブはJリーグに意見書を提出することを決めた。

 まずは後半15分の失点シーンだ。鹿島の主張では、山本主審は最初に鹿島側のCKを指示したが、FWダヴィのファウルがあったとして判定を急きょ変更。陣形が整わないままカウンターを浴びたことが失点につながったという。同35分に得点したかに見えた場面ではFW豊川のハンドと判定されてゴールは認められなかったという。映像ではボールに触っていないようにも映っており、豊川は首をかしげた。Jリーグではこの日から審判員の無線通信システムが正式導入されたが、クラブ幹部は「ちょっとレフェリング(のレベル)が低かった」と嘆き、後味の悪さが残った。

◆鹿島、東京戦のハンド判定に意見書提出へ(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140719-1337386.html



<J1:東京1-1鹿島>◇第15節◇19日◇味スタ

 鹿島が、19日のアウェー東京戦の判定についてJリーグに意見書を提出する意向を示した。

 後半15分の失点につながった、CK判定がFWダビのファウルに変わった場面や、後半35分の相手オウンゴールがMF豊川のハンドで無効と判定された場面、後半ロスタイム5分のMFルイスアルベルトの一発退場(FK守備の競り合いで相手を殴ったとされる場面)などに関する意見書を、期限の22日午前までに提出する。

 試合中の審判団の判定については、両軍の選手が不満をあらわにする場面が目立った。この日は審判員の無線通信システムの導入初日。コミュニケーションを円滑にし、的確な判定を補助する狙いだったが、いきなりつまずく形となった。

◆チャンスメークに徹した鹿島MF土居「もう少し僕のつくったスペースを使ってほしかった」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?143401-143401-fl

[7.19 J1第15節 F東京1-1鹿島 味スタ]

 先制点を奪われた鹿島アントラーズは、難しい状況に直面した。FC東京は最前線にFWエドゥーを残し、FP9人で守備を固めて速攻狙いの戦い方に徹したからだ。それでも、鹿島は両サイドから揺さぶりをかけ、F東京の守備に綻びをつくっていく。「相手が4-1-4-1で守ってきても、頻繁にサイドチェンジをすれば、どこかでライン間のスペースをつくり出せる。そういう戦い方ができた」と、トニーニョ・セレーゾ監督は、振り返った。

 守備を固めた相手を見て「さすがイタリア人監督だな、いろんなサッカーがあるなと思いました」と話すMF土居聖真だが、チャンスができないとは思っていなかった。中央でアンカーのMF高橋秀人と駆け引きをしながら、反撃の糸口を探っていた。

「結構、マンツーマン気味で(高橋に)マークに付かれていたので。ちょっとオトリ気味になって、(柴崎)岳とかに『オレが外に抜けて行ったら空くから、そこを使ってほしい』と言っていました。それもできていたと思います。堅い試合でしたけど、相手も間延びしてきて、うちもボールを回せるようになって、サイドからクロスも上げられていました。自分だけじゃなくて、周りを生かすことを考えながらやりました。もう少し僕のつくったスペースを使ってほしかったですけど、なかなか難しかったです」と言い、ある程度の手応えと、逆転につなげられなかった悔しさを滲ませた。

 特に後半44分、シュートを決められなかったことを悔やむ。「後半は(相手の)イヤなところでボールを受けて、前を向いてダヴィとカイオとワンツーをして、サイドを崩せたりしていたことも何本かあったので。自分の最後の精度が悪くてゴールに結びつかなかったですが、今度、ああいう崩した形ができたら、もっと落ち着いてシュートを決められるくらいになりたいです」。

 FW豊川雄太のゴールで1-1に追い付いた鹿島にとっては、今季初の引き分けだ。「勝利に値するゲームだったし、諦めない姿勢が出ていた。勝ち切ることができれば、個人としてもチームとしても、もっと上に行けるんじゃないかなと思います」と、土居は勝ち点1に満足せず、課題を口にした。
(取材・文 河合拓)

◆鹿島・豊川、土壇場で千金の同点弾「2桁得点を狙っている」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140720/jle14072005000009-n1.html



 J1第15節(19日、FC東京1-1鹿島、味スタ)土壇場で今季初、昨年7月以来の引き分けに持ち込んだ。0-1の後半41分、左MFで途中出場した2年目の豊川が左足ボレーを蹴り込み、今季2点目となる同点弾。「この位置で出るからには2桁得点を狙っている。12日の天皇杯で負けたムードを払拭したかった」と胸を張った。また、鈴木満常務は複数の判定に不可解な点があったとして、Jリーグに意見書を提出する意向を示した。

