日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年9月12日土曜日

◇神戸監督が度重なるACL日程変更に不満「不公平」(ニッカン)






週刊ダイヤモンド 2020年 8/22号 [雑誌] (エンタメ&スポーツ消滅)


ヴィッセル神戸フィンク監督が11日、ACLの度重なる日程変更に不満をもらした。

1度は10月に延期になり、10日の発表では、今度は11月15日~12月13日に再延期が決まり、決勝は12月19日で会場は西地区への遠距離移動がともなう。

「(重複する)Jリーグの日程はどうするのか。こちらでわめくつもりはないが、延期の影響は大きい」。ACLはJ1の終盤と日程が重なり、決勝と最終節が同じ日だ。「その前後に詰めて試合するのか不明だが、我々には厳しい日程で不公平だ」と主張した。

ACLに出場する神戸は他のJクラブより8、9月はさらに過密日程になっており、故障者が続出している。ホームでの公式戦6戦未勝利で臨む12日の東京戦(ノエスタ)は、MFイニエスタの6戦連続欠場も濃厚だ。「主力が復帰するまで、選手は耐え抜く力を持っているはず」。祈るような気持ちで3連勝中の東京を迎え撃つ。


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◇神戸監督が度重なるACL日程変更に不満「不公平」(ニッカン)


◆【J1採点&寸評】鹿島2-1仙台|ダイナミズムを生み出したSBは特筆に値。試合を決めた途中出場のFWも「7」(サッカーダイジェスト)






サッカーダイジェスト 2020年 9/10号 [雑誌]


鹿島――古巣相手に永戸は上田の決勝点をお膳立て


[J1第15節]鹿島2-1仙台/9月9日/カシマ

【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
先制点を奪ったことで優位にゲームを進められた。終盤の失点は余計だったが、劣勢の時間帯でも慌てずに、自陣ゴール前でしぶとく対応。しっかりと勝ち切れる力を示した“らしい”勝点3だった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 6
相手の態勢、味方の位置を良く観察してキックの長短を使い分ける。先制点も自身のロングキックが起点となっていた。

DF
37 小泉 慶 7 MAN OF THE MATCH
果敢に敵陣エリア内に侵入し、エヴェラウドの得点をアシスト。機を見たオーバーラップは迫力十分で、精力的な上下動など右サイドにダイナミズムを生み出す。最後までタフに戦い、存在感を見せつけた。

39 犬飼智也 6.5
前にスペースがあれば迅速に持ち運ぶ。43分の相手のカウンターを阻止したディフェンスは見事だった。

33 関川郁万 6.5
次の展開を読んで先回りし、ピンチを未然に防ぐ。最終ラインでのつなぎも安定感があり、ビルドアップを下支えした。

14 永戸勝也 6.5
自陣からの正確なロングフィードで上田の決勝点をお膳立て。セットプレーでも質の高いボールを供給した。

MF
6 永木亮太 6(84分OUT)
味方を素早くサポートして、パスコースを確保。スペースを埋める動きなど、随所で気の利いたプレーを披露。

20 三竿健斗 6.5
前に出すか、後ろに下げるか。その判断が的確でボールの流れをスムーズにする。効果的なワンタッチパスも。持ち前のボール奪取でも貢献。


鹿島――荒木の浮き球パスは秀逸だった





MF
7 ファン・アラーノ 5.5(72分OUT)
柔軟なテクニックは見せたが、周囲と上手く連動するシーンは限られていたか。所々で正確性を欠いてしまったのは残念。

26 荒木遼太郎 6.5(72分OUT)
エヴェラウドの得点場面で、アシストした小泉を走らせた浮き球パスは秀逸。48分にはセンターライン付近から単独突破&惜しいシュート。

FW
8 土居聖真 6(62分OUT)
9分の狙いすました一撃はポストに嫌われる。3戦連発とはならなかったが、多くのチャンスに絡んでみせた。

9 エヴェラウド 6.5(62分OUT)
16分、29分のヘディングシュートは決められず。だが前半終了間際のチャンスはきっちりと“頭”で流し込んだ。


途中出場
MF
25 遠藤 康 6.5(62分IN)
この時間帯、この状況で最も必要なプレーは何か。それを熟知し、体現する。相手からすればやっかい、味方にとってこれほど頼りになる選手はなかなかいない。

