日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年2月26日月曜日

◆恋するSTADIUM(鹿嶋市)





 カシマサッカースタジアムで、新たな恋を見つけてみませんか。

 サッカーのルールを知らなくても大丈夫。周りの人に聞くことで、自然とコミュニケーションが生まれるはずです。

 なお、当日は、2018明治安田生命J1リーグ第3節 鹿島アントラーズvsサンフレッチェ広島戦を観戦する予定です。

 ぜひ、お気軽にご参加ください。

 たくさんのお申し込みお待ちしております。


■ 日 時
平成30年3月10日(土)
[スケジュール(予定)]
11時15分  受付
11時45分 パーティー開始
15時    試合観戦
 2018明治安田生命J1リーグ第3節
  鹿島アントラーズ VS サンフレッチェ広島
18時    パーティー終了
■ 場 所
MAHALO ほか
{カシマサッカースタジアム隣(R51号側)}
 
■ 参加条件
25~40歳程度までの独身男女
各18人
※男性は、鹿嶋市に在住・在勤する方
※男女問わず、定員を超えた場合は抽選
 
■ 参加費
□ 男性5,000円
□ 女性3,000円
※参加費には、軽食代・観戦チケット(指定席)代などが含まれます。
 
■ 申込期間/方法
2月27日(火)までに、下記のリンク先(いばらき電子申請サービス)でお申し込みください。
申込締切日以降のキャンセルは、キャンセル料(参加費全額)が発生します。
□ 申込ページURL
いばらき電子申請サービス
https://s-kantan.com/city-kashima-ibaraki-u/offer/offerList_detail.action?tempSeq=6990 
 
【問い合わせ先】
鹿島アントラーズ・コールセンター
電話 0299-82-5555(10:00~16:00)
 
■ 注意事項
上記URLの申込フォームでご確認ください。
 
■ 主催/主管/後援
主催:鹿嶋市
主管:(株)鹿島アントラーズ・エフ・シー
後援:(一社)いばらき出会いサポートセンター






恋するSTADIUM

◆【鹿島】安部裕葵、クラブ史上5人目10代開幕先発へ 指揮官「若手だと思っていない」(報知)





 鹿島の高卒2年目MF安部裕葵(19)が24日、鹿嶋市内で行われた練習で主力組の左サイドに入り、清水戦(25日・アイスタ)でクラブ史上5人目の10代開幕スタメンが濃厚になった。安部は「相手のことは意識しない。鹿島はどの試合も勝たないといけない」と意気込んだ。

 過去の10代の開幕戦先発は柳沢敦、羽田憲司(ともに現・鹿島コーチ)、DF内田篤人、MF豊川雄太(ベルギー1部オイペン)の4人だけ。FW大迫勇也(ケルン)、MF柴崎岳(ヘタフェ)らも成し得なかった偉業だ。安部は「勘違いをしてはいけない。自分のプレーを出すことに集中したい」と力を込め、大岩剛監督(45)は「彼を成長させるために起用するわけではない。もう彼を若手だと思っていません。思い切ってやるのが彼の仕事。ガムシャラに、ひたむきに良さを出してほしい」と期待を寄せた。


【鹿島】安部裕葵、クラブ史上5人目10代開幕先発へ 指揮官「若手だと思っていない」



◆鹿島のDF西大伍が復帰へ前進、思い描くのは中盤で輝く姿(サッカーキング)





 復帰に向けて状態は上向きだ。自身の体と向き合い、地道なリハビリを続けてきた鹿島アントラーズの西大伍は、ボールを蹴られる状態にまで回復した。

 西が右ひざの内側側副じん帯を断裂したのは昨年12月2日のリーグ最終戦。相手FWのアダイウトンと接触し、開始わずか14分でピッチを後にした。この試合で引き分けた鹿島は、最終的に得失点差で川崎フロンターレを下回り、つかみかけていた優勝は手からこぼれ落ちた。

 この冬はリハビリに専念した。「サッカーよりも真面目に取り組んだかもしれない」と冗談交じりに話すが、治療のために徳島県まで足を延ばすこともあった。大好きな釣りも「どうせこの時期は寒くて釣れないから」と数回にとどめた。あれこれと深く考え込んでしまう性格の西からすると、釣りは「糸だけに集中できる時間」だという。

