日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年7月22日日曜日

◆気温42度の会場も…クラブユース選手権U-18が群馬で開幕:GL第1節全結果(ゲキサカ)






 第42回日本クラブユース選手権(U-18)大会が22日、群馬県内の5会場8ピッチで開幕した。各地区予選を勝ち抜いたJユース、街クラブの32チームが激突。8月1日の決勝戦を目指して各組4チームずつのグループリーグ、16チームの決勝トーナメントで争う。

 初日から多くのビッグカードが実現。プリンスリーグ九州で首位を独走するサガン鳥栖U-18はプレミアリーグWEST所属のガンバ大阪ユースを2-1で破ると、共にプレミア上位につける鹿島アントラーズユース対京都サンガF.C.U-18は鹿島に軍配が上がった。

 プレミアリーグWEST所属のアビスパ福岡U-18は前回大会準優勝でプレミアリーグEAST昇格組の浦和レッズユースを2-1で撃破。ピッチ脇の気温42度を記録する中で横浜F・マリノスユースに3-0で大勝した大分トリニータU-18とともに、九州勢の好調が際立った。

 2連覇中のFC東京U-18は後半アディショナルタイムの決勝弾でロアッソ熊本ユースに劇的な勝利。引き分けに終わったのは三菱養和SCユース対徳島ヴォルティスユースの一戦のみで、16試合中11試合が完封試合だった。

 全会場が気温35度を超えるという酷暑の中で大会が行われているため、当初の40分ハーフから35分ハーフに試合時間が短縮。その時間帯の暑さ指数(WBGT)に応じ、1分間程度の飲水タイム、3分間程度のクーリング・ブレイクを前後半に取り入れながら試合を進行している。




グループリーグ第1節の結果は以下のとおり

【GL第1節】(7月22日)
▼A組
[前橋総合]
名古屋U-18 3-0 川崎F U-18
[名]兵藤健斗(26分)、石田凌太郎(35+4分)、村上千歩(45分)

横浜FMユース 0-3 大分U-18
[大]三好斗真(26、47分)、高畑奎汰(45分)

▼B組
[前橋フA]
仙台ユース 0-3 清水ユース
[清]佐野陸人(12分)、齊藤聖七(39分)、川本梨誉(54分)

大宮ユース 3-0 エストレラ姫路U-18
[大]吉永昇偉(16、43、48分)

▼C組
[宮城総合]
柏U-18 2-0 新潟U-18
[柏]森海渡(68分)、山田雄士(70+2分)

鳥栖U-18 2-1 G大阪ユース
[鳥]平瀬大(26分)、松岡大起(42分)
[G]原田烈志(35+1分)

▼D組
[前橋フC]
浦和ユース 1-2 福岡U-18
[浦]池高暢希(48分)
[福]小嶋和典(54分)、利川大貴(62分)

札幌U-18 1-0 山形ユース
[札]中村友哉(19分)

▼E組
[前橋フD]
三菱養和SCユース 2-2 徳島ユース
[三]栗原イブラヒムジュニア(10分)、松川隼也(29分)
[徳]久米航太郎(20分)、八木祐哉(61分)

C大阪U-18 1-0 山口U-18
[C]根木洸希(13分)

▼F組
[前橋フB]
神戸U-18 2-0 塩釜FCユース
[神]泉柊椰(15分)、原尊(55分)

町田ユース 0-2 東京Vユース
[東]石浦大雅(30分)、オウンゴール(70+6分)

▼G組
[NTT図南]
鹿島ユース 2-0 京都U-18
[鹿]有馬幸太郎(26、47分)

広島ユース 4-0 栃木ユース
[広]松本大弥(13、26分)、桂陸人(43分)、鮎川峻(70分)

▼H組
[富士見総合]
FC東京U-18 2-1 熊本ユース
[東]今村涼一(19分)、小林里駆(70+5分)
[熊]田尻康晴(4分)

磐田U-18 3-0 金沢U-18
[磐]岩元ルナ(29分)、原口晏侍(52分)、米田心(70分)




◆柴崎岳より評価が高い“あの男” W杯日本代表の最新市場価格は?(文春オンライン)



柴崎岳 Gaku.Shibasaki


 フランスの優勝で幕を閉じたロシアW杯。低い前評判を覆して2大会ぶりに決勝トーナメントに進出した日本代表メンバーの「市場価値」が高騰しているという。

「ベルギー戦で原口元気に絶妙なスルーパスを送って先制点をアシストするなど、大会を通じて活躍した司令塔の柴崎岳は急激に評価を上げた1人です。ドルトムント(ドイツ)やACミラン(イタリア)が獲得に動いていると欧州で報じられており、柴崎と2021年まで契約を残すヘタフェ(スペイン)も売却に応じる姿勢を示しています」(スポーツ紙サッカー担当記者)

 ドイツの移籍情報サイト「トランスファーマーケット」によれば柴崎の移籍市場価格は大会前、180万ユーロ(約2億3000万円)と低価格。おそらくその数倍にはね上がる可能性が高い、とベテランのサッカーライターは見ている。

「将来性が見込まれる若い選手に高い値段がつきます。たとえば今大会で注目を浴びたロシア代表MFゴロヴィン(22)の移籍市場価格は、15億円以上高騰して40億近くになると予想されている。柴崎は26歳。若手とは言えないとしても8〜10億円まで上昇してもおかしくない」

 2得点を挙げた乾貴士や“半端ない”ゴールの大迫勇也、原口らも市場価値が上がっているが、大会前に移籍先が決まっていたため“W杯効果移籍”は少数に限られそうだ。

評価を上げた昌子、下げた川島、本命は“あの人”

「ほかに移籍で騒がれそうなのが、対戦国の屈強なストライカーたちを封じこめた鹿島アントラーズの昌子源です。フランス1部ストラスブールが関心を抱いていると言われています」(前出・記者)

 一方でミスが目立ったベテランGK川島永嗣(メス)は評価を下げた少数派。

「35歳という年齢もあって、市場価値としては元々高くないのが現状」(前出・ライター)

 ただ、選手に負けず劣らず、人気を呼んでいるのが7月末で退任する西野朗監督だとか。

「結果を出した西野監督はアジアから熱い視線を浴びている。特に、爆買いで知られる中国リーグが調査に入っているようです。以前、岡田武史氏が年俸1億5000万円ほどで杭州緑城の監督を務めたものの、結果を残せなかった。“じゃあ俺が”と野心を燃やす可能性はあるのでは」(同前)

 W杯後も西野ジャパンの動向から目が離せそうにない。




柴崎岳より評価が高い“あの男” W杯日本代表の最新市場価格は?


