
日刊鹿島アントラーズニュース
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2017年9月22日金曜日
◆2019年は大丈夫か? 熊谷スポーツ文化公園のアクセス問題を考える(Yahoo)

熱戦後のバス待ち問題
この9月20日、男子サッカー天皇杯のラウンド16が全国8会場で行われた。埼玉県の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場では浦和レッズと鹿島アントラーズの好カードが実現し、激しい打ち合いの末に鹿島が4-2で勝利している。
記者は別会場で取材をしていたのだが、熊谷は試合後が大変だったらしい。この会場は熊谷駅から4キロ弱で、一般客はシャトルバスを使うことになる。20日の晩はバスの行列が大変な長さになり、かなり多くのサポーターが夜遅くに取り残されたという話だった。
入場客数は10,051名と発表されており、普段のJリーグに比べて多かったわけではない。それでもアクセスがパンクしてしまうのが、熊谷スポーツ文化公園だ。
2019年は3倍の観客が同地に
自分が以前から懸念しているのは2019年のアクセスだ。熊谷スポーツ文化公園はラグビワールドカップ(W杯)の開催地に名乗りを上げており、熊谷ラグビー場は現在19年に向けて3万人規模へ改装工事中。元から立派なフットボール場だったが、屋根や座席を『世界レベル』に整備して、世界の一流選手を迎えることになっている。
仮に3万人が来場した場合、その『さばき』はどうするつもりなのか?路線バスの乗車人数はかなり詰め込んで1台50人見当。熊谷駅とスポーツ文化公園をピストン輸送したとして、往復に30~40分は掛かる。行きは分散するだろうが、帰りはお客が短時間に集中する。
公園のロータリー、駐車場に制約
W杯本大会でもシャトルバスの発着は天皇杯と同じ公園東側のロータリーとなるが(※著者追記)、同時発進はかなり無理をして2,3台だろう。県道83号線からラグビー場までの進入路に20台程度を並べることはできるだろうが、駅とスポーツ文化公園を20台が1往復ずつしても、「50名×20台×2回」で乗車可能人数は二千人ということになる。
駅とラグビー場の間に交通規制を敷き、バスの『往復間隔』を詰めるようにするというのも一つの手だろう。ただ熊谷駅は駅のロータリーもかなり手狭で、バスを滞留させるスペースがない。
自家用車で来場する方も少なからずいるだろうが、駐車場からの出車で詰まる構造だ。筆者も観客4千人ほどの大学ラグビー選手権で経験済だが、車を公道へ出すまでに30分近くかかった。
春の高校選抜ラグビーは毎年熊谷で開催され、私も必ず観戦している。シャトルバスが混むことを経験的に知っているので、最後の試合が終わった瞬間にバス停へダッシュする。もしくはスタジアム近くを通る、地元の人しか知らない路線バスに逃げる。しかし3万人が来場したら、そのような細やかな努力では如何ともし難い。
アクセス問題を解決する方法は?
