日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年8月26日火曜日

◆AFC U-16選手権臨む日本代表発表…4強入りで5大会連続U-17W杯へ(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140825/225110.html?view=more



 AFC U-16選手権 タイ2014に臨む、U-16日本代表メンバー23名が25日に発表された。

 先日まで国内合宿を行っていたU-16代表。26日に現地入りし、グループBに属する日本は9月6日に香港とのグループリーグ初戦を迎える。その後、8日に中国、10日にオーストラリアと対戦し、グループ2位以内に入ると準々決勝進出を果たし、ベスト4入りで5大会連続となるFIFA U-17ワールドカップ チリ2015出場が決まる。

 メンバーは以下のとおり。(数字は背番号、カッコ内所属チーム)

■スタッフ
監督 吉武博文
コーチ 木村康彦
アシスタントコーチ 森山佳郎
GKコーチ 大橋昭好

■選手
▼GK
23 鶴田海人(ヴィッセル神戸U-18)
1 井上聖也(セレッソ大阪U-18)
18 千田奎斗(横浜F・マリノスユース)

▼DF
12 阿部雅志(星稜高校)
15 下口稚葉(JFAアカデミー福島)
6 堂安律(ガンバ大阪ユース)
22 麻田将吾(京都サンガF.C. U-18)
2 石川啓人(サガン鳥栖U-18)
5 冨安健洋(アビスパ福岡U-18)
3 森岡陸(ジュビロ磐田U-18)
16 田中康介(京都サンガF.C. U-18)
17 吉田峻(清水エスパルスジュニアユース)

▼MF
21 佐々木匠(ベガルタ仙台ユース)
7 菅大輝(コンサドーレ札幌U-18)
13 田中碧(川崎フロンターレU-18)
20 永澤竜亮(ヴィッセル神戸U-18)
4 渡辺皓太(東京ヴェルディユース)
10 藤本寛也(東京ヴェルディジュニアユース)

▼FW
9 斧澤隼輝(セレッソ大阪U-18)
8 西本卓申(鹿島アントラーズユース)
19 安井拓也(ヴィッセル神戸U-18)
11 半谷陽介(FC東京U-18)
14 杉浦文哉(名古屋グランパスU15)

◆[プレミアリーグEAST]3年生DF加藤が劇的初ゴール!首位・柏U-18が鹿島ユースとの好勝負制す!!(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?145853-145853-fl


[8.24 高円宮杯プレミアリーグEAST第10節 柏U-18 2-1 鹿島ユース 柏]

 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2014 プレミアリーグEASTは24日、約1か月ぶりに再開。第10節を行い、首位の柏レイソルU-18(千葉)は後半アディショナルタイムに交代出場のDF加藤颯人(3年)が決めた決勝ゴールによって、5位・鹿島アントラーズユース(茨城)を2-1で破った。柏は、この日コンサドーレ札幌U-18(北海道)と引き分けた2位・清水エスパルスユース(静岡)との勝ち点差を4へ広げている。

 残り時間4分で追いついた勢いそのままに激しく柏ゴールへ向かう鹿島。その波に飲まれてもおかしくないような状況だった柏が、試合終了間際の48分に執念の決勝ゴールを奪った。カウンターから中央のスペースへ飛び出したMF手塚康平(3年)が「(同点の)PK与えたのは自分なので、何かしら取り返さないといけない。PKを与えたことが一番、自分をそこまで動かしてくれたと思います」と相手のタックルに足を刈られるような形になりながらも右サイドのFW白川恵士朗(2年)へ“魂のパス”をつなぐ。これを受けた白川が強引なカットインから左足シュート。強烈な一撃をGKがわずかに前へ弾いたところへFW浮田健誠(2年)が身体を投げ出すように詰めると、最後は最前線まで駆け上がっていた右SB加藤が左足で決勝弾を叩き込んだ。