FW
36 上田綺世 7(62分IN)
対峙するDFをかわして力強い右足シュートをねじ込む。シンプルな形だが、これぞ点取り屋というゴールで勝利に導く。永戸からのパスを受けた時のトラップも完璧だった。

MF
11 和泉竜司 6(72分IN)
74分には永木のクロスに反応し、後ろに下がりながら頭で合わせたが、シュートは惜しくもバーに嫌われてしまった。

MF
4 レオ・シルバ 6(72分IN)
要所でプレーに絡み、中盤を構成。軽やかな切り替えしで相手を翻弄するなど、高い技術を見せつける場面も。

DF
3 奈良竜樹 ―(84分IN)
犬飼と関川の両CBの間に入り、自陣ゴール前を固める。堅実なプレーでクローザー役を全うした。

監督
ザーゴ 6.5
途中出場させた上田が値千金の決勝点をゲット。終盤は5バックにして逃げ切りを図るなど手堅い采配で4連勝を達成した。
 

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◆【J1採点&寸評】鹿島2-1仙台|ダイナミズムを生み出したSBは特筆に値。試合を決めた途中出場のFWも「7」(サッカーダイジェスト)





◆U―19日本代表候補メンバー29人を発表 10月のアジア選手権が来年に延期も…合宿で強化図る(報知)








 日本サッカー協会は11日、千葉県内で14~16日に行われるU―19日本代表候補合宿の参加メンバーを発表した。

 横浜CのFW斉藤光毅(19)、鹿島のFW染野唯月(18)ら29人が参加。8月に予定していた合宿が参加選手に新型コロナウイルスの感染が確認された影響で中止になったため、2か月ぶりの合宿となる。

 来年5月のU―20W杯(インドネシア)の出場権をかけた今年10月のU―19アジア選手権(ウズベキスタン)は、来年へ延期が決定した。それでも、コロナ禍で代表活動が制限される中での貴重な合宿でチーム強化を図る。

 ▼U―19日本代表候補メンバー

GK

小畑裕馬(18・仙台)

鈴木彩艶(18・浦和)

野澤大志ブランドン(17・F東京)

DF

山崎大地(19・順大)

成瀬竣平(19・名古屋)

モヨマルコム強志(19・法大)

三原秀真(19・愛媛)

加藤聖(18・長崎)

バングーナガンデ佳史扶(18・F東京)

半田陸(18・山形)

村上陽介(18・明大)

藤原優大(18・青森山田高)

鈴木海音(18・磐田U―18)

佐古真礼(17・東京Vユース)

MF

松村優太(19・鹿島)

川崎颯太(19・京都)

松本凪生(19・C大阪)

武田英寿(18・浦和)

松橋優安(18・東京V)

山本理仁(18・東京V)

荒木遼太郎(18・鹿島)

藤田譲瑠チマ(18・東京V)

成岡輝瑠(18・清水ユース)

三戸舜介(17・JFAアカデミー福島U―18)

FW

藤尾翔太(19・C大阪)

桜川ソロモン(19・千葉)

斉藤光毅(19・横浜C)

染野唯月(18・鹿島)

唐山翔自(17・G大阪)




◆U―19日本代表候補メンバー29人を発表 10月のアジア選手権が来年に延期も…合宿で強化図る(報知)




◆【鹿島】実戦を通じて着実に成長。21歳の新守護神・沖悠哉の充実ぶり(サッカーダイジェスト)






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「目の前の試合を全力で勝ちに行きたい」


 プロ3年目の今季、J1デビューを飾った9節の鳥栖戦では2-0の完封勝利に貢献。続く2試合は欠場も、12節のG大阪戦以降の5試合はスタメンに名を連ねる。もはや正守護神の座を勝ち取ったと言ってもいいだろう。21歳の沖悠哉が、鹿島の最後尾を任されている。

 ここまでピッチに立った計6試合の戦績は5勝1分。一度も負けていないが、「みんなが気を遣って、前線からの守備だったり、ディフェンス陣が最後まで集中を切らさずにっていうところがあるので、今こういうふうに勝てていると思います」と謙虚に語る。

 もちろん、沖自身の好守がチームを救う場面は少なくない。「試合を重ねるごとに緊張はなくなってきている」と経験値を積み上げている一方で、「慣れというのが少し怖くも感じている状態です」とも言う。

