日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年10月29日火曜日

◆ACL決勝に進出した浦和レッズが、前代未聞の”赤っ恥”危機!(AsageiBiz)






◆◆週刊女性 / 2019年10月29日号


 Jリーグの浦和レッズが10月23日、AFCアジアチャンピオンズリーグ準決勝第2戦に臨み、中国の広州恒大を下して、決勝戦へと駒を進めた。決勝戦の相手はサウジアラビアの強豪・アルヒラル。勝てば07年、17年に続き3度目のアジア王者となる。

「ACLはアジアナンバーワンのクラブチームを決める大会です。そこで勝つということは、アジア最強ということになります。ですが、浦和は現在、Jリーグでは下位に低迷。J2降格の危機にある。もし、ACL王者になった上でJ2に降格したら、『アジア王者がJ2落ち』という、赤っ恥ものの珍事が起きてしまうんです。そんな話は聞いたことがありません」(スポーツライター)

 浦和は第29節を終えた時点で12位。自動降格となるのは17位以下の2チームで、17位は松本山雅FC。浦和との勝ち点差は6。16位はJ1とJ2の入れ替え戦にまわることになるが、そこにいるのは湘南ベルマーレで、勝ち点差はわずかに4となっている。

 勝ち点差4をひっくり返すには、浦和が2連敗して湘南が2勝する必要があり、逆転は簡単ではない。しかも浦和と湘南の間には、13位の清水エスパルス、14位の名古屋グランパス、15位のサガン鳥栖がおり、これらのチームが落ちる可能性もある。

「浦和のJ2降格を心配する必要はなさそうに見えるかもしれません。ですが、浦和はこの先、4位のサンフレッチェ広島、首位の鹿島アントラーズ、6位の川崎フロンターレ、2位のFC東京、最終節は9位のガンバ大阪と上位との対戦ばかりなんです。簡単に勝てる相手は1つもありません。しかもACLの決勝があってスケジュールがきつく、選手のコンディションにも不安が残る。もし残りの試合を全敗したら、入れ替え戦を戦うことになるかもしれません」(前出・スポーツライター)

 浦和はまず11月9日、24日にACL決勝アルヒラルとの試合を行う。入れ替え戦は12月14日。前代未聞の珍事は起こるのだろうか。





◆ACL決勝に進出した浦和レッズが、前代未聞の”赤っ恥”危機!(AsageiBiz)





◆復帰が見送られた大迫勇也、ブレーメン監督は次戦では「30~40分間の範囲で起用」と示唆(GOAL)



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レヴァークーゼン戦ではベンチ外となった大迫勇也。ブレーメン指揮官が試合後に復帰プランを口にしている。


日本代表FW大迫勇也は、26日に行われたブンデスリーガ第9節レヴァークーゼン戦も欠場。フロリアン・コーフェルト監督は、地元紙『ヴェーザークリーア』で次戦での同選手の起用をほのめかした。

9月中旬の練習でハムストリングを損傷し、離脱を余儀なくされていた大迫だが、ここ数日間は全体練習に復帰。コーフェルト監督はレヴァークーゼン戦に向けて出場の可能性を示唆していたため、少なくともベンチメンバーには含まれると予想されていたが、復帰はまたも見送られた。

そして、コーフェルト監督は2-2とドローに終わった敵地でのレヴァークーゼン戦後、大迫に関するプランを説明。現地時間30日、DFBポカール2回戦ではホームでハイデンハイム戦に臨むブレーメンだが、その試合では同選手は「メンバー候補の1人。30~40分間の範囲でのプレーを考えているので、ベンチスタートとなる」と明言した。

さらにブンデスリーガ第10節ではフライブルクをホームに迎えるブレーメンだが、同監督は「彼(大迫)は幸い、離脱期間が一番短かったので、フライブルク戦ではスタメン候補と考えている。それがプランだ」とも明かしている。


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◆復帰が見送られた大迫勇也、ブレーメン監督は次戦では「30~40分間の範囲で起用」と示唆(GOAL)


◆ブラサカ日本代表・高田監督が浸透させたい「鹿島スピリッツ」の真意(ゲキサカ)






