日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年2月28日月曜日

◆狙うは「鹿島イズム」の再構築 常勝・アントラーズは復活する?(毎日新聞)






 勝つことにこだわり続けてきた。その「遺伝子」は、まだ途絶えていない。

 鹿島アントラーズのJ1優勝は2016年が最後。その後の5年間、国内の主要タイトルは手にしておらず、クラブワースト記録だ。並のチームであれば珍しくもないが、Jリーグ屈指の名門にとっては一大事。原点を見つめ直し、「鹿島イズム」の再構築が進んでいる。

 今季、2人の心強い存在が戻ってきた。J1唯一の3連覇を成し遂げた07~09年の主力DF、岩政大樹氏(40)がコーチに就任。25歳のストライカー、鈴木優磨もベルギー1部のシントトロイデンから2年半ぶりに復帰した。鹿島の育成部門で育ち、16年シーズンにJ1と天皇杯全日本選手権の2冠を経験した鈴木は「全タイトルを取るために帰ってきた。鹿島は常にJリーグを引っ張ってきたクラブ。小さい頃から見ていた鹿島は常にどのタイトルも取っていた。もう一度そこに行けるよう、全力で頑張る」と意気込み十分だ。

 1993年のJリーグ開幕から30年間、鹿島は横浜F・マリノスとともに、降格することなくJ1で戦い続けてきた。リーグ戦、カップ戦、天皇杯の3大タイトルの優勝回数は最多の計19回。しかし、直近の5シーズンはJ1で5位以内を保ちながら、頂点には届いていない。




強みは結束力、勝利への執着心


 鹿島を支えていたものは何だったのか。Jリーグ草創期から昨季までチーム編成を取り仕切ってきた鈴木満氏は「チームの結束力、勝つことへのこだわり。その二つをコンセプトにやってきた」と振り返る。ブラジル代表のスターだったジーコらの薫陶を受け、秋田豊(現J2グルージャ盛岡監督)、柳沢敦(現鹿島ユース監督)、小笠原満男(現鹿島アカデミーテクニカルアドバイザー)ら歴代の選手たちは練習から激しくぶつかり合い、試合になると一丸となって泥臭く勝利を求め続けてきた。

 タイトルから遠ざかった今は、かつて流れていた空気を知らない若手も多い。だが、25歳の三竿健斗は、同い年の鈴木と「やるべきことをやっていない時は誰彼構わず強く言おう」「1人が激しく戦っている姿を見せたら2人目、3人目が続こう」「戦う上での基準を俺らが示していこう」と声を掛け合っているという。鈴木も言う。「満男さん、ソガ(元GKの曽ケ端準)さんはチームを勝たせるプレーが多かった。その背中を見てきた。それが体現できれば、若手も理解してくれる」


初の欧州出身監督 縦の速さを





 伝統を継承する一方で変革はいとわない。これまで日本人かブラジル人が指揮してきた鹿島は今季、初めて欧州出身監督を招請した。アンデルレヒト(ベルギー)とアルアハリ(エジプト)をリーグ優勝に導いたレネ・バイラー氏だ。岩政コーチは「(3連覇した)13年前とはサッカーもまるで違う。あの時代のことを追いかけても意味がない」と語り、選手に「新しい勝ち方を身につけ、世界にアピールしていこう」と呼び掛ける。

 縦の速さを志向する新指揮官は、新型コロナウイルスの水際対策の影響で来日できず、チームとして完成するのは、まだ先になりそうだ。しかし、今月19日の開幕戦では岩政コーチが監督代行を務め、23歳のFW上田綺世(うえだ・あやせ)が2点、鈴木が1点を挙げ、アウェーでガンバ大阪に3―1で快勝した。

 白星発進は最後にJ1を制した16年以来で、復活の予感も漂う。「変化の時だと言われるからこそ、(昨季までとの)違いを見せたい思いがあった。自信になる」と上田。勝利に飢えた、かつての王者の逆襲なるか。【細谷拓海】


鹿島アントラーズ


 1947年に住友金属工業蹴球同好会として発足。元ブラジル代表のジーコを招いて強化を進め、Jリーグには93年の初年度から参加。J1の年間優勝8回、カップ戦(現YBCルヴァン杯)優勝6回、Jリーグ発足後の天皇杯優勝5回はいずれも最多。2018年にはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で初優勝を果たした。アントラーは英語で「シカの枝角」を意味する。



◆狙うは「鹿島イズム」の再構築 常勝・アントラーズは復活する?(毎日新聞)