◆ベルギー移籍の植田直通、チームメイトの前で熱唱!披露した曲は…(ゲキサカ)



植田直通 Naomichi.Ueda


 日本代表DF植田直通(23)が、新天地に早く溶け込むために努力している。瓶のようなものをマイクにしてチームメイトの前で“ある歌”を披露したようだ。

 12日、鹿島アントラーズは植田がベルギーリーグ1部に所属するセルクル・ブルージュに完全移籍することを発表。「今回の(ロシア)W杯をベンチから見て、世界の舞台で戦う選手たちと勝負するためには、もっともっと成長しなくてはいけないという思いを強くしました」と、移籍決断の理由を語っていた。

 クラブ公式ツイッター(@cercleofficial)によると、21日の夕食の際、植田がチームメイトに歌を披露した模様。左手にスマートフォン、右手に瓶らしきものを持ちながら披露した曲は、人気アニメ『ドラゴンボール』の『摩訶不思議アドベンチャー!』だった。

 海外歴の長いサウサンプトンのDF吉田麻也は、植田の海外挑戦に太鼓判を押しつつ、「問題はコミュニケーション」と語っていたが、チームに早く馴染もうと植田なりに努力しているようだ。





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ベルギー移籍の植田直通、チームメイトの前で熱唱!披露した曲は…




◆柴崎岳にポルト移籍の可能性が浮上!ポルトガル王者の選手としてCLに出場か(GOAL)



柴崎岳 Gaku.Shibasaki

ヘタフェに所属する日本代表MF柴崎岳が、今夏の移籍市場でポルトに移籍する可能性が浮上している。

スペイン『ラディオ・マルカ』の報道によれば、ポルトはロシア・ワールドカップ(W杯)で活躍を見せた柴崎の獲得に興味を持っており、近い内に正式にオファーを提示する見込みとのことだ。対してヘタフェは、移籍金として1200~1500万ユーロを要求する考えとみられている。

ロシアW杯終了後、チャンピオンズリーグ(CL)に出場する願望を明かしていた柴崎だが、昨季ポルトガルリーグで優勝を果たしたポルトでは、その欧州最高峰の舞台に立つことが可能となる。なお柴崎に対しては、ポルト同様にCL出場権を有するボルシア・ドルトムントのほか、ミランからの興味も噂されている。

 柴崎は昨季、フリーで加入したヘタフェで22試合に出場。負傷のほか、2ボランチにはフィジカルの強い選手を起用するという監督の意向により、常時出場はかなわなかった。


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◆【国内空港初!】スポーツ観戦を目的とした成田空港発の国内線LCC利用促進特設サイトをオープン!(PR TIMES)





~スポーツツーリズムも成田空港から~

 当社は、スポーツ観戦を目的とした成田空港発の国内線LCCの利用を促進するため、この度、鹿島アントラーズ及び千葉ロッテマリーンズとスポンサーシップ契約を結び、航空券検索サービスのスカイスキャナーと連携することで、各チームの試合情報や成田空港から各スタジアム近隣空港までの航空券最安値を随時表示できる特設サイトをオープンすることとなりました。
 これにより両チームの地方開催試合を観戦するファン・サポーターは、試合日程に合わせ最適なLCCのフライトを検索することができ、大変利用しやすくなっております。
 また、今月公開した観光ポータルサイト「TOKYO-NARITAJAPANEXPLORER」(日本語版)とも連携し、試合前後の現地観光の際もご活用いただけるサイトとなっております。
 今回の特設サイトオープンを記念し、各チームのグッズ等が当たるキャンペーンも実施予定ですので、ぜひご参加ください。(キャンペーン詳細:8月中旬頃に特設サイトにて公開予定)
 当サイトを活用いただき、是非、成田空港からLCCを活用して国内旅行へご出発ください! 



特設サイトはこちら
https://www.naa.jp/jp/lccsportstourism/antlers/




【国内空港初!】スポーツ観戦を目的とした成田空港発の国内線LCC利用促進特設サイトをオープン!


◆熊谷浩二は鹿島入団をすぐ後悔した。 「ここに来なければよかった」(Sportiva)



熊谷浩二 Koji.Kumagai

遺伝子~鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学~(21)
熊谷浩二 前編

◆土居聖真「ボールを持つのが 怖くなるほど、鹿島はミスに厳しかった」(Sportiva)
◆中田浩二「アントラーズの紅白戦は きつかった。試合がラクに感じた」(Sportiva)
◆中田浩二は考えた。「元選手が 経営サイドに身を置くことは重要だ」(Sportiva)
◆スタジアム近所の子供が守護神に。 曽ヶ端準とアントラーズの幸せな歩み(Sportiva)
◆曽ヶ端準「ヘタでも、チームを 勝たせられる選手なら使うでしょ?」(Sportiva)
◆移籍組の名良橋晃は「相手PKに ガックリしただけで雷を落とされた」(Sportiva)
◆名良橋晃がジョルジーニョから継ぎ、 内田篤人に渡した「2」への思い(Sportiva)
◆レオシルバは知っていた。「鹿島? ジーコがプレーしたクラブだろ」(Sportiva)
◆「鹿島アントラーズは、まさにブラジル」 と言い切るレオシルバの真意(Sportiva)
◆「ジーコの負けず嫌いはハンパなかった」。 本田泰人はその魂を継いだ(Sportiva)
◆「アントラーズの嫌われ役になる」 本田泰人はキャプテン就任で決めた(Sportiva)
◆ユースで裸の王様だった鈴木優磨が 「鼻をへし折られた宮崎キャンプ」(Sportiva)
◆鹿島・鈴木優磨のプロ意識。 いいプレーのため、私生活で幸運を集める(Sportiva)
◆岩政大樹の移籍先は「アントラーズと 対戦しないこと」を条件に考えた(Sportiva)


 7月18日、ヤマハスタジアム。W杯のために中断していたJリーグ再開となったこの試合には、平日のナイターにもかかわらず13000人あまりの人たちが足を運んだ。昨季最終節、優勝を阻まれたジュビロ磐田との1戦。三竿健斗は「再開初戦がここでの試合というのは、いい巡り合わせ」と話している。先制点を許しながらも、ゲームを支配し、流れを引き寄せるような巧みな戦いができた。しかし、ベルギーへ移籍した植田直通、体調不良の昌子源を欠いた最終ラインは、一瞬のつきを突かれるように3失点を喫している。逆転を許した2-3から、土居聖真が同点弾を決める粘り強さで意地は見せたものの、13位に後退したリーグ戦の苦境は続く。

