日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年12月10日土曜日

◆「シンプルなことさ。内田篤人は愛されている」ドイツ人記者が語る“ウッシー”人気(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?205011-205011-fl



 長かった。待ち焦がれた瞬間だった。8日に行われたヨーロッパリーグ・グループステージ第6節のザルツブルク戦でシャルケの内田篤人が約1年9か月ぶりにピッチへ立った。シャルカー(シャルケファンの愛称)たちは日本代表DFを迎え入れ、「ウッシー!!(内田の愛称)」というコールが響いた。

 日本のみならず、現地ドイツでも報じられた内田の復帰。実際のところ、ドイツのファンは内田のことをどのように思っているのか?

「ウチダはドイツのフットボールファンによく知られた存在だ」と証言してくれたのは現地で記者を務めるロビン・ハック氏だ。

「特にシャルケではとても有名だよ。多くのファンにとって好みの選手なんだ。フェルティンス・アレーナでウチダがボールを受けると“ウッシー”というコールが起こる。シンプルなことさ。シャルカーたちはウチダのことを愛している。彼はナイスガイだし、いつも笑顔でいる。そして何より、いい選手だからね」

 内田本人が試合後に語ったように「ここからがスタート」。これからもシャルカーたちは「自分のサッカー人生を取り戻す」ために奮闘する“ウッシー”の背中を、押していくに違いない。

◆【内田と一問一答】「この1年9カ月は変に感動じゃない」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/12/10/kiji/K20161210013880150.html

グループリーグ I組  シャルケ0―2ザルツブルク (12月8日)

試合後握手する南野(右)と内田

 【内田と一問一答】 

 ――試合中のアップでジョグをしていた。

 「膝が冷えたら固まってしまうので温めないといけない。そういう膝になっちゃっている」

 ――実際ピッチに立った時の気持ちは。

 「意外と冷静。(残り時間が)少なくなって“今日はないかな”と。ちょっと“しゅーん”となって冷めた部分もある」

  ――ファーストタッチの感触は?

 「変わらないですよ。さすがにグラウンドに来て、ユニホームが自分のロッカーに飾ってあるのを見たときには“おお”と思ったけどね」

 ――状態が100%になるのはいつごろか。

 「時間はかかるんじゃないかな」

 ――3月の日本代表復帰は視野に入るのか。

 「俺は知らね。そこは関係ないでしょ」

 ――南野とユニホームをあっさり交換した。

 「いいよ、全然。この1年9カ月は変に感動じゃないから。ケガはアスリートにとって良いことじゃない。27、28歳なんて、めちゃめちゃいい経験と、体が動くときだからね。一番脂ののっている時期をもう捨てている。そこを取り返すというか、これからは本当に大変だと思う」 

◆鹿島・石井監督、内田の復帰を祝福「本当に良かった」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20161210/jle16121005000001-n1.html

 クラブW杯オークランド戦(◯2-1)から一夜明けた9日、鹿島の先発組は宿舎のプールで軽めの調整。FW赤崎ら控え組は、横浜市内の練習場で7対7のミニゲームを行うなど、約1時間半汗を流した。決勝弾のFW金崎は左足首痛のため約20分のウオーキングで終了。元鹿島のDF内田(シャルケ)の復帰を知った石井監督は「篤人がリハビリで鹿島にきたとき、雰囲気がよくなった。つらい思いをしての復帰。本当によかった」と話した。

◆【コラム】内田篤人の苦悩と希望…“引退危機”を乗り越え、1年9カ月ぶりに公式戦復帰(サッカーキング)


https://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20161209/525157.html?cx_cat=page1



 12月8日に行われたヨーロッパリーグ(EL)グループステージ最終節。ザルツブルクが1点をリードして迎えた84分、シャルケのマルクス・ヴァインツィアル監督は満を持して、内田篤人をピッチに送り出した。敵地に押し寄せた1万人超の大サポーターからは「ウシダ・オオオー、ウシダ・オオオー」の大合唱。彼らも百戦錬磨の男の復帰を心から待ち望んでいたに違いない。内田は2015年3月以来、約1年9カ月ぶりの公式戦出場を果たし、完全復活へ大きな一歩を踏み出した。

 登場後、いきなりタッチライン際のスローインから入った内田は、[4-4-2]に布陣を変更したシャルケの右サイドバックに入り、攻守のバランスを踏まえながらプレー。相手のカウンター時には、最後尾に陣取って確実に守りを固めた。88分には日本人選手の後輩であるFW南野拓実のシュートを体を張ってブロックするなど、粘り強い守備を前面に押し出す。後半アディショナルタイムに相手の速攻から2失点目を喫し、0-2で敗れたのは残念だったが、内田自身は抜け出したマリ人MFディアディエ・サマセクにしっかりと寄せに行き、あわよくばボール奪取という局面まで持っていった。「最後は“1-1か、0-2か”っていう賭けのプレーだった。仲間を待とうか、削っちゃおうか迷ったけど、しょうがない。あれは無理よ」と、本人もベストを尽くした結果であることを強調していた。そんな一挙手一投足からは、1年9カ月ものブランクなど一切感じられなかった。

 内田の右ひざとの壮絶な戦いは2014年2月のハノーファー戦から始まった。急ピッチのリハビリの末、2014年ブラジルワールドカップには強行出場したものの、その後も本調子には戻らず。2014-15シーズン終了後には日本での手術を決断した。彼自身は当初、2015年末までには戦線復帰を果たすつもりだったが、その時期がズレ続け、一時は引退危機もささやかれたほどだった。

