日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年12月4日火曜日

◆鹿島、メルカリとともに、スマホと大型ヴィジョンを用いた参加型ゲーム企画を実施(GOAL)





明治安田生命J1リーグ第34節・鹿島アントラーズ対サガン鳥栖の試合前、カシマサッカースタジアムではスマートスタジアムを象徴する新たなイベントが実施された。


■サッカー界では世界初の試み

12月1日、鹿島アントラーズはJ1リーグ最終節サガン鳥栖戦で「mercari day(メルカリ・デー)」を開催し、クラブオフィシャルスポンサーであるメルカリ社協力のもと、さまざまなイベントを実施した。

日本初、世界初をクラブと一緒にチャレンジし、その上で、ファン・サポーターの方に楽しんでもらいたい――。明確なコンセプトのもとに考えられた企画の一つが、個人のスマートフォンとカシマスタジアムの大型映像装置を連動させたゲーム「Antlers Play Live powered by mercari」だ。

これは、スマートフォンを用いてスタジアムにいる全員が一斉にプレーできるゲームで、ゴール内のターゲットへシュートを放ってスコアを競う。獲得スコア上位者にはサイン入りユニフォームなど豪華賞品がプレゼントされた。アメリカのベンチャー企業が開発した技術を活用しており、サッカー界では世界初の試みとなる。来場した多くのサポーターが試合前のひとときをゲームで楽しんだ。




当日は他にもさまざまなイベントが実施された。

ユニフォームデザインの「ネコポス用ダンボール」を先着20,000名へプレゼント。これはフリマアプリ・メルカリにおいて、メルカリ社とヤマト運輸が提携した配送サービス「らくらくメルカリ便」発送に利用可能なダンボールで、アントラーズユニフォームの限定デザインとして無料配布された。また、メルカリ内のライブ配信機能である「メルカリチャンネル」でライブ出品を実施。元日本代表で現在鹿島アントラーズスタッフとなる中田浩二C.R.Oがナビゲート、ゲストとしてクラブOBの岩政大樹氏が参加し、現役時代のエピソードを披露しながら、サイン入りグッズなどを多数出品した。

スポンサーとクラブが一体となって、ファン・サポーターに楽しんでもらう企画を考え、実施していく。そのためには、それぞれが同じ方向を向くことが大前提となる。

今年11月、アントラーズはクラブ初となるアジア制覇を成し遂げた。12月に世界一を懸け、クラブW杯を戦う。メルカリ社も同じように世界を意識し、社のミッションとして「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」ことを掲げている。「mercari day」という挑戦はあくまで途上であり、世界初を実現してもクラブが満足することはない。まだ見ぬ、新たな企画へのチャレンジは続いていく。




◆鹿島、メルカリとともに、スマホと大型ヴィジョンを用いた参加型ゲーム企画を実施(GOAL)


◆「(大迫)半端ないって」が流行語大賞トップテン入り(ゲキサカ)



大迫勇也 Yuya.Osako


『2018ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)の年間大賞およびトップテンが3日に発表され、日本代表FW大迫勇也の活躍ぶりを指す「(大迫)半端ないって」がトップテン入りを果たした。

「大迫半端ないって」は、2008年度に行われた第87回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝で、大迫を擁する鹿児島城西高に敗れた滝川二高の主将・中西隆裕が、試合終了後のインタビューで大迫を称賛する際に発した言葉。これがインターネット上で拡散されて話題となった。そして、今夏ロシアで行われたワールドカップの初戦、コロンビア戦で大迫が決勝点を決めると、SNSなどでこの言葉が多く使われ、再び話題となっていた。

 なお、年間大賞には「そだねー」が選ばれている。

■『2018ユーキャン新語・流行語大賞』トップテン
そだねー(年間大賞)
eスポーツ
(大迫)半端ないって
おっさんずラブ
ご飯論法
災害級の暑さ
スーパーボランティア
奈良判定
ボーっと生きてんじゃねーよ!
#MeToo




◆「(大迫)半端ないって」が流行語大賞トップテン入り(ゲキサカ)





◆豊川が今季4点目となる決勝ゴール! オイペンは4戦ぶり白星で連敗ストップ(ゲキサカ)



豊川雄太 Yuta.Toyokawa


[12.2 ベルギー・リーグ第17節 オイペン1-0ベフェレン]

 ベルギー・リーグ第17節が2日に行われ、FW豊川雄太の所属する12位オイペンはホームで15位ベフェレンと対戦し、1-0で勝利した。2試合ぶりに先発復帰した豊川は、前半32分に今季4得点目を記録。これが決勝ゴールとなり、4試合ぶりの白星に貢献した。

