日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年2月7日火曜日

◆柴崎岳の加入効果おそるべし…テネリフェ、ツイッターのフォロワーが一気に増加中(ゲキサカ)




 これもMF柴崎岳の加入効果だろうか。テネリフェが柴崎加入により、大きな変化が見られたとクラブ公式サイト上で伝えている。

 昨年12月、日本で開催されたクラブW杯で優勝したレアル・マドリーを苦しめた鹿島アントラーズ。その中でも柴崎は2ゴールを奪い、スペインなど海外で注目の的となった。今冬、ラス・パルマスへの移籍が噂され、結局は破談となったものの、先月31日に今季終了までの契約で、スペイン2部のテネリフェに加入することが決まった。

 初の日本人プレイヤー誕生となったテネリフェに、ソーシャルメディア上で思わぬ反応があったようだ。クラブ公式のツイッターでは、先月11日にフォロワーが9万人に到達したばかりだったが、柴崎加入後の1週間ほどで一気に増え、5000人以上の新規フォロワーを獲得。現在フォロワーは、9万6358人となっている。インスタグラムのフォロワーも2万人に迫っており、新規ファンの獲得に成功しているようだ。

 また、同じくスペイン2部のヒムナスティック・タラゴナに所属するDF鈴木大輔も自身のツイッター(@wanpaku_bozu)で、「岳がテネリフェに加入して、日本でもスペイン2部が話題になってたり、スペイン2部で岳が注目されたりしている。タラゴナのチームメイトも興味を持ってる。それにあやかってタラゴナも注目してもらえるよう頑張ろう」と綴り、その反響の大きさに驚いてるようだ。


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?208978-208978-fl

◆鹿島新加入レアンドロ“カズ魂”で開幕先発だ(ニッカン)




 鹿島に新加入したブラジル出身のMFレアンドロ(23)が、カズ魂を胸に開幕先発を勝ち取る。5日、宮崎市内で練習後、前日4日のDAZNニューイヤー杯のJ2横浜FC戦でFWカズと会話したと明かし、「50歳の年に契約を更新したニュースを見て、どんな人か会ってみたかった。言葉もかけてくれて光栄」と喜んだ。自身も15年に所属した名門サントスの大先輩と初対面。「49歳なのに、いい走りをしていますね」と声をかけると「鹿島でも代表でも成功を祈るよ」と激励を受けた。

 今日6日行われる同J2福岡戦では石井監督が「ベストメンバーで」と明言しており、この日の紅白戦でレアンドロは先発組のMFでプレーした。ブラジル代表で13年に初出場初得点を決めた逸材は「日本サッカーの速いテンポにも慣れてきた。カズさんのように自己管理の徹底もしっかりしたい」。同じ背番号11を背負い、鹿島の国内3冠とアジア・チャンピオンズリーグ初制覇に挑む。【鎌田直秀】

 ◆レアンドロ 本名はウェベルソン・レアンドロ・オリベイラ・モウラ。1993年5月12日、ブラジリア生まれ。11年にグレミオでプロデビューし、パルメイラス-サントス-コリチーバを経て、今季パルメイラスから期限付き移籍。MFやFWとしてドリブル突破や献身的な守備が武器。ブラジル代表では13年4月の国際親善試合ボリビア戦で初出場初ゴール。177センチ、76キロ。利き足は右。

http://www.nikkansports.com/soccer/news/1775098.html

◆【鹿島】優磨4戦4発!金崎も認めた「今年は鈴木頼み」(報知)




 ◆JリーグDAZNニューイヤーカップ宮崎ラウンド最終日 鹿島1―0福岡(6日・宮崎県総合運動公園陸上競技場)

 JリーグDAZNニューイヤーカップ宮崎ラウンド最終日2試合は6日、宮崎県運動公園総合陸上競技場で行われた。鹿島はFW鈴木優磨(20)が後半4分に左足ボレーで決勝点。シーズン前の対外試合4戦4発とし、開幕スタメンを猛アピールした。横浜Cは長崎に1―1で引き分け、今大会全3試合を2勝1分けで勝ち点を7とし、初優勝を決めた。