「俺のひざは普通のケガじゃなかった。膝蓋じん帯っていう人間のじん帯の中で強いところが骨化するっていうケースはないから。それを手術する決断をしたけど、なかなか治らなかったことで、決断が間違っていたんじゃないか迷った時期があった。2016年夏にかけて、鹿島(アントラーズ)に行く前くらいから。あの時はホントによく泣いたよ」と内田は精神的にギリギリまで追い込まれたことを改めて明かした。

 それでも、個人トレーナーやドクター、コーチングスタッフなどと日々努力を続け、ピッチに立てる状態まで引き上げてきた。血のにじむような努力をヴァインツィアル監督も認めたから、今回10分足らずの時間でもチャンスを与えた。シャルケはすでにグループステージ突破を決めていて、このザルツブルク戦が消化試合だったことも、指揮官の思い切ったトライを後押しした。内田自身は「リハビリをよく頑張ったというご褒美だったと思う」と謙遜したが、シャルケにとって経験豊富な彼の存在はやはり不可欠。ヴァインツィアル監督の期待も小さくないはずだ。

 ゆえに、内田はここから出場時間を増やしていく必要がある。本人は「次はホーム(フェルティンス・アレーナ)の試合に出るのが目標」と強調。2017年からは本格的な実戦復帰を図っていく考えだ。

「急に『じゃあ明日から100パーセントです』って感じじゃないから、まだ時間がかかるんじゃないかな。正直、1年9カ月(試合を)やっていなかったアスリートは引退がかかっていると思う。そういう中でやっと復帰できたんだから、まずは競技を長く続けていられるだけでもありがたいと思わないといけないよね」

「監督が自分を後半頭から出さなかったのを見ても、まだ俺のことをまだよく分かっていないんだなって感じがした。まずは体を100パーセントにして、もっと出場時間を増やしてもらいながらいろいろ考えていきたいと思う」

 今節では[4-4-2]の右サイドバックでプレーした内田だが、自分の前には若いブラジル人DFジュニオール・カイサラが陣取っており、2人の間には新たな連係が垣間見えた。同選手のみならず、現在は負傷離脱しているスイス代表FWブリール・エンボロなど右サイドをこなせる選手がいる。内田がこの定位置を奪回すれば、シャルケ自体の戦い方も変わるかもしれない。それだけ、この男の復帰は大きな意味を持つのだ。

 そして、ウインターブレイク明けの1月下旬からブンデスリーガに少しずつ参戦し、試合を積み重ねていけば、3月の日本代表復帰も見えてくる。次の代表戦はFIFAワールドカップ ロシア 2018 アジア最終予選のUAE(アラブ首長国連邦)代表戦、そしてタイ代表戦だ。内田は「まだそこは知らない」と言葉を濁したが、凄まじいほどの代表へのこだわりを持っていることは、ブラジル・ワールドカップでの鬼気迫るパフォーマンスを見ても明らかだ。その大舞台に再び立つためにも、来年にはトップフォームを取り戻さなければならない。つまり、そう悠長にしているわけにもいかないのだ。

「サッカー選手の27~28歳なんてメチャメチャいい経験ができるし、体が動くときだからね。一番脂の乗ってる時を捨てたんだから、それを取り返すのは大変。今回やっとスタートラインに立ったんだから、自分を信じてしっかりやっていきたいですね」と自らに言い聞かせるように語った内田篤人。彼がピッチ上で再び光り輝く日が来るのを楽しみに待ちたい。

取材・文=元川悦子

◆内田篤人、1年9カ月ぶりに公式戦出場…独メディアが「待望のカムバック」と報道(サッカーキング)


https://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20161209/525037.html?cx_cat=page1



 8日に行われたヨーロッパリーグ・グループステージ第6節のザルツブルク戦で、約1年9カ月ぶりとなる公式戦復帰を果たしたシャルケのDF内田篤人。長期離脱を強いられていた同選手の復帰を受け、ドイツメディア『sport1』が同日に「待望のカムバック」と報じた。

 内田は右ひざの負傷で昨年3月から戦列を離れていたが、ザルツブルク戦の84分からピッチに立って実戦復帰を果たした。シャルケは0-2で敗れたが、試合終了後にはザルツブルクのFW南野拓実とユニフォームを交換し、笑顔を見せた。

『sport1』は「内田が待望のカムバックを祝った」と見出しを掲げ、同選手の復帰を報道。「内田篤人の苦しみは終わった。21カ月、639日ぶりに、シャルケのユニフォームを着て復帰を果たした」と綴られている。「639日ぶり」というのは、昨年3月10日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグのレアル・マドリード戦から計算した日数。内田は3月下旬にも試合に出場しているが、ヨーロッパの舞台ではレアル・マドリード戦以来のプレーとなった。

 内田が待望の復帰を果たしたシャルケ。次戦は11日、ブンデスリーガ第14節でレヴァークーゼンをホームに迎える。

◆内田 639日ぶり公式戦!完全復帰へ「感謝」の10分間(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/12/10/kiji/K20161210013880100.html

グループリーグ I組  シャルケ0―2ザルツブルク (12月8日)

サッカー欧州リーグ 競り合う内田と南野

 欧州リーグは8日、各地で1次リーグ最終戦が行われ、右膝負傷から完全復活を目指すシャルケのDF内田篤人(28)がザルツブルク戦の後半38分から出場。シャルケでは15年3月のレアル・マドリード戦以来639日ぶりに公式戦のピッチに立った。試合は既に首位通過を決めているシャルケが0―2で敗れたが、内田にとっては大きな一歩。復帰を待ち望む日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)にも吉報となった。 

 ビブスを脱ぎ、22番のユニホームを着た。後半38分。内田がタッチラインに立つとシャルケのサポーターが沸いた。「ウチーダ、オオー」。シャルケでは639日ぶりとなる帰還。「0―1でDFラインを代えるのは監督に感謝しないと。俺が監督なら代えない。今日は“リハビリ頑張ったご褒美”じゃない?」。飄々(ひょうひょう)とした言葉がいかにも内田らしかった。

