日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年3月31日火曜日

◆常勝軍団×IT企業のシナジー効果とは? Jリーグ新時代 令和の社長像 鹿島編(Sportsnavi)







厚さ測定定規つき!初心者でも「高く売れる」「安く買える」メルカリまるわかりBOO...


「常勝軍団」鹿島にやって来たIT企業出身の社長


 2月22日に開幕した2020年のJリーグは、新型コロナウイルスの影響により第1節以降は試合が行われない状況が続いている。「常勝軍団」鹿島アントラーズは、第1節でサンフレッチェ広島に0-3と完敗し、この時点での順位は最下位。いつものシーズンであれば、まったく気に留める必要はないのだが、この順位がリーグ戦の延期によって3週間(さらにそれ以上)固定されることなると話は別である。そのことについて「非常に耐え難いですね」と苦笑いするのが、昨年8月にクラブ社長に就任した、小泉文明である。


「でも、ここから先は上がっていくしかない。今年に入ってから、天皇杯優勝を逃し、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)出場も逃し、極端にオフも短い中で開幕を迎えざるを得なくなりました。ただ、済んでしまったことは仕方がないですし、われわれが目指すサッカーにアップデートするためには時間も必要です。今回の延期は残念ではありますが、ザーゴ監督のサッカーをインストールする時間を考えれば、むしろポジティブに捉えることも可能だと思っています」


 サッカーの話をしているのに「アップデート」とか「インストール」といったフレーズがポンポン出てくるところは、いかにもIT企業の経営者らしい。昨年8月、小泉が社長を務めていた株式会社メルカリが16億円で鹿島の経営権を取得し、小泉自身が子会社となった鹿島の社長に就任したことが話題になった(現在はメルカリの会長を兼任)。親会社が製鉄会社からIT企業に変わったことで、Jリーグ随一の伝統と実績を誇る名門クラブは、大きな変革期を迎えることとなった。その中心人物である小泉が、今回の主人公である。


 メルカリが設立されたのは13年。鹿島のスポンサーを始めたのが17年。そしてクラブの責任企業となったのが19年。実にスタートアップ系らしいスピード感だ。今回の取材にあたり、当連載の監修者であるデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社の里崎慎からは、こんな「宿題」を預かっていた。


「まず、オーナー権取得の合理性を、小泉さんは社内でどのように説明したのか。経営権取得のハードルは何だったのか。どのような取り組みで、鹿島とメルカリとのシナジーを生み出そうとしているのか。そして小泉さん自身、クラブ社長としての価値をどう考えているのか。そのあたりのことが分かれば、スポーツビジネス界への参入を考える企業が増えてくるのではないかと考えています」


メルカリ参入で鹿島にハレーションが起こらない謎





 なるほど、実にコンサルらしい関心のベクトルである。それらはしっかり押さえつつ、実は私にはもうひとつ、今回の取材で明らかにしたいテーマがあった。それは伝統も実績もある名門クラブが、メルカリ(そして小泉社長)という異文化をいかに受け入れたのか。あるいはメルカリ(そして小泉社長)の側が、どのように鹿島の文化に溶け込んでいったのか、ということである。


 それを知るためには、黎明期からクラブを支えてきた、2人のキーパーソンにも話を聞く必要があった。ひとりはクラブの取締役で、フットボールダイレクターの「マンさん」こと鈴木満。もうひとりは同じく取締役で、マーケティングダイレクターの「ヒデキさん」こと鈴木秀樹。満と秀樹の「両鈴木」は、鹿島アントラーズの設立以来、クラブ成長・発展を推進させてきた両輪として知られる。ちなみに満は1980年に、秀樹は81年に住友金属に入社。選手として、フロントとして、実に40年にわたってコンビを組んできた。


 鹿島アントラーズの前身は、住友金属工業蹴球団。創部は1947年で、関西リーグから74年にJSL(日本サッカーリーグ)2部に昇格し、翌75年に鹿島製鉄所がある茨城県鹿島町(現鹿嶋市)に本拠地を移した。満と秀樹が入社した80年代初頭は、ちょうど住金が1部昇格に向けて補強を進めていた時代に当たる。その甲斐もあって、住金は85年に1部昇格を果たしているが、わずか1シーズンで2部降格。当時の住金に、のちの鹿島の強さを予感させるものは微塵もない。


 純然たる企業チームの住金では、選手は当然ながら働きながらプレーしていた。満は石炭や鉄鉱石の管理を、そして秀樹は工場内の環境調査を、それぞれ担当していたという。まだ各自の机にはパソコンがなく、上司のハンコがないと書類が回らない時代。そんな昭和の製造業で育ってきた両鈴木が、13年設立のIT企業からやって来た39歳の若手社長を迎えることに、戸惑いや抵抗といったものはなかったのだろうか。


 IT企業が経営に参入して、組織運営がガラリと変わるという話は、昨今ではすっかり珍しくなくなった。新たな企業文化の流入は、組織に革新をもたらす一方で、プロパーとの間にハレーションが起こる可能性も否定できない。地方都市を本拠とし、伝統と実績があるクラブであれば、なおさらであろう。ところが鹿島とメルカリに関して、きな臭い話は寡聞(かぶん)にして知らない。その理由についても、ぜひ今回の取材で明らかにしたい。


