日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年7月13日日曜日

◆浦和が8得点 2得点の興梠「ハットトリックをしたかった」/天皇杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140712/jle14071221540007-n1.html

 天皇杯全日本選手権第3日(12日、浦和8-2浦安SC、浦和駒場)浦和がJ1首位の貫禄を見せ、再開するリーグ戦に弾みをつけた。立ち上がりは動きが鈍かったが、CKから阿部が頭で合わせて先制し、1-1から興梠が左足で蹴り込むと、その後は次々とゴール。2得点の興梠は「8点取れたのはプラス。ハットトリックをしたかった」と笑った。

 W杯による中断期間を終え、19日の新潟戦からJ1王者への戦いが始まる。ペトロビッチ監督は「緊張感のある試合ができた。2失点は良くないが、リーグ戦に向けて準備していきたい」と言った。(共同)

◆U-23タイ代表と対戦するタイリーグ日本人選抜メンバーが発表(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20140712/211264.html?view=more


試合が行われるラジャマンガラ国立競技場 [写真]=Getty Images


 U-23タイ代表は、9月に韓国で開催されるアジア大会に向けて、強化試合として、タイリーグ日本人選抜チームと対戦することが決まっている。タイ・プレミアリーグは11日、日本人選抜チームを発表した。

 チョンブリーFCを率いる和田昌裕監督が日本人選抜チームを指揮することが決まっており、強化試合に参加するメンバーを正式に発表した。タイ・プレミアリーグ(TPL)から10名、ディビジョン1から9名の合計19名が選出されている。

 メンバーには、日本代表としてもプレー経験をもつ元セレッソ大阪の茂庭照幸や、オランダのVVVフェンロからタイリーグへ移籍したカレン・ロバートなどが名を連ねている。また、リーグ杯の準決勝ファーストレグが同日に行われるため、勝ち残っているBECテロサーサナFCの岩政大樹、下地奨、ナコンラチャシマーFCの小井手翔太、長野聡、ラチャブリーFCの永里源気は選ばれていない。
 
 試合は16日に首都バンコクにあるラジャマンガラ国立競技場で開催される。

▼タイリーグ日本人選抜チーム

■タイ・プレミアリーグ
櫛田一斗  チョンブリーFC
馬場悠企  チョンブリーFC
茂庭照幸  バンコク・グラスFC
大久保剛志  バンコク・グラスFC
船山祐二  アーミー・ユナイテッド
加藤友介  サムットソンクラームFC
西紀寛  ポリス・ユナイテッド
カレン・ロバート  スパンブリーFC
片野寛理  オーソットサパーM150サラブリー
猿田浩得  シンタールアFC

■ディビジョン1
東風淳  パタヤ・ユナイテッド
多田大介  シーラチャー・バーンブンFC
宮澤勇樹  シーラチャー・バーンブンFC
黒部光昭  TTMカスタムズFC
佐藤祐介  プーケットFC
小島聖矢  アユタヤFC
弦巻拳東  アユタヤFC
高橋延仁  アントーンFC
金古聖司  アントーンFC

◆ソニー仙台の社員GKが鹿島止めた!(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2014/07/12/0007139106.shtml

 「天皇杯第3日・2回戦、鹿島2(PK1‐2)2ソニー仙台」(12日、カシマ)

 JFL・ソニー仙台がJ1鹿島をPK戦で撃破した。社員選手のGK金子が鹿島の2人目の野沢を止め、ムードを一変させた。

 金子は普段、午前8時半から午後2時まで工場勤務をし、午後3時から約2時間練習している。

 ヒーローは「(J1)仙台が負けたので、オレらが勝ったら仙台が驚くんじゃないかって(チームで)冗談で話していた。(今後)鹿島のためにも変な試合はできない」と、決意を新たにしていた。

◆社員選手ばかりのソニー仙台が鹿島撃破(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2014/07/12/0007139107.shtml

 「サッカー天皇杯2回戦 ソニー仙台(JFL・宮城県代表)2‐2(PK戦2‐1)鹿島(J1)」(12日、等々力ほか)

 カテゴリーにして3段階下の実業団クラブ・ソニー仙台が天皇杯優勝4回の名門・鹿島を相手に大番狂わせを演じた。

 前半23分にMF細見が直接FKをたたき込むと、同28分にはFW田中が抜け出して左足で追加点を奪った。前半のうちに同点とされてしまい、後半は守勢に回ったものの、集中力を途切れさせずに延長戦を含めた120分間で鹿島に勝ち越しを許さなかった。

