日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年10月29日月曜日

◆[Jユースカップ]クラセン王者・清水、鹿島撃破のG大阪などがベスト8進出(ゲキサカ)





 2018Jユースカップ第26回Jリーグユース選手権大会は27日と28日、静岡県の時之栖スポーツセンターで3回戦を行い、ベスト8が決まった。

 夏のクラブユース選手権優勝の清水エスパルスユースは、MF佐野陸人の先制ゴールを皮切りに前半だけで5得点を奪うなど、水戸ホーリーホックユースに6-1で快勝。前回大会準優勝のガンバ大阪ユースは、後半39分にFW原田烈志がゴール前のこぼれ球を押し込み、1-0でプレミアリーグEAST首位・鹿島アントラーズユースに競り勝った。

 前回大会3位のサンフレッチェ広島ユースはFW大堀亮之介の2ゴールなどによってベガルタ仙台ユースに3-1で逆転勝ち。ヴィッセル神戸U-18は延長前半8分にMF船越大夢が決勝ゴールを決め、FC東京U-18とのプレミアリーグ勢対決を制した。

 柏レイソルU-18はFW正田徳大の決勝点によって栃木SCユースを1-0で撃破。横浜F・マリノスユースはトップ昇格内定のMF椿直起の先制ゴールなどによって、名古屋グランパスU-18に3-0で快勝した。

 また、北海道コンサドーレ札幌U-18はDF福田心之助が決勝点となるPKを決め、V・ファーレン長崎U-18に1-0で勝利。アルビレックス新潟U-18もFW本田修也の挙げた1点を守り、準々決勝進出を決めている。

 準々決勝は3日(ノエスタ)と4日(NACK)に行われ、新潟とG大阪、広島と神戸、横浜FMと札幌、柏と清水がそれぞれ対戦する。

【3回戦】(10月27日)
[時之栖]
サンフレッチェ広島ユース 3-1 ベガルタ仙台ユース
[広]大堀亮之介2(23、44分)、桂陸人(54分)
[仙]工藤蒼生(20分)

ヴィッセル神戸U-18 2-1(延長)FC東京U-18
[神]船越大夢2(33、98分)
[東]小林里駆(90分+2)

栃木SCユース 0-1 柏レイソルU-18
[柏]正田徳大(35分)

清水エスパルスユース 6-1 水戸ホーリーホックユース
[清]佐野陸人(4分)、青島太一2(17、43分)、丸山優太朗2(34、35分)、小川雄一郎(85分)
[水]澤田大哉(25分)

(10月28日)
[時之栖]
大分トリニータU-18 0-1 アルビレックス新潟U-18
[新]本田修也(40分)

ガンバ大阪ユース 1-0 鹿島アントラーズユース
[G]原田烈志(84分)

横浜F・マリノスユース 3-0 名古屋グランパスU-18
[横]椿直起(23分)、岩澤桐人(62分)、ブラウンノア賢信(90分+2)

北海道コンサドーレ札幌U-18 1-0 V・ファーレン長崎U-18
[札]福田心之助(64分)

【準々決勝】(11月3日)
[ノエスタ]
アルビレックス新潟U-18(11:00)ガンバ大阪ユース
サンフレッチェ広島ユース(14:00)ヴィッセル神戸U-18

(11月4日)
[NACK]
横浜F・マリノスユース(11:00)北海道コンサドーレ札幌U-18
柏レイソルU-18(14:00)清水エスパルスユース


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◆[Jユースカップ]クラセン王者・清水、鹿島撃破のG大阪などがベスト8進出(ゲキサカ)



◆乾貴士、ヘタフェ戦前に柴崎岳と話していた内容は…「お互い苦しいけど頑張ろうと」(GOAL)






28日のリーガ・エスパニョーラ第10節、ヘタフェ対ベティスは2−0でヘタフェの勝利に終わった。ヘタフェMF柴崎岳、ベティスMF乾貴士の日本人対決としても注目されたが、両選手はともにベンチスタートで、出場機会を得られなかった。試合後には乾が、この一戦の感想と自身の現状について語っている。