 タイトル奪還を狙う今季、鹿島ではサイドバックの先発の座をめぐって激しい競争が繰り広げられている。ドイツから復帰した内田篤人を筆頭に、成長著しい伊東幸敏や左右をこなす新加入の安西幸輝ら人材は豊富。だが、西にはポジション争いで出遅れたという焦りはない。むしろ以前から希望していた中盤での起用が増える可能性に、待っていましたとばかりに目を輝かせた。




「最終ラインにいたら面白い選択肢を持っていても、安全なものを優先してしまう。でも、一つ前の位置にいるだけで、閃いたことをトライできる。サイドバックが完璧だとは思っていないですけど、何かを変えないと自分の成長はない。僕は変化が好きなんですよ」

 思えば昨季、試合途中にボランチへポジションを変えた際にはどこか楽しそうにプレーしていた。もちろん、常勝軍団の鹿島はどのポジションも層が厚く、中盤での先発が約束されているわけではない。それでも西にとっては「やっとできる」というワクワク感のほうが大きいようだ。そこにケガによる長期離脱を悲観する姿はなく、新たな挑戦に胸を高鳴らせていた。

◆西大伍の足元で輝く『マーキュリアル』、洗練されたデザインに注目

 西が新たに手にしたのは、史上最高のバージョンアップを遂げた『マーキュリアル』。軽さやフィット感などの機能性もさることながら、斬新なカラーが注目を集めている。

 俊足なチーターからインスピレーションを受けたという最新作は、ド派手なオレンジが疾走感を強調。また『マーキュリアル』の誕生20周年を記念して、かかとには「M」の文字が大きくあしらわれ、大胆かつスタイリッシュなデザインに仕上がった。

ナイキ

 機能性が同じであれば、“イケてる”スパイクを履きたいと思うのは当然のことだ。西も「やっぱりかっこいいスパイクを履きたい」と見た目を重視する。

「派手なデザインが好きですね。試合前のロッカールームで自分の姿を見た時、『行くぞ!』となる。最新作のカラーはテンションが上がりますよね」

 女性がおしゃれな洋服や小物でテンションが上がるように、“イケてる”スパイク『マーキュリアル』は選手の気分を高める効果をも持ち合わせている。

取材・文=高尾太恵子
写真=ナイキジャパン

鹿島のDF西大伍が復帰へ前進、思い描くのは中盤で輝く姿





◆3つのポジションで存在感…鹿島DF安西が「あの人こそスペシャル」と話す理想像(ゲキサカ)





[2.25 J1第1節 清水0-0鹿島 アイスタ]

 試合を重ねるごとに存在感を増している。今季、東京Vから鹿島アントラーズに加入したDF安西幸輝はここまで公式戦全3試合にフル出場。14日のACL上海申花戦(1-1)は左サイドバック、21日のACL水原三星戦(2-1)は右サイドバックで先発し、J1デビュー戦となったこの日は再び左サイドバックで開幕スタメンを飾った。

 試合の中でも目まぐるしくポジションを変え、後半22分から左サイドハーフにポジションを上げると、同39分からは右サイドバックに回った。3つのポジションをこなし、そのどこで出ても攻撃で前への推進力を発揮。それでも本人は「攻撃でもっとアクセントを付けられれば。アタッキングサードの精度を高めていきたい」と貪欲だ。

 負傷離脱中のDF西大伍からもさまざまなアドバイスを受け、自身の糧にしている。右サイドバックが本職ながらやはりさまざまなポジションをこなす西について「サッカーに関して本当に頭のいい選手で、勉強になることがいっぱいある」と話す安西は「(西)大伍さんみたいなユーティリティー選手になりたいし、あの人こそスペシャル。大伍さんに近づきつつ、自分の良さを出せれば」と、一つの理想像としてイメージしている。

「今日のプレーには満足していない。クロスの質であったり、攻撃のフィニッシュの部分でもっと頭を使ってサッカーをしたい。自分の良さももっと分かってもらって、もっと意思表示してプレーしたい」。東京Vでのプロ4年間でJ2の150試合に出場したが、ACLもJ1も今季が初挑戦。日々進化を続ける22歳はさらにその成長速度を加速させていく。

(取材・文 西山紘平)


3つのポジションで存在感…鹿島DF安西が「あの人こそスペシャル」と話す理想像


◆【鹿島】安西が“三刀流”のJ1デビュー!左SB→左MF→右SB「自分の良さ出た」(報知)





