
日刊鹿島アントラーズニュース
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2023年3月6日月曜日
◆【鹿島】鮮やか今季初ゴールのアルトゥール・カイキ「自分が考えていたより、もっといい選択肢に」。ピトゥカ、安西と完璧な崩し(サカノワ)

「今年たくさん得点を決める、その最初のゴールになってほしいですね」
[ルヴァン杯 GS1節] 柏 – 鹿島/2023年3月8日19:00/三協フロンテア柏スタジアム
鹿島アントラーズのブラジル人MFアルトゥール・カイキ(ARTHUR CAÍKE)が3月6日、先日の横浜FC戦での鮮やかな今季初ゴールを振り返り、さらに2日後のルヴァンカップ・グループステージ1節の柏レイソル戦に向けて抱負を語った。
J1リーグ3節の横浜FC戦では後半アディショナルタイム、前線から降りてきてのボールキープから起点になり、そのままゴール前へ駆け上がる。そしてディエゴ・ピトゥカ、安西幸輝を経て、クロスをカイキが鮮やかに突き刺した。
「ベンチスタートのメンバーは、試合を決定づける仕事が求められます。ベンチにいる時間の中で試合の流れから、相手の弱いところを探しています。そこをしっかり突けたことが、いい結果につながったと思います」
そう語るカイキは、最高の選択肢を見つけてくれたと、中央を持ち上がったピトゥカ、クロスを上げた安西に感謝した。
「流れからピトゥカ選手、安西選手とトライアングルを作り出し、最初はピトゥカ選手とのワンツーができるかもしれないとイメージしました。そこから安西選手を経由し、来日してからずっと自分を見てくれていたかのようなクロスを上げてくれました。
自分が考えていたより、もっといい選択肢を、ピトゥカ選手と安西選手が選んで、自分が仕留めるポジションに一気に入れたことが大きかったです」
来日3年目、6月で31歳になるカイキは「試合を決定づけ、勝利をもたらす1点になったことは嬉しいです。今年たくさん得点を決める、その最初のゴールになってほしいですね」と喜んだ。
途中出場でのカイキの活躍は、チーム力をぐっと押し上げる効果をもたらした。彼自身もいかなる時でも試合に出られる準備はできていると言う。
「外で見ている時は、自分の特長をこの相手にどのように生かすかを考えていました。ものすごくいい選手が揃っているので、必要とされた時、スタートだろうと、ベンチだろうと期待に応える準備をしています。スタメンの11人が安心できないようなポジション争いで、チームの底力を高い意識でこれからも示していきたいです」
そしてカイキは柏戦に向けて、「まず継続が大事だと思います。チームとして取り組んでいるものを継続し、連勝が求められるチーム。そのためにも、サポーターの方々に足を運んでもらって、皆さんの声援で後押ししていただければと思います」と決意を示した。
◆【鹿島】鮮やか今季初ゴールのアルトゥール・カイキ「自分が考えていたより、もっといい選択肢に」。ピトゥカ、安西と完璧な崩し(サカノワ)

◆【J1リーグ2023】第3節で躍動!絶対に外せない選手TOP6(FOOTBALL TRIBE)

3月3日、4日に開催された2023明治安田生命J1リーグ第3節。トピックとしては、アルビレックス新潟が北海道コンサドーレ札幌と2-2で引き分け昇格組ながら無敗続行。川崎フロンターレ対湘南ベルマーレの「神奈川ダービー」は1-1のドロー。ヴィッセル神戸対ガンバ大阪の「神阪ダービー」はホームの声援を受けた神戸が4-0の快勝で、J1唯一の3戦全勝とするなどがあった。
ここではJ1第3節全9試合のなかから、アンタッチャブルプレーヤー(絶対に外せない選手)を6人選出し、ランキング形式で紹介する。
5位:藤井智也(鹿島アントラーズ)
昨2022シーズン、サンフレッチェ広島で序盤戦からスタメン出場していたMF藤井智也だが、後半戦は出場機会が激減した。今シーズンは鹿島アントラーズで開幕を迎え、ここまで3試合連続スタメン出場。第3節では最大の武器であるスピードを発揮し、前半9分に早速横浜FCのDF2人をかわしてシーズン初であり移籍後初となる得点を記録した。
同試合では後半10分にもGKとの1対1を制してネットを揺らすも、これはVARが介入してFW鈴木優磨が競り合いMF樋口雄太に繋いだ場面がオフサイドの判定に。それでも後半34分に交代するまで持ち前のスピードで何度も紙一重のチャンスに絡み、鹿島でも当面はスタメンに定着する可能性は高い。試合の序盤から組み立てに関与する機会を増やせれば、シーズンを通してコンスタントに得点に絡むのではないか。
その他、塩谷司、石原広教、酒井高徳、白井康介、齊藤未月はこちらから↓
◆【J1リーグ2023】第3節で躍動!絶対に外せない選手TOP6(FOOTBALL TRIBE)
◆J1リーグ「株上げ必至」新天地で輝く7人 好プレーで“即”貢献の新戦力を厳選(FOOTBALLZONE)

