日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2021年6月20日日曜日

◆特産ハマグリ 銘酒と堪能(読売新聞)







鹿島灘漁協など 自宅で五輪観戦お供に


 東京五輪に合わせ、特産のハマグリの消費回復を図ろうと、鹿島灘漁業協同組合と鹿嶋市は、銘酒をセットにしたハマグリの販売を始めた。1セット5000円(税込み、送料別)で200セット限定。五輪開会式の7月23日までに届けられ、自宅で大会を楽しみながらハマグリを味わってもらう。


 セットは、鹿島灘のハマグリ2キロ(約15個)と、鹿行5市の地域振興を担う一般社団法人「アントラーズホームタウンDMO」などが開発した純米原酒「我は勝つ」1本(720ミリ・リットル)。ハマグリの酒蒸しのレシピや、オリジナルの一合升もつく。

 市によると、新型コロナウイルスの影響でハマグリの需要は落ちこみ、値段も2割程度下がったという。そこで、五輪という一大イベントをきっかけに、ハマグリをもっと味わってもらおうと企画した。

 五輪では、県立カシマサッカースタジアムでサッカー競技11試合が行われることから、観客を入れて開催する場合には、試合当日にJR鹿島神宮駅前で観戦者にハマグリを振る舞うことも予定しているという。錦織孝一市長は「鹿嶋の海産物の一番の売りであるハマグリをぜひ堪能してほしい」と話している。

 申し込みは7月15日までだが、完売次第終了する。同DMOが運営するサイト「鹿行アンテナショップ」( https://ahdmo.official.ec/ )や同DMOのFAX(0299・77・9501)などで受け付けている。







◆特産ハマグリ 銘酒と堪能(読売新聞)


◆【月間表彰】「ゴールは一番意識しています」 福西崇史×荒木遼太郎対談…19歳“トップ下”の強い意志(FOOTBALLZONE)








5月のベストアグレッシブプレーヤーに「鹿島復調のキーマン」MF荒木遼太郎を選出


「DAZN」のパートナーメディアで構成される「DAZN Jリーグ推進委員会」では、各月ごとに各部門の表彰を実施している。「Football ZONE web」では、現役時代に強靭なフィジカルと戦術眼を武器に日本代表としても活躍した福西崇史氏に、その月に最もアグレッシブなプレーを見せた選手を選出してもらった。

 福西氏が5月度の「月間ベストアグレッシブプレーヤー」に選出したのは、5月のリーグ戦で上位チームとの対戦が続きながらも、5勝2分2敗という成績を収め、一時の低迷から脱却した鹿島アントラーズのU-20日本代表MF荒木遼太郎だ。昨シーズン、鹿島の高卒ルーキーとしては元日本代表DF内田篤人氏以来となる開幕戦出場を果たした荒木は、今シーズンは鹿島のトップ下で活躍し、リーグ戦17試合に出場して6ゴールを記録している。

 日本を代表する名門・鹿島の攻撃を牽引する19歳を福西氏は高く評価し、アグレッシブにゴールへ向かい続けるアタッカーが、5月に見せた得点に絡んだ2つのシーンをピックアップ。元日本代表選手の視点から、2つのプレーが生まれた背景を聞くとともに、荒木の過去、そして描いている未来像にも迫った。


   ◇   ◇   ◇


福西 今回、5月のベストアグレッシブプレーヤーに荒木選手を選ばせていただきました。なかでも2つのプレーに注目させてもらったのですが、一つ目は第21節の名古屋グランパス戦、後半41分のプレー。永木(亮太)選手のパスから荒木選手がヒールパスで杉岡大暉選手のゴールをアシストした場面です。

荒木 ありがとうございます。

福西 荒木選手が相手がついて来ているのを見て、杉岡選手が入ってくるスペースを空けた動き。そして、ヒールで落としたアイデア。この2点が特に素晴らしいと感じたのですが、ヒールをしようというのはどのあたりで決めたのですか?

