
日刊鹿島アントラーズニュース
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2015年2月2日月曜日
◆内田 右WBでフル出場!完封勝利に満足「負けたくなかったので」(スポニチ)
ブンデスリーガ シャルケ1―0ハノーバー (1月31日)

右膝負傷でアジア杯出場を辞退したシャルケDF内田が代表復帰へ向けて第一歩を踏み出した。
リーグ再開初戦に3―5―2の右ウイングバックでフル出場。本来のサイドバックより攻撃的な位置で積極的に攻撃参加し、CKからシュートも放ち「今までゴールを守る仕事をしていたので。もうちょっとシュートの練習をしなくちゃ駄目」と振り返った。味方の退場で数的不利に陥ると「1―0で勝っていたので、そのまま終わらせればよかった」と守備に重点を置いて無失点勝利に貢献。「(後半戦の)スタートは負けたくないので」と胸を張った。ハノーバーのMF清武は後半23分から出場し、DF酒井宏はフル出場した。
リーグ再開初戦に3―5―2の右ウイングバックでフル出場。本来のサイドバックより攻撃的な位置で積極的に攻撃参加し、CKからシュートも放ち「今までゴールを守る仕事をしていたので。もうちょっとシュートの練習をしなくちゃ駄目」と振り返った。味方の退場で数的不利に陥ると「1―0で勝っていたので、そのまま終わらせればよかった」と守備に重点を置いて無失点勝利に貢献。「(後半戦の)スタートは負けたくないので」と胸を張った。ハノーバーのMF清武は後半23分から出場し、DF酒井宏はフル出場した。
◆独紙、内田の守備を高評価…相手との競り合いは「天才的だった」(サッカーキング)
ハノーファー戦でフル出場したDF内田篤人 [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表DF内田篤人が所属するシャルケは、1月31日に行われたブンデスリーガ第18節で、同代表MF清武弘嗣とDF酒井宏樹が所属するハノーファーと対戦し1-0で勝利した。
地元紙が同試合の採点と寸評を掲載。この試合でフル出場した内田には、ドイツ紙『Revier Sport』が「3」の採点をつけた。また守備面について同紙は、ハノーファーに所属するドイツ人MFレオナルド・ビッテンコートとの競り合いを「天才的だった」とし、さらにドイツ紙『Westdeutsche Allgemeine』は「クレバーなスライディングで、再三ピンチを救った」と、高く評価している。
内田の採点と寸評は以下の通り。(1が最高、6が最低)
■『Westdeutsche Allgemeine』
採点:4
寸評:右サイドバックにとっては、骨の折れる試合だった。ハノーファーのレオナルド・ビッテンコートに比べると、内田が明らかにスピードで劣っていたため、抜かれることが非常に多かった。クレバーなスライディングで、再三ピンチを救ったが、その結果として、度々コーナーキックを与えることになった。攻撃では、左サイドのクリスティアン・フクスに比べると(相手に対する)恐さがなかった。17分にシュートを大きく外してしまったのは、それを象徴するプレーだ。
■『Revier Sport』
採点:3
寸評:マックス・マイヤーから上手くフリーでボールを受けたところは、右のハーフポジションからシュートを撃つべきだった(14分)。最初のコーナキックではダイレクトでボールに触ったが、内田がトップストライカーではないということを見せてしまった(17分)。ビッテンコートとの2度の競り合いは、天才的だった(56/57分)。
地元紙が同試合の採点と寸評を掲載。この試合でフル出場した内田には、ドイツ紙『Revier Sport』が「3」の採点をつけた。また守備面について同紙は、ハノーファーに所属するドイツ人MFレオナルド・ビッテンコートとの競り合いを「天才的だった」とし、さらにドイツ紙『Westdeutsche Allgemeine』は「クレバーなスライディングで、再三ピンチを救った」と、高く評価している。
内田の採点と寸評は以下の通り。(1が最高、6が最低)
■『Westdeutsche Allgemeine』
