日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年8月9日土曜日

◆山形中島、故郷富山で今季初の連勝誓う(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140808-1347596.html



 J2山形FW中島裕希(30)が故郷富山で今季初連勝を誓った。チームは7日、アウェー富山戦(10日)に向けて紅白戦を行った。前節大分戦の1トップ、MFディエゴが累積警告で出場停止。代わって中島がトップ下のMFフランクと攻撃の軸になる。紅白戦ではフランクのスルーパスからゴールを揺らし、ドリブル突破からシュートも決めた。連係に不安はなく「フランクが持った時にしっかり動きだすように意識したい」と中島。開幕から先発出場を続けたが前節は初めてベンチ外。昨年のアウェー戦では連続ゴールで勝利を呼んだだけに「(地元で)みんなが応援してくれるので力になる。今度こそ連勝して上に上がりたい」と日焼けした顔を引き締めた。

◆東福岡が17年ぶりの頂点に!延長戦で“お目覚め”3得点(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/08/09/kiji/K20140809008712870.html



 全国高校総体(インターハイ)第8日は山梨中銀スタジアムなどで行われ、サッカー男子決勝は東福岡(福岡)が延長の末に4―1で大津(熊本)に勝ち、17年ぶり2度目の優勝を果たした。新体操の女子個人総合は仁川(インチョン)アジア大会代表の河崎羽珠愛(千葉・植草学園大付)が優勝、男子個人総合は安藤梨友(岐阜・済美)が勝った。テニスのシングルス男子は高橋悠介(神奈川・湘南工大付)、女子は伊藤佑寧(東京・日出)が制した。

 男子サッカーの頂点に立ったのは、圧倒的な攻撃力を持つ東福岡だった。森重監督は「厳しい試合をものにしてきた。最後も先制されて苦しかった」と劣勢をはね返した選手を称えた。

 1点を追う後半33分、赤木の左サイドからのクロスがゴールネットを揺らした。「(味方が)触れなくても逆サイドのネットに入るようなクロスを上げた」。これで息を吹き返すと延長前半4分に末永がハーフライン手前から狙い澄ましたロングシュートを決めて勝ち越し。日頃の走り込みの成果を見せてさらに2点を加え、勝負を決めた。

 元日本代表の本山(鹿島)らを擁して97年に高校総体を初制覇したチームは、冬の全国高校選手権でも優勝している。中島主将は「満足したらそこまで。気を緩めることなくやっていきたい」と表情を引き締めた。

◆【仙台】野沢&ハモン、登録即デビューも!(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20140808-OHT1T50215.html



 J1ベガルタ仙台は9日、アウェーで甲府と対戦する(午後6時30分開始)。ともに新加入の元日本代表MF野沢拓也(32)とブラジル人MFハモン・ロペス(24)の選手登録が8日、完了した。この日、仙台市内で行われた紅白戦で野沢は主力組でプレー。新天地でのデビューが確実となった元日本代表MFは「勝つためにプレーするだけ」と意欲を語った。

 ハーフコートで行われた12対12のゲーム形式の練習。主力組に入った野沢は、自慢のトラップと広い視野でチャンスを演出した。セットプレーの練習では正確なキックで、DF角田のゴールをアシスト。体調も万全で、甲府戦ではさっそくピッチの上に立つことになりそうだ。渡辺晋監督(40)は「彼のところで時間とスペースを生み出せる。決定的な仕事ができる」と期待を込めた。

 遠征メンバーには、新加入のハモンとDF村上が、ともに初帯同。“日本デビュー”が濃厚なハモンは「全力でいくしかない。甲府に勝って、上にいけるようにしたい」と活躍を誓っていた。(高橋 宏磁)

◆【J1第19節予想スタメン 名古屋vs鹿島】闘莉王復帰が濃厚の名古屋、ホームで好調の鹿島から勝ち点3を奪えるか(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20140808/219811.html?view=more


復帰が濃厚とされる名古屋の田中マルクス闘莉王 [写真]=遠藤健次


■名古屋グランパス 田中マルクス闘莉王の復帰が濃厚、ベンチメンバーも豊富

 懸念材料は、右サイドバックだろう。元々、層の薄いポジションではあるが、前節・鳥栖戦で田鍋陵太が負傷したことで適任者がいなくなってしまった。負傷中の矢野貴章が復帰の可能性を見せているが、指揮官はもしもに備え、小川佳純や磯村亮太のコンバートも準備。仮に小川が先発することになれば、今季で6人目の右サイドバックとなるだけに、悩ましいポジションだ。福岡大との兼ね合いから大武峻も欠場するため、最終ラインの連係面には不安を残している。