荒木 (永木)亮太くんがボールを持った時、1人サイドに引きつられたところでスペースが空きました。そこでボールを受けようとしたのですが、最初は自分でシュートを打つつもりだったので、ワンタッチで打つか、切り返して打つかで迷っていました。亮太くんからパスが出た時に、杉くん(杉岡)が走り込んでくるのが見えたんです。そのまま縦に走るかなと思ったら、少しスピードを緩めたのが見えたので、『あ、それならヒールで落としたらいけるな』と思いました。だから、シュートからヒールに切り替えたのは、杉くんがスピードを緩めた時ですね。

福西 さすがですね。荒木選手が流れたところで、もともといたゴール前にスペースができましたが、この時にマークしている相手もつるという意識もあったのですか?

荒木 いや、とにかく自分がもらって打ちたいなっていう一心でしたね(笑)。でも、動いてから「あ、相手をつり出せたな」とは思いました。

福西 相手にとっては、絶対に抑えないといけないペナルティーエリア内で、こういうアイデアを出されると、点が入る確率がものすごく高くなります。アグレッシブに考えて動いているなということで、このプレーを取り上げました。もう一つのシーンは、第16節のC大阪戦の後半27分の先制ゴールのシーンです。相手のパスミスから土居聖真選手にボールが入り、荒木選手がパスを受けてシュートを決めましたが、「パスを出してくれるな」というのは分かっていましたか?

荒木 分かっていました。セレッソのDF3人が聖真くんに行った時には、自分がフリーになっていました。3人に囲まれた時、聖真くんにはこっちが見えていたので、「出してくれるかな」と思っていました。

福西 パスが出た時には、相手も遅れていたと思いますが、何を考えたんですか?

荒木 ファーストタッチの前に、一つ左に切り返して、右足でシュートを打とうというのは、パスをもらう前から考えていました。

福西 後ろからくる選手が速かったですよね? それでシュートを早めたのですか?

荒木 切り返しの時、足もとにボールが入り過ぎたというのもあるのですが、相手が来ているのも分かっていたので、ちょっと急ぎ目というか、振りを速くしてコースに流し込むことだけを意識した感じです。

福西 イメージ通りでしたか?

荒木 そうですね。ファーストタッチが決まらなかったことはありますが、切り返して打つというのはイメージ通りでした。

福西 DFが切り返しを読んできたら、縦に行って左足でシュートという選択肢も持っていましたか?

荒木 そうですね。相手は藤田(直之)選手だったと思うのですが、藤田選手をファーストタッチでどこに動かすかというのを意識していたので、もう少し中を切ってきていたら、左足で打っていたと思います。

福西 このシーンもですが、瞬時の判断が素晴らしいですよね。しかも、どちらのプレーも常にゴールを意識しているからできるのかなと思うのですが、ゴールは常に意識されていますか?

荒木 そうですね。ゴールが一番、目に見える結果だと思っているので、ゴールは一番意識しています。

福西 ポジションは攻撃的MFが一番やりやすいですか?

荒木 はい。トップ下が一番やりやすいですね。ボランチも高校時代にずっとやっていたのですが、攻撃が好きなのと、トップ下が一番攻撃に専念できるので好きなポジションです。


荒木が「鹿島に行けば間違いなく成長できる」と感じた理由とは?


福西 東福岡高校で活躍して、その後、プロ入りする際には鹿島を選びましたが、選んだ理由はなんだったのでしょうか?

荒木 練習参加させてもらった時に、練習からすごくタフだったんです。試合を想定しているのか、本当に激しくて、「これは試合より強度が高いのではないか」という練習をしていました。それで「鹿島に入れば間違いなく成長できるな」と感じたので、鹿島に行きました。

福西 高卒1年目から出場していますが、高校時代とプロの一番の違いはなんですか?

荒木 すごく単純な話なのですが、止めて蹴るという基本技術で、プロの選手はみんな本当にミスをしません。それにプレスの寄せのスピード、間合いも違いを感じましたね。パワーも強い選手は、吹っ飛ばされるくらいなのですが、そこは駆け引きとかで対応するのが得意なところでもあるので、うまく回避したり、相手のパワーを使って逃げたりというのはやっています。

福西 プロに入って最初は緊張したと思うのですが、1年目から慣れましたか?

