日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年10月11日木曜日

◆平畠啓史さん選定! Jリーガー能力別No.1プレーヤー。世界に知ってほしい名手たち(後編)【編集部フォーカス】(フットボールチャンネル)






Jリーグサポーターにはおなじみの平畠啓史さんが、能力別に優れたJリーガーを選定。「能力別No.1プレーヤー」には、一体誰が選ばれるのだろうか。(選定:平畠啓史、取材・文・構成:小澤祐作)


攻撃力部門

FW:鈴木優磨(すずき・ゆうま/鹿島アントラーズ)
生年月日:1996年4月26日(22歳)
今季リーグ戦成績:29試合出場/11得点

FW:金崎夢生(かなざき・むう/サガン鳥栖)
生年月日:1989年2月16日(29歳)
今季リーグ戦成績:12試合出場/2得点(サガン鳥栖での成績)

FW:小林悠(こばやし・ゆう/川崎フロンターレ)
生年月日:1987年9月23日(31歳)
今季リーグ戦成績:25試合出場/14得点

 攻撃力も難しいですよね。僕の中の感じでは、アグレッシブさですかね。

 というと鈴木優磨と金崎かなと。ベクトルの向き方が常にアグレッシブに相手のゴールに向かって行っている二人。

 金崎とか見てても、相手のDFからしたら嫌ですよね。どんどん向かってくるから。そこはやっぱりこの二人は攻撃力っていう意味ではポイントは高くなる。

 決定力という部分で言えば、今は小林悠かなと。実は小林は守備力の部分でも少し考えていたんですよね。あの人のプレスバックとか切り替えの速さとかはすごいですよ。

 あとは抜け目のなさとかポジショニング云々でいう攻撃力でいっても、やっぱり小林はポイントが高くなると思いますね。

テクニック部門

家長昭博

MF:家長昭博(川崎フロンターレ)
生年月日:1986年6月13日(32歳)
今季リーグ戦成績:27試合出場/3得点

 これもまた家長ですかね。なんかもう、フィジカルの強さがあってのボール扱いの上手さみたいなのもあるかもしれないですけど、緩急つけられるっていうところはすごいなと思いますね。

 ドリブルとかでも緩急つけられますし、キックもそうだし、ドリブルもそうだしボールコントロールもそうだし。すべてトータルのテクニックっていう部分でも家長は素晴らしい。

 際立った、お客さんを沸かせるようなテクニックもそうやけど、基本技術のトータル的な高さっていうんですかね。そこはもうすごいと思います。


IQ部門



DF:西大伍(にし・だいご/鹿島アントラーズ)
生年月日:1987年8月28日(31歳)
今季リーグ戦成績:20試合出場/2得点

FW:興梠慎三(こおろき・しんぞう/浦和レッズ)
生年月日:1986年7月31日(32歳)
今季リーグ戦成績:29試合出場/13得点

 これは難しい。まぁベタにいうとヤットさん(遠藤保仁)とか、憲剛さん(中村憲剛)とか大谷(秀和)とかも挙げたいですもちろん。

 ただ、僕はあえて興梠を挙げたいです。多分すっごい頭ええんちゃうかなって思いますね。

 たとえばポジションニングとか、妙ですよね。そこってやっぱり全体が見えていないとできないと思うんで、僕はIQは興梠を点数高めにしたいと思います。

 IQって中盤の選手入れるとそれっぽく見えるんですけど、興梠の賢さというか、それがないと点は取れないし、それで起点にもなれてっていう。1トップであれだけ大きくない体であれだけこなせるってやっぱりすごい。それで7年連続二桁得点っていう。やっぱ頭良くないとできない。だからサッカーIQはすごい高いんじゃないかなと僕は思いますね。

 (ヨシュア・)キミッヒとかIQ高そうに見えますよね。戦術理解度というか。そういった意味でいうと僕は鹿島の西を挙げますかね。

 戦術理解度高そうなイメージがあります。サイドバックだけではなくて、前もやったりとかボランチやったりとか。元々サイドバックの選手ではないですけど。でも逆に、そういった選手がサイドバックをこなせる。西流のサイドバックのやり方は、サイドバックの進化したやり方っぽいという気はしますね。

空中戦部門



DF:昌子源(しょうじ・げん/鹿島アントラーズ)
生年月日:1992年12月11日(25歳)
今季リーグ戦成績:12試合出場/0得点

FW:豊田陽平(とよだ・ようへい/サガン鳥栖)
生年月日:1985年4月11日(33歳)
今季リーグ戦成績:7試合出場/0得点

 空中戦は…やっぱり昌子かな。昌子と、豊田!