採点:4
寸評:右サイドバックにとっては、骨の折れる試合だった。ハノーファーのレオナルド・ビッテンコートに比べると、内田が明らかにスピードで劣っていたため、抜かれることが非常に多かった。クレバーなスライディングで、再三ピンチを救ったが、その結果として、度々コーナーキックを与えることになった。攻撃では、左サイドのクリスティアン・フクスに比べると(相手に対する)恐さがなかった。17分にシュートを大きく外してしまったのは、それを象徴するプレーだ。
■『Revier Sport』
採点:3
寸評:マックス・マイヤーから上手くフリーでボールを受けたところは、右のハーフポジションからシュートを撃つべきだった(14分)。最初のコーナキックではダイレクトでボールに触ったが、内田がトップストライカーではないということを見せてしまった(17分)。ビッテンコートとの2度の競り合いは、天才的だった(56/57分)。
◆[練習試合]練習生鈴木隆行2発アピール、千葉が快勝…U-18齋藤も2ゴール(ゲキサカ)
ジェフユナイテッド千葉は1日、沖縄県南城市陸上競技場で九州サッカーリーグの海邦銀行サッカークラブと練習試合を行い、6-1で勝利した。前半を1-0で折り返した千葉だが、後半に一挙5得点を記録。水戸を昨季限りで契約満了となり、練習生として参加しているFW鈴木隆行が2ゴールを奪い、猛アピールした。また、U-18所属のMF齋藤拓海も2ゴールを奪う活躍を見せている。
千葉はこの後、3日まで沖縄でキャンプを実施。最終日にはFC琉球と練習試合を行う。
千葉はこの後、3日まで沖縄でキャンプを実施。最終日にはFC琉球と練習試合を行う。
◆本山爆発2得点!鹿島 新設ニューイヤー杯で逆転勝利(スポニチ)
Jリーグのプレシーズン大会として新設されたニューイヤー杯が宮崎で開幕し、鹿島はJ2大分に5―2の逆転勝利。日本代表としてアジア杯に参加していた柴崎、昌子、植田がベンチ外となる中、後半27分から出場した元日本代表MF本山はダメ押しの2得点を挙げ、「去年はあまり試合に出られなかったのでアピールするのも大事」と話した。
今季から就任した柳沢コーチは「彼がチームに必要な存在だと証明している」と目を光らせ、新設の「クラブリレーションズオフィサー」に就任した中田浩二氏もテレビ解説を務めるなど広告塔として活動。クラブを支えた選手がそれぞれの形で今季を歩み始めた。
今季から就任した柳沢コーチは「彼がチームに必要な存在だと証明している」と目を光らせ、新設の「クラブリレーションズオフィサー」に就任した中田浩二氏もテレビ解説を務めるなど広告塔として活動。クラブを支えた選手がそれぞれの形で今季を歩み始めた。
◆35歳の鹿島・本山が2得点アピール「体が重かったけど…」(サンスポ)
Jリーグ・スカパー! ニューイヤー・カップ宮崎ラウンド第1日(1日、鹿島5-2大分、KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場)鹿島は35歳の本山が仕上がりの良さをアピールした。3-2の後半45分、右折り返しに飛び込んで得点。ロスタイムにも守備ラインの裏へ抜け出して決めた。キャンプ中とあって「体が重かったけど、ちゃんと点を取れてよかった」と笑顔を見せた。
この日はアジア・カップ日本代表の柴崎、昌子、植田は休養した。新加入の高崎や黄錫鎬を起用したセレーゾ監督は「初めてにしては、うまくできていた」と満足そうだった。(共同)
この日はアジア・カップ日本代表の柴崎、昌子、植田は休養した。新加入の高崎や黄錫鎬を起用したセレーゾ監督は「初めてにしては、うまくできていた」と満足そうだった。(共同)
◆鹿島が大分に快勝! ニューイヤー杯が開幕(サンスポ)
Jリーグのプレシーズン大会として新設された「スカパー! ニューイヤー・カップ」の宮崎ラウンドが1日、宮崎市のKIRISHIMAハイビスカス陸上競技場で開幕して1試合が行われ、J1鹿島がJ2大分に5-2で快勝し、勝ち点3とした。
鹿島は同点の終盤、本山の2得点などで突き放した。宮崎ラウンドはJ2福岡を含む3チームが7日まで総当たりで争う。
