日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年10月7日月曜日

◆ガス抜きできる人を/ゴン&秋田対談3(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/p-sc-tp2-20131006-1200174.html



<ゴン魂&秋田塾 炎の対談第3回>

 日刊スポーツ評論家の元日本代表FW中山雅史氏(46)と同DF秋田豊氏(43)のコラボ企画「ゴン魂&秋田塾 炎の対談」最終回は、チームのまとめ役について。98年フランス大会で主力だった2人は、02年日韓大会で“ベテラン枠”として選出。2人だからこそ分かるチームをつなげる役割、人材とは。【聞き手=盧載鎭、高橋悟史、栗田成芳】

 02年日韓大会、ベンチを盛り上げ、引き締めたのが中山、秋田両氏だった。10年南ア大会ではGK川口能活が招集された。ベテランが躍進の支えとなった。チームをまとめるのは、ベテランなのか、日本人コーチなのか、それともピッチに立つ選手なのか。

 ゴン 年齢からいったら、遠藤選手。でもキャラ的にね。本田選手が強烈な個性を持っているから、本田選手が中心になるのかな。

 秋田 フランス大会の時は、ヒデ(MF中田英寿)が言いたい放題言って、僕らも言い合ってましたよね。ヒデからは「うるせーバカ」とか言われましたもんね。

 ゴン そんなこと言ってたの?

 秋田 守備は、中盤の選手がこっちの言っていることをやってくれないと、守れないですから。ヒデに言っても「は?」って返すんで。フランス大会の時は、小島さん(GK小島伸幸)が、サブの選手のストレスをうまく抜いてくれてたように感じました。

 ゴン ハット(MF服部年宏)も紅白戦で「いいイメージを持たせよう」と言っていたらしい。

 秋田 トルシエの時は紅白戦をやりませんでした。だから練習試合で、かなりテンションが高かったですもんね。

 ゴン 紅白戦がないだけに(日韓大会期間中の)静岡産大との練習試合は、選手たちにとってプレW杯だったから。

 秋田 一体感は大事ですよ。短期間で11人だけでは戦えません。23人の登録メンバー中3、4人くらいは出られないこともあります。でもサブの人のモチベーションが低かったら、絶対に勝てません。いい状態でテンションを下げないようにやってましたよね。

 ゴン 声を出すのも、サブの方が「ここやらなきゃどうしようもないでしょ?」って出しやすい。レギュラーが言っても「お前ら試合出てるから」って思われがち。実際にそういうのはなかったけど、サブは自由に言える。秋田なんて、(日韓大会の)試合中はアップもやってないよね。ずっとベンチで、次の日の別メニューでガーッとやることで締めていた。

 秋田 明るくですけどね。

 ゴン 暗くなったら終わりだなと。サブの方がストレスがたまってきつくなってくる。

 秋田 ガス抜きができる人が1人いるといいですよね。

 ゴン 厳格じゃない人がいい。聞き役になれて「そんなこと言うなよ」って言える人。

 秋田 岡田さんがコーチの時はそういう役目をやってましたからね。昔は加茂監督(元日本代表監督)の下で「岡ちゃん何やってんの~?」とか言ってたら、次の日から監督になりましたから。

 ゴン 加茂監督の95年、キリン杯で招集された時。ウオーミングアップで「走るぞ」って言ってる岡田さんを、カズさんがいきなりスライディングで転ばせているから、え~!?って。そこまでする?って思ったもん。

 現代表で、盛り上げ役をやれる選手はいるのか。

 ゴン 盛り上げるのもそうだけど、ギラギラしてるやつがいてもいい。

 秋田 僕ね、出られない時はゴール裏でずっと走ってました。使ってくれよって思いながら。

 ゴン サブでも同じくらい走れば、次の試合の準備になる。(日韓大会)ロシア戦はアップで走りすぎてダメじゃないかってなったけど。(後半27分から)出場して、爪あとはイエローカードで残しておいた。サブのほうが大変だよ。出られないいらつきを整えるのが難しいから。(いらつきを和らげてくれる人材が)コーチかサブで必要なのは確かだと思う。

