日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年4月30日水曜日

◆ブッフバルト氏:「大迫は代表で定位置を狙える」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?137728-137728-fl



ザックの前で活躍した1860ミュンヘンFW

 1860ミュンヘンFW大迫勇也は、25日に行われたブンデスリーガ2部のG・フュルト戦でゴールを挙げた。日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督がこの試合の視察に訪れており、ドイツメディアは大迫が代表監督へのアピールに成功したと見ている。

 ドイツ『AZ』は、大迫に「ザックからメールがあった!」などと記した上で、かつて日本でもプレーし、昨年10月にシュツットガルター・キッカーズのスポーツディレクターを辞任したギド・ブッフバルト氏のコメントを伝えている。

「もちろん、ゴールを決めるごとに、彼は日本代表にとってより興味深い選手になる。日本には優秀なFWが多くいるが、大迫は代表での定位置を狙えると思う」

「ザッケローニが好むタイプの選手だろう。彼は大迫のように機敏に動く選手と、よく働く選手が好きだ。ただ、2部でプレーしていることは少し不利になるかもしれない」

 今月11日に1860ミュンヘンの強化部長に就任したゲルハルト・ポシュナー氏は、大迫の将来について以下のように話した。

「我々が決められることではない。もちろん、我々はできる範囲で彼の残留を目指していく。彼は非常に重要な選手だ」

「だが、サッカーのコンセプトでは彼を説得できない。お金も影響するだろう。だから、ユウヤと我々の双方にとって、現実的でクリエイティブな解決策を見つけなければいけない」

 ポシュナー氏は、大迫の代理人を務めるトーマス・クロート氏とすでに2回話し合っているそうだ。

◆内田、契約延長報じられ「お互い信頼」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20140427-OHT1T50596.html

 ◆ドイツ・ブンデスリーガ マインツ2─0ニュルンベルク(26日・コファス・アレーナ)

 【ゲルゼンキルヘン(ドイツ)27日】負傷離脱中のシャルケ04の日本代表DF内田篤人(26)が契約延長報道について「うれしい。信頼してくれるし、自分も信頼している」と相思相愛を強調した。チームはホームでボルシアMGに0―1で惜敗し、3位確定は持ち越し。アウクスブルクに1―3で敗れたハンブルガーSVは、残り2戦で残留圏の15位に勝ち点差5。クラブ史上初の2部降格が現実味を帯びてきた。

 右太もも肉離れでリハビリ中の内田が、15年まで残る契約を2年延長するという専門誌の報道にコメントした。「うれしい。けがしてすぐに日本に帰る許可を出してくれた。クラブは信頼してくれている。うまく契約がまとまれば」と延長を示唆。チームは昨年10月26日のドルトムント戦以来半年ぶりのホーム戦黒星。残り2戦で来季の欧州CLに本戦から出場できる3位確保に「1つ上のほうがいい」と仲間の奮起を期待した。

◇サッカー界に拡がるバナナの輪…選手たちがアウヴェスの行動に賛同(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ita/20140429/185866.html


アウヴェスを真似て、バナナを食べる写真を掲載したバロテッリ [写真]=Getty Images


 バルセロナに所属するブラジル代表DFダニエウ・アウヴェスが、27日に行われたリーガ・エスパニョーラ第35節のビジャレアル戦の試合中に、観客からバナナを投げ込まれて人種差別行為を受けたが、それに対しバナナを食べて対抗していた。その行動が人種差別反対のメッセージとして、ブラジル代表FWネイマ―ルをはじめ、選手達の間に広がっている。イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 イングランドからは、マンチェスター・C所属のアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが自身のツイッター上に、「僕たちは平等だ」とのコメントと共に、バナナを食べている写真を掲載した。リヴァプール所属のブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョが、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスと共に自身のツイッターに、「僕たちは皆同じ」とコメントし写真を挙げている。またチェルシーに所属するブラジル代表DFダヴィド・ルイスが、自身のインスタグラムで同代表のMFオスカルとMFウィリアンと一緒に、人種差別反対の動画を掲載している。

