日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年4月24日日曜日

★2022年ルヴァンカップ第5節鹿島vs大分(カシマ)







◆鹿島 3発快勝でプレーオフ決定、MF樋口が移籍1号「凄く気持ちいい」(スポニチ)






ルヴァン杯1次リーグ第5節   鹿島3-0大分 ( 2022年4月23日    カシマ )


 1次リーグの8試合が行われ、A組は鹿島が大分に3―0で快勝した。後半6分、MF樋口雄太(25)の移籍後初ゴールを皮切りに3得点を挙げて首位に浮上。G大阪と0―0で引き分けたC大阪とともに勝ち点10で2位以内を決め、8強入りを懸けたプレーオフに進んだ。B組は広島が4―0で徳島に大勝し、勝ち点12で1位での1次リーグ突破を決めた。

 鹿島は前半終了間際にPKを外すなど、チーム全体に漂う嫌な流れを樋口の右足が払拭した。弧を描いてゴール右上に突き刺さるミドル弾。1次リーグ突破を引き寄せる鹿島での初ゴールに「このスタジアムで決められたのは凄く気持ちいい」と破顔した。今季鳥栖から加入してようやく結果を出し「もっと自分の価値を高めるためにも今度はリーグ戦で結果を出したい」と気を引き締めた。




◆鹿島 3発快勝でプレーオフ決定、MF樋口が移籍1号「凄く気持ちいい」(スポニチ)





◆鹿島初ゴールはGL突破決める豪快ミドル弾! 樋口雄太「タイトル奪取に向けてその一員でありたい」(ゲキサカ)






[4.23 ルヴァン杯グループA第5節 鹿島 3-0 大分 カシマ]

 鹿島アントラーズでの初得点はタイトル奪還への道を切り拓くスーパーゴールとなった。後半6分、結果的には決勝点となる先制ゴールを叩き込んだMF樋口雄太は「このスタジアムで決められたのは気持ちが良い」と喜びを語った。

 今季開幕前にサガン鳥栖から加入し、J1リーグ戦では開幕9試合連続で先発出場。レネ・ヴァイラー新監督が就任した鹿島において、早くも中心選手となっている25歳がこの日、サブ組が多く先発したルヴァン杯の舞台で大きな結果を残した。

 後半6分、MF松村優太からの短いパスを受け取ると、ゴール左斜め前ミドルレンジから右足一閃。「前のスペースが空いているのが見えて、思いきり打とうという感じで打った。受けた瞬間にシュートを打とうと決めていたのですごく良かった」。力強く放たれたシュートはクロスバーに当たってゴールイン。記念すべき加入後初ゴールとなった。

「打った瞬間はちょっと外れたかなと思ったんですけど、うまく落ちてくれた」と振り返った樋口だが、この得点パターンは想定外だった様子。「鳥栖時代はストレートのボールで決めることがあったけど、ああいうコースを狙ってというゴールはなかった。そういうところでも自分のプレーの幅が広がっていく」。今季はボランチとサイドで獅子奮迅の働きを見せているが、シュートにおいても“プレーの幅”を見せつけた。

 鹿島は今季、J1リーグ戦で合計11得点を挙げているが、複数得点はFW上田綺世(5点)とFW鈴木優磨(3点)のみ。「優磨や綺世しか点が取れていないという現状で、相手の的を絞りにくくさせるという面でも今日のゴールは良かった。みんなが点を取れるチームになれれば相手も分析しにくくなって勝つことが増えるんじゃないかと思う」。勝ち数を増やしていくためにも、自身がゴールを狙っていく構えだ。

 この日の勝利により、鹿島はグループAの2位以内が確定。プレーオフステージ進出が決まり、過去5年間遠ざかっている国内タイトルに一歩近づいた。「チームが目標に掲げているタイトル奪取に向けて僕もその一員でありたいし、今年はチームの本気度が違うと思う。選手もそういうところも感じながら毎試合大切に戦えれば」。初ゴールでますます頼りがいが出てきた背番号14が静かに頂を見つめている。

(取材・文 竹内達也)


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◆鹿島初ゴールはGL突破決める豪快ミドル弾! 樋口雄太「タイトル奪取に向けてその一員でありたい」(ゲキサカ)





◆先輩からの熱い叱咤も“シュート選択”に悔いなし…鹿島FW染野唯月「得点という形で見返したい」(ゲキサカ)






[4.23 ルヴァン杯グループA第5節 鹿島 3-0 大分 カシマ]