◆鹿島豊川、後半41分起死回生の同点弾(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140719-1337383.html



<J1:東京1-1鹿島>◇第15節◇19日◇味スタ

 鹿島のU-21(21歳以下)日本代表候補MF豊川雄太(19)が、起死回生の同点弾を奪った。途中出場から9分後の後半41分、DF西大伍の右クロスがはね返されたところに下がりながら左足を合わせ、ダイレクトボレーをゴールに突き刺した。「下がりながらだったので、しっかりミートすることだけ考えた」。中断期間中に右膝の半月板を痛めて16日に復帰したばかりだったが、セレーゾ監督の起用に応えた。

 W杯が終わり、2年後のリオデジャネイロ五輪へ向けた第1歩を踏み出し「そこ(五輪)は目指すところだし、アピールしたい。ただ、W杯を見れば自分と同年代がもう活躍している。少しずつ追いつけるよう頑張りたい」と意気込んだ。

◆【J1:第15節 F東京 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00175586.html

7月19日(土) 2014 J1リーグ戦 第15節
F東京 1 - 1 鹿島 (18:34/味スタ/27,387人)
得点者:60' 三田啓貴(F東京)、86' 豊川雄太(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第2ターン投票受付中!
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●武藤嘉紀選手(F東京)
「後半、東くんのスルーパスからのチャンスは落ち着いてはいたが、もう一つGKの動きをみないといけなかった。自分が2点目を決めていれば、試合を決めることができたので、申し訳ない気持ちでいます。前半から決定機もあったので、勝てる試合を引き分けに持ち込まれてしまった。システム変更は認識できていたが、相手にスキを見せてしまった。1-0でしめるのと、1-1で終わるのとでは大きく変わる。今日は引き分けに終わってしまったので、ここからしっかりと勝ちきれるように気をつけていきたい」

●高橋秀人選手(F東京)
「お互いにチャンスはあったが、総数的にはうちのほうが多かった。耐えて攻撃につなげれば、チャンスは増えると思っていた。この中断期間中にやってきた、ビルドアップの時間が少なかった。今回のW杯のように縦に早くゴールにいくことも大事だが、時間をかけてボールを動かすことも大切。今日はボールの奪う位置が低かったが、それならゆっくり横に動かしてラインを上げるためのビルドアップも必要だった。自分個人の力や、(森重)真人の判断でそれはやっていける。ゲームコントロールがやはり甘かった。相手の(小笠原)満男さんや、(柴崎)岳くんのほうが長けていた。今日は触る回数も少なかった。もっと前にいければよかったんですが」

●森重真人選手(F東京)
「あれだけチャンスがあって決めきれないと、勝つチャンスは自ずと低くなる。良い守備もできていた。試合全体をみれば、やはり決定力なのかなと。失点がなければということはあるが、決めきっていれば…。ただし、FWのせいだけではない。チームとして何ができるか。練習から意識してチーム単位で考えていきたい」

●三田啓貴選手(F東京)
「去年も同じように中断明けで調子が良くて試合にでることができた。ただし、そこからポジション争いをしていたルーコンも結果を出して、ベンチになってしまった。今年は結果を残し続けないといけない。このゴールでどんどん乗っていきたい。ゴールの形は練習から狙っていた。意識していた形だったので、しっかりと出せてよかった。右のほうが切り込んで打てるので、シュートは打ちやすい。去年、右のワイドでプレーしていたので、違和感なくできました」


●昌子源選手(鹿島)
「早い段階でイエローをもらったが、慌ててはいなかった。ハイボールを僕ではなく、ナオ(植田)が競る回数を多くするなど、チームとして対応できていたと思う。武藤とはヤマザキナビスコカップで対戦していたが、エドゥーとは初対戦だった。想像以上でした。90kgある体型に似合わないスピードと、軽々と片手で抑えることもできる。ヘディングする場面も、失わないプレーをする。勝てたプレーはほとんどなかった。ただ、世界で名を残してきた選手相手に勉強になった。使ってもらった以上は無失点に抑えて勝たせたかった。ナオも満足していないと思います。優勝争いをしていく中では貴重な勝点1になると思う。追いついたことは大きいし、プラスに考えていきたい。DFラインは入れられたときに0で抑えて反撃を待とうという声も出ていた。次は3日後にあるので、しっかりと勝ちにつなげていきたい。修正するには十分な時間もある。全力で勝ちにいきたい」