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 ブラインドサッカー日本代表が7日、アジア選手権を終えて帰国した。3位に終わった日本代表の戦いぶりについて高田敏志監督はこう振り返った。

「考えて準備をすればここまでできるという思いと、でもまだやれることがあるという、両面がありました。必ず本番で借りを返せる可能性を感じています。僕たちの中で課題はわかっていますが、もっと選手のほうから『こうしたい』と一歩出てきてほしい、と感じています」

 そのために、次に選手たちが集合する11月2日~4日に予定される日本代表合宿までに、選手たちにある「宿題」を与えたという。

「次に集まるまでにこれから自分たちが勝つうえで何が必要なのか、意見を出してもらおうと思っています。特に主将の怜(川村)とGKの大介(佐藤)には『ここで一度、チームを壊すぐらい、意見をぶつけ合ってほしい』と話しました。それは僕への不満でも構わない。コーチ陣から僕への要求があれば、それもいいと思っています」

 これまでは高田監督、中川英治、上林知民コーチを中心とした首脳陣による緻密で丁寧な指導を選手たちが素直に聞き入れて遂行することで、急成長を促してきた。ただそれでも、現時点ではアジア選手権で優勝した中国、準優勝のイランに及ばない現実も残った。大会中、彼らにあって、日本に足りないものがあったという。高田監督が続ける。

「中国代表などは、ベンチで選手と監督がつかみ合いになるんじゃないか、というぐらい怒鳴り合いが凄かった。お互いに要求したいことをストレートにぶつけあっていたんです。私は、日本がそれをそのまま真似すればいい、ということを言いたいのではない。僕らは今までどの試合に対しても、いくつもプランを用意していて、たとえばプランAがダメならプランBに変えようと、それをすぐに選手が組織的に実行できることが強みでした。
 でもこれから日本がさらに伸びていくには、選手たちがそれぞれ『俺が(チームのために)こういうことができればチームの勝利に貢献できるかもしれない』という根本の考えを強く持ってほしいし、それがないとはじまらない。選手たちが試合中でも『こうしたほうがいい』と主張し、私たちが考えていることも集約しながら、勝利につなげていくことが僕らコーチ陣の仕事で、そうなることが理想的だと考えています」

 高田監督はそのために、先日、リーグ戦で首位に立った鹿島アントラーズのスピリッツの必要性を感じている。この夏、安部裕葵(バルセロナ)、安西幸輝(ポルティモンセ)、鈴木優磨(シントトロイデン)と日本代表クラスの主力3人が抜けたにも関わらず、だ。高田監督は同クラブOBの岩政大樹氏から聞いた話を例に出した。

「アントラーズは、負けたときにチームミーティングがなかったそうです。あそこは外国人を含めてみんなプロで常勝軍団なので、個々がやらなければいけないことはわかっていて、それをやりきれば勝てる。勝てなかったのは、やるべきことを個々がやれてなかったのではないか、とまずは自分たちにベクトルを向けて、個々でうまくいかなかったところを戻している。負けた後にミーティングをして修正を図るチームは多いですが、合議制が必ずしもプラスに働くかどうかはわかりません。かといって、アントラーズがとる手法も彼ら(ブラサカ日本代表)にあうかどうかはわかりませんが、気持ちの部分、気構えはプロと同じにできるんじゃないかと」

 鹿島に在籍経験がある別のOBはこう明かす。

「ピッチに出たら負けてはいけないという緊張感のある雰囲気が強さを支えている。それを築いたのは、結局、遊びのようなミニゲームでも負けることを極端に嫌ったジーコの姿勢が受け継がれているのだと思う」

ブラジルの英雄、ジーコが来日した当初、Jリーグはまだなく、鹿島の前身、住友金属サッカー部は社会人の2部リーグにいた。強くなかったチームが、そのスピリッツを叩き込まれ、勝つ経験を重ねることで「負けることは許されない」という空気が醸成され、常勝軍団の礎となった。今のブラサカ日本代表に「勝つ」経験は不足しているが、ジーコが植え付けたスピリッツは今からでも真似できる。そのことで、「勝つためにはこうしなければ」という使命感を植え付け、選手自ら主張できる人材を増やしたいのだ。

