日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年5月15日日曜日

◆【番記者の視点】4発快勝の鹿島 鈴木優磨の不器用な生き方が生み出す力(報知)






 ◆明治安田生命J1リーグ▽第13節 鹿島4―1札幌(14日・カシマスタジアム)

 ホーム側スタンドからは頼もしく、反対側から見たら憎たらしい。ひと昔前、どのチームにもこんな選手が1人はいたが、組織的なプレーとフェアプレーが重視される昨今になって減ったように思う。今季ベルギーから鹿島に復帰を果たした鈴木優磨はそんな見られ方をする一人。開幕のG大阪戦でパトリックの退場にかかわって、その構図が生まれると、6得点4アシストの結果で定着した。2得点を挙げた札幌戦では派手なゴールパフォーマンスを含めて決定的になったかもしれない。

 鈴木のプレーには、心理的な駆け引きを含んだアクションが見受けられる。また、味方を鼓舞する行動が多く、プレーが切れた時はいつも40番に視線が行く。たとえ細くても常にきっかけをつかもうとする姿勢は、敵味方関係なく目立つ。0―3で敗れた前節の広島戦を「本当クソみたいな試合した」と言い、「ウォーミングアップから絶対に繰り返さないという思いで、入りから相手を圧倒できた」と臨んだ札幌戦だったから、より気持ちが入っていた。

 鈴木は2年半年を過ごしたベルギーで26得点を記録。複数の欧州クラブから獲得の打診を受けたが、CLに出場するクラブからのオファーはなかったという。現役中には個人で世界に届かないと感じ、幼いころからの夢だったと語る「CL出場」をあきらめた。目標を鹿島でのタイトル獲得、その先にあるチームで世界へ、に切り替えて帰国。ピッチ内外でよりチームの勝利にこだわる背景には、夢を切り替えたという重い決断がある。

 鈴木が鹿島に戻ってきて変わったことがある。選手間での対話が増えた。鈴木から始まることが多いといい、鈴木満強化アドバイザーは「良い意味で、チームを動かす起爆剤になってくれている」と見ている。また、鈴木に怒声を浴びせられることが多い安西幸輝も「けんかは多々ある。あいつは鹿島のことを考えて発言している。細かいミスを減らしてくれ、と。鹿島が勝つために発言している」と言った。再建を目指す若いチームにマッチした。

 地元・銚子からの来場者が多いと知り、「銚子から来ている子どもたちにゴールを見せたかった」と故郷を思う一面を持つ鈴木。記者へのあいさつ、敬語口調は崩さない人間でもある。ただ、ピッチに入れば、味方との衝突をいとわず、敵からは嫌がられる存在になる。夢や目標に向かう愚直さ。時に勘違いを生むかもしれないが、鈴木の愚直さがタイトルから遠ざかるチームを戦う集団に変えていると感じた札幌戦だった。(鹿島担当・内田知宏)






◆【番記者の視点】4発快勝の鹿島 鈴木優磨の不器用な生き方が生み出す力(報知)


◆【J1採点&寸評】鹿島4-1札幌|MOMは芸術的パス連発のピトゥカ! 強力2トップの鈴木&上田も「7」(サッカーダイジェスト)






鹿島――上田がピトゥカとの阿吽の呼吸で先制弾


[J1第13節]鹿島4-1札幌/5月14日/県立カシマサッカースタジアム

【鹿島|採点】
スタメン)
GK
クォン・スンテ 6.5
DF
常本佳吾 6.5
関川郁万 6.5(59分OUT)
三竿健斗 6.5
安西幸輝 6.5
MF
樋口雄太 7(59分OUT)
和泉竜司 6.5
ディエゴ・ピトゥカ 7(84分OUT)[MAN OF THE MATCH]
アルトゥール・カイキ 7
FW
上田綺世 7(59分OUT)
鈴木優磨 7(68分OUT)

途中出場)
DFキム・ミンテ 6(59分IN)
MF中村亮太朗 6(59分IN)
MFファン・アラーノ 6(59分IN)
FW染野唯月 5.5(68分IN)
MF土居聖真 ―(84分IN)