2022年2月27日日曜日

◆川崎に敗北も「光は見えた」。岩政監督代行が“ヤンチャで未熟”な鹿島の奮起誓う。「ここから彼らは勝者になる」(サッカーダイジェスト)






「若い僕らの旅は始まったばかり」




 完敗にも、希望の光を見出したようだ。

 2月26日に行なわれたJ1第2節の川崎フロンターレ戦で、鹿島アントラーズは0-2の敗戦を喫した。今季のホーム開幕戦となった一戦で、2分に自分たちのミスから先制点を献上すると、17分にセットプレーから被弾。後半に猛攻を仕掛けたが、最後まで相手ゴールをこじ開けることはできなかった。

 試合後、岩政大樹監督代行が自身のツイッターを更新。以下のように綴った。

「若い僕らの旅は始まったばかり。光はたくさん見えましたよ。この先に続く道もはっきりと。ヤンチャで未熟な、まだまだこれからのチームです。ここから彼らは勝者になります。この壮大な挑戦の旅を、ぜひ皆さんご一緒に」

 この投稿には「まだ2節!伸びしろたくさん!」「岩政コーチと選手達を信じて付いていきます」「落ち込んだ気持ちが上向いた気がする」「後半の修正はとても良かった」「応援するのみだ」といったコメントが寄せられた。

 次節は、3月2日のルヴァンカップGS第2節のセレッソ大阪戦を挟み、同6日に柏レイソルをホームに迎える。タイトル奪還を期すアントラーズの挑戦はまだまだ続く。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部




◆川崎に敗北も「光は見えた」。岩政監督代行が“ヤンチャで未熟”な鹿島の奮起誓う。「ここから彼らは勝者になる」(サッカーダイジェスト)





◆脳震盪から合流直後のDF関川がまさかのミス…敗責背負った鹿島・岩政コーチ「彼を使う判断をしたのは僕」(ゲキサカ)






[2.26 J1第2節 鹿島 0-2 川崎F カシマ]

 前半開始2分、鹿島アントラーズのホーム開幕戦はまさかのミスから始まった。「思いもよらぬ展開で試合が始まり、そのミス自体は僕はあまり気にしないが、置くようなまま試合が進んだことに非常に悔しさが残る」。試合後、監督代行として指揮を執った岩政大樹コーチは悔しさを隠しきれない様子で話した。

 川崎フロンターレの最初の決定機となったミドルシュートが枠を外れ、迎えた鹿島のゴールキック。GKクォン・スンテからのボールを預かったDF関川郁万は短いパスを選択したが、これがFW知念慶に奪われ、試合を決める先制点が決まった。チームはその後もショックから立ち直れず、一方的に攻め込まれるまま前半17分にセットプレーから追加失点。この2点が最後まで重くのしかかり、ホーム開幕戦を落とした。

「非常に悔しい敗戦。ホーム開幕戦でもあるし、川崎に対してということで多くのサポーターの皆さんに期待していただいて迎えた試合をこのような形で落としたことに対して非常に責任を感じている」

 そう振り返った岩政コーチは前半限りで交代させた関川のミスにも言及。前節のG大阪戦(○3-1)で脳震盪の症状が見られ、復帰した直後だった背番号5を起用した責任を自ら背負った。「彼を使う判断をしたのは僕。脳震盪の診断を先週受けて、2日前に合流して、試合に使うかどうかをかなり迷ったが、彼にこの試合を経験させたいという僕の思いが勝って試合に出した。僕の判断が負けを招いたと言えるんでしょう」。その上で「この経験を彼がどう活かすかが彼の今後につながっていく。まずは彼自身が乗り越えるべきだと考えている」と期待を語った。

 この日の鹿島は前半45分間でシュート1本。システム変更を講じた後半は優勢に転じたことを考えれば、前半は2失点という守備の課題以上に攻撃の停滞感が目立った。

「僕が常々言っているのはサッカーはシステムの噛み合わせだなんだというが、最終的には選手の準備と選手の判断が早いか相手のプレッシャーが速いかだけの話。ボールを受ける前の準備をしなかったり、相手が来る想定をしなくてボールを呼び込めば、プレスにハマるだけの話。それが前半にできなかった。練習に問題があるのかもしれないし、僕の声掛け、マネジメントに問題があるのかもしれないし、いずれにせよ分析して今後に生かしていかないといけない」

「あとは選手たちが近くから判断していることが目についた。選手の目線がそうなってしまったことについて、自分がどのようにアプローチすべきだったかを考えている。本来であれば相手の背後、中盤の背後、そして相手FWの背後を見ながら、相手が出てきたところを狙っていた。なぜできなかったかといえば、川崎はハイプレスに強く来なかった印象だったが、選手たちには速く見えた。臆病さ、失点したショックだったりしたんだろうが、そこは前半のうちに修正したかった」

