日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年5月20日金曜日

◆今、日本代表に呼ぶべき未招集選手5人。特長を示すストライカーや中盤の要(超WORLDサッカー!)






20日、6月のキリンチャレンジカップ2022、キリンカップサッカー2022に向けた日本代表メンバーが発表される。

11月に開幕するカタール・ワールドカップに向けた貴重な実戦の場。チームとして本番前に行えるテストが限られた中、森保一監督がどのようなメンバーを招集するのか注目が集まっている。

そこで、今呼ぶべき日本代表未招集の選手5名をピックアップする。

①献身性を身につけたストライカー

FW鈴木優磨
生年月日:1996年4月26日
所属:鹿島アントラーズ
2022 Jリーグ:13試合/6ゴール4アシスト
日本代表歴:なし

鹿島のアカデミー育ちの鈴木は2019年7月に海を渡りシント=トロイデンへ完全移籍。ベルギーでの挑戦をスタートさせた。

初年度こそ苦しむ時期もあったが、3シーズンをプレーしジュピラー・プロ・リーグでは69試合で26ゴール6アシストを記録。昨夏は多くのクラブが興味を示したものの、移籍話がまとまらずに残留。今シーズンはその影響もあり数字を残せないでいると、1月にもヨーロッパでのステップアップを目指すと思われた中、古巣の鹿島へ電撃復帰を果たした。

その鈴木だが、鹿島では絶好調。大先輩である小笠原満男氏が背負った「40」をつけ、ゲームキャプテンを務めるほか、ピッチ上ではハードワークと献身性を見せるだけでなく、6ゴール4アシストとすでに10ゴールに絡む活躍を見せている。

時折みせるヤンチャな部分が悪目立ちする印象はあるが、日本代表のエース候補でもあるFW上田綺世とのコンビネーションも抜群。献身性、デュエルで戦える強さ、得点力と招集に必要な要素は備えていると言って良いだろう。


④無尽蔵のスタミナで中盤を制圧

MF小泉慶
生年月日:1995年4月19日
所属:サガン鳥栖
2022 Jリーグ:13試合
日本代表歴:なし

アルビレックス新潟、柏レイソル、鹿島アントラーズと渡り歩き、昨シーズン途中から鳥栖でプレーする小泉だが、その運動量は日本の助けになるかもしれない。

Jリーグ屈指の走行距離を誇る小泉は、これまでサイドバックで起用されることが多かったが、鳥栖ではアンカーやボランチの一角でプレー。すると、豊富な運動量を武器に、広大なカバー範囲を誇り、チームの守備を支えている。

また、カバーの範囲が広いだけでなく、ボールを刈り取る能力にも長けており、激戦区ではあるものの、日本のボランチとしては非常に注目すべき能力を持っていると言えるだろう。

もちろん、サイドでのプレーも可能という点ではユーティリティ性も高く、限られたメンバーで戦う代表にいれば心強いことは間違いない。


⑤ボランチでもインサイドでも輝くゲームメーカー

MF樋口雄太
生年月日:1996年10月30日
所属:鹿島アントラーズ
2022 Jリーグ:13試合/3アシスト
日本代表歴:なし

サガン鳥栖から今シーズン鹿島に完全移籍で加入した樋口。ここまでリーグ2位と好調を維持するチームを支えている1人と言って良いだろう。

数字だけを見れば3アシストと多くはないが、鳥栖時代に鍛えられた走力と、的確なポジショニングと状況判断を生かした守備力は、鹿島の中盤のカギとなっている。

また、1つ前でプレーしていた樋口は、ゲームメイクする力や、パスセンスも非凡なものがあり、攻撃の起点として機能するだけでなく、決定的な仕事もできる存在だ。

森保監督が[4-3-3]を継続するのか、それとも[4-2-3-1]や[4-4-2]、[3-4-2-1]とどのシステムを考えているかは定かではないが、中盤ならどこでも高いレベルでプレーできる樋口の存在は貴重になるだろう。




◆今、日本代表に呼ぶべき未招集選手5人。特長を示すストライカーや中盤の要(超WORLDサッカー!)