 それでも、平均年齢25.45歳という若い先発メンバーたちは、自分たちのサッカーへの手ごたえを感じているようだった。この試合で1ゴールの安部裕葵は、現在の自分の立場を次のように語った。

「自分のコンディションのいい悪いという波はまだ多少あると思います。今はとてもいい感じでやれている。だけど、常に練習からコツコツ積み上げていくことが大事だと意識している。それを意識させてくれているのが、このチームのいいところだと思います。伝統のある鹿島というチームの一員になるという自覚は、高校卒業のころから持っています。そして、このチームで1年半が過ぎて、時間が経てば経つほど、自分はとても幸せな環境にいるんだなと、思う」
 
 ジーコ氏のテクニカルアドバイザー就任が発表されたばかり。鈴木満強化部長は「1ランク上を目指すうえでジーコの力が必要だ」とその理由を語っている。アントラーズを支えるジーコスピリッツの再確認という意識もあるだろう。しかし、同時に「変わらなくちゃいけない部分もある」とも話した。

 まさに、温故知新の夏が始まるのだろう。

 鈴木優磨や町田浩樹、田中稔也など現在トップチームで活躍する若手選手たちをトップチームへ送り出したのが、2014年からユースチームを率いる熊谷浩二監督だ。

 2000年、三冠達成時のレギュラーメンバーでもある熊谷監督だが、青森県三本木農業高校時代には、高校選手権出場経験もなかった無名選手だった。

 1年目のリーグ戦出場11試合。U-20日本代表として世界大会にも出場する活躍を見せたものの、2年目からの4シーズンのリーグ戦出場数はいずれも一桁。長きに渡り、不遇時代を過ごした。

――そもそも、鹿島アントラーズ加入のいきさつというのは……。

「高校時代、サッカー部の先生から、『住友金属(現・鹿島アントラーズ)がお前に興味を持っているようだ』という話があったんです。でも当時はまだJリーグが始まる前で、プロリーグに対して、現実的なイメージを抱くのが正直難しい状態でした。だから、サッカーを続けたいという希望を叶えるには、大学へ行って、体育の教員免許を取得して……というのがリアリティのある話だったんです」

――そして、Jリーグ元年を迎え、住金は鹿島アントラーズとなり、ファーストステージで優勝しましたね。

「ちょうど高3だったんですが、もしも鹿島に入れるなら、プロへ行きたいというふうに考えられるようになりました。そして、先生に『あの話ってまだ生きていますか?』と確認したんです。とはいえ、その可能性が高いと思っていたわけではなくて、大学へ進学するんだろうなと考えていました。そしたら、『なんとかなるかもしれない』という話を頂いて。本当に最後のほうでしたが、鹿島入りが決まったんです」

――プロへたどりついたという感じですね。

「はい。まさにたどりついた(笑)。でも、鹿島に入って最初に思ったのが『ここに来なければよかったな』ということ。まずレベルが違うし、場違いだったから。辛かったけれど、自分が希望したことだし、置いてもらえる間は一生懸命やろうと割り切って考えていましたね」

――1年目はリーグ戦11試合に出場し、U-19代表入り。1995年にはワールドユース(現U-20ワールドカップ)にも出場しますね。松田直樹氏や中田英寿氏など錚々たるメンバーが揃っていました。

「雑誌で見ていたような選手ばかり。まあ、彼らと自分は違う、自分は自分のやれることを精いっぱいやるだけだと思っていました」

――しかし、鹿島では2年目以降はなかなか試合に出られなくなりましたね。

「当時はサテライトリーグというのがあり、いわゆるBチームがそれに出場するので、チーム選手の人数も今と比べれば、かなり多かったこともあって、なんとか居場所があったという感じだったと思います。僕自身は、本当に毎日ついていくのが精いっぱいという感覚でした。青森の高校時代に培った自信、プライドは鹿島へ来てすぐ、初日に全部崩されてしまった。でも、それがよかったんだと思います。だから、プライドを持つことがなかった。鹿島にはブラジル代表の10番だっている。そのうえ、毎年、高校ナンバー1とか、大学ナンバー1の選手が加入してくる。そうなるとチーム内での自分の順列というのが下がるわけです。だけど、彼らは自分とはまったく違うんだと思えたので。もちろん、1年目の試合出場経験があったので、『またあの場に立ちたい』という気持ちもありました」

――2000年に24試合出場するまでの長い間、いわゆる控え選手だったわけですが、何が熊谷選手を支えていたんでしょうか?

「単純にこの鹿島というチームに居させてもらえる、ここに適応する可能性があるんだという希望というか、そういう意味でのプライドはありましたね。レベルの高い環境で、味わうのは自分の力のなさや課題ばかりです。鹿島に来る選手は、僕が抱く課題なんて飛び越えたレベルの選手。当然、焦りもありましたし、心の余裕はずっとなかった。それが僕の選手生活です。そういう苦しさがついて回っていたけれど、同時にたとえそれが小さなものであっても、課題を克服し、自分の成長を実感できるという喜びもありました」

――厳しいけれど、手ごたえも感じられる環境だったと。

「環境については非常に感謝しています。とにかく、先輩や同年代の仲間だけでなく、後輩が常に刺激を与え続けてくれましたから。同時にクラブとして、『選手を育てる』というスタンスがあったので、僕のような選手に対しても時間を与えてくれた。なおかつ、鹿嶋という地域柄、あまり誘惑もなく、サッカーに専念するしかない。本当に環境に助けられたし、成長することの喜びをモチベーションにできる力を養ってもらえたかなと」





――敵わないなと思うチームメイトのなかで、劣等感を抱くことはなかったですか?

