日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年10月15日月曜日

◆柴崎岳、ウルグアイ代表のスペイン勢「特徴伝える」(ニッカン)



柴崎岳 Gaku.Shibasaki


日本代表が14日、埼玉県内でウルグアイ戦(16日・埼玉)に向けた練習を行った。

MF柴崎岳(26=ヘタフェ)は、DFディエゴ・ゴディン(32=Aマドリード)らスペインリーグで対戦した選手がそろうウルグアイとの対戦に向け「能力の高い選手が多い。リーガでもトップの選手たち。親善試合とはいえ、強豪とやる機会は少ないので、日本にとって、いいテストマッチになる」と、気を引き締めつつも対戦を歓迎した。

ウルグアイはFWルイス・スアレス(31=バルセロナ)が不在で、12日の韓国との親善試合ではアウェーで1-2で敗れた。ただ、韓国戦に先発したゴディン、途中出場したFWマキシミリアノ・ゴメス(22=セルタ)のほか、天才と評されるMFフェデリコ・バルベルデ(20=Rマドリード)や、FWクリスティアン・ストゥアニ(32=ジローナ)らスペインリーグで実力派として知られる選手や、期待の逸材が来日した。柴崎は「知っている選手については、特徴を伝えておこうと思っています」と代表のメンバーたちへ、指南することを示唆した。

森保一監督(50)が率いる新生日本代表について聞かれると「サッカーに関する価値観が、森保さんとある程度似ているのかな」と口にした。同監督がコーチを務めた、ワールドカップ(W杯)ロシア大会は4戦全てに先発出場した一方、森保ジャパンでの出場は12日のパナマ戦の後半43分に出場した2分強しかない。それでも「自分の考え、サッカースタイルを劇的に変えることはなく、このチームに対応していけると思う。次の試合へのメンタル的な準備はしている最中。もし出場する機会があれば自信を持って臨みたい」と静かな口調ながら闘志を燃やした。【村上幸将】







◆柴崎岳、ウルグアイ代表のスペイン勢「特徴伝える」(ニッカン)




◆柴崎岳「ピッチ外でも」若手引っ張る…単独インタビュー(報知)



柴崎岳 Gaku.Shibasaki


 ◆国際親善試合 日本―ウルグアイ(16日・埼玉スタジアム)

 ウルグアイ戦で先発が見込まれるMF柴崎岳(26)=ヘタフェ=が代表合宿合流直前にスポーツ報知の単独インタビューに応じ、チームの「中核」に関わっていく思いを語った。

 ―W杯後、初めての日本代表戦となる。

 「言葉にして発信はしないけど、4年後に対して抱いているものがある。10月シリーズはその第一歩。個人、代表として良いものにしたい」

 ―競争もある。

 「今は競争をどんどんしていく時期。W杯は経験したけど、代表の中での立場は自分で一から作り上げていくもの。ピッチ内で表現しないといけないし、ピッチ外でも発信して示していきたい」

 ―若手が増えた。引っ張っていく気持ちか。

 「もちろんW杯の経験などは求められれば伝えていこうと思う。でも、僕はチーム内のバランスや、いろんなものを見ながらやるタイプ。率先してリーダーになるというよりは、タイミングや状況を見ながら、ピッチ外の部分でも貢献できる部分があれば」

 ―ピッチ外については長谷部、川島がやってきた。

 「ピッチ外である程度チームのことを考えられて、発言や行動ができる選手が絶対に必要だと思う。自発的にこうしよう、ああしようと話し合えるような選手も必要。その意味ではW杯も経験させてもらっているし、協力できるところがあればしていきたい。彼らはいないけれど、必要とされることがあれば、積極的にサポートしたい」

 ―ヘタフェで出場機会が少ない。

 「調子は感覚的にはそんなに悪くない。試合に出てる出てないとか、代表に選ばれた選ばれないにかかわらず、どこでもピッチで示していく必要がある。結果もそう。自分が出た試合で勝ったか、負けたか。どれだけ勝利に貢献できたかどうかにフォーカスしている」(聞き手・豊福晋)