◆【鹿島】代表選出の上田綺世「今はレッズ戦に集中」まずは浦和戦で役割果たし、大迫不在の代表へ(ニッカン)






鹿島アントラーズのFW上田綺世(23)が20日、6月のブラジル戦など4試合に臨む日本代表のメンバーに選出された。

上田はクラブを通じ「W杯(ワールドカップ)本番へ向けた大切な準備の試合となりますが、これまで通りチームが勝つためにプレーするつもりです。鹿島アントラーズで常に心掛けているように、どんな状況でも勝利にフォーカスして戦いたいと思います」とコメントを発表した。

上田は代表発表後に、21日の浦和レッズ戦に向けオンライン取材に応じた。「僕は今、レッズ戦に集中しているので」と日本代表活動の話題は避けた。

チームは前節、コンサドーレ札幌戦で快勝したが、埼玉スタジアムではここ4年間、勝利から遠ざかっている。タイトル争いをする上で落とせない一戦に、上田は「連勝できたら勢いに乗れる。何としても勝ちたいと思います」と意欲を見せた。

今季は開幕戦のガンバ大阪戦など、ミドルシュートでの得点が目立つ。シュートレンジの広さは上田の武器の1つだ。

「シュートレンジが広いのはFWにとってかなりの武器。いろんなシュートを見せることで、相手に脅威を与えられるし、駆け引きの一環になる。ミドルは常に狙っています」

今回の日本代表には不動の1トップのFW大迫勇也が不在。まずは浦和戦でチームを勝たせるFWの役割を果たし、代表活動につなげていく。





◆【鹿島】代表選出の上田綺世「今はレッズ戦に集中」まずは浦和戦で役割果たし、大迫不在の代表へ(ニッカン)





◆日本代表招集外でも「鈴木優磨」がトレンド入り ネットで反響「上田綺世とのコンビ見たかった」(スポニチ)






 日本サッカー協会は20日、6月のブラジル代表戦を含めた国際親善試合4試合に臨む日本代表メンバー28人を発表。YAHOO!リアルタイム検索ではA代表初招集の「伊藤洋輝」はもちろん、招集外となった鹿島FW「鈴木優磨」もトレンド入りした。

 ネット上ではA代表初招集となったDF伊藤洋輝(23=シュツットガルト)に注目が集まる一方、FW鈴木優磨(26=鹿島)についても高い関心を呼び「鈴木優磨選ばれなかったかー」「なんで鈴木優磨が招集されないのかがわからん」「鈴木優磨選んでくれよ。そろそろもういいでしょ」「招集外は当たり前ですやん」「W杯での相手を考えると鈴木優磨にはチャンスがないのでは」「鈴木優磨が呼ばれないのは大久保という前例に近いものを感じる」「鈴木優磨招集外ということだけで評価できる」と賛否両論。

 ベルギー1部シントトロイデンで20―21シーズンに17得点を記録し、今季復帰した鹿島でも6得点と活躍中のFWもA代表出場経験はなし。それでもW杯へ向けた“新戦力”としてFW鈴木を推す声も多く招集外となっても「代表に選ばれていないのに鈴木優磨がトレンドに入るってすごい!やっぱり全国のサッカーファンから注目されているんだな」「代表に選ばれていないのにトレンド入りして話題を提供し続ける鈴木優磨さん」「やっぱ注目度すごいな」「鈴木優磨とかいう代表呼んでも呼ばれんでも批判が起きる日本サッカー界の火薬庫」と大反響。

 なかには「どうせなら上田綺世と鈴木優磨のセットを見てみたかったな」「鈴木優磨代表云々はもういいって…本人が興味ないって明言してるし」「鈴木優磨呼んだら森保監督の株が個人的には爆上がりだったけど、仕方ないか」といった声もあった。

<日本代表メンバー>
【GK】
川島永嗣(39=ストラスブール)
権田修一(33=清水)
シュミット・ダニエル(30=シントトロイデン)
大迫敬介(22=広島)

【DF】
長友佑都(35=FC東京)
吉田麻也(33=サンプドリア)
谷口彰悟(30=川崎F)
山根視来(28=川崎F)
板倉滉(25=シャルケ)
中山雄太(25=ズウォレ)
冨安健洋(23=アーセナル)
伊藤洋輝(23=シュツットガルト)
菅原由勢(21=AZ)

【MF/FW】
原口元気(31=ウニオン・ベルリン)
柴崎岳(29=レガネス)
遠藤航(29=シュツットガルト)
伊東純也(29=ゲンク)
浅野拓磨(27=ボーフム)
南野拓実(27=リバプール)
古橋亨梧(27=セルティック)
守田英正(27=サンタクララ)
鎌田大地(25=Eフランクフルト)
三笘薫(25=サンジロワーズ)
前田大然(24=セルティック)
堂安律(23=PSV)
上田綺世(23=鹿島) 
田中碧(23=デュッセルドルフ)
久保建英(20=マジョルカ)





◆日本代表招集外でも「鈴木優磨」がトレンド入り ネットで反響「上田綺世とのコンビ見たかった」(スポニチ)