【識者コラム】飛躍を感じさせる新天地移籍組7人をピックアップ
J1リーグは開幕から3試合を終え、各クラブの明暗が分かれた。そのなかで、注目すべきポイントの1つが新天地で輝きを放つ選手の存在だろう。ここではシーズン序盤からインパクトを残し、さらなる飛躍を感じさせる「株上げ必至」の新天地移籍組7人をピックアップして紹介する。
町田から新加入のMF佐野が、鹿島の中盤で圧倒的なボール回収力を発揮
■佐野海舟(MF/鹿島アントラーズ ← FC町田ゼルビア)
“名は身体を表す”と言うが、中盤で圧倒的なボール回収力を発揮する。4-3-3のアンカーとしてMF樋口雄太やMFディエゴ・ピトゥカに攻守両面で前向きなプレーをさせるなど、J2町田から鹿島に来て1年目とは思えないほど、開幕戦から欠かせない存在となっている。攻撃面のタスクはボールを奪ってからのファーストパスの質だが、少なくとも簡単にボールロストするようなことはなく、左右のウイングにシンプルにボールを預けるシーンが目を引く。局面でボールを奪うだけでなく、全体を動かせるようなってくれば、鹿島のチームとしての強度がさらに上がって行きそうだ。
■小泉 慶(MF/FC東京 ← サガン鳥栖)
“兄貴”の異名をとるほどリーダーシップに溢れる獅子奮迅のMF。加入してすぐにアルベル・プッチ・オルトネダ監督の信頼を勝ち取り、4-3-3のインサイドハーフとして開幕戦から3試合フル出場を果たしている。セカンドボールの奪取力が非常に高く、トランジションから幅広くボールに関わりながら、相手が狙う危険なところも見逃さない。中盤の主力の1人であるMF松木玖生がU-20アジアカップで数試合いないこともあり、予選を突破した場合に5月のU-20ワールドカップでさらに欠くことを想定すれば、MF東慶悟やMF塚川孝輝と連係や立ち位置の関係を強化して、もっとバイタルエリアに関わっていくようなシーンを増やして行ければ、守備の安定を確保しながら得点チャンスを増やしていけそうだ。
(河治良幸 / Yoshiyuki Kawaji)
◆J1リーグ「株上げ必至」新天地で輝く7人 好プレーで“即”貢献の新戦力を厳選(FOOTBALLZONE)
◆「佐野海舟の大冒険!」鹿島新戦力MFのド迫力ドリブル突破にファン注目!「デヨングいた」「本当に逸材」(サッカーダイジェスト)