今季からテクノロジーが導入された鹿島の現場





「株式譲渡で親会社が変わって、小泉さんと最初に確認したのが『アントラーズのフィロソフィー(哲学)を守っていく』ことと『フットボールとマーケティングを分けて考えていく』ことでしたね。小泉さんからは『タイトル獲得は一番の目標ですが、急激に変化していくサッカー界の状況に対応できるよう、大胆にメリハリを付けながらチーム作りをしてください』と言われました」


 アントラーズ立ち上げ当初から、時代を超えてジーコの哲学や精神を伝え続けてきた鈴木満。異文化とも言える、IT企業出身の経営者を迎えるにあたっては「特に不安はなかった」と語る。さらに「小泉さんは、アントラーズや地域への理解があるし、フットボールに関して理解も深い」とも。それでいて現場に口出しする素振りは見せないそうだ。


「今季のウチのテーマは『主導権を握るサッカー』。ここ2、3年のウチは、相手に主導権を渡しながら勝利を目指すスタイルでした。今季はもっとアグレッシブなサッカーを志向していきます。それともうひとつ、ウチはずっとブラジル志向ですが、世界の主流はやはりヨーロッパに移ってきています。ザーゴの場合、選手でも指導者でもヨーロッパでの経験があって、なおかつ柏レイソルでもプレーしているということで、監督選定の要件にぴったりでした」


 フットボールの強化については、これまでどおり満が主導している。ただし現場の様子はがらりと変わった。ザーゴが新監督に就任した今季、トレーニングにテクノロジーが積極的に活用されるようになったからだ。テクノロジーの導入とデータの蓄積は、ザーゴがレッドブル・ブラジル監督時代に培ってきたノウハウであるという。こうした現場の変化を、満は「必然的」ととらえている。


「よく『鹿島の伝統』ということを言われますが、Jリーグのリーディングクラブであり続けるためには、現場も常に最先端のものを取り入れなければならない。トレーニング機器や医療機器もそうだし、選手の走行距離や心拍数などのデータも、試合だけでなくトレーニングの段階から収集しています。自分たちのチーム状態を分析するために、ブラジル人と日本人のアナリストを2人そろえました。お金をかけるポイントが、今年はかなり変わったなと感じています」


テクノロジー活用による鹿島の「働き方改革」





 これまでのブラジル路線を継承しながらも、テクノロジーの導入とデータ分析と活用に積極的なザーゴを新監督に迎えた鹿島。この人事はもちろん、フットボールダイレクターである満が決めたことだが、小泉の「強化の考え方」とも合致している。現場には口出ししない新社長だが、強化については明確なイメージを持っていた。当人の言葉を借りるなら「勝利の再現性をどう高めていくか」。続きを聞こう。


「やはりフットボールなので運もありますし、さまざまな要素が絡まって勝敗が決まるとは思うんです。でもテクノロジーを介在させることで、それまで暗黙知として処理されてきたものを『見える化』させていけば、勝利の再現性を高めていくことは可能だと考えています。もちろん、データがすべてを解決するわけではない。最後は監督の意思決定に委ねられるし、直感で決まることだってあるでしょう。ただ、再現性を高めるエビデンスをどう作っていくかという部分で、テクノロジーを活用していきたいとは思います」


 小泉が提唱するテクノロジーの活用は、もちろん現場以外でも急速に浸透しつつある。ビジネスチャットツールのSlackが導入され、稟議書も紙申請ではなくオンラインで行われるようになった。リモートワークは、コロナ騒ぎが始まる前から試験的に運用が進められていた。「こんなに変わるものかと感動するくらい、われわれの働き方は劇的に変わりましたね」と実感を込めて語るのは、昭和の時代の職場を知る満である。その上で、クラブの30年の歴史を俯瞰しながら、今を「3度目の勝負どころ」と位置づける。


「95年にJリーグのブームが去って、各クラブは強化予算を引き締めるようになりました。そんな中、当時の社長が『ウチはここで勝負を懸ける』と決断して、現役セレソンのジョルジーニョやレオナルドを獲得したんですね。それで96年のリーグ戦で優勝し、02年ワールドカップの開催地にも選ばれました。逆に99年は、前年に優勝していたけれど、あえて主力を放出してスリム化に務めています。それは住金に頼らないよう、クラブの基盤を確立させるためでした。そして今、クラブは事業規模100億円を目指して3度目の勝負どころに来ていると感じます」


 JSL時代からサッカーを支えてきた住金は、12年に新日本製鐵と合併して新日鐵住金となり、さらに19年には日本製鉄となった。満によれば「住金でなくなって、違う会社になったことに寂しさがありました。逆にメルカリに株式が譲渡されたことで、未来に希望が持てるようになりましたね」。62歳となる今でも変化を恐れない、この人の姿勢には驚かされるばかりだ。と同時に、鹿島アントラーズとメルカリとの出会いが、まさに奇跡のような絶妙さであったことには、取材者として深く頷くばかりである。




◆常勝軍団×IT企業のシナジー効果とは? Jリーグ新時代 令和の社長像 鹿島編(Sportsnavi)





◆柴崎岳が連日の注意喚起「自らの手で家族を葬るかもしれない可能性を…」(ゲキサカ)



柴崎岳 Gaku.Shibasaki




 日本代表のMF柴崎岳(デポルティボ)が29日、自身の公式noteを更新し、新型コロナウイルスの感染が拡大しつつある日本の人々にあらためて注意を呼びかけた。柴崎は28日にも、自身の公式Twitter(@GakuShibasaki_)に投稿した動画で「皆さんの意識を変え、感染拡大の防止に向けてより良い方向に向かっていきましょう」と伝えていた。