 試合を決めたのは鹿島の若武者だった。後半4分の左CK。DF三竿雄のクロスに対し、FW鈴木は周囲よりワンテンポ遅らせてゴール前に入った。空いたスペースから左足ボレーでゴール左に決めた。「良いボールだったので合わせるだけだった」。J2福岡相手に試合内容が「もっと圧倒して勝てないといけない」と物足りなく映る中で、豪快な決勝弾の価値は際立った。

 対外試合4試合4得点。今季初戦のタイ遠征、スパンブリFC戦(1月24日)で2得点して以降、ゴールを重ねている。昨季はリーグ戦先発9試合に対し、途中出場が22試合。プロ2年目で8得点し、スーパーサブとしてリーグ制覇に貢献した。今季は「ポジションを奪う」を目標とし、左右MF、FWでの開幕スタメンを狙う。

 普段は「あいつのゴールは認めない」などと、あえて厳しく接するFW金崎も“弟分”のゴールラッシュには舌を巻く。試合後には「今年の鹿島は鈴木頼みでいく。多く(記事を)出しておいて」と成長を認める発言が飛び出した。後半からはピッチ内の判断でMFからFWにポジションを移し、攻撃をけん引。ゴールだけではなく、先発に必要な状況判断や行動力も身についてきた。

 「チームとしても個人としても課題が残った試合。もっと判断が遅い。そこら辺を上げていかないといけない」。昨年クラブW杯ではFWのC・ロナウド(Rマドリード)のゴールパフォーマンスで話題になった鈴木。今季は鹿島の主力、そしてゴールで名前を広めていく。(内田 知宏)

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170206-OHT1T50236.html

◆鹿島新9番、優磨V弾!先発4戦4発で初の開幕スタメンへ猛アピール(スポニチ)


JリーグDAZNニューイヤーカップ宮崎ラウンド最終日  鹿島1―0福岡(2017年2月6日  KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場)



 昨季J1王者の鹿島はJ2福岡と対戦し1―0で勝利した。左MFで先発したMF鈴木優磨(20)が後半4分に左足ボレーで決勝弾を決めた。今季、先発した対外試合では4戦4発と驚異的な決定力を見せ、開幕先発の座に近づいた。宮崎ラウンドは全日程を終了し、2勝1分けで勝ち点7のJ2横浜FCが優勝した。

 初の開幕スタメンへ猛アピールだ。0―0の後半4分。今季から背番号9を背負うMF鈴木がDF三竿雄のCKを左足ボレーで合わせ決勝弾を叩き込んだ。代名詞の“Cロナ”ポーズは封印。試合後も「まだ全然っす。体をつくっている段階。運動量もパスの質も上げていかないと」と謙遜したが、プレシーズンマッチは4戦4発。決定力は圧巻だ。

 先発は左MF、後半途中からFW土居とポジションを入れ替わった。相手が引き気味だったためDFを背負って起点になれるタイプの鈴木が前に出た方が得策と考えたからだ。複数のポジションを柔軟にこなせるのも強み。日頃は鈴木が得点しても厳しい評価を下す兄貴分のFW金崎も「今年の鹿島は“鈴木頼み”でいく。多く(メディアに)出してやってください!」と活躍に太鼓判を押した。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/02/07/kiji/20170206s00002000314000c.html

◆鹿島・鈴木、またアピール弾で勝利に貢献/DAZNニューイヤーカップ(サンスポ)


攻め込む鹿島・鈴木

 Jリーグ・DAZNニューイヤー・カップ宮崎ラウンド最終日(6日、KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場)FW鈴木がレギュラー獲得へ猛アピールした。国内合宿最終日となった6日、J2福岡戦で決勝点をマーク。1-0の勝利に貢献した。新「9番」はプレシーズンマッチ5試合のうち先発した4試合で4得点と絶好調。20歳は「判断が遅く、まだまだ課題はある」と謙虚だが、石井監督は「(誰を使うか)まだまだ悩みが続く」とうれしい悲鳴を上げていた。(宮崎市)

http://www.sanspo.com/soccer/news/20170207/jle17020705010004-n1.html

◆「圧倒して勝ちたかった」鹿島の新9番・鈴木優磨は技ありゴールにも不満顔(ゲキサカ)




[2.6 DAZNニューイヤー杯宮崎R 鹿島1-0福岡 宮崎県陸]

