日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年9月10日日曜日

◆【採点&寸評】衝撃の4―1、日本がドイツを圧倒 1ゴール1アシストの伊東純也に8・0もMOMは…(報知)



上田綺世


◆国際親善試合 ドイツ1―4日本(9日、ドイツ=フォルクスワーゲン・アレーナ)

 日本は敵地でドイツと対戦し、4―1で大勝した。前半に主導権を握り、伊東純也、上田綺世が得点。2―1で迎えた後半は守備で奮闘し、久保建英のアシストで浅野拓磨と田中碧が追加点を決めた。

 採点と寸評は以下の通り。

* * * * *

森保一監督【7・5】前半はシンプルに強く、後半はシンプルに粘り強かった。システム変更を含め、ベンチの攻めの姿勢も評価すべき

GK大迫敬介【6・0】序盤はビルドアップでバタつくも、ドッシリ構えて先発抜てきに応える。正GK争いは横一線

DF菅原由勢【7・0】内田篤人のいいところ、酒井宏樹のいいところを兼ね備えている印象。クロス2本が2点につながる

DF板倉滉【6・5】ハイラインで奮闘。失点場面はつぶしきれなかったが、90分を通して集中力を切らさず戦い抜く。「運べるセンターバック」のありがたみも感じた

DF冨安健洋【8・0】守って無双、走って無双、蹴っても無双。ちょっと手がつけられない。味方でよかった。MOM

DF伊藤洋輝【6・0】キレキレのサネに対して後手を踏んだが、後手に回ってからの踏ん張り、執念は評価すべき

MF遠藤航【6・5】一手先を読んだプレーが光る。セカンドボールもうまく回収し、キャプテンシーも発揮

MF守田英正【6・5】ポジション1つでゲームをコントロール。感覚的でもあり、知能的でもあり、策略的でもあるポジショニングは実に味わい深い

MF伊東純也【8・0】1ゴール1アシスト。攻守にわたってスピードを効果的に使う。MOMをあげられず大変申し訳ない

MF鎌田大地【6・5】目立たなかったが、前線の特性を考えると、トップ下が黒子的役割に徹した時のこのチームは強い

MF三笘薫【6・0】キミッヒは難敵だったが、前進でリズムはもたらした。ウィングバック時も攻撃の姿勢崩さず

FW上田綺世【6・5】「当たった」のではなく「触った」ゴール。ただ1対1は決めてくれ×2

DF谷口彰悟【6・5】後半14分IN。3バック中央へ。先発は冨安に譲ったが、監督からの信頼を感じる起用。抜群のラインコントロール力は後半の無失点と追加点2発につながる

FW浅野拓磨【6・5】後半14分IN。後ろ重心時の1トップとしては効果的な動き。久保にジュースを驕るべき

MF田中碧【6・5】後半35分IN。守田に代わっての投入は間違いなく重圧だが、しっかり耐えきり最後は決めた

MF久保建英【7・5】後半35分IN。持ち味が出せる展開ではなかったが、守備ができるからこその途中投入。そして守備ができるからこそ、あのアシストができる

DF橋岡大樹【―】後半38分IN。出場時間短く採点なし

MF堂安律【―】後半38分IN。出場時間短く採点なし

※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ





◆【採点&寸評】衝撃の4―1、日本がドイツを圧倒 1ゴール1アシストの伊東純也に8・0もMOMは…(報知)


◆「ただ、いただけ」の悔しさを乗り越えたFW上田綺世 「初めて貢献できた」ドイツ戦で決勝弾(スポニチ)



上田綺世


国際親善試合   日本4―1ドイツ ( 2023年9月9日    ウォルフスブルク )


 日本代表は現地で親善試合ドイツ戦を行い、4―1で快勝した。

 FW上田綺世(25=フェイエノールト)が決勝点。「初めて代表に貢献できたんじゃないかと思います」と照れ笑いを浮かべた。

 1―1に追いつかれた前半22分、右サイドから流れてきたボールを左足で合わせて右隅に流し込んだ。親善試合エルサルバドル戦に続く国際Aマッチ通算2得点目となったが、流れの中からの得点は自身初。前半終了間際、後半開始早々の決定的な得点機を決めきれなかったのは「課題。もっとチームを楽にできたし、もっと早く終わらせられた。そこはFWとしての鋭さが足りないと痛いほど感じた」と反省したが、ビルドアップへの関わりや強度の高い守備など、明らかにプレーに自信がみなぎっていた。