 この日の投稿で柴崎は「サッカーの話をしても今はあまり意味がないのではないかと思う時があります。昨日、僕のSNSに動画をアップしましたが、その背景や思いを伝えたいと思います」と前置きし、自身の心境を語った。

 柴崎が住むスペインでは29日までに約7万2000人以上の感染者、5600人以上の死者が確認されている。政府発表によると今月1日時点の感染者はわずか114人。ところが9日に1000人を突破すると、翌10日には2000人に到達し、それ以降は感染者が1日数千人単位で増えている。また死亡者も3月中旬以降、数百人ずつ増加している。

 柴崎はこの状況を「コロナウイルスは一国の問題ではなくなっています。世界や僕がいるスペインの状況を見て、近い将来、今見ているこの酷い光景が日本にも訪れると想像すると背筋が凍ります」と厳しく認識。その上で徐々に感染が広がりつつある日本の現状を憂慮している。

 日本は29日午後8時現在、クルーズ船を除いた感染者が1883人で、死亡者が56人となっている。それでも柴崎は「日本で、たかが数十人亡くなったと思っている人は自分の知らない誰かが亡くなったとしか思えず、危機感を持てないのも無理はないかもしれません。ですが数日後、また数百人、数千人、数万人となった時にはもう既に遅い」と警鐘を鳴らす。

 柴崎が日本の人々に求めるのは、自分の家族を含めた周囲の人々への“もしかしたら自分が感染させてしまうかもしれない”という想像力だ。

「僕が無事でも、僕の親を、または祖父母を、家族を感染させ、間接的に殺してしまうかもしれないと思うと恐怖でしかないです。あなたは無事でも、あなたの親を、または祖父母を、家族を感染させ、結果的に殺してしまうかもしれないです」。

 そう語った柴崎は「自らの手で家族を葬るかもしれない可能性を不要不急の外出以外でわざわざ拾いに行くなんて馬鹿げています」と厳しい現実を突きつけながら、「今日する事は今しなければいけない事なのか、収束してからじゃダメなのかをしっかりと判断して欲しいです」と真摯に呼びかけた。

 また「医療関係者は疲弊して、自らが感染するリスクが最も大きい所に身を投げだし、患者を治療しています。全ての人々を介抱できず、時には誰かを選んで誰かを放棄する事も余儀なくされます」と現場で奔走する医療従事者にも思いを寄せ、「このような事を日本で起こす訳にはいきません」と力強く語った。

「本当に必要最低限の移動だけにして、出来る限り人との接触を避けて、外に出る時は最大限注意して周りに配慮して欲しいです。帰ってきたら手洗いうがいもして、自分に出来る事を毎日して欲しいです。スペインでの光景、状況を日本で繰り返さない為に、今一度本当に危ないんだと危機感を持ってださい。ご理解、宜しくお願いします」。

 全文は柴崎岳公式note「今の状況と思い」




◆柴崎岳が連日の注意喚起「自らの手で家族を葬るかもしれない可能性を…」(ゲキサカ)


2020年3月30日月曜日

◆【春だ〇〇しよう】=料理編= 甲府・小泉勇人が教える、簡単アスリート飯(報知)






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 何か新しいことをやってみたくなるこの季節。「スポーツ報知」では「春だ〇〇しよう」と題して様々なチャレンジ企画を紹介していく。初回は料理編。J2ヴァンフォーレ甲府の料理男子・GK小泉勇人(24)が、普段学校の部活動などで忙しくなかなか料理をする時間のない男子・女子たちが挑戦できるような“カンタン料理”を作ってくれた。(構成・古川 浩司)

 作り置きも含め、およそ1時間で食卓にはおいしそうな匂いを漂わせた料理が並んだ。小泉が本格的に料理を始めたのは約1年前。「出かけるよりも作った方がコスト的にも栄養的にもいいので。作りはじめたら意外とはまって」。細かいことは気にせず「目分量(笑い)」で進めていくことが多いという。

 「基本的にタンパク質が豊富なアスパラガス、ブロッコリー、アボカドは食べるようにしています」と説明。作りすぎた場合は、翌日などに取っておく。「夕飯は300円から500円くらいで作るようにしています」と明かした。

 「僕も料理は絶対できないと思っていました。でも、やってみたら意外とできるもんだし、何事も始めてみないと分からないと思います。最初の一歩を踏み出してみるというのが重要かなと。やってみて作れるようになれば楽しくなるんじゃないでしょうか」と“カンタン料理”を勧めた。

 小泉は毎日自炊して、自身のインスタグラムでも料理を紹介している。今回は、練習後に自宅を訪れ、腕をふるってもらった。

 《1》ささみのネギ塩ダレサラダ

 小泉「ささみは脂肪分が少ないのでおすすめです」

 《2》サバみそとキノコの炊き込みご飯

 小泉「簡単に作れますし、青魚には(必須脂肪酸の一種の)EPAも含まれているので。サバみその缶詰は汁ごと入れます。麺つゆは足りない(薄い)ようなら後で足します」

 《3》エリンギとアスパラガスのバターしょうゆ焼き

 小泉「焼いてしょうゆを垂らすだけなので簡単です」

 《4》みそ汁

 小泉「みそは薄かったら足す。だいたい作っていけば分かっていきます。タンパク質を多く取りたいので、豆腐とかを多めに入れています」

 ●その他

 ☆ナスのポン酢しょうゆ(ポン酢、しょうゆ、ごま油をそれぞれ適量加え、適当な大きさに切ってレンジで温める)