 PK戦突入を告げるホイッスルの直後には、大半の選手がピッチ上に倒れ込む消耗ぶり。後攻で2人目までが失敗する苦しい展開だったが、GK金子が鹿島の2人目・野沢を止めると、鹿島も連鎖反応的に柴崎、中村、山本が外す。ソニー仙台は3人目・中村と4人目・澤口が決めて、PK戦1‐2で激闘を制した。

 ソニー仙台は2人のプロ契約選手以外は社員として普段は働いており、午前8時半から午後2時までの通常業務を終えた後に、午後3時から約2時間の練習を行っている。PK戦で活躍したGK金子も工場勤務の社員選手。「企業スポーツが何を求められているかを考えています。社員としては会社を盛り上げたい。力を与えられるのではないかと考えています」と語る。

 地域貢献にも力を入れており、仙台市内の幼稚園にサッカーコーチを派遣している。プロを目指す選手、社員として活動を志向する選手と、いろんな立場の選手がいるが、この日は気持ちを一つにしてジャイアント・キリングを達成した。

 金子は「鹿島の選手もふがいない、という顔をされていた。(今後)変な試合はできないと思いました。気を引き締めていかないと鹿島に申し訳ない」と決意を新たにした。同じ仙台をホームにするJ1仙台は関西リーグ1部の奈良クラブに敗れた。一発勝負の天皇杯ならではの対照的な結果となった。

◆【天皇杯】鹿島、ソニー仙台に敗戦!20大会ぶり初戦敗退!(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20140712-OHT1T50317.html

 ◆天皇杯第3日 鹿島2(PK1―2)2ソニー仙台FC(12日・カシマ)

 Jリーグで最多7度の優勝を誇る鹿島が、天皇杯初戦で敗れるという大波乱が起きた。12日の2回戦(カシマ)でソニー仙台(JFL)と対戦。2―2で突入したPK戦の末、1―2で敗れた。初戦敗退は74回(94年度)大会以来20大会ぶり。2点を先行され、前半で追いついたが、後半以降は決定力を欠いた。PK戦では1番手のMF小笠原満男が決めたが、2番手のMF野沢拓也から4人連続で失敗。一方のソニー仙台は4人中2人が決め、3回戦進出を果たした。

 延長戦を含めた120分、そしてPK戦で奮闘したソニー仙台のGK金子進は「鹿島さんとは(J1から)4つくらいカテゴリーが下。でも、PK戦まで来たら、勝ちたいと思った。とにかく悔いの残らないようにやろう、とみんなで笑顔で円陣を組んで、PKに向かった。鹿島さんよりも、リラックスしたメンタルで臨めたと思う」と笑み。普段、選手の大半は午前8時半~午後2時まで、ソニーの工場で勤務する社員契約選手。「とても通用する相手じゃない。でも、思い切りやろう」と伸び伸びプレーしたことが功を奏した。

 デーゲームでは、同じJ1仙台が奈良クラブに敗れるという波乱が起きた。鹿島戦の前に結果を耳にし、「ここで勝ったら、仙台が盛り上がる」(金子)と鹿島戦に臨んだという。不景気のあおり受け、企業スポーツが衰退期にある。ソニー仙台も決して他人事ではないが、金子は「選手個人個人でサッカーをする目的は違うけど、自分はプロの選手より、より身近な存在として地域や、会社に貢献していくことが役割だと思っている。次の試合も気を引き締めて臨みたい」と話した。

◆鹿島大失態 天皇杯 2回戦PK負け(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14051825499565

ソニー仙台に



12日に各地で行われた天皇杯全日本選手権第3日の2回戦で、初戦のJ1勢はG大阪や名古屋が広島、徳島、甲府、柏とともに3回戦に進んだが、鹿島、仙台、神戸が敗れる波乱があった。

JFLのソニー仙台(宮城)と対戦した鹿島は2-2のまま延長戦でも決着がつかず、PK戦の末1-2で屈した。

G大阪はワールドカップ(W杯)ブラジル大会代表の遠藤、今野が先発してJ3金沢(石川)を5-1で下し、名古屋は永井の5得点などでトヨタ蹴球団(愛知)に12-0で勝った。

