日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年5月4日土曜日

◆【鹿島】安部裕葵が待望今季初ゴール!「鹿島の10番」重責を力に変える令和のスター候補(報知)






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◆明治安田生命J1リーグ▽第10節 鹿島3―0清水(3日・カシマスタジアム)

 鹿島は今季から10番を背負う次世代のスター候補・MF安部裕葵(20)が東京五輪を目指す世代の“令和初ゴール”を挙げるなど、3―0で清水に圧勝した。

*  *  *

 鹿島の新10番に待望の瞬間が訪れた。安部は1―0の後半24分、右サイドでMFレアンドロがボールをキープする中、急加速でゴール前へ。届いた横パスを豪快に蹴りこんだ。鹿島の令和初勝利を決定づける2点目は、背番号10での公式戦初得点。「イメージを共有できた。あそこしかなかった」。20歳の笑顔がはじけた。

■3点目も強烈シュートで演出

 前半10分に先制したが、攻め込みながらも追加点が奪えず。逆転負けを喫した前節の横浜M戦がよぎる嫌な流れだったが、途中投入の安部が2点目となるゴールで状況を打破すると、3分後には強烈シュートで3点目を演出。10番にふさわしい堂々たる活躍で勝利に貢献した。

■「僕を若手と思わないでほしい」

 クラブ史上最年少10番にも、「プレッシャーに負けているようでは、この職業は向いていないんじゃないですか」とサラリと言ってのける強心臓。主将のDF内田は「若手はガムシャラに。ベテランがそれをフォローしてやればいい」と話すが、安部は「僕を若手と思わないでほしい」と異を唱える。開幕から9戦無得点とゴールが遠く、チームも既に3敗。それでも「プレッシャーを感じて成長できている。充実感がある」と重圧をはねのけ、待ちに待ったゴールを決めた。

■ジーコ、レオナルド、ビスマルク…

 東京五輪を目指す世代の“令和初ゴール”。10番での選出が有力なU―20W杯のメンバー発表(7日)前の最後の試合で結果を残したが、報道陣からの代表関連の質問には首を横に振り、「連勝することが大事」とACLジョホール戦(8日・ジョホールバル)を見据えた。ジーコ、レオナルド、ビスマルク、本山雅志、柴崎岳、金崎夢生…。偉大な先輩たちが背負った10番の重責を力に変え、令和のスター候補が進化を続ける。(岡島 智哉)




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