 ☆ネバネバ納豆(めかぶとオクラ入り)

 ☆アボカド(ごま油、にんにくすり下ろし、ポン酢、鶏ガラスープの素、砂糖をそれぞれ適量加えたもの)

 ☆カボチャの煮物

 ☆キムチ冷ややっこ

 ☆豚の角煮と大根の煮物

 ◆小泉 勇人(こいずみ・ゆうと)1995年9月14日、茨城県生まれ。24歳。鹿島ユースから2014年にトップ昇格。水戸、盛岡、群馬を経て、昨季途中から甲府に在籍。J3通算13試合0得点。左利き。192センチ、83キロ。





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◆【鹿島】貫くジーコ氏の「ファンあってのプロ」精神 選手とファンがビデオ通話で交流(報知)






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 鹿島は28日、クラブ史上初の試みとして、アプリを用いたウェブ上でのファン・ミーティングを行った。

*  *  *

 抽選で選ばれたファン2組とFW伊藤翔とMF遠藤康がビデオ通話で交流。クラブによると、ビデオを用いたファンと選手の交流は、クラブ創設以来初めてだという。伊藤や遠藤はファンからの質問に答える形で、GK曽ケ端準と食事をする「ソガさん会」の裏話や、「エヴェラウドは英語がペラペラ。顔もかっこいい」「ザーゴ監督の練習は本当に楽しいし面白い」などと“プチ情報”も披露。伊藤は「僕らも有意義な時間でした。また今後ともアントラーズをよろしくお願いします」、遠藤は「サポーターにとっても心苦しく、つらい時間を過ごされているかと思います。5月9日にいい試合ができるよう準備しているので、ぜひまた(スタジアムに)足を運んで頂けたら」とのメッセージで締め、約30分の交流を終えた。

 鹿島は「ファンあってのプロ」というジーコ氏の信念を貫き、これまで原則公開練習を行い、練習後のサインや写真撮影も基本的に毎日行ってきた。だが現在は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、茨城・鹿嶋市内のクラブハウスへのファン・サポーターの入場が禁止となっている。

 Jリーグの再開も先延ばしとなる中、「そんな(情報を隠すなど)ことは言ってられない状況」(クラブ幹部)と、21日の札幌との練習試合をDAZNで生中継。中継でピッチを映すメインカメラが捉えるバックスタンドの電動広告には、クラブから「いまできることをみんなで」「ともにのりこえてみせる」といったメッセージを掲載した。今回のファンミーティングをベースとし、今後もファンと選手が交流できる形を模索していくという。感染拡大防止を第一としながらも、鹿島は「ファンあってのプロ」精神を貫いていく。




◆【鹿島】貫くジーコ氏の「ファンあってのプロ」精神 選手とファンがビデオ通話で交流(報知)





◆【鹿島】採点&寸評…J2栃木相手に140分で1得点 1―1でドロー(報知)






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 鹿島はJ2栃木と35分×4本の練習試合で行い、4本合計1―1で試合を終えた。

 2本目の28分、栃木FWエスクデロ競飛王に先制点を献上。4本目に右サイドを崩し、MF名古新太郎の横パスを受けたMF三竿健斗が左足でミドルシュートを沈めたが、140分合計で1得点に終わった。Jリーグの再延期が決定するなど選手のモチベーション維持が難しい状況ではあるが、21日に4本合計6―9で敗れた札幌戦に続き低調な内容に終始した。