冗談で「妻沼線(東武熊谷線)を復活させればいい」と口にしたことがある。1983年に廃止されたローカル線だが、あの線区が残っていれば輸送に大活躍しただろう。
現状では『熊谷駅まで歩く』ことが現実的だ。例えばイングランド、アイルランドの試合が組まれた場合は缶や空き瓶を捨てるごみ箱を沿道に並べて、気持ちよくビールを飲みながら歩いてもらえれば……。
あとは昼間に試合を組み、スタジアムの近くに飲食や休憩のスペースを設け、試合後に楽しく時間を潰してもらうという方法もある。また太田駅、本庄駅など他の駅にシャトルバスを流すことも検討していい。
2002年のサッカーW杯で同様の懸念をされていた新潟のビッグスワンは、海外のメディアが驚くほどにロスのない乗客とバスの誘導で4万人超の観客を見事にさばいた。埼玉スタジアムで行われる日本代表戦も、毎回6万人近い観客が浦和、東浦和、北越谷の各駅にシャトルバスで散る。人とバスをスムーズに誘導し、長い列がすごい勢いで解消していく。
ハードとノウハウがあれば、3万人という数はバスでもさばき切れる。今から熊谷駅前のロータリーを改修する、市街地部の道路を太くすることは無理だろう。しかし導線のチェック、ボトルネックとなる箇所の改修はやるべきだ。突き詰めるとやれることをやるしかない。ラグビーW杯の組織委員会、埼玉県や熊谷市も当然ながらアクセス問題は認識しているはずだ。筆者はあの難題がどうクリアされるか、不安と期待を込めて見守っている。
2019年は大丈夫か? 熊谷スポーツ文化公園のアクセス問題を考える
◆J2戦当日に豪華メンバー集結…愛媛が震災復興支援マッチ開催(ゲキサカ)

愛媛FCは21日、10月15日にホームで行われるJ2第37節・カマタマーレ讃岐戦の前座試合として、『東日本大震災復興支援エキシビジョンマッチ』を開催することを発表した。
参加メンバーは、同企画の趣旨に賛同した元日本代表選手や日本代表選手のものまね芸人など著名人が多数。ドリームチームを結成し、現在調整中となっている相手チームと対戦する。
以下、出場メンバーおよび試合日程
■来場予定メンバー
▽選手
福田正博(元日本代表)
三浦淳寛(元日本代表)
福西崇史(元日本代表)
小村徳男(元日本代表)
本田泰人(元日本代表)
平野孝(元日本代表)
林健太郎(元日本代表)
小針清允(Jレジェンド)
桜井直人(Jレジェンド)
清水範久(Jレジェンド)
小林弥生(元女子日本代表)
原菜摘子(元女子日本代表)
北原亘(元フットサル日本代表)
ディエゴ・加藤・マラドーナ(マラドーナものまね芸)
橋本まさを(長友佑都ものまね芸人)
鴛海友輔(宇佐美貴史ものまね芸人)
浅野智秋(香川真司ものまね芸人)
▽応援&スペシャル解説
佐藤美希(Jリーグ女子マネージャー)
松木激安太郎(松木安太郎ものまね芸人)
※敬称略
※肩書は愛媛のクラブ公式サイトを参照
■試合日程
▽エキシビジョンマッチ
10月15日(日)
ドリームチーム 13:00 未定 [ニンスタ]
▽J2第37節
10月15日(日)
愛媛 15:00 讃岐 [ニンスタ]
J2戦当日に豪華メンバー集結…愛媛が震災復興支援マッチ開催
◆本田は復活できる!鹿島のドクターが太鼓判(東スポWeb)
日本代表への生き残りが危うくなっているFW本田圭佑(31=パチューカ)が、医学の専門家から復活の太鼓判を押された。
本田はロシアW杯アジア最終予選オーストラリア戦(8月31日、埼玉)は出番がなく、先発したサウジアラビア戦(5日、ジッダ)は前半のみの出場で精彩を欠いた。本人ですら「全然ダメ。何を言っても言い訳になる」と語ったほど。その後、所属のパチューカに合流しても状態は上がってきていない。
このままでは代表でもクラブでも居場所を失いそうだが、サッカーの現場を知るドクターからは意外な“援護射撃”が飛び出した。J1鹿島のチームドクターを務める関純氏は「高地でトレーニングを積むということで今後も身体能力は上がると思う。陸上の選手でも持久力アップなど効果は出ている。今後、低いところに戻ったときにパフォーマンスは上がってくる」と指摘する。