荒木 自分はサッカーの試合だとあまり緊張しないタイプなので、開幕戦でも意外と緊張せずに入ることができたんです。しかも、鹿島の場合は練習よりも試合がラク……と言うと、言い方が良くないのかもしれませんが、試合よりも練習に慣れるほうが大変でした。それこそ10月くらいになって、やっと練習に慣れたかなと思えるようになって、そこから自信がついていきました。

福西 すごいですね。練習で通用したのが大きかったんですね。

荒木 そうですね。練習で通用しないことが多かったので、それが通用するようになると、本当に自信がつきましたね。

福西 強豪チームは良く、紅白戦が一番きついって言いますよね。僕がいた時の磐田もそうだったのですが、Bチームの選手は試合に出たいし、Aチームの戦術ややり方も良く知っている。研究されているというより、もう分かられている相手にどう勝つかは本当に大変でした。でも、その経験があると、試合で思い通りにできるんですよね。それを1年目から感じられるのは凄いと思います。試合では、1年目から結果を残せたなと感じますか?

荒木 今、あらためて振り返ると、自分のところでもっと決めていれば、チームがもっと上の順位に行けたというのがあるので、良い結果だったとは言えないと、自分のなかでは思っています。

福西 僕らの時は1年目から活躍はなかなかできませんでした。僕が自分が中心になっていると思ったのは、5年目くらいですね。でも、荒木選手のプレーからは『1年目からチームの中心でやってやる』というのが見えていたのですが、そこまで考えていたとは思いませんでした。個人的には、まだまだやれたなという感覚ですか?

荒木 そうですね。まだまだやらなきゃいけなかったという感覚ですね。チャンスも本当に多くありましたし、たくさん試合にも出させてもらっていたので、もっともっとできたんじゃないかなと思っています。

福西 1年目を終えて、2年目の今シーズンを迎えるにあたり、何か心境に変化は出てきたりしましたか?

荒木 やっぱり体作りというのは、自分のなかで意識するようになりました。サッカーで言うと、自分が真ん中の位置でボールを持った時に、周りの選手をどう生かすかは、昨年のサイドハーフから、今年トップ下をやることになって考えるようになりましたね。ゴールから逆算して、どうすればシンプルに、早くゴールまで行けるかを意識しながらプレーしています。

福西 チャンスメークすることももちろんですが、自分でゴールを取るという意識も高い?

荒木 そうですね。ゴールは常に目指しています。

福西 今回、相馬直樹監督が就任して、鹿島は大きく変化したと思いますが、一番変わったところは何かありますか?

荒木 やっぱり守備の部分が前に比べてコンパクトになりました。今はチームとしても非常に良いディフェンスができているかなと思っています。

福西 個人的に要求されることはありますか?

荒木 守備では言われますね。ただ、攻撃に関しては、のびのびとさせてもらっています。特に言われることもなくて、前で自分の持ち味を自由に出してこいという感じなので、真ん中でサイドに振りながら、攻撃を活性化させることは常に意識しています。

福西 見ていて荒木選手に対する対戦相手のマークがきつくなっていると感じますが、それは感じていませんか?

荒木 最近、感じたのは川崎フロンターレ戦ですね。自分のパスから(上田)綺世くんが、ゴールを決めたのですが、すぐに川崎が2ボランチにして対応してきました。すぐに対策されるから、今後、そこをどう打開するのかも考えないといけないなと思っています。


荒木から福西氏へ逆質問、ボランチからパスを引き出すために必要なことは?


――以前、荒木選手は柴崎岳選手が目標と言っていましたが、それは変わっていませんか?

荒木 変わらないですね。柴崎選手のようにゲームをコントロールできたら凄いなと思いますし、そこを目指しています。

福西 柴崎選手は、もう少しボランチ的だと思うのですが、どういうところが目標になっているんですか?

荒木 少し前になりますが、2018年W杯のベルギー戦で柴崎選手のパスから原口(元気)選手がゴールを決めたのですが、一本のパスであんなチャンスが作れるなんて凄いなと思いました。パス一つで、あんなにチャンスかどうかが変わるので、僕も一本のパスで決めさせてあげられるようなパスを出したいですし、点を決めたりする姿も見ているので、そういう選手になりたいなと思っています。

福西 よく見ていますね。

荒木 あのパスは衝撃を受けました。

福西 それがあのレベルでできるのは凄いですよね。将来的な代表入りはどう思っていますか?