 ポジションは主戦場の右SB。最初のプレーは後半39分、ロングスローだ。同44分には南野のシュートをブロック。「拓実は頭を下げていたので動かなければ当たると。股だけ気をつけた」と冷静だった。一番の喜びはケガを忘れ、勝利に固執してプレーする自分がいたこと。「ケガなく終える、ではなく、勝ちにいくことが頭に浮かんだのは良かった」と言った。

 引退の危機と隣り合わせのリハビリを乗り越えた。「俺の膝の手術、ケガが普通じゃないから」。膝蓋(しつがい)じん帯の骨化。昨年6月に手術するも回復は遅れた。「決断が間違っていたんじゃないかって迷った時期がつらかった。よく泣いた。1年9カ月やってないサッカー選手って引退がかかってるから」。チームドクターからは「復帰できるとは思わなかった」と言われたほどで、現地のキッカー誌は「試合結果に関係なく特別なことがあった」と報じた。

 日本代表のハリルホジッチ監督も待望していた内田の復活。試合後に南野とユニホームを交換した内田は言った。「本当に無駄な1年9カ月。そこはさっさと忘れて次へ行かなくちゃ」。既にチームは1次リーグの突破を決め、消化試合での約10分間だったが、着実に再スタートの第一歩を踏み出した。

◆内田篤人がついに復帰! 途中出場で約1年9カ月の負傷離脱に終止符(サッカーキング)


https://www.soccer-king.jp/news/world/el/20161209/525000.html?cx_cat=page2



 シャルケのDF内田篤人がついに待望の復帰を果たした。

 シャルケは8日に敵地で行われたヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ最終節で、FW南野拓実が所属するザルツブルクと対戦。ベンチスタートとなった内田だが、84分に途中出場し、2015年3月以来となる約1年9カ月ぶりの復帰を果たした。

 内田は昨年3月10日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグのレアル・マドリード戦で途中出場したのを最後に試合から遠ざかっていた。同試合後、続くブンデスリーガ4試合でベンチ入りしたものの、出場機会は訪れず、同4月19日に行われた第29節のヴォルフスブルク戦から欠場が続いていた。すると、翌20日に右膝蓋腱の炎症により10日間の休養が発表されると、当初はクラブから勧められた保存療法という選択もあったが、同6月10日に自らの意思で手術を受けたことが発表された。

 それから長らく離脱を余儀なくされたが、2016年1月に行われたウィンターブレイク期間中のアメリカ合宿に帯同すると、ドイツ帰国後にはチーム練習にも合流。同年2月には本人が時期を明言するほど復帰目前まで迫っていたが、日本での検査の結果、回復が思わしくなく、そのまま2015-16シーズンを棒に振るった。

 今夏は5月にリハビリの一環として日本代表の欧州組合宿に参加し、6月には古巣の鹿島アントラーズでサポートを受けつつ調整を続けた。7月にシャルケに合流し、部分的に全体練習にも復帰したが、8月にケガが悪化し、治療のため再び日本へ一時帰国していた。

 その後も復帰を目指して取り組み、10月4日に負傷箇所のMRI検査を受けた結果、「明らかに改善したという喜ばしい結果が出た」と発表され、復帰へ大きく前進。11月16日にはチームのトレーニングに完全復帰し、8日のザルツブルク戦で昨年4月11日のブンデスリーガ第28節フライブルク戦以来となる招集メンバー入りを果たした。

 7日の試合前日会見では、マルクス・ヴァインツィアル監督も「内田の調子は良く、準備ができている。先発出場するか、ベンチスタートになるかはまだこれから決める」とコメント。同試合ではベンチスタートとなったが、84分に途中出場でピッチに立ち、約1年9カ月も続いた負傷離脱に終止符を打った。

 なお、試合はザルツブルクが2-0で勝利を収めている。

◆ジーコ氏が故郷・リオで慈善試合を開催…「シャペコエンセを支えたい」(サッカーキング)


https://www.soccer-king.jp/news/world/southamerica/20161209/525190.html?cx_cat=page1



 元日本代表監督のジーコ氏は8日、今月28日にリオ・デ・ジャネイロ州のマラカナン・スタジアムで、慈善試合を開催すると発表した。ブラジルメディア『グローボ』が報じている。

 年末の恒例行事となっているジーコ氏主催の慈善試合だが、今年は先月28日に発生したシャペコエンセ(ブラジル1部)の飛行機墜落事故で亡くなった選手、スタッフ、関係者へ、この試合の収益全てを寄付することが決定。ジーコ氏は、「飛行機墜落事故を受け、悲しみに暮れている。私も子どもの頃からの友人を亡くした。今、世界中でシャペコエンセを支援しようという動きがある。私たちも同様に、この慈善試合を開催することでシャペコエンセを支えたい」と、コメントしている。

 この慈善試合に参加するメンバーの一部も発表され、レナト・アウグスト(北京国安)やジエゴ・ソウザ(スポルチ)、元ブラジル代表で現在はグレミオの監督を務めるレナト・ガウーショらが参加。また、ベルント・シュスター(元西ドイツ代表)、フアン・パブロ・ソリン(元アルゼンチン代表)、“ロコ”の愛称で親しまれるセバスティアン・アブレウ(元ウルグアイ代表)といったブラジル国外からのゲストプレーヤーの参加も発表された。

 コパ・スダメリカーナ決勝で対戦予定だった、シャペコエンセとアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)の会長にも招集状を送ったことを明かし、可能であれば各クラブから3選手ほどを招集したい意向を示した。また、試合では両チームともシャペコエンセのエンブレムが入ったユニフォームを着用する。