「圧倒的な奪って運ぶ力」
力強い推進力あるプレーが話題だ。
鹿島アントラーズは3月4日、J1リーグ第3節で横浜FCと敵地で対戦し、3-1で勝利を収めた。
今季の新加入MF佐野海舟は3試合連続でスタメン出場を果たし、攻守両面でタフに戦い、勝利に貢献した。
そんな佐野のプレーをJリーグの公式ツイッターが「佐野海舟の大冒険」「圧倒的な奪って運ぶ力」と綴り、アップロード。50分、自陣でキープするとドリブルを開始。寄せてくる相手をものともせず、力強く突き進み、鈴木優磨とのワンツーから好機を演出した。
この投稿にフォロワーも反応。「佐野海舟選手は本当に逸材だよな」「鹿島の強化部マジ神」「これぞ、海舟!」「デヨングいた」「凄い」といった声が上がった。
これまでJ2の町田で活躍してきた佐野にとって、今季が自身初のJ1でのプレー。注目の22歳は期待に応えるパフォーマンスで奮闘を続けている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
◆「佐野海舟の大冒険!」鹿島新戦力MFのド迫力ドリブル突破にファン注目!「デヨングいた」「本当に逸材」(サッカーダイジェスト)

◆鹿島から東京Vで武者修行のDF林尚輝、初先発は“新境地”アンカー役「新しい自分を見つけられるかもしれない」(ゲキサカ)

味スタ🏟、緩和されて、試合観戦場所がピッチに戻りました。試合前久しぶりだなーとキョロキョロしてたら、#林尚輝 選手のチャントが!移籍後初先発でした。終わって少し話をしたところ、すっかりチームにも溶け込んでいる様子。起用されたボランチもチャンスと捉えて意欲的に取り組んでいるようです pic.twitter.com/2UlMhDidqw
— 高城 光代 (@takagimiii) March 5, 2023
[3.5 J2第3節 東京V 0-0 甲府 味スタ]
鹿島アントラーズからの期限付き移籍で東京ヴェルディに加入したDF林尚輝が、アンカーのポジションで今季初先発を果たした。「新しい自分を見つけられるかもしれないということで、すごく楽しみでポジティブに感じている」。かつては大学屈指のセンターバックとして名を馳せた24歳。それでも任された役目と真摯に向き合い、J2の舞台で新境地を切り拓こうとしている。
昨季天皇杯王者のヴァンフォーレ甲府をホームに迎えたJ2第3節。前節の大分戦(●0-1)で途中出場し、中盤の一角で東京Vデビューを果たした林が、さっそく初先発のチャンスを手にした。ミッションは守備に安定感を加えること。「前節の課題がセカンドボールの回収やそこの強度だったので、自分が強度を高めたいという思い」で味の素スタジアムのピッチに立った。
今季の東京Vは守備時に4-4-2ベースでブロックを構えつつも、プレッシングや攻撃では中盤を3センター気味に組むシステム。林は中盤のアンカー役として新境地に挑んでいるが、初めからうまくいくことばかりではなかった。
試合序盤は360度の視野でポジション取りが求められる持ち場で、課題が露呈する場面も頻発。前半11分には甲府のプレッシングにハマった状態でボールを受けさせられ、咄嗟に出した縦パスを奪われて相手のカウンターを受けた。またその後はビルドアップになかなか関わることができず、チーム全体の攻撃が停滞。次第に左ウイングのMF梶川諒太のサポートを受けることで、ようやくボールが回り始めた。
中盤でのプレーは大阪体育大時代以来。プロの公式戦で初めての経験となれば、難しい場面が多く出てくるのは無理もない。林自身も「前半からポゼッションのところでうまくいかない可能性は少なからず考えていた」と振り返りつつ、「相手が2トップで来た時、自分がその間にポジションを取る時の立ち位置だったり、サイドバックにボールが入った時のサポートの仕方だったりはまだまだ経験不足感があった」と真摯に認める。
もっとも、困難を強いられた中でも冷静さを失うことはなかった。ボールポゼッション時には単にビルドアップから逃れようとするのではなく、周囲の選手がボールを動かしやすい立ち位置をキープ。前半途中から梶川が中盤のフォローに下りてくる場面が増加したのは、林のキャラクターを活かす上での解決策でもあったようだ。
「自分の立ち位置の責任もあって、前半から自分のところにボールが入りづらい感じはあったので、縦に入った後のサポートを意識していた。コシくん(DF山越康平)にも縦に入れるように伝えていた」。あえて相手を引きつけるポジションを取りながら縦へのパスコースを空け、前にボールが入ってからのサポートに専念。その結果、前半途中からの攻勢につながっていた。
また後半にはさらに改善を続け、林が最終ラインに下りて顔を出す場面が増えた。「最初は落ちないでやろうと話していたけど、後半からはテンポを作るために自分が落ちて、脇とかで引き出してやりたい思いで入った。うまくいった部分もあったし、それでボール回しもスムーズになった」。相手の前線2枚に対し、CB2枚と林でボールを回すことにより、不用意なボールロストはほとんどなくなった。
そこからはボランチらしい配球も何度か見られた。「前をパッと見た時に出さないほうがいいかなというところで失った部分もあったので、判断を周りとも合わせていかないといけないけど、攻撃のスイッチが入った時の選択はよかった部分もあったと思う。後半はFWにつけるのか、中盤3枚の脇につけるかの判断は良かった」と手応えも得たようだ。
そうした試行錯誤のプレータイムは後半25分で終了。鹿島時代は長期の負傷離脱が続いていたため、この日は約1年半ぶりとなる公式戦での先発機会とあり、コンディションにも配慮しての采配だった。
林の感覚としては「90分やれるのかという不安要素はあったと思うけど、まだまだ出られるかなというのはあった」という。それでも十分な出場時間を経験できたことは大きな一歩。「ここからかなというところで代わって残念な気持ちはあるけど、最近は練習試合も含めて出場時間が伸びてきているので、もうそろそろ90分でも大丈夫じゃないかと思う」と前向きな展望も語った。
このままボランチでのプレーを続けていくのであれば、この日出た課題を一つ一つ突き詰めていくのは不可欠。また持ち前の守備力に関しても「もっと圧倒しないといけない。セカンドボールをもっと拾えたシーンもあったし、取った後のボールをつなげたシーンもあったし、そもそも強く行って取り切るシーンをもっともっと増やせるはず。長所としても今日の試合では許されない。もっとやっていきたい」と満足しているわけではない。
それでも再びJ1の舞台に返り咲くため、ボランチでのチャレンジを血肉としていく覚悟はできている。また新たなプレーの幅を広げていくにあたって、J2の舞台を最大限活用する心構えもできている。
「戦術的にボールをこう動かして、自分がこう動いて、このタイミングで入るという点ではJ2のクラブはしっかりやっているし、そこがいまの自分に足りない部分。ヴェルディは特にそこが上手いチームだし、自分がそれをできるようになったら、いっそう自分のプレーの幅も広がると思う。CBにも活きると思うので積極的に学ぶ姿勢を見せながらやっていきたい」
所属元の鹿島ではセンターバックにDF昌子源、DF植田直通という強大な存在が加入してさらに競争が白熱し、守備的なボランチにも新加入MF佐野海舟が台頭。「鹿島の試合はいまも見ているし、鹿島で試合に出るためにもここに来たのが一つ理由でもある」という林にとって、目指すべきはレンタルバックの権利だけでなく、鹿島の基準でも通用するような存在になることだ。
「ここでなんとしても結果を出さないと、あの人たちと肩を並べられない。オーガナイズ、スペースへの入り方、ローテーションの関わり方など、いまのほうが質が高い部分もあると個人的には思っているので、ここでいまの鹿島の人たちにない強みも身につけて戦っていきたい」。覚悟のシーズンが始まった。
(取材・文 竹内達也)
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◆上田綺世、日本代表のエースストライカーに名乗り。セルクルで衝撃2ゴール!! 最近6戦6得点(サカノワ)