仙台は奈良クに1-2で逆転負けし、神戸は関学大(兵庫)に1-2で敗戦。

◆鹿島 JFL相手に初戦敗退 PK戦持ち込むも4連続失敗(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/07/13/kiji/K20140713008553390.html

天皇杯 (7月12日)

 各地で2回戦が行われ、初戦のJ1勢は2連覇を狙う横浜、浦和、FC東京、川崎Fなどが3回戦に進んだが、3チームが敗退する波乱があった。鹿島は2―2からJFLのソニー仙台(宮城)とのPK戦で1―2で屈した。仙台は奈良クに1―2で逆転負け。神戸は関学大(兵庫)に1―2で敗れ、J1勢の大学相手の黒星は3度目となった。

 鹿島がPK戦の末に94年以来となる初戦敗退の屈辱を味わった。2点差を追いつく粘りを見せたが、トニーニョ・セレーゾ監督は「ビハインドをはね返そうとする消耗度が影響し、延長戦のパフォーマンスが落ちた」とガックリ。

 PK戦では2人目のMF野沢から4人連続で外し、最後のキッカーとなったDF山本は「90分で決着をつけないと」と放心状態だった。

◆鹿島が20大会ぶり初戦敗退 セレーゾ監督「相手の気持ち上回った」/天皇杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140712/jle14071223250011-n1.html

 天皇杯全日本選手権第3日(12日、鹿島2-2ソニー仙台=PK1-2、カシマ)J1鹿島は1回戦で東京ガスに敗れた第74回大会以来、20大会ぶりの初戦敗退となった。分厚い攻めも2点差を追い付くにとどまり、セレーゾ監督は「相手の方が勝ちたいという気持ちが上回った」と悔しそうだった。

 J1のリーグ戦もW杯の中断期間を終え、19日には敵地でFC東京と対戦する。立て直す方法を問われた指揮官は「特別なことはできない。やるべきことをやり続けることが大切」と話した。(共同)

◆鹿島敗退「プロが負けちゃいけない」遠藤(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140713-1333544.html

<天皇杯:ソニー仙台2-2(PK2-1)鹿島>◇12日◇2回戦◇カシマ

 鹿島が94年以来20年ぶりに初戦敗退した。昨年も初戦で当たり、残り10分まで0-0と苦戦した相手(最後は0-3)。今年はPK戦で負け、MF遠藤康(26)は「お金もらってるプロが(企業チームに)負けちゃいけない」と悔しがった。

◆鹿島まさかの初戦敗退「相手の思いが上」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140712-1333480.html

<天皇杯:ソニー仙台2-2(PK2-1)鹿島>◇12日◇2回戦◇カシマ

 4年ぶり5度目の優勝を狙った鹿島が、まさかの初戦敗退を喫した。宮城県代表のソニー仙台(JFL)を相手に、前半28分までに2点を先行される苦しい立ち上がり。前半のうちにFWダビとMFカイオの得点で追いついたものの「ビハインドの展開で体力を消耗した」(トニーニョ・セレーゾ監督)と、シュート32本を決められずPK戦にもつれこんだ。

 PK戦は鹿島の先攻。1人目のMF小笠原満男が冷静に決めたが、2人目の野沢拓也から柴崎岳、中村充孝、山本脩斗が4人連続で失敗。対するソニー仙台は1、2人目が失敗したが3、4人目が決めた。天皇杯の初戦敗退は東京ガスに0-2で敗れた94年以来20年ぶりの屈辱となった。

 試合後、セレーゾ監督は「J1に勝ちたいという相手の思いの方が上だった。PK戦はくじ引きのようなものだが、素直に相手をたたえなければならない」。主将の小笠原やGK曽ケ端は無言で会場を後にした。

◆ソニー仙台、番狂わせJ鹿島破った(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140712-1333482.html

<天皇杯:ソニー仙台2-2(PK2-1)鹿島>◇12日◇2回戦◇カシマ

 宮城県代表のソニー仙台(JFL)が、カテゴリーが「3」上の鹿島(J1)から金星を挙げた。前半23分にMF細見諒(23)が、相手の元日本代表GK曽ケ端が1歩も動けない鮮やかな直接FKを決めて先制。さらに5分後、ルーキーのFW田中豪紀(22)が左足で追加点を奪った。