「劣等感……とはちょっと違うんですが、まあそういう差があるんだということを受け入れる、認められるかが大事だと思います。自分がどうしたって敵わない才能のある選手がいる。でも、そういうなかでもチームのために、自分ができることはなにか、力が発揮できることはなにか、チームメイトに負けないものはなんなのかを、本気で追求しなくちゃ生き残るのは難しい。ほかの選手との違いを発揮するしかない。そのうえで、自分が抱いた劣等感を認められるかだと思います。当時は毎日ただ必死で、精いっぱい今日を生きる、今日力を尽くすことだけでした」

――そして、2000年の三冠に。

「最初のタイトルがナビスコカップ(現ルヴァンカップ)だったんですが、自分が決勝戦に出て、タイトルを獲れた時点で信じられない状態でした。決勝に至るまでの間が、代表選手不在で戦ってきたので、まあ、試合に出ることができた。でも、決勝は代表もいる。そういうなかで決勝でも試合に出て、優勝し、チームのために仕事ができたわけです。ずっと夢見たというか、望んできたものが叶った瞬間でした。だから、もうナビスコ優勝だけで飛び上がるほどの喜びがありましたね。でも、リーグ戦も残っているし、天皇杯もある……三冠なんて想像もできなかったけれど、ポンポンとタイトルが獲れて……」

――報われたシーズンとなったわけですね。

「報われたというか、出来過ぎな感じの1年でしたね」

――当時、小笠原満男選手たち若手の勢いもありましたよね。

「そうですね。たとえば、Bチームとの紅白戦では、主力組の選手のなかには『コンディション調整』という感覚でプレーする選手もいたと思うんですけど、僕はそういう感覚で練習できなかった。わずかでも力や気持ちを抜いてしまうと、ポジションを奪われてしまうという意識が強かったので。たとえ1試合、ケガなどで休んだら、次はないという気持ち。毎日、毎日が勝負。先を見ることなんてなかったです」

――シーズンオフはホッとできるんですよね?

「3日間くらいですかね(笑)。ほかの選手が休んでいるときから、準備を始めないと間に合わないから。本当に、楽しいと苦しいとの両面をもった現役時代でした。苦しいけれど、サッカーが好きで、このチームが好きだったから、あそこまで夢中になれたんだと思います」

――2004年途中に当時J2だったベガルタ仙台へ移籍することに。

「自分にとっても、鹿島にとっても、お互いが次のステップへ行くためにそうしたいと思ったんです。そこまでに至る過程で、僕を成長させてくれたこの環境を与えてくれた人たちやクラブのことを考えたときに、迷惑をかけたくはないなと。僕自身も試合に出るために次の場所へ行けるチャンスがあり、スムーズにことが運ぶのであれば、こういう決断、終わり方が、お互いにとって幸せかなと。それだけのことをしてもらったから」

(つづく)








◆町田MF平戸「目指したい」ゴールの先は東京五輪(ニッカン)



平戸太貴 Taiki.Hirato


<明治安田生命J2:町田1-0金沢>◇第24節◇21日◇町田

 FC町田ゼルビアMF平戸太貴(21)が、ツエーゲン金沢戦の前半43分に値千金の決勝弾を決め、チームを勝利に導くとともに成長と進化を見せた。

 前半43分、DF下坂晃城(24)が金沢FW佐藤洸一にプレスをかけると、慌てた佐藤のパスが下坂に当たって転がった、平戸はこぼれ球を見るやいなや、自陣に戻ろうとした体を相手ゴールに再度、反転してボールを拾った。DF2人がシュートブロックに入り、その先にDF4人が壁を作ろうとしていたが「いいところにこぼれてきた。シュートのイメージがあって、シュートコースも見えたので」と迷わず振り抜いた左足の先で、シュートはゴール左隅に突き刺さった。4月28日の大分トリニータ戦以来、約3カ月ぶりの今季3点目に「思い切り振ったら、狙い通り入った」と笑みを浮かべた。

 J1鹿島アントラーズの下部組織から、16年にトップチームに昇格し、17年に町田に期限付き移籍した。J2リーグ戦26試合に出場して3得点を決めると、移籍期間を延長して今季も町田でプレーを続ける道を選んだ。戦う部分、ボールを奪う守備を課題とし、その上で「点に絡むことを求める」ところに取り組んでいる。「課題に取り組みながらチームのやるべきことを整理して、自分の特徴も出せている。成長を感じる部分はあります」と、自らの選択が正しかったと実感している。

 一方で、鹿島とホームで戦った11日の天皇杯3回戦では、フル出場したものの1-5と大敗。「技術、最後の精度の部分で違いを見せられた。そういう部分で、チームも個人も成長しなければいけない。自分は今日、点を取った部分を意識して、決めるところを決めきれば(鹿島のレベルに)たどり着ける。追いつき、追い越さないといけない。感じたことを忘れずに取り組みたい」と巻き返しを誓った。

 視線の先には、20年東京オリンピックがある。「自分たちは東京五輪世代…まず、そこを目指したい。ワールドカップを見て、将来的に代表として、ワールドカップのピッチで戦いたい。代表を意識しながらやっていきます」。平戸は今後も、東京五輪を目指して戦い続ける。【村上幸将】




町田MF平戸「目指したい」ゴールの先は東京五輪




◆昇格権利持たない2位町田、平戸の決勝弾で“好調”金沢を下す(ゲキサカ)



平戸太貴 Taiki.Hirato


[7.21 J2第24節 町田1-0金沢 町田]

 J2リーグは21日、第24節を各地で行い、2位のFC町田ゼルビアはホームでツエーゲン金沢と対戦した。MF平戸太貴の先制ゴールが決勝点となり、1-0で完封勝利。J1クラブライセンスを持たないため昇格の可能性はないが、未来につながる上位をがっちりとキープした。

 ホームの町田は試合前のウォーミングアップ中にMF戸高弘貴が負傷。代わりに初先発のMF土居柊太が入った。さらに前節熊本戦(○3-2)から先発2人を変更し、DF深津康太が出場停止から復帰。前節は途中出場だったFW鈴木孝司が入った。

 金沢は1-3から逆転勝ちをおさめた前節千葉戦(○4-3)から先発3人を変更。DF毛利駿也、MF大橋尚志、MF杉浦恭平がベンチに控え、DF石田崚真、MF梅鉢貴秀、FW佐藤洸一が入った。

 序盤は上位の町田がペースを握った。密集から右サイドを崩して立て続けにクロスを狙うと、自慢のセットプレーで好機を創出。前半23分にはMF森村昂太の縦パスから平戸がシュートを狙ったが、GK白井裕人が横っ飛びでかき出した。

 金沢も前半29分、得意のカウンターからFW垣田裕暉が左サイドを突破するも、右足シュートはわずかに左へ外れた。すると同43分、町田は敵陣でのボール奪取から、平戸が振り向きざまに左足を一閃。グラウンダーのシュートでゴール左隅に叩き込み、先制に成功した。