 イタリアからは、ミランに所属するイタリア代表FWマリオ・バロテッリが、自身のインスタグラムで写真と共に、「俺たちは皆サル。人種差別反対」とメッセージを載せている。さらに、イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督がイタリアのマッテオ・レンツィ首相とバナナを食べる姿をメディアの前で見せた。

 そしてロシアでは、ゼニト・サンクトペテルブルクに所属するブラジル代表フッキが自身のインスタグラムで、「俺たちは皆サルだ」とのメッセージと写真を挙げている。

 D・アウヴェスの人種差別行為に大胆かつ面白い方法で対抗したため、選手たちやサッカー界に拡がりを見せている。

◆鹿島・セレーゾ監督、バナナ食べて“人種差別反対”(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140430/jle14043005010010-n1.html



 J1第10節第1日(29日、鹿島2-1清水、カシマ)試合後の会見で元ブラジル代表MFのセレーゾ監督が、自ら用意したバナナを食べた。スペインリーグ・バルセロナのブラジル代表DFアウベスが、27日のビリャレアル戦で観客からバナナを投げ込まれる人種差別行為を受け、その場で食べたことに倣った。指揮官は「アウベスの人種差別撲滅キャンペーンに参加する」と話した。

◆昌子“頭脳的”決勝アシスト!冷静判断でシュートよりパスを選択(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/04/30/kiji/K20140430008066180.html

J1第10節 鹿島2―1清水 (4月29日 カシマ)



 鹿島のDF昌子はわずか1、2秒で、さまざまな考えを巡らせた。1―1の後半34分、ゴール前での混戦。相手DFのクリアボールがペナルティーマーク近くにいた昌子の前に落ちた。選択したのは右斜め前のルイス・アルベルトへのヘディングでのパス。それが首位キープの決勝アシストとなった。

 まず考えたのがシュートだった。だが「大樹さん(岩政)だったらズドンと隅に決められたかもしれないけど、自分の首の(筋力の)強さに自信がなかった」。続いて「DFの壁を越える山なりシュートを狙おうかと思った」が「ゴールライン上にもDFがたくさんいてクリアされる」とこちらも却下。「周囲を見たらルイスがフリーだったので」と瞬時にヘディングでのパスに切り替えた。「案外、冷静だった」と胸を張り、リーグ戦初得点の助っ人も「源(昌子)の力が50%」と称えた。

 4月上旬の日本代表候補合宿に初選出された。「自分の中ではそんなにないと思っている」とW杯メンバー入りには控えめだが「もっと代表でプレーしたい」と日の丸への思いを強めた。この日の決勝アシストが証明するように貴重な経験は大きな糧となっている。

 本職の守備では公式戦5連勝中だった好調・清水相手に1失点。センターバックを組む植田に何度も指示を送ってラインを統率するなど、DFリーダーとしての自覚も出てきている。W杯メンバー発表まで残された試合は「3」。わずかな可能性とはいえ、現在のプレーを続ければ、本人も驚く“サプライズ”があるかもしれない。

 ▽昌子 源(しょうじ・げん)1992年(平4)12月11日、兵庫県生まれの21歳。G大阪ジュニアユースでは宇佐美(G大阪)とチームメート。鳥取・米子北高入学後にFWからセンターバックへ転向し、11年に鹿島入団。J1通算23試合1得点。1メートル82、74キロ。血液型AB。背番号15。

◆鹿島のU―21代表DF植田、幻の“プロ1号”に苦笑い(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/04/30/kiji/K20140430008067500.html

J1第10節 鹿島2―1清水 (4月29日 カシマ)



 2試合連続先発となった鹿島のU―21日本代表DF植田は、幻の“プロ初ゴール”に苦笑いを浮かべた。

 前半5分に右CKをニアで合わせようとしたが肩に当たり、流れたボールは相手DFに当たってオウンゴール。それでも「ラッキーで(得点に)なるかな」と思って派手なガッツポーズでアピールしたが、公式記録で訂正された。「かなり良いボールだったし、決めなきゃいけない。次への課題」と勝利にも少し悔しそうだった。