パチューカは標高2400メートルの高地に本拠を置く。年齢的にもフィジカル的な能力は衰えてくるのは仕方ないが、高地でトレーニングを積むことでもう一段階アップさせられると見ている。散々だったサウジ戦後、本田はツイッター上で強気のコメントで巻き返しを宣言したが、それは“ニュー本田”をつくり上げる自信をつかんでいるからなのかもしれない。
本田は復活できる!鹿島のドクターが太鼓判
◆岩政特別コーチが流経大柏でクリニック後に“特別講義”、注目CB関川が「聞けたことだけでも良かった」という一言も(ゲキサカ)

日本サッカー協会(JFA)は、継続的な日本サッカーの発展のため、さらなる普及や次世代選手の育成を促進することを目的に『JFA Youth & Development Programme(JYD)』事業を実施している。8月からは元日本代表DF岩政大樹(東京ユナイテッドFC)を特別コーチに、センターバックを対象にした全4回のプレミアムクリニック『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』を開催中。12日には岩政特別コーチをはじめとしたコーチングスタッフが受講者の一人であるCB関川郁万(2年)の所属する流通経済大柏高(千葉)を訪れ、3回目のクリニック、DAY3を行った。
約100分間のトレーニング後、岩政特別コーチは本田裕一郎監督の希望によって流経大柏の全選手を前に9分間の特別講義。日本代表になっていくような選手とそうでない選手とのレベルの差がどこで生まれてくるのか、持論を展開した。
「サッカーをやっている時の頭の回し方が違う」。パスを出す、ヘディングする、1対1で対応する。そのような動作をその時、その時考えて動くのではなく、レベルの高い選手は絵が連続してアニメになるように、その瞬間、その瞬間、頭の中で切り替わって連続して動くことができるのだという。
そこへ到達するためには「日々の練習でなぜ上手く行かなかったのか、自分なりに考えること。上手く行かなかったことに対して仮説を立てて、あそこでファーストディフェンダーに声かけていれば状況変わったかなとか、どうやったら変わったか仮説を立てていく」。その作業を毎日毎日繰り返していく。
チームにより貢献するため、チームが勝つための自分の正解を持っているのは、コーチや、日本代表選手、海外のスター選手ではなく、自分だけ。岩政特別コーチは現役時代、毎日のトレーニング後にどうすれば抑えられるか、プロで生きていけるのか、ひたすら考えていたという。それを日々、貪欲に探し続けた選手がトップステージで活躍したり、日本代表になったり、自分だけの守備、攻撃の方法論を手にしたりすることができるのだ。
「自分の正解は自分しか持っていない。自分が持っているもので正解を探す。俺は下手くそだったから人よりも頑張れたし、人よりも声掛けようと思った。頭で考えて、身体を張ろうと思った。サッカーは才能で勝負が決まるわけではない。陸上競技では勝てないかもしれないけれど、サッカーなら勝てる。勝つか、どうかは自分次第。自分の練習に対する取り組みと考え方次第」と岩政特別コーチ。インターハイ王者・流経大柏の選手たちは真剣な表情でその言葉を聞き入れていた。
この日、3回目の『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』を受けた関川にとって、特別講義の中で「聞けたことだけでも良かった」という一言があった。岩政特別コーチが「(プロ入りした際、)読みでサッカーやろうと思っていたんだけど、プロに入ったらトップクラスの選手は読めない。トップクラスの選手はDFを見て、最後にパスコースとかドリブルとか変えるからね。読んだらダメなんだ」と語っていたが、現在U-17日本代表CBで、将来、プロ、世界での活躍を目指している関川にとってはこの言葉が特に印象に残ったようだ。
「読まないというのが衝撃的で。プロの選手は読んで(ボールを)取るものだと思っていた」。相手にどんな攻撃をされてもいいように、90分間常に集中、準備して、対応する力を身に着けなければならないと感じた様子だった。