 「もがいて、成長できた実感はある。やっていることがつながっている達成感はある」

 昨年セルクルブルージュ(ベルギー)で22得点を挙げて今夏、オランダの名門フェイエノールトに完全移籍。クラブではまだスタメン出場がないが、3日のユトレヒト戦で移籍後初得点をマークして合流した。「W杯アジア予選も、W杯も自分が何か貢献したというのを得られなかった。(カタール大会の)ドイツ戦もスペイン戦も。ただ、いただけ。今日は違う実感を得られた」。筋肉系のトラブルを訴えて後半13分に交代したが、一皮むけた背番号9が一気に評価を高めたのは間違いない。








◆「ただ、いただけ」の悔しさを乗り越えたFW上田綺世 「初めて貢献できた」ドイツ戦で決勝弾(スポニチ)





◆「勝利するために必要なものを」 古巣・鹿島復帰の柴崎岳がもたらす化学反応【コラム】(FOOTBALLZONE)



柴崎岳


【カメラマンの目】本来のスタイルを取り戻しつつある鹿島のスパイスに


 スペインでのプレー経験を経て、柴崎岳が7シーズンぶりに鹿島アントラーズへの復帰を果たした。青森山田高校から入団した際に付けた背番号20番を再び背負ってプレーするボランチは、鹿島にどういった化学反応を及ぼすのか。

 9月4日からチームに合流している柴崎は、現在のコンディションについて「個人的にトレーニングはずっと行っていた」ため問題はないと明言。「グループ練習を経てチームに馴染んでいるところ」という段階だ。

 試合出場に関しては「監督の判断になるが、日々の練習の中で自分の持っているものを表現して、早くチームの力になりたい」と意気込みを語った。

 自身の役割について質問されると、「シーズン初めから積み重ねてきたものがあり、それを急に変える必要はないし、変えるつもりもないが、より勝利するために必要なものを付け加えられるような役割ができればと思う」と話した。

 シーズン開幕当初は不調だった鹿島だが、試合を重ねていくうちにチームとしてのまとまりを見せ始め、選手たちの勝利に対する思いも貪欲になってきている。無骨だがしぶとく勝利する、本来の鹿島のスタイルがピッチで表現されてきている。

 そうしたなか、現在のチーム構成を見てみると、柴崎がプレーする中盤はなかなかの充実度を誇る。素早い出足から相手の攻撃の芽を摘むプレーで威力を発揮する樋口雄太と佐野海舟は、安定感のある戦いをするために必要な選手だ。柴崎とプレースタイルが近いディエゴ・ピトゥカとなると、もはやチームにとって欠かすことのできない存在となっている。

 柴崎といえどもピッチでの輝きを見せる前に、まずはレギュラーポジションを賭けた戦いを勝ち抜かなければならない。9月8日の加入会見では、これまでにないプラスアルファのプレーでチームに貢献したいと話していたが、彼の特徴は精度の高いパスによるゲームメイクだ。

 同い年の柴崎とディエゴ・ピトゥカのパスプレーを中心としたゲームメイクを比較した場合、局地戦や密集地帯での打開では背番号が1つ大きい21番のブラジル人選手のほうが優れているように見えるが、スペイン帰りの日本人プレーヤーは広い視野でピッチ全体に影響を及ぼし、よりダイナミックな攻撃が期待できる。

 心機一転となった今、全盛期に近い状態のプレーを見せられれば、チームへの貢献は大きなものになり、鹿島のさらなる躍進につながることだろう。

 そして、柴崎は言った。

「海外でプレーすることによってピッチ内外で人間として、選手としても多くのことを経験し、今ここにいる。それを具体的に何かということは説明しづらいので、結果で表すしかない」

 多くの経験を積んだ自分が鹿島にどんな形で貢献できるのか。その決意を示している言葉だ。

 柴崎が鹿島でプレーする意味とは何か。それはもうすぐピッチで明らかになる。

(徳原隆元 / Takamoto Tokuhara)





◆「勝利するために必要なものを」 古巣・鹿島復帰の柴崎岳がもたらす化学反応【コラム】(FOOTBALLZONE)





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