
日刊鹿島アントラーズニュース
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2019年5月4日土曜日
◆鹿島10番安部が今季初弾「ペナ内に入る事は大事」(ニッカン)

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<明治安田生命J1:鹿島3-0清水>◇第10節◇3日◇カシマ
U-20日本代表でも10番を背負う鹿島アントラーズFW安部裕葵(20)が、うれしい今季初ゴールをあげた。
1点リードの後半19分に投入されると、同24分、右サイド深くでMFレアンドロが相手DFをかわしたのを確認し、エリア内で中央からニアに流れた。読み通りマイナスのパスを受けると、走り込んだ勢いそのままに右足でダイレクトシュート。10番の待望のゴールに、大勢のチームメートが祝福に駆けつけた。
「レアンドロがはがして、僕はただ立っているだけ。あそこで相手が(自分に)食いついちゃったら逆に、レアンドロはシュートを打っている」と安部。「ほぼレアンドロのゴールです」と、見事なアシストを決めた仲間をたたえた。それでも「ペナ内に入ることは大事だし、自分自身もああいうところでボールを受けられるように意識したい」と、今季初ゴールで好感触を得た様子だった。
ゴールデンウイークのこの日は、カシマスタジアムで今季最多の3万1182人の観客が詰めかけた(これまでの最多は大分との開幕戦で1万9463人)。ベンチからキックオフを見届けた安部らも「お客さん、いっぱい入っているね」と話していたという。大観衆に勝利を届けた若き10番は、今月23日開幕のU-20W杯を控えている。本人は「選ばれるかも分からない」と謙遜したが、令和最初のW杯に向けて、確実に弾みをつける1発となった。
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◆鹿島10番安部が今季初弾「ペナ内に入る事は大事」(ニッカン)

◆安部が今季初ゴール!鹿島、令和3発スタート(サンスポ)

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明治安田J1第10節第1日(3日、鹿島3-0清水、カシマ)初代神武天皇創建の鹿島神宮で必勝を誓った常勝軍団が、令和を祝う3発で快勝した。
「レアンドロがいいボールを出してくれた。勝利を自分の得点で喜べるのはいいこと」
鹿島の新10番、MF安部が今季初ゴールを喜んだ。1-0の後半19分に投入されると5分後、右からの折り返しを右足でゴール。その3分後にはドリブルから強烈なシュートを放ち、DF安西の3点目につなげた。
東京五輪出場を目指す20歳は「自覚、プレッシャー、期待を感じながらプレーできている」。初代10番で、テクニカルディレクターを務めるジーコ氏も「日本の若く才能ある選手で、鹿島にとっても重要な存在」と新時代の鹿島に期待を寄せた。(一色伸裕)
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◆安部が今季初ゴール!鹿島、令和3発スタート(サンスポ)

◆【鹿島】安部裕葵が待望今季初ゴール!「鹿島の10番」重責を力に変える令和のスター候補(報知)

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◆明治安田生命J1リーグ▽第10節 鹿島3―0清水(3日・カシマスタジアム)
鹿島は今季から10番を背負う次世代のスター候補・MF安部裕葵(20)が東京五輪を目指す世代の“令和初ゴール”を挙げるなど、3―0で清水に圧勝した。
* * *
鹿島の新10番に待望の瞬間が訪れた。安部は1―0の後半24分、右サイドでMFレアンドロがボールをキープする中、急加速でゴール前へ。届いた横パスを豪快に蹴りこんだ。鹿島の令和初勝利を決定づける2点目は、背番号10での公式戦初得点。「イメージを共有できた。あそこしかなかった」。20歳の笑顔がはじけた。
■3点目も強烈シュートで演出
前半10分に先制したが、攻め込みながらも追加点が奪えず。逆転負けを喫した前節の横浜M戦がよぎる嫌な流れだったが、途中投入の安部が2点目となるゴールで状況を打破すると、3分後には強烈シュートで3点目を演出。10番にふさわしい堂々たる活躍で勝利に貢献した。
■「僕を若手と思わないでほしい」
クラブ史上最年少10番にも、「プレッシャーに負けているようでは、この職業は向いていないんじゃないですか」とサラリと言ってのける強心臓。主将のDF内田は「若手はガムシャラに。ベテランがそれをフォローしてやればいい」と話すが、安部は「僕を若手と思わないでほしい」と異を唱える。開幕から9戦無得点とゴールが遠く、チームも既に3敗。それでも「プレッシャーを感じて成長できている。充実感がある」と重圧をはねのけ、待ちに待ったゴールを決めた。
■ジーコ、レオナルド、ビスマルク…
東京五輪を目指す世代の“令和初ゴール”。10番での選出が有力なU―20W杯のメンバー発表(7日)前の最後の試合で結果を残したが、報道陣からの代表関連の質問には首を横に振り、「連勝することが大事」とACLジョホール戦(8日・ジョホールバル)を見据えた。ジーコ、レオナルド、ビスマルク、本山雅志、柴崎岳、金崎夢生…。偉大な先輩たちが背負った10番の重責を力に変え、令和のスター候補が進化を続ける。(岡島 智哉)
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◆【鹿島】安部裕葵が待望今季初ゴール!「鹿島の10番」重責を力に変える令和のスター候補(報知)