 豊田は僕、勝手に思ってるだけなんですけど、この人たぶんわざとギリギリで(空中戦に)勝ってるんじゃないかなと思う時がありますね。絶対勝たなアカン時は、100%勝つんですよ。でも、「わざとこれ80くらいでいってるんちゃうかな」みたいに、全部全開で行っている感じはしないんですよね。なんか、うまいこと使い分けてここはちょっと、体でダメージ負わすじゃないけど、そういう空中戦の使い分けしてるんちゃうかなと、僕は思ってるんですよね。競るエリアとか、時間帯とかでたぶん変えてるんちゃうかなと思うくらい、なんかそういった強さはありますね。

 昌子は合わせる巧さというか、そういうのもあるんじゃないかな。ポジショニングとかの頭の良さとか。豊田は逆にフィジカル的な(空中戦の)強さがあると思う。

 日本人のDFは、今吉田麻也が行っていますけど、プレミアリーグで活躍できたら本物だと思います。(昌子は)そこで見てみたい。やっぱり昌子とかは頭の良い感じもするし、そういった舞台でクレバーにできそうなイメージもありますけどね。

メンタル部門

Jリーグ


GK:権田修一(ごんだ・しゅういち/サガン鳥栖)
生年月日:1989年3月3日(29歳)
今季リーグ戦成績:29試合出場/31失点

GK:中村航輔(なかむら・こうすけ/柏レイソル)
生年月日:1995年2月27日(23歳)
今季リーグ戦成績:13試合出場/16失点

GK:秋元陽太(あきもと・ようた/湘南ベルマーレ)
生年月日:1987年7月11日(31歳)
今季リーグ戦成績:28試合出場/36失点

MF:遠藤保仁(えんどう・やすひと/ガンバ大阪)
生年月日:1980年1月28日(38歳)
今季リーグ戦成績:29試合出場/1得点

 メンタルは色々考えてみたんですけど、どうしてもGKにいっちゃうんですよね。GKの権田と、中村航輔と秋元。

 権田選手とかはメンタルの強さという部分はすごく感じますね。秋元とかもそうです。PKの時とかの堂々とした振る舞い、その後の味方の励まし方とか。

 やっぱりGKのメンタルって独特な部分があるかもしれないですけど、中村航輔とかも、(川口)能活さんっぽい。技術+メンタルで守る感じがします。

 あとちょっと考えたら遠藤とかもメンタル高い気がしますね。周りに流されない。メンタルというと根性とかをイメージしてしまいますけど、ヤットさんみたいに、いつも自分のメンタルをずっと保ってプレーするというのは、メンタルが高いと言えると思います。

平畠啓史さんの書籍紹介!

平畠啓史

 この本の見どころはたくさんありますよ(笑)。

 色々な人に本渡して見てもらいましたけど、カテゴリの順番じゃないのが嬉しいと言われました。普通はJ1、J2、J3(順)となっているじゃないですか。この本は北から順に並んでいるんですよね。そこをすごいいいなと言ってくれる人はいました。文量も、J1からJ3まですべて一緒。そこも面白いと思います。

 ガイドブックにもなりますし、来シーズン始まるまでのサッカー熱を冷めさせないためにも、いいと思いますね(笑)。それで来年ここ行こうとか、こんなんなのがあるならここ行こうとか。

 あと、スタジアムDJ一覧は他にはないと思います。あとは各クラブのJリーグ初ゴールの選手も載っています。これも面白いと思いますね。

出版記念イベントも開催!

【日時】10月11日(木) 18:30~
【イベント内容】サイン&2ショット撮影会
【会場】戸田書店 静岡本店(静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー2F・1F・BF)
◆イベントの詳細はこちらから

(選定:平畠啓史、取材・文・構成:小澤祐作)

【了】




◆【鹿島】GKクォン・スンテのPK渾身セーブに内田篤人は「運じゃない」(サカノワ)






触発し合うように、内田も調子を上げてきた――。

[J1 29節] 鹿島 0-0 川崎/2018年10月7日/県立カシマサッカースタジアム

 鹿島アントラーズが首位の川崎フロンターレとスコアレスドローで終えた一戦、最大のハイライトはクォン・スンテが小林悠のPKを渾身のセーブで防いだ38分の場面だった。

「サポーターの声援を力に変えて、キッカーが蹴るまで時間を掛けさせることでプレッシャーを与えたいと思いました。(小林悠のPKは)最近の湘南戦では正面に蹴っていたので、その選択肢も頭に残しながら、ギリギリまで動かずに対応しました」

 そう振り返った鹿島の守護神は、小林悠がシュートを放つ瞬間に横っ飛びし、左手をグッと伸ばして間一髪のところでセーブに成功。

 その瞬間、今季二度目の観衆3万人超えとなったカシマスタジアムは、鹿島サポーターの燃えるような熱い拍手と歓声に包まれた。まさに心を揺さぶるような痺れるシーンだった。

 1ゴール、いや、それ以上の価値ある1プレーを見せた背番号1の活躍ぶりに、右サイドバックとしてリーグ4試合ぶりに途中から出場した内田篤人は「運ではない」と言った。あくまでも普段の練習と彼の技術の成果だと強調したのだ。

「PKもあったけれど、スンテの技術。これまで何試合も(ピンチで)止めてきているからね。運じゃないよ、スンテ。あのプレーで『まだ、行ける』という雰囲気にしてくれた」

 クォン・スンテの実力を高く評価する発言を繰り返した内田が、日本代表ストライカーとの対決を制したのは”必然”だと頷いた。

 Jリーグ、ルヴァンカップ、天皇杯、そしてアジアチャンピオンズリーグ(ACL)と、いずれも重要な試合が続く。まさに、「まだ行ける」とチーム全体を前向きにさせる、今季のターニングポイントにさえなるようなプレーとなった。

