日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年7月20日土曜日

◆【J1展望】鹿島×鳥栖|5戦負けなしの鹿島だが、直近の黒星は鳥栖戦。借りを返せるか(サッカーダイジェスト)






鹿島アントラーズ365 エル・ゴラッソ総集編2017 / サッカー新聞 エルゴラ...


鹿島――前節に続き、チームの結束力を示したい


J1リーグ20節
鹿島アントラーズ―サガン鳥栖
7月20日(土)/18:30/県立カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズ
今季成績(18試合終了時):4位 勝点34 10勝4分4敗 32得点・15失点
【最新チーム事情】
●安西、安部に続き、鈴木が海外移籍。新天地はベルギーのシント=トロイデン。
●現在リーグ戦5試合負けなしと好調。ただ、直近の敗戦はアウェーでの鳥栖戦……。

【担当記者の視点】
 前節の仙台戦では4得点で大勝。安西、安部の欧州移籍発表後の初戦で層の厚さを見せつける勝点3となった。

 15日には鈴木のシント=トロイデンへの移籍が新たに発表。負傷で今季出場ゼロとは言え、エースの流出は大きな痛手となるが、大岩監督は「このクラブの宿命。今いる選手でベストを尽くすだけ」と話しており、仙台戦に続いてチームの結束力を示したいところだ。

 相手は最下位の鳥栖だが、今季4敗のうちのひとつは敵地での鳥栖戦。前回対戦時は劣勢だった球際や運動量で互角に渡り合い、攻守の連係面で相手を圧倒したい。


鳥栖――守備陣の健闘に攻撃陣が答えられるか


サガン鳥栖
今季成績(18節終了時):18位 勝点17  5勝1分12敗 12得点・27失点
【最新チーム事情】
●金監督は「点を取るところで取れていない」と反省。
●前節の広島戦に敗れ、得失点差で最下位に転落。
●前線の選手に当たりが出れば……。

【担当記者の視点】
 金監督は、「点を取るところで取れなかったり、点を取るための回数を作れなかったというところでは力不足だと思う」と、前節・広島戦後に振り返った。2失点は喫したが、崩されての失点ではないだけに、好機を逃したことが悔やまれる。

 守備陣が健闘している状況の中で、攻撃陣に求められることは得点だ。16位の磐田、17位の松本と勝点では並んではいるものの、得失点差で最下位に転落してしまった。今節を含めて残り9試合だが、いまだ浮上のきっかけをつかめていない。前線にタレントは揃っているだけに、当たりが出れば状況は変わるのだが……。




◆【J1展望】鹿島×鳥栖|5戦負けなしの鹿島だが、直近の黒星は鳥栖戦。借りを返せるか(サッカーダイジェスト)





◆なぜ鹿島アントラーズは、1年で主力選手が5人抜けても強いのか(ダイヤモンドオンライン)






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Jリーグを代表する常勝軍団、鹿島アントラーズが緊急事態に見舞われている。7月9日からの1週間で次代を担う3人の若手、24歳のDF安西幸輝がポルティモネンセSCへ、20歳のMF安部裕葵がFCバルセロナへ、23歳のFW鈴木優磨がシント=トロイデンVVへと、続々と新天地を求めた。ワールドカップ・ロシア大会代表コンビの昌子源、植田直通の両センターバックを含めれば、1年間で5人の主力が移籍した状況だ。それでも名門を担い続ける舞台裏には、旅立つ選手たちの意思を後押ししながら、海外移籍が加速していく時代の流れに合わせて、黎明期から貫いてきた伝統的なチーム作りに、大胆かつ繊細な修正を加えたフロントの存在があった。(ノンフィクションライター 藤江直人)


若手主力選手3人が
7日間のうちに移籍する異常事態


 四半世紀を超える歴史を持つJリーグで初めてとなる事態が、他のクラブの追随を許さない、歴代最多の20個ものタイトルを獲得している常勝軍団、鹿島アントラーズで起こっている。

 クラブの将来を担う存在だった3人の若手主力選手が、わずか7日間のうちに相次いでヨーロッパに新天地を求めたからだ。日本代表の主力のほとんどを海外組が占めるなど、海外移籍が盛んになって久しい日本サッカー界だが、アントラーズのケースは初めてとなる。