 持ち前の正確なキックでビルドアップを支えている点も見逃せない。いかに効果的に配給できるか。その状況判断のスピードも徐々に良くなってきているという。

「バックパスが来る間とか、周りを見れる状況はあるので、その間にどこがフリーなのか、どこが相手が来ていないのか、どこにファーストタッチを止めたらいいのかは意識しています。それは自分のストロングでもあるキックにつながるので」

 前節の仙台戦で、エヴェラウドの先制点は沖のロングキックが起点となっていた。犬飼智也のバックパスに対し、ラインを上げてきた相手の裏を狙った長いボールを蹴る。これをエヴェラウドが競り勝って味方につなげ、そこからの攻撃で最終的にゴールが生まれた。

「前線にヘディングが強い選手が揃っているので、そこに対して意図のあるボール、高いボールを蹴ったり、低いボールを蹴ったりは意識しています。ボールの質はもっと良くなると思うので、そこは改善していきたい」

 攻守両面で重要な働きを見せる沖は、次節のアウェー清水戦に向けては「勝てている状況が続いていますけど、目の前の1試合1試合を大事にして、あとのことは考えずに、目の前の試合を全力で勝ちに行きたい」と意気込みを口にする。

 目覚ましい働きを見せる沖が、目下4連勝中と波に乗るチームをさらに勢いづかせる。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


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◆【鹿島】夏に獲得したもの。ザーゴ監督はそれを「継続していく」(サッカーマガジン)






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明治安田生命J1リーグで他のクラブの脅威になっているのが、鹿島アントラーズの「復活」だろう。攻守がかみ合い4連勝。自信たっぷりのプレーぶりはまさに常勝軍団。ザーゴ監督は揺るぎなく「継続」を強調する。


タフさを身につけることができた


 9月9日、明治安田生命J1リーグ第15節でベガルタ仙台に勝って4連勝。鹿島アントラーズがぐんぐんと上向いてきた。

 4連勝のうち3勝は1点差。2-1のFC東京戦、3-2の柏レイソル戦とともに逆転勝利で勢いを、仙台戦では2-0から1点を許したものの逃げ切るという勝負強さを手にして、いよいよ本来の揺るぎない強さを取り戻してきた。

 リーグ戦開幕4連敗からのリカバーに成功した理由は「継続」にあると、ザーゴ監督は強調する。

「継続・安定というところはメンタルによるのではないかと思います。特にそういう話をしてずっと取り組んできました。暑く、湿度が高い中でローテーションをしたり、選手を入れ替えたり、交代枠を活用していくという話をしてきて、選手が夏場の厳しいところでみんなで上昇しました。チームとしてメンタルの部分の強化、タフさを身につけることができたのです」

 どのクラブも夏の厳しい環境には苦労してきたが、乗り越えることによって心の強さを手に入れた。継続の源となるのがメンタルで、それがこの夏により強くなったのだから、自然に自信も芽生えてくる。勝利も突いてきているのだから、なおさらだ。

「この1週間の集大成として、週末の試合が重要になってきます」として迎えるのが、アウェーの清水エスパルス戦だ。

「まず清水の総得点の50パーセントがセットプレー絡みなので、気をつけなければいけません。仙台戦では(CKから)ポジショニング、役割の不注意、集中が欠けての失点となりました。セットプレーでは集中力、注意力、声掛けの3つを自主的にやらなければいけないですし、絶対にやらせないという気持ちも必要です。そこは自分たちで修正できたものがあるので、これも繰り返しになりますが、継続することが重要です」

 メンバー構成については「選手の疲労の測定結果を待っていて、それを見ながら選手と話をして、よりよいメンバー選考したい」と慎重だが、「今週末の結果によってはアジア・チャンピオンズリーグ出場を狙っていけるようなポジションに届くかもしれない」と重要性を強調する。

 清水戦を乗り切れば、1週間の猶予ができるスケジュール。次の相手は現在暫定2位のセレッソ大阪で、まさに6ポイントマッチになりそうだが、それも清水に勝てばこそ。ザーゴ監督はもちろん、全力で勝ち点3を奪いに行く。


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◆【鹿島】夏に獲得したもの。ザーゴ監督はそれを「継続していく」(サッカーマガジン)




◆【清水 vs 鹿島】2戦連発中のカルリーニョス ジュニオ。"ブラジルデー"で新たな歴史の扉を開けるか(J's GOAL)