「ここから先が勝負」。内田はそう言って気持ちを引き締めた。

 試合を積み重ねるたびに凄まじさを増すクォン・スンテ。その力が一段と必要とされる。そして互いを触発し合うように、内田が調子を上げてきたことも見逃せない。

 鹿島がチーム一丸となって、ラストスパートに突入する。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI




◆【鹿島】GKクォン・スンテのPK渾身セーブに内田篤人は「運じゃない」(サカノワ)





◆鹿島対川崎Fに派手さはなし。 けど見ごたえ十分、しびれる一戦だった(Sportiva)



チョン・スンヒョン JUNG Seung-Hyun


 流れが掴めそうで、掴み切れない――。どちらにとっても、もどかしさが残るドローゲームだった。

 10月7日に行なわれたJ1リーグ第29節。鹿島アントラーズと川崎フロンターレの一戦は、シーズンの結末を占うビッグマッチとなった。

 前節に首位に立った川崎Fは、勝ち点で並んでいたサンフレッチェ広島が前日に敗れたことで、その差を広げる絶好の機会だった。一方の鹿島は公式戦7連勝中と勢いに乗り、リーグでも3位に浮上。首位チームとの直接対決をモノにすれば、厳しくなっていた逆転優勝の可能性が生まれてくるところだった。

 ポゼッション型の川崎Fと、堅守からの鋭いサイドアタックを持ち味とする鹿島。両者のスタイルを考えれば、川崎Fがボールを支配する展開が予想された。

 実際にポゼッション率では、川崎Fのほうが高かっただろう。しかし、そのボール支配は決して効果的とは言えなかった。後方ではパスをつなげたものの、アタッキングエリアにはなかなか到達しない。攻撃のカギを握る2列目にパスが入らず、自慢のパス回しは影を潜めた。

 その原因について、中村憲剛は芝の影響があったと明かした。

「水も撒かれていないし、伸びていたので、簡単ではなかった。プロだからそんなこと言うなよと、みなさんはおっしゃるかもしれませんが、やっぱり日々自分たちがやっているグラウンドとは違った。もっと早くアジャストできればよかったんですが」

 一方で、鹿島の鋭い対応も見逃せないポイントだろう。とりわけ際立ったのが、三竿健斗とレオ・シルバの2ボランチだ。厳しい寄せで相手に時間を与えず、広範囲に動いてスペースを渡さない。川崎Fのパスワークを遮断して、カウンターのきっかけを生み出していった。

「みんなで我慢して、最後の最後でやられなければいいと考えていた。ボールは相手が握っていましたけど、全体のプランとしては僕たちが思い描いとおりになっていた」

 三竿が言うように、狙いどおりの試合を展開していたのは鹿島のほうだっただろう。

 川崎Fにもチャンスがなかったわけではない。絶好機は前半終了間際。わずかにスペースが生まれた鹿島のディフェンスラインの隙を突き、小林悠がエリア内に侵入。相手DFに倒されてPKを獲得した場面だ。しかし、小林自らが蹴ったボールは鹿島の守護神クォン・スンテにセーブされる。このチャンスを逸したことが、川崎Fにとっては痛かった。

 後半に入ると、鹿島に流れが傾きかける。サイドから押し込む機会が増え、レオ・シルバも背後のスペースを開けて、高い位置に攻め上がっていく。

 もっとも、決定的な場面までは作れなかった。称えられるのは川崎Fの守備陣だろう。集中力を切らすことなく、相手にフリーの状況を作らせない。鹿島に劣らない球際の激しさを示し、身体を張ってゴールを守り抜いた。

「鹿島は、戦わないで腰が引けたりすると、あっという間に隙を突いてくるチームなんで。今日に関して言えば、全員が最後まで受けに回ることなく、引くことなく、ガンガン行っていたと思う」と、中村が振り返ったように、川崎Fは本来のサッカーができないなかでも、戦う意識を保ち続け、鹿島に行きかけた流れを力づくで引き戻したのだ。

 すると、ふたたび川崎Fにリズムが生まれていく。きっかけは選手交代だ。ボランチの守田英正に代えて、FWの知念慶を投入。2トップに変更し、前線の起点を増やした。トップ下の中村をボランチに下げたこともあり、パスの流れも徐々にスムーズになると、鹿島陣内に攻め込む機会が増加。ただし、こちらも決定的な場面までは生み出せなかった。

 そこには、鹿島のカウンターに対する警戒心があったからだろう。リスクを負って、攻めきれない。川崎Fのプレーからは、そんな心情が読み取れた。実際に鹿島は終了間際に鋭いカウンターを繰り出し、阿部浩之を退場に追い込んでいる。

 そうした展開のなか、最後にふたたび鹿島の勝機が高まった。シンプルにサイドを押し込み、コーナーキックを立て続けに獲得。しかし、ボルテージが上がるゴール裏の期待とは裏腹に、ゴールネットが揺れる場面はついに訪れなかった。

「向こうはカウンターとセットプレーが狙い、というのがわかっていた。今までだったら、ポンとやられて、1−0で持っていかれるという試合だったけど、やられなかった。そういうタフさというのは、このチームについたと思います」