 前節のスタンダール・リエージュ戦(0-3)で8試合ぶりにスタメンを外れていた豊川。前半32分、右サイドを抜け出したMFママドゥ・ファルが速いクロスを送ると、ゴール前でフリーとなった豊川が強烈なヘディングをゴール右に叩き込み、均衡を破った。

 豊川は10月28日の第12節アンデルレヒト戦(2-1)以来、5試合ぶりのゴールで今季4得点目。後半34分にFWダビ・ポレとの交代でピッチを退き、チームはそのまま1-0の勝利で連敗を3で止めた。








◆豊川が今季4点目となる決勝ゴール! オイペンは4戦ぶり白星で連敗ストップ(ゲキサカ)





◆3大リーグへの登竜門。 昌子源がフランスで成功する条件を考えた(Sportiva)



昌子源 Gen.Shoji


 ヨーロッパの「冬の移籍マーケット」を前にして、鹿島アントラーズでプレーする昌子源の身辺が騒がしくなってきた。リーグ・アンのトゥールーズから鹿島に正式オファーが届き、移籍を希望する昌子の意志をクラブ側も尊重する意向を示したと、日本の複数メディアが報じているからだ。


 もちろん、まだ移籍が正式発表されたわけではないが、仮に昌子のトゥールーズ入りが決定すれば、マルセイユでプレーする酒井宏樹、ストラスブールに所属する川島永嗣を含め、現在リーグ・アンでプレーする3人目の日本人選手となる。

 ちなみに過去、リーグ・アンに挑戦した日本人選手を挙げると、2003年にモンペリエでプレーした廣山望を皮切りに、2004年に当時リーグ・ドゥ(2部)のル・マンに移籍して翌シーズンからリーグ・アンで足かけ7シーズンにわたって活躍した松井大輔(現・横浜FC)、2005年にフィリップ・トルシエ率いるマルセイユでプレーした中田浩二、高校卒業後の2007年からグルノーブル(当時2部)に入団してリーグ・アンを2シーズン経験した伊藤翔(現・横浜F・マリノス)、2009年から半年間レンヌでプレーした稲本潤一(現・北海道コンサドーレ札幌)らがいる。

 とはいえ、他のヨーロッパの主要リーグと比べると、その数は圧倒的に少ない。1990年代から急速に増え続けた日本人選手の海外挑戦は、イタリアに始まり、ドイツ、オランダ、スペイン、イングランドなどが、その主要舞台になったからだ。

 では、なぜ日本人選手がフランスのクラブに移籍するケースは増えなかったのか? そこには、いくつかの理由が考えられる。

 まず、フランスのクラブ特有の選手獲得方針が挙げられるだろう。

 古くから選手の育成に力を入れてきたフランスでは、フランス人のみならず世界各国から集まった優秀な若手を一流に育て上げ、彼らを資金力のあるクラブに高く売ることで、各クラブの経営が成り立っている。


 最近はパリ・サンジェルマンという例外的な金満クラブも登場したが、基本的にクラブは成熟した選手を獲得することにほとんど興味を示さない。クラブと選手たちの目的は、あくまでもフランスで成功した後にビッグクラブへステップアップ移籍を果たすこと。よって即戦力補強という側面よりも、若手選手の将来性やポテンシャル重視の獲得が圧倒的に多く、そこにフランスが「ヨーロッパ随一の選手輸出大国」として君臨し続けている理由がある。

 そんなリーグ・アンでは、残念ながら日本人を含めたアジア諸国の選手の市場価値はまだ低い。アフリカ諸国、もしくはアフリカ諸国にルーツを持つフランス人選手、あるいは南米諸国の選手と比較した場合、どうしても各クラブは成功例の少ないアジア系選手への投資にメリットを見出せないのだ。

 そして、もうひとつの理由として考えられるのは、フランスリーグが極めてフィジカルなリーグであるという点だろう。

 とりわけ1990年代以降、フランスリーグにはアフリカ諸国、もしくはアフリカ諸国にルーツを持つ選手が大半を占めるようになり、近年はサッカー自体が大きく様変わりした。テクニックからフィジカルへ――。近年のリーグ・アンでは、その傾向がより色濃く示されるようになっており、そこが日本人選手にとって高いハードルになっていることは否めない。

 しかしながら、日本人選手にとってネガティブに思われるこれらの理由を逆からとらえれば、フランスで地位を確立すれば、日本人選手でも3大リーグ(スペイン、イングランド、イタリア)の主要クラブで通用するという証明書を手に入れられるため、ステップアップ移籍の扉も開かれることを意味する。