 海外移籍ラッシュの幕開けは7月9日だった。J2の東京ヴェルディから加入して2年目のサイドバックで、今年3月には待望の日本代表デビューも果たした24歳の安西幸輝が、ポルトガル1部リーグのポルティモネンセSCへ完全移籍することで合意に達した。

 3日後の同12日には、先のコパ・アメリカ2019のピッチにも立った20歳のMF安部裕葵が、FCバルセロナへ完全移籍することでクラブ間合意に達した。MF久保建英が加入したレアル・マドリードと人気を二分する、スペインの名門に日本人選手が所属するのはもちろん初めてとなる。

 そして、さらに3日後の同15日には小学1年生からアントラーズひと筋で育ち、昨シーズンにはチーム最多の11ゴールをゲット。負傷で辞退したものの、日本代表にも初招集された23歳のストライカー、鈴木優磨がベルギーのシント=トロイデンVVへ完全移籍することで合意した。けがを再発させた関係で、今シーズンはまだピッチに立っていない鈴木も迷った末に海外挑戦を決意した。

 もちろん、タイトルのさらなる上積みに欠かせない戦力として、クラブとしては慰留に努めた。例えば瀬戸内高校から加入してわずか3年目で「10番」を託した、安部に関する移籍報道がかまびすしかった今月6日のジュビロ磐田戦後には、取材エリアにこんな言葉が響いている。

「もう少しいろいろ頑張ります」

 安部の去就を問うメディアにこう返したのは、1996シーズンから強化の最高責任者を務める鈴木満常務取締役強化部長だった。文言から推察するに、バルセロナから届いたオファーに驚きながらも移籍を決断した安部を、一縷の望みを託して全力で慰留していた図式が伝わってくる。

 アントラーズの歴史をさらにさかのぼれば、半年の間にチームを去った2人のセンターバックに行き着く。昨年の年末に昌子源がフランス1部リーグのトゥールーズFCへ、同7月12日には植田直通がベルギー1部のセルクル・ブルージュへそれぞれ完全移籍した。

 ともに昨夏のワールドカップ・ロシア大会代表に名前を連ねた2人のセンターバックは、同時にアントラーズを離れる可能性もあった。しかし、精神的支柱でもあった昌子へはクラブを挙げて慰留。最終的には悲願でもあった昨秋のアジア王者獲得を置き土産にして、フランスへと旅立っている。


チームの「幹」として育てた
日本人選手の海外志向が加速


 1年間で5人もの主力選手が移籍すれば、当然ながらクラブの屋台骨は大きく揺らいでしまう。まして昌子や植田、安部、そしてアカデミー出身の鈴木は、生え抜きの選手をアントラーズの色に染めながら育てる、Jリーグの黎明期から貫かれてきた伝統が生み出した主力選手たちだった。

「1990年代はブラジル人選手を『幹』に据えて、日本人選手を『枝葉』とするチーム作りをしてきました。しかし、Jリーグ全体で身の丈に合った経営が求められた2000年を境に日本人選手を『幹』として、どうしても足りない『枝葉』の部分をブラジル人選手で補う方針へ大きく変換しました」

 チーム作りの手法をこう明かしたことがある鈴木強化部長は、さらなる想定外の事態に直面する。2000年代の中頃から強くなったJリーガーたちの海外志向は、日本代表がベスト16へ進出し、海外から注目されるようになった2010年のワールドカップ・南アフリカ大会を境に一気に加速される。

 アントラーズを例に挙げれば、2010年7月にDF内田篤人がブンデスリーガ1部のシャルケ、2014年1月にFW大迫勇也(現ベルダー・ブレーメン)が同2部の1860ミュンヘン、2017年1月にはMF柴崎岳(現デポルティーボ・ラコルーニャ)がスペイン2部のテネリフェへ移籍している。いずれも次世代のリーダー候補として育ててきた選手たちだった。

「言い方はすごく悪くなるかもしれないけれども、出場機会を求めて『枝葉』の日本人選手が移籍していくとのとは大きく異なり、主軸に育て上げた『幹』の選手が海外移籍でいなくなれば、膨大な時間をかけてきたチーム作りを根本的に変えなければいけなくなる」