◆またも“節目”弾!! 反省活かした鹿島MF土居「できた時に鹿島の強さが出る」(ゲキサカ)

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[5.3 J1第10節 鹿島3-0清水 カシマ]
鹿島アントラーズの『令和』初ゴールはMF土居聖真だった。前半10分、豪快なハーフボレーを叩き込んだ背番号8は節目の記念弾に「おお、考えていなかった」と言いながらも、クラブ通算1300得点、1500得点などを記録してきた勝負強さを披露。「意外とメモリアルゴールが多いんです。続けていければと思う」と胸を張った。
アウェーで迎えた前節の横浜FM戦(●1-2)は、ほぼ同じ時間に先制に成功しながらの逆転負け。自らのゴールで先制点を奪った土居は成長の跡を誇った。
「勝てる状況でのプレー選択がすごくバランスよくできたと思う。3点目が入ってからは行ったり来たりの状況があったが、1-0でそれをやると難しくなる。確実に前節の反省が頭にあったし、共通認識の上でコントロールできた試合だった」。
何よりそうした勝負強さこそが、中学時代から過ごしてきたクラブの誇るべきカラーだ。
「それができた時に鹿島の強さが出る。いくら押されていても引いて守ろうという共通認識だったり、うまくいっていない時ほど中でやっている選手が話せば大丈夫」。失態を演じた前節、挽回を果たした今節を経て、生え抜きの26歳がここから上位浮上を狙っていく。
(取材・文 竹内達也)
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◆またも“節目”弾!! 反省活かした鹿島MF土居「できた時に鹿島の強さが出る」(ゲキサカ)

◆完敗清水、“幻のFK弾”に遺憾の声「相手サポーターも絶対に入ったと…」(ゲキサカ)

平畠啓史Jリーグ54クラブ巡礼 ひらちゃん流Jリーグの楽しみ方 [ 平畠啓史 ]
[5.3 J1第10節 鹿島3-0清水 カシマ]
清水エスパルスは鹿島戦の試合序盤、ゴールラインをめぐる微妙なジャッジで先制点のチャンスを逃した。得点が認められなかったMF中村慶太は試合後、「それだけが敗因じゃない」と述べつつ、レフェリーへの不満をあらわにしていた。
問題の事案があったのは前半3分。清水は敵陣ペナルティエリア脇でFKを獲得すると、キッカーの中村がゴール左隅に鋭いキックを放った。ボールはゴールラインを越えたようにも思われたが、GKクォン・スンテがかき出してセーブ。副審はゴールを認めず、試合はそのまま流された。
近くでボールを見ていたドウグラスはすぐさま副審に走って向かい猛抗議。しかし、急いで後を追ってきた飯田淳平主審に制される形で引き下がり、判定が覆ることはなかった。ドウグラスは試合後「あの1点が入っていたら流れが変わった。言い訳にしたくないが、それは事実だと思う」と苦々しい表情で振り返った。
その他の選手からも不満の声が聞かれたが、今季2点目を逃した中村は一際悔しそうな表情。「映像を見たら100人のうち100人が『入った』と言うと思う。レフェリーのレベルも上げてほしいというのが正直な印象。こっちから見ても絶対に入ったと思ったし、相手のサポーターも絶対に入ったと思っている」と無念を抑え切れなかった。
もっとも、今回のケースがもし誤審であったとして、完全に防ぐのは難しい。ゴールラインの内外が問題となる場合、ジャッジを担うのは原則的に副審だが、シュート位置がゴールから遠いほど、ゴールまでの角度が大きくなるため、正確な判断は困難となるためだ。
世界各国ではこのような誤審を防ぐため、ゴールの真横に立つ追加副審を採用する他、ゴール・ライン・テクノロジー(GLT)やビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)などを導入されているが、日本ではいずれも未採用。そうした最新設備の重要性が実感されるワンシーンだった。
(取材・文 竹内達也)
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◆完敗清水、“幻のFK弾”に遺憾の声「相手サポーターも絶対に入ったと…」(ゲキサカ)