 フランスでの成功は、ヨーロッパの移籍マーケットにおいてそれほど信用度が高く、実際、昌子のポジションであるセンターバックの過去の例を見ても、数えきれないほどの成功者たちがいる。




 古くはローラン・ブラン、マルセル・デサイー、リリアン・テュラムといった1998年W杯優勝メンバーに始まり、最近で言えばローラン・コシールニー(アーセナル)やアディル・ラミ(マルセイユ)、現フランス代表のレギュラーに君臨するラファエル・ヴァラン(レアル・マドリード)やサミュエル・ユムティティ(バルセロナ)もその成功例だ。

 また、フランス人以外でも、リヨンでブレイクしたクロアチア代表のデヤン・ロヴレン(リバプール)や、メス(現在リーグ・ドゥ)で育ったセネガル代表のカリドゥ・クリバリ(ナポリ)など、アフリカ各国の代表として活躍するセンターバックは多い。

 彼らは皆、高い身体能力とテクニックに加え、フランスで高度な戦術の基礎を習得してビッグクラブへと羽ばたき、より高いレベルの選手へと飛躍を遂げた選手たちだ。そんなリーグ・アンの激戦区のポジションで日本人選手が成功したとなれば、これほど画期的なことはない。

 そのためには、まずリーグ・アンのサッカーに慣れ、対応力を身につけることが最重要課題となるだろう。スピードとパワーがケタ違いのアタッカーが多いリーグ・アンにおいて、まずはデュエルで負けないことがディフェンダーの最優先事項として考えられており、それを身につけられなければレギュラーの座は遠のいてしまうからだ。

 たとえば、マルセイユで確固たる地位を確立した酒井にしても、加入当初はその洗礼を浴びている。デビュー2戦目のギャンガン戦で、対峙したマルクス・ココに驚異的な突破を許して失点の原因となったわけだが、酒井はそれを教訓に、相手との間合いを変えるなどしてリーグ・アンのディフェンダーとしての対応力を身につけた。

 それ以外にも、当たり負けをしないためのフィジカルをレベルアップさせること、身体の使い方や身のこなしを習得すること、そしてセンターバックだけにフランス語でのコミュニケーション力を身につけることも必要となるだろう。


 とりわけ、トゥールーズは典型的な育成型クラブだけに、チームメイトはほぼフランス語しか話せない若手が多数を占める。簡単な英語でコミュニケーションを図れる国際色が豊かなクラブと違って、ドメスティックな地方クラブではフランス語の習得は必須だ。

 それらを身につけられれば、フィード力を含めた技術の部分では他のライバルより上回っているため、昌子にも十分にチャンスはあるだろう。幸い、現在のトゥールーズはセンターバックの層が厚くないという事情もある。フランスU-20代表経験のある25歳のクリストファー・ジュリアンが軸となっているものの、そのパートナーとして台頭した18歳のジャン=クレア・トディボがクラブからのプロ契約オファーに合意しておらず、イタリアのクラブからの青田買いオファーに心が傾いているからだ。

 もちろん、冬の移籍での加入は難しい部分が多いので、一筋縄ではないかないかもしれない。しかし、ロシアW杯で見せたパフォーマンスからすれば、昌子がトゥールーズでポジションを掴む力を秘めていることは間違いなく、だからこそリーグ・アンのクラブが日本人センターバックの獲得を本格的に検討したのだと思われる。

 この移籍話がどうなるのかは神のみぞ知るだが、将来の日本代表を考えても、昌子のリーグ・アン挑戦に大きな期待をかけずにはいられない。

◆3大リーグへの登竜門。 昌子源がフランスで成功する条件を考えた(Sportiva)




◆最大の増減幅は? 2018年Jリーグ全57チーム「1試合平均観客数・前年比ランキング」(FOOTBALLZONE)



各チームの観客動員数は前年に比べてどの程度増減したのか【写真:Getty Images & 荒川祐史】


7000人超のマイナスとなった新潟、J1勢では横浜FM、C大阪、鹿島も大幅減


 2018年のJ1リーグからJ3リーグがそれぞれ最終節を終えたなか、Jリーグ公式サイトでは今季参戦した全57チームのホームゲームにおける「1試合平均観客動員数」を発表した。今回は2017年シーズンのデータと比較し、各チームの観客動員数の増減幅を基に「1試合平均観客動員数・前年比アップダウン」としてランキング化。前年に比べてどの程度増減したのか。各チームの詳細を見ていく。