 中村が振り返ったように、川崎Fの歴史には常に、「勝負弱いチーム」というレッテルが貼られていたものだ。しかし、昨季にリーグ優勝を成し遂げ、今季も成熟した姿を見せている。本来のサッカーができなくとも、異なるストロングポイントを示して、最低限の結果を手にする。したたかさがウリの鹿島との我慢比べで、互角に渡り合ったのは大きな収穫だろう。

 一方の鹿島にとっても、ポジティブな勝ち点1ではなかったか。ACL、天皇杯、ルヴァンカップとすべての大会で勝ち進み、ハードスケジュールを強いられるなか、首位チームからポイントをもぎり取ったのだ。リーグ優勝の可能性は限りなく小さくなったものの、他大会でのタイトルラッシュが期待される、たくましい戦いぶりだった。

 両チームともにシュートは6本ずつ。派手さはなく、娯楽性には欠けていたかもしれない。しかし、一瞬も気の抜けない緊迫感は最後まで保たれていた。相手のよさを打ち消し合い、とことん勝負にこだわり抜く。トップレベルのチーム同士が死力を尽くした、まさにプロフェッショナルな一戦だった。




◆鹿島対川崎Fに派手さはなし。 けど見ごたえ十分、しびれる一戦だった(Sportiva)




◆三竿「立ち位置自分が一番下」初陣復習しトライする(ニッカン)



三竿健斗 Kento.Misao


日本代表は10日、新潟市内で国際親善試合パナマ戦(12日、デンカS)とウルグアイ戦(16日、埼玉)に向け、合宿3日目の練習を行った。

鹿島のMF三竿健斗(22)は「立ち位置は自分が一番下だと思っている。できることをどんどんトライしたい」と意気込んだ。森保一監督の初陣となった前回のコスタリカ戦(9月11日)では後半途中からボランチで出場。「前回学んだことをもう1回、復習、再確認している」と話した。

10日は所属クラブの鹿島アントラーズが、ルヴァン杯準決勝第1戦(カシマ)で横浜F・マリノスと対戦しており、その試合結果も気になる様子だった。







◆三竿「立ち位置自分が一番下」初陣復習しトライする(ニッカン)


◆【鹿島】内田篤人が負傷退場、長期離脱の可能性も「チームに迷惑をかけることになる」(報知)



内田篤人 Atsuto.Uchida


 ◆ルヴァン杯準決勝第1戦 鹿島1―2横浜M(10日・カシマスタジアム)

 3年ぶり7度目の優勝を狙う鹿島は、1―2で横浜Mに敗れた。勝利が絶対条件となる第2戦は14日にニッパツ三ツ沢球技場で行われる。

 後半32分に直接FKから失点。その3分後にはスライディングを試みたDF内田篤人が左太もも裏を痛めて負傷退場した。後半ロスタイムにDF犬飼智也が意地のヘディング弾を決め同点に追いついたが、直後に横浜MのDF山中亮輔のFKをGK曽ケ端準がキャッチできず。こぼれ球を押し込まれて勝ち越しを許した。

 内田は「何回かやってる箇所だからわかる。試合に絡めるようになってきたところだけに残念。ここからという時にチームに迷惑をかけることになる」と話し、肉離れで離脱する可能性を示唆した。11日以降に精密検査を行う予定。




◆【鹿島】内田篤人が負傷退場、長期離脱の可能性も「チームに迷惑をかけることになる」(報知)




◆鹿島曽ケ端「僕のミスで負けた」奇跡同点劇が暗転(ニッカン)






<YBCルヴァン杯:鹿島1-2横浜>◇準決勝第1戦◇10日◇カシマ

試合は土壇場で大きく動いた。競り負けたのは、鹿島だった。

0-1で迎えた後半48分、左CKをDF犬飼智也が頭でたたき込んだ。奇跡的な同点ゴールで、引き分けたかに思えた。

だが、その2分後だった。横浜DF山中亮輔の強烈な左足のFKをGK曽ケ端準がはじいたところで、こぼれ球をFWウーゴ・ヴィエイラに押し込まれた。曽ケ端は「追いついた後、すぐでしたし。僕自身のミスで負けたのは事実。最低、引き分けることができた試合を負けている」と悔やんだ。

7日のJリーグ川崎フロンターレ戦から中2日だったが、疲労は感じさせなかった。守備陣は最後の局面で競り負けず、決定機は鹿島の方に多くあった。

だが、前半19分に、左サイドに流れたDF内田の右アウトサイドでのパスに滑り込んだFW土居のシュートは、左ポストに阻まれた。MF中村が倒されて得た同34分のPKも、キッカーを務めた土居がクロスバーに当ててしまった。土居は「攻め手がなかったわけではなかった。本当に今日は、すごい責任を感じている。次にしっかり、自分にいい意味でプレッシャーをかけて、取り返せれば」と話した。

敗戦以上に重い雰囲気にさせたのは、相次ぐけが人の発生だった。後半17分にはMF中村充孝が右膝を負傷して交代。同35分にはDF内田篤人もスライディングをした際に左太もも裏を痛めて、自ら交代を申し出た。その内田は「多分、肉離れ。(今まで)結構やっているから分かる。試合に絡めるようになってきたところなので、ちょっと残念です。大事なここからというところで、チームに迷惑をかけちゃう。申し訳ない」と話した。

