日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年8月27日火曜日

◆U-18日本代表CB大川佑梧(鹿島ユース)が韓国に続き、アルゼンチンも完封。U-17世代の注目CBは上の世代でできることが増加(ゲキサカ)






 大川は昨年、U-17日本代表候補で年上の選手たちの代表活動を経験。「前1個上来た時よりは出来るようになってるっていうのは自分でも感じて、そこは自信になっています」。U-17世代を代表するストッパーは、上の世代でもやれることが増えている。


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◆U-18日本代表CB大川佑梧(鹿島ユース)が韓国に続き、アルゼンチンも完封。U-17世代の注目CBは上の世代でできることが増加(ゲキサカ)





[8.25 SBS杯 U-18日本代表 0-0(PK7-6)U-18アルゼンチン代表 エコパ]

 U-17世代から「個人昇格」の注目株。U-18日本代表DF大川佑梧(鹿島ユース)がU-18韓国代表戦に続き、U-18アルゼンチン代表戦も無失点で試合を終えた。逆転優勝をかけたアルゼンチン戦は4バックの左センターバックとして先発。後半途中からは3バックの中央に入り、DFラインを中央でコントロールした。

「(アルゼンチンに対し、)背後1発で行かれないっていうことと、あとこまめなラインコントロールだったり、全体を見ながらプレッシングの修正っていうところを意識してやりました」。アルゼンチンは迫力のある速攻も繰り出してきていたが、大川はショートカウンターから仕掛けてきた相手との1対1をストップし、通れば決定機というラストパスに身体を投げ出してクリア。際の強さも見せ、強豪・アルゼンチンをシュート2本、無得点に封じた。

 大川は昨年、U-17日本代表候補で年上の選手たちの代表活動を経験。「前1個上来た時よりは出来るようになってるっていうのは自分でも感じて、そこは自信になっています」。U-17世代を代表するストッパーは、上の世代でもやれることが増えている。

 高校2年生になり、1年時から先発を務める鹿島ユースでも自覚と責任感。「チームが悪い状況でも声をかけ続けるとか、自分が崩れたらチームは崩れるっていう風には思ってます」。“自分がやらなきゃいけない”と意識してこの数か月間を過ごしてきた。

 年上の代表チームでの変化について、大川はよりコミュニケーションを多く取ることや自分からチームの輪に積極的に入っていくようになったことも理由に挙げる。「あまり喋ったことのない選手が多い中で、自分をどうやってアピールするかとか、色々な人とコミュニケーションを取ることで上手く輪に入れたかなって思います」。この日もチームリーダーのCB土屋櫂大(川崎F U-18)やGK内山翔太(新潟U-18)らとコミュニケーションを取りながらプレーして無失点。ただし、納得の行く内容、結果ではなかったという。
 
「もうちょいビルドアップで自分の良さを出せるところはあったと思うし、ちょっと後悔が残るっていうか、自分にとっては物足りない試合だった」と大川。韓国戦では得意の左足から前線へのフィードやサイドチェンジで攻撃に変化を加えていた。だが、この日は相手がやや引いて守ってきたこともあって自分の武器を十分に表現できず。ボールを大事に繋いでサイド攻撃を狙うチームの中で、丁寧に散らし続けていたが、チームの1点と「逆転優勝の条件」80分での白星には結び付けられなかった。

 U-17世代のリーダー格は、今回の静岡合宿でU-19日本代表への“飛び級”をより意識するようになった。だが、「まだ全然足りない部分が多いんで、そこは頑張っていきたい」。鹿島ユースでは昨年に比べて失点数が増えており、その一方で自身のアシスト数が減少。より違いを見せつけなければならない。今回のSBSカップでフィジカル差やポジショニングの細かな修正について学んだ注目DFは自身を成長させ、クラブでの活躍とU-19日本代表入りを果たす。

(取材・文 吉田太郎)


◆「僕が決定機を決めていたら勝てた」鹿島の濃野公人が悔やんだ東京V戦の敗戦。「サイドバックだからシュートを外して良いわけじゃない」(サッカーダイジェスト)






 濃野は、今季SBながら7ゴールを記録。流れのなかからのゴール数では、チームトップの鈴木(12得点、うちPK6点)を上回り、現在負傷離脱中のチャヴリッチと並ぶ得点源となっている。