その関川は『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』を経て着実に成長してきている。この日、他のAチームの選手たちとともに、トレーニングに参加。ヘディング練習では他の選手の見本となるような、早めに跳躍して落ち際にヘディングすることをしっかりと実践し、見学していた流経大柏のコーチや他の部員たちを唸らせていた。そのヘディングについてはDAY1、DAY2で教わったことを公式戦(プリンスリーグ関東)でも試行錯誤しながら挑戦中。2日前に行われた前橋育英高戦では前半上手く表現することができなかったものの、「後半は相手との距離おいて斜めに跳ぶようにした」ことで改善することができたのだという。
岩政特別コーチはその関川について「彼も(教わったことに対して)ちゃんと取り組んでいると思いましたよ。やっぱり(もう一人の受講者である)馬目(裕也、尚志高)もそうですけど、素直で聞く耳がある。この年代で伸びる選手に共通するものですね」と分析。今後も「反復でやることによって彼の中にインプットされていくでしょうから。試合や練習の中で彼が取り組んでいくこと」と自分の感覚としてモノにしていくことを期待していた。
評価された関川だが、連続して考える部分で遅れが出てしまっていることを課題に挙げていた。教わったことで自分の守備の方法論となると感じた部分を磨く一方で、岩政特別コーチの教えだけでなく、味方にボールを取りに行かせるコーチングなど、自分のやり方が正しいと思っているものの精度も上げていく意気込みだ。
この日、6対2からポジション練習、3対2、5対5プラスフリーマン…とトレーニングが変化する中、流経大柏はDFの良いプレーが増え、同時にアタッカーの良いプレーも増加。本田監督は「どのスポーツでもそうだけれど、ディフェンスが良くなると、攻撃も良くなる」と守備の重要性について口にしていた。
主力CB瀬戸山俊(3年)は強みではなかったというヘディングなど、この日新たに学んだことが多かった様子。そして、「印象に残っているのは、ヘディング。ジャンプして落ちてくるところでヘディングすること。カバーは何でもいいから声を出して、もっとしゃべれたらいい。そして、考えるのが大事だと言われていたのでプリンスリーグ、選手権があるので考えて一個先に動けたりしたらいいのかなと思います」と語ったように、夏の全国王者・流経大柏の各選手たちにとって『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』のトレーニングは自分たちの意識を高める、より考える意味で効果があったようだ。
関川は次回、DAY4のクリニックで鹿島の練習に参加する予定だ。岩政特別コーチとのトレーニング、そして日々守備の方法論を考えることでまた成長してきているU-17日本代表が「どれだけ通用するのか。プロのレベルは高い。貴重な体験だと思いますし、一番は楽しみ」という貴重な機会で自分が今できることを全力で出して、自身の現在地を確認する。
(取材・文 吉田太郎)
岩政特別コーチが流経大柏でクリニック後に“特別講義”、注目CB関川が「聞けたことだけでも良かった」という一言も
◆柴崎岳、スペイン紙から「新風を巻き込んだ」序盤戦のベスト選手10名に選出される(GOAL)

アセンシオ、パウリーニョ、コンドグビアら錚々たるメンバー
スペイン『アス』が、今季のリーガエスパニョーラ序盤戦のベストプレイヤーの一人に、ヘタフェMF柴崎岳の名前を挙げた。
『アス』は「ネイマールがパリ・サンジェルマンに去った後も、ラ・リーガの“スターシステム”は衰えていない。アセンシオをはじめ、複数選手が期待以上の活躍を見せている。彼らは1部リーグに新風を巻き込んだ。最初の1カ月におけるメン・オブ・ザ・マンスを、おさらいしよう」と記して、10選手を紹介している。
『アス』に選ばれたのはマルコ・アセンシオ(レアル・マドリー)、マキシ・ゴメス(セルタ)、ネルソン・セメド(バルセロナ)、パウリーニョ(バルセロナ)、トーマス・パーティー(アトレティコ・マドリー)、ロイク・レミー(ラス・パルマス)、エニス・バルディ(レバンテ)、ジョフレイ・コンドグビア(バレンシア)、カルロス・ソレール(バレンシア)、柴崎岳(ヘタフェ)である。