●豊川雄太選手(鹿島)
「けがでずっとやっていなかった中で、監督がつかってくれた。だから結果を出さないといけないと思い、点をとることを意識してピッチに立ちました。高く上がったボールだったので、下がりながらのボレーでミートを意識して打ちました。入って良かったです。(ゴールしたかに思えた場面でハンドの判定となったが)審判が吹いたら覆らない。ただ、どんどん裏を狙おうと思っていたし、裏に抜け出た時に勝負ありだと思った。この勝点1は大きい。上位に絡まないといけない」

以上

◆【J1:第15節 F東京 vs 鹿島】マッシモフィッカデンティ監督(F東京)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00175584.html

7月19日(土) 2014 J1リーグ戦 第15節
F東京 1 - 1 鹿島 (18:34/味スタ/27,387人)
得点者:60' 三田啓貴(F東京)、86' 豊川雄太(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第2ターン投票受付中!
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●マッシモフィッカデンティ監督(F東京):
「コンバンワ。長い中断期間を得てチームの試合内容は良かったと思います。鹿島は、先週試合を落としているので、高いモチベーションで臨んでくることは分かっていました。試合のときは1-0で終わらせるのではなく、2点目を取らなければいけないと選手たちにはしっかりと伝えました。1-0で試合を終わらせるまでに、相手に一度もチャンスを与えないことなど不可能です。しっかりと2点目を取って試合を終わらせなければいけなかった。あれだけ決定機がある中でそれができなかったことが、このチームの課題だと思います」

Q:システム変更は1-0で終わらせようとしたのか、それとも別の意図があったのでしょうか?
「あの時間帯で河野が疲れていたので、その理由から東を入れました。あのポジションはたくさんのエネルギーを消耗する。彼が良いコンディションであれば、可能なフォーメーションだが、彼の運動量が落ちてしまうと、どうしても難しくなってしまう。そこで東選手を入れてフォーメーションを変えました。私の意図は選手たちにしっかりと伝わっていたと思います。あのあとの15分間はチームはしっかりと状況を解釈して良いプレーをした。そのあとも2回3回決定機をつくった。そういう意味では戦術的には適応したと思っています。サッカーは世界中どこでも同じです。南アメリカでも、ヨーロッパでも同じだ。1点をとった後、2点目を取って試合を閉めないと厳しくなる。それは世界で共通して言えることだと思います。チームがこれだけ良いパフォーマンスを見せることにまったく疑いを持っていませんでした。森重と権田が帰ってきてくれて、よりDFラインから高い位置でポゼッションができるようになることは分かっていた。非常にアグレッシブにしっかりとプレスができることも分かっていた。チームは期待に応えてくれた。ですが、チャンスを生かしていくことは今年のはじめから分かっていたことだが、良くしていかなければならない。ここでしっかりといっておきたいことは、サッカーにおいて優先順位はあるということ。フォーメーションは数字になってくるが、それ以前にもっと大切なことがある。まずは ゴールをしっかりと決めることだ。戦術以前の選手のクオリティの話になってくる。これほどチームレベルでオーガナイズされて、流動的な攻撃でチャンスをたくさんつくった。最終的にゴールを決めきれなかったことは全員が分かっている。練習の中で各々がクオリティを上げていくしかないと思います」

以上

◆【J1:第15節 F東京 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00175585.html

7月19日(土) 2014 J1リーグ戦 第15節
F東京 1 - 1 鹿島 (18:34/味スタ/27,387人)
得点者:60' 三田啓貴(F東京)、86' 豊川雄太(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第2ターン投票受付中!
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
「非常に素晴らしい試合でした。FC東京と対戦する時は、毎回良い試合になるという良い感触がある。今日も素晴らしい試合になったと思います。相手は、4-3-3あるいは4-4-2のダイヤモンドという形だとも言える形をとって、徹底された指導が見受けられました。我々のボランチに対し、相手のボランチの両脇あるいはトップ下の選手が下がりながらアグレッシブに来てビルドアップを防ぐことを徹底していた。逆に、守備の部分では、同じようにコンパクトに保ってきた。4-3-3の配置は、中盤の両サイドの横にスペースができる。そこを有効に使うのは、当たり前のこと。サイドチェンジをしながら相手陣内にボールを運ぶことができたと思います。サイドチェンジを使いながらボールスピードを上げてペナ角までボールを運ぶことができていた。ただ、前半はクロスの精度が低かった。そこまで崩せるのだが、クロスの質と、中に入ってくる選手のタイミングがうまく判断できていなかった。