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 後半は金沢が盛り返す。10分、右サイドでDF大谷尚輝に競り勝った垣田が中央にえぐり、佐藤へのパスはMF井上裕大がカバー。その後は立て続けに選手交代を敢行し、14分にはFW山崎雅人、19分にはMF清原翔平が入った。

 その後は町田の攻撃が金沢ゴールを脅かす場面もあったが、金沢は後半23分、石田のクロスに反応した山崎のヘッドがポストを直撃。こぼれ球に飛び込んだ垣田が狙うも、井上がギリギリのところでカバーに入った。

 町田が後半29分にMF杉森考起を入れると、金沢は同34分に杉浦を投入。同35分には杉浦のクロスに垣田が頭で合わせたが、ボールは上へ。同40分、右からの折り返しに山崎がボレーで狙うも、これも枠を捉えることはできなかった。

 町田は後半43分、深津が右太もも裏を負傷し、DF藤井航大と交代でピッチを退く。金沢にとっては相手最終ラインがスクランブル化する好機となったが、最後まで得点を奪うことはできず。そのままタイムアップを迎え、7試合ぶりの敗戦を喫した。



昇格権利持たない2位町田、平戸の決勝弾で“好調”金沢を下す


◆ベルギーがアツい! 次期日本代表候補が続々と集結で要注目のリーグに(フットボールチャンネル)



植田直通 Naomichi.Ueda


 浦和レッズに所属する日本代表DF遠藤航は、ベルギー1部のシント=トロイデンVV(STVV)への完全移籍が基本合意に達したことが21日に発表された。ベルギー1部のクラブに所属する日本人選手はこの時点で7人目となる。

 2017年1月にはFW久保裕也がヘントに加入。最初の半年で11ゴールを決める活躍でセンセーションを巻き起こした。昨季も2年連続の二桁ゴールを記録し、チームの主力として活躍を続けている。

 2017年夏にはMF森岡亮太がワースラント=べフェレンに加入し、リーグ前半戦のMVPにも挙げられるほどゴールやアシストを量産。1月には国内最大の名門クラブであるアンデルレヒトへの移籍を実現させた。

 J2のファジアーノ岡山でプレーしていたFW豊川雄太も今年1月にベルギーのKASオイペンへと移籍。当初はなかなか出場機会を得られなかったが、レギュラーシーズン最終節でハットトリックを達成してチームを1部残留に導き、最終的にはプレーオフを含めて12試合7得点の結果を残した。

 日本企業DMMが昨年11月に経営権を取得したSTVVも積極的に日本人選手の補強を進めている。1月にはアビスパ福岡からU-21代表CBの冨安健洋を獲得。今夏にはドイツ2部のインゴルシュタットからMF関根貴大をレンタルで獲得したのに続いて、遠藤の獲得にも合意した。

 ベルギーを欧州初挑戦の場所に選んだワールドカップメンバーは遠藤だけではない。鹿島アントラーズに所属していたDF植田直通も、セルクル・ブルージュへの完全移籍が今月17日に発表されている。

 ベルギーでプレーする日本人選手たちは、年齢的にも今後の日本代表で中心となることが見込まれる世代。惜しくもワールドカップメンバー入りを逃した森岡と久保も、メンバーには入ったがロシアで出場機会のなかった遠藤と植田も、今後の代表入りを狙うその他の選手たちも、それぞれの成長が期待される。

【了】




ベルギーがアツい! 次期日本代表候補が続々と集結で要注目のリーグに




◆オイペン豊川雄太、ベルギーで学んだコツ/岩政大樹(ニッカン)



豊川雄太 Yuta.Toyokawa


 サッカー元日本代表DF岩政大樹(36=関東1部リーグ東京ユナイテッド所属)が、ベルギー1部リーグのオイペンFW豊川雄太(23)に海外挑戦の現状について聞いた。

 岩政はスカパー!のサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」の対談コーナー「今まさに聞く!」のメーンキャストとして、鹿島アントラーズ、ファジアーノ岡山でも活躍したFW豊川をインビュー。ワールドカップ(W杯)で3位と躍進したベルギーは、身体能力に優れた選手が多く、クロスボールが飛び交う展開が多いという。そんな中で豊川は屈強な選手とどう渡り合っているのか、その核心を突いた。

 7月27日(金)の初回放送(21時~)を前に、サッカーファン必見のインタビューの一部をここで紹介する。

    ◇     ◇

 岩政 J2から海外に行くというのはなかなかないと思いますが、決断した時の気持ちは?

 豊川 海外には小さい時から行きたかったので、本当にたまたま運が良かったのですが、ベルギーの今のチーム(オイペン)からオファーがありました。その時の迷いはなかったですね。行かないという選択肢はゼロで、飛び込みたいという気持ちだけで、英語もゼロの状態で、ただ飛び込みました。

 岩政 じゃあ向こうに渡るってことがご自身の目的としてあって、チームなり国なりというのはあまり問わずに行きたかったということですか?

 豊川 そうですね、とりあえず出たかったというか、向こうでチャレンジして、サッカーをやりたいという気持ちだけでしたね。

 岩政 それは世界の最前線と言われるところに触れてみたいということですか? それとも向こうで生活してみたいとか?

 豊川 生活してみたい気持ちもありましたし、でも一番は小さい時から海外のサッカーばっかり見てて、こんなところで(いつか自分も)やりたいなと思っていたので、その気持ちが本当に強かったなとは思います。

 岩政 将来の不安どうこうっていうよりもまず行ってみたいという気持ちがあったのですよね?

 豊川 そうですね、失敗したらどうしようとかっていうのは全くなくて。

 岩政 もともとそういう(失敗を恐れる)タイプではないですよね?

 豊川 そうですね、とりあえず行こうと思って行きました。

 岩政 ベルギーに行ってみて最初の印象はどうでした?

 豊川 スピード感とか当たりの強さとかJリーグと違う部分があって、やっぱりもたもたしていたら吹っ飛ばされてボール取られましたし、ちょっと悩みながら最初はサッカーやっていました。

 岩政 当然、日本と向こう(ベルギー)との違いって良くも悪くもよく言われるじゃないですか。そのスピードっていうのは走る速さのことですか?