◆【鹿島】中2日でのアウェー浦和戦で勝ち点3獲得へ。レネ・ヴァイラー監督「タフな試合になることは覚悟しています」(サッカーマガジン)






5月19日、鹿島アントラーズのレネ・ヴァイラー監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは18日のルヴァンカップグループステージ第6節ガンバ大阪戦に勝利し、Aグループの1位でプレーオフステージ進出を決めた。次は21日に敵地でのJ1第14節浦和レッズ戦に臨む。


浦和は「鹿島と同様に、ヨーロッパにも名が通っている有名なチーム」


 5月18日のルヴァンカップグループステージ最終節G大阪戦では上田綺世の先制点と、土居聖真の2ゴールにより3-1で快勝した。Aグループを1位で突破し、6月4日と11日に行なわれるプレーオフステージ(福岡戦)に進出。また一つ、タイトル獲得に向けて前進した。

 G大阪戦から3日後の21日には、早くも次の試合が控える。レネ・ヴァイラー監督が「鹿島と同様に、ヨーロッパにも名が通っている有名なチーム」と称賛する浦和と敵地で対戦する。指揮官は「相手も昨日(18日)、試合をしているので、そういう意味ではお互いにフェアな状況だと思っています」と話し、それだけに「お互いに厳しい試合になる」と中2日での一戦を見据える。

「タフな試合になることは覚悟しています。自分たちにとってのいいパフォーマンスを示して、いい試合をすることを目指していきたいです」

 首位チーム追撃へ向け、2位につける鹿島が埼玉スタジアムで浦和に挑む。




◆【鹿島】中2日でのアウェー浦和戦で勝ち点3獲得へ。レネ・ヴァイラー監督「タフな試合になることは覚悟しています」(サッカーマガジン)


◆繰り広げられる欧州戦術。FC東京アルベルvs鹿島レネ、理想と現実の最適解が問われる一戦(GOAL)





【国内サッカー ニュース】欧州出身の監督が率いるFC東京と鹿島アントラーズがJ1第16節で対戦する。


 今季、欧州路線に舵を切ったFC東京と鹿島アントラーズ。今までのスタイルから脱却を図ろうとする両者が5月29日、J1第16節・味の素スタジアムで対戦する。

 首都の青赤チームを率いるのは、スペイン・カタルーニャ出身のアルベル・プッチ・オルトネダ監督。創設以来、ブラジルスタイルを貫いてきた強豪・鹿島は、スイス人のレネ・ヴァイラー監督が指揮を執る。

 だが、一言で「欧州」とはいっても、そのスタイルは様々で、一朝一夕に確立できるものでもない。目指す理想の形があり、現実がある。では、両指揮官は自身の戦術をいかに浸透させ、ここまで戦ってきているのか? そして、この試合ではどんな駆け引きが行われるのか?

 本稿では、二人のサッカーを3つのポイントから対比し、この試合の見どころを紐解いていく。※数字は第13節終了時点。


■はじめに。今季ここまでの戦い


 「ボールを妻や恋人のように愛しなさい」。現在7位のFC東京・アルベル監督はこんなメッセージを発している。

 中盤でボールを握りながら、5レーンをベースとした選手の立ち位置で、相手陣内のスペースや優位性を自分たちから作っていく、その意識を植え付けている最中だ。ただし、成長過程のチームで結果を出すために、もともとFC東京が持っているFW陣のスピードを生かした攻撃なども織り交ぜている。

 一方の2位・鹿島は、シーズン開幕前のキャンプ時にレネ監督がコロナの影響により来日できなかった。現場の指導は岩政大樹コーチに一任され、開幕数試合もその体制で乗り切った。3月中旬にレネ監督が引き継ぐと、4-4-2のシステムを固定し守備の強度を高め、積極的に「縦スペース」を狙っていくスタイルを志向している。

 上田綺世と鈴木優磨との強力な2トップを生かすが、単純に彼らに当てるというよりも、速い攻撃の中での縦向きのコンビネーションから、フィニッシャーとして彼らを生かす意識が強い。第13節終了時点で上田は8点、鈴木は6点とゴールを挙げており、その成果は結果に現れつつある。


■戦術の鍵。ボールを握る vs 縦に速く


 アルベル監督はショートパスを軸にボールを保持することを重視している。ただし、そこでリスキーなつなぎは求めておらず、受け手がスペースをのぞきながら出して動く、出して動くを繰り返して、縦に差し込んだり、仕掛けるタイミングを見極める。