 ◆明治安田生命J1リーグ▽第1節 鹿島0―0清水(25日・IAIスタジアム日本平)

 鹿島は敵地で清水と0―0で引き分けた。東京Vから加入したDF安西幸輝は左サイドバックでJ1デビューとなる先発出場。攻勢を強めたい後半22分からは左サイドMFにポジションを移し、さらにFWを3枚に増やした後半39分からは右サイドバックでプレー。“三刀流”でJ1デビューを果たした22歳は「3つのポジションをこなしたことで、自分の良さが出たかなと思う」と手応えを口にした。

 14日のACL初戦・上海申花戦(1△1)では左サイドバックで先発し、21日の水原三星戦では右サイドバックでフル出場。東京V時代には中盤の底やトップ下でプレーした経験を持ち、「どこのポジションでも高いレベルでプレーできることが自分の持ち味」と言い切る。得意のドリブル突破からのクロスだけではなく、周囲を生かすプレーや守備時のポジショニングにも優れる。

 試合はスコアレスでドロー。「特に前半は相手の方が気持ちの部分で上回っていたと思う」と振り返り、「数字の意味で結果を求めないといけない。もっと質の高いプレーをしていきたい」と成長を誓った。


【鹿島】安西が“三刀流”のJ1デビュー!左SB→左MF→右SB「自分の良さ出た」


◆【鹿島】鹿島の“スン様”GKクォン・スンテ、読み勝ちの2戦連続PKセーブ(報知)





 ◆明治安田生命J1リーグ▽第1節 鹿島0―0清水(25日・IAIスタジアム日本平)

 鹿島は敵地で清水と0―0で引き分けた。

 GK権純泰(クォン・スンテ)がチームを救った。前半40分、MFレオ・シルバがペナルティーエリア内でPKを献上したが、清水FWクリスランが右隅を狙ったキックを見事にセーブ。「ピッチ内で最善を尽くせばファインセーブは出るもの」とクールに振り返った。

 スカウティングの段階でクリスランが右隅を得意とする情報は取得済み。さらに「開幕戦だったし、会場は満員のお客さん。絶対に決めなきゃいけない状況。いつも通りのコースに蹴ってくると思った」と自信を持って跳んだ。PKストップは21日のACL水原三星戦に続き2試合連続。0―0の引き分けにも「我慢強く守れていた。チームは良い時ばかりではない。みんなで解決する力はあると思います」と胸を張り「ソガさん(GK曽ケ端準)との競争があるからこそ、いいパフォーマンスを出せている」と白い歯を見せた。


【鹿島】鹿島の“スン様”GKクォン・スンテ、読み勝ちの2戦連続PKセーブ




◆2853日ぶりJ復帰戦は地元・清水で…内田「本当はカシマで復帰したかったけど」(ゲキサカ)





[2.25 J1第1節 清水0-0鹿島 アイスタ]

 高校時代を過ごした地元の清水で8シーズンぶりのJリーグ復帰を果たした。鹿島アントラーズのDF内田篤人はアウェーでの清水戦に右サイドバックで先発。「長い間、ケガもしていたし、Jリーグに戻ってきて、開幕戦がポイントだと思っていた」。10年5月5日のC大阪戦以来、2853日ぶりとなるJ復帰戦を開幕スタメンで飾った。

 静岡県出身で、清水東高から鹿島に入団した内田。清水の本拠地・IAIスタジアム日本平でのJリーグ復帰に「本当はカシマで復帰したかったけど」と冗談交じりに話しつつ、「高校時代の友達も見に来てくれたし、家族も見に来てくれた。高校のときもここで試合をやっているし、楽しかった」と、懐かしいスタジアムで復帰戦を戦った。

 序盤からホームの清水に押し込まれる苦しい展開。前半42分のPKのピンチはGKクォン・スンテがビッグセーブでしのぎ、「スンテの助けもあって、前半を0-0で終われたのは良かった。首の皮一枚つながった」と感謝したが、前半のシュートはDF昌子源のロングシュートによる1本のみに終わった。

 ハーフタイムに立て直し、後半は鹿島もチャンスをつくったが、1点を取り切れず、スコアレスドロー。「うまくいかないときもあるし、その中で勝っていかないといけない。優勝するには今日みたいな試合を勝たないと」と、引き分けという結果には満足しなかった。