後半のほうが形をつくれるようになったが、残念ながら技術の高い相手にGKも止められないコースに打たれて0-1のビハインドを負った。ただ、盛り返せる時間もあったので、チームを落ち着かせることを考えました。そして、落ち着いてチャンスをつくることができた。交代も非常にうまくいった。4-3-3でやっていると、特に中盤の3枚は前半から横幅70mをカバーしなければいけないので、どんな選手であろうとそれを後半も持続することは難しい。うちの選手も相手選手もこの蒸し暑い環境の中では消耗度も高い。そういう中で中盤が空いてチャンスをつくることができた。同点に追いついたが、2-1で終わってもおかしくない試合ができた。柴崎選手が中盤でゲームをコントロールしたり、あるいは飛び出すタイミング、ボールを散らすこと、守備のリスクマネジメントも非常によかった。最後までどんな状況であっても、諦めずにやり続けた選手たちを称えたい。また、FC東京の選手、監督も称えたい。非常に素晴らしい試合を示そうとした姿勢は評価されるべきだと思います。相手が得点した後、4-1-4-1という形をとってきた。チーム全体が引いて守備を重視していたが、我々はそれに対してサイドチェンジを頻繁にすれば、どこかでスライドが遅れてバイタルや、ライン間のスペースを作り出せる。同点、逆転を目指す上では、センターバックの活躍を称えなければいけない。センターバックが踏ん張って最少失点に抑えた、それができなければ攻撃が頑張っても失点してしまえば、努力が無駄になってしまう。若いセンターバックはミスもしていますが、彼らの頑張りを称えたいと思います」

Q:F東京との試合がおもしろくなる理由は?
「両チームともにコンパクトにして帰陣を速くしているので、得点機は少なくなる。FC東京はイタリア人監督を新しく迎え、どの試合を見ていても選手たちがピッチで何をするべきかが徹底されているし、そのための指導がしっかりとしているのだと思う。カウンターやひとつのミスから得点が生まれる中で、うちはパスワークを主体にしている。今は若い選手が多い中でまだ勢いでやっているところもあるが、ポイント、ポイントでベテランが試合中に微調整をやっている。両チームともにサッカーのおもしろさを示したと思う。互いに堅い守備をしていれば、なかなか得点は生まれないと思います」

以上

◆2014Jリーグ ディビジョン1 第15節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51173

J1 第15節 FC東京戦

途中出場の豊川が同点弾。鹿島、アウェイでFC東京と痛み分け

先週末、天皇杯2回戦でソニー仙台にPK戦の末に屈し、20年ぶりの初戦敗退が決まった鹿島が、リーグ戦再開を告げる一戦に臨んだ。味の素スタジアムで行われたJ1第15節でFC東京と対戦すると、60分に先制されたものの86分に豊川が同点弾を挙げ、1-1で引き分けた。

鹿島はセンターバックに昌子が入り、中断明け初出場で公式戦2試合ぶりの先発復帰を果たした。前半は拮抗した展開となり、互いに決定機を作ることなく時間が推移。次第に雨足が強まる中、14分にカイオが左サイドから中央へカットインしてシュートを放ったが、相手DFにブロックされた。16分には、縦パスを受けた土居が巧みな反転を見せ、前を向いてカイオへスルーパスを送ったものの、相手DFにカバーされてチャンスを生み出せなかった。

鹿島は17分、FC東京の米本にミドルシュートを許したが、DFに当たってコースを変えたボールに曽ヶ端が冷静に反応し、弾き出した。30分には左サイドの背後を取られたものの、山本が落ち着いてカバーに入り、ペナルティーエリア内でボールを奪ってピンチを脱した。さらに33分には、右サイドを崩されて中央へグラウンダーのクロスを蹴り込まれ、フリーのエドゥーにシュートを打たれたが、枠の上へ外れて肝を冷やした。

45分、鹿島はペナルティーエリア手前でボールを持った土居がドリブルで中央へ切り込み、左足を一閃。鋭いミドルシュートが飛んだが、惜しくも枠の左へ外れた。前半終了間際に得点の可能性を感じさせるチャンスを作り、スコアレスでハーフタイムを迎えた。