 決勝点にも表情は険しかった。鹿島アントラーズは後半4分にDF三竿雄斗の左CKにMF鈴木優磨が左足で合わせ、先制点。滑り込みながらしっかりゴール左隅に流し込む技ありゴールだった。

「いいボールが来たので合わせるだけだった」。そうアシストに感謝した鈴木だが、チームとして得点はこの1点のみに終わり、「圧倒して勝ちたかった。今日はチームとして課題が残った試合」と不満げだった。

「自分もまだ判断が遅いし、チームとしても遅い。もっとテンポを上げていかないといけない」。ボールは支配するものの効果的な崩しが少なく、シュートも90分間で7本。試合展開からすれば物足りない数字だった。

 4-4-2の左サイドハーフで先発した鈴木だが、後半途中からはFW土居聖真とポジションを入れ替え、2トップの一角に入った。「相手が引いていたので、背負ってプレーするのは俺のほうが得意。(土居)聖真くんとも話して、『変わったほうがいい』と言ってくれた」と、後半33分に交代するまで前線でプレーした。

 サイドハーフ、FWという2つのポジションで開幕スタメンをアピールした鹿島の新9番。昨季の31試合8得点を上回るゴール量産を目指し、「今年もたくさん点が取れるように頑張りたい。まだシーズンは始まってない。シーズンで取れるような準備をしていきたい」と誓った。

(取材・文 西山紘平)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?208976-208976-fl

◆左足武器にCKでアシスト、三竿雄「鹿島での試合勘をつかめた」(ゲキサカ)




[2.6 DAZNニューイヤー杯宮崎R 鹿島1-0福岡 宮崎県陸]

 武器は示した。今季、湘南から完全移籍で鹿島アントラーズに加入したDF三竿雄斗は左サイドバックで先発。セットプレーのキッカーも務め、後半4分には左CKから精度の高い左足キックでMF鈴木優磨の決勝点をアシストした。

「湘南とはフォーメーションも違うし、選手の距離感やチームとしてやろうとしていることも根本が違う。頭では分かっていても試合になると違うし、試合をこなしながら慣れることが大事」

 DAZNニューイヤー杯は唯一の3試合連続先発出場。1月24日のアジアチャレンジ・スパンブリーFC戦も含め、プレシーズンマッチ5試合中4試合に先発し、「鹿島での試合勘をつかむことができたのが一番大きい」と、連係面でも手応えを深めている。

「最初は考えすぎてワンテンポ遅れたりしたけど、今日は自然と考えすぎずにできた。あとは質とコンディションを上げていきたい」

 昨季から鹿島に所属する元チームメイトのMF永木亮太や実弟であるMF三竿健斗からアドバイスを受けることもあるという。「距離感が独特というか、他のチームとは違う部分が多々ある。(永木)亮太くんも慣れるのに時間がかかったと言っていたけど、自分はもっと早く慣れないといけない」と貪欲に語っていた。

(取材・文 西山紘平)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?208977-208977-fl

◆三竿雄のピンポイントCKから鈴木優磨が決勝点、鹿島が福岡に競り勝つ(ゲキサカ)




[2.6 DAZNニューイヤー杯宮崎R 鹿島1-0福岡 宮崎県陸]

 2017JリーグDAZNニューイヤー杯の宮崎ラウンドは6日、KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場で最終戦を行い、第2試合では昨季J1王者の鹿島アントラーズがアビスパ福岡と対戦し、1-0で勝った。

 鹿島は全北現代から加入した韓国代表GKクォン・スンテがゴールを守り、4バックは右からDF西大伍、DF植田直通、DF昌子源、湘南から新加入のDF三竿雄斗と並んだ。中盤ではMFレオ・シルバとMFレアンドロの新外国人2選手が先発。レオ・シルバとMF小笠原満男のダブルボランチで、右にレアンドロ、左にMF鈴木優磨が入り、前線はFW土居聖真とFW金崎夢生が2トップを組んだ。

 福岡は清水から加入したGK杉山力裕が先発し、4バックは右からDF駒野友一、DF冨安健洋、G大阪から加入のDF岩下敬輔、DF亀川諒史。中盤はMFダニルソンとMF三門雄大がダブルボランチを組み、右に京都から加入のMF山瀬功治、左にFW石津大介。前線は名古屋から加入のFW松田力とFW城後寿の組み合わせだった。

