日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年7月28日日曜日

◆山形奥野監督「強気で」連敗脱出だ(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130727-1163838.html

 セットプレーを決めて苦手意識をぬぐい去る。J2山形は今日27日、アウェー熊本戦を迎える。4連敗中でも選手たちはリラックスした表情で最終調整を行った。CKやFKからの失点が止まらないが、奥野僚右監督(44)は「練習もしてきたし、こちらが点を取れば(気持ちが)スッとする」と話した。25日の練習前には急きょミーティングを開き、熊本を再分析。連敗脱出へ入念に準備してきた指揮官は「今までの戦いを引きずる必要はない。強気で行きたい」と力を込めた。

◆ロスタイム劇的弾の東京V DF石神「勝たなきゃいけないゲーム」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/399605_122555_fl

[7.27 J2第26節 東京V 3-3 G大阪 味スタ]

 後半ロスタイムに同点ゴールを決めた、この試合のヒーローに笑顔はなかった。東京ヴェルディのDF石神直哉は、「2点先制した状況から、2-3にひっくり返されちゃったので。DFとしても責任を感じていますし、勝たなければいけない試合だったし、勝てる試合だったので、もったいない試合だったと思います」と、ロスタイムで得た勝ち点1に、満足しなかった。

 前半4分にDF刀根亮輔のゴールで先制した東京Vは、G大阪の猛攻に耐えていた。後半8分には速攻からMF西紀寛が見事な追加点を挙げて、グッと勝利を引き寄せたかに思われた。しかし、圧力を掛けてきたG大阪の攻撃に守備が耐え切れなくなった。

 押し込まれた要因については「リードしたからなのか、普通にそういう展開になってしまったのかは分かりません」と話すが、展開としては予想をしていたものだったという。

「たしかに、押し込まれる時間帯が長かった。選手も頭の中で押し込まれる展開になるというのは頭に入っていたのですが、2-0に行って1点を入れられてから向こうが乗って来たし、こっちもスペースが軽く空くところがあって、そこをドリブルされることが増えてきてしまったなと思います。僕たちは『3点目を狙いながら、失点をせずに行こう』というサッカーだったので、2-1でそのまま行くっていう考えは持っていませんでした」

 前線からの守備がはまらなくなり、3失点を許して逆転された。このまま万事休すかと思われた残り10分、雷雨によって試合は55分間、中断した。この時間で東京Vの選手たちは、やるべきことを明確にできたと石神は言う。「2-3で負けているゲームは一度終わったつもりで、ロスタイム入れて残り15分のゲームを今から新しくやるつもりで挑もう。点を取りに行こうと、気持ちを切り替えて試合に入りました」。

 試合が再開されると、ピッチ上はまさに『別の試合』になっていた。水が浮き、ボールが止まってしまう。そんな中で、東京Vの選手たちはより正確に前線にボールを蹴り込んで行き、チャンスを広げていった。そして、後半ロスタイム、PA内で相手の守備がクリアーに手間取ったところを、石神が同点ゴールを決めた。

「僕も守っていても仕方がなかったのでね。ピッチが悪かったので、ロングボールを入れて行こうとみんなで話していました。ああいう風なクリアーミスも起こると思っていたので、前に上がっていきました」

 この試合で東京Vは4戦無敗(2勝2分)となった。前節では終了間際に、幸運な判定もありPKを得て勝ち点2を上積みし、この日も雷雨という不確定要素を味方につけて、勝ち点1を手にした。「中断もあって、追い付けたのは良かったですけど、勝たなきゃいけないゲームでした」。石神はそう繰り返したが、苦境で積み重ねた、この勝ち点3は、今後の順位争いで必ず大きな意味を持つはずだ。

(取材・文 河合拓)

◆【東アジア杯】大迫、2つの必殺技でザック日本初V導く(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/japan/news/20130728-OHT1T00040.htm

 ◆男子東アジア杯2013 ▽最終戦 韓国―日本(28日・蚕室総合運動場) 東アジア杯最終戦の韓国代表に向け日本代表は27日、坡州市内で約1時間30分の練習を行った。FW大迫勇也(23)=鹿島=は「大迫ターン」「大迫ゾーン」と呼ばれる得意プレーで、日本に初優勝をもたらす決意だ。コンフェデレーションズ杯(6月・ブラジル)から5試合14失点の守備陣は、DF栗原勇蔵(29)=横浜M=を中心に今大会初完封を狙う。

 FW大迫は時間を惜しむように右足を振り抜いた。全体練習後、ザッケローニ監督からフリー練習として10分の時間が与えられた。そこで、短いパスを受け、約20メートルの距離から右足を振り抜くことを繰り返した。計6本。いずれも強烈な弾道でゴールを襲った。「モチベーションは高い。優勝して帰りたい」。日韓戦を前に、その気持ちをボールに乗せた。

 2つの必殺技をさく裂させる。まずは「大迫ターン」だ。相手選手を背負った状態でパスを受けると同時に、相手と入れ替わって前を向く技。背後の選手の位置を体全体で感じ取り、相手の重心とは逆方向にターンする。Jリーグではその鋭さから、所属する鹿島以外からも称賛を込めて「大迫ターン」と呼ばれるほど、警戒されているプレーである。

 代表初得点を含む2ゴールを挙げたオーストラリア戦(25日・華城)では「相手(DF)があまり(守備に)来なかったから」と繰り出す機会はなかった。下がり気味の位置でパスを受けることも影響した。だが、優勝のためには、勝利しかない韓国は、積極的な守備で来ることが予想される。その身を翻し、前を向くプレーはより効果的を増す。

 そして、もう1つが「大迫ゾーン」だ。相手ゴールライン際の狭いエリアでボールを操り、決定機を作るというプレー。鹿児島城西高時代、その位置でボールを取られない光景を見たJリーグのスカウト陣に「大迫ゾーン」(鹿島・椎本スカウト担当部長)と名付けられたもの。いずれもゴールに直結する得意プレーで、韓国守備陣には脅威になるのは間違いない。

 オーストラリア戦に続き、韓国戦でも結果を残せば、海外組が合流する日本代表に生き残る可能性が出てくる。あとは、持っている能力を証明すれば、いいだけ。「まだ、2点なんで」と韓国戦でも持ち前のゴールへ向かう姿勢を出す考え。生粋のゴールハンターが初優勝への、そして日本代表への扉をこじ開ける。

 ◆大迫 勇也(おおさこ・ゆうや)1990年5月18日、鹿児島・加世田市(現南さつま市)生まれ。23歳。3歳からサッカーを始め、鹿児島育英館中からFWに転向。鹿児島城西高2年時、全国高校サッカー選手権大会で1大会個人最多得点(10点)。09年に鹿島入団。10年1月のイエメン戦で代表初選出。182センチ、73キロ。独身。

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