◆鹿島3発快勝、令和初警告に令和初誤審疑惑も(ニッカン)

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<明治安田生命J1:鹿島3-0清水>◇第10節◇3日◇カシマ
鹿島アントラーズと清水エスパルスの一戦では“令和初誤審”疑惑も浮上したが、結果は鹿島が3発と快勝した。
開始1分、鹿島DF町田がペナルティーエリア手前で清水FW北川を倒して“令和初イエローカード”。いきなり迎えたFKのチャンスに清水MF中村は直接ゴールを狙ったが、ラインを割ったかに見えたボールは鹿島GKクォンにかき出され、ノーゴールと判定された。ゴール前に詰めていた清水FWドウグラスは審判団に猛抗議したが、ゴールは認められず。クォンは「ゴールラインを越えても越えなくても、GKとしては止めることが仕事」と話すに留めた。
試合はその後主導権を握った鹿島が前半10分にMF土居のハーフボレーで先制。後半には途中出場のFW安部が今季初ゴールを決め、DF安西の2戦連続弾で突き放した。安部は「後ろがあれだけ押し込んでくれたから、前で仕事をするだけでした」と謙遜し、チーム全体でアグレッシブに戦えたことを勝因にあげた。
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◆【鹿島】採点&寸評 3―0で清水に圧勝!MOMは中盤に君臨の狩人、誤審疑惑の主審は…(報知)

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◆明治安田生命J1リーグ▽第10節 鹿島3―0清水(3日・カシマスタジアム)
鹿島は3―0の圧勝で清水を下した。前半10分にFW土居聖真が先制点を挙げると、後半24分に途中出場のU―20代表MF安部裕葵が追加点。3分後には日本代表DF安西幸輝が年号またぎの2戦連発でトドメを差した。
採点と寸評は以下の通り。
大岩剛監督【6・5】ここ2戦で停滞した「白崎OUT」で見事な追加点を生み出す。大渋滞を乗り切った約3万人のサポーター(と約10人の鹿島番記者)に勝利をプレゼント
GK権純泰【6・0】得点直後の好セーブで流れを渡さずチームを引き締める
DF永木亮太【6・5】白崎交代時の隙に最前線へ駆け出し伊藤と戦術確認。セルジが痛んだ際も最前線へダッシュし励ます。走る誠実献身尊重
DF犬飼智也【6・5】燃えないはずがないユースから所属の古巣戦で、冷静かつ冷酷に元同僚を完封
DF町田浩樹【6・0】序盤のあたふたは要反省。エアバトルで苦戦も地上戦での奮闘は光る
DF安西幸輝【6・5】年号またぎの2戦連発で年間10発ペースの今季3点目。白崎をうまく操り、白崎にうまく操られる
MF三竿健斗【8・0】圧巻パフォーマンス。縄文時代なら天下が取れたであろう狩人っぷり。守備で客を呼べる選手が中盤にいる安心感。MOM
MFレオシルバ【6・5】残念そこにはレオシルバ、残念そこにもレオシルバ。雑すぎるパスでの自作自演も何度かあったが
MFレアンドロ【7・0】因果応報。周りを使えば自分も使われる。柔らかなタッチで相手を翻弄し安部弾アシスト安西弾起点
MF白崎凌兵【6・5】1点目の起点。大ブーイングを糧に、実力と覚悟を証明
FW土居聖真【6・5】インステップで先制点を射抜く。味方にパスを回させる絶妙ポジショニングも見逃せない
FW伊藤翔【6・5】潰れで1点目を間接アシスト、おとりで2点目を間接アシスト…からの3点目を正真正銘アシスト
MF安部裕葵【7・0】後半19分IN。待望の10番初得点。強烈シュートで3点目もお膳立て
FWセルジーニョ【―】後半31分IN。出場時間短く採点なし。ACLジョホール戦、頼みます
MF遠藤康【―】後半40分IN。出場時間短く採点なし。ACLジョホール戦、頼みます
飯田淳平主審【5・5】前半3分清水FKは誤審。だがFK時に正しいとされる位置から見ており、それはゴールライン上の見極めが困難=副審の範疇となる位置。しかし副審の位置からもGKが右に飛べばその背中で死角になってしまう。広島―横浜M戦と合わせ、リーグ全体で考えるべき問題
※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ
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◆【鹿島】採点&寸評 3―0で清水に圧勝!MOMは中盤に君臨の狩人、誤審疑惑の主審は…(報知)
◆圧巻3発、鹿島快勝(茨城新聞)