中3日で迎える横浜との準決勝第2戦。突破には、最低2得点が必要になる。1度は同点となるヘディングシュートを決めた犬飼は「日曜にすぐ次のゲームが来る。取り返すチャンスが自分たちにはある。それができるチームだと思う。僕たちの方が連戦には慣れていて、そういう面では有利だと思う。ポジティブにとらえて、必ず行けると、やるだけ」と話した。




◆鹿島曽ケ端「僕のミスで負けた」奇跡同点劇が暗転(ニッカン)





◆鹿島、ホームで痛い敗戦 大岩監督「しっかり改善していく」/ルヴァン杯(サンスポ)






 YBCルヴァン・カップ準決勝第1戦(10日、鹿島1-2横浜M、カシマ)通算20冠目を狙う鹿島はホームで痛い黒星を喫した。試合終了間際に追い付きながら、直後に正面へ来たFKをGK曽ケ端がはじき、詰められて失点。39歳のベテランは「次がすぐにある。みんなで取り返せるようにしたい」と気持ちを切り替えた。

 アジア・チャンピオンズリーグ、天皇杯全日本選手権でも勝ち残っており、週に2試合のハードな日程をこなす。公式戦の負けなしが9で止まったが、大岩監督は「第2戦に向けてしっかり改善していく」と巻き返しを期した。

鹿島・内田(後半に負傷交代)
「試合に絡めるようになってきたところで残念。ここからという時にチームに迷惑をかけて申し訳ない」

鹿島・土居(前半にPK失敗)
「うまくいかないからと消極的になる方がチームに迷惑をかける。チームを勝たせられるようにやるだけ」




◆鹿島、ホームで痛い敗戦 大岩監督「しっかり改善していく」/ルヴァン杯(サンスポ)





◆鹿島決勝G許しホーム初戦● 横浜鬼門カシマで勝利(ニッカン)






<YBCルヴァン杯:鹿島1-2横浜>◇準決勝第1戦◇10日◇カシマ

鹿島アントラーズはホームで横浜F・マリノスと対戦し、後半ロスタイムに決勝ゴールを許して1-2で敗れた。

7日にリーグ戦川崎F戦を戦ったばかりの鹿島は、日本代表MF三竿健斗(22)、韓国代表DFチョン・スンヒョン、U-19日本代表のFW安部裕葵(19)がそれぞれ代表招集で不在。加えて今季公式戦全45試合に出場していたFW鈴木優磨(22)も疲労などを考慮されベンチ外となった。

一方、横浜は金曜開催の5日にリーグ戦札幌戦を戦っており、中4日でこの日を迎えた。同試合の出場メンバーからはDF畠中槙之輔(23)と出場停止だったDFドゥシャンのみを入れ替え、ベストメンバーと言ってもいい布陣で試合に臨んだ。

試合は前半から攻守が激しく入れ替わる展開となる。まずは前半3分、横浜がゴール前でFKを得ると、これをDF山中亮輔(25)が左足で狙い、真っすぐ飛んだ強烈なシュートは右ポストに当たって惜しくもゴールとはならなかった。

鹿島は19分に左サイドにいた右サイドバックのDF内田篤人(30)が右足アウトサイドで絶妙なクロスボールをあげ、これに走り込んだFW土居聖真(26)が右足を合わせたが、シュートは左ポストに当たり、ネットを揺らすことができない。

ホームで勝利が欲しい鹿島は33分、中央でボールを持ったFWセルジーニョ(23)のスルーパスに走り込んだMF中村充孝(28)がDFチアゴ・マルチンス(23)にペナルティーエリア内で倒され、PKを獲得。絶好のチャンスを得たが、これをキッカーの土居がバーに当てて外してしまい、先制とはならなかった。

スコアレスで折り返した後半も両チームとも攻め手を緩めず、激しい試合展開が続く。すると後半32分、ゴール正面の約20メートルの位置で横浜がFKを得ると、天野が短い助走から左足を振り抜き、鋭く曲がったボールがゴール左隅に突き刺さった。

粘る鹿島も後半ロスタイム。左CKを得ると、DF犬飼智也(25)が豪快なヘディングシュートを決め、土壇場で同点に追いついた。このまま終了かと思われたが、直後に横浜が右サイドでFKを得ると、山中がゴール前に蹴ったボールをGK曽ケ端準(39)がこぼし、これに詰めたFWウーゴ・ヴィエイラ(30)がネットを揺らして決勝点。劇的なゴールで勝ち越した横浜が勝利をもぎとった。

横浜は敵地カシマスタジアムではリーグ戦含め13年6月以来、勝ちがなく6連敗中だった。鬼門の敵地で貴重な勝利をつかみ、決勝進出、そして01年大会以来の優勝へむけて1歩前進した。第2戦は14日に横浜のホーム、ニッパツ三ツ沢球技場で行われる。




◆鹿島決勝G許しホーム初戦● 横浜鬼門カシマで勝利(ニッカン)