◆昌子V弾アシスト!鹿島、ホーム連敗脱出で首位ガッチリ!!(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140430/jle14043005020004-n1.html



 J1第10節第1日(29日、鹿島2-1清水、カシマ)鹿島が前節まで4戦連続完封勝利中と好調だった清水を2-1で下し、首位をキープ。決勝点をアシストした日本代表候補のDF昌子源(21)は興奮を抑えられなかった。

 「ルイスがフリーだったのが見えたし、自分でシュートを打つよりいいと思った」

 1-1の後半34分、ゴール前の混戦で相手のクリアボールを頭でパス。これをMFルイスアルベルトが左足でたたき込んだ。開幕からフル出場を続ける守備の要が攻撃でも見せ場を作った。

 もう1人の代表候補のMF柴崎岳(21)も攻守に奮闘し、「毎試合、いろんな場面を作り出せている」と手応え。4本のシュートは不発も、「改善すればさらにいいプレーヤーになれる」と胸を張った。若手の活躍でホームの連敗は3でストップ。ここから独走態勢を築いていく。 (伊藤昇)

◆ファーストタッチで決勝弾…「すごい良い性格」鹿島ルイス・アルベルト(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20140429/186002.html

 29日に行われたJ1第10節で、鹿島アントラーズが清水エスパルスを2-1で下し、首位を守った。

 決勝ゴールは、79分に生まれた。野沢拓也の左CKから立て続けに放ったシュートは、清水の体を張ったブロックやポストに阻まれた。しかし、相手のクリアを昌子源が頭で再びゴール前に送ると、最後は直前に投入されていたルイス・アルベルトが、左足のボレーで仕留めた。

 ファーストタッチが決勝弾となった今季加入したブラジル人MFは、歓喜を爆発させる。一気にベンチまで疾走して、トニーニョ・セレーゾ監督に飛びついた。「信頼に応えることを心に秘めてピッチに入り、全力を尽くそうというところで結果が出たので、本当に良かった」と喜ぶとともに、試合を決める一撃となったJ1初得点については、「私が50パーセント、源が50パーセント」と、アシスト役を称えることを忘れなかった。

 これまで、J1では5試合の出場だったが、「良く馴染めていると思うし、積極的に声を出して練習とかでも盛り上げている。すごい良い性格の持ち主」とは、トップ下でフル出場した21歳の土居聖真による人物評。「私たちはみんながファミリー」と自身で語ったように、得点後に駆け寄ったベンチでは、祝福によりもみくちゃにされた。

「みんなで取った得点で、みんなの勝利だと思っている。これからも一体感を持って、長いシーズンを戦っていきたいと強く思っている」と殊勝に語る。老練なイメージのある鹿島だが、先発メンバーの平均年齢は25.55歳と若いチーム。10節を終えて首位に立つが、30歳の助っ人による決勝ゴールが、勢いをさらに加速させるか。

◆【J1:第10節 鹿島 vs 清水】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00171845.html

4月29日(火) 2014 J1リーグ戦 第10節
鹿島 2 - 1 清水 (15:03/カシマ/15,077人)
得点者:5' オウンゴール(鹿島)、57' ノヴァコヴィッチ(清水)、79' ルイスアルベルト(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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●柴崎岳選手(鹿島):
「勝利はいつでも重要。すべて勝つのが理想だがいろんな時期がある。内容がいいからと言って結果が出るわけでもない。数多いチャンスを2点しか決められなかったのは不本意」

Q:ボールロストが多く、リズムができなかったが?
「個人の判断でもあるので。多少のロストといっても、確かに流れの良い悪いはできる。しかし、カウンターを受けても冷静に対処できたのはDFの成長の証。ミスした選手が一番わかっていると思う。反省すると共に1試合1試合良くしていくことが大切かなと思う」

●土居聖真選手(鹿島):
「結構フリーだったこともあった。ただ、ちょっと警戒されてたのか、1枚のボランチがマンマーク気味になることもあった。そこは工夫しないといけなかった」