 豊川 もちろん。アフリカ系がベルギーって多いのですが、そのスピードはなんでそんな速い? っていうくらいの選手もいましたし、なんでそんなにごついんや? みたいな選手ばっかりなので、ほんとフィジカルリーグみたいな感じですね、ベルギーリーグは。

 岩政 単純にまずフィジカル的な違いの大きさが第一印象としては強いですか?

 豊川 そうですね。そこは強くありました。

 岩政 もう一つスピードっていう面で言うと、「一瞬の速さ」と「加速していく速さ」で言えばどっちですか?

 豊川 「一瞬の速さ」ですね。一瞬が速いですし、日本では足が出てこないようなところに(足が)出てきたりとか、日本ではなかなか経験できないようなことを経験させてもらっていますね。

 岩政 ご自身で練習しながらスピード感の違いに戸惑っていたと思うのですが、どのように最初適応していこうと思って練習していたのですか?

 豊川 とりあえず相手を見るようになりましたね。(岩政)大樹さんの評価を上げたくはないですけど(笑)、連絡して色々相談させてもらっていましたから。結局当たり前のことですけど、相手を見るってことにたどり着いたなって思っています。

 岩政 それはヨーイドンで走り出すとなかなか難しいっていうことがあって、(Jリーグ)より相手(のマーク)をうまく外すってことにフォーカスしないといけないってことですかね。

 豊川 はい。Jリーグでできていたことがあっちに行ってできなくなったってことがあって、相手を見ないでボールを触ったりすると、本当に鞭打ち並に当たってきますから、怖いんですよ。怖いからよく見るようになって、相手の逆をつくとかもできるようになりましたし。ここに相手がいて、ここにフリースペースがあるっていうことがより見れるようになったのが、成長した部分ではあります。

 岩政 実際に試合においてのベルギーリーグの特徴って何ですか?

 豊川 それは最近分かってきて、クロスがめちゃめちゃ多いです。どのチームもクロスが多くて、意外とクロスからフリーになるシーンも多いです。だからそう思ってからは、クロスからの入り方とか、相手の外し方とかに重点を置くようになりました。

 岩政 じゃあイメージだと、何か仕掛けに行ってどんどんシュートを打つとかじゃなくて、サイドからのボールに対して、入り方を工夫したってことですか?

 豊川 そうですね。実際その半年間でとった得点も、ほぼクロスからのゴールが多いですし、(ベルギーリーグの)そういう特徴を知れたっていうのはでかいですね。

 岩政 クロスからのボールって体の大きさよりも入り方が大事で、アフリカ系の選手とかは前向きのボールとかはすごく強いですし、正面から仕掛けていくとすごいスピードもあるので、なかなか崩していくのも難しいです。でも横からのボールに対しては視野から消えられるので、日本人選手ももっと工夫すれば外からの攻撃も有効なものが打てるのではないかと僕はずっと思っているのですが、やっぱりそこの部分は身体能力が高い選手相手でも出し抜けるなという感覚は行ってみてありましたか?

 豊川 それはありましたね。それこそ大樹さんに教えていただいた、相手を見て逆をつくとか、そういう入り方とかで、この形は結構(ディフェンスを)外せるなとかつかんだものはありましたね。だからヘディングでも決めれましたし、足で触ってゴールっていうのもありましたし、入り方次第で高さっていうのはそんなに関係ないのかなっていうのは感じました。あとはボールの出し手と合うか合わないかですけど、ディフェンスを外しておくのが大事かなっていうのは思いましたね。

 岩政 日本人のセンターバックと(ベルギーでの)クロス入るときの違いってありますか?

 豊川 (ベルギーは)食いつきますね。ニアに決めたい時に、ファーにちょっと行くと、結構勢いで食いついたりしますね。で、パッと見失ったりするので、その間にボールに向かったりして点を取れたシーンもありましたね。

 岩政 その点でいうと、日本人選手の方が動かないで突っ立っていることが多かったってことですよね。逆にいうと豊川選手にとっては海外の方がやりやすかったってことですか?

 豊川 そうですね。俺は全然やりやすいですね。日本人だと、俺はこっちに引っ張っているのに全然ついてこねえなっていうのがJリーグでもすごいありました。だから海外の選手が食いついてくれているっていうのはありがたいですね。

 岩政 1シーズン終わってみて、今年の目標は?

 豊川 オイペンでやることが決まったのですが、結果ですね。海外ではフォワードは、数字のことしかないですね。今年半年で7点取れましたから、というか7点とっちゃったから、オイペンの強化部には今年は20点いけるだろとか軽く言われて、だいぶ期待されているっていうのを感じます。だから相当な結果を残さないといけないなと思っています。でもゴールを取るのが仕事ですから、チームを勝たせられる選手になっていきたいなと思っています。

 岩政 じゃあ新シーズンはゴール数っていうのがまず自分のバロメーターでもあるということですか?

 豊川 まあそうですね。どれだけいいプレーをしても、ゴールを取らないと、日本にもニュースが入ってこないですから。しっかりと点を取って数字を残せるようにしたいなと思っています。

 岩政 そこに向けて、具体的に言うと、新シーズンにはこういうふうなプレーを増やしたい、こういう動き出し、もしくはこういう意識を持ちたいとか、今描いているものはありますか?

 豊川 まだゴール前を磨けるところが多くあるので、そこを磨きたいです。オンでも取れるようになりたいですし、ボールを持ってもっとドリブルで仕掛けてゴール取れるようになりたいですし、フリーキックもそうですし、いろんなところから点を取れるように、いま練習をしていますね。

 岩政 形を増やしていくようにしたいと?