◆柴崎岳「ピッチ外でも」若手引っ張る…単独インタビュー(報知)





◆柴崎、森保監督スタイル適応に自信「サッカーに対する価値観が似ている」(サンスポ)



柴崎岳 Gaku.Shibasaki


 サッカー日本代表は14日、国際親善試合のウルグアイ戦(16日、埼玉スタジアム)に向け、さいたま市内で冒頭以外を非公開として約1時間、戦術の確認を行った。

 W杯ロシア大会で司令塔として輝いた柴崎(ヘタフェ)は、森保監督のスタイルについて「自分のサッカーに対する価値観が森保さんと似ている。自分の考えやスタイルを劇的に変えることなく、このチームに対応していける」と話し、新チームへの適応に自信を示した。

 ウルグアイ戦では相手の急所を突く縦パスを出せるか。「強豪国とやれる試合は少ない。最大限の集中力でプレーする」と表情を引き締めた。




◆柴崎、森保監督スタイル適応に自信「サッカーに対する価値観が似ている」(サンスポ)





◆鹿島ルーキーFW山口一真、流れ変えるも「少ない中で結果を残してこそプロ」(ゲキサカ)



山口一真 Kazuma.Yamaguchi


[10.14 ルヴァン杯準決勝第2戦 横浜FM2-2鹿島 ニッパツ]

 決勝に進出するためには最低でも3点が必要。そんな危機的な状況でピッチへと送り込まれたのが今季、阪南大から鹿島アントラーズに加入したFW山口一真だった。

 10日にホームで行われた第1戦を1-2で落としていたチームは、第2戦を最低でも2点が必要な状況で迎えた。しかし、前半20分と同34分に横浜FMにネットを揺らされ、2試合合計スコアは1-4に。4-4にすればアウェーゴールの差で上回るものの、そのためには3点が必要。そして、山口は厳しい状況のまま迎えた後半16分にピッチへと送り込まれる。

 直後の後半17分にGK飯倉大樹のミスを見逃さなかったMF土居聖真がゴールを陥れて1点を返すと、ここから左サイドハーフの位置に入った山口が縦への推進力をもたらす。ボールを持てば果敢に仕掛け、オーバーラップする左SBに入ったDF安西幸輝との連係で左サイドを制圧。同25分には、山口のパスから駆け上がった安西のクロスをFWセルジーニョがヘディングで叩き込み、ついに2試合合計で1点差まで詰め寄った。

 その後もスピード感あるドリブルで前線へとボールを運んだものの、「自分がシュートを打とうと、どうしても中に行くことが多くなってしまったし、ゴールという結果も残せなかった」と逆転となるゴールを導けず。試合の流れを変え、第2戦は2-2のドローに持ち込んだものの、2試合合計3-4で敗れたチームは準決勝で姿を消すことになった。

 第29節を終えたJ1リーグ戦では7試合に出場しているが、すべて途中出場(出場時間は58分)で、9月5日のルヴァン杯準々決勝第1戦川崎F戦を最後に公式戦からは遠ざかっていた。「1年目から簡単に出番が回ってくるとは入団前から思っていない。少ない中で結果を出してこそプロ」と気丈に語った22歳は、「まだまだ。ギアはあと2つくらい上げられるはずなので、日頃のトレーニングからしっかりやっていきたい」と来るべき出場機会に向けて牙を研ぎ続ける。

(取材・文 折戸岳彦)




◆鹿島ルーキーFW山口一真、流れ変えるも「少ない中で結果を残してこそプロ」(ゲキサカ)





◆【鹿島】猛攻及ばず準決勝敗退…途中出場の昌子「優勝したい気持ちが相手の方が上だったかも」(報知)






 ◆ルヴァン杯準決勝第2戦 横浜M2―2鹿島(14日・ニッパツ三ツ沢球技場)