上田らしい抜け出しから――。
[ベルギー1部 28節] セルクル・ブルージュ 3-1 セラン・U/2023年3月4日18:15(日本時間5日2:15)/ヤン・ブレイデルスタディオン
ベルギー1部セルクル・ブルージュの日本代表FW上田綺世がセラン・ユナイテッド戦、1-1で迎えた32分と55分に2ゴールを奪い、逆転勝利に大きく貢献した。上田は今季リーグ通算13ゴールに伸ばした。
まさに上田らしい無駄のないゴールだった――。
上位4チームによる決勝ラウンド進出に可能性を残したいセルクルは先制されながらも31分に追い付く。するとそのキックオフ直後の1分後、ルーズボールに反応した上田が左足でコントロール。DF2人の間を抜けて、右足でねじ込んでみせる。
さらに55分、自身のプレッシングから相手ミスを誘発。その流れからスルーパスに抜け出した上田が右足で鋭いショットを突き刺して、この日2点目! チームは3-1とリードを広げ、そのまま逃げ切ってみせた。
鹿島アントラーズから加入1シーズン目の上田は、ここ最近リーグ6試合で6ゴールと絶好調。チームは10勝10分8敗の勝点40で、UEFAヨーロッパリーグ出場権を争うプレーオフ圏8位につけている。決勝ラウンドまでは6ポイント差だ。
カタール・ワールドカップ(W杯)を経て最初となるサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)の活動が、今月に行われる(24日ウルグアイ代表戦@国立、28日コロンビア代表戦@ヨドコウ桜)。日本のエースストライカーへ――名乗りを上げる圧巻の活躍ぶりだ。
◆上田綺世、日本代表のエースストライカーに名乗り。セルクルで衝撃2ゴール!! 最近6戦6得点(サカノワ)
◆【番記者の視点】植田直通がもたらすもの 「うまい」より「いやらしく」 鹿島復権のピースになるか(報知)