■2018年Jリーグ「1試合平均観客動員数・前年比アップダウン」 
57位~41位

57位:-7,121人 J2 新潟 【18年:14,913人←17年:22,034人/J1】
56位:-3,458人 J2 甲府 【18年:7,384人←17年:10,842人/J1】
55位:-2,978人 J1 横浜FM 【18年:21,788人←17年:24,766人】
54位:-2,159人 J1 C大阪 【18年:18,811人←17年:20,970人】
53位:-1,606人 J2 千葉 【18年:9,858人←17年:11,464人/J1】
52位:-1,438人 J3 北九州 【18年:4,501人←17年:5,939人】
51位:-1,288人 J2 熊本 【18年:5,269人←17年:6,557人】
50位:-1,085人 J2 京都 【18年:5,663人←17年:6,748人】
49位:-1,033人 J1 鹿島 【18年:19,434人←17年:20,467人】
48位:-872人 J2 岡山 【18年:8,599人←17年:9,471人】
47位:-847人 J1 磐田 【18年:15,474人←17年:16,321人】
46位:-792人 J1 G大阪 【18年:23,485人←17年:24,277人】
45位:-759人 J2 大宮 【18年:9,224人←17年:9,983人】
44位:-732人 J2 讃岐 【18年:3,073人←17年:3,805人】
43位:-705人 J2 愛媛 【18年:3,161人←17年:3,866人】
42位:-702人 J3 長野 【18年:3,554人←17年:4,256人】
41位:-677人 J2 福岡 【18年:8,873人←17年:9,550人】

 全57チーム中、最も減少したのがJ2に降格したアルビレックス新潟だ。J1を舞台に戦った昨季から一転、1試合あたり7000人超のマイナスとなった。同じくJ2に降格したヴァンフォーレ甲府が3458人減で続くが、両チームの差は3663人となっており、新潟の数値が一層際立っている。

 下位10チーム中、J1勢が3チームを占める結果となった。55位の横浜F・マリノスは今季、アンジェ・ポステコグルー新監督の下でポゼッションサッカーを披露し、攻撃的なスタイルで注目を集めたが、観客数の減少はJ1勢最多。その他ではセレッソ大阪、AFCチャンピオンズリーグで優勝した鹿島アントラーズも全体から見れば大幅なマイナスとなっている。

 J3勢最下位は1438人減のギラヴァンツ北九州となったが、今季の1試合平均観客数は4501人でリーグ最多。J3において相対的にその集客力が際立ったものの、チームにおける絶対数の底上げが上手く図れなかったと言える。


微減と微増ゾーン、降格の柏は減少 27位からプラスに転じ…横浜FCが底上げに成功


■2018年Jリーグ「1試合平均観客動員数・前年比アップダウン」 
40位~21位

40位:-489人 J3 富山 【18年:2,670人←17年:3,159人】
39位:-486人 J3 群馬 【18年:3,346人←17年:3,832人/J2 】
38位:-418人 J1 柏 【18年:11,402人←17年:11,820人】
37位:-270人 J2 東京V 【18年:5,936人←17年:6,206人】
36位:-210人 J3 FC東京U-23 【18年:1,723人←17年:1,933人】
35位:-199人 J3 相模原 【18年:3,458人←17年:3,657人】
34位:-195人 J1 札幌 【18年:18,223人←17年:18,418人】
33位:-175人 J3 藤枝 【18年:1,273人←17年:1,448人】
32位:-172人 J3 沼津 【18年:2,857人←17年:3,029人】
31位:-125人 J1 清水 【18年:14,991人←17年:15,116人】
30位:-121人 J3 盛岡 【18年:1,216人←17年:1,337人】
29位:-119人 J2 岐阜 【18年:6,858人←17年:6,977人】
28位:-58人 J1 FC東京 【18年:26,432人←17年:26,490人】
27位:7人 J2 水戸 【18年:4,938人←17年:4,931人】
26位:18人 J2 徳島 【18年:4,997人←17年:4,979人】
25位:54人 J3 YS横浜 【18年:1,005人←17年:951人】
24位:91人 J3 福島 【18年:1,576人←17年:1,485人】
23位:131人 J2 金沢 【18年:4,528人←17年:4,397人】
22位:156人 J3 G大阪U-23 【18年:1,382人←17年:1,226人】
21位:174人 J2 横浜FC 【18年:6,141人←17年:5,967人】