 前半6分、昌子からGKへのバックパスが短くなり、城後がカット。マイナスのパスを松田が狙ったが、ゴール右に外れ、決定機を生かせなかった。福岡は同10分にも中盤でインターセプトした松田が左足で強烈なミドルシュートを打ったが、クォン・スンテがしっかりキャッチした。

 連係ミスからピンチを招いた鹿島だが、徐々にボール支配率を高め、福岡を押し込んでいく。しかし、ゴール前では福岡守備陣も体を張って対応。前半28分、左サイドから細かくつなぎ、土居のラストパスを受けた西が右足を振り抜いたが、GKの好セーブに阻まれる。同41分のレオ・シルバのミドルシュートもクロスバーを越え、前半はスコアレスで折り返した。

 後半開始から鹿島はクォン・スンテに代えてGK曽ヶ端準、福岡は松田に代えてFWウェリントンを投入。すると後半立ち上がりの3分、鹿島は三竿雄の左CKに鈴木が左足で合わせ、先制点を奪った。セットプレーを生かして先行すると、後半15分には小笠原に代えてMF三竿健斗を投入。その後も両チームが次々と選手交代を行った。

 福岡は後半17分、山瀬と城後を下げ、FW邦本宣裕とFWウィリアン・ポッピを投入。鹿島は同18分、三竿雄、レアンドロに代えてDF小田逸稀、MF遠藤康をピッチに送り込んだ。後半32分には邦本のシュートを曽ヶ端が足でセーブ。鹿島は終盤、FW安部裕葵とFW赤崎秀平の2トップに代えて2点目を狙ったが、追加点は奪えず、そのまま1-0でタイムアップを迎えた。

(取材・文 西山紘平)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?208966-208966-fl

◆鹿島2勝も優勝逃す 福岡に1-0(茨城新聞)


鹿島-福岡 後半、前線へのパスを狙う鹿島・鈴木(右)=KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場

Jリーグのプレシーズン大会、DAZNニューイヤー・カップ宮崎ラウンド最終日は6日、宮崎市のKIRISHIMAハイビスカス陸上競技場で2試合を行い、J1鹿島はJ2福岡に1-0で勝ち、2勝1敗で2位に終わった。J2横浜FCはJ2長崎と1-1で引き分け、2勝1分けと3戦負けなしで優勝した。

2戦とも試合前、2日に病死した元日本サッカー協会会長の岡野俊一郎氏を悼み、選手や観客らが黙とうをささげた。

▽最終日
鹿島(6)1-0 福岡(3)
0-0
1-0
▽得点者【鹿】鈴木(後4分)
【福岡】4・3・3 GK杉山 駒野 冨安 岩下 亀川 山瀬 ダニル 三門 石津 松田 越後 SH6 CK4 FK18 PK0
【鹿島】4・4・2 GK権純泰 西 植田 昌子 三竿雄 レオシ 小笠原 レアン 鈴木 土居 金崎 SH7 CK8 FK11 PK0
▽交代【鹿】曽ケ端(権純泰)三竿健(小笠原)小田(三竿雄)遠藤(レアンドロ)安部(金崎)赤崎(鈴木)金森(土居)【福】ウェリントン(松田)邦本(山瀬)ウィリアンポッピ(城後)為田(石津)中村(駒野)
▽警告【鹿】西【福】山瀬、ダニルソン
▽観衆 2271人
長崎(1) 1-1 横浜C(7)
1-0
0-1

■CK狙い通り蹴れた

鹿島・三竿雄 (CKは)狙い通り蹴れた。鹿島と(前所属の)湘南とではやっているサッカーが根本的に違う。

■もっと崩したかった

鹿島・石井監督 最後は勝って終われて良かった。もっと相手を崩したかった。徐々に(攻撃の形は)見えてきたと思う。

http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14863911858565

◆2017Jリーグ DAZN ニューイヤーカップ第3戦(オフィシャル)


DAZN ニューイヤーカップ

鈴木の今大会2得点目が決勝ゴール!鹿島、ニューイヤーカップ最終戦で福岡に完封勝利。

鹿島が宮崎キャンプの最終戦を勝利で飾った。JリーグDAZNニューイヤーカップ 宮崎ラウンドの第3戦でアビスパ福岡と対戦すると、後半立ち上がりの左CKから鈴木が先制ゴールを挙げる。以降は追加点こそ奪えなかったものの、最後まで福岡に反撃を許さず、1-0と最小得点差で逃げ切った。