 振り返れば、歴史を塗り替えてきたチームは、選手が自らの感覚を信じて、首脳陣の指示を無視してまで賭けに出て、勝利につなげてきた。古くは1993年、プロ野球の日本シリーズ・ヤクルト―西武の第4戦。1-0でリードしていた七回、中堅を守っていた飯田哲也は、野村克也監督の指示を無視して極端な前進守備をとった。無死一、二塁のピンチで西武・鈴木健の安打に飯田が素早く反応し、二塁走者を本塁で刺して同点を許さなかった。もしベンチの指示通り中間守備をとっていれば、間違いなく同点だった。試合はそのまま1-0で勝ち、ヤクルトが初の日本一に輝くターニングポイントとなった。最近では、2015年ラグビー日本代表もリーチマイケル主将が、エデイ・ジョーンズ監督の指示に従わず、トライを狙う選択をして南アフリカ撃破につながった話はあまりに有名だ。新しい歴史を作るとき、選手は監督を超えていく。ブラインドサッカーの選手たちがそのステージに踏み込めるか。高田監督が言う「借りを返す」戦いはすでにはじまっている。

(取材・文 林健太郎)




◆ブラサカ日本代表・高田監督が浸透させたい「鹿島スピリッツ」の真意(ゲキサカ)





◆天皇杯準々決勝まとめ。そして4チームに絞られた…(FOOTBALLTRIBE)






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著者:クリシュナ・サドハナ(フットボール・トライブ・アジア)

10月23日(水)に行われた天皇杯の準々決勝では、8チームが準決勝進出をかけて戦った。J1からは鹿島アントラーズ、大分トリニータ、ヴィッセル神戸、清水エスパルス、サガン鳥栖。J2からはV・ファーレン長崎、ヴァンフォーレ甲府。そして日本フットボールリーグ(JFL)からのHondaFCだ。J2同士の対戦となった長崎と甲府は、この試合に勝利すれば準決勝への進出が保証された状況。J1の対戦は、神戸と大分、鳥栖と清水。そして鹿島が、ホームにHondaFCを迎えた形となった。

神戸と大分の対戦

ホーム試合となった神戸は、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタを欠いてはいるものの、バルセロナ出身のMFセルジ・サンペル、ベルギー代表DFトーマス・フェルメーレンが先発に。元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキと、元スペイン代表FWダビド・ビジャもベンチ入りした。トルステン・フィンク監督がこの試合を重要視していた証拠だろう。

一方、前回浦和レッズに印象的な1-0の勝利を収めた大分の片野坂知宏監督は、FW後藤優介に再び攻撃ラインを任せることとなった。また、レンタル元のクラブとは対戦する資格がないために浦和戦ではベンチにいなければならなかったFWオナイウ阿道も出陣。タイ代表MFティティパン・プアンチャンも怪我から復帰してベンチ入りした。

試合はバランスの取れたものだったが、56分に神戸の日本代表MF山口蛍がゴールを決め、最終的には神戸の勝利となった。しかし大分ファンは敗北して天皇杯から退くことになったにも関わらず、試合時間残り10分で登場したティティパンの姿に湧いた。大分にとっても、タイ代表の西野朗監督にとっても、この重要なミッドフィールダーであるティティパンの復帰は励ましのサインとなった。

鹿島とHondaFCの対戦

一方、J1のトップを走る鹿島は、JFLで頭角を現すHondaFCと対戦した。前節でHondaに敗北した浦和の二の舞になることは避けたい鹿島。大岩剛監督はHondaを過小評価せず、重要選手陣を揃えて試合に臨んだ。MF土居聖真、遠藤康、名古新太郎、永木亮太らがそろい踏み。そして土居と遠藤のコンビネーションが、65分に試合を決定づけるゴールとなる。Honda守備陣の厳しいマークの中、遠藤が土居に正確なクロスを届け、土居がシンプルにそのクロスをゴールに向けた。Hondaの挑戦や姿勢は素晴らしかったと思う。勇敢なアマチュアチームにとって、鹿島は常に太刀打ちし難い相手だ。しかし少なくともHondaは、大きく胸を張ってこの試合を後にした。