荒木 同世代にも久保(建英)選手がいますし、世界を見れば自分の年齢でA代表に入っている選手も結構いますよね? だから年齢は関係ないと思っているので、どんどんアピールし続けて、どんどんそこに絡んでいきたいなと思っています。

――荒木選手は、福西さんがかつて2度のワールドカップに出場したボランチの選手だったということはご存じですか?

荒木 はい。知っています。

福西 本当ですか。2002年に生まれたんですよね?

荒木 はい。2002年です(笑)。

福西 2002年の日韓W杯なんて、生まればかりだから記憶にないですよね?(笑)

荒木 ありません(笑)。福西さんの現役時代の映像は……すみません、見たことがありません。

福西 全然いいですよ(笑)。この大会は見たなというのは、2010年大会くらいですか?

荒木 南アフリカ大会からですかね。僕からも質問していいですか? 今、ボランチの一つ前のトップ下でプレーしているのですが、相手に警戒されていてもそこで受けたいと思っているのですが、ボランチが持った時の顔の出し方だったり、どうすればボランチの選手にパスを出してもらえますか?

福西 ボランチの選手はターンをする前から、トップ下の選手の位置とか、相手のボランチの選手の守備の位置を見ていると思うので、あとはタイミングの合わせ方だと思います。自分が欲しいタイミングでパスを要求し続ければ、タイミングは合ってくると思うので、パスが来なくても要求をし続けることが大事だと思います。そうすれば「荒木選手はこのタイミングでボールが欲しいんだ」っていうのが、ボランチの選手も分かると思うので。

荒木 なるほど。

福西 マークが厳しいと、ボールを取られてしまうこともあると思いますが、ボランチの選手は自分の前で守備ができればいいので、ボールを取られてすぐにプレッシャーをかけたり、相手の動きに制限をかけてくれたりすれば、全然、問題ないですし、その後もパスは出てくると思います。いつもいつも取られていたら、『出すのやめようかな』と思うかもしれませんが(笑)、荒木選手ならそこからターンもできるし、そこからゲームを作れると思うので、どんどん「このタイミングでボールをください」と伝えたほうがいいと思いますよ。その代わり、取られた後に守備をしないと、今は監督にも怒られますからね(笑)。

荒木 はい。そこは、しっかり徹底します。

福西 荒木選手はボランチをやったこともあるので、味方のボランチの気持ちも分かると思いますし、相手のボランチやディフェンスラインが何をやられたら嫌かも分かると思うので、味方にもどんどん要求できれば、チームを引っ張れると思いますよ。

荒木 ありがとうございます。まずは鹿島にタイトルをもたらす選手になりたいと思っていますし、鹿島で結果を出せばA代表にも入れると思います。A代表でW杯とかにも出て、日本を背負って勝たせられるような選手になれたら、自分の理想の選手になれると思うので、頑張りたいと思います。

――福西さん、W杯の舞台というのはどんなところでしたか?

福西 僕は最初の2002年に出た時はめちゃくちゃ緊張しました。自分は緊張しないタイプだと思っていたのですが、あんなに緊張した大会はなかったですね。それもあったので、2006年は落ち着いて入れましたが、荒木選手が緊張している姿を僕も見たいですね(笑)。それくらい大きい大会だと思います。野望も大きいですし、活躍できれば海外からのオファーもたくさん来ると思うので、そうなった時は羽ばたいてほしいですが、まずはJリーグで頑張って結果を出してほしいなと思います。これからも期待して見ていこうと思います。

荒木 はい。頑張ります! 今まで福西さんはテレビで見ている人だったので、話せて不思議な感じがしました(笑)。ありがとうございました。

[プロフィール]
福西崇史/1976年9月1日生まれ、愛媛県出身。95年にFWとしてジュビロ磐田に加入すると、プロ入り後にボランチへコンバートされ黄金時代を迎えたチームの中盤を支えた。J1通算349試合62得点の成績を残し、Jリーグベストイレブンも4度受賞。日本代表としても国際Aマッチ64試合7得点を記録し、2002年日韓大会、06年ドイツ大会とワールドカップに2度出場した。04年アジアカップでは優勝を経験している。




◆【月間表彰】「ゴールは一番意識しています」 福西崇史×荒木遼太郎対談…19歳“トップ下”の強い意志(FOOTBALLZONE)





