鹿島灘漁協など 自宅で五輪観戦お供に
東京五輪に合わせ、特産のハマグリの消費回復を図ろうと、鹿島灘漁業協同組合と鹿嶋市は、銘酒をセットにしたハマグリの販売を始めた。1セット5000円(税込み、送料別)で200セット限定。五輪開会式の7月23日までに届けられ、自宅で大会を楽しみながらハマグリを味わってもらう。
セットは、鹿島灘のハマグリ2キロ(約15個)と、鹿行5市の地域振興を担う一般社団法人「アントラーズホームタウンDMO」などが開発した純米原酒「我は勝つ」1本(720ミリ・リットル)。ハマグリの酒蒸しのレシピや、オリジナルの一合升もつく。
市によると、新型コロナウイルスの影響でハマグリの需要は落ちこみ、値段も2割程度下がったという。そこで、五輪という一大イベントをきっかけに、ハマグリをもっと味わってもらおうと企画した。
五輪では、県立カシマサッカースタジアムでサッカー競技11試合が行われることから、観客を入れて開催する場合には、試合当日にJR鹿島神宮駅前で観戦者にハマグリを振る舞うことも予定しているという。錦織孝一市長は「鹿嶋の海産物の一番の売りであるハマグリをぜひ堪能してほしい」と話している。
申し込みは7月15日までだが、完売次第終了する。同DMOが運営するサイト「鹿行アンテナショップ」( https://ahdmo.official.ec/ )や同DMOのFAX(0299・77・9501)などで受け付けている。
◆特産ハマグリ 銘酒と堪能(読売新聞)