 14日のACL上海申花戦(1-1)にフル出場し、鹿島での公式戦復帰を果たした内田だが、21日のACL水原三星戦(2-1)は連戦を考慮され、メンバー外。この日、公式戦2試合ぶりに先発し、後半39分にFWペドロ・ジュニオールとの交代でベンチに下がった。

「(交代は)戦術的な理由もあるし、徐々に徐々にというのもある。ペドロが入れば、勝ち点3を取りに行くよという意図もある」。そう途中交代を受け止める内田に焦りはない。「前回のACLもパスしてもらって、うまく休ませてもらいながらやっている。(手術した)膝は問題ないけど、周りの筋肉が張ったりというのはしょうがなく出てくる。そこはケアしながら、様子を見ながら」。ゆっくりと、しかし着実に完全復活への階段を上っていく。

(取材・文 西山紘平)


2853日ぶりJ復帰戦は地元・清水で…内田「本当はカシマで復帰したかったけど」




◆鹿島 内田 2853日ぶりのJ1復帰「優勝するならアウェーで勝たないと」(スポニチ)


明治安田生命J1第1節最終日 鹿島0―0清水 ( 2018年2月25日 アイスタ )





 鹿島の元日本代表DF内田篤人(29)が、10年5月のC大阪戦以来、2853日ぶりのJ1復帰を飾った。0―0で引き分けた敵地の開幕・清水戦に右サイドバックで先発。後半39分までピッチに立った。

 アイスタのある静岡市清水区は、清水東高校時代を過ごした地元。16年秋に生まれた愛娘も初めて試合の観戦に訪れた。「高校時代の友達や家族も見に来てくれた。高校の時もここでやってるし、楽しかった」と振り返った。

 前半は球際やセカンドボールの対応で清水に上回られ、チーム全体が劣勢に立たされた。「後ろで回せばいいのに、なんで蹴ってしまうのか」と思ったといい、チームメートには「縦パスを入れないで」と声掛け。鋭く戦況を読みながら、大きなジェスチャーで仲間に指示を与えた。

 ハーフタイムに大岩監督から気持ちが足りていないことを強い口調で指摘されたイレブンは後半、リズムを奪い返した。それでも1点は遠かった。内田は「うまくいかない時でも勝っていかないといけない。優勝するならアウェーで勝たないと」と力を込めた。


鹿島 内田 2853日ぶりのJ1復帰「優勝するならアウェーで勝たないと」




◆鹿島GKスンテ好守でドロー、内田「首の皮一枚」(ニッカン)





<明治安田生命J1:清水0-0鹿島>◇第1節◇25日◇アイスタ

 前半と後半で、鹿島アントラーズはまるで別のチームだった。縦に急ぎすぎて、展開が少ない前半。放ったシュートは清水エスパルスの7本に対して、わずか1本だった。不用意なパスを奪われる場面も続き、重心が後方に下がる。我慢を心に刻んだが、前半40分にMFレオ・シルバがペナルティーエリア内で相手を倒してPKを与えてしまった。「僕と(植田)ナオと(三竿)健斗の3人で『おれたちは守備に集中しよう。攻められているけど大丈夫』と話した直後のPKだった」とDF昌子源。嫌なムードになりかけた。

 そこをしのいだのは、GKクォン・スンテだった。「清水も開幕戦で、ホームでたくさんのサポーターの前で勝ちたいという気持ちの表れから、いつも通りのコースに蹴るだろうと思った。試合前に映像を見て、ある程度、予測したことでうまく止められた」。清水FWクリスランのシュートを左に飛んで、21日のACL水原戦から2試合連続となるPKストップ。Jリーグに限れば2010年5月5日のC大阪戦以来、2853日ぶりの復帰となったDF内田篤人は「前半0-0に抑えられたので、首の皮一枚、つながった」。 ハーフタイム。大岩剛監督からカミナリが落ちた。「要因はいろいろあるが、大前提として、自分たちの気持ちの問題。厳しく言いました」。昌子も「かなり怒っていました。そうやって、しっかりカツを入れてくれた」。戦う姿勢を取り戻し、ボールが両サイドを激しく行き来する。後半は完全に、試合を支配した。 結局、得点を入れられずに初戦は引き分けだった。それでも内田は「まぁ、いいんじゃないかな。(次の試合まで)1週間あるし、みんな分かっていると思うので、こういう(試合を経て)ので良くなっていけばいい」と悲観的にはならなかった。