 その後の8分間で同点に追いつかれたが、後半と延長戦を無失点。シュート32本の猛攻に耐え、PK戦に突入した。後攻のソニー仙台は1人目のMF瀬田貴仁主将(28)、2人目のFW宮尾勇輝(27)が続けて失敗したが、3人目のFW沢口泉(28)と4人目のFW中村元(33)が成功。反対にGK金子進(30)が相手2人目のMF野沢を止め、続く3人に枠を外させて勝利を収めた。

 瀬田は「人生で初めてPKを外してしまった」と苦笑いしながら「試合前にベガルタ(J1仙台)が負けて、ジャイアントキリング(大物食い)は起こりうると思っていた」。GK金子も「昼間、ベガルタが4つくらいカテゴリーが下の奈良クラブに負けたので『俺らもいけるんじゃないか』と話していた」と続けた。

 昨年も2回戦で対戦。0-3で敗れた名門を下した石川雅人監督(38)は「選手が頑張ってくれた。ただ相手はJ1リーグ中断期間。我々はJFLのリーグ戦があった。試合勘の差もあったと思います」と謙虚に金星を受け止めていた。

◆【第94回天皇杯 2回戦 鹿島 vs ソニー】試合終了後の各選手コメント(オフィシャル)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00175203.html

7月12日(土) 第94回天皇杯 2回戦
鹿島 2 - 2(PK 1 - 2)ソニー (18:00/カシマ/3,656人)
得点者:23' 細見 諒(ソニー)、28' 田中 豪紀(ソニー)、33' ダヴィ(鹿島)、36' カイオ(鹿島)
★J's GOAL 天皇杯特集ページ
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●遠藤康選手(鹿島):
「チームとしての入りがあんまりよくなくて。久しぶりの試合ということもあったけど…。[4-1-4-1]をやってた。チームとしてやろうといってたけど不慣れなフォーメーションに戸惑いながらやっていたかもしれない。
(とはいえ負けはいけない相手では?)
負けてはいけない相手。俺らはプロとしてお金をもらってやっている以上、今日は申し訳ない気持ちでいっぱいです」

●土居聖真選手(鹿島):
「何から喋っていいかわからない。PK戦になった時点でこうなることもしようがない。でもPKも戦いですから、そこでも勝ちきらなくてはいけなかった。ただ、僕は蹴ってないので何とも言えないところもある。相手の1点目も良いシュートが入ってしまった。なんとか2点差を追いつきましたけど、最後はしっかり崩し切れたところもあったんですけどフィニッシュの精度がなかった。誰のためでもなく自分のためにやらないといけない。自分たちで自分たちの首を絞めてしまった」

●青木剛選手(鹿島):
「相手もほぼ全員が下がってるなかでつくったチャンスをどこかで決めないとズルズルいってしまうと思っていた。結果が全てを表していると思います。PKはどっちに転がるかわからないもの。延長戦までいってしまってできればPKに入る前に決めたかった。それもさっき言ったのと同じで結果が表していると思います。前半の内に追いつけたので後半相手に勝ち越されずにやれれば良いと思っていたが、結果的には自分たちが点を取れず最後まで言ってしまった。正直、今の段階で次のことは考えられない。今日の負けから個人的にはなにか感じなくちゃいけない。今日の結果をしっかり消化しないといけない」

以上

※都合により、ソニー仙台のコメントはございません。誠に申し訳ございませんが、ご了承ください。

◆【第94回天皇杯 2回戦 鹿島 vs ソニー】石川雅人監督(ソニー)記者会見コメント(オフィシャル)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00175202.html

7月12日(土) 第94回天皇杯 2回戦
鹿島 2 - 2(PK 1 - 2)ソニー (18:00/カシマ/3,656人)
得点者:23' 細見 諒(ソニー)、28' 田中 豪紀(ソニー)、33' ダヴィ(鹿島)、36' カイオ(鹿島)
★J's GOAL 天皇杯特集ページ
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●石川雅人監督(ソニー):
「お疲れさまでした。選手が最後までよく走ってくれたと思います。昨年、ここでやらせていただいて0-3という結果、そこの悔しさというもの、選手たちの向上心、そういったところを最後まで出してくれた選手の頑張りに尽きると思います」