◆ATに劇的展開!! アウェーゴール2発の横浜FM、敵地で鹿島に先勝(ゲキサカ)



内田篤人 Atsuto.Uchida


[10.10 ルヴァン杯準決勝第1戦 鹿島1-2横浜FM カシマ]

 ルヴァン杯は10日、準決勝第1戦を行い、県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズと横浜F・マリノスが対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半32分にMF天野純の直接FK弾で横浜FMが先制するが、同アディショナルタイムにDF犬飼智也がネットを揺らして試合は振り出しに。しかし、90+5分にFWウーゴ・ヴィエイラが決勝点を奪い、横浜FMが2-1の勝利を収めた。運命の第2戦は14日にニッパツ三ツ沢球技場で行われる。

 前半3分にゴールを脅かしたのアウェーの横浜FMだった。左サイドでFKの好機を得ると、DF山中亮輔が強烈な左足シュートで直接狙うも、勢いよく飛び出したボールはゴールポストに弾かれてしまう。一方の鹿島も同19分に決定機を創出。DF内田篤人のスルーパスからPA内に侵入したMF土居聖真が滑り込みながら右足で合わせたが、GK飯倉大樹の脇を抜けたシュートはポストを叩いてしまった。

 すると前半32分、FWセルジーニョとのパス交換からPA内に運んだMF中村充孝がDFチアゴ・マルチンスのファウルを誘って、鹿島がPKを獲得。先制の絶好機を迎えたものの、キッカーを務めた土居が蹴り出したシュートはクロスバーを叩き、ネットを揺らすには至らなかった。

 0-0のまま後半を迎えても、両チームともにゴールに迫る場面を創出しながらも相手の粘り強い守備に遭ってスコアを動かせずに試合が進む。すると同17分に鹿島をアクシデントが襲い、接触して足を痛めた中村がピッチ上に座り込み、FW金森健志との交代を余儀なくされた。

 後半28分には左サイドから切れ込んだFW仲川輝人とスイッチしてPA右に侵入したウーゴ・ヴィエイラが好機を迎えるも、シュートは体を投げ出したDF安西幸輝にブロックされてしまう。しかし同32分、横浜FMがゴール前でFKのチャンスを得ると、キッカーを務めたMF天野純が左足から蹴り出したシュートが直接ネットを揺らし、スコアを1-0とした。

 その後は1点のビハインドを背負った鹿島が反撃に出ると、後半アディショナルタイムにMF永木亮太が蹴り出したCKを犬飼が打点の高いヘディングシュートで叩き込み、鹿島が土壇場で同点に追い付く。だが、試合はこのまま終わらない。試合終了までわずかとなった90+5分、山中が蹴り出した弾道の低いFKがゴールを襲うと、GK曽ヶ端準が弾いたボールをウーゴ・ヴィエイラが蹴り込み、横浜FMが2-1の勝利を収めた。




◆ATに劇的展開!! アウェーゴール2発の横浜FM、敵地で鹿島に先勝(ゲキサカ)




◆2018JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ 準決勝 第1戦(オフィシャル)



犬飼智也 Tomoya.Inukai


YBCルヴァンカップ 準決勝 第1戦

犬飼が同点ヘッドも、直後に失点。前半90分は1-2、勝負はニッパツの第2戦へ。
3年ぶりの聖杯奪回を目指す道のり、第2章。前半90分は悔しさとともに終了した。JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ準決勝第1戦。横浜F・マリノスをカシマスタジアムへ迎え撃つと、1点ビハインドの後半アディショナルタイムに犬飼がヘディングシュートを突き刺して同点に追い付いたものの、直後にFKから痛恨の失点を喫する。1-2。アウェイゴールを2つ失い、ホームでの第1戦を落とすこととなった。

4日前、炎天下の聖地は失意に覆われていた。J1第29節の川崎F戦、結果はスコアレスドロー。首位との差を詰めるべく臨んだホームでの大一番で、ゴールネットを揺らすことができなかった。クォン スンテが鬼迫のPKストップで誇りを守り抜き、「後半にギアを上げる」ゲームプランを一丸となって遂行した90分。だからこそ、引き分けという結末は心底悔しいものだった。守護神は「アントラーズは常に優勝を目指すチーム。相手は関係なく、自分たちの置かれた状況を考えた時、勝たなければならない試合だった」と険しい表情で振り返っていた。

だが、立ち止まる時間はない。次なる戦いは中2日、みたび迎えるホームゲームだ。ルヴァンカップ プライムステージ準決勝、第1戦。聖地で戦う“前半90分”で勝利を掴み取るために、チームは翌朝からトレーニングを進めていった。夏の再来を思わせる川崎F戦の猛暑とは打って変わって、肌寒さすら感じさせる気候に見舞われたクラブハウス。選手たちは静かに牙を研いでいた。集中力を研ぎ澄まし、コンディションを整えていく。

瞬く間に訪れた試合前日、鹿嶋は穏やかな気候に恵まれた。入念なミーティングで意思を統一し、トリコロールを迎え撃つ90分へと全員で突き進む。グラウンドではセットプレーの確認を行い、最終調整を終えた。大岩監督は「選手の表情やコメントを聞いてもらえればわかる通り、決してネガティブにはなっていない」と頷いている。連勝が止まった直後、底力を問われるノックアウトマッチ。指揮官は「攻守において自分からアクションを起こそう」と、変わらぬ姿勢を強調していた。