 ロングボールやカウンターを禁止しているわけではないが、あくまで状況を見極めながらで、ボールホルダーが前に出せるからといって、縦パスが何回も続くようなリズムは好まない。あくまでボールを握ることがベースで、ロングボールやカウンターはオプションである。

 一方の、レネ監督は高い位置でボールを奪ってショートカウンターで仕留めるというのがファーストチョイス。ボールを持つ側になった時も、特にポゼッション にはこだわらないが、必要ならば幅を取りながらつなぐ。それでも縦志向は強く、せっかく前にスペースがあるのにすぐ使わないという選択は彼のフィロソフィーに合わない。

 ただし、ファイナルサードのところは選手のアイデアを大事にしており、2トップとサイドハーフに関してはポジションチェンジなども選手ファーストで容認しているようだ。


■FC東京、鹿島のキープレーヤーは…

MF 44 松木玖生/FC東京

チームのベースを作っている段階で、アルベル監督が高卒新人の松木を開幕スタメンに抜擢し、その後も使い続けている理由は大きく2つあるだろう。1つは「試合に出しながら育てたい」ということ。そしてもう1つが成長途上のチームの中で、中盤の選手に運動量とデュエルの強さを求めているからだ。

 チーム全体の戦術面や技術面がより成熟してくれば、そうしたフィジカル要素に頼る必要性は減っていくとも言えるが、松木は松木でポジショニングや相手を見ながらつなぐ技術、判断をアップデートできている。

 アルベル監督はチームの完成を来年以降と見ているが、その頃には松木自身もアルベル監督の戦術を熟知した一人前の主力MFに成長しているだろう。彼は左利きだが、右から“逆足”を生かしてバイタルを狙う場合、左でワイドにつないでポゼッション を高める場合、目的に応じて安部柊斗と左右を入れ替えることもできる。試合を重ねる中で、そうした応用力が出てきた。

MF 14 樋口雄太/鹿島

 今季、サガン鳥栖から加入した樋口は、レネ監督がボランチに求める要素をハイレベルに備えている。

 基本はやはり、素早い攻守の切り替えに秀でていること。いわゆる“ボックス・トゥ・ボックス”の動きができる機動力があると同時に、ボールを落ち着かせたい時間には中盤でキープできる技術、そして左右の足で正確にサイドを変える展開力を持つ。そして、スキがあれば縦に差し込むパスを出せる。

 そうした要素を状況に応じて使い分ける観察眼と判断力も指揮官の高い評価につながっていると考えられる。もちろん基本的な守備の強度もあり、その条件をクリアした上で、攻撃面でスペシャリティを出しているのが大きい。また中盤ならサイドも2列目もこなせるなど万能性が高く、ディエゴ・ピトゥカ、和泉竜司、三竿健斗など2ボランチの相棒を選ばず、誰と組んでも高水準のプレーができる。さらにセットプレーのキッカーとしても優れる中盤のキーマンだ。


■スタイルを欧州チームに例えると


 アルベル監督のFC東京は欧州だとバルセロナに通じる部分が多い。ただ、もともとFC東京の強みである状況に応じたダイナミックさも捨てておらず、特に前線のアタッカーは飛び出しや縦の仕掛けでフィニッシュに持ち込む意識が強いことから、“ペップ”グアルディオラ監督が指揮するマンチェスター・シティに通じる部分もある。ただし、まだまだ移行期間にあるので、完成度が増してくるとバルセロナのサッカーに近づいていくのかもしれない。

 レネ監督の鹿島アントラーズはハイプレスとショートカウンターを志向しており、その部分ではドイツのライプツィヒを連想させる。ただし、必ずしも速攻にこだわらず、相手を見ながらつなぐときはつないで穴を探すハイブリッドさも備えており、その意味ではリバプールに通じるところもある。欧州で基本的に取られているベースを置きつつ、固定的な戦術スタイルに固執しないで、今何が必要かを判断して、最適解を繰り出していく。選手の理解が進めば進むほど、そうしたチームになっていきそうだ。



 この一戦は、欧州ベースの両指揮官による興味深い対戦だが、やはり一口に欧州と言っても多様性があることを再認識できる試合になるだろう。

 そして忘れてはいけないのは両チームともに「チーム作り、成長の途上にある」ということだ。言い換えれば、まだ未完成ゆえの発見があり、この両者が激突することで、どういった強みが引き出されて、あるいは課題が出てくるのかといった注目点もある。その意味では90分の内容と結果も楽しみだが、そこから両チームがどう成長につなげられるかという線でも、見ていきたいカードだ。