◆鹿島・永木、優勝後の“余韻”を認める「気を引き締めていきたい」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20161209/jle16120911030004-n1.html

鹿島・永木、優勝後の“余韻”を認める「気を引き締めていきたい」

 鹿島アントラーズに所属する日本代表MF永木亮太はオークランド・シティ戦後、取材に応じている。

 鹿島アントラーズは8日、FIFAクラブワールドカップ一次ラウンドでオークランド・シティと対戦。後半に先制点を奪われる厳しい展開だったが、何とか逆転に成功し、準々決勝進出を決めている。永木は後半のプランについて以下のように明かした。

 「後半始まって、セットプレーで1点取られてしまったので、もう点を取りに行くしかないと。自分たちでボールは回せてましたけど、なかなか決定的なチャンスを作れてなかったので、自分のボランチの位置からも右サイド入ったときや深く入ったときに、自分も攻撃参加しようっていうのは心掛けていました。試合前からそれは思ってたんですけど、それをより強く意識して、あの先制点取られた後からは、やった結果、ああいうふうに同点のゴールにつながって良かったと思います」

 さらに、チャンピオンシップ優勝後、あまり日が経たないでの一戦だったため、気持ちとして浮ついた部分もあったと認めている。

 「立ち上がり、ちょっとふわっとした感じで入ってしまいました。チーム内で試合前から、前半からしっかりいこうっていう話はしてたんですけど、やっぱりどうしても、この過密日程の中、ちょっと優勝した余韻がまだ自分たちの中にあったのかなっていうふうに感じています。それは次の試合からしっかり反省して、またタイトなスケジュールになりますけど、それも言い訳になりませんし、これからもっとしっかり気を引き締めていきたいと思います」

 鹿島アントラーズは11日、準々決勝でマメロディ・サンダウンズと対戦する。(Goal.com)

◆“らしくない戦い”を反省…鹿島MF遠藤康「もっと勝負のパスを」(サッカーキング)


https://www.soccer-king.jp/news/world/cwc/20161209/525078.html?cx_cat=page2



 FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016開幕戦が8日に行われ、開催国代表の鹿島アントラーズはオセアニアサッカー連盟代表のオークランド・シティに2-1で勝利した。試合後、MF遠藤康がコメントを残している。

 試合を終えた遠藤は「ちょっと、うちららしくない戦いだったという試合でした」と総括。「前半はちょっと(ボールを)取られないように横パスばっかり。ミスをしないようにっていう気持ちが最初に出ちゃって。もっと勝負のパスをどんどん入れてもいいと思うし、取られたら取り返せるだけの選手はいる」と、慎重な試合の入りとなったことの原因を語った。

 後半に入って先制を許しながら、最終的に逆転勝利を掴んだ試合展開については「失点してしまうといつも以上に、2倍、3倍のパワーを使わないといけなくなるし。そこで(やっと)目が覚めたようにやっていたら、次の試合も勝てないと思う。ちょっと反省して、また切り替えてやっていきたいと思います」とコメント。

 11日に行われるアフリカ王者のマメロディ・サンダウンズ戦へ向けては「チーム全体としてパフォーマンスを上げられると思う。もっといいサッカーをできると思うので、この中2日でみんなといろいろ話したりして、調整していきたいと思います」と、意気込みを述べている。

◆「情けない戦い」…鹿島DF昌子、逆転勝利も失点悔やむ「反省すべき」(サッカーキング)


https://www.soccer-king.jp/news/world/cwc/20161209/525071.html?cx_cat=page2



 FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016開幕戦が8日に行われ、開催国代表の鹿島アントラーズはオセアニアサッカー連盟代表のオークランド・シティに2-1で勝利した。試合後、DF昌子源がコメントを残している。

 鹿島は後半の立ち上がりにセットプレーから失点。昌子は「不用意なファウルを与えてしまった。やられる気配はセットプレーでしかなかったので、それをみすみす与えてしまった。反省すべきところだと思います」と、きっかけとなったファウルを悔やんだ。その後に逆転し勝ち上がることができたが「失点してからスイッチが入るというのは、情けない戦いをしてしまった」と、先手を奪えなかった試合展開に苦言を呈している。

 ゴールがない中で、「ハーフタイムにも、もっとシュートを打ってほしいと僕から要求しました。たとえ入らなくても自分たちのリズムを作っていって、そこでゴールキックになるのであれば問題ないし。中途半端にボール回してパスカットされてカウンターを食らうよりいい」と、意見を前線の選手へぶつけていたことを明かしている。

 次戦は11日にアフリカ王者のマメロディ・サンダウンズと対戦するが「今日の相手よりは一段と強くなると思う。やったことも見たこともない。身体能力が高いんだろうな、と想像はつくので、ただ単にヘディングで勝つとかだけじゃなく、チーム、組織として勝たないと」と気を引き締めている。中2日での試合になるが「僕らより過密日程のチーム、時差や長期移動への対応が必要なチームもある。僕らはホームなので、それを言い訳にはできない」と、有利な立場であることを強調した。

◆鹿島アントラーズのDF昌子はオークランド・シティ戦後、先制点を許したチームのパフォーマンスに納得していないことを語った。(GOAL.com)


http://www.goal.com/jp/news/3850/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97/2016/12/09/30312842/%E5%8F%8D%E7%9C%81%E3%81%97%E3%81%8D%E3%82%8A%E3%81%AE%E6%98%8C%E5%AD%90%E6%BA%90%E5%A4%B1%E7%82%B9%E5%BE%8C%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%81%E5%85%A5%E3%82%8A%E3%81%AB%E9%9D%9E%E5%B8%B8%E3%81%AB%E6%83%85%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84%E6%88%A6%E3%81%84%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%9F