清水と鳥栖、長崎と甲府

清水のFWドゥトラ・ジュニオールが15分に決めたゴールは、ホーム試合となった鳥栖を見送るのに十分すぎた。清水にとって天皇杯準々決勝3度目の1-0の結果となった。鳥栖は85分にFW金崎夢生がイエローカードを受けて退場し、10人で試合を終えた。J2の長崎と甲府の対戦は長崎のホームで行われ、試合でも拮抗した様子を見せた。試合開始20分の間に長崎のFW吉岡雅和(9分)とMF新里涼(14分)が得点すると、31分に甲府のFW太田修介がそれを追う得点。結果は2-1となり、長崎がJ2唯一の代表として準決勝に向かう。九州チームとしては2013年の鳥栖以来となる。

しかしながら、準決勝で長崎には非常に困難な状況が待っていると言えよう。長崎は、12月21日に強者鹿島とのアウェイ試合となることに。同日には神戸と清水が、神戸のホームで準決勝試合を行う予定だ。


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◆天皇杯準々決勝まとめ。そして4チームに絞られた…(FOOTBALLTRIBE)


◆混戦のJ1優勝争い。上位陣それぞれの不安材料と理想のシナリオは?(Sportiva)






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■シーズン終盤で、優勝争いが激しさを増しているJ1。ここから抜け出してリーグ制覇を達成するのはどのクラブなのか。元日本代表の福田正博氏が上位クラブそれぞれの展望を考察した。

 今シーズンのJリーグも残すところ、あと5節。今年もまた、優勝争いは最終節まで激しいものになりそうだ。

 第29節を終えた時点で、首位の鹿島アントラーズと2位のFC東京が勝点56で並び、1差で追う3位に横浜F・マリノスがつけている。勝点50の4位にサンフレッチェ広島、勝点49のセレッソ大阪が5位、3連覇を狙う川崎フロンターレは勝点48で6位という状況だ。

 ルヴァンカップで優勝した川崎フロンターレは、3連覇が苦しくなってきた。ガンバ大阪と対戦した第28節は先制されながらも、後半に大島僚太の同点弾、レアンドロ・ダミアンの逆転弾でリードを奪ったものの、G大阪の粘りの前に勝ちきれずに2−2の引き分けに終わった。

 この展開こそが、今シーズンの川崎を象徴していたと言ってもいいだろう。G大阪戦を含めた引き分けは12試合。これはJ1でもっとも多い(第29節終了時)。今季はリードを守りきれず、内容は勝点3に限りなく近いものの、実際には勝点1しか手にできなかった試合は数多く、そうして取りこぼした勝点によって、3連覇への視界はかなり悪い。

 ただ、川崎の現状のチーム力は、残り5試合を5戦全勝できるだけのものはある。勝点15を上積みしたとしても、優勝は難しい状況に追い込まれてはいるが、彼らには来季のACL出場権獲得の使命もある。攻撃陣は好調を維持しているのに加え、大島僚太をはじめとした故障者たちも戦線に戻りつつあるため、王者が連勝で意地を見せる可能性は高い。

 川崎は残り5節で広島、鹿島、浦和、横浜FM、札幌と戦うが、川崎よりも上位にいる鹿島、横浜FM、広島にとっては、これ以上に厄介な相手はいない。

 首位を走る鹿島にとっては、川崎戦がターニングポイントになる可能性は高い。今季は夏場にFW鈴木優磨(シント=トロイデン)、FW安部裕葵(バルセロナB)、DF安西幸輝(ポルティモネンセ)などがチームを去ったが、新たにFW上田綺世(前法政大)、FW相馬勇紀(前名古屋)、MF小泉慶(前柏)を補強。上田や小泉の頑張りなどもあって、第28節でついに首位の座を奪取した。