大会は宮崎、鹿児島両県で開催され、鹿児島ラウンドは8~14日にJ1の浦和、清水とJ2の磐田、熊本がリーグ戦形式で戦う。2月はこれまで各チームが個別に練習試合などを組んできたが、大会創設で注目度を上げる狙いがある。(共同)
鹿島は同点の終盤、本山の2得点などで突き放した。宮崎ラウンドはJ2福岡を含む3チームが7日まで総当たりで争う。
大会は宮崎、鹿児島両県で開催され、鹿児島ラウンドは8~14日にJ1の浦和、清水とJ2の磐田、熊本がリーグ戦形式で戦う。2月はこれまで各チームが個別に練習試合などを組んできたが、大会創設で注目度を上げる狙いがある。(共同)
◆再び鹿島を“常勝軍団”へ…今季初戦で小笠原が見せた勝利へのこだわり(サッカーキング)
大分戦ではチーム最年長ながらフル出場を果たした小笠原 [写真]=J.LEAGUE PHOTOS,. INC
「疲れているから動けないわけではないし、サッカーができないわけでもない。もちろんそれでミスが出るわけでもない。そういう甘い考えなら試合に出なければいい。選手である以上はみんなが90分間出たいと思っているはずだし、俺はその欲がなくなったら終わりだと思う」
1日に行われた大分トリニータとの「Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ」初戦を戦い終えた小笠原満男は静かに、しかし強い口調で語った。
1月中旬のチーム始動からフィジカル中心に鍛えてきた鹿島は、この大分戦が初めての対外試合。疲労のピークにある状況とボールを使った練習時間の短さからコンビネーション不足は仕方ないように思われた。ただ、安易な連係ミスで開始早々に先制点を献上していたのも事実。より高みを目指す小笠原は「もっと良いゲームをしたかった。まだまだ良くしなければいけない部分が多くて……。もっと試合の中でやらなきゃいけない。『疲れている』とは言っちゃいけないし、そういうことを言うのはありえない」と厳しい意見を口にした。
昨シーズン限りで同期加入の中田浩二が現役を引退。若手が多いチームをともに背中で引っ張ってきた盟友がピッチを離れ、小笠原自身も“勝者のメンタリティー”を継承する伝道師としての責任をさらに強く感じているではないだろうか。ピッチに立てば年齢は関係ない。どんな状況でも内容や結果を追い求め、決して言い訳はしてはならない。勝つための手段と考え方を伝えるために――。鹿島が“常勝軍団”でありつづけたポイントを伝えたいと、彼は日常の練習から行動で示してきた。
この日の試合終盤に印象的なシーンがあった。ユース所属でトップチームに帯同していた田中稔也が高い位置でドリブル突破を仕掛け、相手に奪われてカウンターを食らいそうになった瞬間、背番号40がボールを持った相手選手へ猛然とプレスを仕掛け、何ごともなかったかのようにピンチの芽を摘んだ。試合後、このプレーについて問うと、「誰か一人を責めるのではなくて、ミスは減らさなきゃいけないし、ミスがあってもチーム全体の問題だと思って誰かがカバーしなければいけない」と答えてくれた。
小笠原は以前もこう話している。
「若手の良さをどんどん引き出したいし、それが彼らの成長につながる。『俺がフォローしてやるから、どんどん積極的に仕掛けろ』って。同じことを何回も繰り返していたらダメだけど、やりながら仕掛けるタイミングを知ればいいし、そこもしっかり伝えていきたい。俺も若い頃はそうやって伸び伸びプレーさせてもらったから」
これもクラブに代々受け継がれてきた伝統の一つなのだろう。
鹿島はアジアカップの日本代表メンバーに柴崎岳、昌子源、植田直通の3選手が招集され、昨年のJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞したカイオ、さらにトップ下で存在感を強める土居聖真など、若さと勢いがクローズアップされがちだ。だが、その一方で“常勝”を知る小笠原が伝えるべきことは、まだまだ少なくない。試合後の「もっと試合の中でやらなきゃいけない」というコメントには、チームとしても個人としても、もっとできたはずという自戒の念と向上心が込められていたようにも感じる。