【試合情報】明治安田生命J1リーグ第16節
対戦カード:FC東京 vs 鹿島アントラーズ
日時:2022年5月29日(日)15時キックオフ
場所:味の素スタジアム(調布市)




◆繰り広げられる欧州戦術。FC東京アルベルvs鹿島レネ、理想と現実の最適解が問われる一戦(GOAL)


◆好調鹿島の強化担当が序盤戦を振り返る「ここ数年と比較すると良い状態」(スポニチ)






 近年タイトルから遠ざかっている名門・鹿島の強化責任者に、Jリーグ最多20冠という常勝軍団を作り上げた前フットボールダイレクター(FD)の鈴木満氏(64、現強化アドバイザー)の後任として、今季から吉岡宗重FD(44)が就任した。クラブ初の欧州出身監督を迎え、縦に速いサッカーという新たな鹿島を構築すべく挑戦している今季は13節を終えた時点で2位と好位置に付ける。吉岡FDに6年ぶりの国内タイトル奪取に向けてスタートダッシュに成功した序盤戦の印象を聞いた。

 ――13節終わった時点で首位川崎Fと勝ち点1差の2位につける。
 「最近の成績からスタートダッシュは目標にしていました。けが人もいたり、第8節横浜戦(カシマ、0―3)や第12節広島戦(Eスタ、0―3)の負けはありましたが、序盤に勝ち点を伸ばしきれなかったここ数年と比較するとヴァイラー監督は良い状態を作り出してくれているなと思います。攻守にアクションを起こして主導権を握るというヴァイラー監督が新たにやろうとしていることの落とし込みはできていると思います」

 ――クラブ初の欧州出身監督としてヴァイラー監督を招へいした。
 「数年結果が出ていなかったので、ヴァイラー監督に託した一番の理由は勝つため、それだけです。まず選考のフィルターにかけるのはタイトルを獲っているか獲っていないかということ。ヴァイラー監督が過去に指揮したクラブ(ベルギー・アンデルレヒト、エジプト・アルアハリ)でタイトルを獲ってきたということは何かしら勝利に対する経験を持っているということです。ウェブでミーティングしたときに、一つのことにこだわらない臨機応変さ、柔軟さがある監督だと感じました。鹿島が課題として捉えていた攻撃の停滞感を改善する術を持っているとも思います。勝ちにこだわっているという点も鹿島に間違いなく合うと思って、ヴァイラー監督に決めました」

 ――新型コロナの水際対策で来日が遅れたハンデを日本人スタッフで乗り切った。
 「(スイスからの)リモート指導の限界も感じたし、簡単なことではなかったです。チームビルディングに関して、監督は岩政大樹コーチを含めた日本人スタッフに対して「信頼しているから思い切りやってくれ」と言っていた。監督に引き継ぐ段階までしっかりとやってくれた日本人スタッフに対してもすごく評価していますし、監督は来日してからも急に自分のやり方に切り替えるのではなくソフトランディングしてくれた。チーム作りとしてははまったかなと思います」

 ――今季目指している縦に速いサッカーはリヴァプール(イングランド)にも似ている。
 「みんな比較しようとするのはリヴァプールだけど、そこを模倣するわけじゃない。一つのスタイルにこだわらないというのはヴァイラー監督が常に言っていることです。ただ方向性は近く、意識付けとしては前へというところがあります。あえていえば強かったころの鹿島が一番のモデルなのかもしれません」

 ――サッカースタイルの移行期としては順調だといえる。
 「順調かというと…最後にタイトルを獲ったか獲っていないかでしか判断できません。いま順調かと言われたら、判断には早いと思います。13試合を消化しましたが、まだすべてのチームと戦っているわけではない。鹿島対策も取られてきます。そういった意味では、まだまだ成長段階、発展段階のチーム。ここから強くなっていかないといけないと感じています」

 ――勝ち点28。得点21はリーグ2位、失点13はリーグ6位タイ。数字はどうみる?
 「失点は減らしていかなければいけないと思っています。インテンシティ(強度)の高いサッカーをやっているので短い試合間隔でコンディションを作っていくのは難しさはあります。特に広島戦は体が動いていなかった。コンディション調整、気候など条件との戦いも必要になる。失点に関しては改善点も多いです。一部の選手が良くても勝てないのがJリーグだと思うので、チームの底上げは必要になってきますね。あとは、すべてが縦へ速くというだけじゃなく、ゲームコントロールをピッチ内で判断していかないといけない。ゲームのマネジメントという部分では改善の余地があると感じていますし、それができるようになれば失点も当然減ってくると思います」