柴崎については、以下のように記載されている。
「シバサキはリーガ開幕から4試合で先発を飾った。そこで自身のクオリティを存分に示した。だが負傷により、今後1カ月半の間戦列から離れることになる。ヘタフェでは、初めての親善試合でゴールを決めたように、好調を持続させることが期待されている」
柴崎岳、スペイン紙から「新風を巻き込んだ」序盤戦のベスト選手10名に選出される
◆小野伸二を超える衝撃。鹿島の 「和製クライフ」安部裕葵は代表でイケる(Sportiva)
W杯出場を決めた今、代表で試してほしい選手(2)
安部裕葵(FW/鹿島アントラーズ)
こちらの目を釘付けにした高卒ルーキーは、19年前にも存在した。1998年、浦和レッズに入団した小野伸二(現コンサドーレ札幌)だ。
プレシーズンマッチだったと記憶する。時の中心選手、ゼリコ・ペトロヴィッチがFKを蹴ろうと助走を始めた瞬間だった。ボールの反対側に位置していた小野も同時に助走を開始したのだ。
セビージャ(スペイン)、PSV(オランダ)などで実績を残してきたペトロヴィッチと、18歳の新人が瞬間、ボールを挟んでぶつかりそうになったこのシーン。若造の無粋なプレーを見た、という印象ではなかった。
FKを蹴る選手がチームで1、2を争う”業師(わざし)”だとすれば、小野にはその資格が十分にあった。プレーの中で、これまでの日本人選手からは拝(おが)んだこともない、別次元の技巧を涼しげに披露。見る側にたっぷりと衝撃を与えていたからだ。
日本代表のサッカーを面白くさせるためにも不可欠な選手だとの思いが叶ったのは、そのすぐあとだった。時の代表監督、岡田武史氏は、1998年フランスW杯の最終メンバーに彼の名前を加えたのだった。
ハリルジャパンのサッカーは正直、あまり面白くない。パスがつながらないとか、縦に速すぎるとか、いろいろ囁かれているが、こちらの気分を高揚させてくれる選手がいないことも、その大きな理由のひとつだ。従来の日本選手像を覆(くつがえ)すような新鮮味あふれる若手こそが、日本代表のみならず日本サッカー界に不足している一番のポイントだと思う。
もっとも小野の場合は、高校時代から知られた存在だった。天才的な選手だと騒がれていた。先述のプレシーズンマッチ観戦も、そうした予備知識に基づいていた。たまたま見に行った試合で、偶然、凄い新人に出くわしたわけではない。
鹿島アントラーズのFW安部裕葵(あべ・ひろき)との違いは、そこだ。

年代別の代表に選ばれず、日本サッカー協会からさほどマークされてこなかった選手だ。瀬戸内高(広島)時代、ベスト8入りした高校総体で活躍した選手。肩書きはこれだけに過ぎない。
Jリーグデビューは4月1日(第5節)。大宮アルディージャとのアウェー戦だった。後半29分から登場。ロスタイムを含めてもわずか20分のプレーだったが、こちらの目は奪われっぱなしだった。なんだこの選手は……。突然の出来事だったので、小野伸二のときより衝撃的だった。
鹿島はJリーグチャンピオン。敷居の高いチームのはずだ。そのチームで、つい先日入団したばかりの知名度の低い高卒ルーキーが、舞台を圧倒するようなプレーを繰り広げる光景に、こちらのサッカーマインドは思い切り触発された。この選手は”いける”と確信した瞬間でもあった。
5月から6月にかけて韓国で開催されたU−20W杯。内山篤監督率いるU-20日本代表チームに、その名前は存在しなかった。名前を見つけたのは、その時期に並行して開催されたトゥーロン国際に臨んだU−19日本代表のほうだった。U−20W杯に挑んだチームを1軍とするなら、影山雅永監督率いるこちらはいわば2軍だ。
そして、1軍と2軍を精査し束ねたチームは7月、カンボジアで開催された2018年U−23アジア選手権予選に臨んだ。このチームを土台にして東京五輪に向かうそうだが、そこに安部の名前はなかった。
一方、同じ7月、スペインの強豪セビージャと親善試合を行なった鹿島。0-0で迎えた後半17分、安部が登場した。そしてその10分後、観衆を魅了するビッグプレーを披露する。