ザーゴ監督【―】再延期決定で難しい心理状態にある選手のモチベーションを上げるのも監督の仕事。練習試合のため採点なし

GK曽ケ端準(1、2)【6・5】J2クラブとの練習試合でGKに6・5は与えがたいが事実は事実。好セーブ光る

DF広瀬陸斗(1、2)【5・5】右サイドはほぼ唯一の希望だったが、松村を生かしきれず個も生きず

DFブエノ(1、2)【6・0】1週間前の8失点からは吹っ切れた様子。昨季からだが犬飼と組むと長所がでやすい

DF犬飼智也(1、2)【6・0】視野が広いからミスが目立ってしまいますでは今年はダメ。守備では危なげなし

DF佐々木翔悟(1、2)【5・0】後ろ向きのトラップが多く、自ら長所を消し短所を浮き彫りにさせた印象

MF永木亮太(1、2)【5・0】機能しかけた右サイドをパスの乱れで狂わせる。トン・トン・トーンのトン・トンまではいいが、トーンが乱れては台無し

MF小泉慶(1、2)【5・0】サイドへのスルーパス、FWへのくさびパスが出せなければ、いくらバックパスや横パスが高精度でも公式戦では厳しい

MF松村優太(1、2)【5・5】裏抜けに得点の匂い。2本目のKO直前、エヴェラウドに身ぶり手ぶりで要求する姿。見習うべき背中

MF遠藤康(1、2)【5・5】トップ下でプレー。ほぼ全てのチャンスの起点になったが、ロストでピンチも多く招いた

FWエヴェラウド(1、2)【4・5】ボールタッチは数えるほど。周りの問題でもあるが、彼が出場した50分間は実質11対10だった

FW伊藤翔(2、3)【5・0】2本目の14分IN。3本目の21分OUT。INでボールは回るようになったが見せ場は少なかった

MFファンアラーノ(2、3、4)【5・5】2本目の25分IN。4本目の24分OUT。ビルドアップ参加で攻撃にリズムもたらす。ボランチでも見てみたいが…

*  *  *

GK山田大樹(3、4)【6・0】出場時間は無失点。失礼極まりないバックパスも難なく処理

DF伊東幸敏(3、4)【5・0】クロスを放る場面は数度あったが、バックパスが多くビルドアップでの貢献度が低い

DF関川郁万(3、4)【6・5】どっしり構えて後ろを安定させ、矢のような対角フィードも数本。鼻歌が聞こえてきそうなほどに絶好調だった

DF山本脩斗(3)【6・0】負傷明けで久々の実戦。センターバックでプレーも違和感は感じさせず

DF永戸勝也(3、4)【5・5】駆け上がりクロスを上げる形は多く作れた。あとは精度

MF三竿健斗(3、4)【6・0】左足で同点弾。声の存在感はやはり際立つ

MF名古新太郎(3、4)【6・0】三竿弾をアシスト。視野と判断力には改善の余地

MF和泉竜司(3、4)【6・0】受け手として機能。動きすぎず、動かなすぎずができる存在。もう2メートル前で受けられれば攻撃がもっと機能する

FW染野唯月(3、4)【5・0】当たり負けする場面が数度。もし政府からステーキ券が支給されれば有効に使いたい

FW上田綺世(3、4)【6・0】3本目の21分IN。得点は奪えずもポストプレーと空中戦で強さ

※1、2本目に1人、2本目に1人、4本目に1人のユース所属選手が出場


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◆【鹿島】採点&寸評…J2栃木相手に140分で1得点 1―1でドロー(報知)





◆鹿島アントラーズが目指す戦術的改革とは? 批判も覚悟か…新監督が語るその狙い【Jリーグ戦術の潮流・後編】(フットボールチャンネル)



ザーゴ Zago


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昨季、魅力的かつ機能的なサッカーを披露した横浜F・マリノス。彼らがシティ・フットボール・グループと提携し、15年ぶりにJ1優勝を果たしたことで、他のクラブも世界最先端の戦術を知り、チームに落とし込む作業は必須となっていくことだろう。プレシーズン、各チームのキャンプを取材した河治良幸氏がレポートした3/6発売の『フットボール批評issue27』から一部抜粋して前後編で公開する。今回は後編。(文:河治良幸)



改革と勝利を両立させるには


 新シーズンに向けて改革に踏み出した象徴的なクラブが鹿島アントラーズだ。これまで悲願の初制覇となった2018年のACLを含む“20冠”を獲得してきた名門も昨シーズンは無冠に終わった。

 大岩剛前監督が率いたチームはリーグ戦、ACL、ルヴァン杯、天皇杯の全てでタイトルの可能性を残すなど“鳴かず飛ばず”だった訳ではない。多くのケガ人に悩まされたことも事実だが、伝統的な4-4-2をベースとした良くも悪くもオーソドックスな戦い方だけではシーズンを重ねるほど苦しくなってくることは明白だった。

 柏レイソルに在籍した経験を持つ元ブラジル代表DFのアントニオ・カルロス・ザーゴ新監督は欧州で指導者ライセンスを取得し、監督としては母国ブラジルで『レッドブル・グループ』のブラガンチーノをブラジル・セリエB優勝、セリエA昇格に導いた。

「僕は指導者を始めたときからパスワークを重視している。ただ、相手陣内でのパスワーク、相手ゴールに向かう迫力を要求しています。パスワークと言ってもただ自陣でボールを保持しているという人もいますけど、僕はそれが嫌い。いかに相手陣内に入って、相手のゴールに迫力を持って行くかということをずっとやって来た。それを鹿島でも同じように表現することができればなと思います」

 そう語るザーゴ監督はディフェンスに関しても、レッドブル・グループの“総本山”と言えるブンデスリーガのライプツィヒがそうであるように、高い位置から組織的にプレスをかけて、ボールを奪うことをモットーとしている。

「相手にプレッシングをかけること、相手に圧力をかければ、相手のゴールの近くで攻撃をすることができる。それは重要であるし、ボールを持つ、パスワークをするということも重要です。どっちかを優先するということは、サッカーは数字の計算式とかマニュアル通りには行かないので、両方を100%でできればと思います」

 信念を持って改革にチャレンジする姿勢を打ち出すザーゴ監督だが、同時に鹿島アントラーズが本来持っているべき“勝者のメンタリティ”を取り戻させたいという。しかし、構造的な変革を進めていることと勝利を両立させることはそう簡単なことではない。実際に就任からほとんど準備もままならないまま迎えたACLのプレーオフで、日本勢としては初めて敗戦を喫し、いきなりアジア制覇の道が断たれてしまった。

 仕切り直しでキャンプを経て臨んだルヴァン杯の初戦も、名古屋グランパスに1-0で敗れ、公式戦連敗の船出となった。しかし、チームのスタイルが大きく変わるということは困難を伴うものだ。

 常に目の前の試合で勝利を目指す“ジーコスピリット”を掲げる鹿島アントラーズの伝統から、受け入れ難く思うファンサポーターも少なからずいるはずだが、新監督を招聘した強化部も覚悟を持って決断したはずだ。