ベティスはボールこそ保持したものの、ヘタフェの堅守を崩し切れず、後半に2点を奪われて敗戦を喫した。乾は自チームのパフォーマンスについて、次のように振り返った。

「前半の立ち上がりはすごく良かったと思います。たらればになりますが、あそこで点を取れていれば変わっていたかなと。相手のプレッシャーがすごく良くてはまってしまったところがあります。こういう相手はエイバルなど、これからも出てくるので、それをどう崩していくかっていうのが大事になります」

「特に最後のアタッキングサードの崩しの形を、もうちょっと考えないといけませんね」

「リーグでは3連敗なので、ちょっと厳しいかなというのはあるけど、チームが立て直せるチャンスはあると思ってます。次のホームでのセルタ戦もそうだし、まずはアウェーの国王杯で、勝てるようにやっていかないと」

ベティスのキケ・セティエン監督は、交代カードを1枚残したまま試合を終えた。

「1枚余っていたけど、それだけ後ろの選手はともかく、前で使える選手がいなかったというところだと思うし、自分が監督の考えの中に入っていなかったんだなと。その信頼をもう一回勝ち取っていければと」

ベティスの次戦は11月1日のコパ・デル・レイ・ベスト32、アウェーでのラシン・サンタンデール戦。ここ2試合出場機会のなかった乾だが、出番が回る可能性は高い。

「国王杯では主力の疲れを考慮して、チャンスはあると思うので、そこでアピールできれば。しっかりやりたいです」

この試合前の練習で、乾は柴崎と何かを話し込んでいた。一体、どういった内容だったのだろうか?

「お互いの現状とかいろいろね。お互い試合に出れてなくて、まあ俺はちょこちょこ出ているけど、結果を出せていない。苦しい状況になりつつあるので、その中でお互い頑張ろうと。まあ、やるしかないので頑張っていきたいです」


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◆乾貴士、ヘタフェ戦前に柴崎岳と話していた内容は…「お互い苦しいけど頑張ろうと」(GOAL)





◆大岩剛監督が褒める鹿島の成長度。 ACL決勝に進出し「非常に伸びた」。(Number)



大岩剛 Go.Oiwa


 終了間際の逆転劇で第1戦をホームで3-2と勝ちきった鹿島アントラーズは、韓国へ渡り、ACL準決勝第2戦の水原三星戦に挑んだ。

「第1戦の3-2というのはまったくないものと考えている。試合の状況や流れを見ながら判断し、ピッチとベンチの繋がりをしっかりもつことが大事。悲願という話もあるが、上を見るのではなく、明日の試合しっかり勝ってファイナルへ進むことしか考えていない」

 前日会見で鹿島の大岩剛監督がそう言えば、水原の指揮官ソ・ジョンウォンはこう返す。

「確かに我々はアウェイで2ゴールを決めているが、不利な状況にあるのは間違いない。負けている状況なので、攻撃に出る。大切はなのは中盤でボールを握ること。我々にはあとはない」

 攻撃的な選手として代表や欧州でも活躍したソ・ジョンウォンは47歳。大岩とは2歳差の同年代だ。8月下旬、辞任を表明してチームを離れたが、10月中旬に復帰。その後公式戦3連勝で、チームの雰囲気は非常に良いと話していた。

「ここ最近の試合を分析していても、選手たちの前向きな姿勢を感じた。監督が戻ってきてから、良いマネージメントが行われている。我々はその勢いを受けずに、主導権を握って戦っていきたい」と、大岩も第1戦で相手の変化に気づいている様子だった。


連続で失点しても慌てない。


 そして、キックオフ。序盤からアグレッシブさを発揮したのはホームの水原だった。球際で激しく競り合い、鹿島陣地に圧力をかける。しかし、鹿島もそれを跳ね返し、一進一退の熱い攻防が展開された。そして25分、ソ・ジョンウォン監督がキーマンと警戒していた鈴木優磨がファールを受け、FKから山本修斗が先制点を挙げる。緊張感は維持されたまま、前半が終了した。

 水原は後半開始時に長身FWのパク・キドンを投入し、「中盤でボールを握る」サッカーから、シンプルに前線へボールを蹴りこむ戦術へ変えた。これに鹿島守備陣の対応が間に合わず、後半開始15分で立て続けに3失点を喫した。