大分戦ではチーム最年長ながら今シーズン初の対外試合でフル出場を果たしたが、試合出場に対するこだわりは誰よりも強い。公式戦はもちろん、練習試合でもフル出場し続けたいという。もちろんチームの勝利は意識するものの、どんな試合でも自分が出続けて結果を残したいと考えるのは、彼にとっては当然のことなのだろう。
今年4月で36歳になる。昨年はJ1新記録となるリーグ戦16シーズン連続得点を達成し、新シーズンはその記録更新も期待される。これも彼が残してきた偉大なる足跡だ。チームに勝利をもたらすために、そして再び鹿島を“常勝軍団”に押し上げるために。小笠原満男が自身にも周囲にも高い意識を求め続ける。
文=青山知雄
1日に行われた大分トリニータとの「Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ」初戦を戦い終えた小笠原満男は静かに、しかし強い口調で語った。
1月中旬のチーム始動からフィジカル中心に鍛えてきた鹿島は、この大分戦が初めての対外試合。疲労のピークにある状況とボールを使った練習時間の短さからコンビネーション不足は仕方ないように思われた。ただ、安易な連係ミスで開始早々に先制点を献上していたのも事実。より高みを目指す小笠原は「もっと良いゲームをしたかった。まだまだ良くしなければいけない部分が多くて……。もっと試合の中でやらなきゃいけない。『疲れている』とは言っちゃいけないし、そういうことを言うのはありえない」と厳しい意見を口にした。
昨シーズン限りで同期加入の中田浩二が現役を引退。若手が多いチームをともに背中で引っ張ってきた盟友がピッチを離れ、小笠原自身も“勝者のメンタリティー”を継承する伝道師としての責任をさらに強く感じているではないだろうか。ピッチに立てば年齢は関係ない。どんな状況でも内容や結果を追い求め、決して言い訳はしてはならない。勝つための手段と考え方を伝えるために――。鹿島が“常勝軍団”でありつづけたポイントを伝えたいと、彼は日常の練習から行動で示してきた。
この日の試合終盤に印象的なシーンがあった。ユース所属でトップチームに帯同していた田中稔也が高い位置でドリブル突破を仕掛け、相手に奪われてカウンターを食らいそうになった瞬間、背番号40がボールを持った相手選手へ猛然とプレスを仕掛け、何ごともなかったかのようにピンチの芽を摘んだ。試合後、このプレーについて問うと、「誰か一人を責めるのではなくて、ミスは減らさなきゃいけないし、ミスがあってもチーム全体の問題だと思って誰かがカバーしなければいけない」と答えてくれた。
小笠原は以前もこう話している。
「若手の良さをどんどん引き出したいし、それが彼らの成長につながる。『俺がフォローしてやるから、どんどん積極的に仕掛けろ』って。同じことを何回も繰り返していたらダメだけど、やりながら仕掛けるタイミングを知ればいいし、そこもしっかり伝えていきたい。俺も若い頃はそうやって伸び伸びプレーさせてもらったから」
これもクラブに代々受け継がれてきた伝統の一つなのだろう。
鹿島はアジアカップの日本代表メンバーに柴崎岳、昌子源、植田直通の3選手が招集され、昨年のJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞したカイオ、さらにトップ下で存在感を強める土居聖真など、若さと勢いがクローズアップされがちだ。だが、その一方で“常勝”を知る小笠原が伝えるべきことは、まだまだ少なくない。試合後の「もっと試合の中でやらなきゃいけない」というコメントには、チームとしても個人としても、もっとできたはずという自戒の念と向上心が込められていたようにも感じる。
大分戦ではチーム最年長ながら今シーズン初の対外試合でフル出場を果たしたが、試合出場に対するこだわりは誰よりも強い。公式戦はもちろん、練習試合でもフル出場し続けたいという。もちろんチームの勝利は意識するものの、どんな試合でも自分が出続けて結果を残したいと考えるのは、彼にとっては当然のことなのだろう。