 豊川 そうですね。いいストライカーってどんなところからでも点を取ったりするので。ヘディングとかも身長関係ないですから、いろんな得点のパターンを増やしていきたいなと思っています。なぜかあいつ点とっているなと思わせられるくらいでも全然いいと思っているので。俺はうまい選手じゃないから、別にうまい選手になろうとは思ってないですから、どれだけ相手にとって怖い選手になれるかっていうのは常に意識してやっていますね。そこを求めてやっていきたいですね。

    ◇     ◇

 スカパー!では2018~19年ベルギーリーグの日本人選手所属クラブの試合を生中継予定!「今まさに聞く~オイペン豊川雄太篇~」前編は7月27日(金)21:00~「スカサカ!ライブ」内で放送。



オイペン豊川雄太、ベルギーで学んだコツ/岩政大樹


◆【鹿島】クラブOB・ブレーメンの日本代表FW大迫勇也が練習参加(報知)



大迫勇也 Yuya.Osako


 鹿島は21日、鹿嶋市内のクラブハウスで柏戦(22日・カシマ)に向けて最終調整。クラブOBで今季から独・ブレーメンでプレーする日本代表FW大迫勇也が20日に続いて2日連続で全体練習に参加し、汗を流した。他クラブの選手ながら参加を許可した大岩剛監督は「大迫本人や所属クラブとのコミュニケーションでクリアになれば、アントラーズファミリーとして当然ウェルカム。チームにとっていい見本になってくれる」と目を細めた。

 鹿島の練習着に袖を通した大迫は柏戦を見据えた紅白戦ではメンバーを外れたが、紅白戦前後の練習には参加。気温が34度を観測するなど猛烈な暑さの中、最後は大卒1年目のFW山口一真と2人組で約20分間、サイドからのクロスを合わせるシュート練習を敢行した。前節の磐田戦で途中出場からアシストをマークするなど“ブレイク間近”のFW山口は「普通にうまいです。若手には刺激になる」と充実の表情で語った。




【鹿島】クラブOB・ブレーメンの日本代表FW大迫勇也が練習参加


◆内田篤人、9年ぶりの夏。タイトルへ「後半戦、みんなで獲りに行く」【J1第17節・鹿島vs柏】(GOAL)



内田篤人 Atsuto.Uchida


22日、鹿島アントラーズのJ1再開後ホーム初戦・柏レイソル戦が県立カシマサッカースタジアムで開催される。真夏の連戦となるが、ここからの巻き返しに向け、内田篤人の果たす役割は大きい。


■鹿島復帰。思い描いた道のりとは程遠い日々

「このチームのために一生懸命働く覚悟で来た。アントラーズは優勝カップやシャーレを掲げることがよく似合うチームだと思う。去年は獲れなかったので、みんなで獲りに行きたい」

新年早々に発表されたアントラーズ復帰、新体制発表会見で語られた決意。2010年にドイツへと旅立った若武者が、百戦錬磨のチームリーダーとして鹿嶋へと帰還する――。大いなる注目を浴びながら、内田篤人の2018年が始まった。

「アイツが帰って来てくれた意味は、間違いなく大きい。練習に取り組む姿勢、かける言葉。見せてくれること、言ってくれることは間違いなく響くから」

欧州で幾多もの激闘を経験し、長きにわたる困難の日々を乗り越えた後輩の帰還を、キャプテン・小笠原満男は心から喜んだ。かつてない数の報道陣が詰めかけた宮崎キャンプ、そこで繰り返された切磋琢磨――。内田の存在感は絶大だった。

過酷なフィジカルトレーニングでは、メニューを告げられた直後に「やるぞ! 俺と組みたいやつ、来いよ!」とチームを鼓舞し、大声を張り上げ続ける。戦術練習では鋭いオーバーラップを連発し、地を這うスライディングを敢行。「このチームでしっかりと試合に出たい」。アントラーズで定位置争いをする意味を、「結果を残さないと次がない」というドイツでの経験を、極寒のピッチに解き放ち続けていた。

そしてシーズン開幕とともに始まった、怒涛の連戦。チームとしても個人としても、思い描いた道のりとは程遠い日々を過ごすこととなってしまった。それでも内田は動じることなく、前向きのベクトルを放ち続けた。

「勝てない時は、“結果が出ることを待っている”状態だから。“練習で変えていく”とよく言うけど、結果が出て変わっていくものだからね」

かつて暗闇に迷い込んだ時、本山雅志(ギラヴァンツ北九州)が「ブレないことだよ」と繰り返していたように――。





4月25日のJ1リーグ戦第10節・神戸戦。痛恨のドローに終わり、悲痛な叫びと怒号に包まれた聖地で、内田はスタンドへ歩み寄った。「一緒に乗り越えよう」。残留争いに身を置いた2012年、心身が擦り減るような日々を過ごす中、共闘を呼び掛けた中田浩二のように――。

「クラブハウスに貼られている横断幕のメッセージにもネガティブなものが一つもない。一緒に闘おうという思いが込められているから、頑張れるよ」。脈々と受け継いできたアントラーズスピリット、そして背番号12への思いとともに、内田はチームを浮上させようと腐心していた。別メニューでの調整が続き、ピッチに立てない不甲斐なさと向き合った日々も、その言葉で、その振る舞いで、内田はチームのために戦い続けていた。

■背番号2。今、満を持して真夏の連戦へ

「シーズン後半戦は全部の試合に絡んでいきたいと思っている。練習もキャンプも全部やってきているしね」

5月20日のJ1中断まで、内田が刻んだ出場数は7試合のみ。だが、6月の静岡キャンプ、そして公式戦再開に向けたトレーニングを積み重ねた背番号2は今、満を持して真夏の連戦へ突入しようとしている。





7月11日の中断明け初戦となった天皇杯3回戦・FC町田ゼルビア戦で久しぶりのフル出場。熱帯夜の町田で、正確無比のサイドチェンジを何本も通してみせた。幾度となくパスを受け、果敢な突破を繰り返した安西幸輝は「上がっていけたのは篤人さんのおかげ」と感謝を語っている。そして試合終盤には腕章を受け継ぎ、勝利のホイッスルを聞いた。勝負のシーズン後半戦がついに幕を開けた瞬間でもあった。

「アントラーズというチームは試合数が多くても、全てのタイトルを獲らないといけない。今のメンバーで勝たないといけない」

7月唯一のホームゲームから、15日間で5試合。総力戦で突き進む日々、ピッチ内外でその存在は欠かせない。「みんなで獲りに行く」。その言葉を現実のものとするために、反撃の狼煙を上げるために――。内田篤人、アントラーズの背番号2。鹿嶋で迎える、9年ぶりの夏が始まる。


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内田篤人、9年ぶりの夏。タイトルへ「後半戦、みんなで獲りに行く」【J1第17節・鹿島vs柏】

◆攻撃で試合を支配せよ。リスタート・ダッシュをかけるのはどちらか?【J1第17節・鹿島vs柏プレビュー】(GOAL)