 それがいつ、どういう形で身を結ぶのかはわからないが、Jリーグの2020シーズンを見ていくにあたり、大きな注目ポイントの1つであることは確かだ。

(文:河治良幸)

【了】




◆鹿島アントラーズが目指す戦術的改革とは? 批判も覚悟か…新監督が語るその狙い【Jリーグ戦術の潮流・後編】(フットボールチャンネル)





2020年3月29日日曜日

◆鹿島 オンラインファンミーティング初開催 伊藤&遠藤がファン2組と“会話”楽しむ(スポニチ)






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 鹿島がファンとの交流企画を行った。ビデオ会議システムを用いた「ファンミーティング」を28日に初開催。FW伊藤翔(31)とMF遠藤康(31)がクラブハウスから中継を繋ぐ形で、2組のファンとの会話をオンライン上で楽しんだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、Jリーグは中断中。練習も含めてサポーターと直接交流する機会が減っている状況下で、「ファンの方に何か楽しんでいただくコンテンツはないか」(クラブ関係者)との思いから企画を立て、実現に至った。ツイッターでの質問募集などは行ってきたが、中継をつないで直接会話する企画は初めてだという。

 初回の今回は、選手が2人1組の4チームで競った「Futmesa」(サッカー卓球のようなもの)の優勝予想ペア(伊藤、遠藤)を当てた中から抽選で2人の当選者を選出した。合計で3077票の応募があった。

 当選したファンから今季の新加入選手についての質問が飛び出すと、伊藤は「一番キャラが立ってきたのが松村君。いじられキャラが確立してきて本人も楽しそう。ピッチ内外で注目してあげてください!」と笑いの要素も交えながら丁寧に返事。反対に伊藤と遠藤から「休みの日は何をしたらいいですか?」とファンに逆質問する場面もあり、和気あいあいとした雰囲気で会話が続いた。

 新型コロナウイルスの感染拡大に最大限注意した上で中断期間中もファンとの接点を増やすべく、クラブは第2弾となる企画も検討している。




◆鹿島 オンラインファンミーティング初開催 伊藤&遠藤がファン2組と“会話”楽しむ(スポニチ)





◆“U24”ある?来年8月に24歳の小川航基は「残念」、町田浩樹は「出たい」(報知)



町田浩樹 Koki.Machida


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 東京五輪のサッカー男子代表候補選手は25日、五輪開催延期について複雑な心境を明かした。

 サッカー男子はIOCと国際サッカー連盟(FIFA)の協議により、92年のバルセロナ大会以降、オーバーエージ枠を除き、U―23(23歳以下)の年齢制限が設けられた。1年程度の延期となり、年齢制限はそのままか、「U―24」になるか。決定次第で五輪出場の夢が途絶える選手も出る。

 来年8月に24歳を迎える磐田のFW小川航基(22)は「率直に、残念。出場資格を得られるのを信じ、力をつけていくしかない」と話し、同じく8月生まれの鹿島のDF町田浩樹(22)は「複雑な気持ちはあるが、五輪を目指してきたので出たい」。

 年長者ではないメンバーも心境を吐露。DF杉岡大暉(21)=鹿島=は「制限が変わらないのであれば、僕ら98年生まれがやっていかないと」。鹿島のFW上田綺世(21)は「2年間かけて準備してきた。編成は崩れるかもしれないけど、やることは変わらない」と話した。

 編成の見直しを余儀なくされる可能性が出てきた森保一監督(51)は「決まったレギュレーションで最善を尽くしたい」とコメントしている一方で、オーストラリアのアーノルド監督は年齢制限の引き上げを求め、IOCと意見交換などをしているという。




◆“U24”ある?来年8月に24歳の小川航基は「残念」、町田浩樹は「出たい」(報知)





◆「日本に戻れない」 ジーコ、新型コロナの脅威に言及「私にとって非常に危険なウイルス」(FOOTBALLZONE)



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日本に帰還予定もパンデミックの影響で母国ブラジルに滞在「クラブはとどまるよう提言」


 現在、世界中で感染が拡大している新型コロナウイルスの影響により、各国のリーグが中断している。Jリーグも延期の措置が取られているが、鹿島アントラーズでテクニカルディレクター(TD)を務めるジーコ氏は母国ブラジルメディアのインタビューに応じ、「私にとって非常に危険なウイルスだ」と危機感を示している。

 中国で発生した新型コロナウイルスが、全世界で猛威を振るっている。Jリーグは2月22日と23日に各カテゴリーの開幕戦を消化したが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、直後にリーグ中断を余儀なくされた。今月25日にはJ3が4月24日、J2が5月2日、J1が5月9日と段階的に再開していく方針を発表されている。

 鹿島は開幕戦でサンフレッチェ広島に0-3の大敗を喫し、厳しいシーズンスタートとなっていたが、ブラジルメディア「UOL」は「67歳のジーコはコロナウイルスのリスクグループのメンバーであることをどのように感じているのかを語った」と見出しを打ち、ブラジルの英雄であるジーコ氏のインタビューを行っている。

 記事では、「鹿島のTDはリオデジャネイロから日本に戻れない。ジーコは鹿島での職務のために26日の木曜日に日本へと戻る必要があった。しかし、コロナウイルスによるパンデミックのため、入国規制もあって移動することができない」と説明しつつ、「67歳は高齢者で構成されるリスクグループの最上位に位置する」と指摘している。