Q:延長戦の前後半が終わって選手が倒れ込むほど疲労困憊な状態だったと思いますがPK戦を迎えるに当たりどんな言葉をかけて送り出したのですか?
「声はかけてないです。私が声をかける前に、このチームはいつもそうなんですけど、選手自らが声を出す選手たちですので、私が何かを言う前にもう選手たちで雰囲気をつくってPK戦に臨んでくれました」

Q:2点を取ってから2点を追いつかれ、普通ですとそこで精神的に優位に立たれても仕方がないような流れだったですが、そこで食い止められた最大の要因はどこにあったと思いますか?
「ひとつポイントは2点目を取られてから前半の終了までだったと思います。あそこで間違いなく流れは鹿島さんでしたし、あそこで3点目を与えていればこういう結果にはなっていなかったと思います。そこの前半のところをしのいだこと。2点取って2点失ったというところは、ハーフタイムで選手たちは今が0-0なんだ、ともう一度気持ちを立て直すことができました。そこが大きかったかなと思います」

Q:後半以降はほとんど守りに専念する時間帯が長かったと思いますが、しっかり守ることを優先しようということだったのでしょうか?
「もちろん得点をとって90分で勝ちたいという気持ちはありましたけれども、勝利ということを目指した上での選手のピッチ上での判断、まずしっかり守ってというところだったかな、と思います」

Q:選手が自主的に判断したのですか?
「常に自主的にボールを奪いに行く守備を目指しているのですが、やはり勝利と言うことから逆算した時にしっかりゴールを守るというところから自分たちの攻撃、あるいはその上でボールを奪いに行くということを判断したのかな,と思います」

Q:前半、ペースを掴んでいたと思います。3バックというか5バックという陣形で臨んだにもかかわらず、かなり両サイドが高い位置を保ってアントラーズに対して勇気を持って戦っていたと思います。それは試合前からのプランだったのでしょうか、それとも流れを見て選手たちが判断したのでしょうか?
「我々のゲーム運びで一番良い状態というのは、そのワイドの選手が高い位置を取れること。その中で前に人数をかけて攻撃できるというところが自分たちの良い流れの時間帯になります。入りのところは自分たちの良いところを前面に出していこう、と。そこは一つJリーグは中断があったというところ。我々の方が公式戦に臨んでいる頻度が高いというところは、入りのところで優位を取ろうということは考えていました」

以上

◆【第94回天皇杯 2回戦 鹿島 vs ソニー】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00175201.html

7月12日(土) 第94回天皇杯 2回戦
鹿島 2 - 2(PK 1 - 2)ソニー (18:00/カシマ/3,656人)
得点者:23' 細見 諒(ソニー)、28' 田中 豪紀(ソニー)、33' ダヴィ(鹿島)、36' カイオ(鹿島)
★J's GOAL 天皇杯特集ページ
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:このような厳しい結果になってしまった要因はどこにあるとお考えですか?
「まずセットプレーから失点しました。相手のメリットも讃えなければいけません。2失点目は斜めの侵入。17番や19番の選手がかなりの頻度でペナルティエリア内に侵入してくるということは小杉テクニカルスタッフから言われ、選手は聞いていたことでした。分析の説明をしたときもそうですし、試合に臨む前のミーティングでも指摘をした中での失点でした。言われているところでやられてしまった。ただ、チャンスは多くつくっていたわけで、それを決めきれなかったところももう一つの要因としてあります。ビハインドの状況というのは、0-0の状況よりも頑張らなければならないし、体力の消耗度が高まっていくなか、前半で2-2の状況まで持っていくことはできました。後半になって悪いところは前半で終わりにしてくれ、と話しました。特に天皇杯という大会は1発勝負であって、次の週で挽回しようと思ってもそういう大会ではありません。僕は一番集中力、注意力、気持ちというものが、この試合にあたっては一番重要なものと付け加えていました。その度合いに関しては、どうしても相手の方がJ1のチームに勝ちたいという気持ちで少なからずそういった要素で我々を上まわっていた部分があったのではないかと思います。どうしても勝ちたいという気持ちからそうした高まる気持ちを持っていたのでは無いかと思います。後半になって、途中から新しい血を入れて流れを変えるところ、あるいは流れを変えてくれというメッセージをそれぞれ投入した選手に要求したところで、相手は自陣に守っていたわけであり、そうするとサイドチェンジとサイドからの崩しというものを徹底して欲しい、ということを要求しやっていました。ワンツーから何度か得点のチャンスもつくれました。残念ながらそういうチャンスをものにすることができませんでした。そこから延長戦になり、延長戦ではどうしても前半から2点のビハインドの消耗度が高く、質という部分、ラストパスの部分では落ちてしまったところがありました。また暑さ、気候という面では相手も同じ状況でやっていたわけであって、ただ先制しているのとビハインドでは気持ちや、感じる疲労度では見た目では一緒かもしれませんが、精神的な疲労度も加わります。そういった状況になってしまって、残念ながらPK戦になってしまいました。PK戦はくじ引きみたいなもので、運という部分もあって、疲労のなかで残念ながら軸足のところがずれてたところもあって外してしましました。運も味方してなかったところもあります」