 そう課題を明かした岩政コーチはハーフタイムに「よく0-2で帰ってきた。0-2で帰ってきたことで勝ち目がまだある」とあえて前向きに話し、システム変更の要点を伝えて選手たちを送り出したという。だが、優勢に持ち込んだ後半もゴールまでは奪えず。「後半は追い詰めるところまではいったが、得点まで奪えなかったこと、逆から考えれば守り切った川崎の強さを打ち破れなかったということ。今日は僕たちの負け」と敗北という結果に向き合っていた。

(取材・文 竹内達也)




◆脳震盪から合流直後のDF関川がまさかのミス…敗責背負った鹿島・岩政コーチ「彼を使う判断をしたのは僕」(ゲキサカ)





◆鹿島の本拠地開幕戦に2万7234人(サンスポ)






明治安田J1第2節第1日(26日、鹿島0-2川崎、カシマ)鹿島の本拠地開幕戦には2万7234人が集まった。Jリーグは新型コロナウイルス感染症対策でまん延防止等重点措置の適用地域では観客上限2万人としているが、既に購入した券や、申し込み済みのチケットは有効となるため、上限を上回った。

茨城県は18日に同措置の3月6日までの延長が決まり、鹿島は川崎戦のチケット販売、申し込みを2月21日までとしていた。


【参考】カシマスタジアム最近の2万5千人超え
2019年33節 ●1-3神戸 34,312人
2019年26節 ○2-0F東京 27,285人
2019年22節 ○2-1横浜 29,790人
2019年20節 ○2-1鳥栖 25,117人
2018年34節 △0-0鳥栖 31,619人
2018年29節 △0-0川崎F 31,798人
2018年13節 ○1-0浦和 33,647人

◆後半45分間で見えた光明…鹿島MF中村亮太朗がJ1デビュー戦で存在感「失うものはなかった」(ゲキサカ)






[2.26 J1第2節 鹿島 0-2 川崎F カシマ]

 0-2で迎えた後半からの途中出場——。ヴァンフォーレ甲府から加入したMF中村亮太朗の鹿島アントラーズデビューは、大きな逆境下で訪れた。それでもJ2から個人昇格を果たした24歳はパニックに陥っていたチームに落ち着きをもたらし、後半の猛攻を中盤の底から牽引。2連覇王者に黒星を喫したチームのなかで、ひときわ目立つインパクトを残した。

 開幕前に行われた『いばらきサッカーフェスティバル』水戸ホーリーホック戦では、ベンチ入りしたフィールドプレーヤーの中で唯一の出番なし。ベールに包まれていた24歳の鹿島デビューは、大一番の試合途中に訪れた。ミスから失点を重ねてパニックに陥り、劣勢を強いられるままに前半を終えたハーフタイム。J1デビューを告げられた中村は、4-4-2から4-3-1-2へのシステム変更の中心的存在としてピッチに立った。

「初めてのJ1の舞台でのプレーだったので、最初からいい緊張感を持ってプレーできた。前半ああいう形で折り返した中での試合だったので失うものはなかった。僕としては必ず逆転する気持ちを持ちながら、勝つことだけを考えてピッチに立った。」

 任されたのはダイヤモンド型に並んだ中盤のアンカー。「前半を見ていて、CBが持った時にパスコースが少ないと感じていた。ボランチが下がりすぎている印象があったので、常にCBのサポートをしながら、前とのつなぎ役になれればと意識していた」という攻撃の起点を担うかたわら、「押し込めていたので、相手がカウンターを狙ってくる形だったが、起点になる家長選手や知念選手にしっかり最初に行かないと(三竿)健斗くんとも話していた」という守備のタスクも課される難しい役割だった。

 それでも中村が入ると全体のポジションバランスが安定し、MF樋口雄太、MFディエゴ・ピトゥカのインサイドハーフが効果的に攻撃に関与。中村も相手のカウンターにも注意しながら積極的なプレーを続けることで、チームは後半だけで8本のシュートを記録した。そうしたプレーを振り返り、自身も「相手がフロンターレというのもあって、これからの自信にはなったのかなと思う」と前向きな言葉を口にしていた。

 一方、課題を見つめることも忘れなかった。猛攻を仕掛けた後半も得点はゼロ。勝ちにふさわしい試合には持ち込めず、「負けている状態で、後半はああいうふうに押し込める時間が長くなるのはわかっていたけど、点が取れなかったのが今のチームの現状。逆転できる強さを意識して練習からやっていかないといけない」と反省点を語った。