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濃野はチーム最多タイの3本のシュートを放った


 鹿島アントラーズは8月25日、J1の28節で東京ヴェルディと敵地で対戦した。

 前半は鹿島がボールを保持し、相手を押し込む展開が続いたが、3-4-2-1で、守備時は5バックに可変する東京Vを崩し切れず。鹿島は後半、より縦への攻撃意識を強めたが、カウンターを受ける場面も増え、山見大登に2ゴールを決められた。終盤に鈴木優磨がPKで1点を返したが、1-2で敗れた。

 この試合でチーム最多タイの3本のシュートを放ったのが右SB濃野公人だ。機を見た攻撃参加で、決定機に絡んだものの、相手のカウンターに手を焼き、鹿島を勝利に導くことはできなかった。

「相手が5バックで引いてきたなかで、そこをどうこじ開けるのかアイデアも少なかったです。そこから受けるカウンターも綺麗に受けてしまう回数が多く、相手のやりたいことをやられた回数が多かったと思います。自分たちの良さを消されて、そこに対する解決策もピッチの中であまり見つけることはできなかった。負けるべくして負けた印象でした」

 特に、対峙した山見への守備対応にも追われ、「相手のショートカウンターが結構鋭かったので、そっちに気を取られて出ていけなかった面もありました。相手が意図的に自分の背後に攻め残っていると少し感じていたので、もうちょっと自分が攻撃参加して(相手を)守備に回らせるのもひとつの手だったかなと思います」と反省した。

 濃野は、今季SBながら7ゴールを記録。流れのなかからのゴール数では、チームトップの鈴木(12得点、うちPK6点)を上回り、現在負傷離脱中のチャヴリッチと並ぶ得点源となっている。

「今日は僕が決定機を決めていたら勝てた試合だと思いますし、その面は監督から期待されているところだと思います。サイドバックだからシュートを外して良いっていうわけじゃ全然ないと思っていますし、今までの結果から見ても自分がそこで決めるべきでした」

 東京V戦の開始前には、FW師岡柊生とともに鹿島サポーターから個人チャントが送られた濃野。対戦相手からの対策が進むなかで、さらなる輝きを放てるか。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)



◆【鹿島】柴崎岳「特効薬はない」。前線は新たな関係性構築へ…積み重ねた先に突破口があるはず(サカノワ)






攻撃面やビルドアップで存在感を示す安西幸輝と濃野公人だが、攻め上がったあとの戻りが遅れ(知念と佐野海舟がいた時は、そのカバーもできていた)、明らかにそのリアクションのギャップを狙われ、しかも致命的なピンチや失点に直結している。


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◆【鹿島】柴崎岳「特効薬はない」。前線は新たな関係性構築へ…積み重ねた先に突破口があるはず(サカノワ)





相手が引いて対応してきた際、サイドバックの背後を狙われる課題も。


[J1 28節] 東京V 2-1 鹿島/2024年8月25日18:03/味の素スタジアム

 J1リーグ28節、鹿島アントラーズは鈴木優磨がPKで90分に1点を返したものの、東京ヴェルディに1-2で敗れた。鹿島からの染野唯月、松村優太、林尚輝とレンタル組3人が契約により出場できないなか、それでも完敗を喫した。リーグ3試合未勝利で4位に後退した。

 この日も負傷している知念慶、チャヴリッチが欠場に。さらに夏のマーケットで選手の入れ替えがあったなか、特に攻撃面の連係が噛み合わず苦戦した。

 ランコ・ポポヴィッチ監督は試合後の記者会見で、「前半戦の中で前線の連係が構築されていったなか、選手が入れ替わり、新しい選手たちにすぐ機能するのを求めるのは難しい」と、再び前線の関係性の再構築が必要だと語った。

 特にチャヴリッチ不在が打撃になっている。また田川亨介、ターレス・ブレーネルと実績ある選手が加わったが、鈴木優磨が最前線で起点になるのか、あるいは田川が張るのか……。スペースやギャップを作り、そこを突いていく狙いは伝わるものの、ある程度の役割がそこまで明確になっていない印象も受けた。パスの意図が合わない初歩的な意思疎通の不足が見られたのは、昨季の悪い時を思い起こさせた。