鹿島GKスンテ好守でドロー、内田「首の皮一枚」




◆鹿島攻勢実らず、清水PK失敗でドロー/清-鹿1節(ニッカン)





<明治安田生命J1:清水0-0鹿島>◇第1節◇25日◇アイスタ

 昨季14位の清水エスパルスはホームで鹿島アントラーズと対戦し、スコアレスドローに終わった。

 鹿島DF内田は先発し、8シーズンぶりにJリーグ復帰を果たした。一方、清水のDF立田は、プロ2年目で初のリーグ戦出場となった。ホームの清水は前半11分、ゴール前でMF石毛のパスを受けたFWクリスランがシュートを放つが、左ポスト直撃。こぼれ球をDF松原が狙ったが、ゴールをとらえられなかった。さらに同40分、MF石毛がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。新加入のFWクリスランがキッカーを務めるが、鹿島GKクォン・スンテがコースを読み切ってキャッチ。ピンチを防ぎ、前半は0-0で折り返した。

 後半、鹿島が攻勢をかける。同22分、MFレオ・シルバの右CKからFW鈴木がダイレクトで低い弾道のシュートを放つが、清水GK六反がセーブ。MF土居、FWペドロ・ジュニオールら攻撃の切り札を投入し、チャンスを作った。清水は同26分からFW鄭大世が途中出場。同31分には、クリスランのクロスに頭を合わせるが、枠外だった。後半は鹿島がペースを握ったが、清水が最後まで守りきった。

鹿島攻勢実らず、清水PK失敗でドロー/清-鹿1節




◆2018明治安田生命J1リーグ 第1節(オフィシャル)




明治安田J1 第1節

鹿島、J1開幕戦は勝ち点1。アウェイで清水とスコアレスドロー。

ついに2018シーズンのJ1リーグが幕を開けた。第1節の相手は清水エスパルス。水原三星戦に続いて敵地に乗り込んだ鹿島は0-0で迎えた後半、3選手を交代して必死に攻撃を仕掛けたものの、最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。開幕戦はスコアレスドロー、勝ち点1という結果に終わった。

J1に先駆けて開幕を迎えたAFCチャンピオンズリーグで、鹿島はすでにグループステージ2試合を戦った。2月14日の上海申花戦、1-1。そして4日前、水原三星とのアウェイゲームでは2-1と今季初白星。気温が氷点下にまで落ち込んだ極寒の夜、背番号10を継承した金崎が2得点を挙げて勝利へ導いた。昨年10月25日の天皇杯・神戸戦以来の公式戦出場となったクォン スンテも、起死回生のPKストップでチームを救ってみせた。

3度目の遠征となった水原で初めて掴み取った3ポイントとともに、チームは翌22日に帰国した。中3日でアウェイ連戦に臨むスケジュールで、ついにJ1開幕を迎える。選手たちは帰国早々、午後練習を実施してコンディション調整に努めた。虎視眈々と出場機会を狙う面々もまた、実戦形式のトレーニングで己の存在をアピールすべく、激しいマッチアップを連発している。

指揮官は言う。「試合に出ていないメンバーも含めて、皆のコンディションが良い。すごく良い目をしている。選手を選ぶのは自分の責任だが、良い意味で迷わせてくれる」と。切磋琢磨を繰り返し、チームは来たるべきJ1開幕戦へと照準を合わせた。切磋琢磨を繰り返しながらタイトなスケジュールへ立ち向かうこととなるが、それはACLを戦う日常においては当然のもの。新加入ながら先発の座を射止め、左右のサイドバックとして高水準のパフォーマンスを披露し続けている安西は「スタメンは全選手が狙っている。毎試合が勝負で、結果を出したい」と決意に満ちた表情で語っていた。



前日練習ではセットプレーの確認を入念に行った選手たち。わずかな準備期間で集中力を高め、開幕戦の舞台・清水へと向かった。大岩監督は「リーグとACLは違う。新たなスタートダッシュをするために、『しっかりと切り替えて試合に入っていこう』」とミーティングで語りかけたという。2010年以来のJ1復帰戦を地元で戦うこととなった内田もまた、「スタートダッシュは重要だと思う」と口を揃えて勝利を誓っていた。