わずか2日の準備期間で迎える、ホームでの大一番。大岩監督は6名もの先発変更を断行した。ゴールマウスを曽ケ端に託し、チョン スンヒョンと三竿健斗が不在のセンターラインには町田と永木を起用。右サイドバックに内田を指名し、U-19日本代表の安部が抜けた攻撃陣には中村、そして土居が並ぶ。その他、センターバックの一角には犬飼、左サイドバックには安西が入り、ボランチは永木とともにレオ シルバが君臨。攻撃陣には遠藤とセルジーニョのレフティーコンビが並んだ。そしてベンチには、GKのクォン スンテ、山本、西、小笠原、田中、金森、山口が座る。川崎F戦を終え、仲間たちに勝利を託して代表での日々に向かった三竿健斗は「誰が出ても、どんな状況でも同じ方向に向かってやれている」と語っている。その言葉を体現した先に、ファイナルへの道が拓けると信じて――。チョン スンヒョンや安部、そして離脱を強いられてピッチに立てないメンバーの思いとともに、一丸となって突き進む90分が始まる。



10月に入って、早くも3試合目。みたび迎えるホームゲームを前に、鹿嶋は穏やかな青空に恵まれた。水曜日のナイトゲーム、極めて重要な意味を持つ“前半90分”を前に、アントラーズレッドの背番号12が続々と足を運んでいく。選手たちがウォーミングアップを終えると、決戦の時を待つサポーターズシートはビッグフラッグを掲げる。タイトルへの渇望を聖地の夜空に解き放ち、そして19時3分、戦いの火蓋が切って落とされた。





まずは堅固な守備をベースに試合に入りたい鹿島だが、開始早々にピンチを迎える。3分、ペナルティーエリア右外からのFKを直接狙われると、強烈なシュートが左ポストを直撃。肝を冷やしたものの、事なきを得て時計の針を進めていった。序盤は横浜FMにボールキープを許し、両サイドの背後を狙ったパスで深い位置まで押し込まれる場面も多かったが、危険なエリアでは激しいプレスを仕掛け、自由を与えなかった。10分には敵陣右サイド深くまで進出した内田が、ボールを奪われた後も後方へ戻らずにハイプレスを敢行。左サイドのタッチライン際まで流れてスライディングを仕掛けた。ギアを上げるべく、背番号2がチームを鼓舞してみせた。





チームリーダーの檄に応えるように、鹿島は敵陣でのプレータイムを増やしていった。機を見たプレスでトリコロールのパス交換を寸断し、ショートカウンターでゴールを狙う。18分には自陣右サイドからのFKをクリアし、セカンドボールを拾ってカウンターへ。敵陣左サイド中ほどでボールを持った内田が右足アウトサイドで狙い済ましたラストパスを送ると、土居が最終ラインの背後へ抜け出す。ピンポイントのクロス、そしてスライディングでの一撃。鮮やかな攻撃だったが、惜しくも左ポストに阻まれてしまった。



この日最初の決定機を作り出した鹿島は、横浜FMにボールを持たれる時間が続いても、集中力を切らすことなく冷静に対応した。ペナルティーエリアの両脇を使われても、中央へのボールをことごとく跳ね返す。土居や永木が展望していた通り、「我慢強く」戦いながらチャンスを窺っていた。



次の決定機は34分だった。ペナルティーエリア手前、セルジーニョが絶妙なスルーパスを通すと、反応した中村が背後からのタックルで倒される。判定はPK、キッカーは土居。背番号8は迷うことなく右足を振り抜いたが、強烈なシュートはクロスバーを直撃し、枠を越えてしまった。











一瞬の失意が聖地を包んだが、選手はすぐに顔を上げた。前半のラスト10分、ゴール前での場面が繰り返され、ピッチは熱を帯びていく。鹿島は43分、安西のクロスが相手DFに当たってこぼれ、ペナルティーエリア左側のセルジーニョが至近距離から左足でプッシュ。相手GKの股下を狙ったが、チャレンジは結実しなかった。0-0。前半はスコアレスで終了した。





後半も立ち上がりから激しい攻防が展開された。鹿島は51分、セットプレーの流れから敵陣右サイドで町田が気迫のプレスを敢行。ボールを奪うと、遠藤のクロスに土居が飛び込む。ヘディングシュートはしかし、枠を越えてしまった。





次第にスペースが生まれ、中盤からのショートカウンターを繰り出す場面が増えていった。ミドルゾーンでハードタックルの応酬となる中、鹿島をアクシデントが襲う。59分、浮き上がったルーズボールの競り合いから中村が相手と交錯。負傷でプレー続行不可能となり、担架でピッチを後にする。1枚目の交代カード、指名されたのは金森だった。