 鹿島は横浜Mと2―2で引き分け、2戦合計3―4で決勝進出を逃した。

 前半20分、左サイドを突破され中央にクロスを上げられると、こぼれ球に素早く反応したFWウーゴ・ヴィエイラに先制点を献上。同33分に今度は右サイドを破られ、追加点を許した。

 後半はFW土居聖真をトップ下に置く布陣で猛攻。17分に土居が相手の隙を突いて1点を返すと、同25分にFWセルジーニョが頭で同点弾。負傷明けのDF昌子源を投入しDFラインを1枚にするなど攻撃的な采配で決勝進出が決まる3点目を狙ったが、あと1点が遠かった。

 大岩剛監督は「前半の入り方が響いた。後半の45分はいい姿勢だったが、最後の一押しができなかったことは残念。この悔しさを次の大会、試合で生かしていこうと選手には話しました」と語り、昌子は「ルヴァン杯は(時期的に)最初に取れるはずのタイトルだった。チームとしてこの負けは痛い。優勝したい気持ちがマリノスさんの方が上だったかもしれない」と振り返った。




◆【鹿島】猛攻及ばず準決勝敗退…途中出場の昌子「優勝したい気持ちが相手の方が上だったかも」(報知)





◆鹿島昌子復帰 けがの左足首「長い付き合いになる」(ニッカン)



昌子源 Gen.Shoji


<YBCルヴァン杯:横浜2-2鹿島>◇準決勝第2戦◇14日◇ニッパツ

左足首のけがで戦列を離れていた鹿島アントラーズDF昌子源(25)が、負傷した7月25日のJリーグのセレッソ大阪戦以来、約3カ月ぶりにピッチに立った。

2-2で、決勝進出にはあと1点が必要な後半39分に、FW金森健志に代わって途中出場。DF犬飼智也を前線に上げてパワープレーの形を取る際に、1人でも守れる「役」として投入された。

その期待に応えて、これまで苦しめられていた横浜FWウーゴ・ヴィエイラとの1対1では、痛めていた左足を使ってストップするなど確かな力になった。試合勘のなさが心配されたが、それを払拭(ふっしょく)するプレーもあった。

「僕なりに考えたかったのは(FKのキッカーに横浜MF)天野くんがいること。ウーゴ選手はファウルを誘うのがすごいうまいから、2回インターセプトしようと思ったんだけど、わざとやめて、その後で取ろうと思った。そういう頭の切り替えというか、瞬時に選択肢を増やせたことは、試合勘も、そうなまっていないのかなと思った」

ファウルを誘う可能性がある相手に無理して当たらず、わざと持たせてから、奪う-。わずかな時間の中で瞬時に判断が下せたことは、今後に自信が持てる出来事だった。

とはいえ、逆転勝利を狙っていた中で、勝ち越せなかったのも事実だった。そこには、敵ながら高く評価する横浜MF大津祐樹を引き合いに出して「それ以上のアグレッシブを出さないと、うちは勝てないと思っていた。それを前半は誰もしなかった。優勝したいという気持ちが、マリノスさんの方が上だったんじゃないか」と分析した。

過密日程の中でDF内田篤人らけが人も多く出て、体調が整わない選手も出始めている。残る大会は3つ。特に悲願のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)もある。「チームをまとめるという意味では篤人くんの存在はでかかったし、プレーできないからって、あの人の『役』がないのかと言ったら、ケガしているなりにも『役』はあると思う。それは分かっている人だと思う」と言い「僕はベンチから伝えたいことは伝えていたし、ハーフタイムも言いたいことは言った。そうやってチームは成り立っていく。外れた人がひと言、言うだけでもチームは締まると思う。そういう役割は、チーム全員がやっていかないといけない」と、総力戦で団結していく必要性を説いた。

足首とは「長い付き合いになる」という表現で、まだ完全に治ってはいないことをにおわせた。それでも昌子の存在は大きい。そう思わせた10分間のプレーだった。



◆鹿島昌子復帰 けがの左足首「長い付き合いになる」(ニッカン)