先制を目指す鹿島は47分、左サイドで得た小笠原がFKを蹴り込むと、ボールは相手の最終ラインとGKの間に飛び、複数の選手が飛び込んだが、合わせることはできなかった。52分には、ゴール正面やや右側でのFKを柴崎が直接狙ったものの、枠の右上へ外れた。少しずつ得点の予感が漂い始めた鹿島は59分、左サイドからのクロスにファーサイドのダヴィが飛び込むと、こぼれ球がゴール前に浮き上がり、最後は相手DFがゴールラインの外にヘディングでクリア。CKを得たかに思われたが、判定はFC東京ボール。直後に前方へ蹴り出されて自陣に進入されると、カウンターを受ける格好となる。一度は攻撃を遅らせたものの、植田のクリアを三田に拾われ、左足シュートを決められてしまった。

1点ビハインドとなった鹿島は64分、ペナルティーエリア手前でこぼれ球に反応した柴崎が狙いすました右足シュートを放ったが、ボールはクロスバーを直撃し、枠を越えた。トニーニョ セレーゾ監督は69分に野沢を投入し、攻撃の活性化を図る。交代後に最初のプレーで野沢が放った直接FKは枠を外れたが、77分に豊川を投入してさらに攻勢をかけていった。78分に中盤のスペースを突かれて曽ヶ端と武藤が一対一となるピンチを迎えたものの、守護神が冷静にシュートを弾き出し、追加点を許さない。80分には、小笠原が出した浮き球のパスに豊川が反応し、前へ出てきた相手GKとともにボールへ飛び込む。混戦の中からこぼれたボールがゴールに転がり込んだが、豊川のハンドを取られて得点は認められなかった。

攻勢をかけながら、同点に追いつけないまま終盤へ。残り5分を切った86分、待望の同点弾が記録された。左サイドからのフィードをダヴィが落とし、豊川が右足で放ったシュートは相手DFにブロックされたが、こぼれ球を拾った西が右サイドからクロス。中央で混戦となり、相手のクリアに反応した豊川が左足を振り抜くと、ボレーシュートがゴールに吸い込まれた。

終盤の同点弾で勢いづく鹿島は、途中出場のルイス アルベルトが95分に一発退場となる場面もあったものの、アディショナルタイムにもカウンターからゴールを脅かすなど、逆転弾を目指した。しかし、次の1点は生まれなかった。試合は1-1で終了し、勝点1を得る結果に終わった。鹿島は今季の公式戦初の引き分けで、リーグ戦の成績は8勝1分6敗。15試合を終え、勝点は25となっている。次戦は中3日で行われるJ1第16節、大宮アルディージャ戦だ。ホーム・カシマスタジアムでの一戦を制し、上位進出のために勝点を伸ばしていきたい。



【この試合のトピックス】
・今季の公式戦で初めて引き分けた。リーグ戦では、2013年7月31日の第18節名古屋戦(1-3で敗戦)から31試合連続で勝敗が決しており、今節が32試合ぶりの引き分けだった。
・リーグでのFC東京戦は、2008年10月26日の第30節以来9試合負けなし。
・途中出場の豊川は、6月1日のヤマザキナビスコカップA組第7節清水戦以来、公式戦2試合ぶりにピッチに立ち、リーグ戦2得点目を挙げた。
・昌子が公式戦2試合ぶりに先発復帰。フル出場を果たした。
・野沢がリーグ戦では3試合ぶりの出場を果たした。
・西が今季のリーグ戦3試合目の先発となり、フル出場を果たした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・後半の入り方をしっかり。自分たちのサッカーを表現し続けよう。
・ワンタッチ、ツータッチでシンプルかつリズミカルにボールを動かそう。