今年4月で36歳になる。昨年はJ1新記録となるリーグ戦16シーズン連続得点を達成し、新シーズンはその記録更新も期待される。これも彼が残してきた偉大なる足跡だ。チームに勝利をもたらすために、そして再び鹿島を“常勝軍団”に押し上げるために。小笠原満男が自身にも周囲にも高い意識を求め続ける。
文=青山知雄
◆アジアとの二冠を狙う鹿島が5ゴールを挙げて大分に勝利(サッカーキング)
大分と対戦した鹿島は5ゴールを奪い大勝した [写真]=J.LEAGUE PHOTOS,. INC
新シーズン開幕に先駆けて、Jクラブが集って開催されるプレシーズン大会「Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ」の宮崎ラウンドが1日、宮崎県内のKIRISHIMAハイビスカス陸上競技場でスタート。同日行われたAFCチャンピオンズリーグでアジアとの二冠を狙う鹿島アントラーズと、2シーズンぶりのJ1復帰を目指す大分トリニータが対戦した。
先手を取ったのは大分だった。立ち上がりから出足の良さを見せると、4分に相手の横パスを奪った岡本英也が前線へつなぎ、これを受けた為田大貴が左足で狭いコースを突いて早々に先制点を奪う。対する鹿島は相手3バックのサイドに生まれたスペースを有効に活用して流れを引き寄せ、35分に左サイドからの折り返しを遠藤康が蹴り込んで同点とした。
後半、大きくメンバーを入れ替えた鹿島は48分に土居聖真がショートカウンターから相手GKとの一対一を冷静に決めて逆転に成功。だが、大分も縦パスから左サイドを崩して最後は新加入のエヴァンドロがゴール。田坂和昭監督が「2点目はいい形で決まった」と振り返ったように、鮮やかな攻撃で試合を振り出しに戻した。その後、両チームともポストやバーを直撃するチャンスを作りながら終盤を迎えたが、終盤に強さを見せたのは鹿島だった。84分、山本脩斗の左クロスに西大伍が頭で合わせたシュートがバーを叩くと、これをボランチの位置から飛び出した山村和也が押し込んで勝ち越す。さらに90分、90+2分と本山雅志が立て続けに決め、終わってみれば5-2の大勝。「始動からフィジカルを追い込んでいて、今は疲れがピーク」(西)という状況ながら、今シーズン初めての対外試合でキッチリと結果を出した。だが、キャプテンマークを巻いてフル出場を果たした小笠原満男は「疲れていることを理由にしてはいけない」とプロフェッショナルに徹するコメント。「修正点はチーム内で話し合います」と厳しい口調で語った。
一方、敗れた大分の田坂監督は「いい部分を出せ、悪い部分も明確になった。この時期に練習試合でなく、プレシーズンマッチを戦えるのはありがたい。次に向けていい準備ができる」と内容や試合環境に充実の表情を見せていた。
宮崎ラウンドの次戦は4日、アビスパ福岡が登場して鹿島と対戦する。
文=青山知雄
先手を取ったのは大分だった。立ち上がりから出足の良さを見せると、4分に相手の横パスを奪った岡本英也が前線へつなぎ、これを受けた為田大貴が左足で狭いコースを突いて早々に先制点を奪う。対する鹿島は相手3バックのサイドに生まれたスペースを有効に活用して流れを引き寄せ、35分に左サイドからの折り返しを遠藤康が蹴り込んで同点とした。
後半、大きくメンバーを入れ替えた鹿島は48分に土居聖真がショートカウンターから相手GKとの一対一を冷静に決めて逆転に成功。だが、大分も縦パスから左サイドを崩して最後は新加入のエヴァンドロがゴール。田坂和昭監督が「2点目はいい形で決まった」と振り返ったように、鮮やかな攻撃で試合を振り出しに戻した。その後、両チームともポストやバーを直撃するチャンスを作りながら終盤を迎えたが、終盤に強さを見せたのは鹿島だった。84分、山本脩斗の左クロスに西大伍が頭で合わせたシュートがバーを叩くと、これをボランチの位置から飛び出した山村和也が押し込んで勝ち越す。さらに90分、90+2分と本山雅志が立て続けに決め、終わってみれば5-2の大勝。「始動からフィジカルを追い込んでいて、今は疲れがピーク」(西)という状況ながら、今シーズン初めての対外試合でキッチリと結果を出した。だが、キャプテンマークを巻いてフル出場を果たした小笠原満男は「疲れていることを理由にしてはいけない」とプロフェッショナルに徹するコメント。「修正点はチーム内で話し合います」と厳しい口調で語った。