 40位から21位は、いわば微減と微増ゾーンとも言える。今季J2降格の憂き目に遭った柏レイソルが418人減となったなか、J1・4位に食い込んだ北海道コンサドーレ札幌、今季J1前半戦2位(第1~17節)と躍進したFC東京(最終順位6位)もマイナスとなっている。

 今季J2・6位でJ1参入プレーオフ(PO)圏ギリギリに滑り込んだ東京ヴェルディは270人減で、6000人台から5000人台へと推移した。もっともPOでは1回戦で大宮アルディージャに1-0、2回戦で横浜FCに1-0と連勝しており、昇格を懸けて8日にJ1のジュビロ磐田と激突する。

 27位からはプラスに転じたチームが並ぶ。Y.S.C.C.横浜は今季J3・15位と大苦戦を強いられたが、平均観客数は54人増と健闘している。ツエーゲン金沢(J2・13位)も昨年と同様に4000人台をキープしており、100人以上の伸びを見せた。横浜FCは今季J2で3位と奮闘。PO2回戦で東京Vに敗れて昇格は逃したものの、平均観客数の底上げに成功し、6000人台に乗せた。


J3とJ2勢トップは? 上位は顕著な結果…観客増を呼び込む強力な“カンフル剤”


■2018年Jリーグ「1試合平均観客動員数・前年比アップダウン」 
20位~1位

20位:184人 J2 山形 【18年:6,766人←17年:6,582人】
19位:203人 J3 C大阪U-23 【18年:1,112人←17年:909人】
18位:304人 J1 広島 【18年:14,346人←17年:14,042人】
17位:475人 J3 秋田 【18年:2,839人←17年:2,364人】
16位:510人 J2 栃木 【18年:5,657人←17年:5,147人/J3】
15位:532人 J3 鹿児島 【18年:4,040人←17年:3,508人】
14位:638人 J3 琉球 【18年:3,146人←17年:2,508人】
13位:662人 J1 仙台 【18年:15,408人←17年:14,746人】
12位:669人 J2 山口 【18年:6,123人←17年:5,454人】
11位:806人 J1 鳥栖 【18年:15,000人←17年:14,194人】
10位:844人 J2 大分 【18年:8,907人←17年:8,063人】
9位:859人 J2 町田 【18年:4,915人←17年:4,056人】
8位:1,098人 J3 鳥取 【18年:2,657人←17年:1,559人】
7位:1,106人 J1 川崎 【18年:23,218人←17年:22,112人】
6位:1,137人 J2 松本 【18年:13,283人←17年:12,146人】
5位:1,960人 J1 浦和 【18年:35,502人←17年:33,542人】
4位:3,358人 J1 神戸 【18年:21,630人←17年:18,272人】
3位:3,666人 J1 湘南 【18年:12,120人←17年:8,454人/J2 】
2位:5,284人 J1 長崎 【18年:11,225人←17年:5,941人/J2 】
1位:9,295人 J1 名古屋 【18年:24,660人←17年:15,365人/J2 】

 トップ20でまず目を引くのが、304人増で18位のサンフレッチェ広島だ。今季J1前半戦で首位を快走するなど“主役”としてリーグを牽引した一方、後半戦は思うように勝ち点を積み重ねられず、最終的に2位でシーズンをフィニッシュした。また、クラブ史上初のJ2初昇格を果たした鹿児島が532人増で15位につけた一方、J3勢トップは1098人増で8位のガイナーレ鳥取だ。昨季はJ3・17位と低迷したが、今季は3位の好成績が集客アップにつながったと言える。

 J2勢では、シーズン2位で13年以来の昇格を果たした大分トリニータが844人増の10位、クラブ史上最高位の4位でシーズンを終えたFC町田ゼルビアが859人増で9位につけた。またリーグ優勝でJ1昇格を決めた松本山雅FCがJ2勢トップの1137人増で6位に食い込んだ。

 5位の浦和レッズは、今季J1で1試合平均最多観客数3万5502人を誇り、前年比でも1960人増。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの加入効果も見られたヴィッセル神戸は3358人と大幅なプラスに転じた。

 トップ3はいずれもJ2からの昇格組だ。ルヴァンカップを制した湘南ベルマーレが3位、念願のJ1初挑戦となったV・ファーレン長崎が2位、そして1年でのJ1復帰を果たした名古屋グランパスが1位に輝いた。長崎も5284人と急激に増加した一方、名古屋は9295人増と唯一プラスが1万人近くに達している。集客において、“J1昇格効果”は強力なカンフル剤になっていると言えそうだ。


◆最大の増減幅は? 2018年Jリーグ全57チーム「1試合平均観客数・前年比ランキング」(FOOTBALLZONE)



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