昌子源 Gen.Shoji


明治安田生命J1リーグ第17節が22日に開催される。県立カシマサッカースタジアムでは13位・カシマアントラーズと12位・柏レイソルが対戦する。

■鹿島はホーム再開初戦、なんとしても勝ち点3を

ロシア・ワールドカップに伴う約2カ月の中断期間を経て、18日に再開したJ1リーグ戦。鹿島アントラーズは、アウェイでジュビロ磐田と対戦した。

17分磐田に先制されるも、前半のうちに遠藤康のミドルシュートで追いつく。後半に入って69分に安部裕葵が相手GKカミンスキーの頭上を越える見事なループシュートを決めて逆転に成功した。しかし、8分後の77分そして82分磐田に加点され今度は負け越し。どうなることかと思われた88分、土居聖真が決めて3-3のドローに終わった。

この磐田戦の前日17日に、今季J1リーグ戦14試合にフルタイム出場していた植田直通がベルギー1部・セルクル・ブルージュへ完全移籍することが決定した。また、ロシア大会で勇躍したセンターバック昌子源が欠場。最終ラインの2人は犬飼智也と今季J1初先発の町田浩樹が務めていた。なお、今節は、昌子の復帰が見込まれる。

磐田戦ではアディショナルタイムまで果敢に攻め続けた鹿島。失点したとしてもそれ以上に得点を奪えばいい。

11日の天皇杯・町田戦では5-1のゴールラッシュを見せた。磐田戦では、高卒2年目19歳の安部裕葵が1得点1アシストを記録するなど、チーム力も上がっている。その再現を再開後ホーム初戦で見せたい。

■あと一歩の柏。今度こそは決め切りたい

対する柏は中断前の5月13日に下平隆宏監督が解任され、今季よりヘッドコーチを務めていた加藤望監督が就任。走力とサイドからの突破力を生かしたサッカーで、就任1試合目となる第15節・名古屋戦は3-2で勝利を収めて中断期間に入っていた。

再開初戦はホーム・日立台にFC東京を迎えた。果敢にボールを奪うとサイドを使って攻め続け、ゴールポストをたたくなど何度も相手ゴールを脅かしたが、決め切れず。61分に自陣左サイドからの相手クロスがオウンゴールを誘い、0-1で敗戦した。

このオウンゴール時にGK中村航輔が脳しんとうを起こし負傷交代。20日に退院が発表されているものの、今節も大事を取る見込みが高い。

鹿島と柏との通算対戦は44試合で、鹿島が25勝6分13敗と大きく勝ち越している。直近11試合ではそれぞれ5勝ずつとイーブンで昨季対戦も1勝1分け。現在の順位は、鹿島が13位、柏が12位、勝ち点差は『1』のため、試合の勝敗次第で他チーム含めて順位が大きく変わることになる。

鹿島にとってはいよいよ待ちに待ったホームでの再開初戦。そして、柏にとっては加藤新監督のサッカーの手ごたえをつかむために落とせない一戦だ。夏の連戦、ともに総力戦になることは間違いない。




攻撃で試合を支配せよ。リスタート・ダッシュをかけるのはどちらか?【J1第17節・鹿島vs柏プレビュー】




◆【鹿島 vs 柏】 ウォーミングアップコラム:左サイドの斬り込み役・安西幸輝が意識するライバルの存在(J's GOAL)



安西幸輝 Koki.Anzai


Jリーグ再開初戦となった磐田戦で、安西幸輝(写真)はチームNO.1の走行距離を残した。左SBながら積極的にシュートも放つ。右サイドで西大伍や遠藤康が中心となってゲームを組み立て、左サイドの安西幸輝や安部裕葵という若い選手たちが果敢に突破を仕掛けるのが、一つの形となっていた。
「右でうまくつくってくれて、僕にスペースを与えてくれたのはありがたかった」
右から左という攻撃展開に、安西自身も手応えを感じていた。

その安西が少なからず意識する選手が柏レイソルにいる。同じ95年生まれの小池龍太である。レイソル不動の右サイドバックとして、リーグ戦16試合すべてで先発出場を果たす22歳の存在は、安西に少なからず刺激を与えている。
「同年代でJ1のSBで戦っているのは龍太とオレくらい。J1でがんばっているのは他にいない。だから龍太には負けたくないですね」

鹿島の左サイドは安西と安部がポジションチェンジを繰り返し、連携の取れた攻撃を仕掛けることが武器の一つとなっている。「上がりっぱなしのSBはうまく行かない時代になっている。SHと連携しないといけない」という言葉どおり、磐田戦では安部が外に張り出し、安西が一つ内側のレーンでプレーすることで、相手の守備を攪乱していた。

次の試合では、必ず安西と小池がマッチアップする場面は出てくるだろう。どちらがサイドで主導権を握れるかが、試合の重要な要素となりそうだ。

文:田中滋(鹿島担当)


明治安田生命J1リーグ 第17節
7月22日(日)18:30KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 柏レイソル




【鹿島 vs 柏】 ウォーミングアップコラム:左サイドの斬り込み役・安西幸輝が意識するライバルの存在




◆J1鹿島、攻撃に手応え 守備はクロス対応課題 22日ホーム柏戦(茨城新聞)



鹿島アントラーズ 柏戦スタメン予想


明治安田J1第17節は22日、各地で9試合が行われ、暫定13位の鹿島はカシマスタジアムで12位柏と対戦する。キックオフは午後6時半。通算成績は5勝4分け6敗、勝ち点19。

リーグ再開初戦となった18日の磐田戦は3-3の引き分け。攻撃面は最終ラインからパスをつなぎ、スムーズにゴール前へ迫る場面を数多くつくった。中断期間中にトレーニングしたビルドアップや崩しが機能し、土居は「ボールを持ったときのテンポがいい。最近はパスを受ける位置、渡す位置が効果的だと感じる」と手応えを口にした。

中盤でのパス回しが円滑になったことで、FWは下がることなくゴールに近い位置でプレーすることができている。鈴木は「いいタイミングで動き出せるようになった。中央にいる方が相手は嫌がる」とうなずく。

一方で課題となったのは相手クロスへの対応だ。21日の練習ではマークの付き方や位置取りを意識付けし、すぐさま修正を施した。今節はワールドカップ(W杯)ロシア大会から戻った昌子がセンターバックに入ることもあり、守備力は計算できそうだ。

柏は両ウイングの伊東、クリスティアーノを使った速攻が持ち味。永木は「カウンター攻撃はパワーがあるので用心しないといけない」と警戒していた。

遠藤は右かかとの打撲で欠場する。(岡田恭平)




J1鹿島、攻撃に手応え 守備はクロス対応課題 22日ホーム柏戦






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