Q:苦しい試合を勝った印象なのか、多くのチャンスを逃した印象なのか?
「神戸戦のイメージが前半終わったときにあった。後半も決めないといけないのが何本もあったので、そういうところをつめたらもっと大差で勝てた。ただ、そこで引き分けと勝ちでは大きく違う。みんな、自信にして良いと思う」

●昌子源選手(鹿島):
「ノヴァコヴィッチ選手はヘディングが強いという情報があった。あとはCBを背負ってくるので、少し離して置いてトラップしたところを狙おうと思っていた。最初はリーチの感覚がわからなくて少し苦労した」

Q:アシストについては?
「大樹さんなら山なりで右隅とかにいけるかも知れないけれど、それは難しいと思った。短い時間の間にいろいろ考えていた。パッと見たらルイスがフリーだったので出した。いま振り返っても冷静だった。良い判断だったと思う」

●ルイス アルベルト選手(鹿島):
「同点で試合に入ったが、監督が信頼してくれたからこそ使ってくれたと思う。その信頼に応えようと思いピッチに入りました。源が打てる局面だったかもしれないが、パスを出してくれた。なので、源が50%、私が50%の得点だった思う」

●平岡康裕選手(清水):
Q:セットプレーでの失点について
「最後は自分の正面にこぼれてきたので、前に弾ける準備をしておけば良かった。あとは、ノヴァ(ノヴァコヴィッチ)の得点で追いついた時に、自分たちが追加点を取れるチャンスがあったし、そこで取り切れなかったというのが今日の結果になったと思う。
点を取った後は、自分たちの時間帯になると思っていたし、実際にチャンスは何度かあったので、そこの決めきる力を付けなければいけないと思う。何度かチャンスを逃したあとに失点してしまったので、そこのリスクマネジメントというか、試合運びをもう少しできれば良かったと思う」

Q:上位に勝てないことについて
「自分たちの力不足。これを引きずらないで、次のホームでしっかりと気持ちを切り替えて行きたい。5月に入って、新しい気持ちでまたやれたらと思う」

●ノヴァコヴィッチ選手(清水):
「少し残念なところがあったが、この10試合の中では非常に良い戦いが出来ていたと思う。我々のやりたいようにできていた。今日はみんなが100%出して戦えた。心を持って戦えていた。サポーターにとってはエキサイティングな試合だったと思うが、難しい試合だったと思う」

Q:高木俊が入ってからは?
「後半はより危険になれていたと思う。高木俊から完璧なクロスで相手を外して、前に入ることができた。しかし、試合に負けたことは、非常に難しかったと思う」

以上

◇【J1:第10節 鹿島 vs 清水】アフシンゴトビ監督(清水)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00171844.html

4月29日(火) 2014 J1リーグ戦 第10節
鹿島 2 - 1 清水 (15:03/カシマ/15,077人)
得点者:5' オウンゴール(鹿島)、57' ノヴァコヴィッチ(清水)、79' ルイスアルベルト(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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●アフシンゴトビ監督(清水):
「選手たちの努力を本当に誇りに思います。すばらしいスピリットを見せられたと思います。試合を多くコントロールできていたと思いますし、突破のところでしたり、チャンスを多くつくれていたと思います。結果は残念ですが、前向きに考えられる点が多かったと思います。最初の10分で立ち上がりのところは雑になった部分があったので改善しないといけない。同点に追いつくまでエネルギーをよく使っていたと思います。そのあと1対1になったあとから少し落ちてしまったと思う。不運だった点は、2点ともセットプレーがこぼれたところを我々がクリアできず相手に決められてしまいました。このまま続けていきたいと思いますし、土曜の鳥栖戦でしっかり勝利を勝ち取れるようにしたいと思います」

Q:村松選手をトップ下に置き小笠原選手につけたと思いますがその狙いをお願いします。
「非常に良い仕事をしたと思います。小笠原選手は前半、なにも役割を果たせなかったと思います。もちろんああいった早い時間帯での失点をしないことを願っていましたが、村松は良くやったと思います。最初の10分以外は、前半も後半も試合をよくコントロールできたところがあったと思います」