反省しきりの昌子 (C)Getty Images

鹿島アントラーズのDF昌子はオークランド・シティ戦後、先制点を許したチームのパフォーマンスに納得していないことを語った。

8日、FIFAクラブワールドカップ開幕戦は鹿島アントラーズが2-1でオークランド・シティを下し、鹿島が初戦を突破した。

先発した日本代表DF昌子源は先制されてからスイッチが入るという状況に反省の弁を述べた。

「前半終わって、僕は嫌な雰囲気を感じました。非常に情けない。失点してからスイッチが入るっていうのは。非常に情けない戦いをしてしまったなと思います」

セットプレーからの失点については「ソッコはね、最初に一度触られてるし、そこは注意しないといけないところでした。不用意なファールを与えてしまったし、そういうことは注意して、どちらかというとやられる機会っていうと、やっぱセットプレーしかなかったので、それをみすみす与えてしまったかなと、それは非常に反省するとこかなと思います」と振り返っている。

また、11日にはアフリカ代表のマメロディ・サンダウンズと対戦する。昌子は修正点について以下のように語った。

「今日の相手とはまた一段と強くなると思います。見たこともあんまないけど、まあ身体能力は高いんだろうなっていうのは、もう想像がついています。やっぱこう、じゃあただ単にヘディングで勝つとかそういうのじゃなくて、チームの組織で勝たないと、1人が競り負けても次の人がカバーしたり、そういうことが大事になってくるんではないかなと思います」

◆【THE REAL】鹿島アントラーズを救った赤崎秀平の一撃…約3カ月ぶりの復活ゴールを導いた伝統力(CYCLE)


http://cyclestyle.net/article/2016/12/09/43878.html

ひとりだけ逆方向に動いた。ピンチを察して戻るオークランドシティ(ニュージーランド)の選手たちと、チャンスの匂いを嗅ぎ取って詰める鹿島アントラーズの選手たちが混在するゴール前で、FW赤崎秀平の得点感覚が異彩を放った。

横浜国際総合競技場で12月8日に行われたFIFAクラブワールドカップ2016の1回戦。1点を追う開催国代表のアントラーズのMF永木亮太が、MF遠藤康とのパス交換から縦へ抜け出した直後だった。

■「しっかりと逆方向に蹴るだけでした」

永木がクロスを送ると信じて、金崎夢生と土居聖真の両FW、そして左サイドバックの山本脩斗までが相手ゴール前へ迫る。相手ディフェンダーもひとりがフリーの永木に食らいつき、ふたりが必死に下がっている。

次の瞬間、永木は前へ加速がついていた自身の体を急停止させて、ゴールとは反対の方向へ、右足で軽くボールを折り返す。視界にはあえてバックステップを踏み、フリーになった赤崎がとらえられていた。

「(赤崎)秀平がひとりだけマイナスの方向へ動いていたので。あのタイミングでああいう動き方をしてくれると、だいたいフリーになる。それは感じ取ることができました」

以心伝心のリターンパスだったことを永木が明かせば、相手に悟られないように右手で小さく手招きをしながら、パスを要求していた赤崎も胸を張ってこう続いた。

「折り返しのパスが来るだろうと思ってポジションを取りましたし、(永木)亮太君から本当にいいパスが来たので。あとはキーパーとディフェンダーの動きを見て、しっかりと逆方向に蹴るだけでした」

赤崎の存在に気がついたDFキム・デウクが、向かって左から右へ、必死の形相でスライディング仕掛けてくる。キムとGKスビカライ、そして自分自身が一直線に重なる瞬間を待って、赤崎は右足を振り抜いた。

狙いを定めたのは、キムがもともといたゴールの左サイド。キムのビハインドになって、赤崎のシュートモーションを見極められなかったのか。スビカライの反応もわずかながら遅れてしまう。

インサイドキックから丁寧にコースを狙った弾道はスビカライが懸命に伸ばした右手の先をかすめて、ゴールネットの左隅に突き刺さる。後半22分。J1王者・アントラーズが息を吹き返した瞬間だった。



■下克上で手に入れたJリーグ年間王者

年間勝ち点1位の浦和レッズを撃破し、年間勝ち点3位からの下克上を成就させて年間王者を獲得したのがわずか5日前。オセアニア王者と対峙したアントラーズは、前半に関しては著しく精彩を欠いた。

「前半は体が重たそうに見えましたし、相手陣内でボールは回しているんですけど、最終的にシュートにもっていく形が少なかった。コンディショニングの部分で問題があったのかな、と感じています」

試合後の公式会見で石井正忠監督が苦笑いしながら、最終的には逆転で手にした白星を振り返れば、ディフェンスリーダーの昌子源は「前半を終えて嫌な雰囲気を感じた」と偽らざる本音を打ち明ける。

「ミドルシュートを打てるチャンスもいっぱいあったやろうし、僕からしたら何であんなゴールで回すのかと思いました。先に失点してからスイッチが入るのは、非常に情けないことなので」

セットプレーに活路を見いだそうとしていたオセアニア大陸代表のオークランドシティは後半6分、直接フリーキックをキムが頭で叩き込んで先制する。その3分後に、アントラーズのベンチが動いた。

FWファブリシオに代わって投入された赤崎は、ハーフタイムの段階で指揮官から「後半途中からいくぞ」と耳打ちされていた。誰よりも赤崎自身が、前半の味方の戦いぶりに物足りなさを募らせていた。

「前半はとにかくシュートが少なかったので。自分が入ったらまずはシュートを積極的に打って、決定的なシーンをもうちょっと多く作り出せればと考えていました。

こっち(横浜)に来てからの紅白戦でも、リザーブ組がみんないいプレーをしていたし、ベンチの誰が途中から入っても活躍できるイメージがあったので。誰が入っても逆転できたと思います」