 また初めて対峙した川崎Fからも「後半にこっちが勝っている時間帯、押し込まれている時間帯でもフロンターレの選手は落ち着いてプレーしている印象があった。そういうところで慌てないところは、ここ最近のJリーグを獲っているチームだなと思った」と感銘を受けたという中村。「もっともっといいところを出していかないといけないし、これからもっとやっていこうと思う」とさらなる成長を誓った。

(取材・文 竹内達也)




◆後半45分間で見えた光明…鹿島MF中村亮太朗がJ1デビュー戦で存在感「失うものはなかった」(ゲキサカ)





◆セルジオ越後が小笠原満男を大絶賛!「本当のお兄ちゃん。俺が守ってあげる、そういうものが自然に出ていた」(サッカーダイジェスト)






“常勝軍団”の中心的存在として長きにわたり活躍


 日本サッカー界のご意見番・セルジオ越後氏が自身のYouTubeチャンネル『蹴球越後屋』を更新。現役時代は鹿島アントラーズやイタリアのメッシーナで活躍した元日本代表の小笠原満男氏を絶賛した。

 2018年にスパイクを脱ぎ、現在は古巣鹿島のテクニカルアドバイザーを務める小笠原氏を、越後氏は高校時代から知っていたという。

「選手権でも西が丘に試合を見に行ったけど、目立ちましたよね。個人技、運動量が凄かった。心強い、ああいう選手がいると。誰かがやられたら、本人がまた行って。本当のキャプテン、お兄ちゃんだった。安心して、俺が守ってあげる、そういうものが自然に、溢れて出ていた」

 小笠原氏は高卒で鹿島に加入。多くのタイトルを獲得してきた“常勝軍団”の中心的存在として長きにわたり、活躍してきた。

「もう、しゃべるし、怒るし。ジーコ、ドゥンガとか、外国人がよくやることを、満男も日本人として遠慮なくやっていたリーダーだった。プレーも休まないし、激しいし、勝負強い。チームを休ませないスタイルを持っていた」

 さらには「(鹿島の)U-12の10番が息子だよね。この間、全国大会で2位になったけど、DNAが凄い。楽しみですね」と越後氏も笑顔を見せる。

 動画の最後では「(チームが)うまくいかない時に、自分が行かなくてはいけないっていう、そういう意識は持っていますよね。瞬間的に(間合いを)詰めていくとか、読みとか優れている。あれはたぶん、教えられるものではない」と称賛のコメントで締め括った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部






◆セルジオ越後が小笠原満男を大絶賛!「本当のお兄ちゃん。俺が守ってあげる、そういうものが自然に出ていた」(サッカーダイジェスト)


◆【J1採点&寸評】鹿島0-2川崎|MOMはチームを支えた橘田!先発抜擢の2選手が結果で応える。鹿島CBは厳しい評価に…(サッカーダイジェスト)






鹿島――クォン・スンテが最後部から鼓舞


[J1リーグ2節] 鹿島0-2川崎/2月26日(土)/県立カシマサッカースタジアム

【チーム採点・寸評】
鹿島 5
開始直後のミスで浮足立っているうちに失点を重ね、早々と勝負を決められてしまった。ハーフタイムで修正し後半頭から猛攻を見せたが、結果的には無得点。チームとしての完成度の差を感じるゲームになってしまった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 5.5
開始直後に失点も、7分には好セーブを披露。結果的に2つのゴールを許したが、調子の上がらないチームを最後部から鼓舞した。

DF
32 常本佳吾 5(66分OUT)
内に絞って中央部への守備にも奔走。攻め上がりからクロスを供給する場面も作ったが、相手に傾いた流れを止めるには至らず。

5 関川郁万 4.5(HT OUT)
開始直後の失態を引きずっていたのか、足もとが定まらずパスミスが目立った。「この試合を経験させたかった」という岩政監督代行の期待に、今後の成長で応えるしかない。

20 キム・ミンテ 4.5
立ち上がりの失点に繋がる場面では雑なパスからピンチを広げる結果に。クォン・スンテに檄を飛ばされるなど、集中力を欠くプレーが見られた。

2 安西幸輝 5
攻め上がる姿勢を見せ、高い位置を積極的に取りに行った。一方で、2失点目は佐々木をマークしきれないなど守備の局面では存在感が希薄に。

MF
14 樋口雄太 5.5
攻撃時にはやや遠慮がちだったが、上手くいかない現状を打破しようと運動量で貢献。51分にはクロスバーを掠めるシュートも放つ。

21 ディエゴ・ピトゥカ 5.5
相手の守備意識の高さに、この日は持ち前のセンスやテクニックを発揮できず。いら立つシーンが目立った。


鹿島――後半頭に投入されたCB三竿が奮闘





8 土居聖真 4.5(HT OUT)
浮足立つチームを主将として立て直せず。フリーランニングで鈴木のサポートに入る場面もあったが、ほぼ何もできないまま前半のみで交代。