 ――昨季と今季のサッカーの違いとは。
 「リスクマネジメントの部分ですね。昨季は相手のチャンス構築率というところを見ると、そこまでチャンスを作らせていない。ただ、相手のチャンス、鹿島のピンチでは確実にやられていた。不用意なミスが多く、リスクマネジメントに課題を抱えていた。そこを改善したいと思っていました。強かったころの鹿島は球際が強かった。インテンシティという言い方になるけれど、鹿島では昔からやっていたこと。ヴァイラー監督が来て、球際の強さという鹿島にもともとあったものを呼び起こしてくれたという感覚です」

 ――新加入のMF樋口雄太(25)はリーグ戦全試合に先発出場するなど運動量豊富な選手の補強が当たった。
 「運動量やインテンシティを求める監督だというのは理解していたので、樋口やMF仲間隼斗(30)らをピンポイントでオファーしました。ヴァイラー監督に誰を獲得するというのは報告しましたが、監督からリクエストはなく、我々が判断しました。樋口の能力が高いという形もありますが、本当に良い形で入ってきてくれたと思っています」

 ――約2年半ぶりに復帰したFW鈴木優磨(26)の存在も大きい。
 「(鈴木)優磨は鹿島を勝たせることしか考えていないですね(笑い)。良い意味で勝利を求める“鹿島マインド”が周囲に伝染してきていると感じています。彼がもともと持っているキャラクターもありますが、若手選手にも声を掛けるし、ブラジル人選手たちともすごくコミュニケーションを取ってくれる。得点だけではなく、チームに良い影響を与えてくれていると思っています」

 ――中盤戦以降、タイトルに向けて鍵を握るポイントは?
 「川崎Fと横浜とのアウェーゲームは勝たなければいけない試合になります。2チームは強力ですが、うちの選手も成長している。他チームに何か大きく見劣りしているとは思っていないし、DF関川郁万(21)はすごく成長している。ただ、若手の成長過程では我慢も必要。MF荒木遼太郎(20)やFW染野唯月(20)らパリ五輪世代の奮起、底上げもタイトルには必要になってきます」

 ――夏には補強なども考えているか?
 「いまはまだピンポイントではありません。ヴァイラー監督は選手の能力を見極めている段階で、選手の能力を引き上げることに集中してやってくれている。ただ、他チームも動いている。周りの環境が変わるので、そこでの話し合いもこれからやっていくという感じです。けが人も戻ってくるので、その意味でも見極めは必要になります」

 ――勝負は10月になる?
 「10月は面白い月になると思っています。天皇杯決勝も、ルヴァン杯決勝もある。順調にいけばリーグ戦の優勝争いも佳境に入っている。10月は目白押しです。そこに絡んでいけるように、ここから一つ一つ目の前の試合に全力で取り組まないといけないと思っています」





◆好調鹿島の強化担当が序盤戦を振り返る「ここ数年と比較すると良い状態」(スポニチ)





◆鈴木優磨に見る台頭期の本田圭佑の面影。森保一監督は使いこなせるか否か(Sportiva)






 暫定ではあるが、現在2位につけている鹿島アントラーズ。4位に終わった昨季との違いについて考えると、監督采配を除くなら、13戦連続スタメン出場を飾る2人の新加入選手に目がいく。鈴木優磨と樋口雄太だ。4-1と大勝した前節のコンサドーレ札幌戦(5月14日)でも、鈴木が2ゴールを決めるマン・オブ・ザ・マッチ級の活躍をすれば、樋口はアルトゥール・カイキが頭で決めた4点目を、鮮やかなフリーキックでアシストしている。

 力量的には両者とも日本代表レベルにある。間もなく発表される6月の代表戦に選びたくなる旬の選手である。気になるのは森保一監督との相性だが、日本の現状に照らした時に、浮上してくるのは鈴木だ。下り坂にある大迫勇也(ヴィッセル神戸)以外、これだという人材が見当たらない1トップ候補として推したくなる。鹿島で鈴木と2トップを組む上田綺世も候補のひとりだが、少なくとも鹿島でいまどちらが欠かせない選手かといえば鈴木だ。プレーの幅の広さという点で、鈴木は上田に対して優位に立つ。

 さらに言えば多機能的だ。基本的には上田と並列で構える2トップながら、右にも左にもトップ下にも移動する。鹿島は横浜F・マリノスや川崎フロンターレとは異なり、4-2-2-2的だ。監督がブラジル系からスイス人のレネ・ヴァイラーに代わっても、流れは大きく変わっていない。両ウイングがライン際に張るように構えるスタイルではない。