◆鹿島、20冠は持ち越し 昌子「この負けは痛い」/ルヴァン杯(サンスポ)






 YBCルヴァン・カップ準決勝第2戦(14日、横浜M2-2鹿島、ニッパ)鹿島はクラブ通算20個目のタイトル獲得が持ち越しとなった。後半に土居がGKのミスを突いてゴールを奪い、左サイドを崩してセルジーニョのヘディングで追い付く意地を見せたが、勝つためのもう1点が遠かった。

 7月の右足首の負傷から後半途中出場で復帰した昌子は「個人的には試合勘もなまっていなかったが、チームにとってこの負けは痛い。今季最初に取れるタイトルで、他の大会にも勢いをつけたかった」と悔しがった。

鹿島・大岩監督
「前半はボールを失い、同じような失点が続いたのは残念だったが、後半は選手たちが意図した通りによく戦った。責任とプライドを持って他の大会に向かっていきたい」

鹿島・土居(反撃の1得点も)
「もう1点取りたかった。悔しい」




◆鹿島、20冠は持ち越し 昌子「この負けは痛い」/ルヴァン杯(サンスポ)





◆鹿島敗退、大岩監督「責任とプライド持ち」切り替え(ニッカン)






<YBCルヴァン杯:横浜2-2鹿島>◇準決勝第2戦◇14日◇ニッパツ

あと1点が届かなかった。鹿島アントラーズは終盤、たたみかけるような攻撃で決勝ゴールを狙ったが及ばず、2-2の引き分け。2戦合計3-4で敗退が決まった。

全タイトル制覇を目標に掲げていた鹿島の1つめがついえて、FWセルジーニョの同点ゴールをアシストしたDF安西幸輝は「アシストはしましたが勝っていないので…。この敗退は今季1番つらい負け。全員が今後、どうやってサッカーをしていくか、しっかり示さないといけない」と沈痛な面持ちで言葉をしぼり出した。

第1戦を1-2で落とし、最低でも複数得点が必要なこの試合。だが「相手のボールの動かし方に、自分たちが先に動いてしまったというか、動かされてしまった。しっかりとしたポジショニングから守備ができていなかった」と大岩剛監督。少しずつマークがずれて、前半だけで2点を失った。この時点で逆転するには3点が必要になった。

後半立ち上がりからセルジーニョを投入し、FW土居聖真をトップ下に置いた。逆転勝ちしたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の水原(韓国)戦と同じ配置に変えた。後半16分にはFW山口一真を投入した。その1分後に、土居が、横浜F・マリノスGK飯倉大樹の不用意なゴールキックをかっさらって1点を返した。

同25分には、山口が鋭い切り替えからオーバーラップした安西を使い、2点目が生まれた。そこからも攻め続けた。左足首のけがから復帰したDF昌子源も後半39分に投入し、DF犬飼智也を上げてパワープレーの形も取った。何度も、相手に悲鳴を上げさせる場面は訪れた。だが…。

「後半だけに限って言えば、めちゃくちゃうまくいったと思います」と土居。それだけに、前半の2失点が大きく響いてしまった。

大岩監督は「この悔しさをしっかり、次の試合に生かそうという話を選手にはしました。4つの大会を戦ってきて、これから3つの大会があるのは我々だけ。しっかりとその責任とプライドを持って向かっていきたい」と話した。




◆鹿島敗退、大岩監督「責任とプライド持ち」切り替え(ニッカン)





◆横浜FMがルヴァン杯決勝進出! 鹿島は終盤怒涛の猛攻もあと1点及ばず(サッカーキング)






2018.10.14 14:00
ニッパツ三ツ沢球技場
横浜F・マリノス 2 終了 2 鹿島アントラーズ 

 2018JリーグYBCルヴァンカップ・プライムステージ準決勝第2戦が14日に行われ、横浜F・マリノスと鹿島アントラーズが対戦した。

 鹿島のホームで行われた第1戦は、試合終了間際にウーゴ・ヴィエイラが決勝点を決め、アウェイの横浜FMが2-1で勝利した。横浜FMは第2戦に引き分け以上で決勝進出が決定。0-1で落としても、アウェイゴールの差で決勝に駒を進めることができる。鹿島は2点以上が必須の状況だ。