指揮官が指名した先発メンバー11人は、水原三星戦から1名の変更となった。内田がJ1復帰戦のピッチに立ち、右サイドバックで先発出場。安西が左サイドへ回り、植田と昌子がセンターバックコンビを組む。GKは昨年7月以来のリーグ戦出場となるクォン スンテ、中盤は三竿健斗とレオ シルバがボランチを務め、2列目には遠藤と安部が入る。そして2トップは金崎と鈴木のコンビとなった。またベンチには、GKの曽ケ端、古巣との対戦となった犬飼、山本、永木、小笠原、土居、ペドロ ジュニオールが座る。



新たなシーズンを迎えた高揚感、そして勝利とタイトル奪回への決意を胸に、背番号12が続々とスタジアムへ足を運んだ。青空に恵まれた日本平、ビジタースタンドはアントラーズレッドの情熱で埋め尽くされた。ホーム側を凌駕する熱量が大きなチームコールとなって常緑のピッチへ降り注がれる。フットボールのある週末が、ついに帰ってきた――。ボルテージが最高潮に高まる中、13時3分に2018シーズンの幕を開けるホイッスルが鳴り響いた。

鹿島は開始早々から鈴木が労を惜しまないプレスを敢行し、金崎とともに得点への意欲を示していく。4分には安西と安部、金崎が絡んだパス交換から敵陣左サイド深くまで進出し、中盤を経由して最終ラインから前線へフィードが飛ぶ。ペナルティーエリア内で反応した遠藤が競り合い、こぼれ球に安部が反応。左足ボレーでファーストシュートを放ったが、枠を捉えることはできなかった。それでも2年目にしてJ1開幕先発の座を射止めた19歳は「前半に様子を見ていると上海申花戦のような展開になる」との言葉通り、積極的にゴールを狙う意識を体現してみせた。

続く9分には、清水のビルドアップに対して鈴木がプレスをかける。バックパスに反応して猛然と追うと、相手GKのキックを足に当てた。ボールは枠の左へ逸れたが、一瞬の隙をも逃さないゴールハンターの本能が、チームの推進力となっていた。



だが、10分経過後は次第に清水がボールポゼッション率を高める展開となった。鹿島は自陣でのボールロストやパスミスが増え、押し込まれる時間が続いていく。12分にはペナルティーエリア内での混戦からセカンドボールを拾われ、ミドルシュートでゴールを襲われた。右ポストに助けられて事なきを得たが、13分にも不用意なボールロストからカウンターのピンチを招くなど、不安定な試合運びが続いてしまった。



清水に主導権を握られながらも、失点を喫することなく時計の針を進めていた鹿島。26分には右CKから惜しい場面を作り出し、29分には安西が鋭い突破で敵陣深くまで進出するなど、少しずつ攻勢に転じ始めた。だが、30分経過後も思うように試合をコントロールできない。34分にもペナルティーエリア内の至近距離からシュートを打たれるなど、ピンチを迎えてしまった。



そして40分、左サイドから上げられたクロスに反応したレオが相手との競り合いでファウル。清水にPKが与えられた。敵地での開幕戦、悪いなりにも耐えていた中で直面した絶体絶命のピンチ。しかし、鹿島にはゴールマウスに立ちはだかる守護神がいる。タイミングを外すためのフェイント、そして助走からクリスランが放ったシュート。グラウンダーの一撃が鹿島を襲う。しかし、背番号1はシュートコースを完全に読んでいた。まるで磁石のように、ボールはスンテの手中へと収まった。2試合連続のPKストップ。渾身のビッグプレーで、鹿島は前半をスコアレスで終えることに成功した。







不甲斐なき45分を経て、迎えたハーフタイム。大岩監督は選手たちに檄を飛ばした。「球際やセカンドボールの攻防で負けている」。健斗は「特に前半は相手の方が上回っていたし、言われる前に自分たちでやらないといけない」と反省の弁を述べている。



「優勝への思いを込めたプレーをしろ」と送り出された選手たちは、清水ゴールを目指して猛攻を仕掛けた。まずは47分、遠藤の直接FK。枠を捉えたものの、相手GKに阻まれてしまった。56分には敵陣右サイド深くでボールを持った鈴木がタイミングを計ってクロスを送ったが、ファーサイドで待っていた安西の前でクリアされた。両サイドバックが高い位置を取り、果敢な突破とパス交換からチャンスを作り出していったものの、なかなか均衡を破ることができない。