右サイドでボールを受けるや、セビージャの名手MFスティーヴン・エンゾンジを深々とした切り返しで一瞬にしてかわすと、その足で前進。DFクレマン・ラングレのスライディングタックルをかわし、前進を阻止しようと最後尾で構えるDFセバスティアン・コルシアが迫ると、今度はいわゆるダブルタッチでこれまたきれいにかわす。最後は、ゴール前に走り込んできたFW鈴木優磨にソフトタッチのラストパスを配球。鹿島の先制ゴールをアシストした。
この日、両軍選手が魅せたアクションの中で、断トツ一番のビッグプレー。試合後、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたのは当然の結果だった。
古いたとえで言えば、牛若丸。小さくて俊敏。動きが軽々としていてケレン味がない。表情、面構えもいい。相手に対する優位性がそこに滲(にじ)み出ている。技術的にも文句なし。右足も左足も使えるうえに、ポジション的にも万能型だ。
この世代の選手では、MF堂安律(フローニンゲン/オランダ)を推す声が大きいが、プレーに余裕があるのは安部。U−20代表には、余裕で選ばれていなければならない”大物”だ。だから余計に、日本サッカー協会の指導者の目を思いっ切り疑いたくなる。
プレーがポップで臭みがないし、アイデア、企画力もある。イケているのだ、全体的に。
どこかで「和製ディバラ」と紹介されていたが、僕はズバリ、「和製クライフ」と言いたくなる。クライフよりサイズは小さめながら、彼に似たカリスマが安部にはある。なにより見ていて楽しい。サッカーという競技をより面白い競技に見せてくれる選手だ。
岡田監督は小野をW杯本大会に連れて行き、そして第3戦で起用した。時の技術委員会の強い押しがあったからだと聞く。
安部にはその手の援軍は期待できない。内山、影山両指導者の評価は思い切り低い。それこそ、ここでプッシュしたくなる大きな理由だ。
少なくとも、僕にとって安部裕葵はJリーグで一番見たい日本人選手だ。19年前の小野と同じポジションにいる。
小野伸二を超える衝撃。鹿島の「和製クライフ」安部裕葵は代表でイケる
◆カシマが恐怖のスタジアム「殺人鬼の館」になる(ニッカン)

鹿島の本拠地が恐怖の館になる。カシマスタジアムで27日から体験型イベント「ハイド アンド シーク~殺人鬼の館~鹿島アントラーズエディション」(11月30日まで、月曜定休)が開催されることが21日、分かった。
06年からクラブが同スタジアムの運営を担当。01年の改築工事で空きスペースになっていた「旧ウォーミングアップ場」を利用し、クラブ主催で同イベントの実施が決まった。
カシマが恐怖のスタジアム「殺人鬼の館」になる
◆鹿島アントラーズvsガンバ大阪 9月23日(サンスポ)
・G大阪はJ1での鹿島戦で通算92失点を喫している。同チームがJ1で最も失点している相手である。
・鹿島はJ1でのG大阪戦で通算92得点を決めている。名古屋戦(105点)に次ぎ、同チームがJ1で2番目に多く得点を決めている相手である。
・鹿島はJ1のホームでのG大阪戦で、現在3連敗中。鹿島がJ1のホーム戦で、特定の相手に対して4連敗したことは過去に2度しかない。1度目は1993~95年の横浜フリューゲルス戦、2度目は2013年~現在まで続いている神戸戦。
・G大阪はJ1のアウェイでの前年度覇者との試合で、現在2連勝中。しかし、それ以前の当該チームとの14試合では勝ちがなかった。
・J1での今対戦カード直近4試合では、1試合平均4.25得点が生まれている。
・G大阪はJ1での直近6試合で1勝しかしていなく(2分3敗)、勝ち点5しか獲得していない。同期間で、これより少ない勝ち点しか獲得できなかったのは、清水と甲府(3)、甲府(2)の3チームだけ。
・鹿島は試合時間最後の5分間に、今季リーグ最多の10得点を決めている。また、同チームは同時間帯に失点を喫していない唯一のチームである(アディショナルタイム含む)。
・遠藤保仁は、3-1で勝利した昨季のアウェイでの鹿島戦で、CKから2アシストを記録した。
鹿島アントラーズvsガンバ大阪 9月23日
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