監督)
レネ・ヴァイラー 6.5


【鹿島|寸評】
 2トップの圧力で札幌に効果的なビルドアップを許さず。相手を間延びさせる最終ラインからのロングボールも効いていた。スペースができた中盤ではダブルボランチが躍動し、D・ピトゥカが決定的なスルーパスを連発すれば、至るところに顔を出す樋口が攻守で鹿島ペースを担保した。要所で得点を重ねた攻撃陣の働きもあり、万全の試合運びで首位キープに成功した。

 見事な抜け出しから先制点を決めた上田、2ゴールのみならず前線からのチェイシングでも奮闘した鈴木らと迷ったが、MOMにはD・ピトゥカを選出した。一瞬の隙を突くスルーパスは圧巻で、動き出しに優れた上田との阿吽の呼吸で奪った先制点の場面は見事だった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。





◆【J1採点&寸評】鹿島4-1札幌|MOMは芸術的パス連発のピトゥカ! 強力2トップの鈴木&上田も「7」(サッカーダイジェスト)





◆鹿島FW鈴木優磨、PK譲らず2ゴール「今日は特別な日。今日だけは蹴らせてくれと言った」(ゲキサカ)






[5.14 J1第13節 鹿島 4-1 札幌 カシマ]

 1-0で迎えた前半25分、鹿島アントラーズはMFアルトゥール・カイキが倒されてペナルティキックのチャンスを得ると、FW鈴木優磨はボールを掴んで離さなかった。「普段だったら蹴らないけど……」。これまでFW上田綺世、MF荒木遼太郎ら若手選手にキッカーを委ねていた背番号40だが、今日はなにせ“特別な日”。なんとしてもゴールを決めなければならなかった理由があったようだ。

 試合後、2ゴールで勝利に貢献した鈴木はPKキッカーを担った背景を明かした。

「普段だったら蹴らないけど、今日は“銚子の日”ということで子どもたちがたくさん見にきている中で、なんとかして点を取っているところを見せたいと思っていた」。

 鈴木は千葉県銚子市出身。この日クラブはフレンドリータウンデイズ「銚子の日」企画を実施しており、故郷から多くのサポーターがカシマサッカースタジアムに足を運んでいた中、普段以上の気迫で試合に入っていたという。

 その気持ちがPKのシーンに表れていた。「普段は蹴らない。今日は特別な日だったので、『今日だけは蹴らせてくれ』と言って、綺世とかカイキに譲ってもらった」。最初のキックはGK菅野孝憲に防がれたが、VARの介入が味方して蹴り直しのチャンスが到来。2度目のキックをしっかりと決め切った。

 さらに前半アディショナルタイム1分にはFWアルトゥール・カイキからの折り返しに反応し、2ゴール目を叩き込んだ。鈴木によると、今週のトレーニングではA・カイキと互いの要求が加熱する場面もあった様子。「練習から妥協はしたくないし、試合でさらにやんなきゃという気持ちになれば」。プロフェッショナルな姿勢が産んだゴールだった。

 鈴木の大活躍もあり、鹿島は前節広島戦(●0-3)の大敗から立ち直って4-1の圧勝。「あのひどい負け方は選手、監督、スタッフ、全員が傷ついた。自分たちの良さも出せなかったので、今日はウォーミングアップからあの試合を繰り返さないようにという思いで、入りから相手を圧倒できた」。鈴木自身も今季6ゴール4アシストで、スコアポイント(得点+アシスト)を早くも二桁に乗せた。

 もっとも、個人記録に満足する様子は欠片も見られない。「まだ始まったばかりなので大きくは言えない。シーズンが終わった時に優勝して、そこも数字として残せればいいかなと思っている。まだ通過点だと思う」。そう力を込めた鈴木は優勝争いのライバルチームにフォーカス。「今日は川崎とマリノスも勝った。我慢比べみたいになっているけど、うちも絶対に引く気はない。毎試合ベストを出して勝てるように。チームとして続けることが大きな課題」とすでに次の試合を見据えていた。