■3カ月ぶりの公式戦ゴール

赤崎にとっては9月3日のカターレ富山との天皇杯2回戦以来、約3カ月ぶりとなる公式戦でのゴールだった。J1に限れば実に8月14日のアビスパ福岡戦までさかのぼるほど、ゴールから遠ざかっていた。

佐賀東高校時代から全国的に注目され、浦和レッズからオファーも受けた。自ら描いたサッカー人生を歩むべく進んだ筑波大学では通算48ゴールと、関東大学リーグの通算最多得点記録を大幅に塗り替えた。

大学ナンバーワンストライカーの肩書を引っさげて、J屈指の名門に加入して3年目。昨シーズンの7ゴールから一転して、今シーズンのファーストステージでは10試合に起用されながら無得点に終わっていた。

胸中に募らせた大いなる危機感は、夏場から毎日最低でも30分を自らに課した居残りのシュート練習に表れていた。連日付き添ってくれたのは、日本代表でも一時代を築いた柳沢敦コーチだった。

「ゴール前でいろいろなボールを柳沢コーチに出してもらってシュートを打ち続けましたし、ただそれだけでなく、どんなシュートに対してもすぐにフィードバックしてくれたことが本当に役に立ちました。

本当に点を取れなかったなかで、どちらからともなく、という感じで始めたシュート練習ですけど、柳沢コーチにはいろいろな声をかけてもらってきたので、本当に感謝しています」

セカンドステージでも14試合で起用されながら2ゴール。結果そのものは出すことはできなかったが、必死にはい上がろうとする姿勢と状態が少しずつ上向いていく過程を、石井監督はしっかり把握していた。

■何が悪かったのか。何が足りなかったのか。問題点を洗い出す。

1点を追う展開となった状況で、ベンチスタートさせたエース金崎ではなく、赤崎を真っ先に指名した指揮官は「シュートに対する意識が非常に高いので」としたうえで、こんな言葉を紡いでいる。

「最近のトレーニングを見ていると、赤崎はいい形からのシュートをかなり見せてくれていた。それは必ず結果につながると思っていたので、彼をまず投入しました」

石井監督が寄せる期待に一発回答で応えた赤崎は、同点弾からわずか2分後にも決定機を得ている。MF柴崎岳の縦パスを巧みに呼び込み、密集のなかで体をうまく反転させてゴール前へ抜け出す。

ペナルティーエリア付近に迫ってから、思い切って右足を振り抜く。もっとも、このときはやや力んでしまったのか。シュートは左ポストをわずかにかすめて、スタンドのため息を誘ってしまった。

「あそこで決めていれば、今日はヒーローだったんですけど。まあ、ヒーローになり損ねた感はありますけど、次も試合に出れば必ず点を取れると思っているので、またいい準備をしたいですね」

苦笑いしながらこう振り返った赤崎は、終了間際に決まった金崎の逆転ゴールの余韻が残る試合後に、惜しくも外してしまったシュートに関して、柳沢コーチとすぐに話し合いの場をもっている。

何が悪かったのか。何が足りなかったのか。決めたシュートよりも決められなかったシュートに関してすぐに問題点を洗い出してもらえれば、思考回路を次なるチャンスへと切り替えられる。

現役時代はストライカーだった柳沢コーチだけではない。センターバックの大岩剛はサテライトの監督兼任で、同じくセンターバックだった羽田憲司とゴールキーパーの古川昌明もコーチ陣に名前を連ねている。

スタッフ全員が現役時代の多くをアントラーズで送ったレジェンド。そして、石井監督自身もJリーグが産声をあげた1993年5月16日のピッチに立ち、古川コーチとともに神様ジーコの薫陶を直接受けている。

他のJクラブの追随を許さない18個もの国内三大タイトルを獲得してきた伝統の勝負強さと、歴史のなかで育まれた勝者のメンタリティーはいまもなお、試合や日々の練習を通じてしっかり受け継がれている。

そして、柳沢コーチとの二人三脚で長く、暗いトンネルから抜け出すきっかけをつかみ、アントラーズが初めて臨んだクラブワールドカップでまばゆい輝きを放った赤崎も、クラブに脈打つイズムに感謝する。

「柳沢コーチからは『自分を信じてシュートを打て』とずっと言われてきました。それを今日出せたし、あらゆるスタッフの方々が、いろいろな形で協力してくれたことが支えになってゴールにつながりました」

休む間もなく、中2日の11日には舞台を大阪・市立吹田サッカースタジアムに移して、ある意味で未知の相手でもあるアフリカ大陸代表のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ共和国)と対峙する。

「どんな展開であれ、途中から出た選手が試合を大きく動かす。その意味では、次もそういう部分が大事になる。今日よりももっといいゲームをして、もっと強い鹿島アントラーズを世界へ向けて発信したい」

過密スケジュールだからこそ、リザーブの選手を含めたチーム全体の力が問われてくる。赤崎が残した決意にはJ1王者のプライドと、常勝軍団だけが胸に秘める覚悟とが凝縮されていた。

◆鹿島赤崎、新妻応援に発奮「次こそはヒーローに」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1749736.html



 クラブW杯にJリーグ王者として開催国代表で初出場している鹿島が9日、1回戦のオセアニア代表オークランド(ニュージーランド)戦から一夜明け、宿舎で調整した先発組を除き、横浜市内で午前練習を行った。

 同大会クラブ初得点となる同点弾を決めたFW赤崎秀平(25)は7対7のミニゲームなどで調整。アフリカ代表マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)と4強進出を懸けて戦う準々決勝(吹田S)に向け「次は(新婚の)妻も見に来てくれるので、次こそはヒーローになりたい」と意気込んだ。チームの最低目標はアジア勢初の決勝進出。「負ける試合で点を取っても意味がない。チームが勝てるように、得点を積み重ねていきたい」と話した。