 こう振り返ったこともある鈴木強化部長は、3人が今もアントラーズに所属していれば「もっと、もっと強いチームになっていますよ」と苦笑いしたことがある。同じ論理が昌子と植田にも、そして今夏に新天地へ旅立った安西、安部、鈴木にももちろん当てはまる。

 全力で慰留こそするものの、それでも最終的には選手たちの意思を尊重してきた。サッカー人生の中でも“旬”と呼ばれる時期は、決して長くはない。縁があってアントラーズというクラブで出会ったからには悔いを残すことなく、思い描く道を歩んでいってほしい――鈴木強化部長が今も胸中に抱く思いは、こんな言葉に凝縮されている。

「サッカー人生は一回限りですし、選手の夢でもある海外移籍を阻止するつもりもありません」

 だからといってクラブが弱体化してしまえば、旅立っていった選手たちを憂慮させる。常勝軍団の看板を守り、貪欲なまでにタイトルを獲得し続け、クラブ全体をさらに輝かせるためには、チーム作りの手法を時代の流れに合わせるしかない。


生え抜き選手を育てながら
補強も並行させる方向へ


「他チームからの移籍で選手を補強することもある程度は視野に入れていかないと、チーム作りが間に合わない時代になってきた。10年のスパンどころか、3年ないし4年しか在籍しないことを前提にチームを作らないといけないのが、ここ数年の日本サッカー界全体の潮流。ウチに限らず、チームが強くなり切る前に主軸が抜けることでチーム作りの頓挫を余儀なくされる流れが、レベルが拮抗している今現在のJ1の状況を生み出していると思っているので」

 生え抜きを育てながら、補強も並行させる方向へ舵を切った鈴木強化部長はスカウトを増員させ、J1やJ2を視察させた。一方で外国人選手は海外市場だと年俸が高騰しているので、他のJクラブで活躍し、日本のサッカーや生活にも慣れて計算が立つ選手をターゲットにすえた。

 2017シーズンにアルビレックス新潟から加入し、今シーズンも変わらぬ存在感を放つ33歳のブラジル人ボランチ、レオ・シルバはその象徴だ。もっとも、それでもジレンマを拭うことはできず、最終的には「ちょっと吹っ切れました」と鈴木部長は苦笑いしたことがある。

「移籍といっても、バリバリの日本代表クラスの選手を獲得することはやはり避けたい。培ってきたアントラーズのカラーというものがあるし、周囲からも『アントラーズらしい』という言われ方をよくされる。今ではアントラーズの強みになっている感があるし、僕たちとしてもそうした伝統はこれからも大事にしていきたいので」

 アントラーズらしさとは、黎明期の土台を作った神様ジーコが伝授した、敗北の二文字を心の底から拒絶する勝者のメンタリティーにある。確固たるアイデンティティーがあるからこそ、新卒組や移籍組を問わず、選手たちが憧憬の視線を送る。血の入れ替えを最小限にとどめながら歴史と伝統を紡いでいく作業を、鈴木強化部長はこう説明したことがある。

「移籍に頼らざるを得ない状況も生じるかもしれないけれども、基本的には新卒で加入した選手たちを3年ないし4年かけて育てて、世代交代を進めていくスタイルを守りたい。それで選手が移籍していったら、また新たしい選手を育てればいい。ブラジルのようにヨーロッパに選手を獲られても、次から次へと才能ある選手を輩出するクラブになればいい」

 2010年代に入って新たに描かれた設計図に則れば、アカデミーや新卒加入組から主力へ羽ばたいた選手たちの代表が昌子や柴崎、植田、鈴木、安部であり、今現在のアントラーズを支えるMF土居聖真やDF町田浩樹となる。

 そして、移籍組でアントラーズを支えてきたのがDF西大伍(現ヴィッセル神戸)やFW金崎夢生(現サガン鳥栖)、DF山本脩斗、MF三竿健斗、MF永木亮太、DF犬飼智也、MF白崎凌兵、安西、FW伊藤翔となる。三竿と永木、安西はアントラーズでさらに成長して、日本代表入りも果たした。