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鹿島 3-0 清水 明治安田J1第10節第1日
明治安田J1第10節第1日の鹿島は3日、カシマスタジアムで清水に3-0で快勝した。通算成績は5勝2分け3敗、勝ち点17で順位は暫定7位とした。
鹿島は前半10分に先制点を挙げた。左サイドを白崎が抜けだしてクロス。一度は相手DFに阻まれたが、こぼれ球を土居が蹴り込んだ。後半も優位に試合を進め、24分にレアンドロのパスをゴール前の安部が右足シュートで決めた。3分後にはシュートのこぼれ球を伊藤が触り、最後はフリーの安西が押し込んだ。(岡田恭平)
横浜Mは1-0で広島に勝利。仲川が令和でのJ1初ゴールを決めた。
■3日のJ1
鹿島 3-0 清水
磐田 1-0 浦和
横浜M 1-0 広島
川崎 3-1 仙台
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◆圧巻3発、鹿島快勝(茨城新聞)

◆2019明治安田生命J1リーグ 第10節(オフィシャル)

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2019年05月03日(金) 15:03キックオフ 県立カシマサッカースタジアム
【入場者数】31,182人 【天候】晴のち曇、弱、 気温20.2度、 湿度67.0% 【ピッチ】全面良芝、乾燥
【主審】飯田 淳平 【副審】聳城 巧 【副審】相樂 亨 【第4の審判員】鶴岡 将樹
明治安田J1 第10節
3万人を超えるサポーターの前で会心の完封勝利!
/> アントラーズは、明治安田J1第10節で清水エスパルスと対戦した。前半立ち上がりのピンチを守護神クォンスンテのセーブで凌ぐと、10分に土居のゴールで幸先良く先制に成功する。その後、一進一退の攻防が続いたが、後半に入ると、69分に安部、72分に安西と立て続けに追加点を奪い、3-0で勝利を収めた。
▼▼DAZN MATCH HIGHLIGHTS▼▼
4月28日、平成最後の戦いでアントラーズは痛恨の逆転負けを喫した。明治安田生命J1リーグ第9節の横浜F・マリノス戦、前半はゲームプラン通りのシナリオを演じていた。11分に安西のゴールで先制すると、相手にボールを握らせ、奪ってからの素早いカウンターでゴールに迫っていく。普段よりもスペースを守る意識を高めた指揮官の対策は見事に機能した。しかし、後半に入ると、縦に速い攻撃を意識しすぎるあまり、自分たちの時間を作れず、長い距離のスプリントが増加。サイドハーフの疲労が溜まっていき、ボール保持者への寄せが甘くなった。そして、耐え続けていた守備が崩壊してしまう。69分にビルドアップのミスから同点弾を許すと、82分には一瞬の隙を突かれて逆転ゴールを喫した。スコアは1-2。栄光に満ちた平成の世を勝利で締めくくることは出来なかった。
「今はうまくいっていないが、この状況を変えるのは勝利しかない。みんなそのために一生懸命やっている。ここ2試合、結果が出ていないし、反省点はたくさんある。アントラーズは、負けてはいけないチーム。どんな内容でも勝たなければいけない。次の試合は、勝つしかない 」
チームを代表してキャプテンマークを巻いた永木は、次戦への決意を語った。次の試合は絶対に勝たなければいけない。サポーター、選手、監督、スタッフ、誰もが理解していることだ。逆境に立った今こそ、アントラーズを愛する者全てが団結し、必ず訪れる歓喜の瞬間に向けて、戦わなくてはならない。
敗戦から1日オフを挟んだチームは、気持ちを新たに中4日で迎える清水戦へ準備を進めた。トレーニングにはたくさんの背番号12が訪れ、選手を力強く後押しした。絶対にアントラーズファミリーの期待に応えなければいけない。その決意と覚悟を抱き、聖地カシマで力の限り戦うことを誓った。
迎えた4月28日。キックオフ2時間前に先発メンバーが発表された。GKは守護神クォンスンテ。最終ラインは右から永木、犬飼、町田、安西が入る。ボランチは三竿とレオ シルバのコンビ。サイドハーフには右にレアンドロ、左に白崎が務め、前線には伊藤と土居が入った。ベンチには、曽ケ端、チョン スンヒョン、小池、セルジーニョ、遠藤、安部、金森が座る。