前線の土居が左サイドハーフへと位置を変え、金森とセルジーニョのコンビがゴールを狙う。しかし鹿島は前線で起点を作ることができず、横浜FMに押し込まれ続けてしまった。65分を経過した頃から、大半の時間を自陣で過ごすこととなる。ゴール前の攻防で最後の一線を守り続けてきたが、ついに均衡を破られてしまった。77分、ペナルティーエリア手前からのFKを天野に決められて0-1。壁の間を通される、痛恨の失点だった。



ビハインドを負った鹿島は反撃を期すが、再びアクシデントに見舞われる。西と交代した遠藤からキャプテンマークを受け継いでいた内田がピッチへ倒れ込む。自ら腕章を外し、背番号2が戦いの場を後にした。3枚目の交代カード、山本がピッチへ。負傷で2選手を失う、苦しい展開となった。













鹿島は諦めることなくゴールを目指した。聖地の沸騰は後半アディショナルタイム3分。永木の左CKに犬飼が反応すると、誰よりも高い打点からヘディングシュートを突き刺して同点に。アントラーズレッドが揺れた。フル稼働を続ける背番号39が意地を見せた。





だが、間もなくして聖地は暗転してしまった。アディショナルタイム5分、相手のFKを曽ケ端が弾き、ウーゴ ヴィエイラに押し込まれてしまう。そして、前半90分の終了を告げるホイッスルが鳴り響いた。聖地での第1戦、結果は1-2。アウェイゴールを2つ失い、先勝を許してしまった。



だが、反撃の時間は残されている。敵地での決戦は4日後、舞台はニッパツ三ツ沢球技場だ。“後半90分”、逆転突破の条件は2点差をつけること、もしくは3点以上を奪って勝つこと。町田は「誰も下を向いていない」と前向きのベクトルを放った。3日間の準備期間、総力を結集して反撃の刃を研ぎ澄ます。






【この試合のトピックス】
・犬飼がルヴァンカップ初得点を挙げた。
・曽ケ端がルヴァンカップ通算80試合目の出場を記録。歴代単独4位に浮上した。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
・自分達でアクションを起こし、攻撃的な守備を続けていこう。
・攻撃も守備も、全体がコンパクトな距離感を保つこと。
・球際で絶対に負けず、後半開始から積極的に戦っていこう。


横浜F・マリノス:アンジェ ポステコグルー
・ボールをもっと動かそう。
・両サイドを有効に使おう。
・マリノスのテンポでプレーしよう。


[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
前半の90分ということで、ホームでアグレッシブに戦った。非常にいいゲームで、前半は自分たちがやりたいことができていた。後半、ギアを上げて得点を取って勝ち切る流れだったが、セットプレー2つで失点してしまった。第2戦に向けて、しっかり改善したい。アウェイでの第2戦は非常に難しい戦いになると思うが、しっかりと逆転できるように、決勝に進むための準備していきたい。

Q. 交代枠2つをアクシデントで使うことになったが、相手に勢いを与えることになったと感じているか?

A. 相手に勢いをもたらしたとは考えていない。アクシデントはこの試合だけではなく、次の試合にも影響があるかもしれないので、しっかりと状況判断して準備したい。ゲームのなかでアクシデントは起こり得ること。選手たちはこの状況のなかで、最後まで走り切ってくれた。今はしっかりリカバリーすることが第一だと感じている。



横浜F・マリノス:アンジェ ポステコグルー
非常に強い相手と対戦することはわかっていた。しっかり勝つことができて非常にうれしい。前半、決定機は相手が上回っていたが、五分五分の展開だった。後半は守備的にもハードワークして、かなりいいサッカーができた。主導権を握れていたと思う。勝ったこともうれしいが、アウェイで攻める姿勢を忘れることなく、最後までプレーしたことは非常によかった。


選手コメント

[試合後]

【犬飼 智也】
得点は狙い通りだったけど、1失点目は自分とマチのところで壁が割れてしまった。壁の責任。本当に悔しい。次は中3日ある。取り返すチャンスがあるし、それができるチームだと思う。やるだけ。

【遠藤 康】
うまく守れている場面が多くて、いい形でボールを奪えていたけど、その後が雑だった。次は2点取るだけ。分かりやすくていい。今のうちなら2点は取れる。切り替えてやりたい。ここから一致団結して、次は勝ちたい。

【土居 聖真】
PKを外した後の姿勢が大事だと思っていた。迷惑をかけた分、取り返したかった。もちろん反省をする。そして、下を向いてもしょうがない。消極的になってもさらに迷惑をかけるだけ。前向きに取り組んで、点が入るまでシュートを打ち続けたい。

【内田 篤人】
チャンスがある中、点を取れる時に取れないとこうなってしまう。勝っている時にも話していたけど、必ず負けるときは来る。その時にいかに引きずらないか。みんなで戦っていくしかない。

【曽ケ端 準】
前半の最初にも同じようなシュートがあったし、事前に映像でも見ていた。追いついた後にすぐの失点となってしまって残念。リスクマネジメントもできていて、もう1点という雰囲気や勢いもあった。次がすぐあるので、みんなで取り返せるようにしたい。

【町田 浩樹】
セットプレーの細かいところで失点してしまった。改善の余地があるし、幸い、まだ90分が残っている。みんなで一つになって、勝って決勝に行きたい。




◆2018JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ 準決勝 第1戦(オフィシャル)

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