
日刊鹿島アントラーズニュース
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2022年10月5日水曜日
◆平畠啓史チョイス“至極の11人”| 横浜に命を吹き込む渡辺は最高のMFだ。大迫は出場1試合で圧倒的インパクト【J1月間ベストイレブン・9月】(サッカーダイジェスト)

川村の2ゴールは素晴らしいだけでなく感動的だった
芸能界屈指のサッカー通で、J1からJ3まで幅広く試合を観戦。Jリーグウォッチャーとしておなじみの平畠啓史氏がセレクトする「J1月間ベストイレブン」。9月の栄えある11人はどんな顔ぶれになったか。MVPには、横浜F・マリノスのMF渡辺皓太が選出された。
――◆――◆――
GKは湘南ベルマーレの谷晃生。キャッチングやフィードの技術が高く、スーパーセーブでチームを救うシーンも多いが、自らの身体の正面でのキャッチも多い。派手なセーブではないが、基本に忠実で、向かってくるボールに対し、しっかりとポジショニングできている証拠。その動きの一つひとつがチームに安心感を与えている。
DFは4人で、右サイドバックには北海道コンサドーレ札幌の田中駿汰。マンツーマン気味の守備対応のなかで、どんなアタッカーにも見事に適応し、相手に仕事をさせない。攻撃にも適宜加わることができる有能なDFである。
左サイドバックには名古屋グランパスの相馬勇紀。チームでは右の森下龍矢とともに走力を見せつけ、魅力的な両サイドとなっている。ウイングバックを務める場合が多く、スタート地点から相手ゴールまでの距離は長いが、その分、走れば走るほどチームに推進力が生まれる。ドリブルの迫力とキックの精度がチームの中で存分に活かされている。
センターバックの1人目は、横浜の岩田智輝。どんなFWにもしっかり対応し、守備強度も高い。様々なポジションを高いレベルでこなせる岩田は、ワールドカップのメンバーにも入れておきたい選手。彼をメンバーに入れることで、攻撃のカードを増やせる。
センターバックのもう1人は、浦和レッズのアレクサンダー・ショルツだ。慌てることも取り乱すこともない、絶対的安心感。PKキッカーも任されるなど、キックの安定感もある。ショルツの存在によって、ピッチの中の安心エリアが広がる。
ボランチの一角はセレッソ大阪の鈴木徳真。技術の高さはもちろん、ピッチを俯瞰するように絶妙なポジショニングができる。状況に応じて、4−4−2にも4−3−3にも見えるセレッソの中盤において、鈴木のクレバーな位置取りは欠かせない。
ボランチのもう1人はサンフレッチェ広島の川村拓夢。後半に退場者を出し、1人少ない数的不利の状況で戦った第28節・清水エスパルス戦で、途中投入された川村の2ゴールは素晴らしいだけでなく感動的でもあった。
2019年から先シーズンまで期限付き移籍した愛媛FCでの3年間で、得点力が向上し、責任感を背負って戦えるようになった川村。だが広島復帰後、それほど多く出場機会を与えられたわけではなかった。その男が子どもの時に試合を見に行っていたスタジアムで決めた劇的ゴール。そして、多くの出場機会はなくとも、川村だけでなく松本泰志や住吉ジェラニレショーンがピッチに立てば活躍するのがミヒャエル・スキッペ監督の卓越したマネージメントの証。川村のゴールはいろいろな意味で今季の広島を象徴するゴールだった。
渡辺のプレーの正確性と連続性。活躍を見過ごすわけにはいかない
右のMFには、鹿島アントラーズのアルトゥール・カイキ。174センチだが、とにかくヘディングシュートがうまい。相手との間合いや身体の当て方、そしてジャンプのタイミング。ヘディングは身長の高さだけではないと教えてくれる。
