日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年2月14日火曜日

◆鹿島岩政監督、J開幕戦の位置付けは「負けたら34分の1、勝ったら34分の1以上だと」(ゲキサカ)



岩政大樹


 鹿島アントラーズの岩政大樹監督が14日、Jリーグのキックオフカンファレンスに出席した。プレシーズンの練習試合ではJ2クラブ相手に1勝4敗と苦しい戦いが続き、直近も水戸とのいばらきサッカーフェスティバルで0-2の完敗。それでも指揮官は「ここまでプレシーズンで結果が出ていなくて、サポーターの皆さんに期待感を抱いてもらえる戦いができていないが、開幕戦で良いスタートを切って今後につなげたい」と意気込んだ。

 昨季途中にレネ・ヴァイラー前監督の後を継いで就任したが、初年度は4位に終わった岩政監督。今季はクラブにとって7年ぶりの国内タイトル奪還を目指すシーズンとなる。

 18日の開幕戦では京都サンガF.C.と対戦。岩政監督はシーズン初戦の位置付けについて「何度か考えたことがあるが、選手たちには負けたら34分の1、勝ったら34分の1以上だと言おうと思っている」と独特の表現でかわしつつ、「監督としてシーズンスタートから指揮を取るのは初めてで、経験あるチョウ(・キジェ)さんとの対戦は非常に分が悪いと思っている」と冗談めかし、「チームとして若い選手をたくさん抱えていて、その選手たちの成長をもってタイトルにつなげたい」と展望を語った。

 もっとも新体制の下、試行錯誤を続ける常勝軍団の姿は、対戦相手にとって不気味でもある様子だ。21歳ながら京都の新主将を務めるMF川崎颯太は「嫌でもSNSを開けば鹿島さんが練習試合をしたとか、水戸との試合が何対何だったというのが見えてくるが、あまり結果は気にしていない。岩政さん、経験ある鹿島の選手がこのまま何も修正なく開幕戦を迎えるわけでもないと思う」と警戒。「相手の対策はもちろんするが、自分たちのサッカーを1週間で積み上げて開幕戦に向かいたい」と力を込めていた。





◆鹿島岩政監督、J開幕戦の位置付けは「負けたら34分の1、勝ったら34分の1以上だと」(ゲキサカ)






◆【鹿島】岩政監督、初の開幕から指揮「経験ある曹さんのチームは非常に分が悪い」18日に京都戦(ニッカン)



岩政大樹,荒木遼太郎


17日に開幕するJリーグの開幕前の恒例イベント「キックオフカンファレンス」が14日に都内で行われ、J1・18チームの選手がユニホーム姿で集結した。

鹿島アントラーズは、18日にアウェーで京都サンガと対戦する。岩政大樹監督(41)とパリオリンピック(五輪)世代のMF荒木遼太郎(21)が出席し会見に臨んだ。

鹿島は宮崎キャンプを含め、シーズン前の練習試合でJ2相手に1勝4敗。12日には水戸ホーリーホックに0-2で敗れ、サポーターからブーイングと厳しい叱咤(しった)激励を受けた。

岩政監督は「監督としてシーズンスタートから指揮を執るのは初めて。開幕戦から経験がある曹(貴裁)さんのチームは非常に分が悪いと思っています」と苦笑い。

その上で、「チームとして新しい若い選手をたくさん抱えて、その選手の成長を持ってタイトルにつなげたいというシーズンになる。ここまでプレシーズンで結果出てなくてサポーターの皆さんに期待感は抱かせるような戦いはできていないが、開幕戦でいいスタートを切ってつなげたい」と決意を新たにした。

開幕戦はシーズンを占う上で重要な1試合でもある。岩政監督は開幕戦の位置付けについて「選手には、負けたら34分の1、勝ったら34分の1、以上だと言おうと思っている」とあくまでも34試合の1試合であることを強調した。

背番号10を背負う荒木は「自分たちが今やっている新しい鹿島を、最初からピッチの上で表現できるように、いいスタートダッシュが切れるようにやっていきたい」と話し、パリ五輪について「当然意識している。その前に、チームで試合に出て結果を出すと必然的にパリに選ばれてくると思っている。まずはチームで試合に出て結果、ゴールやアシストで目に見える結果を残してアピールしたい」と意欲を見せた。





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◆【開幕スタメン予想|鹿島】新加入ボランチは左SBにコンバート。焦点は1トップ+両SH+トップ下の組み合わせ(サッカーダイジェスト)



スタメン予想


指揮官は戦術的な多様性や自在性を追求


 2023年シーズンのJ1リーグが、2月17日にいよいよ幕を開ける。本稿では、18日に敵地で京都サンガF.C.と対戦する鹿島アントラーズの予想スタメンをお届けする。

[試合情報]J1リーグ第1節/京都対鹿島/2月18日/14:00@サンガS

 今季の登録メンバーは33名と、例年に増して大所帯となった。「個性的な選手たちが集まったので、チームとしての最適解を見つけ出すために、いろいろなことにトライしたい」と岩政大樹監督が語っていたとおり、トレーニングマッチやプレシーズンマッチのなかで、様々な組み合わせが試された。

 戦術的な多様性や自在性を追求する指揮官だけに今後、大胆な“変更”も予想されるが、当面は4-2-3-1システムがベースになりそうだ。

 GKは大ベテランのクォン・スンテのコンディションが万全ではなく、実質的に早川友基と沖悠哉の二択になった。ここまでの起用法を見る限り、明大から鹿島入りして3年目の前者が一歩リードか。

 今季、古巣に帰還し、ディフェンスリーダーとして期待される昌子源が怪我のために出遅れてしまったのは大きな誤算。CBコンビは、海外挑戦から戻ったばかりの植田直通と、さらなる成長を期するプロ5年目の関川郁万がファーストチョイスだろう。

 右SBはスタメン定着に着々と地固めする常本佳吾。左SBは不動と思われた安西幸輝に代わり、守備面での強度を高めるべく、新加入ボランチの佐野海舟がコンバートされる模様だ。

 ボランチの2枚は昨季からの本流でもあるディエゴ・ピトゥカと樋口雄太で、まず決まりだろう。

 さて、ここから前のスタメン予想が難しい。広島から加入したスピードスターの藤井智也、今や遅しとブレイクが待たれる松村優太、底知れぬポテンシャルを感じさせる大卒ルーキーの師岡柊生など、サイドハーフ候補が目白押しだ。

 また、トップ下にしてもエースナンバー10番を背負う荒木遼太郎、攻撃の大黒柱である鈴木優磨、プロ13年目を迎え、鹿島一筋の土居聖真と、錚々たる顔ぶれが揃う。

 1トップを任されるのは、宿敵の川崎から心機一転、鹿島に移籍してきた知念慶が本命ながら、鈴木がそこに入る可能性も小さくない。ほとんどの選手が2つ以上のポジションで試されたので、両サイドハーフとトップ下、1トップ(2トップの縦関係とも見えるが)の4人の組み合わせは少なく見積もっても10通り以上。開幕戦のスタメンは神のみぞ、いや、やはり指揮官のみぞ知る。

 ふたを開けるまで、まったく分からないが、いずれにしても誰が試合に出ようとチーム一丸となって戦うのが鹿島の矜持でもある。2月12日、J2の水戸とのプレシーズンマッチで0-2と敗れ、不穏な空気が流れている。京都との開幕戦に勝ち、この停滞感を一掃したいところだろう。

取材・文●小室功(オフィス・プリマベーラ)





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