 さらに次代を担う生え抜きの若手として、アカデミー出身のMF平戸大貴やルーキーのDF関川郁万(流通経済大学柏高卒)、MF名古新太郎(順天堂大卒)がいる。来シーズンはFW染野唯月(尚志高3年)、その次のシーズンからはコパ・アメリカにも出場したFW上田綺世(法政大学3年)の加入も決まっている。

 流通経済大学から昨夏にシント=トロイデンVVへ加入し、今年3月に期限付き移籍で加入した左サイドバック、22歳の小池裕太は早くも安西の穴を埋めている。多彩なタレントをまもなく40歳になる生え抜きのGK曽ヶ端準、昨シーズンに約8年ぶりに復帰し、今現在はキャプテンを務める31歳の内田、同じく31歳のMF遠藤康らのベテランが縁の下でしっかりと支えている。

 若手の移籍ラッシュの渦中で迎えた13日のベガルタ仙台戦で、アントラーズは4-0の快勝を収めている。言うまでもなく安西、安部、そして鈴木もピッチに立っていない。

 鈴木強化部長が追い求める、次々と才能ある選手を輩出するクラブは理想的な循環の中で、リーグ戦で首位のFC東京に勝ち点5ポイント差の4位につけ、連覇を目指すACLではベスト8へ進出。準々決勝から登場するYBCルヴァンカップ、3回戦へ進出した天皇杯全日本サッカー選手権を合わせて、存在するすべてのタイトルを手にできる可能性の中で、夏の陣へ挑んでいく。


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◆安部裕葵「成長することにこだわる」バルサ入り数日で改めて「偉大さ」実感(報知)



安部裕葵 Hiroki.Abe


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 スペインの名門バルセロナに、鹿島から加入した日本代表MF安部裕葵(20)が17日、バルセロナ郊外のクラブハウスで記者会見を行った。16日からバルセロナB(3部リーグ相当)に合流したアタッカーは、「自分が成長するために決断し、チャレンジしてきている。成長することにこだわってやりたい」と話した。

 14日にバルセロナ入りしてからまだ数日だが、「周りの反応を見て、クラブの偉大さを感じます。想像していたものでしたし、ここが自分の居場所だという思いで生活できています」と、自覚は十分。チームメートとも簡単な会話はできており、コミュニケーションも問題ない。

 18日にはバルセロナの一員として、チェルシー(23日・埼スタ)と神戸(27日・ノエスタ)と戦う日本ツアーに参加することも発表。いきなりトップチームの選手と共にプレーする機会を得た。「焦りながらも落ち着いた気持ち。両方を持ちながら頑張ることが大事」という20歳が、名門で力強くスタートを切った。


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◆鹿島臨海鉄道、花火大会とJ1公式戦で特別ダイヤ 7月20日(レイルラボ)






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鹿島臨海鉄道は2019年7月20日(土)、沿線でのイベント開催に伴い、増結、増発、臨時停車の特別ダイヤで運転します。

7月20日(土)は、鹿島サッカースタジアムでJ1リーグ「鹿島アントラーズvsサガン鳥栖」が18時30分に試合開始、水戸市内の仙波湖畔で19時30分から21時に「第59回水戸黄門まつり 水戸偕楽園花火大会」が予定されています。

鹿島サッカースタジアム駅には、下り鹿島神宮方面行き10本、上り水戸方面行き9本が臨時停車します。下りは14時52分着「143D」から21時50分着「175D」まで、上りは14時30分着「152D」から21時51分着「182D」までが対象です。

臨時列車は、水戸発下り新鉾田行き1本と大洗行き1本、鹿島サッカースタジアム発鹿島神宮行き1本の計3本、鹿島神宮発水戸行き上り1本が運転されます。

また、下り4本、上り2本の列車が水戸~大洗間で通常2両編成のところ、3両または4両に増結します。

■鹿島臨海鉄道の特別ダイヤ
<臨時列車>
●下り
「9931D」水戸発21:23~新鉾田着22:01
「973D」水戸発22:55~大洗着23:11
「971D」鹿島サッカースタジアム21:05~鹿島神宮着21:09
●上り
「972D」鹿島神宮発21:17~水戸着22:44