鹿島での仕事に意欲も「もし日本に行けば、病院に20日間は隔離されることになる」


 ジーコ氏はインタビュー内で次のように語っている。

「私にとって非常に危険なウイルスだ。私は65歳以上で、もう70歳近い。リスクグループに属していることになる。それでも、私は健康な生活のためにこれまで喫煙したことはないし、酒もほとんど飲まない。今健康なのは、神が健康状態を祈ってくれたからだけではなく、狭いスペースでウエイトトレーニングをしているからさ」

 現在母国ブラジルに滞在しているジーコ氏は日本に戻れない状況にあるが、「日本では通常練習が行われている。私も行きたいが、航空会社の問題、ウイルス発生の状況のため、クラブは必要な限りブラジルにとどまるよう提言してきた。もし日本に戻れば、病院に20日間は隔離されることになるだろう」と続けている。

 鹿島は21日に練習試合で北海道コンサドーレ札幌と対戦し、2-4と敗れていた。Jリーグ再開の目処も立っており、日本での仕事に意欲を燃やしているジーコ氏だが、今は世界的なパンデミックという緊急事態。母国での待機が最適な状況なのは間違いない。

(Football ZONE web編集部)




◆「日本に戻れない」 ジーコ、新型コロナの脅威に言及「私にとって非常に危険なウイルス」(FOOTBALLZONE)





◆【鹿島】ザーゴ監督「サッカーは二の次。仕事より命の大切さ」…コロナでJ助っ人が抱える不安・葛藤(報知)






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 新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるう中、Jリーグは延期が続く。5月9日再開を目指すJ1には19か国95人の外国人選手が所属。現状、選手の感染者は報告されておらず、不安や葛藤を抱えながらも秩序ある環境下でトレーニングを続けている。“助っ人外国人”たちに聞いた、Jリーグ、そして日本とは―。

 鹿島・ザーゴ監督(ブラジル)「今はサッカーは二の次。サッカーという仕事よりも命の大切さを尊重しなければいけない立場の人はたくさんいるかと思います。感染拡大を防ぐために、一人でも多くの人が意識を持つべき。試合の延期や中止は全く重要ではありません」




◆【鹿島】ザーゴ監督「サッカーは二の次。仕事より命の大切さ」…コロナでJ助っ人が抱える不安・葛藤(報知)





◆早くも才能の片鱗を見せている染野唯月 上田綺世と並ぶ前線は“鹿島の未来”だ(Sportiva)



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 今季、鹿島アントラーズに加入した3人の高卒新人アタッカーのうち、故障で出遅れた染野唯月はただ1人公式戦デビューを果たしていない。だが、尚志高時代から将来を嘱望されたストライカーは、この中断期間中にすでにチームに合流し、練習試合や日々のトレーニングでその豊かな才能の片鱗(へんりん)を見せている。3歳上で入団2年目の上田綺世と並ぶ前線は、“鹿島の未来”と言ってもいい。


鹿島の先輩FW大迫を彷彿とさせる一撃


 特別な才能を持っている選手をピッチの上で見ることは、いつの時代も楽しいものだ。それは、アントニオ・カルロス・ザーゴを新指揮官として招へいし、ゲームモデルを導入した鹿島アントラーズであっても変わらない。数々の約束事があったとしてもサッカーはサッカーであり、人々を感嘆させるのは驚くべきプレーが出現したときである。腰椎分離症も癒えチームに合流したばかりの染野唯月が、プロ入り初の練習試合でさっそく非凡な才能を示した。


 3月21日、カシマスタジアムで行われた北海道コンサドーレ札幌との練習試合(45分×2+35分×2)の3本目から途中出場した染野は、上田綺世と2トップを組んだ。非凡さを見せたのはピッチに立ってから12分後。ボールを奪い、ボランチの名古新太郎が前を向いた瞬間、染野の舞台が幕を開ける。


 左にふくらみながら自身のスピードを殺すことなくパスを呼び込む。あまりに自然なコントロールに札幌のDFも飛び込むことができない。前を向いて仕掛けていくとフェイントを入れながらカットイン。相手のボディーバランスを崩すと、身体を開いてファーサイドを狙って巻くようなシュートを打つ素振りを見せつつ、逆に引っかけるように右足を振り抜き、地をはうシュートでニアサイドを打ち抜いた。


「高校のときから自分の武器として1対1は大事にしてきました。あのパターンでゴールを決めることができて自信がつきました」


 圧巻のゴールは、鹿島の先輩FWである大迫勇也を彷彿(ほうふつ)とさせる一撃だった。


 しかし、染野の魅力は1対1にとどまらない。出場した直後には、ゴール正面でパスを受けるとダイレクトでちょんとボールを浮かせてディフェンスラインの裏に上田を走らせた。その意表を突くプレーは本山雅志や野沢拓也のような柔らかさがあった。


クラブの期待は同期2人に勝るとも劣らず


 今季、鹿島には高校サッカー界を沸かせた3人のアタッカーが同時に加入した。


 東福岡高から荒木遼太郎、静岡学園高から松村優太が加わり、2人はすでに公式戦デビューを果たしている。荒木はYBCルヴァンカップ・グループステージ初戦の名古屋グランパス戦、J1第1節のサンフレッチェ広島戦でいずれも途中出場し、鮮烈なイメージを残している。また、札幌との練習試合でもザーゴ監督は1本目の先発に起用しており、すでに主力選手の一人として計算していることがうかがわれる。