 その時の心境を、大岩監督はこう話している。

「1-3になった時点でも、私自身としては冷静でいられました。シーズンを通して、チームには『その時々の状況をしっかりと把握しよう』と言い続けてきました。だからこそ選手は慌てず、失点後に集まって自分たちがやるべきことを統一して、ピッチで表現できた。そのことを非常に評価していますし、信頼している選手たちがさらに一回り大きくなったんじゃないかと感じています」


「まだ決勝があるからね」


 試合後の大岩の言葉どおり、失点後に選手たちはピッチ中央で円陣を組んでいた。守備の修正をしたのはもちろん、1点を奪って2-3にできれば試合は延長戦になる。「まずは1点」と意識を統一した。

 64分、西大伍が鮮やかなトラップから1点を返してゲームを振り出しに戻すと、82分には鈴木が粘り強いキープでセルジーニョの得点機を演出。3-3と2試合合計で優位に立った。

 77分にボランチも務める永木亮太をサイドハーフへ、84分にはサイドハーフの土居真聖に代えてセンターバックの犬飼智也を投入。

 93分にピッチへと送られた小笠原満男は周囲の選手たちに大きな声で指示を出し、安定感と落ち着きをチームにもたらした。

 しかし、気迫がみなぎるあまりボールに対してポジションが被ることもあった。たとえ1点失って3-4で敗れても、アウェイゴール数の差で勝ち抜けは決まる。それでも、負けて決勝へ進むわけにはいかない。

 試合終了の笛が鳴る。3得点目が決まっても、鹿島は誰ひとり力を抜くことはなかった。しかし、その重圧から解放された鹿島の選手たちは、お互いをねぎらうくらいで、歓喜を爆発させる空気はなかった。

 ある選手は「ほっとしたという気持ちが大きい。まだ決勝があるからね」と語った。


17年前、水原に敗れた記憶。


 17年前の2001年5月、水原でのアジアクラブ選手権決勝リーグ。大岩は、ジュビロ磐田の一員としてそのピッチに立っていた。

 ACLの前身大会となるアジアクラブ選手権で、磐田は1999年に優勝している。そして大岩が加入した2000年には準優勝。そして2001年、準決勝を延長Vゴールで勝ち上がって3季連続で決勝に進出した磐田は、中2日で水原との決勝戦に挑み、0-1で敗れた。

 このとき大岩剛が、微動だにせず優勝カップを受け取る水原の選手たちを見つめていたことを覚えている。会場の水原総合運動場は施設は古く、控室も設備もひどいものだった。磐田の選手たちはシャワーも浴びず、一刻も早くホテルに戻ろうとロッカールームを出てきたが、バスへの移動ができずトイレのひどい悪臭がするスペースで待つしかなかった。

「そうですね。そうでございます」と監督になった大岩が笑う。ミックスゾーンの端っこで見せる笑顔は選手時代と変わらない。

「水原には、あのとき負けたイメージがあるんじゃないかと思ったんですが」と問えば、「それはなかった。でも、水原には意外と縁があるよね、もちろん、アジアクラブ選手権で負けたのもそうだし、勝った試合もあるしね。ゴールを決めたこともある(2009年鹿島時代)。今日、ソ・ジョンウォンさんと『日本へ遊びに行ったら飯でも行こう』という話をした。GKコーチのイ・ウンジェさんも戦った相手。そういう意味でも水原三星には親近感があるよね」

 大岩はソ・ジョンウォンとは2001年に、イ・ウンジェとは2009年に戦ったことがある。アジアサッカーを牽引した選手たちが指揮を執り、再びアジアの舞台で対戦したのだ。


監督が教えすぎない、という思想。


 大岩は2点のリードを許しても冷静だと語っていた。そのことについて聞いてみた。

――今季はけが人が多くて、主力が移籍でいなくなったりと、選手起用についても戦術よりもコンディションを重視せざるをえない場面もあったけれど、結果として選手が非常に伸びたように感じます。

「総力戦で戦うというのは常に思っているけど、ここにきて選手が1ランクも2ランクも成長している。自信を持っているなぁって。強い信頼を持って送り出せるから」

――大岩監督は、選手どうしで話し合わせることを重要視しているのでしょうか?