 ただし、好材料はそれ以上だ。左ふくらはぎ痛で離脱していた田中マルクス闘莉王の復帰が濃厚となり、コンディションの不安から鳥栖戦の出場を見送ったケネディも復帰する見込みとなった。選手たちの特徴を生かしたシンプルな戦い方を強みとするチームにあって、“高さ”をもたらせる彼らの復帰は、攻撃の表情を豊富にする。チャンスの数を増やしながらゴール欠乏症に悩んでいるだけに、いざというときのパワープレーも復活するだろう。

 リーグ戦6試合勝ちなしで、豊田スタジアムでは今季、ほとんど勝つことができていない名古屋だが、現状のベストメンバーがそろう今節は、ベンチの手駒も豊富。送り出す選手によって戦い方を変えられるだけに、指揮官の手腕が問われる一戦とも言える。3バックに戻すことも考えられた中、鹿島の攻撃陣が1トップであることから、まずは[4-4-2]を踏襲することになりそうだ。(totoONE編集部)

■名古屋予想スタメン

4-4-2

GK
1 楢崎正剛

DF
10 小川佳純
3 牟田雄祐
4 田中マルクス闘莉王
15 本多勇喜

MF
17 松田力
28 田口泰士
8 ダニルソン
33 レアンドロ・ドミンゲス

FW
18 永井謙佑
11 玉田圭司


■鹿島アントラーズ 前節5-1で大勝、名古屋の攻撃陣に対しCBの連係に注目

 前節5-1で広島に大勝した鹿島は、アウェイの名古屋戦に乗り込む。3試合連続で引き分けたあと、中断明け初となる勝利を大量得点で手にすることができたことは、若いチームにさらなる勢いを与える。勝ちきれない印象が強かった試合内容も、負けない粘り強さと勝ちきる勝負強さに変わってきた。連勝によって、それをより確かなものにしたい。

 しかし、名古屋とはホームで対戦し、玉田圭司に良いように前線をかき回され1-2で敗れた。ケネディ、永井謙介など、特長の異なるFWが揃っており誰が出ても一癖も二癖もある。若いCB陣には、そうした相手を抑えることが求められており、昌子源と植田直通の連携に注目が集まる。

 先週末にはジョルジ・ワグネルが来日。2列目での起用が予想される大ベテランは、チームに新たな競争原理を持ち込むはずだ。若くて伸び盛りの豊川雄太やカイオには良い刺激を与えてくれるだろう。前節で良いパフォーマンスを見せた中村充孝も含め、新たなブラジル人が加わったことは、序列ができはじめていた2列目のポジション争いを再び激化させることだろう。残念ながら、今節についてはジョルジ・ワグネルの出場は難しそうだが、能力の高さは実証済み。精度の高い左足のキックを筆頭に活躍が期待される。

 ひとあし先に試合に戻れそうなのが遠藤康。ジョルジ・ワグネル加入で力を示さなければポジションを失うのは遠藤も同じだ。(田中滋)

■鹿島予想スタメン

4-2-3-1

GK
21 曽ヶ端準

DF
24 伊東幸敏
23 植田直通
15 昌子源
16 山本脩斗

MF
20 柴崎岳
40 小笠原満男
33 カイオ
28 土居聖真
13 中村充孝

FW
11 ダヴィ

◆【J1:第19節 名古屋 vs 鹿島】プレビュー:いまだ再開後未勝利の名古屋が上り調子の鹿島を迎え撃つ。課題はフィニッシュ、あくまで名古屋は攻めて勝つ!(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00176692.html

8月9日(土)J1 第19節 名古屋 vs 鹿島(19:00KICK OFF/豊田ス)
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勝利が遠い。名古屋の現状は、これに尽きる。リーグ再開後4戦で3分1敗、順位は15位まで下がった。前節の鳥栖戦も序盤はアグレッシブな展開を見せるも負傷者の影響もあって失速、結果は久々となる無得点での敗戦に終わっている。レアンドロ ドミンゲスを加えたチームの連係面は徐々に向上しているのだが、ゴールに手が届きそうで届かない。最高の特効薬である勝点3が、なかなか手に入らない。