(取材・文 竹内達也)






◆鹿島FW鈴木優磨、PK譲らず2ゴール「今日は特別な日。今日だけは蹴らせてくれと言った」(ゲキサカ)





◆【鹿島】ペットボトル退場から7戦ぶり先発復帰のピトゥカ2点に絡む「お帰りという感じ」三竿健斗(ニッカン)






<明治安田生命J1:鹿島4-1札幌>◇第13節◇14日◇カシマ

鹿島アントラーズが、コンサドーレ札幌に今季最多の4得点で圧勝した。4月2日の清水エスパルス戦で交代の際、ペットボトルを蹴り上げ退場処分を受けたMFピトゥカが、クラブ独自の処分から明け7試合ぶりに先発復帰。2得点に絡む活躍で存在感を発揮した。

最終ラインをけん引したDF三竿健斗は、先制点をアシストしたピトゥカと熱い抱擁を交わした。三竿は「彼もすごく熱い男。試合中の行動は良くはないと思うが、みんなも彼の人間性分かっている。1カ月の出場停止があった中で、練習から一生懸命追い込んでいた。先発に戻って戻ってアシストして、すごくうれしかった。仲間として、お帰り、という感じですね」と振り返った。

前節サンフレッチェ広島戦では攻守に精彩を欠き0-3の完敗。1週間で再びアグレッシブさを取り戻し、連敗を回避した。三竿は「負けを引きずるのか、自分がもっとやらないとと奮起するのかで変わってくる。今週はみんなが強い気持ちを練習から出していた。負けた後の姿勢が大事。より上に行けるようにしていきたい」と勝ってかぶとの緒をしめていた。






◆【鹿島】ペットボトル退場から7戦ぶり先発復帰のピトゥカ2点に絡む「お帰りという感じ」三竿健斗(ニッカン)





◆【ジャッジ検証】J1鹿島×札幌、「PKやり直し」に賛否 なぜVARが介入? 判定は妥当だったのか?(FOOTBALLZONE)






札幌GK菅野がPKを一度止めるも、「やり直し」で鹿島FW鈴木が追加点


 J1リーグ第13節・鹿島アントラーズ対北海道コンサドーレ札幌の一戦が5月14日に行われ、鹿島が4-1で快勝を収めた。前半に鹿島が得たペナルティーキック(PK)で、一度は札幌GK菅野孝憲が止めるも蹴り直しになった場面を受けて、SNS上では「PKやり直し」がトレンドに入るなどファンの間で話題を呼んでいる。

 注目を集めているのは、鹿島がFW上田綺世の先制点で試合を有利に進めるなかで起こった前半25分からのシーンだ。MFディエゴ・ピトゥカのスルーパスに抜け出したMFアルトゥール・カイキがGK菅野に倒され鹿島がPKを獲得。菅野はこのファウルでイエローカードが提示されている。

 PKのキッカーは今季から40番を背負うストライカーFW鈴木優磨。ゴール中央へ蹴り込んだボールだったが、菅野がぎりぎり残した足で弾く。最後は札幌DF福森晃斗がクリアし、鹿島は2点目のビッグチャンスを逃したかに思われた。

 しかし、プレーが切れたところで荒木友輔主審がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)と交信。やり取りの後、鹿島のPKがやり直しに。これに札幌の選手たちは荒木主審を囲んで猛抗議するも判定は覆らず。前半30分に再度行われたPKを、今度は鈴木が無事沈めて鹿島が2点目をゲットした。

 この判定がファンの間で話題となり、一時はツイッター上で「PKやり直し」がトレンド入り。やり直しの理由、VARの介入条件が分かりにくかったこともあり、賛否を呼んだ。

 まず、VAR介入の4つの条件「得点か得点でないか」「PKかPKではないか」「退場」「人間間違い」のうち、「得点か得点でないか」には以下の項目がある。

「ペナルティーキックを行う時のゴールキーパーやキッカーによる反則や、攻撃側または守備側の競技者がペナルティーエリアへ侵入し、ゴールポスト、クロスバー、またはゴールキーパーから跳ね返った後、プレーに直接関与した場合」