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前節で広島に1-4で敗れて今季2度目の5連敗となった清水。失点が5試合で18点と非常に多く、苦しい戦いが続いている。だが、そんな中でも明るい兆しになっているのは、センターフォワードのカルリーニョス ジュニオが2試合連続でゴールを決めていることだ。
今節の鹿島戦では、クラブが"ブラジルデー"を企画しており、カルリーニョス本人も「元々楽しみにしていた対戦ですが、さらにモチベーションが高まると思います」と心待ちにしている。

今回の"ブラジルデー"では、これまで在籍していたブラジル人選手たちの顔がプリントされた『ブラジルTシャツ』が来場者全員にプレゼントされるという大盤振る舞いの他、限定グッズやシュラスコ料理も販売され、まさにアイスタがブラジルになる1日と言える。
サッカー王国の静岡県は「日本のブラジル」と呼ばれることもあり、清水でも創設時から多くのブラジル人選手たちが大活躍してきた。日本に帰化して日本代表としても活躍したアレックス(三都主アレサンドロ)もその1人だ。そんな歴史の中でも今季は、レギュレーションの変更もあってクラブ史上最多となる6名のブラジル人選手が所属している(DF ヴァウド、FW カルリーニョス ジュニオ、FW ジュニオール ドゥトラ、DF エウシーニョ、MF ヘナト アウグスト、GK ネト ヴォルピ/背番号順)。
彼らは非常に仲が良く、「いつもたくさん話し合っていますし、同じブラジル人同士、みんなで自然に助け合っています」(カルリーニョス)という中で、戦力面でも絶大な貢献を果たしている。

だからこそ、今回の"ブラジルデー"で自分たちが7試合ぶりの勝利=J1通算400勝目をサポーターに届けたい気持ちはより強くなっている。
「今までエスパルスでプレーしてきたブラジル人を見ました。チアゴ アウベスとは一緒にプレーしたことがありますし、本当にいろんな選手がやってきた中で、今年は僕らが清水でプレーしています。だから、ブラジル人だけでなく全員で団結してまた歴史を作っていかなければいけないと思っています。今の状況をどうやったら抜け出せるか、何をしたら勝利がつかめるかということを、いろんな選手とつねに話し合っていますし、チャンスが来たら自分もしっかりとゴールを決めたいと思います」(カルリーニョス)

2試合連続でゴールを決めている自身の調子については「限られたチャンスで決められているのは良いことですし、ゴールの感覚はつかめています」と言う。今節でカルリーニョスが連続ゴールを3試合に伸ばし、クラブに400勝目をもたらすことができれば、それこそが彼自身の言う新たな「歴史」の第一歩となるだろう。


文:前島芳雄(清水担当)


明治安田生命J1リーグ 第16節
9月12日(土)18:00KO アイスタ
清水エスパルス vs 鹿島アントラーズ




◆【清水 vs 鹿島】2戦連発中のカルリーニョス ジュニオ。"ブラジルデー"で新たな歴史の扉を開けるか(J's GOAL)


◆【鹿島】「彼らは選手である前に人間です」指揮官ザーゴの綿密かつ誠実なアプローチ(サッカーダイジェスト)






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「本人が良い状態でなければインプットできない」


 前節はホームで仙台に2-1と競り勝ち、3年ぶりとなるリーグ4連勝を達成。一時は最下位に沈んでいた鹿島だが、気づけば6位(暫定)に浮上し、ACL圏内を照準に合わせるまでに復活した。

 今後の焦点は、いかに現在の好調ぶりをキープできるか。ザーゴ監督は「継続性」や「安定感」を強調し、そのためには「メンタル、精神的な部分」の充実を重視しているという。

 就任当初から指揮官は選手たちとのコミュニケーションを欠かさず、メンタルが正しく保たれるように心掛けてきた。その視線はピッチ内に留まらず、むしろピッチ外に向けられているようだ。

「普段の生活が充実していれば、気持ちが乗ってきて、結果としてパフォーマンスも上がってくると思います。今年はコロナの影響で、休みがあっても制限があるなかで、なかなか気分転換もできません。それでも、たとえば家族と過ごすことでリフレッシュするなどして、練習に臨まなければならない。

 彼らは選手である前に人間です。いかにして抱えているストレスを軽減させたうえで、話し合いを通じて、サッカーというスポーツの中で抱えている悩みを解消し、気持ちを充実させるかが重要になります。そういったことを一つひとつやっていくことで、パフォーマンスを発揮できるようになると思います」