Q:相手のソニー仙台にはJ1のチームに勝ちたいという気持ち以上に、去年負けた鹿島に勝ちたいという執念のようなものもあったと思います。そこはどう感じましたか?
「リベンジと言うよりも、僕は組織が徹底されているチームかな、という印象を持ちました。3バックの中にダブルボランチを置いて、そしてウイングバックを置き、ダブルボランチの内の1枚がトップ下のように上がっていって、一人は守備的な役割を担う、というところで、前の方が流動的にやっていました。どのようにボールを運び、どのように相手ゴールにたどりつくのかが徹底されているチームですし、個の選手で目立った選手は存在しませんが、やはりサッカーというのは団体、組織であって、そこのところではしっかりと徹底した部分を指導されているなと思いました。今日に関しては守備の部分に関しては、彼らがハードワークをやって戦術的規律を守って頑張ってやっていたところもあります。ときには我々の個人のミスから、あるいは個人の判断ミスからチャンスをつくりだしたところがあったわけで、そういった意味で組織として組織能力が非常に高かったかなと思います。天皇杯という戦いは、アマチュアからプロまで参加する大会であり、アマチュアの下部リーグに所属しているチームや高校生や大学生にとっては、自分たちがちょうど力試しだったり、あるいはプロに勝ちたいという気持ちを一番出せる大会です。彼らは失うものがないですし、彼らが目指したところが達成できたことは讃えないといけないと思います」

Q:ちょっとショッキングな負けを喫してしまいました。来週にはJリーグが始まります。どのように向かいますか?
「120分以上戦って、どうしようと言われても急には難しいことです。これだけ疲労が溜まっているので、まず疲労の回復を考えなければなりません。じゃあ、特別なことができるかと言ったら、それはできないので、代わりにできる新しい選手が加入するとか、何か新しいことができるというわけではない。人生は常にシンプルなことであり、やるべきことをしっかりやり続けることが大切です。僕はやるべきことをしっかりやり続けたいです。選手たちに変わりは無いし、来週FC東京と対戦することに変わりは無いし、自ずと練習でしっかり取り組むしか無いと思います」

以上

◆第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51464

天皇杯 2回戦 ソニー仙台FC戦

鹿島、ソニー仙台にPK戦の末、敗れる。20年ぶりの屈辱、天皇杯初戦敗退。

約1か月半の中断期間を経て、鹿島が公式戦再開を告げる一戦に臨んだ。天皇杯の幕開けとなる2回戦、カシマスタジアムに宮城県代表のソニー仙台FCを迎え撃った一戦は、2-2のまま延長戦を終えても決着がつかず、PK戦に突入。1-2でソニー仙台に屈し、天皇杯初戦敗退が決まった。

鹿島は右サイドバックに西、センターバックには青木が入り、1トップはダヴィが務めた。立ち上がりからリズムに乗れない鹿島は、なかなかチャンスを作れない。だが、最初の決定機は17分だった。相手GKがバックパスを手で触れたことで、ペナルティーエリア内で間接FKを得る。ゴールエリアのすぐ左、至近距離から小笠原がシュートを放ったが、クロスバーを直撃して得点はならなかった。

そして、均衡を破ったのはソニー仙台だった。23分、ペナルティーエリア手前でのFKを細見に直接決められ、鹿島は先制を許してしまった。さらに28分、自陣でのボールロストから攻め込まれ、左サイドからクロスを上げられると、最後は田中に押し込まれて失点。2点を先行される厳しい展開となった。