10 荒木遼太郎 5(77分OUT)
ポジションチェンジで中央に入り込み、チャンスに絡もうと試みた。しかし、球際の競り合いで敗れるシーンも多く、ボールタッチも数えるほどに。

FW
18 上田綺世 5(66分OUT)
最前線までなかなかボールを運べなかったチーム全体の問題でもあるが、プレーに絡めない時間が長かった。

40 鈴木優磨 5.5
シュートは0本。ただ、ワイドに開いたり、下りてきてビルドアップに絡んだり、何とかしようとピッチ上で存在感を放った。

交代出場
MF
6 三竿健斗 6(HT IN)
関川に代わってCBに入る。ビルドアップを安定させ、後半の戦いを下支えした。攻め上がってミドルシュートを放つ場面も。

MF
35 中村亮太朗 6(HT IN)
後半からアンカーの位置に入りJ1デビュー。攻撃性能を発揮し、ペナルティエリア内まで攻め上がりシュートを放つ。

DF
22 広瀬陸斗 5.5(66分IN)
押し込む展開のなか、攻撃力を期待され投入。右サイドからクロスを供給するが得点は演出できず。

FW
9 エヴェラウド 5.5(66分IN)
迫力ある守備で気持ちを見せる。最前線で待ち構えるが効果的なボールは配球されず、高さや強さを発揮する機会は訪れなかった。

FW
19 染野唯月 -(77分IN)
荒木に代わって投入される。背後を狙う動き出しを見せるが、ボールは出てこず。

監督代行
岩政大樹 5.5
中盤の構成を変えた後半の修正はロジカルで効果的だった。前半のうちに何か手を打てればと悔やまれる。


川崎――佐々木がうれしいJ初ゴール


【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
自分たちのゲームと言えるような圧倒的な内容ではなかった。それでもきっちり2得点を挙げ、無失点に抑えるところはさすが王者という戦いぶり。相手の時間帯になっても冷静に対処しゲームをコントロールする術は見事だった。

【川崎|採点・寸評】
31 山村和也 6.5
チャレンジ&カバーを心掛け、鹿島の2トップに仕事をさせず。球際の競り合いでも相手に譲らなかった。


川崎――先発抜擢に知念がゴールで応える

監督
鬼木 達 6.5
横浜戦の敗戦から入れ替えた先発ふたりがゴールを決めるなど、采配ズバリ。後半にシステムを変えた相手に対して、素早く配置を変えて対処した。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)




◆【J1採点&寸評】鹿島0-2川崎|MOMはチームを支えた橘田!先発抜擢の2選手が結果で応える。鹿島CBは厳しい評価に…(サッカーダイジェスト)




◆【鹿島】採点&寸評 王者川崎に屈し開幕連勝ならず…痛恨ミスの関川に最低点、デビューの中村に光明の高評価(報知)






◆明治安田生命J1リーグ ▽第2節 鹿島0―2川崎(26日・カシマ)

 鹿島0―2で川崎に敗れ、開幕2連勝はならなかった。前半2分、自陣でDF関川が出したパスを奪われ、川崎FW知念に痛恨の先制点を献上。その後もセットプレーから1失点を喫した。後半はメンバー交代、システム変更で反撃に出たが、ゴールネットを揺らすことができなかった。痛恨ミスの関川に最低点がつく一方、岩政コーチの采配、移籍後初出場となったMF中村亮太朗のプレーに光明を見た。採点は以下の通り。

 岩政大樹コーチ 【5・5】 3度の布陣変化で打開を試み、後半からの中盤ひし形4―4―2で狙いに達する。長らく見られなかった采配の妙を、まさか監督代行に見ることになるとは。敗戦の責任を背負う立場。結果がすべてのクラブ。理解した上であえて。負け方に光を灯した。

GKクォン・スンテ 【5・5】 ハーフタイム、岩政コーチが「(勝ち目が残された)よく0―2で帰ってきた」と言ったのは、ビッグセーブがあったから。もっとDFの尻をたたいてもよかった。

DF常本佳吾 【5・0】 後半21分OUT。巧みに立ち位置を取る相手に、ボールの奪われた方が悪いとサイドバックは死ぬ。その典型。パスの選択も周りと合っていなかった。