 選手同士で意見をぶつけ合うことは必要だが、登録メンバー23人と監督をはじめとするスタッフのベクトルは、同じ方向でなくてはならない。ベテラン選手か、それともコーチなのか。潤滑油になれる存在は不可欠だ。(おわり)

◆【山形】中島、ロスタイム同点弾!J2通算50ゴール「気持ちが入った」(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20131006-OHT1T00165.htm



 ◆J2第36節 横浜C1―1山形(6日・味の素フィールド西が丘) 山形が敵地での敗色濃厚な試合終了間際に追い付き、横浜Cと1―1で引き分けた。試合を通じサイド攻撃を有効に使って優勢に進めたが、後半15分にDF中村太亮(24)がPKを献上して失点。だが同47分、FW中島裕希(29)がJ2通算50ゴールとなる同点弾を決めた。プレーオフ出場権がかかる6位長崎との勝ち点差は6に開いたが、順位は9位に浮上。まだまだあきらめない。

 最後は泥臭くねじ込んだ。既に2分を経過していた後半ロスタイム。1点を追う山形は、ゴール前に攻め上がった。

 中島が途中出場のFW大久保のパスを正面でヘディングシュート。1度相手DFに当たり、ゴールバーにはじき返されたが、あきらめなかった。「(大久保)剛志が頑張って取り返してくれたボール。気持ちが入りました」。倒れ込みながら、こぼれ球に右足を強振。山形から駆けつけた1000人近くのサポーターの目の前で、ついにゴールネットを揺らした。

 前半から狙い通りのサイド攻撃で何度もチャンスを作り、シュートは相手の倍となる16本を放った。試合後、奥野監督が「最後の判断の部分やタイミングで、手間をかけてしまった」と課題にしたように、フィニッシュの精度を欠き、1点が遠かった。中島も「じれずに自分たちのサッカーをやり通そう」と自らに言い聞かせ、決定機を待っていた。

 背番号9は2試合ぶりとなる一発で、チーム得点王のFW林に並ぶ今季12ゴール目。J2通算50点を達成したが「まだまだ通過点だと思うので」と、勢いを緩める気持ちはない。

 この試合の前まで5差だったプレーオフ圏への勝ち点差は「6」に広がった。しかし、敗北寸前から追いついて奪った勝ち点1は、チームに勢いを与える。指揮官は「最後まで1点を求めて徹底してプレーしたからロスタイムに追いつき、もう1点と迫れた。誇りに思う」と戦う姿勢を貫いた選手をたたえた。次節の札幌戦(20日、札幌ド)こそ勝ち点3を奪い、プレーオフ出場への望みをつなぐ。

◆静岡学園が降格危機/U18プレミア(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20131006-1200543.html



<高円宮杯U-18プレミアリーグ・イースト:鹿島ユース2-1静岡学園>◇第15節◇5日◇静岡・蛇塚グラウンド

 静岡学園が残留を争う鹿島ユースとの直接対決に逆転負けを喫し、プリンスリーグへ自動降格となる9位に後退した。前半15分にDF川崎雅哉(3年)のゴールで先制も、相手の激しいプレスを崩しきれず、前後半に1点ずつ失った。全国高校選手権県大会のため約1カ月半中断となるが、残り3試合で1敗も許されなくなった。

 試合終了とともに静学イレブンがピッチに崩れ落ちた。後半30分過ぎから猛攻を仕掛けながら、決定機を作るには至らなかった。右サイドから再三クロスを供給したDF手塚朋克主将(3年)は「内容が良くても勝たなきゃ意味がない」。同じ勝ち点で臨んだ相手に3差をつけられ、うつむくしかなかった。

 試合開始から相手の激しいプレスに手を焼いた。それでも、前半15分に右CKをDF川崎が右足で決めて先制。同ロスタイムにはFW高原正旭(3年)が狙い澄ましたミドルを放ったが、GKにはじかれた。シュート本数は相手の6本に対し8本と上回っただけに、手塚も「チャンスで決めないと」と、前半に打った7本の精度を悔やんだ。

 それでも、下を向く必要はない。自力での残留は消えたものの、両チームとも上位2チームとの対戦を残す。静学は2位札幌ユースに前回勝っており、逆転の可能性はある。手塚は「このリーグで戦わないとレベルアップできないので、後輩に渡したい」と、11年度の発足以来プレーする、プレミアリーグという舞台へのこだわりを見せた。3次トーナメントから登場する選手権県大会も含め、負けられない秋が始まった。【石原正二郎】