「特効薬はない」

 そう語ったのはキャプテンの柴崎岳だ。

「この夏に加わった新戦力が早くチームに馴染み、戦術的に適応していくのを待ちながら、新しい色のチームにしていかなければいけない。内容を含めて積み重ねていきたいです」

 改めてポポヴィッチ監督のもと、鹿島が何を大切にしてきたのかを確認し、攻守において意思疎通が必要なリスクをかけるポイントなど共有していきたい。

 また鈴木優磨は「相手もスカウティングを徹底してきている」とも語っていた。

 ジュビロ磐田、東京Vが5バック気味に対応した際、鹿島の両サイドバックが高い位置取りをすると、その背後にできたスペースをスピードを生かして突いてきた。攻撃面やビルドアップで存在感を示す安西幸輝と濃野公人だが、攻め上がったあとの戻りが遅れ(知念と佐野海舟がいた時は、そのカバーもできていた)、明らかにそのリアクションのギャップを狙われ、しかも致命的なピンチや失点に直結している。

 この夏の選手の大移動により、どのクラブも苦しんでいる。そうしたなか鹿島はこれまでの課題も浮かび上がり、そこを突かれつつある。

 柴崎は言う。

「正直、順位は気にしていません。自分たちのやるべきことが重要で、1試合ずつしっかり戦っていくことこそ大切です」

 練習と試合の中で練度を高めつつ、ゴールと結果を掴み取っていくしかない。

 鹿島は首位のFC町田ゼルビアと6ポイント差に。またヴィッセル神戸に抜かれて4位となった。次節8月31日はインターナショナルマッチウィークの中断前、アウェーで京都サンガF.C.と対戦する。



◆「90分間ずっと歌い続けてくれた」鹿島の新戦力ターレス・ブレーネルが鹿島サポに感激! Jデビューの感想は?(サッカーダイジェスト)






「90分間ずっと歌い続けてくれたカシマサポーターの雰囲気はものすごく好きですし、力になります。また応援し続けていただいて、自分たちも試合で勝てるように頑張りたいです」


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◆「90分間ずっと歌い続けてくれた」鹿島の新戦力ターレス・ブレーネルが鹿島サポに感激! Jデビューの感想は?(サッカーダイジェスト)



ウクライナ時代は試合中に警報が鳴って中断の場合も


 鹿島待望の新助っ人、MFターレス・ブレーネルが短い時間ながらJリーグデビューを飾った。

 鹿島は8月25日、J1の28節で東京Vと敵地で対戦。東京Vに2点のリードを許し、鈴木優磨のPK弾で1点差に詰め寄った展開で、ターレスは後半アディショナルタイムに名古新太郎との交代でトップ下に入った。

「ポジションとしては、前線のサイドもやりますし、真ん中もできます。今日は真ん中のポジションで出場しました。やっぱりゴールやアシストでチームに貢献するのが自分の強みだと思うので、これからもっと力を発揮していきたいです」

 同点へパワープレーが増えた時間帯だったが、ターレスは狭いスペースでボールを受け、攻め上がったボランチのミロサヴリェヴィッチにつなぐなど、光るパスを見せた。

「自分はマークを外して、できる限りライン間で起点になり、ゴールに向かうようなパス、ゴールに向かっていくプレーを心がけています」

 惜しくも同点ゴールは生まれず、チームは敵地で手痛い敗戦を喫した。ただ、ターレスは多くの観客が詰めかけたスタジアムでプレーできる喜びを感じたようだ。

 ターレスは今夏、ウクライナ1部のルフ・リビウから鹿島へ期限付き移籍で加入。戦時下のウクライナでは「試合中にサイレンが鳴ってゲームが中断したり、そのまま中止になったこともありました」と話す。

 そのなかで「今日はそんなに暑くなかったですが、ただ湿気がすごかった」と苦笑いを浮かべた一方、「90分間ずっと歌い続けてくれたカシマサポーターの雰囲気はものすごく好きですし、力になります。また応援し続けていただいて、自分たちも試合で勝てるように頑張りたいです」と意気込んだ。

 26歳のブラジル人MFは、足踏みが続く鹿島の起爆剤となれるか注目だ。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)



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