FC東京:マッシモ フィッカデンティ
・しっかり後ろからビルドアップして、背後を狙おう。
・斜めの動きで得点を狙おう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・非常にすばらしい試合だったと思う。特に、FC東京とやる時は毎回良い試合になる。その良い感触があって、すばらしい試合になったのではないかと思う。相手は4-3-3、あるいは4-4-2のダイヤモンド型という形でやってきて、徹底された指導が見受けられた。我々のチームのボランチを選手がアグレッシブに掴みながら、ボランチの両脇の選手がビルドアップを防ぐという作業も徹底してやってきていた。逆に(F東京の)守備の部分で言えば、ダイヤモンド型の中盤を見てもらえばわかるように、我々がコンパクトに保って両サイドの横のスペースを有効に使うことは当たり前なので、サイドチェンジをしながら、少しずつ相手陣内にボールを運べたのではないかと思う。サイドチェンジからスピードアップをして、ペナルティーエリア内に入るが、前半は特にクロスの精度という部分が非常に低かった。相手の守備を崩せるほどのクロスの質や中央の選手のタイミングを示せなかった。
・後半の方がだいぶ形を作れるようにはなったと思うが、残念ながら相手の技術の高さ、キーパーが止められないコースにシュートを打たれて、0-1のビハインドになった。まだ盛り返せる時間だったので、チームを落ち着かせることを考えた。落ち着いたところで、チャンスを作り出すことができた。交代もよくできたと思うし、後半はFC東京の中盤の3枚が、ピッチの横幅をカバーし続けることはどんな選手であろうと難しいわけであって、消耗度は高かったと思う。その中で中盤が空くようになって。チャンスを作ることができるようになった。1-1の同点に追いついたが、2-1で終わってもおかしくない内容だったと思う。
・柴崎選手が中盤で試合をコントロールしたり、飛び出すタイミングやボールを散らすということだったり、守備のリスクマネージメントをするというところも非常に良かったと思う。チームとしてやろうとしたのは、どんな状況を与えられたとしても、最後まで諦めずにやるということ。それを示した選手たちを称えたいと思う。FC東京の選手たちも称えたい。非常にすばらしい試合で、スペクタクルを示そうとした部分は評価されるべきだと思う。
・FC東京は得点後に4-1-4-1の形を考えていたが、我々は落ち着いて、サイドチェンジを頻繁にすればスライドの部分で遅れたりしてバイタルやライン間のスペースで引き出すことができる。同点や逆転をするためには、称えなければいけないのは若いセンターバック2人。彼らが踏ん張って最少失点にしなければ、いくら攻撃ががんばっても努力が無駄になってしまう。その部分では、彼らのがんばりをしっかり称えたいと思う。
・両チームともコンパクトにしていたし、F東京は新しくイタリア人の監督になって、どの試合を観ていても、選手たちがピッチの中で何をすべきかが徹底されていることが見受けられる。お互いがコンパクトに帰陣を速くする作業をやり続ければ、チャンスは少なくなると思うが、カウンターや1つのミスから生まれることはあると思う。うちはパスワーク主体のチームで、若い選手が多いので勢いでやっている部分もありつつ、ベテランが要所要所でチームの微調整をしていく形でやっている。両チームとも、サッカーの面白さを示すという部分では良かったと思う。堅い守備を両チームが示せば、得点はなかなか生まれないと思う。

FC東京:マッシモ フィッカデンティ
長い中断期間を終えて、試合の内容は良かったと思っている。鹿島に関しては先週に大事な試合を落としているので、高いモチベーションで臨んでくることはわかっていた。選手にも言ったが、1-0で終わらせるつもりではなく、2点目を取らなければいけない。1-0の状態で試合が終わるまで相手にチャンスを与えないのは不可能なので、しっかりと2点目を取って試合を締めること。あれだけ決定機があった中で決めきれなかったのはチームの課題だと思う。


選手コメント

[試合後]

【豊川 雄太】
ケガでやってなかった中で、監督が使ってくれた。結果を出さないといけないと思って、点を取ることを意識してピッチに立った。下がりながらのボレーだったけど、ミートを心がけて意識して打った。入って良かった。天皇杯で負けて情けないところを見せてしまったので、若手が底上げしてがんばっているところを見せたかった。時間も短かったし、結果を意識していた。

【土居 聖真】
みんなが戦っていたし、勝利に値するゲームだと思う。諦めない姿勢が出ていた。最後は色々とあったけど、勝ちきる事が出来なかった。もっと上に行けると思う。試合の入り方も悪くなかった。ナビスコでは早い時間に2失点していたので、そこは修正出来たと思う。ディフェンスラインを含め、バランス良く出来た。攻められている時間帯も守れていたし、攻撃もシュートまでいけていた。先制していれば違うゲーム展開になっていたと思う。

【植田 直通】
自分たちはリーグ戦しか残っていないので、今日の試合はやってやろうという気持ちだった。サポーターもいつもとは違うと感じたし、自分もチームに貢献しようと考えていた。みんなの動きが止まっている時でも、そういう時に対する対応力がつけられればと思う。

昌子選手、小笠原選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

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