日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年10月30日月曜日

◆ケルン大迫勇也、失敗の右サイド起用の理由…リーグ戦未勝利で守備陣に苦言(GOAL)




ケルンの不調は止まらず。右サイドで先発した大迫は、守備陣の問題を指摘している。

ケルンの日本代表FW大迫勇也が、いまだリーグ戦で未勝利の続く厳しい状況で取材に応じている。ブンデスリーガ公式サイトが伝えた。

ケルンは28日、ブンデスリーガ第10節でレヴァークーゼンと対戦。大迫は右サイドのアタッカーとして先発出場を果たした。試合はアウェーのケルンが先制したものの、大迫にとって簡単ではない試合展開だったようだ。

「サイドだったので、守備しかできなかったですね。(ペーター・シュテーガー)監督が思う感じでは僕とレオ(ビッテンコート)のところにボールがよく来るので、そこでボールを納めて起点になってくれ、という感じでしたけど、なかなか押し込めなかったので、守備の時間が増えましたね」

その後、大迫は慣れ親しんだトップの位置に戻ったが、2失点で逆転負け。後半の失点が早すぎたとも語り、守備陣に苦言を呈した。

「あれだけ引いたからにはやっぱり守ってもらわないときついですね。簡単に崩されて真ん中をやられたので、あれはちょっと良くないと思いますけど。1-0のままで進めば2-0にできるチャンスができるので。相手も焦って前掛りになると思うし。そこをうまくコントロールできていないというか。チームとしてもっとうまくやりたいですね」

コンディション的には悪くないと話す大迫。いまだブンデスリーガ未勝利で最下位に沈むチームを救う活躍が求められる。


ケルン大迫勇也、失敗の右サイド起用の理由…リーグ戦未勝利で守備陣に苦言

◆湘南、昇格決まった翌日にV!ジネイが優勝弾(サンスポ)




 明治安田J2第39節最終日(29日、ShonanBMWスタジアムほか)6試合を行い、来季のJ1復帰を決めた湘南が岡山と1-1で引き分けて勝ち点81とし、3試合を残してJ2優勝を決めた。名古屋は群馬を4-2で下し、同69で3位に浮上した。群馬は最下位が確定。松本は岐阜に勝って5位に上がった。

 湘南のFW菊地がJ2優勝のシャーレ(銀皿)を高々と掲げると、サポーターも巻き込んでホームのボルテージは最高潮。昨季の降格から、今季リーグ最少失点を誇る堅守で頂点に立った。既にJ1自動昇格の2位以内は確保。この日は降りしきる雨でピッチに水が浮く中、前半44分にFWジネイが頭で合わせ先制。1失点で踏みとどまり、優勝を決める勝ち点1を手にした。チョウ貴裁監督は「どんな状況でも前向きにいきたい。選手に次のステージで活躍してもらいたい」と話した。

湘南、昇格決まった翌日にV!ジネイが優勝弾

◆柏VS川崎F戦が映るTVを消したのは?鹿島DF昌子源、試合後のロッカールームでの出来事明かす(GOAL)




鹿島アントラーズDF昌子源が、北海道コンサドーレ札幌戦後のロッカールームで起きた出来事について語った。

明治安田生命J1リーグ第31節が29日に行われ、札幌ドームでは北海道コンサドーレ札幌と鹿島アントラーズが対戦。試合は2-1で鹿島が勝利を収めたが、試合後のロッカーで、ちょっとした事件が起きたとDF昌子源が明かす。

昌子は試合後のTVのインタビューで、川崎フロンターレとの勝ち点差が4になったことについて「チーム全員もその結果を知っています」と話し、残り3試合を勝つだけだと話していた。しかし、この話には、ちょっとした裏がある。

2位の川崎Fは、日立柏サッカー場で柏レイソルと対戦。本来ならば、鹿島と同時刻にキックオフだったが、台風第22号の影響により、キックオフが30分延期となった。そのため、試合終了後に鹿島の選手たちがロッカールームに戻った時も、川崎Fは試合中で、その模様がTVで放送されていた。

川崎Fが1-2とリードされている状況で迎えた90分、FW小林悠がゴールを決め、川崎Fが同点となった。その瞬間、ロッカールームでは「うわぁ!」という声が上がったが、次の瞬間にTVが消えたという。鹿島の選手たちは「え?」「なんでや!」という雰囲気になったが、TVを消したのはチームドクターだった。