2点ビハインドの鹿島は、ここから反撃。32分、敵陣右サイドでボールを持った遠藤がスルーパスを供給すると、ダヴィが最終ラインの背後を取り、ペナルティーエリア内へ。ダヴィは落ち着いて右足シュートを流し込み、まずは1点を返した。そして36分には、左サイドのカイオがクロス性のボールを蹴り込むと、中央の選手に触れられることなくファーサイドへ流れ、そのままゴールへ吸い込まれた。鹿島は2点差を追いつき、2-2の同点で前半を終えた。

逆転弾を目指す鹿島は後半立ち上がりの47分、植田の縦パスを受けた遠藤が落としたボールに土居が反応。ペナルティーエリア内へドリブルで持ち込み、鋭い切り返しで相手DFの動きを止めてから左足でループ気味のシュートを放ったが、相手GKにキャッチされた。攻勢をかける鹿島は55分に中村、63分に赤崎を投入し、攻撃陣を入れ替えて3点目を狙う。フィールドプレーヤー全員が敵陣に入って押し込む時間も見られる中、70分には遠藤の右CKを山本が頭で合わせてゴールネットを揺らしたが、ゴール前でのファウルを取られ、得点は認められなかった。時折、ソニー仙台にシュートを打たれる場面もあったが、曽ヶ端が落ち着いた対応でゴールを守る。勝ち越したい鹿島は81分に野沢をピッチに送り込み、交代枠を攻撃陣で使いきって3点目を目指した。しかし、90分を終えて2-2のまま、試合は延長戦に突入した。

延長前半は思うようにボールをキープできない場面が目立ち、98分にはペナルティーエリア内でソニー仙台にシュートを打たれるピンチもあったが、曽ヶ端がゴールを許さない。100分には小笠原のスルーパスに土居が反応し、右サイド深くからクロスを上げたが、シュートには結びつかなかった。

延長後半、鹿島は決定機を何度も得る。107分には、小笠原のスルーパスを受けた土居が右サイドからクロスを上げると、中央の赤崎が身体を寝かせながら飛び込んでボレーで合わせたが、枠の外へ外れた。113分には、左サイドの土居が最終ラインの背後へ浮き球のパス。赤崎が裏を取り、相手と競り合いながらペナルティーエリア内へ入ると、滑り込みながらシュートを放ったが、枠の上へ。直後にもペナルティーエリア内で赤崎秀平のパスを受けた野沢が右足ダイレクトで狙ったが、相手GKにセーブされた。終了間際には、赤崎が負傷でプレー続行が不可能となるアクシデントも。鹿島は120分間で32本ものシュートを放ったが、3点目を奪えずに2-2のまま延長後半が終了。PK戦で勝敗を決することとなった。

先攻の鹿島は、1人目の小笠原が成功。2人目の野沢はシュートを止められたが、ソニー仙台は最初の2人が失敗し、鹿島がリードしていた。しかし鹿島は、野沢以降も柴崎、中村、山本が連続して失敗。そして、ソニー仙台に逆転を許し、最終的に1-2でPK戦を落として天皇杯初戦敗退が決まってしまった。

9年ぶりの予選敗退となったヤマザキナビスコカップに続き、天皇杯は19年ぶりの初戦敗退が決まってしまった。残るタイトルはリーグ戦のみ。残り20試合で意地を見せなければならない。次戦は1週間後の7月19日、アウェイで行われるJ1第15節のFC東京戦となる。中断明けのスタートダッシュを果たすために、是が非でも勝点3を獲得したい。



【この試合のトピックス】
・天皇杯での初戦敗退は、1回戦で東京ガスに0-2で敗れた1994年以来、20年ぶり2回目。
・天皇杯でのソニー仙台戦は2年連続。
・西が5月6日のJ1第12節名古屋戦以来、公式戦6試合ぶりの先発出場を果たした。
・青木が5月21日のヤマザキナビスコカップ第6節G大阪戦以来、公式戦3試合ぶりの先発となった。
・カイオが先発し、天皇杯初出場。初得点も記録した。
・ダヴィが今季の公式戦8得点目を決めた。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ 