◆【J1:第28節 F東京 vs 鹿島】レポート:滲み出たプロの矜持。大差のついた鹿島とF東京との違い(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00162677.html

10月5日(土) 2013 J1リーグ戦 第28節
F東京 1 - 4 鹿島 (19:04/国立/30,673人)
得点者:6' 遠藤康(鹿島)、9' ダヴィ(鹿島)、67' 小笠原満男(鹿島)、81' 大迫勇也(鹿島)、83' 平山相太(F東京)
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勝負へのこだわりの差を痛感する試合だった。F東京は5日、国立競技場で鹿島と対戦し、1-4で大敗を喫した。勝てば4位浮上の可能性もあったが、これで一歩後退。勝点を伸ばした上位陣との差は広がり、6位へと順位を下げた。

トニーニョ・セレーゾ監督は試合後の会見で「鹿島の勝負強さ」を尋ねられると、それに熱のこもった言葉で返した。中でも、この言葉からは、プロの矜持がにじみ出ていた。
「面白いサッカーよりも、我々は勝つか負けるかという世界で生活している。勝てば称賛され、負ければ無能扱いされる世界で我々は生きている。内容がどうであれ、結果を出し続けていくことを目指して創設されたクラブでもある。我々のクラブに関わり、仕事をするすべての人間が誇りを持って取り組んでいる成果が鹿島の勝負強さだと思う」

細部の一つひとつの差がそのまま点差につながった。鹿島は試合開始6分、遠藤康がエリア外からループ気味のシュートを決めていきなり先制する。さらに、3分後には2点目のネットが揺れた。ダヴィが加賀健一に競り勝ってボールを奪うと、ゴールへと沈めた。
その後はF東京がボールを握ったものの、決定機をつくれぬまま、時間が経過していく。前半終了間際の43分、長谷川アーリアジャスールのスルーパスに東慶悟が抜け出たが、放ったシュートはGKの正面に。数少ないチャンスを生かし切れず、2点差で試合を折り返した。

ポポヴィッチ監督は後半開始から加賀に代わって平山相太を投入する。すると、前線に攻撃の起点ができて徐々にサイドからチャンスをつくり出し始める。その平山は「投入されたときは2点差だったので、どっちが次の点を入れるかで試合が変わると思った。自分にもチャンスがあったので悔しい。そこで決めていれば流れが変わっていた」と振り返る。
だが、67分に一瞬のスキを突かれて先に失点を許ししてしまう。太田宏介はスローインがマイボールだと思い、タッチラインの外でボールボーイにボールを要求した。その最中に、試合が再開。スローインを受けた小笠原満男は太田が空けたF東京の左サイドからグイグイと持ち上がって右足を振った。ボールはサイドネットへと突き刺さり、F東京を突き放した。さらに、鹿島は攻め急ぐF東京を尻目に、81分にもカウンターからネットを揺らして4点差をつけて勝負を決定づけた。

83分、途中出場の平山が左CKを頭でつなぎ、アーリアからのリターンパスを豪快にけり込んで一矢報いた。だが、反撃はこの1点止まり。F東京の連勝は「4」で止まった。
負けたF東京の指揮官は、「内容は悲観すべきでない」と言った。確かにそうだが、突き詰めれば、小さな綻びを見逃さない相手との差はまだまだ大きくある。鹿島は大迫勇也が前線でボールを収めた瞬間、3、4選手が一気に自陣から攻め上がってきた。守備でも、綻びを最小限に留めて局地戦でも誰もが体を張った。両ワイドの選手は帰陣を怠らず、最後までハードワークし続けていた。
権田修一は「鹿島は前線で収まるから信じて走れる」と言い、森重真人は「誰かがミスをしても、それを周りがカバーしないといけない。そうなるように練習からこだわってやらないといけない」と語った。勝負へのこだわりが、鹿島との決定的な差となった。残り6試合。12月7日のリーグ最終戦までの日々は、一日も無駄にできない。

以上

2013.10.06 Reported by 馬場康平

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