以上

◆【J1:第10節 鹿島 vs 清水】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)



4月29日(火) 2014 J1リーグ戦 第10節
鹿島 2 - 1 清水 (15:03/カシマ/15,077人)
得点者:5' オウンゴール(鹿島)、57' ノヴァコヴィッチ(清水)、79' ルイスアルベルト(鹿島)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:貴重な働きをしたルイス アルベルト選手への評価と、野沢選手がリズムを変えたと思います。野沢選手への評価をお願いします。
「1点目を取るところまでは非常によくて、自分たちがやるべきことをして、1点目を取りました。そこまでは良かったのですが、そのあとは自分たちで自分たちのクビを絞めてしまいました。特にパスミスが目立つようになり、変な形からのボールロストで守備に負担がかかるようになり、守備の負担が増してしまいました。そういう部分がチームとして未熟な部分であったりします。特に1点目を取ったあと、特に土居選手の周辺というのが非常に大きなスペースであったり、フリーにさせてくれた部分があったので、そこでもう少しボールを持って相手陣内に運ぶことができれば、もう少しチームに一息入れる時間も取れたし、もう少し自分が仕掛けることで違う状況をつくりだすことができるんですけど、まだ21歳の若い選手ですので、彼は自分の能力を理解できていない部分があります。まだ、自分の力を知っていないというのが一番の課題であって、それを知れば、おそらくもっと伸びるはずなのですが、自分で停滞しようとしているのかまわりのベテランの選手や他の選手に遠慮しているのか、気を遣いすぎている部分があるように思います。あとは前半に得点したあとにも、チャンスが多くあったわけで、自分が自分が、となってしまった部分が多くありました。何人かの選手はそういう風に考えてしまったと思います。そうではなく、チームが勝たなければいけないのが一番重要なテーマであり、達成しなければいけない目標です。誰が得点するのかが重要なのではなく、チームが最後に勝点3を手にするのが一番重要なポイントです。それを忘れてしまった何人かの選手が存在したというのが、チームとして未熟な部分でもあります。後半に関しても、相手が攻撃的に出てくる中なか、自分たちのパスミスや変なボールロストからチャンスを与えてしまいました。193センチのノヴァコヴィッチ選手は、身長の割には運動量があり駆け引きが巧みでヘディングという自分の仕事をしっかりしていた選手だと思います。まだ、そういった対戦相手の特長や分析を頭に入れて、整理し、試合の中で実行、対策をとっていく、というところがまだできていない。ただ、それは当然のことです。若いセンターバック陣ですので、DFライン全体としてもまだ若い選手が多いので、まだそのミスや過ちが存在することはあるでしょう。今後もそのような苦い汁を飲むことがあるだろうと思います。ただ、中2日という試合日程は、我々のチームの選手だけでなく、おそらく全チームの選手にとっては非常に厳しすぎる日程です。しかし、我々指導者はそのなかでしっかり取り組まないといけない。選手もどのように回復し、どのようにパフォーマンスを維持するのか。あるいは自分とチームを、中2日の日程の中でどうマネジメントしていくのか、ということを学び、実行しなければなりません。すでに経験している選手は、どのように実行すれば良いのかを、若い選手に伝えなければいけないし、それを生かさないといけません。
アウェイでは勝点3を手にすることができていましたけど、ホームでは逃すことが最近では多くありました。ただ、試合内容としては非常に高い密度のある内容でした。最大の敗因は、つくったチャンスの数に対して決められない、決定力不足が一番目でしたし、試合を見に来て頂いたみなさんには確認すればそれが明確になっていたと思います。今日、選手には『1位で試合に出て、1位で帰ってこい』というメッセージだけ残して送り出しました」