「選手には、自分でアクションを起こすことを求めている。そのためにはチームメイトに伝えることが大事になるし、同時に話を聞くことも必要だから、常にそういうコミュニケーションをやろうとシーズンを通して言い続けている。ピッチのなかで起きるいろんな状況に対して、『じゃあどうしよう』というのを選手自身が統一していかなくちゃいけない。その積み重ねで、選手が自信を身につけているように感じています」

――監督から選手に対しては教えすぎないようにしているんですか?

「そう。うちは自立している選手が多いし、若い選手にも自立してほしいから」


大岩に残る2つのチームの記憶。


 大岩は2000年代前半のジュビロ磐田。そして2000年代後半に3連覇を遂げた鹿島アントラーズでともに黄金期を過ごした。両クラブの共通点を挙げるなら、選手が自分たちだけで試合をコントロールする力があったということだ。チームを成熟させ、ゲームを修整して形作るという行程が、選手主導で行われていた。だからこそ、チームは強かった。

 しかし、大岩が目指すのは、そんなチームなんだろうと思った。

 伝えるべき情報と、監督からは伝えない情報。チームの状況、そして選手の成長具合を判断しながら瞬時にそれを判断して適切な言葉で告げるのは、監督として非常に重要な力だ。

 試行錯誤はこれからもずっと続くに違いない。それでも、クラブ史上初のACLファイナル進出を決めた試合後の公式会見で大岩はこう語っている。

「後半のスタ―トで失点したことで、自分たちの戦い方を苦しくしてしまった。それでも選手たちは慌てず、しっかりとひとつの矢印、ベクトルをもって戦い続けた。それが今日の結果になったと思います」

 大岩が感じた手ごたえは大きいだろう。鹿島は今後、余韻に浸る暇もない過密日程が続く。それでも11月3日の第1戦はホームで、そして1週間後には敵地テヘランで、決勝の舞台に立つ。


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◆大岩剛監督が褒める鹿島の成長度。 ACL決勝に進出し「非常に伸びた」。(Number)






◆大迫、今季2点目も空砲に…ブレーメン、レバークーゼンに6発大敗(ゲキサカ)



大迫勇也 Yuya.Osako


[10.28 ブンデスリーガ第9節 ブレーメン2-6レバークーゼン]

 ブンデスリーガ第9節3日目が28日に開催され、FW大迫勇也が所属するブレーメンがレバークーゼンをホームに迎え、2-6で大敗した。5試合連続先発出場を果たした大迫は後半34分までプレーし、後半18分には今季2点目を記録している。

 前半8分に先制に成功したのはアウェーのレバークーゼンだった。右サイドでボールを受けたMFカリム・ベララビのグラウンダーのクロスを、ファーサイドに走り込んだFWケビン・フォラントが押し込んでスコアを1-0とした。

 1点のビハインドを背負ったブレーメンが好機を生かせずに試合が進むと、前半38分に大迫のボールロストからレバークーゼンがカウンターを発動。右サイドを駆け上がったベララビのクロスのこぼれ球をMFユリアン・ブラントが蹴り込んで追加点を奪取。さらに同45分にはまたもやカウンターから最後はベララビがチップキックでゴールを陥れ、リードは3点差に広がった。

 0-3とレバークーゼンにリードを許したまま後半を迎えたブレーメンはMFマルコ・フリードルに代えてFWクラウディオ・ピサロを投入。すると同15分、MFダフィ・クラーセンの縦パスからPA内に侵入したピサロが左足シュートでネットを揺らし、ブレーメンが1点を返す。さらに同18分にはクラーセンが蹴り出したCKの流れから最後は大迫が左足で蹴り込み、一気に1点差に詰め寄る。大迫にとって第2節フランクフルト戦以来、7試合ぶりの得点となった。

 しかし後半22分にカウンターからMFカイ・ハベルツにゴールを許すと、同27分にはCKの流れからDFアレクサンダル・ドラゴビッチに決められて再びレバークーゼンにリードを3点差に広げられてしまう。さらに同32分にはハベルツにネットを揺らされてリードは4点差に広がり、ブレーメンは2-6で大敗した。