 試合は20分に動く。横浜FMはウーゴ・ヴィエイラがシュートのこぼれ球に反応し、先制点をゲット。2戦合計スコアを3-1とする。34分には仲川が追加点。試合を優位に進める。3点が必要となった鹿島は、後半開始から永木亮太に代えてセルジーニョを投入。すると、62分に相手のミスから土居聖真が決めて1点を返す。70分にはセルジーニョのゴールで2-2。あと1点でアウェイゴールの差で鹿島が決勝進出という状況となった。しかし、鹿島の猛攻実らず、試合はこのまま2-2で終了。2戦合計スコア4-3で、横浜FMが決勝進出を決めた。

 10月27日に埼玉スタジアム2002で行われる決勝の対戦相手は、このあと16時にキックオフを迎える湘南ベルマーレ対柏レイソルの結果を受けて決定する。

【スコア】
横浜F・マリノス 2-2 鹿島アントラーズ

【得点者】
20分 1-0 ウーゴ・ヴィエイラ(横浜FM)
34分 2-0 仲川輝人(横浜FM)
62分 2-1 土居聖真(鹿島)
70分 2-2 セルジーニョ(鹿島)

【スターティングメンバー】
横浜(4-1-2-3)
飯倉;松原、ドゥシャン、チアゴ・マルチンス、山中;扇原;大津(61分 喜田)、天野;仲川(86分 ユン・イルロク)、ウーゴ・ヴィエイラ、遠藤(74分 イッペイ・シノヅカ)

鹿島(4-4-2)
曽ヶ端;西、犬飼、町田、山本(61分 山口);遠藤、永木(46分 セルジーニョ)、レオ・シルバ、安在;金森(84分 昌子)、土居




◆横浜FMがルヴァン杯決勝進出! 鹿島は終盤怒涛の猛攻もあと1点及ばず(サッカーキング)




◆2018JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ 準決勝 第2戦(オフィシャル)


セルジーニョ Serginho


YBCルヴァンカップ 準決勝 第2戦

土居とセルジーニョが反撃弾も、1点及ばず。鹿島、ルヴァン杯準決勝敗退。

3年ぶりの聖杯奪回を目指す道のりは、ベスト4で終焉を迎えた。JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ準決勝第2戦。横浜F・マリノスとのアウェイゲーム、ニッパツ三ツ沢球技場に乗り込むと、前半に負った2点のビハインドを土居とセルジーニョのゴールで挽回したものの、逆転には至らず。2-2で引き分け、1分1敗で敗退が決まった。

4日前、聖地で迎えた“前半90分”は心の底から悔しい結果に終わってしまった。直接FKで先制を許すと、後半アディショナルタイムに犬飼が意地のヘディングシュートを突き刺す。しかし直後、再びセットプレーからネットを揺らされてしまった。1-2。アウェイゴールを2つ失い、痛恨の敗戦を喫した。

犬飼は悔しさを滲ませながらも「次は中3日ある」と前向きのベクトルを放っていた。息つく間もない連戦を突き進み続けてきたチームにとって、3日間の準備期間は貴重なものとさえ言える。「このような日程に慣れているのは、自分たち。突破する力がこのチームにはある」。フル稼働を続ける背番号39は信頼と決意を刻み、敵地へ向かう道のりに足を踏み入れた。

逆転突破への準備は、翌朝のトレーニングから始まった。第1戦で無念の負傷に見舞われ、離脱を強いられることとなった内田と中村の思いとともに、選手たちは集中力を研ぎ澄ましていく。着々と状態を整えてきた昌子も完全合流を遂げ、待望の帰還へと歩みを進めていった。

