「前半から勝負をつけるぐらいの強い気持ちで」
鹿島アントラーズの常本佳吾が6月14日、オンラインでのメディア対応に応じた。同16日に行なわれる天皇杯2回戦のY.S.C.C.横浜戦に向けて意気込みを語った。
クラブ創設30周年を迎える今季、タイトル獲得は最重要課題となる。川崎フロンターレが独走状態にあるリーグ戦を「あきらめたわけではない」が、天皇杯、そして準々決勝に進出しているルヴァンカップ、ふたつのカップ戦で「必ずタイトルを獲りたい」と気合いを入れる。
総理大臣杯や関東大学リーグなど、明治大時代には多くのタイトルを経験してきた。優勝の二文字がチームをグッと成長させることを熟知している。右SBのレギュラーに定着しつつある大卒ルーキーは、「タイトル獲得に絡めれば、必ず個人の成長につながる」と意欲的だ。
2回戦の相手は、2つカテゴリーが下のJ3のYS横浜。一発勝負のトーナメントでは波乱が起きやすいが、常本は「きれいなことをするのではなく、泥臭く」と気を引き締める。また、天皇杯で川崎と対戦したこともあるなど、大学時代の経験も活かすつもりだ。
「(カテゴリーが)下の立場のときは、前半は必ずゼロで終わるっていうことを明治としてはやっていました。それを逆手にとって、自分たちは前半から勝負をつけるぐらいの強い気持ちで。そこがひとつポイントになるかなと思います」
相手につけ入る隙を与えず圧倒できるか。攻守の両局面でアグレッシブに振る舞う常本のプレーにも注目だ。
構成●サッカーダイジェストweb編集部
◆「きれいなことをするのではなく」鹿島右SB常本佳吾、YS横浜との天皇杯2回戦は「泥臭く」戦う覚悟(サッカーダイジェスト)