<水戸~大洗間で増結する列車>
●下り
「165D」水戸発18:41~鹿島神宮着19:58(水戸~大洗間3両編成)
「169D」水戸発19:28~鹿島神宮着20:49(水戸~大洗間3両編成)
「179D」水戸発21:47~鹿島神宮着22:55(水戸~大洗間3両編成)
「2181D」水戸発22:34~新鉾田着23:13(水戸~大洗間4両編成)
●上り
「164D」鹿島神宮発17:08~水戸着18:29(大洗~水戸間3両編成)
「180D」鹿島神宮発20:40~水戸着21:58(大洗~水戸間4両編成)


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◆鹿島臨海鉄道、花火大会とJ1公式戦で特別ダイヤ 7月20日(レイルラボ)




◆バルセロナに移籍した安部裕葵。20歳とは思えない“振る舞い”(bizSPA!フレッシュ)



安部裕葵 Hiroki.Abe


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 鹿島アントラーズは7月12日、MFである安部裕葵(20)の、スペインの名門・FCバルセロナへの完全移籍について、クラブ間合意に達したことを正式に発表した。移籍後は当面、下部リーグに所属するバルセロナBでプレーすることも伝えられている。

 この移籍について、Jリーグ設立時から数多くの現場に足を運ぶスポーツライターの佐藤文孝氏が解説する(以下、佐藤氏の寄稿)。


大きな期待とピッチ上での焦り


 7月に入り一気に表面化した今回の移籍については、さまざまな視線が送られてきた。とはいえ、Jリーグから世界屈指の名門への移籍という、これまでになかった形でのステップアップは多くのサッカーファンの想像を膨らませると言って良いだろう。今後、そのポテンシャルをさらに発揮していくであろう若者であれば、なおさらだ。

 2018年の活躍により、Jリーグでもっとも活躍した選手に送られるベストヤングプレーヤーを受賞し、今年1月に20歳を迎えた安部にとって、2019年はプレーヤーとして飛躍の年となるはずだった。

 だが、鹿島アントラーズで新たに背番号10を背負いチームの中心としての活躍が期待された今季、スタメンでの出場は少なく、後半途中からピッチを踏む機会が目立った。得点もわずかに1点にとどまり、チーム・サポーターの想いに、十分に応えられていないことは確かだ。

 その中でも6月には自身初のA代表に選出され、コパアメリカの舞台にも立った。ウルグアイ戦でのスタメンを含む3試合すべてに出場し、世界最古の歴史を誇る大陸選手権において世界との距離感をその身体に刻んでいる。

 コパアメリカから帰国後はクラブでの巻き返しを図るレギュラー奪還、そして同じく日の丸を身につけた久保建英、三好康児らの活躍も刺激となり、来年の東京五輪への期待も一層、膨らんでいた。

 そして7月に入り聞こえてきたのはバルセロナへの移籍報道だ。自身は駆け巡る情報に対し無言を貫くも、その去就には当然のごとく鹿島サポーターのみならず、日本全国のサッカーファン、さらに海外からも注目を集めることに。


Jリーグ最後の試合で見せたプロとしての姿


 事実上、安部がJリーグ最後のゲームとなった6日の対ジュビロ磐田戦。2対0でリードの後半途中から出場した安部は、サイドのポジションに位置し、ボールを受けると味方へ丁寧なパスを繋ぐなど、終始、ゲームを落ち着かせるプレーに徹し続けた。

 アントラーズがそのまま勝利を挙げ、リーグ初となる通算500勝という「置き土産」を残したこのゲーム、安部の端正な顔立ちがいつも以上に引き締まった表情にも見えた。

 また、この試合の以前から、すでに過熱の一途をたどっていた移籍に関する報道にも必要以上に反応せず、選手としての責任を果たす。「渦中の人」となっても周囲に流されることもなく、磐田戦終了後、スタンドからのサポーターのコールに手を振り応える姿からは真のプロフェッショナルとしての誇りを滲ませていた。