 3年生DF加藤にとってはこれが公式戦初ゴール。殊勲の背番号15に対して右FW麦倉捺木(3年)が真っ先に体当たりして喜びを表現すると、ピッチ上の選手、ベンチの選手たちが次々と駆け寄り、右コーナー付近で“意外なヒーロー”を祝福する。加藤は「(紅白戦などで)ゴール最近獲れていたんですけど、まさかここで獲れるとは思っていなくて。たまたまこぼれてきた感じで運が良かったなという感じです。本当にラッキ-だっただけ。(ゴール前にこぼれて)誰が獲ってもおかしくない中で自分が決めただけ。でも自信になりました」。全国トップレベルの実力を有する柏だが、日本クラブユース選手権(U-18)大会ではまさかの関東予選敗退。全国大会出場へ最後の望みを懸けた11位決定戦で2-3で敗れている鹿島に雪辱したことも選手たちの決勝ゴール、そして勝利の喜びを増幅させていた。

 主力DF町田浩樹(2年)らが不在だった鹿島に対し、柏は下平隆宏監督が「ずっとトレーニングから良かった。スタートのピッチに立つに値する選手と思った」と説明したU-20ニュージーランド代表MFデン・ヘイジャー・マイケル・ジェームスを手塚と並べる形でインサイドハーフで先発起用。トップチームのアウェー名古屋戦(23日)に帯同していたという大島をCF、そして主将の中山雄太(3年)をCBに起用する陣容で再開初戦を戦った。

 試合開始直後に鹿島FW吉岡樹利也(2年)が左中間から放った左足シュートがゴール右隅を捉えるが、これは柏GK木村真(3年)がファインセーブ。その後ボールを保持して攻める柏に対し、鹿島はしっかりと守備を固めて対応する。その守りは非常に集中力が高く、背後に飛び出してくる柏の選手との距離を決して離さない。柏は9分に手塚のスペースへのパスからFW会津雄生(3年)との連係で左SB中島怜央(3年)が中央へ飛び込んでくるが、鹿島DFはここで冷静にカットするなど試合を通してカバーリングの意識高く、ほとんど背後を取られることはなかった。それでも15分、柏は会津が獲得した左FKを麦倉が左足で入れると、ニアサイドの密集を抜けたボールを中央の中山が左足ダイレクトで合わせて先制点を奪う。

 対する鹿島は21分、中央からのフィードをFW鈴木優磨(3年)が右サイドの深い位置で頭で競り勝つ。中央へ折り返されたボールに飛び込んだMF平戸太貴(2年)が頭でプッシュしたが、柏GK木村が再びビッグセーブ。鹿島は鈴木の高さやMF田中稔也(2年)のドリブル突破、左SB大里優斗(2年)のオーバーラップから打開を狙うが、ボールと試合の主導権は柏が握り続けた。中山と上島拓巳(3年)、そして1ボランチのMF安西海斗(2年)の3人を軸に完全にボールを支配。相手のカウンターを警戒したこともあり、仕掛ける回数こそ少なかったが、縦に抜けてくる右SB熊川翔(2年)や会津、連係から中へ切れ込もうとする中島が相手DFにプレッシャーをかけた。

 鹿島は後半16分にインターセプトから平戸が意表をつくロングシュート。柏も大島のヘディングシュートや手塚のスルーパスから白川が放った左足シュートなどで2点目を狙うが、奪い取ることができない。すると柏・下平監督が「本当にアントラーズさんは鍛えられているチーム。心折れないし、最後まで頑張るし、一人ひとりの守備の能力も高い」と讃える鹿島が終盤に猛反撃。鈴木や交代出場のFW垣田裕暉(2年)が前線から激しくプレスをかけて味方を鼓舞する。すると39分、左SB大里とのパス交換からスピードに乗ってPAへ飛び込んだ平戸が背後から倒されてPKを獲得。これを鈴木が右足で決めて同点に追いついた。一気に逆転を目指した鹿島だったが、熊谷浩二監督が「力がないし、ロスタイムのこういう形が続いているので、その辺を中断期間、きょうのミーティングも含めてアプローチをしてきたんですけど、結果として同じになってしまった。何人か欠けている選手もいたので、チームとしてはまとまってできていたという評価なんですけど、最後のところだと思います」と指摘する終盤の課題を露呈。素晴らしい気迫とプレーで追いついた鹿島だったが、勝負どころで再び失点し、勝ち点を失う結果となった。