 戦術を落とし込む、あるいは細かいプレーの指示を出す。そうした指導がしっかりと行き渡るように、ザーゴ監督は選手たちの“日常”にも気を配っている。

「まず本人が良い状態でなければインプットできないわけで、そういった意味で、いろんな形でのアプローチや、話し合いをしています」

 微に入り細を穿つ。綿密かつ誠実な手引きによって、チームをさらなる高みへと導こうとしている。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)




◆【鹿島】「彼らは選手である前に人間です」指揮官ザーゴの綿密かつ誠実なアプローチ(サッカーダイジェスト)




◆【清水vs鹿島プレビュー】再びトンネルに入り込んだ清水と上り調子の鹿島が激突…名門対決を制するのは!?(サッカーキング)






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■清水エスパルス 守備の立て直しが最優先。改善なければさらなる黒星も


【プラス材料】
 5連敗中なので大きく取り上げるプラス材料はないが、センターフォワードのFWカルリーニョス・ジュニオが2試合連続で得点しているのは頼もしいところ。どちらもセットプレーからヘディングで決めたもので、身長は174センチとそれほど高くないが、体幹の強さがあってヘディングも正確かつパンチがある。これで流れの中からもゴールが生まれれば、彼自身もさらに乗ってくるだろう。

 また、最大の武器であるセットプレーからの得点が一時は途絶えていたが、再び取れているのもプラス要素と言える。

 水曜日の前節・サンフレッチェ広島戦では、昨季までFC岐阜に期限付き移籍していたMF宮本航汰が右サイドバックとしてJ1初出場。落ち着いたプレーを見せて十分戦力になることを示したことは、連戦が続く中でプラス材料と言える。

【マイナス材料】
 前節・広島戦に1-4で敗れ、今季2度目の5連敗。しかも、その5試合で18失点(1試合平均3.60失点)と非常に失点が多くなっている。点の取られ方が非常に淡泊で、自分たちが主導権を握っている時間帯でもワンチャンスで決められ、そこからリズムを崩していくパターンも目立つ。鹿島アントラーズはかなり得点力を上げてきているので、守備を改善できなければ苦しい戦いになるだろう。良いサッカーができている時間帯もあるが、それが長続きせず、流れが悪くなった時との落差が大きいことも勝ち点を拾えない要因となっている。

 連戦の中で他チームに比べてターンオーバーが少なく、センターラインの主力選手が試合に出続けている。彼らへの依存度が高いため、コンディションが落ちてくるとチームへの影響も大きい。また、直近の3試合は流れの中から点が取れていない。

文:totoONE編集部





■鹿島アントラーズ 攻撃陣が好調をキープ。本来の力を継続して発揮できるか


【プラス材料】
 前節のベガルタ仙台戦に2-1で勝利し、今季初の4連勝を飾った。開幕4連敗で一時は最下位に沈んでいた順位も、6位までジャンプアップ。過去の獲得タイトル数を考えれば、クラブにとっては遅まきながらかもしれないが、ここにきて本来の力を発揮してきている。

 依然として好調のFWエヴェラウドが今季9得点目を決めたほか、途中出場のFW上田綺世にもゴールが生まれた。途中出場の選手が決めるとチームが勢いづくのは、サッカー界の定説。後半は仙台の攻撃を受ける場面もあり、そこは課題ではあるものの、現在のチーム状況は良いと言えるだろう。

 アウェイでの清水エスパルス戦。お互いの特長を引き出し、信頼が生まれてきた鹿島アントラーズは敵地での一戦でも勝ち点3を狙いにいく。

【マイナス材料】
 4連勝の中にも課題がないわけではない。前節の仙台戦は1点リードで迎えた後半に、相手にサイドを使われる場面が目立った。アントニオ・カルロス・ザーゴ監督も「疲労と暑さ」をその理由に挙げ、クロスやボールホルダーに対して「間合いを詰めきれていなかった」と総括している。

 中2日で迎えるアウェイの清水戦は、午後6時キックオフ。気温も下がりきらない中での試合となり、条件はさらに厳しくなるだけに、より集中力などには細心の注意を払う必要がある。

 大事になるのは、主導権と先手を奪うこと。セットプレーの守備は改善されつつあるとはいえ、課題として残っているようにも見える。ワンプレーワンプレーに集中し、勝てなかった時期と同じような、先に失点するということだけは繰り返してはならない。

文:totoONE編集部



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