試合前々日、指揮官は入念なミーティングを実施した。そして聞こえてきたのは、アントラーズスピリットの真髄が放った情熱だ。ジーコがチームに檄を飛ばし、緊迫感が張り詰める。そして厳しい寒さに見舞われた土曜日、クラブハウスのグラウンドは熱を帯びていた。横断幕やフラッグが選手たちを熱く鼓舞し、セットプレー練習は激しさを増していく。


前日練習を終え、安西が仲間への思いを語った。「決勝に進出して、この試合に出場できない選手の舞台を整えてあげたい」。敵地での第2戦、鹿島の任務は明確だ。複数得点差をつけて勝つこと。3得点以上を決めて勝つこと。安西は「ガンガン行く」と、勝利への渇望を隠そうとはしなかった。思いは一つ、絶対に突破してみせる――。 



中3日でのアウェイゲームへ、大岩監督は3名の先発変更を断行した。最終ラインに西と山本を起用し、両サイドバックを入れ替える形に。さらに前線には金森を指名し、ゴールへの希望を託した。その他、GKは曽ケ端、センターバックは犬飼と町田がコンビを組み、ボランチはレオ シルバと永木のペア。攻撃陣は遠藤と安西、土居が金森とともにゴールを狙う。そしてベンチにはGKのクォン スンテ、復活を遂げた昌子、小田、小笠原、セルジーニョ、田中、山口が座る。


決戦の日曜日、冷たい雨は朝のうちに止んだ。大一番を待ちわびるかのように、キックオフが近づくにつれて青空も見えるようになった。大一番の舞台は、チケット完売の三ツ沢。決勝進出を懸けた大一番へ、アントラーズレッドが続々と足を運んでいく。ウォーミングアップへと姿を現した選手たち、そこへ降り注がれるチームコール。ホーム側スタンドを凌駕する情熱が響き渡り、ボルテージが高まっていく。そして14時4分、ホイッスルが鳴り響いた。

アウェイゴールを、そして勝利を目指して戦う鹿島は立ち上がりから果敢に攻撃を仕掛けた。永木とレオを起点に、両サイドの背後を狙う動き出しで相手を押し込んでいく。7分には敵陣左サイドで土居が粘り、パスをつないで安西がクロス。金森が反応してペナルティーエリア左奥への突破を狙ったが、背後から押されて倒されたプレーに笛は鳴らなかった。

最初の決定機は10分。相手のCKからカウンターを発動し、右サイドでのパス交換からレオが中盤のスペースを突破する。左サイドを駆け上がっていた永木と金森を経由し、ペナルティーエリア中央へスルーパス。走り込んだ安西が狙ったが、飛び出してきた相手GKにコースを消され、シュートは阻まれてしまった。





立ち上がりにチャンスを作り出した鹿島だが、15分を経過した頃から激しいボディコンタクトの応酬からオープンな展開となると、横浜FMに深い位置まで進出される場面が増えていった。そして20分、この日最初のスコアは敵のものだった。鹿島陣内左サイドからの攻撃、ミドルシュートはペナルティーエリア内でブロックしたものの、こぼれ球をウーゴ ヴィエイラに拾われて右足シュートを決められる。0-1、2試合合計1-3。重要な意味を持つ先制点を、今日も奪われてしまった。

失点したとはいえ「複数得点を奪って勝つ」という任務は変わらない。鹿島はボールポゼッション率を高め、両サイドを使ったパス交換で突破口を見出そうと腐心した。金森や土居が最終ラインの背後を狙い、遠藤と西、安西と山本の連係からサイドの攻略を試みる。だが、決定機を作るには至らなかった。33分、土居がペナルティーエリア左奥でボールをキープし、鋭い切り返しから中央へパス。走り込んだレオのシュートはしかし、枠を越えてしまった。















すると直後の34分、再びゴールネットを揺らされてしまった。ペナルティーエリア右奥へのスルーパスからゴール前へ折り返されると、仲川に押し込まれて0-2。2試合合計スコアは1-4となった。