自分の言葉で周囲の思い、未来への意気込みも


 安部自身は正式発表後、「いろんな葛藤があった中で皆様のサポート、声援、チームメート、スタッフがいて自分自身、このタイミングでの海外移籍という、挑戦するチャンスを与えられたと思っています」と、決定に至るまでの心境、そして周囲への感謝の気持ちをコメントで残している。

 また今後に向け「絶対にチャレンジする機会だと思うし、一生の中でこういうタイミングはいつ来るかわからない。チャレンジする以外の選択肢はありませんでした」と語り、メガクラブとも例えられる新天地にも少しの迷いを感じさせない、真っすぐな思いを自分の言葉で表現している。


ピッチ内外での“極めて正しい振る舞い”


 2018年末、UAEで開催されたFIFAクラブワールドカップ準決勝、レアルマドリードに1-3で敗れた試合後、ピッチ上で号泣する姿は多くのサッカーファンの胸を打った。勝利を信じ、相手が何であろうと怯むことなく向かっていくことこそ、“安部裕葵”というサッカープレーヤーの特徴であり「凄み」でもあることをその歩みの中で証明してきた。

 決して確かではない未来に向けて、恐れることなく、歩みを進めようとしている勇気を持った人間の姿は、いつの時代も多くの人たちの感情を揺さぶり、背中を押す力を与えてくれる。

 そして、離れていくクラブに向けて「プロのキャリアを始めるチームがこの鹿島アントラーズだったのですごく幸せでしたし、このチームが大好きでした」と語り、さらに、自身の成長した姿や良いニュースを伝えられるように日々努力していくといった、1人の若者としての意気込みもしっかりと伝えている。

 日本の名門、鹿島アントラーズというクラブ史上、もっとも若くしてエースナンバー「10」を背負うことで成長を遂げた安部裕葵はピッチ内外での極めて正しい振る舞いを身につけ、世界へと羽ばたいていく。

<TEXT/佐藤文孝>







◆浦和と鹿島が進出ACL準々決勝キックオフ時間決定(ゲキサカ)






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 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝のキックオフ時間が決定した。

 日本からは浦和レッズと鹿島アントラーズが勝ち上がっているが、8月27日と28日に行う第1戦はともにアウェー。9月17日と18日に行う第2戦はホームで行う。

※時間は日本時間
▽第1戦
(8月27日)
上海上港 20:30 浦和 [上海]

(8月28日)
広州恒大 21:00 鹿島 [広州]

▽第2戦
(9月17日)
浦和 19:30 上海 [埼玉]

(9月18日)
鹿島 19:00 広州恒大 [カシマ]


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◆【鹿島 vs 鳥栖】成長した姿を見せるために・町田浩樹(j's GOAL)






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鹿島が好調だ。現在、明治安田生命J1リーグでは5試合負けなし。3勝2分で勝点を伸ばしている。AFCチャンピオンズリーグを勝ち進んでいる影響で、他のクラブより消化試合が1試合少ない中でも首位のFC東京から勝点5差の4位に付けている。

そのなかで徐々に存在感を発揮し始めているのがCBに入る町田浩樹(写真)だ。この5試合のなかで4試合に出場し、チョン スンヒョンが負傷した広島戦後の2試合では先発を務めてきた。その2試合はいずれも無失点でゲームを終わらせることに成功している。守備の安定が求められるポジションの選手にとって、自信を深める何よりの結果と言えるだろう。

その自信をさらに深めるために、今度の鳥栖戦は重要な節目となりそうだ。

「鳥栖は球際で激しく来る。それ以上の激しさでやらないといけない」

特に、マッチアップするFWには町田もよく知る選手がいる。

「夢生くんが移籍してからやるのは初めて。しっかり成長した姿を見せたい」

昨季はカシマスタジアムでの対戦で金崎は欠場だった。

「夢生くんが出るかはわからないけれど、誰が出ようとFWは強力。しっかり対応したい」

3試合連続無失点は今季すでに1度達成している。2度目を達成するだけでなく、その数字をさらに伸ばしていきたい。

文:田中滋(鹿島担当)


明治安田生命J1リーグ 第20節
7月20日(土)18:30KO カシマ
鹿島アントラーズ vs サガン鳥栖


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