DF広瀬陸斗 【5・5】 後半21分IN。ようやく目を覚ましたチームが前へ前へと行く中、カウンターをしっかりケア。防では一度も負けなかった。攻のラストプレーは注文がつくが、役割は果たした。

DFキム・ミンテ 【4・5】 動揺は広がっていくものだと知らされた前半。相手の背後に出した効果的なロングパスに、かき消すことができると知った後半。別人のようだった。センターバックには波を消してほしい。

DF関川郁万 【4・0】 後半1分OUT。前半2分、パスミスから先制点を献上。試合を壊したのも、その後も切り替えられなかったのも事実。サッカーは怖い。それを知って、センターバックは大きくなる。みんなそうだった。

MF三竿健斗 【5・5】 後半1分IN。決してスマートではないが、行先が見えないチームに血を通わせる。守備で空気を変えられる選手は、本当に貴重。

DF安西幸輝 【5・0】 詰めればはたかれ、間を開ければもたれる。ボールを見せない家長に苦戦した。相手が悪かったと同情したくもなるが、そこは鹿島の2番。注文を並べたい。

MF樋口雄太 【6・0】 先制点献上の動揺と無縁だったのは彼くらい。この日最大の決定機となったシュートを放ったのも彼。移籍加入2試合。最も安心して見られた。

MFディエゴ・ピトゥカ 【5・5】 嫌な位置に立つチャナティップが気になったか。前半は攻守に迫力を出すことはできなかったが、後半は本来のゲームメークぶり。

MF土居聖真 【5・0】 後半1分OUT。性格的にも、プレー的にも伝わりにくいが、工夫は見られたし、トライも見られたが、形にはつながらず。布陣変更に伴い、早々に交代。

MF中村亮太朗 【6・0】 後半1分IN。周りより少しだけ早く、これから起こることが見えているのかもしれない。あ、まずいと思ったら、そこに35番。J2甲府から獲得した理由が垣間見られた。

MF荒木遼太郎 【5・0】 後半32分OUT。来たパスをアクセントをつけて次に託した。後半巻き返したチームの流れにも乗った。でも、違う。前半、試合の空気を壊すプレーが一番欲しかった。

FW染野唯月【―】後半32分IN。出場時間短く採点なし

FW鈴木優磨【5・5】 常にチームのことを頭に入れてプレーしていたのが伝わる。前半は唯一の突破口となった。ただ、同20分のロストで、前半の趨勢(すうせい)が決まった。責めることはできないが、ここで責めなければ目指す40番には追いつけない。

FW上田綺世【5・0】後半21分OUT。シュート0本でピッチを去る。動き出しとシュートを強みとするストライカー。ボールに触れなければ、ボールが届かなければこうなる。

FWエヴェラウド【5・0】後半21分IN。どちらが悪いという訳ではないが、鈴木を始め、味方と動きが重なることが多い。単体で見れば強力なのは間違いないが、駒には今のところなれていない。

※平均は5・5~6・0点




◆【鹿島】採点&寸評 王者川崎に屈し開幕連勝ならず…痛恨ミスの関川に最低点、デビューの中村に光明の高評価(報知)


2022年2月26日土曜日

◆J1鹿島 6年生にユニホーム 茨城・鉾田で贈呈式 鹿行5市の2300人(茨城新聞)






サッカーJ1の鹿島アントラーズは、今春小学校を卒業するホームタウン5市(茨城県鹿嶋、潮来、神栖、行方、鉾田)の6年生約2300人に、ユニホームをプレゼントした。24日、鉾田市札の市立白鳥西小(佐藤雅彦校長)で贈呈式が開かれ、クラブマスコットの「しかお」が児童たちに手渡した。

贈呈式は事前に知らされておらず、授業中にしかおが教室に現れると、児童たちは大喜び。しかおから6年生18人にユニホームが手渡され「グータッチ」などをして交流した。しかおは、クラブのスタッフを通じ「今年もたくさん試合があるので、友達や家族と見に来てください」と呼び掛けた。

鹿島はこれまで、選手による小学校訪問などのホームタウン活動を実施してきたが、新型コロナウイルスの影響で一昨年から活動が制限されている。ユニホームの贈呈は、子どもたちにクラブを身近に感じてもらうとともに、6年生の新しい門出を祝おうと企画された。

鹿島のスクール生という飯島琉輝愛君(12)は、「土居聖真選手の活躍に期待しているので、スタジアムに見に行きたい」と話した。




◆J1鹿島 6年生にユニホーム 茨城・鉾田で贈呈式 鹿行5市の2300人(茨城新聞)