左のMFには、見ていて楽しいだけでなく、ドリブルに怖さが加わったヴィッセル神戸の汰木康也。酒井高徳との左サイドは、ほかとは違う特別感がある。
トップ下には、主戦場はボランチだが、横浜の渡辺皓太を配した。プレーの正確性、そして連続性。どの角度からパスを受けても、スムーズにボールを動かし味方に繋げる。渡辺の存在がマリノスの選手の点と点を線にして繋ぎ、チームに息を吹き込み、11人がまるで生命体のようになってチームに命が宿っていく。守備の強度や献身性なども含め、最高のMFである。
FWは神戸の大迫勇也。9月の出場は第30節のガンバ大阪戦の1試合で、しかもピッチに立った時間は45分。ただ、この試合で決めた2ゴールは圧倒的インパクトだった。アディショナルタイムの得点で披露したトラップは、思い通りではなかったかもしれないが、大迫の発する磁場が存在するようなエリアに誰も近づけず、相手はシュートを防ぐことはできなかった。
テクニックだけでなく、大迫の神戸への思いやゴールへの気迫が生んだゴール。“半端ない”ゴールなんてまどろっこしいことを言う必要はない。大迫のすごいゴールですべて説明がつく。圧巻のゴールだった。
今月のMVPは横浜の渡辺にしたい。チームの前線の攻撃力や、DFの攻撃参加など派手な部分の目が行きがちだが、今月の渡辺の活躍を見過ごすわけにはいかない。そして気がつけば、シーズン終盤。早いですね~。
取材・文●平畠啓史
◆平畠啓史チョイス“至極の11人”| 横浜に命を吹き込む渡辺は最高のMFだ。大迫は出場1試合で圧倒的インパクト【J1月間ベストイレブン・9月】(サッカーダイジェスト)
◆【鹿島】岩政監督、J2甲府戦に「カテゴリーはリーグ戦だけ。関係ない」一発勝負にかける思い語る(ニッカン)

鹿島アントラーズは天皇杯準決勝でJ2ヴァンフォーレ甲府(5日、カシマスタジアム)と対戦する。準決勝に先立ち、鹿島の岩政大樹監督(40)が4日、オンラインで取材に応じ、一発勝負にかける思いを語った。
鹿島はリーグ戦で6戦未勝利、一方の甲府も6連敗中で10試合勝利から遠ざかる。岩政監督はJ2との対戦にも「カテゴリーはリーグ戦だけで天皇杯は関係ない」とキッパリ。甲府の印象について「うちと少し似ているところがある。結果が出てないが、チームとして狙っている形は試合の中で出せている。選手を見ていると十分に戦っている」と話した。
リーグ戦では前節のFC東京戦で0-1と敗戦。攻撃の組み立てがうまくいかず「僕の設定設計の問題」と自身の責任を口にする。負傷者も戻っており、昨季10得点のMF荒木遼太郎(20)は、まだコンディションは発展途上だがリーグ戦でピッチに戻ってきた。指揮官は「パフォーマンスは百でないのは承知の上。使ったのは彼への期待の表れ。最後に一発、仕事をしてくれるという期待もしている」と話した。
◆【鹿島】岩政監督、J2甲府戦に「カテゴリーはリーグ戦だけ。関係ない」一発勝負にかける思い語る(ニッカン)
◆【鹿島】「10番」荒木遼太郎が天皇杯・甲府戦での勝利を渇望「チームのために走って、闘い、勝ちたい」(サカノワ)

新スタイルのなか、突き抜けられるか。
[天皇杯 準決勝] 甲府 – 鹿島/2022年10月5日17:30/カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズのMF荒木遼太郎が10月1日のFC東京戦、58分から右MFとして途中出場し、ホームで久々に30分以上のプレータイムを得た。しかし惜しいチャンスを作り出したものの、ゴールはならず。チームも0-1で敗れ、リーグ6試合勝利なしとなった。