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◆大迫、今季2点目も空砲に…ブレーメン、レバークーゼンに6発大敗(ゲキサカ)


◆豊川の今季3点目が決勝弾! オイペンは森岡ベンチ外のアンデルレヒトに2-1勝利(ゲキサカ)



豊川雄太 Yuta.Toyokawa


[10.28 ベルギー・リーグ第12節 オイペン2-1アンデルレヒト]

 ベルギー・リーグ第12節が28日に行われ、FW豊川雄太の所属する12位オイペンはホームでMF森岡亮太所属の3位アンデルレヒトと対戦し、2-1で勝利した。豊川は4試合連続で先発出場し、前半31分に決勝ゴールとなる今季3得点目を記録。また、森岡はメンバー外だった。

 2連敗中のオイペンは前半26分に先制。敵陣中央のMFルイス・ガルシアが右足でミドルシュートを放つと、PA外の相手DFに当たってコースが変化し、GKの逆を突く形でゴール右に突き刺さる。

 前半31分にはスローインの流れからDFシェイク・ケイタのラストパスにPA内中央のルイス・ガルシアが反応。右足のシュートは至近距離で相手GKに阻まれるも、こぼれ球を豊川が左足で押し込んだ。

 豊川にとっては9月1日の第6節スタンダール・リエージュ戦(2-1)以来、6試合ぶりのゴール。得点以外でも攻守にわたるハードワークで貢献し、後半33分にFWサミュエル・エサンドと交代した。

 オイペンは豊川の交代直後にアンデルレヒトのFWイバン・サンティニにヘディングを叩き込まれ、1点差に詰め寄られる。それでも豊川のゴールが決勝点となり、2-1で3試合ぶりの白星を手にした。







◆豊川の今季3点目が決勝弾! オイペンは森岡ベンチ外のアンデルレヒトに2-1勝利(ゲキサカ)





◆豪雨の“完全アウェイ“。U-19日本代表がインドネシアを下し、2大会連続U-20W杯出場を決める!(GOAL)





来年5月、ポーランドで開かれるU-20W杯出場権を懸けたAFC U-19選手権準々決勝。28日、U-19日本代表はU-19インドネシア代表を2-0で沈め、世界切符をつかんだ。


■相手の圧に苦しむも、東の強烈ミドルが決まる


開催国インドネシア。7万人近い観衆が詰めかけたジャカルタ「ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム」。絶対アウェイで若き日本代表はU-20W杯の出場権を懸けて、U-19インドネシア代表とAFC U-19選手権準決勝を戦った。

日本の先発メンバーは、GK谷晃生(ガンバ大阪)、最終ラインは右からDF菅原由勢(名古屋グランパス)、DF橋岡大樹(浦和レッズ)、DF小林友希(ヴィッセル神戸U-18)、DF東俊希(広島ユース)。中盤、MF齊藤未月(湘南ベルマーレ)とMF伊藤洋輝(ジュビロ磐田)のダブルボランチ。右サイドハーフにMF藤本寛也(東京ヴェルディ)、左に安部裕葵(鹿島アントラーズ)。最前線はFW久保建英(横浜F・マリノス)とFW宮代大聖(川崎フロンターレ U-18)が2トップを組んだ。

インドネシアはグループステージを2勝1敗の2位通過し準決勝に進出。初の世界切符を獲得しようとキックオフ直後から激しい勢いで試合に入る。日本がボールを持てば強烈なプレスをかけ、ボールを奪えば縦に速く攻める。

日本は何度か攻め込むも、相手の粘り強い守備に苦戦。

11分、久保建英のFKを橋岡が頭で合わせてネットを揺らすが、これはオフサイド。14分には藤本が負傷。自ら×印を出し担架に乗って交代、斉藤光毅(横浜FCユース)が入る。直後、右SB菅原のアーリークロスに安部がダイビングヘッドで飛び込むも、ゴールならず。