 そこに鈴木はタイミングよく流れていく。ドリブル、フェイント、折り返しといったウイング然としたプレーを、右でも左でも器用にこなす。利き足は右ながら、典型的な右利きには見えない。瞬間、左利きにも見えたりする。つまり、進行方向が読みにくいのだ。

 プレーは一見強引そうに映る。見てくれは"オレオレ系"ながら、サッカーそのものは実にクレバー。冷静でセンスがいい。全体像を把握しているかのような"俯瞰の目"を備えている。このような選手はかなり珍しい。


元レアルのラウルを彷彿とさせる


 大迫はストライカーながら1トップ下としての素養を備えるが、サイドでは芸を発揮することができない。上田もしかり。サイドバック(SB)に1対1を仕掛け、勝利するだけのドリブル&フェイント力はない。

 前田大然、古橋亨梧(ともにセルティック)、浅野拓磨(ボーフム)らの候補選手は、ウイングもトップもこなすウイング兼ストライカーと言えるが、1トップ下の要素はない。ディフェンダー(相手CB )を背にしたポストプレーは得意ではない。

 一方、アイントラハト・フランクフルトでヨーロッパリーグ(EL)決勝進出を果たし、外せない選手となっている鎌田大地は、言ってみればセンタープレーヤーで、大迫的だ。サイドを縦に突くイメージはない。

 ストライカー兼ウイング兼1トップ下。こうしたタイプは世界的にも珍しい。クリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、かつてのティエリ・アンリ、サミュエル・エトー、アンドリー・シェフチェンコなど、ストライカー兼ウイングの名選手は数多くいる。だがこれにトップ下、あるいは中盤的な要素を備えた選手となるとそうザラにいない。

 筆者が唯一イメージできるのは、レアル・マドリードのかつての看板選手ラウル・ゴンサレスだ。左利きながら常にボールを真ん中にセットしているので、右に行くか左に行くかわからない選手だった。名波浩や中村俊輔に代表されるように、多くの左利きの選手が、身体を格闘技で言うところの半身の体勢で開くようにプレーするなかで、ラウルは当時、珍しい存在に映った。プレッシングサッカーの興隆とともに、左利き度がキツい選手、右利き度がキツい選手は減っていくのだが、ラウルはそうした意味で走りの選手だった。

 4-2-3-1の前方の「3-1」をすべてソツなくこなすことができた。

 ラウルがプレーした頃のレアル・マドリードには、フェルナンド・モリエンテス、プレドラグ・ミヤトビッチ、二コラ・アネルカ、ルイス・フィーゴ、ジネディーヌ・ジダン、ロナウドなど、華のあるアタッカーがひしめいていた。


周囲に合わせてポジションを変える


 ラウルはそこで、格的に必ずしもナンバーワンの存在ではなかった。その日、足りていないポジションに回される格好だった。出場するポジションは、1トップ、1トップ下、左ウイング、右ウイングと日替わりのように違った。

 試合中に移動することもたびたびあった。サイドで先発したミヤトビッチやジダンが、真ん中志向を剥き出しに中央にポジションを変えると、1トップ下で先発したラウルは、サッと入れ替わるようにウイングにポジションを変えたものだ。

 自ら移動するのではなく、周囲に合わせ受動的に動く。鈴木もまさにこのタイプになる。左ウイングで先発しながら、いたたまれずに中央に移動したがる香川真司や南野拓実的ではまったくない。

 日本人選手で言えば、一時期の本田圭佑が鈴木的だった。サイドでボールを受けても芸が出せない香川が、たまらず真ん中に入れば、気を利かせて左サイドにスッと開いたものである。本田は1トップに加え1トップ下もこなした。右でも左でもプレーした。鈴木と本田は、ピッチの広い範囲に影響を及ぼすことができる選手という点で一致する。ただ、本田は絶頂期が短かった。ケガを機にプレーは重くなり、余裕がなくなった。万能性、多機能性も失われた。

 そうした魅力を鈴木は兼ね備えている。本田に通じる大物感もある。日本代表の中心選手に化ける可能性を秘めている。欧州からの出戻り組ながら、今が旬を迎えている鈴木を使いこなせるか否か。森保監督には指導者としての器の大きさが問われている。




◆鈴木優磨に見る台頭期の本田圭佑の面影。森保一監督は使いこなせるか否か(Sportiva)





◆【番記者の視点】2ゴールで復権へ狼煙 鹿島の主将・土居聖真から聞いた「やるしかない」の行方(報知)






◆ルヴァン杯1次リーグA組 ▽第6節 G大阪1―3鹿島(19日・カシマスタジアム)