トータルスコアで3点のビハインドを負った。鹿島が逆転突破を決めるためには、ここから3得点以上を奪って勝利を収めることが必要だ。条件はより明確になった。勝利を渇望する情熱を注ぎ続けるビジタースタンドとともに、残り45分に向かう。



大岩監督はハーフタイム明けからセルジーニョを投入。土居を中盤に下げてスペースメイクとゲームコントロールを託し、ゴールを奪いに行った。49分には金森が相手GKに猛然とプレスをかけ、体を投げ出す。ボール奪取には至らなかったが、ビジタースタンドの声量が一段と大きくなった。





54分には遠藤のFKから町田がヘディングシュートを決めたが、オフサイドの判定で得点は認められず。それでも落胆する時間などない。カウンターに晒されながらも必死に耐えしのぎ、鹿島は攻勢をかけ続けた。59分には西のクロスからセルジーニョがヘディングシュート。相手DFにブロックされたが、得点の可能性を漂わせてみせた。



61分、大岩監督は山口を投入。獲物を狙うかの如く、貪欲な突破を繰り返す若武者が鹿島を加速させる。そして62分、反撃の得点が決まった。相手のゴールキック、ショートパスを逃さなかった土居がプレスをかけると、ペナルティーエリア内から左足で突き刺す。1-2。第1戦の悔しさを胸に、背番号8が意地のスコアを刻んでみせた。







1点差に迫り、鹿島は猛攻を仕掛けた。67分、山口が左サイドの突破から強烈な左足シュート。そして70分、2つ目のスコアが刻まれた。山口が左サイドでボールを持ち、背後へスルーパス。走り込んだ安西のクロス、合わせたのはセルジーニョだった。ヘディングシュートでネットを揺らし、スコアは2-2に。トータルスコアのビハインドは1点となった。









ビジタースタンドの声量はトリコロールを凌駕していた。あと1点を取れば、トータルスコアで並ぶとともにアウェイゴール数で逆転できる。鹿島はさらに圧力を高めた。81分には山口が右サイドから高速クロスを供給し、金森が飛び込んだもののわずかに届かない。84分には昌子が復活のピッチに立ち、犬飼を高い位置へ上げるパワープレーを敢行。必死に攻め続けた。









だが、及ばなかった。4分と表示されたアディショナルタイム、ラストプレーでは曽ケ端も攻撃参加。セルジーニョの右CKに全ての願いが込められたが、アントラーズレッドが沸騰することはなかった。2-2、2試合合計3-4。1分1敗で準決勝敗退が決まった。次戦は6日後、20日に行われるJ1第30節の浦和戦だ。2ヶ月ぶりに確保された、中5日の準備期間。埼スタで勝利を掴むべく、準備を進めていく。そして24日にはACL準決勝第2戦が控えている。これからも連戦は続く。タイトルを失った悔しさは、タイトルを獲ることでしか晴らせない。失意の中で叫ばれたチームコールを背中に受け、進むしかない。








【この試合のトピックス】
・曽ケ端がルヴァンカップ通算81試合目の出場を記録。栗原(横浜FM)に並び、歴代3位タイとなった。
・土居が今大会初得点、セルジーニョが2得点目を挙げた。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
・攻撃の時、相手のボックスわきをシンプルに使おう。
・ボールを奪ったらサイドチェンジを有効的に使っていくこと。
・ここからの45分が勝負。もう一度ギアを上げ、得点を奪おう!!

横浜F・マリノス:アンジェ ポステコグルー
・守備はコンパクトに。
・攻撃はテンポよく。
・後半、開始10分、パワーを持って入ろう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
前半の入り方や失点をしてしまった部分が響いてしまった。後半は少しアプローチを変えたが、選手たちはいい姿勢でやってくれたと思う。最後の一押しができなかったことが残念。優勝を狙っているクラブなので、この悔しさを次に活かそうという話を選手たちにした。しっかりと切り替えて、次のリーグ戦に向かいたいと思う。

Q.後半にセルジーニョ、山口を投入した意図と両選手への評価は?