 一方、柏にとっては終盤に追いつかれながらも、再び勝ち越して掴んだ大きな、大きな勝ち点3。「一生懸命やっているといいことがあるのかな、と実感しました。弾みがつきそうなところですけど、課題もありましたし、足元を見ていきたい」と語った下平監督は「プレミアは絶対に獲りたい。追われる立場だろうが目の前の試合で勝ち点3獲っていくことでしか、今のレイソルの強さを証明できないと思う。しっかり勝っていきたい」とプレミアリーグ制覇へ向けて力を込めた。また手塚は「この間金沢の遠征があったんですけど、その時に一人ひとり目標を話してJユース(カップ)とプレミアは絶対獲ると。その気持ちがプレーにみんな出ていたと思います。自分たちの代はまだ何も結果という形で出ていない。最後に結果を出してこのアカデミーを終わらせたい(卒業したい)と思います」。もちろん、攻撃の精度や崩しのタイミングの向上など課題はある。ただ、昇格1年目でのプレミアリーグ制覇へ加速する柏の劇的勝利だった。

(取材・文 吉田太郎)

◆[プレミアリーグEAST]鹿島ユースは執念の同点劇も・・・課題の終盤失点で勝ち点落とす(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?145886-145886-fl



[8.24 高円宮杯プレミアリーグEAST第10節 柏U-18 2-1 鹿島ユース 柏]

 後半アディショナルタイムに決勝点を献上してしまったが、鹿島アントラーズユースの勝利への執念は非常に印象的だった。柏U-18の下平隆宏監督も「心折れないし、最後まで頑張る」と讃えていたが、1点ビハインドで相手に圧倒的にボールを支配される中でも集中力を切らさない。相手が攻撃のギアを上げても、右SB寺門宥斗(3年)、CB中野純(2年)、CB野原有希(3年)、左SB大里優斗(2年)の4バック、MF大橋尚志(3年)、MF千葉健太(2年)ら全員が最後まで食らいついてボールをクリア。なかなかセカンドボールを拾えない展開でもあったが、終盤になってもFW鈴木優磨(3年)とFW垣田裕暉(2年)を筆頭に全員が諦めずに走り続けて流れを引き寄せた。そして後半39分、素早いパス交換からPAへ侵入したMF平戸太貴(2年)がPKを獲得。これを鈴木が右足でゴールへ沈めて同点に追いついた。

 だが、逆転勝利を目指してさらにゴールを目指し続けた鹿島は逆に終了間際、カウンターから切り崩され、強烈なシュートを一度はGK山田晃平(3年)がセーブしたものの、こちらも勝利への執念を見せる柏U-18にこぼれ球に一瞬速く反応され、決勝点を押し込まれてしまった。プレミアリーグの3敗はいずれも終盤の失点によるもの。ほかにも後半35分以降の失点で追いつかれた試合があるだけに熊谷浩二監督はその課題について指摘してきたが、また繰り返してしまった。指揮官は「どこかでぬるさがある。ある程度はできてもですね、最後プレッシャーがかかってくる時間帯で弱さがあるのかなと思います」。試合後には非常に厳しい口調で選手たちに言葉を投げかけていた。

 それでも「(3年生の奮起への期待も大きいが)調子のいい選手とか、目的を持ってやっている選手を使っていきたい」という指揮官の下、下級生中心のメンバー構成で前半戦は5位ターン。怪我で主力数人が不在だったこの日も首位・柏U-18を追い詰めた。若いチームであるがための課題がある一方、厳しい戦いの中で着実に成長し、相手にとって怖い存在になりつつある。熊谷監督は「プレミアの目標はやはり残留を目指すチームだと思っている。勝ち点的にもそういう位置に近づいてきているし、その辺を見誤らないという事で彼らには伝えていますし、若いチームなので試合の流れを見るというところだったりとか非常に弱い部分がある。突き詰めていかないといけない。(きょうの)セットプレー一本だったり、最後のああいう時間帯というところ(の失点)で、これで何か気づいて次にステップアップしていければと思います」と期待していた。

[写真]後半39分、鹿島ユースはPAへ侵入した平戸がPKを獲得。鈴木が決めて同点に追いついたが・・・

(取材・文 吉田太郎)

◆アギーレJの有力候補、鹿島・柴崎岳に唯一足りないモノ(Sportiva)


http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/jfootball/2014/08/25/post_708/

名波浩の視点

新たな指揮官としてハビエル・アギーレ氏を迎えた日本代表がまもなく始動する。今回は、その新チーム入りが期待される鹿島アントラーズのMF柴崎岳をピックアップ。アギーレジャパンの主力として活躍できる選手かどうか、解説者の名波浩氏に診断してもらった。


