
日刊鹿島アントラーズニュース
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2021年6月9日水曜日
◆「ピトゥカを取り返せ!」不振に喘ぐ名門サントスのファンが鹿島MFの復帰を懇願!「売却したのは過ちだ」【ブラジル発】(サッカーダイジェスト)

約200人のサポーターがスタジアム前でデモを
いま、ブラジルで最も伝統のあるチームのひとつが危機にある。ペレやネイマールなどを輩出してきた名門、サントスだ。
まず、最多優勝を誇るサンパウロ州リーグでは、勝たなければ降格が決まる最終戦で何とか勝利し、わずか1ポイント差で残留を果たしたが、屈辱的結果に終わった。
また、昨シーズンは決勝まで勝ち進んだコパ・リベルタドーレスでは、グループステージで早々に敗退。それも同グループになったのは、アルゼンチンの強豪ボカ以外は、南米最弱と見られているボリビアとエクアドルのチームだった。ちなみに、ブラジル勢で決勝トーナメントに進めなかったのは、サントスだけだ。
それだけでは終わらない。始まったばかりのブラジル全国リーグでも、サッカーが弱いとされている東北ブラジルのバイーアに0-3で負けてしまったのだ。
フェルナンド・ジニス監督は、新世代の優秀な指揮官であると言われている。だが、就任から1か月も経たないうちに、敗戦が続いて批判を浴び、プレッシャーがかかっている。
おまけに財政難により、チームの柱であったヴェネズエラ人MFジェフェルソン・ソテルドをこの4月末に売却してしまった。今やサントスは16、17歳の選手が多数を占めているが、彼らの手本となるような選手もいなくなってしまった。
おまけに過去の選手獲得の際の負債がかさみ、現在はFIFAから補強禁止処分を受けている。ソテルドの売却益600万ドル(約6億6000万円)も、彼を獲得したトロントFCへの借金返済に充てられた。
こんな状態のチームに辟易したサントスのサポーターたちが思い浮かべるのは、数か月前に日本に渡ったピトゥカのことだ。彼らは、このMFを鹿島アントラーズに売ってしまったことを心から嘆いている。移籍金200万ドル(約2億2000万円)は、あまりにも安すぎると憤り、なによりピトゥカがいてくれればこんな醜態をさらすことはなかったと信じているのだ。
先日、サントスのスタジアム前では、約200人のサポーターがチームに対してデモを行なったが、チーム幹部や監督を非難する声の他に、一番多かったスローガンが「ピトゥカを取り返せ!」「ピトゥカよ、帰ってこい!」だった。
「ピトゥカ、君のいないサントスは間違いばかりだ」
SNS上にも、こんなコメントが溢れている。
「ピトゥカよ、帰ってきてくれ。君はサントスのヒーローだ。いま我々にはまさに君が必要なんだ」
「ピトゥカ、君のいないサントスは間違いばかりだ」
「我々はピトゥカを売るべきではなかった。これはサントス幹部の大きな過ちだ。今サントスの中盤には指揮できる選手が一人もいない。それでこのありさまだ」
サントスのサポーターの中には、インターネットを通じて鹿島の試合を見ている者も少なくない。そしてピトゥカが活躍を見せる度に、彼らは大きなため息をつくのだ。毎回試合が終わると、選手本人のSNSは「いつ戻ってくるのか」と問うサントス・サポーターのコメントでいっぱいになる。
ピトゥカのおかげでアントラーズは今、名門サントスのサポーターが羨むチームになっている。
文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子
【著者プロフィール】
リカルド・セティオン(Ricardo SETYON)/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。
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◆「ピトゥカを取り返せ!」不振に喘ぐ名門サントスのファンが鹿島MFの復帰を懇願!「売却したのは過ちだ」【ブラジル発】(サッカーダイジェスト)

◆シント=トロイデン、コロナ禍で複数選手放出?鈴木優磨の移籍金は約7億円に設定か(GOAL)

【欧州・海外サッカー ニュース&移籍情報】シント=トロイデン(ジュピラーリーグ)は、鈴木優磨をはじめ、イ・スンウ、伊藤達哉など複数選手に放出の可能性があるようだ。
シント=トロイデン(STVV)は今夏、FW鈴木優磨をはじめ複数選手を放出する可能性があるようだ。ベルギー『VOETBAL Belgie』が伝えた。
今シーズンは開幕から苦しい戦いが続き、1年を通して残留争いを強いられたSTVV。鈴木がリーグ戦17ゴールを奪う活躍を見せたが、結局15位でシーズンを終えている。
そして『VOETBAL Belgie』は「コロナ禍において、ほとんどのクラブは移籍市場で資金を調達しなければならない。STVVはその事実から逃れられないだろう」と報道。鈴木の売却は避けられないと伝えた。
同メディアによると、鈴木は原則としてもうSTVVへ戻らないという。移籍先が決まるまで日本に滞在するようだ。ヘルタ・ベルリンからのオファーがあったものの、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ出場を望む本人が拒否。条件を満たすフェネルバフチェが接触も、トルコリーグではない場所でのプレーを望んでいるという。
なおSTVVは、鈴木の移籍金として500万ユーロ(約6億7000万円)を求めているようだ。そのほかデュカン・ナゾン、サミュエル・アサモア、イブライマ・ソリー・サンコンも退団が決定的。イ・スンウ、伊藤達哉、ウォルク・ヤンセンス、ファクンド・コリーディオの去就が不透明だと伝えられている。
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