一方、敗れた大分の田坂監督は「いい部分を出せ、悪い部分も明確になった。この時期に練習試合でなく、プレシーズンマッチを戦えるのはありがたい。次に向けていい準備ができる」と内容や試合環境に充実の表情を見せていた。
宮崎ラウンドの次戦は4日、アビスパ福岡が登場して鹿島と対戦する。
文=青山知雄
◆スカパー!ニューイヤーカップ 宮崎ラウンド 鹿島 5-2 大分(Jリーグ)
先手を取ったのは大分トリニータだった。立ち上がりから出足の良さを見せると、4分に相手の横パスを奪った岡本英也が前線へつなぎ、これを受けた為田大貴が左足で狭いコースを突いて早々に先制点を奪う。対する鹿島アントラーズは相手3バックのサイドに生まれたスペースを有効に活用して流れを引き寄せ、35分に左サイドからの折り返しを遠藤康が蹴り込んで同点とした。
後半、大きくメンバーを入れ替えた鹿島は48分に土居聖真が相手GKとの一対一をキッチリ決めて逆転に成功。だが、大分も縦パスから左サイドを崩し、最後は新加入のエヴァンドロがゴール。田坂和昭監督が「2点目はいい形で決まった」と振り返ったように、鮮やかな攻撃で試合を振り出しに戻した。
その後、両チームともポストやバーを直撃するチャンスを作りながら終盤を迎えると、終盤に強さを見せたのは鹿島だった。84分、山本脩斗の左クロスに西大伍が頭で合わせたシュートがバーを叩いたところを、ボランチの位置から飛び出した山村和也が押し込んで勝ち越す。さらに90分、90+2分と本山雅志が立て続けに決め、終わってみれば5-2の大勝。「始動からフィジカルを追い込んでいて、今は疲れがピーク」(西)という状況ながら、今シーズン初めての対外試合でキッチリと結果を出した。だが、キャプテンマークを巻いてフル出場を果たした小笠原満男は「疲れていることを内容が悪かった理由にしてはいけない」とプロフェッショナルに徹するコメント。「修正点はチーム内で話し合います」と厳しい口調で語った。
一方、敗れた大分の田坂監督は「いい部分を出すことができて、悪い部分も明確になった。この時期に練習試合でなく、プレシーズンマッチを戦えるのはありがたい。次に向けていい準備ができる」と内容や試合環境に充実の表情を見せていた。
宮崎ラウンドの次戦は4日、アビスパ福岡が登場して鹿島と対戦する。
文=青山知雄(サッカーキング)
◆2015Jリーグプレシーズンマッチ 2015 Jリーグ・スカパー! ニューイヤーカップ(オフィシャル)
2015 Jリーグ・スカパー! ニューイヤーカップ vs大分
鹿島がいきなりのゴールラッシュ!2015シーズン初戦で大分相手に5発大勝!

2015シーズンの鹿島が、いよいよベールを脱いだ。宮崎キャンプの真っただ中で迎えた今季初の対外試合、スカパー!ニューイヤーカップの大分戦。鹿島は開始早々に先制を許したものの、遠藤と土居のゴールで逆転に成功する。一時は大分に同点に追いつかれたが、山村が勝ち越し弾を決め、終盤には本山が2ゴールを挙げた。試合は5-2で終了し、鹿島が新シーズンの初陣をゴールラッシュで飾った。


宮崎キャンプでハードなフィジカルトレーニングを連日こなしている選手たちにとって、コンディションや試合勘の問題を避けられない一戦だった。それでも、どんな状況であっても結果を求める姿勢は変わらない。新加入のファン ソッコや期限付き移籍から復帰した鈴木隆雅が最終ラインで先発し、ボランチでコンビを組んだのは小笠原と梅鉢。前線では中村と土居、遠藤、そして赤崎がゴールを狙っていった。


しかし、立ち上がりは全体的に動きが重く、開始早々の4分に先制点を奪われてしまう。その後も単純なミスが目立ち、なかなかリズムに乗れなかった。それでも20分過ぎから少しずつボール支配率を高め、大分を押し込んでいく。伊東が右サイドをオーバーラップし、赤崎が飛び込んであわやという場面を作るなど、少しずつゴールの予感が漂っていった。