鹿島は1月22日から27日にタイキャンプを行い、そして31日からは宮崎でトレーニングを積んでいる。2月2日に開幕を迎えたニューイヤーカップでは、第1戦の長崎戦で2-0と完封勝利。しかし4日の第2戦では、横浜FCに0-1と敗れた。プレシーズンマッチとはいえ、昌子が「非常に情けない試合だった」と言えば、遠藤は「この負けを糧にして、次は勝たないと」と、険しい表情で語っていた。石井監督は「自分たちからアクションを起こすという意味では前回の試合よりも良かった」と一定の評価を口にしたが、課題と反省を胸に宿舎へと帰ることとなった。



試合翌日、チームは午前練習をプールでのトレーニングに変更し、コンディション調整に努めた。そして午後には、セットプレーの確認や実戦形式のトレーニングを実施。激しいマッチアップの連続となり、大声での指示がグラウンドに響き渡った。古巣との対決を心待ちにしていた金森は「切磋琢磨したいし、負けていられないという気持ちを持っている。早く結果を残して、チームのためにハードワークしていきたい」と、さらなる向上を誓っていた。



7泊8日のキャンプは7日目を迎えた。宮崎での最終戦に向けて、石井監督は2日前の長崎戦から先発メンバーを7名変更。右サイドバックに西、センターバックに植田を指名し、ボランチの一角にはレオ シルバ、2列目にはレアンドロと鈴木を並べた。そして前線は、土居と金崎のコンビ。最終ラインは西と植田のほか、昌子と三竿雄斗が並び、レオとともに小笠原がボランチを務める。そしてゴールマウスには、2試合連続先発となるクォン スンテが立ちはだかる。またベンチには、GKの曽ケ端、伊東、町田、三竿健斗、遠藤、赤崎、そしてルーキーの小田と安部が入った。さらに、古巣との対決となる金森も控えている。



青空が広がった、KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場。第1試合の結果により、宮崎ラウンドは横浜FCの優勝が決まった。鹿島はキャンプを良い形で締めくくるべく、勝利を目指す一戦となる。強風が吹くスタジアムで、14時3分、キックオフのホイッスルが鳴り響いた。



鹿島は開始早々の1分、土居がペナルティーエリア手前でスローインを受け、持ち前のスピードで反転。前を向き、右前方へスルーパスを繰り出す。金崎にはつながらなかったが、2トップの連係からいきなりチャンスを作り出した。

しかし6分、自陣でのミスから肝を冷やす場面を作ってしまった。自陣左サイドで昌子がスンテへのバックパスを奪われ、無人のゴールへとシュートを打たれる。失点を覚悟したプレーだったが、シュートは枠の外へ逸れた。事なきを得た鹿島は直後の7分、レアンドロが右サイドの背後を取り、ゴールライン際からのクロスをファーサイドへ通す。ボールは鈴木へ渡ったが、トラップが流れてしまい、シュートまで持ち込むことはできなかった。





続いてのチャンスは12分。左CKからファーサイドへ流れたボールをレオが拾い、レアンドロへスルーパスを通す。レアンドロは角度のないところから右足を振り抜き、強烈なシュートを放ったが、惜しくも相手GKに阻まれてしまった。



立ち上がりに攻勢をかけながら、均衡を破るには至らなかった鹿島。15分以降は互いに拮抗した展開となった。鹿島は相手の最終ラインの背後を狙うパスでチャンスを窺っていく。なかなか決定機を作れずにいたが、28分にはペナルティーエリア内でボールをキープした土居のラストパスから、オーバーラップしていた西が右足を一閃。強烈なシュートは枠を捉えたが、相手GKに弾き出されて得点とはならなかった。









前半のラスト15分は、中盤や前線でボールが収まらず、慌ただしい展開となった。38分にはレオの豪快なドリブルからペナルティーエリアに入り、金崎がこぼれ球に詰めた場面があったが、シュートは空振りに終わってしまった。前半はスコアレスで終了した。