ソニー仙台FC:石川 雅人


[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ 
・まず、セットプレーから失点をしたので、相手のメリットというものを称えなければいけない。2失点目については、斜めの進入というものを17番や19番の選手がかなりの頻度でやってくるのは、事前に知っていたこと。試合前のミーティングでも注意をしたところでやられてしまった。
・ただ、チャンスを多く作っていたわけで、それを決めきれなかったということもある。2点ビハインドという状況は、通常の0-0よりも体力の消耗度が高まってしまう。その中で前半のうちに2-2まで持ってくることはできた。後半になって、悪いところは前半で終わりにしてくれと言った。天皇杯は一発勝負であって、次の試合で挽回しようとしてもできない大会。集中力と気持ちが最も重要だということを付け加えていたところで、その度合いに関しては相手の方が、J1チームに勝ちたいというところで、我々を上回っていたと思う。高い気持ちを持っていたと思う。
・後半になって、途中から新しい血を入れて流れを変える、変えてくれというメッセージをそれぞれの選手に与えて投入した。相手はもう自陣に守っていたわけであって、サイドからの崩しとサイドチェンジを徹底してほしいと。それから何度か得点のチャンスも作れた。残念ながらそれをモノにできなかった。延長戦では、前半での2点ビハインドの消耗度が高かったし、暑さや気候は相手も同じ条件ではあるが、先制とビハインドでは感じる疲労度、精神的な疲労度も加わるわけで、そういう状況もあって残念ながらPK戦になってしまった。PK戦はくじ引きみたいなもので、そういう疲労の中で軸足の部分がずれてしまったこともあって(シュートを)外してしまった。運も味方していなかった。
・(ソニー仙台について)去年のリベンジというよりは、組織的な面で徹底されたチームという印象。3バックとダブルボランチ、そしてウイングバックを置いていて、ダブルボランチの1人がトップ下のような形で上がっている。どのようにボールを運んで相手ゴールにたどり着くのかが徹底されている。個の力が目立った選手は存在しないが、サッカーは団体であって、組織が徹底されているというのが感想。守備の部分については、非常にハードワークをやって、戦術的な規律を頑張って守っていた。我々の守備や個人のミスからチャンスを作っていた。組織力が非常に高かった。
・天皇杯はアマチュアからプロまで参加する大会。下部リーグに所属する選手たちにとっては、力試しだったり、勝ちたいという思いを出せる大会。彼らには失うものがないし、それを達成したことは称えないといけない。
・120分以上戦って、次をどうしようと言われても急には難しい。まずは疲労の回復を優先しなければいけない。何か特別なことができるかと言ったら、特別なものなどない。何か新しいことをやれるかと言えばそうではない。人生はシンプルで、やるべきことをやり続けることが大切。同じようにやるべきことをしっかりとやり続けたい。選手たちに変わりはないし、来週にFC東京と戦うことにも変わりはない。練習にしっかりと取り組む。それしかないと思う。

ソニー仙台FC:石川 雅人
昨年、ここでやらせていただいて0-3という結果、それへの悔しさと言うもの、そして選手たちの向上心。そういったところを最後まで出してくれた選手の頑張りに尽きると思う。PK戦については、選手には声をかけていない。私が声をかける前に、選手自らが声を出すチームなので、私が何か言う前に自分たちで雰囲気を作ってPK戦に臨んでくれた。前半で2点目を取られてから前半終了までの時間がポイントだったと思う。流れは間違いなく鹿島さんにあったし、そこをしのいだこと。2点を取った後、2点を失ったというところで、ハーフタイムでは、今が0-0なんだと気持ちを立て直すことができたのが非常に大きかった。(後半以降は守備の時間が長かったが)得点を取る、90分で勝つという気持ちはもちろんあったが、勝利を得るための選手たちのピッチ上での判断があって、勝利から逆算した時にはしっかりゴールを守ることがまずあって、そこからゴールを奪いに行くということになったと思う。



選手コメント

[試合後]

【遠藤 康】
チームとして、入りがあまり良くなかった。負けてはいけない相手だったし、プロとしてお金をもらってプレーしているので、負けてはいけない試合だった。みんなに申し訳ない。

【土居 聖真】
何から話せばいいか…。PK戦も戦いだから、勝ちきらなければいけない。2点差を追いつけたけど、最後の部分を崩しきれている時があってもフィニッシュの精度を欠いた。自分たちで自分たちを苦しめたと思う。

【山本 脩斗】
90分間で決着をつけないといけなかった。入りが良くなくて、追いつけたのは良かったけどチャンスを決めきれなかった。どこかで決めなければいけなかった。前半の入りが良くなくて、後半は2-2からで落ち着いてやれたが、最後の部分を決めきれなかった。

青木選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

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