 3-0の完勝でルヴァン杯グループリーグ突破を決めた鹿島アントラーズだったが、FW染野唯月には悔しさばかりが残っていた。「決められていないからこそ、点を取りたい気持ちは強い」。先輩のFW鈴木優磨からの手荒い叱咤も力に変え、ストライカーとして一回りも二回りも大きくなっていく構えだ。

 途中出場の染野にビッグチャンスが訪れたのは投入からわずか1分後の後半13分。DF常本佳吾からのスルーパスに絶妙なタイミングで抜け出した。「抜け出しは(上田)綺世くんを見習って練習しているので上手くできた」。身体で相手DFを制しており、フィニッシュまでは良い形。ところが、右足で放ったシュートは完璧な飛び出しを見せたGK西川幸之介に跳ね返された。

 ただでさえ悔しい決定機逸。しかし直後、さらなる追い討ちが染野を襲った。こぼれ球をFW鈴木優磨がゴールに押し込み、大きな追加点が入ったが、鈴木のゴールパフォーマンスは染野に対するガッツポーズ。グループリーグ第3節のG大阪戦でも鈴木の得点後に言葉で煽られ、それを発奮材料に得点を決めていた染野だったが、この日は背中に手荒いキックも受けた。

 さらに後半22分にはMF松村優太のクロスにニアサイドで反応するも、シュートはミートせずにファーサイドへ。これをFWアルトゥール・カイキが決めたが、染野の背後でゴールチャンスを迎えていた鈴木から厳しい言葉が向けられた。「あそこで触るだけじゃなくて、ゴールに持って行ければ良かった」。これには染野も反省するしかなかった。

 こうした厳しいプレッシャーもモチベーションに変え、その後もゴールを狙っていた染野。しかし、後半32分に常本のクロスに合わせたヘッドも枠を外れ、G大阪戦のようにゴールを決めることはできなかった。鈴木からの厳しい叱咤を「悔しいし、自分も点を取りたい気持ちがある」と振り返った染野は「得点という形で見返したい」とプライドをのぞかせた。

 自身が触ったことで鈴木のチャンスにつながらなかった場面については、シュートを選んだことには後悔はなかった。「自分が触るんだ、誰にも触らせないんだということで触った。でも決めないと信頼は得られない。そこで決めていきたい」。目指すはあくまでもゴール。シュートを選ぶことでストライカーとしての存在を示し、決めることでストライカーとしての責任を果たすつもりだ。

 鈴木は試合後、この日の振る舞いについて「チームとして底上げがなかったら強いチームになれないし、今日だったらタロウちゃん、染野、マツ(MF松村優太)に点を取ってほしかった」と心境を吐露。「それでチームに良い競争が生まれるのは鹿島にいて知っている。そういう意味で彼らにはやってほしい」と後輩アタッカー陣を鼓舞していた。

 その思いはおそらく、6年ぶりの国内タイトル奪還を待ち望むサポーターも同じだろう。この日の終了間際、シュートチャンスのたびにゴール裏からの大きな期待を浴びた染野は「ゴールを待っている人がたくさんいるので、ゴールを取って一緒に喜び合いたい」と言い残し、ミックスゾーンを後にした。

(取材・文 竹内達也)




◆先輩からの熱い叱咤も“シュート選択”に悔いなし…鹿島FW染野唯月「得点という形で見返したい」(ゲキサカ)


◆「迷っているのは感じた」大分19歳GK西川が荒木のPKストップ! 3失点も好セーブ連発(ゲキサカ)






[4.23 ルヴァン杯グループA第5節 鹿島 3-0 大分 カシマ]

 数的不利となった後半に3失点こそ喫したが、19歳にして大分トリニータで出番を重ねるGK西川幸之介がキラリと光るパフォーマンスを見せた。

 ハイライトは前半45分。DF羽田健人の一発退場となるファウルでPKを与えたが、西川はMF荒木遼太郎のキックを完璧にセーブした。「荒木選手は非常に上手い選手だったので、決めたところにしっかり蹴ってくるかなと予想していたけど、ボールを置くまでの間とか、目が合った時の表情で迷っているというのは感じたので、見てから飛ぼうという気持ちに切り替わった」。冷静な駆け引きで優位に立ち、股関節を中心としたキックモーションを見てコースを予測。完璧なタイミングで左に飛び、シュートをかき出した。

 その他にもFW鈴木優磨のスルーパスに抜け出したMF松村優太にシュートを打たせなかった前半33分の場面、DF常本佳吾のスルーパスに反応したFW染野唯月のシュートを止めた後半13分の場面、染野のパスを受けたMF和泉竜司のシュートをセーブした後半33分の場面など、絶妙な飛び出しや素早い反応でビッグセーブを連発。1失点目と3失点目はノーチャンスだったこともあり、下平隆宏監督も「非常に戦ってくれて、ビッグセーブも背後の処理もやってくれたので評価できる」と目を細めていた。

