
日刊鹿島アントラーズニュース
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2024年5月9日木曜日
◆しぶとく勝つサッカーが浸透してきた鹿島…ポポビッチ監督の「オーガナイズ」が進めば最後まで優勝争いに絡んでくるだろう(中スポ)

【大塚浩雄のC級蹴球講座】
◇6日 J1第12節 柏1―2鹿島(三協フロンテア柏)
鹿島が3連勝で3位に浮上した。前半4分にあっさり先制し、その後何度もチャンスをつくりながら決めきれず、後半20分に追いつかれ、さらにPKの大ピンチ。これをマテウスサビオが外してくれたおかげで息を吹き返し、後半追加時間2分にチャブリッチが決勝ゴールを決めて振り切った。
苦しい試合をものにしたポポビッチ監督は「失点する場面まではしたたかに賢く、共通理解を持ってということが、今シーズンの中で一番できた試合かもしれない。試合をしっかりコントロールできていた。苦しい試合だったが、全員で勝ち点3を取ることに成功した」と振り返った。
前半4分の先制ゴール。佐野が浮き球をヘッドで仲間につなぐと、そのリターンを佐野が縦にスルーパス。受けた名古がドリブルで相手DFを振り切り、流し込んだ。ボールを奪ってから縦に速い流れるような攻撃。その後も鹿島は試合を支配し、何度も好機をつくった。
2016年以来、リーグ優勝から遠ざかっている鹿島。最近は5位、4位、4位、5位とトップ3にも入れない状況が続いている。鈴木優磨を軸にロングボールを多用して個の力で打開していく、ゴリゴリのパワーサッカーになっていた。
今季から就任したポポビッチ監督は「オーガナイズ」という言葉をよく使う。「組織化する」。個の強さに組織的なサッカーを融合する。ベンチ入りの選手を含め、いかにしてチームとして機能し、勝利をつかみ取るか。
今季の鹿島はダブルボランチの佐野と知念が攻守にわたって軸となり、相手がボールを持つと4バックと連動してボールを奪い、さらに前線にいいボールを供給する。これに両サイドバックも加わる攻撃は多彩だ。佐野は日本代表にも選出され、注目を集める存在にもなったが、この日も攻守両面でいい仕事をしている。
しかし後半、強烈な向かい風にさらされ、さらにゴール裏の柏サポーターの圧力を受けて押し込まれると、後半20分に追いつかれ、同27分にはハンドでPK献上。これをしのいで息を吹き返すと、後半追加時間2分、今度は力で決勝ゴールをねじ込んだ。
GK早川のゴールキックをDF濃野がヘッドでつなぎ、鈴木が一気のロングパス。途中出場のチャブリッチが抜けだし、決勝ゴールを決めた。縦パス3本で90メートル運ぶ、まさに個の力業。これまでも鹿島の強みだった個の力に、トレーニングと試合を重ねるごとに組織力が加わり、しぶとく勝つサッカーが浸透してきた。
意外だったのが、3連勝しても選手たちに浮かれた様子がないこと。3位浮上を聞かれた鈴木は「あんまり順位表見てなくて、勝ち点とかも気にしてない。内容的には改善すべき点もあったし、得た収穫もあった。もっとチャンスがあったので、こういうのを決めていかないと、のちのちツケが回ってくることを学ばないといけない。反省点です」と冷静に受け止めている。先制点をアシストした佐野も同様のコメントを残した。
もともと力も伝統もあるチーム。組織的なサッカーがさらに浸透すれば、最後まで優勝争いに絡んでくるだろう。
◆大塚浩雄 東京中日スポーツ編集委員。ドーハの悲劇、94年W杯米国大会、98年W杯フランス大会を現地取材。その後はデスクワークをこなしながら日本代表を追い続け、ついには原稿のネタ作りのため?指導者C級ライセンス取得。40数年前、高校サッカー選手権ベスト16(1回戦突破)。
◆しぶとく勝つサッカーが浸透してきた鹿島…ポポビッチ監督の「オーガナイズ」が進めば最後まで優勝争いに絡んでくるだろう(中スポ)
◆U―23日本代表の鹿島GK山田大樹 唯一の出番なしに「もちろん悔しさが大きい」経験は次に生かす(スポニチ)

U―23日本代表の鹿島GK山田大樹(22)が8日、カタールで開催されたU―23アジア杯を振り返った。
チームがパリ五輪出場を決めた一方で、山田大自身はメンバー23人で唯一の出番なし。「もちろん悔しさが一番大きく残った大会だった」と複雑な思いを明かした。それでも代表の一員として五輪出場への重圧と戦った経験は、何事にも代えがたいもの。「グループリーグと(決勝トーナメントの)一発勝負では、明らかに大会の雰囲気が変わった。雰囲気や空気感を味わえたのは今後、このチームにも生かせるものはあると思う」。学びを鹿島に還元し、タイトル奪還につなげていくつもりだ。
4日深夜に帰国した山田大は5日からチームに合流。「体は繊細な方ではないので(笑い)」と疲労や時差ぼけの影響を感じさせず、オフ明けのこの日も元気な姿を見せた。GK陣が2人に絞られるパリ五輪は狭き門。ただ意識は別のところにある。
「選ばれる、選ばれないも大事だけれど、そこ(パリ五輪)がゴールではない。自分の成長のためにフォーカスして日々過ごすことが大事。もちろんそこ(パリ五輪)に行きたいけれど、一つの通過点として考えるくらい、大きく見てやっていきたい」。足元を見つめながら、5年目の再スタートを切る。
◆U―23日本代表の鹿島GK山田大樹 唯一の出番なしに「もちろん悔しさが大きい」経験は次に生かす(スポニチ)
◆鹿島MF柴崎岳が全体練習合流 首位と勝ち点3差3位のチームに朗報、中盤のポジション争い激化へ(報知)

鹿島は8日、茨城・鹿嶋市内でJ1第13節東京V戦(12日午後1時5分・カシマ)に向けて調整を行った。
* * *
主将のMF柴崎岳が全体練習に合流した。練習冒頭からチームとともに汗を流し、強度を落とした軽めのミニゲームにも参加した。
柴崎は宮崎キャンプ中に行われた1月27日の親善試合に先発したが、筋肉系のトラブルにより途中交代。復帰に向けた調整を進めていたが、再離脱もあって合流が遅れていた。背番号10が実戦復帰となれば、首位と勝ち点3差の3位につけるチームにとって朗報となる。
今季の鹿島の中盤は、日本代表MF佐野海舟、MF知念慶のダブルボランチがファーストチョイス。トップ下では前節の柏戦で先制点を挙げたMF名古新太郎が調子を上げており、2、3列目をこなすMF樋口雄太、MF土居聖真も控える状況。今季途中加入のMFミロサブリェビッチ、MF舩橋佑も出場機会をうかがっており、ポジション争いが激化しそうだ。
◆鹿島MF柴崎岳が全体練習合流 首位と勝ち点3差3位のチームに朗報、中盤のポジション争い激化へ(報知)

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