Q:繰り返しになるのですが、途中で出てきた野沢選手についてお願いします
「うちにはベテランでこのチームの歴史をつくってきた選手がいます。それは野沢選手であったり、本山選手であったり、中田選手、小笠原選手、曽ヶ端選手もいます。ボールを持ったときは、僕はもう言うことはないと思います。異次元の技術能力を持っていることは誰が見てもわかることです。ただ、時代と共に体は衰えるし、僕もそういった時期がありましたし、またサッカーもやり方やスタイルは進化し続けるわけです。その時代にあったやり方に自分を合わせる適応能力が必要になります。いま、サッカーというのは、ここJリーグを問わず、どこの国に行っても団体スポーツであり、11人がチームのために犠牲心を持って献身的に走らなければなりません。昔は、一人ずば抜けた選手がいて、残り10人がその人のために汗をかく、ということがあったかもしれませんが、今の時代は11人が汗をかかなければいけない時代です。気持ちも入って、その試合のリズムやテンポに入っていけるときは全然問題ないんですけど、そうでないときがあるので、それが持続できなければ、僕は持続できる選手をピックアップしなければなりません。技術を捨てても、走れる選手を使わざるを得ない、というのが現代サッカーやJリーグのフィジカルのタフさには必要な時代になっています。それはどこのチームに行こうと、変わりのないサッカーの流れであって、フィジカルが主体となっています。フィジカルというのは運動量のことであり、そこに技術で先立ったものがいれば試合で活躍することになります。僕は去年、おそらくベテラン組のなかで一番チャンスを与えたのが野沢選手でした。彼を見続けて、試合に勝つための犠牲心や献身性を持ち続けることができるのか、ということを見極めました。それで、彼は頭からは難しいということを、彼が僕に伝達してきたわけです。言葉ではなく体で。選手というのは、体で表現しているわけであり、日々の練習のなかで、それはフィジカルの練習であっても技術練習であっても、いまいい準備ができています、動けています、というのは体の動きを見ればわかります。キレの部分などを細部に観察していくと、良い状態にいるのかどうか、気持ちが入っているのかどうかわかります。特に責務に関しては、このアントラーズの伝統というのはファミリーであり、責任と義務が存在しています。全員が同じ気持ちで責任と義務を持ってプレーしなければなりません。それがなければ、厳しい部分があることは全選手に言えることです。それを一人ひとりが状態を見極めて、表現をし続けなければならない。いまのJリーグにおけるサッカーのスタイル、負担というものを考えれば、1人の選手のために他の10人を犠牲にすることはできません。11人が犠牲心を持って戦って、勝利を追求することをやらなければなりません。そのなかで、ポイントとなるベテランの味が試合によっては使えることがあるので、それを考えながら、それぞれのベテラン選手の味があるわけなので、それを使えればな。若い選手の手助けをできればな、と思っています」

「みなさんもご存じかも知れませんが、ダニエウ アウベスに続き、サッカー界で起きている差別撲滅キャンペーンに参加したいと思います。それはどの世界であろうと、どの国であろうと、あってはならないことなので、バナナを食べさせてもらおうと思います。いま、試合が終わって足が攣りそうなのでバナナを食べてます(笑)」

以上

◆2014Jリーグ ディビジョン1 第10節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51129

J1 第10節 清水エスパルス戦

ルイス アルベルトが決勝弾!ホーム4戦ぶり勝利で2連勝の鹿島が、首位をがっちりキープ!

26日のアウェイ広島戦で3-0と快勝し、リーグ首位に返り咲いた鹿島が、中2日でホームゲームに臨んだ。J1第10節で清水エスパルスと激突すると、前半にオウンゴールで先制し、同点で迎えた79分にルイス アルベルトが決勝ゴール。2-1で競り勝ち、2連勝で首位をキープした。

鹿島は右サイドバックに西が入り、今季のリーグ戦初先発を果たした。センターバックでは、19歳の植田と21歳の昌子がコンビを組み、守備陣を構成した。鹿島は立ち上がりから果敢にゴールを狙っていく。2分、土居のスルーパスに反応したカイオが最終ラインの背後を取り、中央へ折り返す。ダヴィへのパスは相手DFにカットされたが、開始早々から得点の予感が漂った。5分には、左サイドからカットインしたカイオが、ペナルティーエリアの外から思いきり良く右足を振り抜く。強烈なロングシュートが清水ゴールを襲ったが、相手GKに横っ飛びで弾き出され、鹿島の右CKとなった。