 しかし、気がかりもある。それは故障者の多さだ。とりわけレオ・シルバ、セルジーニョという勝負を決めることの多い外国人選手がいないのは痛い。とくにレオ・シルバ不在で中盤の構成力は格段に落ちている。そうしたなかで川崎との対戦が控え、その翌節には広島も待ち構えている。苦しい状況でも勝つ術や経験則を鹿島は持っているとはいえ、故障者の復帰が間に合わないようだと、9度目のリーグ優勝は厳しくなるだろう。

 FC東京はホームスタジアムをラグビーW杯の影響で使えず、アウェーで連戦の厳しい日程のなかで鹿島にかわされて2位に陥落。本拠地でプレーできない疲労度を考えれば、よく戦っていると言える。しかし、リーグ優勝にはここからが正念場だ。

 残り5戦は、大分、磐田、湘南、浦和、横浜FMと対戦するが、残留争いに身を置くチームとの対戦が多く、対戦カードに恵まれているように映る。

 しかし、残留争いをするチームがこの時期に出すパワーは別物。下位チームに足もとをすくわれて優勝争いから転落したチームは過去にいくつもある。

 FC東京にとっての不安材料は、残留争いをするチームは、まず守備を固めて勝点1を狙ってくるということ。FC東京は永井謙佑とディエゴ・オリヴェイラという2トップのパワーとスピードを活かして得点を奪い、固く守り切りながら勝点を積み上げてきた。だが、下位のクラブといえども、相手に引かれて中央の守備を固められると、打開するのは容易ではない。

 長谷川健太監督のサッカーでは、下位相手に勝点1を逃すことはないだろうが、得点パターンがそこまで豊富ではないだけに、ゴールを奪えないようだと勝点3を上積みできない可能性はある。そこに対して、長谷川監督がどういった手腕を発揮するかは、終盤戦の見どころのひとつだ。

 優勝争いのダークホース的な存在は、横浜FMだ。彼らの攻撃的なスタイルは、安定感には欠けるものの、J1ナンバーワンと言える爆発力がある。ただし、彼らが2004年以来となるリーグ優勝に向けては、どのタイミングで首位に立つかが分岐点になりそうだ。

 鳥栖、札幌、松本、川崎、FC東京との対戦を残すが、彼らのスタイルだと、早い時期に首位に立ってしまうと、首位の座を守ろうとすると、奔放な攻撃サッカーの勢いが鈍る危険性がある。最終節を迎えるまでは勝点1差内の2位か3位につけ、ホームでの最終節で勝利して優勝を決めるというシナリオが理想的ではないか。

 昨季2位の広島は、今季もしぶとく戦いながら4位につけている。城福浩監督のもとで本当によく戦っているし、勝ち点差7の彼らにもワンチャンスは残されている。そのポイントになるのが外国人FWだ。ドウグラス・ヴィエイラとハイネルがいかに得点機を生み出せるかにかかっている。

 残り5試合は、浦和、川崎、鹿島、湘南、仙台との対戦が待っているが、上位直接対決をしっかりとモノにして勝点3を上積みできれば栄冠に近づくし、逃すようだと3位以内も厳しくなるだろう。そして、5位につけているセレッソにも、優勝の可能性は十分ある。FC東京と同様に上位との対戦が少ないのだが(湘南、松本、神戸、清水、大分)、対戦相手の残留争いも関係してくるだけに、簡単な試合はないだろう。

 いずれにしろ、優勝争いは最終節までもつれそうだ。優勝を争っているクラブは、長いシーズンを苦闘しながら戦ってきた。だからこそ、12月7日のJ1最終節では、優勝を勝ち取るクラブへ、大きな注目と喝采を送ってもらいたい。

◇プロフィール 福田正博(ふくだ・まさひろ)
1966年12月27日神奈川県生まれ。176cm。日本リーグ時代、三菱(現・浦和)に入団し93年からJリーグへ。95年50試合32得点で、日本人初のJリーグ得点王に。日本代表45試合9得点。02年現役引退。S級ライセンス取得後、2008年から浦和レッズコーチに就任。現在はサッカー解説者として『SUPER SOCCER』(TBS)など各媒体で活躍。




◆混戦のJ1優勝争い。上位陣それぞれの不安材料と理想のシナリオは?(Sportiva)





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