◆【J1開幕節データ】鹿島2年目ボランチ ピトゥカが叩き出した数値が示す攻撃力(スポニチ)






 30年目のJ1が開幕した。Jリーグ公認データ「J STATS」を活用し開幕節を分析すると、見えてきたのは鹿島のボランチ、チームのかじ取り役を担うブラジル人MFディエゴ・ピトゥカ(29)の攻守における存在感だった。(記録課)

【アタッキングサード(AT)へのパスがMF最多の37本】

 昨季はブラジルの名門サントスから加入も、新型コロナウイルスの影響でチームへ合流したのはシーズン開幕後の4月。それでも8月以降は最終節まで14試合連続でスタメン入りし活躍した。

 初のJ1開幕戦に挑んだ19日のG大阪戦では、序盤から積極的にボールに絡み、ボランチの位置から何度も決定機を演出。前半20分には自陣センターサークル内でボールを受けると、左足で相手DFの裏へ鋭いロングスルーパス。抜け出した上田の先制ゴールをアシストし、後半21分にも相手DFの間を通す絶妙なパスをMF荒木に出して、上田の2点目につなげた。

 視野の広さを生かしたスルーパスは今節の全選手の中で2番目に多い7本、パス84本は全MF2位。そのうち、アタッキングサード(AT=ピッチを3分割した最も敵陣側)へのパスはMF最多の37本とボランチながら攻撃につながるボールを供給している。足元の技術も高く、果敢にゴールにも迫る。前半42分には自らドリブルで運び強烈なミドルシュート。惜しくも枠を外れたが、加入後自身最多となる6本のシュートを放った。

 広範囲に動き、持ち味の守備でも存在感を発揮。タックル奪取3回はチーム最多で3回全て成功。空中戦5勝は全選手5位タイでMF最多と、高さでも強さを見せた。

 鹿島に5年在籍した守備的MFのレオ・シルバは名古屋へ移籍。前任者に比べ攻撃的な数値が目立つレフティーは、6年ぶりのJ制覇のためにも欠かせないピースとなっている。
「データ提供:データスタジアム」




◆【J1開幕節データ】鹿島2年目ボランチ ピトゥカが叩き出した数値が示す攻撃力(スポニチ)





◆【番記者“激薦”|鹿島】ベンチ外の屈辱も定位置奪還。背景を知ると、クォン・スンテを見る目にも熱がこもる(サッカーダイジェスト)






彼を見ているといちいち心が動かされる


 ついに幕を開けた今季のJ1リーグ。それぞれのチームとしての戦いぶりが気になる一方、ではその中で注目すべき選手は誰か――番記者が独自の観点で必見プレーヤーをピックアップし、その魅力を伝える。今回は鹿島アントラーズのGKクォン・スンテを紹介する。

――◆――◆――

 昨年10月頃、鹿島がGK獲得に動いているとの情報が舞い込んできた。情報筋によると、クォン・スンテが退団、引退する可能性があることを受けてのアクションで、鹿島は日本代表経験者ら実績あるGKをリストアップしているという内容だった。

 37歳となった元韓国代表GKはその時点でリーグ戦出場なし。ベンチ外になることも珍しくなく、年齢や状況を考えても不自然に感じることはなかった。そして、彼の帰還を待っている人たちが母国に大勢いた。

 だが、その情報は前進することはなかった。スンテはシーズン残り5節となった11月3日の広島戦で初先発し、4-1の勝利に貢献。残り4試合もスターティングリストに名を連ね、4試合連続無失点でシーズンを終えた。

 ACL出場権獲得を目指していたチームにとっては絶対に勝たなければいけないラスト5。目標はかなわなかったが、スンテはしっかりと役割を果たした。

 コロナ禍で練習が非公開となり、練習姿勢を把握できているわけではないが、準備を続けてきたことはプレーを見れば明らかだった。32歳で安住の地を離れ、日本にチャレンジした。年功序列が濃く残る韓国。鹿島では自ら歩み寄って、若手によく話しかけていた。

 また、GKがビルドアップに参加することが当たり前の時代にあって、得意には映らないプレーに適応しようとする。そして来日5年目はベンチ外の屈辱を味わいながらも、戦線に戻ってきた。多くの教訓が詰まっており、彼を見ているといちいち心が動かされる。