後半開始時から、石井監督はスンテに代えて曽ケ端を投入。正守護神争いを繰り広げるGK陣、その競争意識を刺激する交代を行った。



そして後半立ち上がりの49分、鹿島が均衡を破る。雄斗が蹴った左CKに、ゴールエリア外で待っていた鈴木が反応。倒れ込みながら左足で合わせ、ゴールネットを揺らした。鈴木にとっては今大会2得点目、タイキャンプと合わせてプレシーズンマッチ4試合出場で4得点目となった。







背番号9を着け、レギュラー獲得への覚悟を結果で示し続ける若武者のゴールで先制した鹿島は、55分にレオの直接FKが枠を捉えるなど、追加点を狙っていく。石井監督は60分に三竿健斗、63分には遠藤と小田を投入。各ポジションの選手を入れ替え、今大会の目的である「コンディションと戦術理解度の向上」を図った。ボランチに入った健斗が左右にパスを散らして存在感を示せば、小田はタッチライン際のオーバーラップを繰り返して新人らしい積極性を見せる。そして遠藤も、持ち前のキープ力で起点となった。



キャンプ終盤、中1日で続いた連戦の3試合目。時間を追うごとにイージーなパスミスも散見されるようになったが、選手たちは己のアピールと勝利を目指してボールを追い続けた。石井監督は75分以降、ルーキーの安部や赤崎、そして古巣との対戦となる金森をピッチへ送り出す。77分にペナルティーエリア中央からラストパスを通されて迎えた決定機は、曽ケ端が右足でのビッグセーブを見せて何とかしのぎきった。リードを保ったまま、鹿島が試合終了のホイッスルを聞いた。











1-0。鹿島が福岡を完封で破り、宮崎での最終戦を白星で締めくくった。これでニューイヤーカップは終了。2勝1敗の勝ち点6で、2位フィニッシュという結果に終わった。チームは明日、午前練習の後に鹿嶋へと移動する。タイと宮崎で行ったキャンプ、計5試合のプレシーズンマッチを終え、いよいよシーズン開幕が近づいてきた。新加入の三竿雄斗は「タイでの初戦よりも、確実に状態は上がっている」と手応えを掴んでいた。

鹿島の次戦は11日、いばらきサッカーフェスティバルで水戸と対戦。そして18日にはFUJI XEROX SUPER CUPで浦和と激突し、21日にはいよいよ、AFCチャンピオンズリーグの初戦を迎える。タイと宮崎でのトレーニングの日々を経て得た収穫と課題を、鹿嶋に持ち帰ってさらなる向上を期す。

【この試合のトピックス】
・鈴木が今大会2得点目を挙げた。
・ニューイヤーカップでの福岡との対戦は3年連続で、3連勝となった。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠


アビスパ福岡:井原 正巳


[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
Q.試合を振り返って

A.流れの中から得点を取る形をもっと多く作りたかったが、それができなかった。攻撃のコンビネーションから守備を崩す形をもっとトレーニングしないといけないと感じている。守備の面では、前線からのプレスでパスコースを制限してボールを奪う形がある程度できていた。攻撃はセットプレーでしか点を取れなかったので、それが今後への課題だと思う。体力的な面では7、8割の状態だと思うので、その部分も高めていかないといけない。

Q.キャンプでの狙いはどの程度まで達成できたか?

A.まずまずだと思う。今日は昨季のベースのメンバーに新加入選手を加えて戦った。水戸戦でもやってみて、さらに連係を高めていきたいと思う。

アビスパ福岡:井原 正巳



選手コメント

[試合後]

【鈴木 優磨】
チームとしてはもっと圧倒して勝たないといけないという思いはある。個人の出来としてはまだまだだけど、点を取れたことは良かった。

【植田 直通】
無失点で勝てたことは良かったけど、もっと相手を圧倒したかった。アントラーズはどんな試合でも勝ちにこだわらないといけないと選手間で確認をして試合に臨んだ。

【昌子 源】
うちらしい、テンポの速いパスワークを出すことができなかった。1点を取ってからシュートの数が減ってしまった。もっと突き詰めていかないといけない。

【三竿 雄斗】
やるべきことはしっかりと整理できている。コンディションを上げていけば問題ないと思う。タイでの1戦目よりも自信を持ってプレーできている。

【金森 健志】
もっと長い時間プレーできれば良かったけど、福岡と対戦できて良かった。今日は成長を見せるところまでは行けなかったので、これから見せていきたい。

http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51951

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