大岩監督は67分、山本をピッチへ送り出す。鋭い突破でアクセントとなっていた安西を左サイドハーフへ上げるポジションチェンジで打開を図った。それでも決定機を作るには至らず、76分には土居を投入。背番号8にゴールへの希望を託した。さらに84分には内田を下げてペドロを前線に送り出す。金崎、鈴木とともに3トップを形成し、攻撃の人数を増やして清水ゴールを目指した。





だが、歓喜の瞬間が訪れることはなかった。87分に鈴木が放ったヘディングシュートは相手GKの正面を突き、4分と表示されたアディショナルタイムも失意のため息が繰り返された。0-0。開幕戦はスコアレスドロー、勝ち点1を得るにとどまった。





次戦は1週間後、J1第2節のG大阪戦だ。ホーム開幕戦、聖地で勝ち点3を掴み取るために。まずは明日、東京ユナイテッドFCとの練習試合から準備が始まる。

【この試合のトピックス】
・J1での清水戦は4試合負けなし。通算戦績は24勝7分24敗となった。
・レオ シルバがJ1通算150試合出場を達成した。
・内田が先発出場し、2010年5月5日に行われたJ1第10節C大阪戦以来のリーグ戦出場を果たした。
・2年目の安部が公式戦3試合連続の先発出場。加入2年目、19歳でJ1開幕戦のピッチに立った。
・クォン スンテが昨年7月2日に行われたJ1第17節の柏戦以来となるリーグ戦出場を果たし、公式戦2試合連続のPKストップを成し遂げた。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
・もっとボール際で戦うこと。
・攻守の切り替えを早く、ボールを奪われたら、必ず奪い返すこと。
・上手くいかなくても下を向かず、全員で戦おう!!

清水エスパルス:ヤン ヨンソン
・前半は素晴らしかった。しかし誰も満足していない。
・相手の前線には速い選手がいる。気をつけよう。
・俺たちは、もっと戦う姿勢を見せて勝とう!

[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
全体を通して非常にタフなゲームだった。前半は非常に悪い形で入ってしまった。後半は何とか修正したが、勝ち点3を取りに来た試合だったので 残念。ホーム開幕戦に向けてしっかりと準備をしていきたい。

Q.水原三星戦と同様、前半から押し込まれる展開だった。問題点や課題は?

A.要因はいろいろとあると思うが、大前提として「自分たちの気持ちの問題だ」とハーフタイムに厳しく言った。前半はある程度は想定内だったが、清水のアグレッシブさが上回った。気持ちの持ち方によって、あのような前半になってしまったと感じている。

清水エスパルス:ヤン ヨンソン
選手たちのパフォーマンスには非常に満足している。特に前半は良かったと思っている。開幕戦を迎えるにあたって、1週間前にチケットが完売したことにも満足しているし、アントラーズという良い相手と戦えたことも良かった。


選手コメント

[試合後]

【クォン スンテ】
良いトレーニングを積むことができていて、PKを止めるという強い気持ちを持っていた。清水はホーム開幕戦で勝ちたいという思いが強かったと思う。いつものコースへ蹴ると予想して跳んだ。次は必ず勝てるように、準備をしていきたい。

【内田 篤人】
清水は長身の選手を前線に置いて、やることがはっきりしていた。そんな中、特に前半は自分たちでリズムを作ることができなかった。久しぶりのJリーグだったけど、周りとコミュニケーションを取りながらいつも通りやろうと思っていた。

【遠藤 康】
結果が全て。前半はミスでリズムを崩してしまったし、それが今の自分たちの課題だと思う。もっとやれるし、やらないといけないチーム。みんなで修正していかないといけない。

【安西 幸輝】
3つのポジションをやった中、自分の良さを出せたところもあれば、精度に課題が残った部分もあった。スンテがPKを止めてくれて引き分けになったけど、反省する点が多い試合だと思う。チャンスを作れていても決め切ることができていない。結果を出さないといけない。

【三竿 健斗】
特に前半はボールを奪ってからミスをすることが多かった。球際やセカンドボールの攻防で相手の方が上回っていた。守備陣は「無失点で行こう」という話をずっとしていた。次は必ず勝ちたい。

【安部 裕葵】
コンディションの影響はなかった。自分のレベルが根本的に足りていないので、もっと上げていかないといけない。自分がスタメンで出た3試合で1勝2分という結果。実力不足だと思う。


2018明治安田生命J1リーグ 第1節

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