「(全北では)鹿島でいう小笠原満男のような存在だった。昨年はサブに回ることが多くなったが、練習の姿勢を見ていると本当に素晴らしかった。ここまでやれるのはサッカー選手としてではなく、人としても素晴らしいと感じた。(契約担当として、スンテに限らず選手の)試合に出られない時の姿勢を見ていて、そこでダラダラやっていたら残っていなかったと思う」(鹿島で強化責任者を務める吉岡宗重フットボールダイレクター)

 今季開幕のG大阪戦。数的優位に立っても、チームメイトを叱咤するスンテの姿があった。もしかしたら、いなかったかもしれない彼が、ここにいる。背景を知ると、見る目にも自然と熱がこもる。

取材・文●内田知宏(報知新聞社)




◆【番記者“激薦”|鹿島】ベンチ外の屈辱も定位置奪還。背景を知ると、クォン・スンテを見る目にも熱がこもる(サッカーダイジェスト)





◆【鹿島】岩政コーチ、川崎との大一番へ意欲!「自分たちがチャレンジャーであることは変わりありません」(サカノワ)






G大阪戦で手応えを得たが――。


[J1 2節] 鹿島 – 川崎/2022年2月26日15:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズの岩政大樹コーチが2月25日、オンラインによる取材に応じて、翌日のホーム開幕となる川崎フロンターレ戦に向けて抱負を語った。

 いきなり迎えるリーグ2連覇中の王者との大一番。カシマ一丸となっての“必勝”への思いは強い。

 開幕のガンバ大阪戦は相手に退場者が出たこともあったが、上田綺世&鈴木優磨の2トップによるゴールが生まれるなど、理想的な展開で3-1の勝利を収めた。その内容について問われた岩政コーチは次のように語った。

「自分たちの一つのモデルとなったゲームだと思います。(退場劇に注目が集まるなか)実際自分たちがどういうことに取り組み、あの試合を演じることができたのか。そういうところを確認し、今後に向かっています」

 またミッドウィークに組まれていた“関門”のアウェーでのルヴァンカップ大分トリニータ戦が延期に。ただ、それも前向きに捉える。

「今週ルヴァンカップの大分戦が延期され、1週間、川崎に対しての準備ができました。時間はあったので、いろんな想定をしながらできました。ホーム開幕戦、何より近年、常勝という名を明け渡してしまっている相手であり、自分たちが新しい時代を取り返しに行く、それを示せる試合になります。気を引き締めて準備しているところです」

 川崎は直近の横浜F・マリノス戦で3シーズンぶりの4失点を喫して敗れた。とはいえチャンピオンチームである。

「2連覇している強いチームです。自分たちがチャレンジャーであることは変わりありません。(タイトルを宿命づけられた鹿島のように)選手が抜けることでの対応の難しさがあるのかもしれません。いずれにせよ残った選手の顔ぶれ、チャンピオンを勝ち取ってきた選手が残り、ベンチにもいます。非常に怖い相手です」

 レネ・ヴァイラー監督不在が続くなかで迎える重要な一戦、「川崎対策」を問われると、岩政コーチは次のように語った。

「自分たちがやっていることは、対川崎というところでリンクしているところがあり、それをどれだけ出せるかがカギになると思います。攻守において目指しているものが、対川崎対策になるとも考えています。そのなかで戦術的な修正を加えていくことも大事になります。

あとは川崎が盤石でないことがどのように試合に影響してくるか想定しながら試合を始め、流れの中で鬼木さんがどのように手を打って変化をつけるを考えながら進めていくことも重要だと考えています」 

 最大収容2万人に切り替わったが、さっそく鹿島挙げて川崎を迎え撃つ。むしろ選手たちも楽しみにしている――そんな雰囲気も伝わる注目のバトルが展開される。




◆【鹿島】岩政コーチ、川崎との大一番へ意欲!「自分たちがチャレンジャーであることは変わりありません」(サカノワ)





2022年2月25日金曜日

◆鹿島がホーム開幕戦で先着3万人にラバーバンド配布 クラブのカラーの赤を基調(ニッカン)






赤の結束で王者から白星を-。鹿島アントラーズはホーム開幕戦となる2月26日の川崎フロンターレ戦で、先着3万人にオリジナルのラバーバンドを配布する。クラブのカラーである赤を基調に、クラブのスローガンである「FOOTBALL DREAM」の文字が入っている。

今回の川崎F戦はクラブ史上初の試みとして、2階席の全席無料招待(先着1万6000人)の特別企画を実施。川崎Fにはリーグ戦で15年8月の勝利を最後に、6シーズン(12試合)、勝利を奪えていない。スタジアムはコロナ禍で声を出しての応援はできないが、サポーターが同じラバーバンドを付け、熱い思いでアントラーズを後押しすることになる。




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