◆明治安田生命J1リーグ▽第3節 横浜FC1―3鹿島(4日・ニッパツ三ツ沢)
【鹿島担当・内田知宏】隣で試合を見ていた鹿島OBで、元日本代表DFの伊野波雅彦さんは試合終了のホイッスルが鳴ると「今日のMVPは植田だね。(相手に)何もさせなかった」と席を立った。藤井智也、鈴木優磨に今季初ゴールが飛び出し、アルトゥール・カイキが試合を決めた。後半44分から逆転負けを喫した前節・川崎戦の反省を生かし、追いつかれても後ずさりせず、前に出て3得点。快勝を支えた1人に、植田直通が挙げられる。
試合を通して高さで負けなかったのは言うまでもなく、後半30分、ゴール至近距離からのシュートブロックはまさに値千金だった。追いつかれても、勝ち越しても揺れないプレーを見せた。この試合に限らず、カウンターにもうまく対応し、スピードを落とさせる。「自分はDFなので、体を張ることが仕事です。チームのために働こうとずっと思っている。そういうプレーが出たのは良かったし、失点につながるのを阻止できたのは僕にとっても自信になる。これからも続けていければと思います」。植田の表情はすがすがしかった。
ここ数年、鹿島の試合を見て漠然と感じていた。守備で不格好な対応をするシーンが減った、と。昔と違い、センターバックに器用な選手が立つようになった。高さ、強さに加え、スピードがあり、キックも正確。強いタイプのセンターバックを多く輩出してきた鹿島も、時代に倣った。その影響か、そんなに足を広げられるの?だったり、相手とくっつき過ぎて将棋倒しのようになったり、見た目が不格好なシーンを目にする機会は減った。
日本代表でもセンターバックとして活躍した岩政大樹監督に聞いた。本職とそうでない選手の違いはどこに見えるのか。「ボールを奪うことの優先順位。本職は、そうではない選手と比べて奪うことの優先度が低い。(センターバックは)相手(選手、チーム)の動きを止めることをまず考える」。答えは明快で、守備の順番はボールではなく、相手。そうなれば、大きな違いとなって見えることがあってもおかしくない。規則性のない人に合わせる分、おかしな体勢になるのではないか。
あっさり決められる失点、いわゆる安い失点が多く、鹿島は勝ちきれないシーズンを過ごしている。今季G大阪から移籍加入した昌子源とともに、日本代表レベルで戦ってきたセンターバックの存在は、勝利の可能性を高められる存在になるばかりか、大器の関川郁万ら若手、DFラインではないチームメートにも気づきを与えるような気がする。岩政監督が「手本」として獲得した狙いが、ここにありそうだ。
秋田豊さんが現役時代に言っていた。「鹿島のセンターバックは嫌われてなんぼ。相手の嫌がる守備をするからね」。鹿島の守備の伝統は、うまいよりもいやらしく。ショッキングな川崎戦敗戦から、連敗をしなかったチーム。そして植田の存在感。この先の戦いに光を感じられる快勝劇だった。
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