同点弾は35分に決まった。左サイドでボールを持った鈴木隆雅が縦への推進力を見せ、赤崎とのワンツー、ドリブル突破からクロスを上げる。ニアサイドに飛び込んだ赤崎がボールをスルーすると、背後に走り込んでいた遠藤が詰めてゴールネットを揺らした。鮮やかな連係からゴールが生まれ、前半は1-1で終了した。


後半開始時から、トニーニョ セレーゾ監督は5選手を入れ替えた。最終ラインに西と山村、山本が入り、2列目には豊川を起用。そして1トップには、徳島から移籍加入した高崎が投入された。高崎は中央だけでなく左右両サイドに流れてボールを呼び込むなど、前線で起点となった。存在感を示す新戦力とともに、鹿島は後半立ち上がりから攻勢をかけていく。


そして48分、鹿島の新しい8番がいきなり結果を残してみせた。土居が最終ラインの背後に抜け、鮮やかな右足シュート。「チームを優勝に導けるような成績を残さないといけない」と語っていた土居がシーズン初戦でゴールネットを揺らし、鹿島が逆転に成功した。


その後、71分に同点に追いつかれたが、土居との交代でピッチに立った本山が中盤でリズムを作り、鹿島は終盤に猛攻を仕掛けた。また終盤に投入された町田と田中、ユース所属の2選手もはつらつとしたプレーで新風を吹き込んだ。そして84分、左サイドでボールを持った山本のクロスをファーサイドの西が頭で合わせると、ポストに阻まれたこぼれ球を山村が押し込み、勝ち越しに成功した。ボランチにポジションを変えていた山村の積極的な攻撃参加が奏功し、鹿島がスコアを3-2とした。


終盤は中盤にスペースが空き、カウンターのチャンスが増えた。鹿島は90分、西からのクロスをファーサイドの本山が詰めて4点目を記録。2分後には田中のラストパスから本山が左足で押し込み、ゴールラッシュを締めくくった。



疲労が残る中でもしっかり結果を残し、新戦力もそれぞれの持ち味を発揮した90分間。鹿島が5得点を挙げ、幸先のいいスタートを切った。次戦は3日後、スカパー!ニューイヤーカップの福岡戦だ。勝てば初代王者が決まる一戦、宮崎キャンプ最終日を白星で飾りたい。

監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
大分トリニータ:田坂 和昭
[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・キャンプはどうしてもフィジカル中心のトレーニングとなる。選手は身体が重かっただろうし、その中でよく対応してくれた。シーズンの初めの試合なのでミスは仕方ない。予想していたことで、気にしていない。
・若い選手が数多く入ったが、しっかりとトレーニングをしてこのチームのサッカーを浸透させていきたい。ファン ソッコと高崎は、初戦の割にはうまくプレーしてくれた。連係が深まれば、もっと高いパフォーマンスを期待できると思う。
・自分の下で2年間練習している選手たちは動き方を理解しているが、新しい選手は連係面がまだ浅い。うちのチームで求められることを教えていきたい。
大分トリニータ:田坂 和昭
選手コメント
[試合後]
【本山 雅志】
身体が重かったけど、ゴール前で仕事をすることができて良かった。試合勘はまだなくて、重い感じの試合だったけど、徐々に良くなっていくと思う。負けることもなく、また課題を見つけられた。さらにフィジカルを強化して頑張りたい。
【中村 充孝】
試合勘がなくてもっときついかなと思っていたけど、最初の10分は試合に入るのに時間がかかったとはいえ、思っていたよりはすんなり入れた。ボールのフィーリングを含めて、今できることを意識していた。攻守の切り替えであったり、そういうところを早くすることが必要だった。それはできたと思う。
【土居 聖真】
試合勘がないのは仕方ないし、疲れの中でのミスは絶対に出てくるもの。その中で最大限のことをしようと自分の中で決めていた。ミスがあろうとなかろうと、得点は取らないといけない。その中で1得点を決められたことは良かったと思う。
赤崎選手、山村選手、小笠原選手のコメントは、アントラーズモバイルで!
鹿島がいきなりのゴールラッシュ!2015シーズン初戦で大分相手に5発大勝!