24分、右サイドで仕掛けた斉藤光がファウルをもらいFKのチャンス。キッカーは久保。右コーナー付近からファーサイドに浮いたボールを送るも合わない。34分には、久保と斉藤光のパス交換から、再びFK。ペナルティーエリア右角手前から久保が直接ニアを狙うが、わずかに右に逸れる。なかなかこじ開けられない日本だったが、40分、やっと試合が動く。伊藤の横パスを受けた左SBの東がペナルティーエリア左手前から左足一閃。強烈な弾道がゴールに突き刺さった。

日本は1-0でリードし前半を折り返す。


■豪雨と大歓声の中、激しさを増す試合


後半、雨が徐々に激しくなってくる。1点を追うインドネシアは積極的に攻めに来る。チームに呼応するかのように7万人の大観衆もホームチームを後押しする。

先に動いたのは影山雅永監督。60分、安部に代えてFW田川亨介(サガン鳥栖)を投入。5分後、日本のピンチ。MFラムダニが左サイドから斜めにスルーパスを送るとナナメに走り込んできたMFスラエマンが裏に抜け出し、GK谷と1対1に。ここは谷が飛び出しセーブした。3分後にも再び日本のピンチ。インドネシアのFK。ラムダニが直接狙うもGK谷が右手1本ではじき出した。

ピンチを切り抜けた日本は、71分、久保がドリブルで右サイドから進入、中央に折り返すと合わせたのは宮代。日本はスコアを2-0とした。74分にはインドネシアが1枚目の交代、DFラディティアに代えて、攻撃的な選手リバウドを投入、攻撃的な姿勢を強める。

雨がさらにひどくなり雷も鳴る中、試合は激しさを増す。79分には菅原のクロスに田川が右足で合わせるが、これは枠の右に外れた。アディショナルタイムは3分。あきらめないインドネシアは運動量が落ちず、日本陣内に攻め込む。48分、久保に代えてDF瀬古歩夢(セレッソ大阪U-18)。試合はそのままタイムアップ。日本は2-0で雨中の激闘を制し、2大会連続のU-20W杯出場権を獲得した。

試合後、影山監督は「後半インドネシアが勢いを持ってきたが、選手たちの集中力は高かった。出る人カバーする人。危険なシーンもあったが、彼らはよくコミュニケーションを取れていた」と評価。そしてW杯出場権は「最低限の目標。次は目標を上げて優勝を狙っていきたい」と力強くコメントした。

日本はこの後、11月1日、サウジアラビアとオーストラリアの勝者と準決勝を戦う。


■AFC U-19選手権インドネシア2018(いずれも日本時間)

10月19日(金)21:00 日本代表 5-2 北朝鮮代表
10月22日(月)21:00 日本代表 3-1 タイ代表
10月25日(木)18:00 日本代表 5-0 イラク代表
10月28日(日)21:30 準々決勝 日本代表 2-0 インドネシア代表
11月1日(木)21:30 準決勝 日本代表 vs サウジアラビアとオーストラリアの勝者
11月4日(日)21:30 決勝




◆豪雨の“完全アウェイ“。U-19日本代表がインドネシアを下し、2大会連続U-20W杯出場を決める!(GOAL)

◆鹿島昌子「人生懸ける」ACL決勝チケが即ほぼ完売(ニッカン)






アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でクラブ初の決勝に進んだ鹿島アントラーズが、ペルセポリス(イラン)と11月3日にカシマスタジアムで対戦するホーム第1戦のチケットが28日、わずか1日でほぼ完売となった。開始から約1時間で1階の指定席が売り切れ、2階の指定席もすぐに終了。残るゴール裏の枚数もわずかで、完売は確実となった。

リーグ戦以外では09年ACL水原(韓国)戦の1万9500人が最高だった。満員(約3万8000人)の中で迎え撃つ準備が進む。DF昌子は「サポーターの本気度が伝わる。オレらは人生を懸けて戦う。みんなも人生を懸けてでも応援に来てほしい。鹿島はサポーターも含めたチーム。ナンボ入ってくれるか、すごい楽しみ」と胸躍らせた。




◆鹿島昌子「人生懸ける」ACL決勝チケが即ほぼ完売(ニッカン)




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