すると、先制点がこのセットプレーから生まれた。遠藤が蹴ったボールに、植田が反応。ニアサイドに飛び込むと、ヘディングシュートを打つことはできなかったが、背後にいた清水の選手に当たったボールが、ゴールへと転がり込んだ。オウンゴールで、鹿島が均衡を破った。

1点をリードした鹿島は、その後もチャンスを演出していく。9分、右サイドを駆け上がった西のクロスが、ファーサイドでフリーのカイオへ。しかしヘディングシュートは、惜しくも枠の上へ外れた。さらに20分、土居が右サイドのスペースへ浮き球のパスを出すと、遠藤がフリーでボールを収める。遠藤は、さらに右側を駆け上がった柴崎に丁寧な縦パスを送る。柴崎はシュート性のクロスを蹴り込んだが、中央のダヴィには合わなかった。

2点目を奪えずにいた鹿島は、両サイドを広く使う清水に攻め込まれる場面もあったが、植田と昌子を中心に、中央でしっかりと身体を張って応戦。決定機を作らせることなく、1点リードで前半を終えた。

鹿島は1-0で後半を迎えると、49分に植田が目の覚めるようなロングシュートを放つ。ハーフウェーラインを少し越えた位置から放たれ、スタジアムがどよめいた強烈な一撃は枠を捉えたが、相手GKに弾き出されて、得点とはならなかった。鹿島はその後、高木俊を投入した清水に押し込まれ始め、57分に同点ゴールを決められてしまう。右サイドでボールを持った高木にクロスを上げられ、ノヴァコヴィッチに右足で押し込まれた。

同点に追いつかれた鹿島は、68分に野沢を投入。攻撃陣の入れ替えで打開を図ると、71分には山本がポスト直撃のヘディングシュートを放つなど、流れを取り戻していく。清水ゴールを脅かす場面が増え始めた78分、ルイス アルベルトをピッチに送り出した。するとその直後、値千金の決勝ゴールが生まれた。野沢が蹴った左CKから、ゴール前で決定的なシュートを連発。植田の右足シュートは、ゴールライン上で相手DFに阻まれ、こぼれ球に詰めたダヴィのシュートはポストを直撃。そのボールを拾った野沢のクロスをダヴィが頭で合わせたが、またも相手DFにクリアされる。そこに反応した昌子がヘディングで前方へパスを出し、最後はルイス アルベルトが豪快に左足で蹴り込んだ。

勝ち越しに成功した鹿島は、85分に青木を投入。守備を固めて、1点差で逃げ切った。試合は2-1で終了。鹿島が競り勝ち、リーグ戦2連勝を果たした。

鹿島はリーグ戦でのホームゲームで、4試合ぶりの勝利を収めた。2連勝で勝点は21となり、首位をがっちりキープ。次節は、5連戦の3試合目、中3日で迎える柏戦だ。厳しい日程の中、アウェイでの戦いとなるが、連勝の勢いをぶつけて勝点3を獲得したい。



【この試合のトピックス】
・リーグ戦でのホームゲームで初先発の植田がフル出場。A契約締結条件の公式戦通算450分出場を達成した。
・先発して68分までプレーしたカイオも、A契約締結条件の公式戦通算450分出場を達成した。
・リーグ戦でのホームゲームでは、3月8日に行われた第2節の仙台戦以来、4試合ぶりの勝利となった。
・西が今季のリーグ戦初先発を果たした。
・ルイス アルベルトがリーグ戦初ゴールを挙げた。
・川俣が今季のリーグ戦で初めてベンチ入りした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・個ではなく、チームとしてゴールを奪いに行こう。得点までのイメージを共有すること。
・慌てずに、もっとシンプルに戦うことを心掛けよう。
・ロングボールにはしっかり対応して跳ね返そう。セーフティーファースト。