その上、鹿島との一戦にも負傷者の影響が影を落とす。懸案は右サイドバックである。4月の第8節からこのポジションを担ってきた矢野貴章が右太もも裏の違和感で鳥栖戦を欠場。その代役として出場した田鍋陵太が開始19分で負傷退場したことで、今節の右サイドバックの人選が難しいものとなっている。第一候補は矢野で、本人も「先週よりはかなり良くなっている。決めるのは監督だけど、やれと言われればやる」と出場に前向きだ。しかし選手層の薄いポジションだけに、無理をさせるタイミングなのかどうかの見極めは必要だろう。他の候補として西野朗監督はMFの小川佳純と磯村亮太をトレーニングで試し、次善の策として準備している。「小川を使えば今季6人目の右サイドバックだよ」と指揮官が苦笑するように、適任者探しが続くポジションだ。小川は「攻撃面は問題ないけど、守備はそう簡単なものじゃない。自分がやるとするなら攻撃面でのアクセントになっていきたい」と前向きに話したが、突破力のある鹿島の2列目への対応は軽視できない。守備力を考えれば矢野か磯村。西野監督の決断は試合の趨勢を左右する要素となる。

対する鹿島の状態は上向きと見ていいだろう。名古屋と同じく再開後3戦連続で引き分けたものの、前節は広島相手に5-1の大勝を収めている。広島の特殊なフォーメーションに対し、ボランチをDFラインと連動させる特殊な守り方で対応するなど、チームとしての戦術理解度や連動性の高まりも感じさせる。遠藤康や土居聖真、カイオといった若い2列目と、古巣対決となるダヴィによる前線はチーム得点の3分の2を挙げており、特に2列目の得点力の高さはDFラインにとっては厄介だ。そして何よりも現在の鹿島はボランチの2人が素晴らしい。ベテラン小笠原満男と22歳の新司令塔・柴崎岳である。柴崎はここ2試合連続得点を記録し今季はすでに4得点。中盤の底からのゲームメイクに加え、ペナルティエリア内へのペネトレーションでも存在感を増してきた。小笠原については名古屋の西野監督の言葉を借りたい。

「鹿島は組織力、チームとして戦っているところが強い。それは伝統で、小笠原というシンボルがいるからそのスピリットが継承されている。世代交代の中でも存在は大きいし、毎シーズン、彼がチームを引っ張ってきた」。

高度な技術とパスセンスを持ちながら、中盤で体も張れる35歳はここまで全試合に出場している。まさしく鹿島のシンボルで、ゲームを深いところから支配する要注意人物である。

しかし名古屋にもシンボリックな選手はいる。指揮官はそれを背番号4だと明言した。
「(田中マルクス)闘莉王でしょう、ウチを引っ張るのは。やはりグレードは高い。彼と同じレベルで全員が並んでいけば、それがチームのスタイルとなっていくんですが、今はまだそうではない。だから闘莉王ばかりが際立ってしまう。彼を含めて全体的な色に変わっていけばいいんですけどね」。
その闘莉王は鹿島戦から復帰の見通しで、DFラインにとっては一つの朗報ではある。負傷で3試合を欠場したことでコンディションは整いきってはいないが、そこは闘将の異名を取る男。「今のチームは気持ちが足りない」と意気込んでいる。攻撃面でも現在チームのトップスコアラーの復帰は歓迎すべきことだ。

ゲームについては、西野監督は「イニシアチブは取りづらい」と予想する。そして課題はフィニッシュとも。それは選手たちの意見とも一致し、ここ4試合の結果の直接の要因でもある。シュートまで持っていけない、あるいはシュートを決められない、という場面を何度見たことか。前線の中心である玉田圭司は「孤立しないことだね。前の選手が良い形でボールを受けられていない」と言う。指揮官も「攻撃を構築しようとすると負傷者が出たりする。積み上げていくところまでいけていない」と苦悩を吐露するが、試合は待ってはくれない。悲観的な要素ばかりではなく、「個人としてはレアンドロ(ドミンゲス)のパスに対するタイミングなどは共有できるようになってきた」(西野監督)と、前を向く材料もある。個人の能力に疑いの余地はないため、あとはいかに得点への道筋をチームとして見出していくか、その作業の成否が勝敗に直結する。

名古屋は足元を見れば降格圏まで勝点差は1しかないところまできている。移籍市場も騒がしくなってきたが、今は目の前の試合に集中するのみだ。鹿島にはアウェイで快勝しており、その良いイメージはストレートに持って戦いたいもの。まずはリーグ再開後の初勝利にして、今季のリーグ戦での豊田スタジアム初勝利で、現状打破への道を切り拓きたい。

以上

2014.08.08 Reported by 今井雄一朗

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