試合の入り方に気を付けたいアントラーズだったが、前半開始早々にいきなりピンチを迎えた。カウンターから右サイドを北川に突破されると、たまらず町田がファウルを犯してしまう。このフリーキックを直接中村に狙われたが、これはクォンスンテが身体を伸ばしてゴールから掻き出し、得点は許さなかった。
ピンチを凌いだ直後、アントラーズに決定機が訪れた。前半10分、白崎が安西とのパス交換で左サイドを突破し、クロスを入れる。ニアサイドへ飛び込んだ伊藤が潰れ、後方にこぼれたボールを土居がゴールへと蹴りこんだ。1-0。アントラーズレッドで埋め尽くされたカシマスタジアムが沸騰した。土居は第6節名古屋戦以来となる今季2ゴール目となった。
幸先良く先制に成功したアントラーズは、前節の横浜FM戦の反省を活かし、攻撃の勢いを落とさずに前へ出る。公式戦2連敗の悔しさをぶつけるように、中盤で勃発する球際の争いでも、決して負けなかった。
順調にゲームをコントロールし、時計の針を進めていくアントラーズ。前半終了間際には、ペナルティエリア手前でこぼれ球を拾った北川に、ゴールポストをかすめるシュートを打たれるなど、押し込まれる展開となったが、守備陣が身体を張ってゴールを守る。前半1-0のリードを保ったまま、ハーフタイムを迎えた。
指揮官はハーフタイムに「前線から連動した積極的な守備のアプローチを後半も続けること」、「ボールを持ったとき、一人ひとりが良い距離感を保ち、シンプルにボールを動かして攻めよう」、「もっと全体でシュートの意識をもち、後半最初のワンプレーから集中して試合に入ろう」とポイントを伝えて、選手たちを送り出した。カシマスタジアムに詰めかけた3万1,182人の期待に応えるべく、勝利への決意と覚悟をもって後半に臨んだ。
後半に入ると、一進一退の攻防が続く。アントラーズが奪ってから素早い攻撃でチャンスをつくると、清水も手数をかけない攻撃でゴールに迫ってくる。ピンチとチャンスが交互にやってくるスリリングな展開に、カシマスタジアムのボルテージは高まっていく。
均衡した展開。失点すればどちらに転ぶかわからない。64分、指揮官は追加点を狙うべく白崎に代えて安部を投入する。絶えず大声援を送る背番号12の後押しを受け、アントラーズはさらに攻勢を強めていく。
すると69分、アントラーズファミリーの願いが叶う。レオ シルバからのスルーパスを受けたレアンドロが、右のニアゾーンからクロス。これに安部がダイレクトで合わせると、相手GKの脇を抜き、ゴールネットに突き刺さった。再びカシマスタジアムが揺れた。安部は背番号10を纏ってから、初めての公式戦ゴールとなった。
つづく72分、右サイドのレアンドロを中心に素早いパス回しで相手を翻弄すると、清水守備陣を引き付けてから、逆サイドへ展開。ボールを受けた安西はカットインからシュートを放つ。GKに防がれたこぼれ球に伊藤が反応。シュートは打てなかったが身体に当て、再びこぼれたボールは安西のもとへ。これを安西が落ち着いてゴールネットに沈め、決定的な3ゴール目を奪った。歓喜に沸くカシマスタジアム。苦しみ抜いた2週間を乗り越え、ピッチ上で選手たちは喜びを爆発させた。
リードを3点に広げてからも、アントラーズは集中を切らさない。76分には先制点を決めた土居に代えてセルジーニョ、85分には伊藤に代えて遠藤を投入。ピッチに立つ11人全員が勝利のみを目指し、チームが一丸となって戦い続ける。
そして、待ちに待った歓喜の瞬間が訪れた。3-0。約2週間ぶりの勝利は、文句なしの完封勝利だ。長く苦しい戦いをアントラーズファミリー一丸となって乗り越えた。この自信はシーズンを通して重要な意味を持つことになるはずだ。
次の試合はACL第5節ジョホール戦。グループステージ突破を目指して敵地マレーシアに乗り込む。自信を深めるためにも、絶対に勝利したい一戦だ。また気持ちを切り替えて、明後日の練習再開から最善の準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・安部が今季公式戦初ゴール
・安西が2試合連続ゴール
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
・前線から連動した積極的な守備のアプローチを後半も続けること。