清水エスパルス:アフシン ゴトビ
・最初の10分以外は我々のサッカーができている。エネルギー、エモーション、魂が出せている。
・集中し、ラストパスの精度を上げよう!
・追いかける展開だが、オーガナイズは崩さないように。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・1点目を取るところまでは自分たちのやるべきことをやれていて良かった。後半は自分たちで自分たちの首を絞めてしまった。パスミスが多くなり、守備陣や運動量に負担がかかってしまった。そこはチームとして未熟な部分。
・土居の周りが空いていたので、そこを使って相手陣内に運ぶことができれば時間稼ぎもできた。土居はまだ自分の能力を知っていない。それは一番の課題で、分かることができればもっと伸びる。周りに気を使いすぎている部分もある。
・今日はチームとして多くのチャンスを作っていたが、自分が自分がという選手がいた。チームが勝つことが一番重要であって、そのことを忘れてしまった選手が何人かいた。
・ノヴァコヴィッチ選手は、運動量、駆け引き、ヘディングといった武器があり、そういった対戦相手の特長を分析し、頭で整理して、試合で実行、対策をしなければいけないが、まだできていない。我々は若いチームなので当然のことで、これからもそれを味わい苦い汁を飲むこともあるかもしれない。
・中2日という日程は厳しすぎて残念だが、指導者や選手はパフォーマンスの維持方法を学んで実行しなければないない。経験している選手はそれを伝えて、活かさなければならない。
・ここ最近、アウェイは勝てていたがホームで勝ちを逃していた。試合内容だけ見れば密度は高かった。また試合を見れば敗因は決定力不足ということが明確だった。今日は選手たちを「1位で帰って来い」と送り出した。

清水エスパルス:アフシン ゴトビ
選手たちの努力は誇りに思う。素晴らしいスピリットを見せてくれた。試合をコントロールしていたし、突破やチャンスを多く作れていた。結果は残念だが、前向きに考えたい。試合開始5分、10分は改善しなければいけない。少し雑になってしまっていた。追いつくまではエネルギーを使っていたが、1-1になった後に落ちてしまった。また不運なことにセットプレーのこぼれ球をクリアできず、決められてしまった。


選手コメント

[試合後]

【野沢拓也】
前半から試合を見ていて、お互い行ったり来たりしていた。後半もそれが続いていて、相手は点を取るために前がかりになっていた。非常にスペースが空いてきていた。嫌なところを突いていけば、ゴールは生まれると思っていた。監督には、前線でキープしてくれ、時間を作ってくれと言われていた。チャンスを作って点に結びついたのは良かった。ツータッチくらいでボールを離せば、ああやってみんなのリズムも生まれるし、味方も活かせる。後半はみんながそういう意識でやっていたと思う。相手は前半から飛ばしていたし、疲れている時に嫌なところに入れば、自分はフリーでボールをもらえると思っていた。

【柴崎岳】
勝利はいつでも重要なもの。できれば全て勝つのが理想だが、そうではない時期も必ずある。勝っている時期もあれば、そうでない時期もある。内容と結果の折り合いをどうやってつけていくか、ということもある。内容が良くても結果が出るわけではない。それはサッカーの本質的な部分でもある。今日はどちらかというと、内容はあまり良くなかったけど、数多いチャンスの中で2点だけというのは多少不本意ではあるけど、結果につながったのは良かった。後ろの方はある程度安定してできていたと思う。カウンターを受ける場面はあったが、冷静に対応できたのは、守備陣の成長だと思う。

【土居聖真】
ベンチの選手を含めて、全員で戦えた。それがこういう結果につながったと思う。こういう試合は、やりやすい、やりにくいというようなことはないが、良い経験になった。自分がチャンスになる場面や、チャンスを作れる場面が多かったと思う。今日はまわりが良いタイミングで動き出してくれていたので、反射的に良いパスを出せたかなと思う。(ルイス アルベルトが決勝点を決めたが)雰囲気は良いと思う。ルイスも良く馴染めているし、自分から積極的に声を出して、練習も盛り上げている。(選手交代後、リズムが変わったか)タクさんは良い動き出しが数多くあったので、その後の周りのサポートは良くできていたと思う。

昌子選手、植田選手、カイオ選手、ルイス アルベルト選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

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