 松村も当初はプロの技術レベルの高さとスピードに圧倒されていたが、持ち前の負けん気の強さを発揮して急速に適応。途中出場した名古屋戦では一発退場となったが、ザーゴ監督は「彼ら(荒木と松村)が入って流れが変わった」と高く評価した。


 2人に遅れること1カ月。ようやく試合に絡めた染野は、すぐさま結果を残した。強化責任者である鈴木満フットボールダイレクターが「染野もすごくいい。楽しみにしてて」と復帰を心待ちにしていたように、クラブがかける期待は先の2人に勝るとも劣らない。


上田を“剛”とすれば染野は“柔”


 とはいえ、35分×2本で行われた練習試合のなかで、常に染野が光り輝いていたかと言えばそうではない。消えている時間帯も多く、高い位置からのプレッシングを求めるザーゴ監督のやり方を実践できない場面も多かった。


「攻撃のところではいい部分を出せているんですけど、守備はチームのコンセプト(どおりのプレー)ができないところがあった。少しずつ改善できれば」


 本人もそう言って、求められているものをまだ十分に表現できていないことを実感していた。


 ただ、練習を見ていても染野の技術の高さは鹿島のなかでも際立っている。左右両足を遜色なく使うことができ、利き足ではない左でボレーをミートさせる姿はお手本のように美しい。力強いプレーを信条とする上田を“剛”とすれば、プロになってから初めての試合でもピッチの上に脱力して立つことができる染野はまさに“柔”。全く異質の2人が前線に立つ光景に、鹿島の未来が見える。


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【J1クラブ別推定市場価格|鹿島編】チーム総額は昨季から約3億円アップ、的確な戦力補強に成功


 新型コロナウイルス感染拡大の影響により中断されている今季のJ1リーグは、5月9日からの再開を目指している。現状は第1節しか行われておらず、新チームの戦力をしっかりとチェックできていない人も多いだろう。待ち遠しい再開までの時間を利用し、改めて新チームの戦力分析をしてみたい。

 今回は視点を変えた分析で、ドイツの移籍専門サイト「transfermarkt」が更新している選手の市場価格を調査し、各チームの価値を推し量る。現在、同サイトが発表する市場価格最高額の選手は、パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペで2億ユーロ(約240億円)となっている。このことからも分かるように、この市場価格とは“推定移籍金”に近い意味を持つ。

 しかし、実際の移籍金は年齢や契約内容などの条件によって決められるので、この市場価格がその選手の移籍金を示すわけではない。あくまでも、その選手の価値を測るために評価を数値化したものだ。とはいえ、その市場価格をチームごとにまとめて比較・分析することで、各チームの戦力が見えてくる(※登録選手リストはJリーグ公式サイトを参照)。


■鹿島アントラーズ(昨季3位)
選手市場価格総額:28億5000万円
チーム内最高額選手:土居聖真(2億7600万円)


 昨季は終盤に失速したイメージのある鹿島アントラーズだが、選手市場価格総額の推移がそれを示している。1年前の2019年シーズンが開幕した頃のチーム総額は30億1200万円だった。それに対し、夏の移籍期間を終えた9月の総額は25億3200万円と大幅に下落。MF安部裕葵(バルセロナB)、DF安西幸輝(ポルティモネンセ)、FW鈴木優磨(シント=トロイデン)ら主力放出後の穴を埋められなかった。今季はシーズン前に積極的な補強を行い、選手市場価格の総額を約3億円上げて28億5000万円とし、戦力のかさ増しに成功したと言えそうだ。

 選手個人の市場価格を見ると、FW伊藤翔(1億5600万円/6位タイ)、MF遠藤康(1億4400万円/8位タイ)、GKクォン・スンテ(9600万円/13位タイ)、DF内田篤人(7200万円/16位タイ)、DF山本脩斗(5400万円/22位)、GK曽ヶ端準(600万円/26位タイ)のベテラン勢が価格を落としている。一方、若手選手の価値は上昇。DF町田浩樹(8400万円/15位)は2倍強、FW上田綺世(6000万円/19位タイ)は5倍、MF名古新太郎(4800万円/23位タイ)も5倍強と大幅に価値を上げており、世代交代が進んでいることが窺える。


土居と三竿の2人が2億円超え、新戦力4人も1億円台


 チーム内の最高額はMF土居聖真で2億7600万円、次いでMF三竿健斗が2億1600万円となっている。この2億円超えの2人には、それぞれ攻守のリーダーとなることが求められ、市場価格どおりの活躍ができるかによってチームの成績が左右しそうだ。

 新戦力は、昨季に最後まで悩まされたサイドバックを中心に補強を進めている。ベガルタ仙台から移籍したDF永戸勝也も、湘南ベルマーレから来たDF杉岡大暉もその価値を上げ、ともに1億2000万円(10位タイ)と高評価。価格に見合った活躍を見せられるか注目される。

 その他の新戦力は、FWエヴェラウドとDF奈良竜樹の評価が高い。メキシコのケレタロから移籍していたエヴェラルドは3位タイの1億8000万円、川崎フロンターレから加入した奈良は10位タイの1億2000万円と値付けされている。

 鹿島がタイトルを奪還する鍵は、世代交代となりそうだ。若手が台頭して市場価格ランキングをひっくり返すようになれば、自ずと満足のいく成績を得られるはずだ。





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