 当該シーンでまず疑われるのは、キックされる前にGKの菅野がゴールライン上にいたかどうかという点だ。ルール上では、「少なくとも片足の一部をゴールラインに触れさせているか、ゴールライン上に位置させていなければならない」とあるが、鈴木のキックの瞬間、菅野の右足がライン上に残っており、こちらの反則の可能性は極めて少ない。


VAR介入の対象になった可能性があるのは「侵入」


 その一方で、「競技者のペナルティーエリアへの侵入」ついて見てみると、菅野がセーブしたボールを“直接”クリアした福森が鈴木のキック以前に侵入しており、こちらがVAR介入の対象になった可能性がある。

 また映像では、鈴木がキックする前に福森以外の鹿島と札幌の両選手がペナルティーエリア、ペナルティーアーク内に侵入している。この際、競技規則上では以下のとおりとなっている。


・守備側競技者のみ侵入した時、ゴールが決まった場合はゴールを認め、ノーゴールの場合は再度PK。

・攻撃側競技者のみ侵入した時、ゴールが決まった場合は再度PK、ノーゴールの場合は間接フリーキックで再開。

・守備側と攻撃側の両競技者が侵入した時、ゴール、ノーゴールに限らず再度PK。

 これらを総合的に判断すると、福森の関与でVAR介入、競技規則に則って「PKやり直し」となったと考えるのが妥当だ。

 今回の「PKやり直し」の事象は、SNS上でもさまざまな意見が交わされ話題となったが、VAR介入の条件も踏まえて、判定の理由が伝わりにくいものだったようだ。





◆【ジャッジ検証】J1鹿島×札幌、「PKやり直し」に賛否 なぜVARが介入? 判定は妥当だったのか?(FOOTBALLZONE)


◆札幌ミシャ監督「鈴木と上田がわれわれのチームにいたら…」先制弾のFW上田綺世「ずっと評価してくれていてうれしい」(ゲキサカ)






[5.14 J1第13節 鹿島 4-1 札幌 カシマ]

 北海道コンサドーレ札幌のペトロヴィッチ監督は試合後、多くのチャンスをつくりながらも決め切れなかった後半を振り返り、「鈴木(優磨)か上田(綺世)がわれわれのチームでプレーしていたら、4-4、5-4になっていたかもしれない」と冗談まじりに語った。

 試合後、ペトロヴィッチ監督のコメントは報道陣を通して鹿島アントラーズFW上田綺世の耳にも届いた。「今までずっとそんな感じで評価してくれているのでうれしい」。率直に喜びを表現した23歳は「もともと札幌はジェイとかちょっとガタイのいいFWがいて、そこに当ててというイメージだった。そこがなかったので前から行きやすいのがあった」とストライカー目線で試合を振り返った。

 この日は前半6分、MFディエゴ・ピトゥカのスルーパスに反応し、見事な裏抜けから先制ゴールを記録した。「タイミングが遅れたらオフサイドになるし、ピトゥも見てくれたので、タイミングよく抜け出せたんじゃないかと思う」。“らしい”一撃により、得点ランキング首位に並ぶ今季8点目。だが、それを報道陣から伝えられた上田は「そうだったんですか」と冷静だった。

 あくまでも上田がフォーカスするのは、毎試合のように口にしている「目の前の一戦に勝つ」ということだ。前節の広島戦(●0-3)での大敗から立ち直ったチームを「そこの修正力が今年の武器」と言い切ったエースは、これからも勝利のためにゴールを積み上げていく。

(取材・文 竹内達也)






◆札幌ミシャ監督「鈴木と上田がわれわれのチームにいたら…」先制弾のFW上田綺世「ずっと評価してくれていてうれしい」(ゲキサカ)


★2022年J1リーグ第13節鹿島vs札幌(カシマ)





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