エスパルス戦の勝利に貢献した柴崎岳(右)。左はエスパルスのFW大前元紀。


 柴崎岳が、新生・日本代表のメンバー入りする可能性は十分にあると思う。Jリーグ第21節の清水エスパルス戦(3-1でアントラーズが勝利)でも、その存在は目立っていた。90分間を通して、安定したプレイを披露。パスの配球はもちろんのこと、パスの受け手として顔を出すタイミング、それから、自分がおとりになって相手を引きつけて、味方のスペースを生み出す動きもよかった。

 ボランチでありながら、2列目の仕事もこなせるのも大きい。精度の高いパスと効果的な動き出しでチャンスに絡み、フィニッシャーとしての役割まで全うしている。それでいて、試合展開や時間帯によっては、そうした攻撃的な仕事を自重。全体のバランスを考えてプレイができる大人のメンタリティーを持っていて、代表に入っても何ら問題なくやれるだろう。

 柴崎の最大の売りは、ゲームを読む力だ。敵の「ここが穴だ!」という急所を突くことに長(た)けている。

 この試合でも、いわゆるキラーパスを何本も通して決定機を演出。MF遠藤康が中央を抜け出してエスパルスのDFイ・キジェが思わず反則(退場)してしまったシーンも、遠藤へのスルーパスを出したのは柴崎だった(その反則で得たFKを、小笠原満男が直接決めた)。そして、柴崎はたとえミスをしても、常に相手の嫌なところを突き続けることができる。そのスタンスには好感が持てる。

 加えて、自分たちでボールを動かして、相手の守備ブロックを崩そうとか、今は自分たちのリズムではないから後方でボールを回そうとか、柴崎がいつもその判断の中心にいる。経験豊富な小笠原満男とコンビを組んでいることでやりやすい面もあるかもしれないが、最高の手本を間近に見ながら、メキメキと成長していることは間違いない。

 今季5ゴールを記録しているように、得点力もある。日本にはフィニッシュに絡めるボランチがまだまだ数が少ないので、その点も強調材料になるだろう。あと2、3年したら、もう少しウエイトが増して、もっとパンチのあるシュートが打てるようになるはず。そうしたら、もともとキックの質、とりわけインサイドキックはパーフェクトだから、一層魅力的な選手になるだろうし、日本代表の武器にもなると思う。

 課題は、本人もわかっているだろうけど、ボールへのアプローチの速さとか、守備における強さ。ただそれらは、代表入りして、国際経験を積んでいけば、だんだんと身についていくもの。代表チームにずっと帯同し、プレイし続けていけば、その問題は時間が解決してくるだろう。

 しかしひとつだけ、柴崎には早急に直してほしいというか、自らのプレイに肉付けしてほしいモノがある。それは、ピッチの中での”温度”だ。

 言葉では説明しづらいんだけれども、彼は一試合通してずっと”低温”でプレイし続けている感じがする。小笠原と比べると、その差は歴然。熱いモノが見ている側に伝わってこない。

 飄々(ひょうひょう)とプレイするのはいいけれども、今のままの“温度”でプレイし続けているようだと、タイトルや出場権がかかった国際大会では、使う側(監督)が起用しづらい選手になってしまうんじゃないか、と思う。

 そうならないためにも、普段はおとなしくてもいいから、ピッチに立ったら一気に“温度”を上げなければいけない。昔で言えば、森島寛晃(元日本代表FW。現セレッソ大阪アンバサダー)、今なら大久保嘉人(川崎フロンターレ)のような感じか。それができないと、ひりひりした国際舞台では戦えない。柴崎に注文したいのは、そこだけ。

 パフォーマンスに関しては、何も言うことがない。練習でも常に高い次元を維持しているというし、サッカーに取り組む姿勢も素晴らしいと聞いている。それだけに、柴崎にはその課題をクリアして、代表でコンスタントに活躍できる選手になってほしいと思う。

 何はともあれ、もし今回代表に選ばれたら、まずは好きなようにプレイしてもらいたい。他のメンバーの特徴を知ることは大事だけど、自分のいいところをどんどん出して、監督やチームメイト、そしてファンに“柴崎岳”という存在を目いっぱいアピールしてほしい。

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