 また、決勝ゴールを決めてヒーローとなったエースFW金崎夢生(27)は、左足首捻挫の状態も加味して完全別メニュー調整だった。決勝弾への祝福の連絡なども「(Jリーグの時と)そんなに変わらない」と冷静。左足首をアイシングするために用意した、氷水の入った容器を手にしながら「(足首より)口内炎の方が痛いなあ」とつぶやき、バスに乗り込んだ。

 午後には、チーム全体で大阪入りした。【鎌田直秀】

◆鹿島・赤崎 2戦連発に意欲「次こそはヒーローになりたい」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/12/10/kiji/K20161210013879810.html

クラブW杯準々決勝  鹿島―マメロディ (12月11日  吹田)

 11日に行われるアフリカ王者・マメロディ(南アフリカ)とのクラブW杯準々決勝に向け、鹿島FW赤崎が2戦連発に意欲を見せた。

 9日の初戦・オークランド(ニュージーランド)戦で途中出場から同点弾。その2分後のシュートは枠の左に外して決勝点を奪えなかっただけに、「次こそはヒーローになりたい」と気合を入れた。チームは午前中に横浜市内で調整。前日先発した11人は練習に参加せず、回復を優先。午後にそろって大阪入りした。

◆北澤豪氏がクラブW杯準々決勝を展望「攻撃的な相手に“ザ・アントラーズ”が出る」(サッカーキング)


https://www.soccer-king.jp/news/world/cwc/20161209/525412.html?cx_cat=page1



 12月8日、FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016が開幕。開催国代表の鹿島アントラーズは、オセアニア代表のオークランド・シティ相手に2-1で逆転勝利を収めて準々決勝へ駒を進めた。

 試合後、元日本代表の北澤豪氏が開幕戦を振り返った。開口一番「前半の戦いぶりは問題」とコメント。「日本を代表をして出場している中で、何もできないまま終わってしまう可能性もあった」と厳しい口調で話した。「たださすが、Jリーグチャンピオンシップを逆転勝ちした粘り強さとか、シーズン終盤にきて得たものがクラブ・ワールドカップの初戦で上手く生きたと思う」と続けた。

「石井監督が話していたように、開幕戦の固さはあった。ただ、今の鹿島は逆転できる力がある」と勝利チームを称えると、「ラッキーだったと思うのは、金崎夢生が後から出てきたこと。最初から出ていたら、逆転のシーンが作り出せていたかどうか……難しかったと思う」と勝敗を分けた采配を解説した。

 鹿島が準々決勝で対戦するアフリカ王者マメロディ・サンダウンズは、「見ていて面白い、イケイケで攻撃的なサッカーをするチーム」と分析。「強い相手ではあるが、今の鹿島は攻撃力のある相手のほうが力を発揮しやすい。奪ってからのカウンター、堅守速攻、“ザ・アントラーズ”が出るんじゃないかな」と次戦を展望した。

 もう一つの準々決勝、アジア王者全北現代モータース対北中米カリブ王者クラブ・アメリカについてもコメント。「この試合は見たほうがいい。ACLを勝ち上がった全北が大会常連のクラブ・アメリカ対してどこまでやれるか。パワー対パワーのような単純な戦いにはならない。強さに加えうまさがある試合になるはず。JリーグのクラブがACLを勝ち抜くヒントになる」。

 全北現代×クラブ・アメリカは、12月11日(日)午後3時30分から、マメロディ・サンダウンズ対鹿島は午後7時から、BS日テレで生中継される。


◆セミプロ相手に薄氷の勝利。 クラブW杯で鹿島の「内弁慶」がまた出た(Sportiva)


https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jleague_other/2016/12/09/___split_33/

 これもまた、違う意味での鹿島アントラーズらしさが出た試合、ということになるのだろう。

 12月8日に開幕したクラブワールドカップ。開催国枠で出場したJ1王者の鹿島は、1回戦でオセアニア王者のオークランド・シティと対戦し、2-1で勝利。準々決勝へ駒を進めた。



 後半に入った50分に先制を許す苦しい展開となりながら、その後、2点を奪って逆転。浦和レッズを下して王座に就いた、Jリーグチャンピオンシップ決勝の第2戦に続く鮮やかな逆転勝利は、一見すると、鹿島らしい勝負強さを発揮した試合のように見える。

 だがしかし、対戦相手のレベルを考えれば、この逆転勝利をポジティブなものととらえてもいられない。

 オークランド・シティはニュージーランド王者にして、OFC(オセアニアサッカー連盟)が主催するOFCチャンピオンズリーグの優勝クラブ。今大会が6年連続8回目の出場と、オセアニアでは圧倒的な力を誇る絶対王者だ。

 とはいえ、その実力を日本のクラブも出場しているAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に置き換えれば、グループリーグに出場するためのプレーオフに勝てるかどうか、という程度だろう。つまり、仮にもACL制覇を狙うクラブであれば、「ここだけには絶対に勝ち点は落とせない」というレベルの相手である。

 そんな相手に前半から攻めあぐみ、あげくに先制点まで許した。結果的に逆転勝利を収めたとはいえ、これをして勝負強いと言っている場合ではないだろう。鹿島の石井正忠監督は言う。

「相手陣内でボールを回していても、シュートが少なかった。シュートの意識がもっとあったほうがよかった。1点を失ってからギアが上がったが、これが続くと、(もっと強い相手になれば)負けてしまう。チームとして修正しながらやっていきたい」