2015シーズンの鹿島が、いよいよベールを脱いだ。宮崎キャンプの真っただ中で迎えた今季初の対外試合、スカパー!ニューイヤーカップの大分戦。鹿島は開始早々に先制を許したものの、遠藤と土居のゴールで逆転に成功する。一時は大分に同点に追いつかれたが、山村が勝ち越し弾を決め、終盤には本山が2ゴールを挙げた。試合は5-2で終了し、鹿島が新シーズンの初陣をゴールラッシュで飾った。
宮崎キャンプでハードなフィジカルトレーニングを連日こなしている選手たちにとって、コンディションや試合勘の問題を避けられない一戦だった。それでも、どんな状況であっても結果を求める姿勢は変わらない。新加入のファン ソッコや期限付き移籍から復帰した鈴木隆雅が最終ラインで先発し、ボランチでコンビを組んだのは小笠原と梅鉢。前線では中村と土居、遠藤、そして赤崎がゴールを狙っていった。
しかし、立ち上がりは全体的に動きが重く、開始早々の4分に先制点を奪われてしまう。その後も単純なミスが目立ち、なかなかリズムに乗れなかった。それでも20分過ぎから少しずつボール支配率を高め、大分を押し込んでいく。伊東が右サイドをオーバーラップし、赤崎が飛び込んであわやという場面を作るなど、少しずつゴールの予感が漂っていった。
同点弾は35分に決まった。左サイドでボールを持った鈴木隆雅が縦への推進力を見せ、赤崎とのワンツー、ドリブル突破からクロスを上げる。ニアサイドに飛び込んだ赤崎がボールをスルーすると、背後に走り込んでいた遠藤が詰めてゴールネットを揺らした。鮮やかな連係からゴールが生まれ、前半は1-1で終了した。
後半開始時から、トニーニョ セレーゾ監督は5選手を入れ替えた。最終ラインに西と山村、山本が入り、2列目には豊川を起用。そして1トップには、徳島から移籍加入した高崎が投入された。高崎は中央だけでなく左右両サイドに流れてボールを呼び込むなど、前線で起点となった。存在感を示す新戦力とともに、鹿島は後半立ち上がりから攻勢をかけていく。
そして48分、鹿島の新しい8番がいきなり結果を残してみせた。土居が最終ラインの背後に抜け、鮮やかな右足シュート。「チームを優勝に導けるような成績を残さないといけない」と語っていた土居がシーズン初戦でゴールネットを揺らし、鹿島が逆転に成功した。
その後、71分に同点に追いつかれたが、土居との交代でピッチに立った本山が中盤でリズムを作り、鹿島は終盤に猛攻を仕掛けた。また終盤に投入された町田と田中、ユース所属の2選手もはつらつとしたプレーで新風を吹き込んだ。そして84分、左サイドでボールを持った山本のクロスをファーサイドの西が頭で合わせると、ポストに阻まれたこぼれ球を山村が押し込み、勝ち越しに成功した。ボランチにポジションを変えていた山村の積極的な攻撃参加が奏功し、鹿島がスコアを3-2とした。
終盤は中盤にスペースが空き、カウンターのチャンスが増えた。鹿島は90分、西からのクロスをファーサイドの本山が詰めて4点目を記録。2分後には田中のラストパスから本山が左足で押し込み、ゴールラッシュを締めくくった。
疲労が残る中でもしっかり結果を残し、新戦力もそれぞれの持ち味を発揮した90分間。鹿島が5得点を挙げ、幸先のいいスタートを切った。次戦は3日後、スカパー!ニューイヤーカップの福岡戦だ。勝てば初代王者が決まる一戦、宮崎キャンプ最終日を白星で飾りたい。
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
大分トリニータ:田坂 和昭
[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・キャンプはどうしてもフィジカル中心のトレーニングとなる。選手は身体が重かっただろうし、その中でよく対応してくれた。シーズンの初めの試合なのでミスは仕方ない。予想していたことで、気にしていない。
・若い選手が数多く入ったが、しっかりとトレーニングをしてこのチームのサッカーを浸透させていきたい。ファン ソッコと高崎は、初戦の割にはうまくプレーしてくれた。連係が深まれば、もっと高いパフォーマンスを期待できると思う。
・自分の下で2年間練習している選手たちは動き方を理解しているが、新しい選手は連係面がまだ浅い。うちのチームで求められることを教えていきたい。
大分トリニータ:田坂 和昭
選手コメント
[試合後]
【本山 雅志】
身体が重かったけど、ゴール前で仕事をすることができて良かった。試合勘はまだなくて、重い感じの試合だったけど、徐々に良くなっていくと思う。負けることもなく、また課題を見つけられた。さらにフィジカルを強化して頑張りたい。
【中村 充孝】
試合勘がなくてもっときついかなと思っていたけど、最初の10分は試合に入るのに時間がかかったとはいえ、思っていたよりはすんなり入れた。ボールのフィーリングを含めて、今できることを意識していた。攻守の切り替えであったり、そういうところを早くすることが必要だった。それはできたと思う。
【土居 聖真】
試合勘がないのは仕方ないし、疲れの中でのミスは絶対に出てくるもの。その中で最大限のことをしようと自分の中で決めていた。ミスがあろうとなかろうと、得点は取らないといけない。その中で1得点を決められたことは良かったと思う。
赤崎選手、山村選手、小笠原選手のコメントは、アントラーズモバイルで!
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