・ボールを持ったとき、一人ひとりが良い距離感を保ち、シンプルにボールを動かして攻めよう。
・もっと全体でシュートの意識をもち、後半最初のワンプレーから集中して試合に入ろう。
清水エスパルス:ヤン ヨンソン
・プレスに行くタイミングを合わせること。
・コンパクトに速くボールを動かすこと。
・もっと前を向いてプレーしよう!
[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
攻守において、アグレッシブな姿勢を見せられたと思う。次のACLに向けても、非常に勢いの出る試合だったと評価している。
Q. 後半、相手の左サイド、特にレアンドロ選手に指示を出していたが、どのような内容だったか? また、選手交代の意図は?
A. レアンドロにはリアルタイムで指示が伝わるわけではないので、逐一、細かく伝えて意識づけていた。白崎が非常にいい形で、間に入ってやってくれていたが、体力的な部分でもう一つギアを上げるために、安部を入れた。推進力を高める意図があった。交代した選手が非常にアグレッシブにやってくれた結果であり、先発で出た選手も含めて非常にいいゲームだった。しかし、後半の最後にチャンスがありながら決め切れないところもあった。さらにチーム力を高めていくためにも、満足することなく、追い求めていかなくてはいけない。
清水エスパルス:ヤン ヨンソン
強い相手に0-3で負けたということに関して、私たち自身、改善しなくてはいけない点があったと感じている。しかし、チャンスも多く作っていた。効果的に決めることができなかった。決め切ることも一つだが、私たちも努力してゴールチャンスを作っている。そこを認めてもらえないというのは、戦う上で非常に難しい展開になる。今後、攻撃面で修正していく必要があるだろう。
選手コメント
[試合後]
【安部 裕葵】
今日は前から行こうという話はしていた。そして試合も、思ったようにハマった。前から行ったのが勝因だと思う。(ゴールシーンは)レアンドロがいいところにパスを出してくれた。監督からも『思い切ってやって来い』と言われて、信頼されているのも分かっていたので、監督の期待に応えられてよかった。無心でプレーすることが自分の良さだと思っている。今日はリラックスして、無心でサッカーに取り組めた。それがいい結果につながってよかった。連敗していたので、多くのサポーターの皆さんの前で勝利を届けることができてよかった。
【土居 聖真】
ボールも人も流れて、最後にいいところにこぼれてきた。少し引き気味に降りれば、自分のスペースが生まれる。そこを使うのが狙いだった。左サイドに展開してから、自分がしっかりゴール前に入れていることも見せることができた。守備では反省点があるが、攻撃はいい形を見せることができたと思う。今年一番いいボールの持ち方ができた。
【町田 浩樹】
今日は、主導権を握ることができた試合だった。ただ、いつも今日のような試合をしなければいけないと思う。前半の早い段階でイエローカードをもらってしまったので、もう一枚もらわないように意識した。その後のFKはスンテが止めてくれて、流れも相手に傾かずにできた。そこは、仲間に感謝している。
【安西 幸輝】
ホームで絶対連敗はできないというところで、今節はアグレッシブに行こうという話の中で、3-0で勝利ができてよかった。今日の(自分の)ゴールはラッキーだった。横浜FM戦は1-0から2点をひっくり返されたので、ハーフタイムにそれは絶対に無くそうと話した。そして、追加点をどんどん狙っていこうという話はしていたので、後半点が取れてよかった。
【クォン スンテ】
無失点に抑えれば、勝利の確率が高くなる。ホームで大勢のサポーターの中で勝つことができてよかった。
【三竿 健斗】
受け身の守備をしないということは、みんなで話していた。相手は前からプレスをかければ蹴るということは分かっていた。全体を通して今日はいい守備ができていたと思う。これを毎試合、どのチームにもやることが大事。今日は勝って当然の内容だったし、これを毎試合やらないと意味がない。過信しないように次の試合からも勝っていきたい。
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