 実は、鹿島が海外勢に弱いのは今に始まったことではない。それはACLの成績を見れば明らかだ。

 過去、日本のクラブでACLを制したことがあるのは、浦和とガンバ大阪。ほかでは名古屋グランパス、柏レイソルがベスト4まで進出している。

 ところが鹿島は、川崎フロンターレ、セレッソ大阪と並び、ベスト8が最高成績。ベスト8なら悪くないと思われるかもしれないが、鹿島の場合、日本国内で圧倒的な強さを見せている分、ほかのクラブとはそもそも出場回数が違う(通算6回出場)。それを考えれば、むしろ鹿島はACLでの弱さが際立っている。

 以前のACLは出場クラブ数が現在より少なく、大会方式も異なっていたため、一概に過去の成績との比較はできないが、鹿島が一度もベスト4以上に進出していないことだけは確かだ。

 さらにいえば、ACLの前身であるアジアクラブ選手権にさかのぼっても、鹿島はベスト4以上の成績を残していない。ジュビロ磐田が優勝1回、準優勝2回の成績を残している一方で、鹿島はグループリーグ(4チーム中2チームが準決勝に進出する準々決勝リーグ)すら突破したことがないのだ。

 国内では、もはや説明不可能なほどの勝負強さを見せる鹿島も、海外勢が相手となるとからっきし勝負弱い。まさに内弁慶なのである。この日のオークランド・シティ戦に関していえば、Jリーグチャンピオンシップから続く過密日程の影響はあっただろう。石井監督は「前半は選手の体が重かったかなと感じた」と見立て、MF永木亮太は「体の疲れは正直ある」と吐露した。

 だが、日本開催のこの大会は、いわば鹿島のホームゲーム。相手が長距離移動に加え、慣れない環境で調整していることを考えれば、「それは言い訳にならない」(永木)。

 実際、昨年の大会では似たような日程で臨んだサンフレッチェ広島が、同じオークランド・シティを相手に2-0で危なげなく勝利している。永木が続ける。

「余裕がある分ボールを持ちすぎて、普段ならしないミスをして、カウンターからシュートまで持ち込まれることが何回かあった。最後(逆転した試合終盤)の内容でやれるなら、それを最初からやらないといけない」

 オークランド・シティとは力の差があったため、結果的に逆転することができた。だが、相手の力がもう少し上なら、先に与えた1点が致命傷になっていた可能性は十分にある。決勝点をアシストしたFW土居聖真は、「失点してから返せたのは、力があるからできることだが」とつけ加えたうえで、こう語る。

「失点してからギアが一段階上がったが、失点する前に自分たちからギアを上げていかないといけない。試合が決勝に近づくと(相手が強くなると)、1点の重みが増す。(逆転勝ちではなく)先制して追加点を取り、2-0、3-0で勝つのが理想」

 日本国内の大会では際立つ勝負強さを発揮しながら、これまで何度となくACLで「裏の顔」を見せてきた鹿島。オークランド・シティ戦ではまたしても裏の顔、すなわち内弁慶ぶりを垣間見せた。

 Jリーグ屈指の常勝軍団として君臨する鹿島は来季、7回目のACLに挑む。そこで新たな勲章を得るためにも、今大会は海外勢に対する免疫を作る絶好の機会となるはずだが、果たして鹿島はこれを生かせるのだろうか。

 多くの選手がサッカーのほかに仕事を抱えるセミプロチームを相手に、薄氷の勝利。内弁慶が前途多難のスタートを切った。

◆采配的中続く石井監督の起用法に注目 鹿島、11日に準々決勝/クラブW杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20161209/jle16120918450018-n1.html

オークランド戦の後半、選手に指示を出す鹿島・石井監督=8日、日産スタジアム

 サッカーのクラブワールドカップ(W杯)で、8日の1回戦を突破したJ1鹿島は中2日となる11日の準々決勝でマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)と対戦する。連戦の疲労が懸念される中で、このところ采配が当たっている石井監督の起用法が注目される。

 オークランド(ニュージーランド)に先制を許す展開となった1回戦は、後半途中から「シュートの意識を持たせるため」ストライカーの赤崎と金崎を投入。2人がそろってゴールを挙げ、逆転に成功した。

 J1で年間勝ち点3位から頂点へ勝ち上がったチャンピオンシップでも柔軟な采配が光った。試合途中から守備的MFの永木をサイドに移すなど、練習でも試していない形に変更してバランスを改善したこともあった。「選手のスタイルは普段から見ている。配置を換えるだけで特長を出せることもある」。重圧の掛かる大一番でも全く迷いを見せていない。

 エースの金崎は左足首に不安を抱え、無理はさせられない状況だ。選手層と底力が試される過密日程で、アフリカ王者との一戦へ策を練る。

◆鹿島、11日に世界8強へアフリカ王者サンダウンズ(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1749696.html



 クラブW杯で、8日の1回戦を突破したJ1鹿島は中2日となる11日の準々決勝でマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)と対戦する。

 連戦の疲労が懸念される中で、このところ采配が当たっている石井監督の起用法が注目される。

 オークランド(ニュージーランド)に先制を許す展開となった1回戦は、後半途中から「シュートの意識を持たせるため」ストライカーの赤崎と金崎を投入。2人がそろってゴールを挙げ、逆転に成功した。

 J1で年間勝ち点3位から頂点へ勝ち上がったチャンピオンシップでも柔軟な采配が光った。試合途中から守備的MFの永木をサイドに移すなど、練習でも試していない形に変更してバランスを改善したこともあった。「選手のスタイルは普段から見ている。配置を換えるだけで特長を出せることもある」。重圧の掛かる大一番でも全く迷いを見せていない。

 エースの金崎は左足首に不安を抱え、無理はさせられない状況だ。選手層と底力が試される過密日程で、アフリカ王者との一戦へ策を練る。

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