 西川自身も「そこまで手応えを感じたわけではない」としながらも、「ビビらずにプレーできたかなというのが素直な印象」と手応え。また得意の飛び出しについては「鹿島自体が裏とかスルーパスを狙ってくるというのは分析できていたので、自分はプレーエリアが広いタイプだと思っているし、そこを埋めることでディフェンスラインがハイラインで対応できると思った。そこは試合前から意識していた」と前向きに語った。

 一方、現在のパフォーマンスに満足しているわけではない。プロ2年目の19歳にしてルヴァン杯4試合目だが、「自分の経験値としては非常に高いものになっていると思うけど、失点数としては4試合で14失点している」と結果にフォーカス。「シュートを止めることだけでなく、シュートに持ってこさせる前に、シュートを打たせないために影響を与えられる選手にならないといけないと感じている」と課題を見つめている。

 正守護神を務めるGK高木駿は2017年の加入以来、そうした意味でもチームを牽引してきた存在。「自分は勝たせるGKという目標を持っている」という西川も後に続く活躍が求められる。

「シュートを止めることもそうだけど、チームを引っ張って、統率して、試合前にはチームを締めて、チームの雰囲気を良くしたり、チームの得点源になれる部分もあると思う。また年齢が離れた選手にもモノを言えるとか、責任を持ってプレーするところもしっかり突き詰めていきたい」。現状維持で満足しない19歳はさらなる高みを見据えながら、プロキャリアを歩み続けようとしている。

(取材・文 竹内達也)


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◆鹿島率いるヴァイラー監督、日本の印象語る「試合会場周辺に警察がほとんどいない」(FOOTBALL TRIBE)






 鹿島アントラーズを率いるレネ・ヴァイラー監督が日本の印象について語っている。スイス『Blick』が伝えた。

 現役時代にスイスの複数クラブで活躍したヴァイラー監督は2005年に母国のザンクト・ガレンで指導者キャリアをスタート。ニュルンベルクやアンデルレヒトアル・アハリを指導した後、フリーの期間を経て、クラブ初の欧州出身監督として鹿島の監督に就任した。

 3月13日にチームに合流したヴァイラー監督は初陣であったYBCルヴァンカップの大分トリニータ戦でこそ3-3の引き分けに終わったが、明治安田生命J1リーグでは3連勝を記録するなどチームは2位に位置。そのなかで、鹿島就任の理由について新たな挑戦を望んでいたことを明かした。

 「成長したかったし、新しいことを学びたかった。異文化や他国の人について知りたかった。監督としてのキャリアをタイトル獲得とお金をもらうことだけで定義することはできない」

 また、日本については「私はここで大歓迎されている。人のあり方が好きだね。料理も美味しいんだ」と心地いとコメント。続けて、「選手や関係者、ファンも同じなんだ。ピッチ上での経緯や関係者からの侮辱、ファンによる暴動をここで経験したことがない。試合周辺会場には警察もほとんどいないね」と日本人の礼儀正しさに感銘を受けている様子だ。




◆鹿島率いるヴァイラー監督、日本の印象語る「試合会場周辺に警察がほとんどいない」(FOOTBALL TRIBE)

◆YBCルヴァン杯 鹿島、1次L突破(茨城新聞)






Jリーグ・YBCルヴァン・カップ1次リーグ第5節(23日・カシマスタジアムほか=8試合)A組の鹿島は大分を3-0で退け、勝ち点10で首位に立ち、2位以内を決め、8強入りを懸けたプレーオフに進んだ。G大阪と0-0で引き分けたC大阪も1次リーグを突破した。鹿島は後半6分、樋口がミドルシュートを決め先制。13分には鈴木、22分にはアルトゥールカイキがゴールを決めた。B組は広島が4-0で徳島に大勝し、同12で1位での1次リーグ突破を決めた。名古屋は1-0で清水を下した。C組は柏が札幌に逆転勝ちし、同8で首位。鳥栖は京都に勝った。D組は福岡が湘南に2-1で勝って両チームが同9で首位に並び、磐田はFC東京に競り勝った。

▽カシマ(観衆6,548人)
鹿島 3勝1敗1分け(10) 3-0 大分 3敗2分け(2)
0-0
3-0

▽得点経過 鹿 分
後6分【鹿】 1-0 樋 口
後13分【鹿】 2-0 鈴 木
後22分【鹿】 3-0 アルト



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