A.0-2でリードされている状況で、前線からアグレッシブに行く。彼らを入れて、配置も少し変えた。前半にやられていた中盤を厚くすることを目的として投入した。非常によくやってくれたと思う。彼らだけではなく、ポジションが変わった選手や普段はやっていないポジションを務めた選手も、しっかりと意図を汲んで把握したうえでプレーに反映させてくれたと思う。非常に評価している。

Q「いい守備からいい攻撃」と言っている中で2失点したが、複数得点が必要な状況でバランスが崩れてしまったのか?

A.相手のボールの動かし方に対して、自分たちが先に動いてしまった。先に動かされてしまった。しっかりとしたポジショニングから守備をすることができなかった。後半は先にポジショニングを取ることで、先手を取る守備をしようと。前半は後手を踏んでしまった印象で、自分たちのボールロストが失点を招いてしまったので残念に思っている。

Q.タイトルは残り3つとなったが

A.どのクラブもそうだが、シーズンの佳境に入ればケガ人やコンディション不良の問題は出てくる。毎回言っているが、総力戦であるということ。誰が出ても同じプレー、同じコンセプトでやっていく。トレーニングを積めない中で、試合に向けて準備をしていく。それはシーズン序盤からずっとやっているので、それを継続するということ。昌子のように、ケガ人が戻ってくることもある。彼らを試合の中に入れていきながら、しっかりとコンディションを上げていく。しっかりとリカバリーをして、頭と体を切り替えていく。今まで4つの大会を戦ってきた。これからは3つの大会を戦うことになるが、それは我々だけなので、責任とプライドを持って向かっていきたい。

横浜F・マリノス:アンジェ ポステコグルー
目標は達成できた。両チームとも全てを出し切った。前半は自分たちのゲームができた中で、後半はアントラーズが伝統的に強いということがわかる内容で、かなりのプレッシャーを受けた。それでも目標は達成できた。


選手コメント

[試合後]

【土居 聖真】
後半が始まる時に「トップ下に入って、間で受けて仕掛けろ」と監督から言われていた。後半はうまくいったと思うし、流れはこっちにあった。1戦目や前半から決められれば、違った結果になったと思う。誰が出ても今日の後半のような試合をしないといけない。厳しい状況が続くけど、チーム一丸となってまた戦っていきたい。

【安西 幸輝】
前半の戦い方で決まってしまった。自ら逃した形になった。個人的にはオーバーラップもできていたし、アシストもできたけど、結局勝てていない。今年一番きつい結果になってしまった。今後、どうサッカーをするのか、みんなで示していかないといけない。これを糧に、次からまた勝っていきたい。

【西 大伍】
ひっくり返すという気持ちで試合に入って、みんなで戦った。先に取りたかった。立ち上がりはよかったと思う。第1戦よりも前から行けていたし、リスクを負って出ていった。そこで1点が欲しかった。

【山本 脩斗】
切り替えて次に向かうしかない。後半も誰も諦めていなかった。最後まで、3点目を取りに行こうというところは出せたけど、あと1点が足りなかった。まだリーグとACLと天皇杯がある。切り替えて準備をしていきたい。

【曽ケ端 準】
前半は思うようにいかなかった。2点を取らなくてはいけない状況で試合に入ったけど、それでバランスが崩れたわけではない。追加点を取られたので、バタバタしたと思われてもしょうがない。失点後も時間はあったので、なりふり構わずという感じではなかった。タイトルを逃したのは事実。ここから残りのタイトルにどう持っていけるかだと思う。

【犬飼 智也】
2試合とも、隙を作ってしまった結果だと思う。自分たちから前から奪いに行こうと言っていた。前半は少し中途半端になってしまった。課題はいっぱいある。責任も感じている。2点を取れる力はあるので、後ろが無失点で抑えなければいけなかった。


◆2018JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ 準決勝 第2戦(オフィシャル)

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