 待ち望んでいた。アウェーG大阪戦で土居聖真(しょうま)が今季初得点を含む2得点を挙げ、勝利と1次リーグ首位突破に貢献した。後半13分、敵陣深く切り込んだDF安西幸輝からパスを左足で押し込み、同35分には相手のパスミスを拾って仕留めた。チームはすでに1次リーグ突破を決め、消化試合となった一戦。先発を入れ替えたメンバーに土居も加わった。主将を務め、実力者でもあるが、序列を打破しなければいけない立場でピッチに立ち、結果につなげた。

 2得点を「続けてやってきて良かったな。どこかで(気持ちが)折れちゃったら今日も結果が出なかったと思う」としみじみと振り返り、「今後もまた結果を残し続けるために、(報道陣の)皆さんからも頑張っていると思われるような姿勢、プレーを自分が成長するために、チームに貢献するために、やり続けたい」と言った。会心の表情とまではいかないが、手繰り寄せた結果に安堵しているようだった。

 鹿島は今季レネ・バイラー監督が就任し、縦に速いサッカーを目指している。運動量と絶え間ないスプリントが求められる中、ボールタッチと位置取りで地位を確立してきた土居は、適応に時間がかかっている。コロナ禍で遅れて合流したバイラー監督が指揮を執ってから、リーグ戦で先発起用されたのは最初の1試合だけ。苦境に直面したばかりの4月10日、横浜FM戦後のやり取りが印象に残る。

―今まで鹿島でやってきたサッカーとは違う。

「違う」

―テンポ、見る、走るところも違う。

「違う」

―適応できるか。

「これまでやってきたこととは違うけど、やるしかない。監督がこれをやる、と言っていて、みんなでトライしている。やるしかない」

 焦りと悲壮な覚悟。2つを同時に感じるやり取りだったが、実際には覚悟が上回った。試合に出られない期間、対戦相手ではなく、自チームの映像を何度も見返して研究するようになったという。「ゴールに直結するプレーを監督は求めています。それをするにはどうすればいいか。自分なりに考えた。珍しくすごい分析しています。そういうところから変わっていこうと」。パッと見て分かるほど、裏を取る動きが増えた。

 「今日の試合では普段出ていない選手が多かったですが、やっぱりそういう人たちが頑張らないとチームは強く、上にいけない。またどんどん監督を良い意味で悩ませるように競争っていうものが生まれないといけない。勝ちましたけど、課題はもちろんあります。リーグもルヴァンも続くので、続けていきたい」。

 20年8月の引退会見で、内田篤人さんは現役生活を漢字一字「土居の土(つち)で」とたとえた。以前から「DFは土。泥臭い(プレー、役割)から」と捉えていたからイメージ通りだったが、なぜ「土居」の名前を加えたのか。会見場に土居の姿を見たからというのも一つ。ただ、こうも思うのである。実績十分の29歳。主将。どの立場でも「土」になれると知っていたからではないか、と。そんなことを感じさせる土居の2ゴールだった。(鹿島担当・内田知宏)





◆「日常を取り戻すための第一歩」、新型コロナ流行以降初の“声出し”へ…鹿島がサポーターにお願い(ゲキサカ)









 鹿島アントラーズは19日、クラブ公式サイトを通じて6月11日のルヴァン杯プレーオフステージ第2戦・アビスパ福岡戦における観戦ルールおよびガイドライン遵守をお願いをした。

 同試合は2020年に新型コロナウイルス感染症の流行が始まり、Jリーグによって声を出しての応援が禁止されて以降、初めての「声出し応援運営検証試合」。クラブは「ファン・サポーターの皆さんがスタジアムでチームへ声援を送るという、フットボールでは当たり前だった日常を取り戻すための第一歩となります」としたうえで、「ご来場予定のお客様におかれましては、観戦ルールとガイドラインのご確認ならびに遵守をお願いいたします」と呼び掛けた。

 なお、「声出し応援エリア」はガイドラインの規定に則り、左右1席空け+前後1列空けの配席でチケットを発売。クラブは「本来のキャパシティよりも大幅に座席数が少なくなるため、ご希望のエリアで観戦いただけない可能性もございますことをご了承ください」と理解を求め、「安心・安全な試合運営の下、フットボールを通じた熱量や一体感に満ちあふれたスタジアム作りを実現するため、ご来場者全員のご協力をお願いいたします」と伝えている。

「クラブ一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております。カシマスタジアムで、ともに戦いましょう」




◆「日常を取り戻すための第一歩」、新型コロナ流行以降初の“声出し”へ…鹿島がサポーターにお願い(ゲキサカ)





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