◆【鹿島vs仙台プレビュー】ホーム戦4連勝で勢いをつけたい鹿島…調子を上げてきた仙台は3年前の再現を狙う(サッカーキング)






■鹿島アントラーズ 新戦力の融合に戦術面の上積み。プラス要素が目白押し





【プラス材料】
 リーグ戦中断期間に行われたJリーグYBCルヴァンカッププレーオフステージの清水エスパルス戦は2試合合計3-1で勝利し、プライムステージに進出。水曜日の天皇杯2回戦のY.S.C.C.横浜戦ではU-24日本代表から帰還したばかりのFW上田綺世が途中出場ながらハットトリックの活躍を見せるなど、8-1で大勝した。

 中断期間では攻守の連係向上に時間を使ったことがうかがえ、MFディエゴ・ピトゥカやMFアルトゥール・カイキら新助っ人との融合も深まったとみられる。

 アントニオ・カルロス・ザーゴ前監督の解任を受け、今季途中から就任した相馬直樹監督は急場しのぎで守備の整理を行い、チームを軌道に乗せた。ただ、過密日程の影響で手をつけられなかった攻撃や細かい守備戦術にも上積みができたことは大きなプラス要素だ。

【マイナス材料】
 今年も暑い季節がやってきた。例年どおり、同じことを記すことになる。鹿島アントラーズは伝統的に夏場に失速しやすく、クラブ内でも夏場をどうしのぐかが重要ポイントとして意識されている。

 今の時期、暑さとしては序の口だが、普段から比較的涼しい気候で練習している鹿島にとって、対戦相手と同時に暑さとも格闘しなければならない。今節のベガルタ仙台戦はホームで夕刻キックオフ、暑さも本格化前、中断開けという事情があるにせよ、勝敗予想するうえで頭の片隅には置きたい要素で、チームを割り引いて見る季節だ。

 仙台との戦力差はメンバーを見れば一目瞭然。鹿島のほうが一枚も二枚も上にいることは間違いないが、久しぶりのリーグ戦で仙台も同じように戦術面で上積みを図ってきている。何が起きてもおかしくはない。

文:totoONE編集部



■ベガルタ仙台 日程面のアドバンテージを生かして3年ぶりの白星奪取へ

【プラス材料】
 最近のリーグ戦は3試合で2勝1分。大敗続きだった序盤戦に比べれば、勝ち点を取れるようになってきた。調子が上がってきたこと自体が大きなプラス要素だ。その原動力となっているFWマルティノスは、リーグ戦2試合連続ゴールでチームを助けている。頼れるアタッカーが好調なのは頼もしい。

 9日の天皇杯2回戦はJ3のいわてグルージャ盛岡に0-1で敗れて苦杯をなめたが、翌日の10日に行われた練習試合では仙台大学に4-0で勝利。気を引き締め直して鹿島アントラーズ戦に迎えることもプラス。中でも、その試合で2得点を挙げたMF氣田亮真に期待したい。

 日程面では鹿島が16日に天皇杯を戦って中3日というのに対し、仙台は1週間半の準備期間がある。コンディションをしっかり整えたい。

【マイナス材料】
 最大のマイナス材料は、天皇杯2回戦での敗戦だ。試合開始早々の2分に喫した失点を最後まで取り返せなかったショックは大きい。しっかり立ち直り、試合の立ち上がりから集中して臨みたい。

 また、鹿島との対戦ではしばらく勝利から遠ざかっていることも不安材料だ。『県立カシマサッカースタジアム』では2018年の第15節で勝利したが、それから勝てていない。3シーズンぶりにアウェイの地で白星を挙げたいところだ。

 ケガ人もほとんどが戻っている中、気になるのがMFフォギーニョの状態。途中加入ながら、堅実な守備と機を見た攻撃参加で頼れる存在になっている。しかし、5月30日に行われた前節のセレッソ大阪戦で負傷して離脱。中断期間で治療する時間があったとはいえ、この鹿島戦に間に合うかどうかが気がかりだ。

文:totoONE編集部




◆【鹿島vs仙台プレビュー】ホーム戦4連勝で勢いをつけたい鹿島…調子を上げてきた仙台は3年前の再現を狙う(サッカーキング)





Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事