鹿島の10番は試合後、「点に絡んで勝ちたかったです。できているところをポジティブに捉えて戦いたい。真ん中で崩せる選手が揃っているので、そこに預けて生かしていこうとしています。時には幅を使ってもいきたいです」と語った。
今季は負傷もあり、これまで公式戦16試合・1得点・2アシスト(リーグ12試合・1得点・1アシスト)。ただこの最終局面で戻ってきたのは大きい。
タイトルの懸かるこの天皇杯、荒木は静かに燃えている。
「このチームに入ってタイトルをまだ獲れていなくて、それが一番近くにあります。この一戦に懸ける思いは強いです。そのためにこの1年間やってきて、最近もいい準備ができています。次の試合、必ず勝ちたいです」
対するのは甲府。J2リーグ18位とプレーオフ進出も逃し、この鹿島戦での“一戦必勝”に燃えている。
「自分たちがやるサッカーのベースは変わりません。それを貫き通せれば、必ず勝てると思います」
「結果もほしいです。自分が出て、ゴールを決めて勝つのが理想です。でも……チームで勝ちたい、そのほうが強いです。チームのために走って、闘い、勝ちたいです」
荒木は何より勝利に飢えていると言う。
タイトル獲得まであと2勝。流れを変えるプレーが、10番には求められる。チャンスメイクが求められているようだが、ゴールに向かっていくあの勇猛なスタイルも見せてほしいところ。鹿島のナンバー10は「準決勝をホームでできるのはプラスしかありません。サポーターの皆さんの前で、勝って決勝に進みたいです」と語り、ホームで勝利を収め、16日の日産スタジアムでのファイナルに向かう!
◆【鹿島】「10番」荒木遼太郎が天皇杯・甲府戦での勝利を渇望「チームのために走って、闘い、勝ちたい」(サカノワ)
◆【鹿島】苦境を打破し、5日の天皇杯準決勝甲府戦で勝利へ。荒木遼太郎「この一戦に懸ける思いは強い」(サッカーマガジン)

10月3日、鹿島アントラーズの荒木遼太郎が練習後のオンライン取材に応じた。チームは1日のJ1第31節FC東京戦に敗れ、リーグ戦では岩政監督体制になってから1勝4分け2敗と振るわない。それでも、天皇杯優勝を目指し、5日の準決勝ヴァンフォーレ甲府戦に臨む。
「準決勝をホームで戦えるのはプラスでしかない」
およそ1カ月ぶりにホームで行なわれたリーグ戦前節FC東京戦でも勝利を奪うことができず、苦しい戦いが続いている。リーグ戦では第25節福岡戦を最後に白星に見放されているが、一方で天皇杯ではベスト4入りし、10月5日に準決勝甲府戦を戦う。カシマスタジアムで開催される一戦でもあるだけに、是が非でも勝って決勝進出を決めたいところだ。
「正直、(チームで)かみ合っていないところもまだあるけれど、勝てない状況でも学べるものはたくさんあるので、それを次の試合に生かすために、今、練習に取り組んでいます。(天皇杯の)準決勝をホームで戦えるのは自分たちにとってプラスでしかない。サポーターの皆さんの前で勝って、決勝に進みたいです」
荒木遼太郎はチームの現状について、そのように話し、次戦の天皇杯準決勝甲府戦を見据える。頂点まで、あと2勝。鹿島での初タイトルを狙う荒木の言葉にも力がこもる。
「このチームに入ってから、自分はまだタイトルを取れていません。(今季の天皇杯は)タイトルが一番近くにある大会なので、まずはこの一戦に懸ける思いは強いです。タイトル獲得のためにこの1年間、準備してきたので、次の試合は必ず勝ちたいと思っています」
勝利を求める深紅の背番号「10」が、栄光をつかみ取るために闘志を燃やす。
◆【鹿島】苦境を打破し、5日の天皇杯準決勝甲府戦で勝利へ。荒木遼太郎「この一戦に懸ける思いは強い」(サッカーマガジン)
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