昌子は、その時のドクターの様子を「普通に喜んで操作して消しとって」と説明し、「普通はできないよ、普通は」と振り返る。その時、MF遠藤康らベテランも「よそのチームは関係ないから」と発言し、チームドクターの判断を尊重。昌子も「本当にその通り」だと語る。ただ、「知らない間に、また、(TVが)ついてたけどね」と笑顔を見せる。

そして、あらためて「本当によそは関係ない。残り3つ勝つだけだ。(川崎Fとの勝ち点差)4という数字を大きく捉えてはいけない。むしろ関係ないと思う」と、気を引き締めた。


柏VS川崎F戦が映るTVを消したのは?鹿島DF昌子源、試合後のロッカールームでの出来事明かす

◆金崎V弾!鹿島次節にも連覇決定 2位・川崎Fと勝ち点差4(スポニチ)


明治安田生命J1リーグ・第31節   鹿島2―1札幌 ( 2017年10月29日    札幌ド )


 首位の鹿島は札幌に2―1で勝利し、勝ち点を67に伸ばした。1―1の後半25分、エースのFW金崎夢生(28)が決勝点。2位・川崎Fが引き分けたため、勝ち点差は2から4に拡大し、次節にも連覇が決まる可能性が出てきた。また、浦和のMF長沢和輝(25)がリーグ初ゴール。日本代表のハリルホジッチ監督が注目する男が、31日に発表される代表の欧州遠征メンバー入りへアピールした。 

 常勝軍団らしい戦い方を取り戻した。2位川崎Fに勝ち点差を「2」まで縮められて迎えた今節。追いつかれても、リードしても、方向性を乱さずに戦い切った。連覇へ大きく前進させた貴重な勝ち点3。プロ初得点を決めたボランチのMF三竿健は「90分間通していい試合運びができた」と胸を張った。

 後半2分。まずは三竿健がFW金崎がキープしたこぼれ球を右足で押し込んでリードを奪った。CKから同点に追いつかれたが、25分には、金崎が角度のないゴール左から勝ち越しゴール。決めた試合は29戦連続負けなしの“不敗神話弾”からの20分間に、公式戦2連敗の嫌な流れを断ち切る思いが凝縮されていた。

 前節の横浜戦、続く天皇杯・神戸戦ともクラブの代名詞としてきたはずのゲームコントロールに失敗。中3日で、大岩監督は「状況を読み、その都度何をしないといけないか、全員で意思統一した」という。この日は勝ち越してから攻め急ぐことなく、敵陣でボールを大切につないだ。終盤にFWを2人投入したことで意思はさらに統一。奪われても前線で奪い返し、危なげなく守り切った。

 試合後、ロッカールームのテレビには柏―川崎F戦が映っていた。優勝を争う川崎Fの結果を皆が注目していた瞬間、画面は突然消えた。消したのはドクターだったという。意図を理解したMF遠藤らベテランが口を開いた。「よそのチームは、関係ないから」。北の大地で広げた連覇の可能性。「残り3試合勝つ」と指揮官の声も響いた。

 ≪残り3試合中2勝で鹿島V≫首位鹿島が○、2位川崎Fが△で勝ち点差は4に拡大。今季のJ1優勝は両チームに絞られた。リーグ戦は残り各3試合で鹿島は2勝すれば川崎Fの結果にかかわらず優勝決定となる。鹿島の現時点での最短優勝決定日は来月18日。次節は変則日程で鹿島は同5日にホームで浦和戦、川崎Fは同18日にホームでG大阪戦。鹿島が○、川崎Fが●ならば、同18日にこの日は試合のない鹿島の2年連続9度目の年間王者が決定する。それ以外は第33節(同26、29日)以降に持ち越しとなる。

金崎V弾!鹿島次節にも連覇決定 2位・川崎Fと勝ち点差4

◆鹿島アントラーズ・DF西大伍、連覇へ全力宣言「もちろん全部出すつもり」(GOAL)




明治安田生命J1リーグ第31節、北海道コンサドーレ札幌対鹿島アントラーズは2-1で鹿島の勝利。試合後、鹿島のDF西大伍がゲームを振り返った。

明治安田生命J1リーグ第31節が29日に行われ、札幌ドームでは北海道コンサドーレ札幌と鹿島アントラーズが対戦した。試合は2-1で鹿島の勝利。試合後、鹿島のDF西大伍がゲームを振り返った。

生まれ育った北の大地で古巣対決となった西。「無意識の気合の入り方というか、ちょっといつもと違う感じはしましたね。やっぱり相手は、ホームではすごい自信を持って戦っていると思うので、簡単ではないなと思ってました」と試合前の心境を振り返る。

ゲームでは鹿島が終始ペースを握りながらも、一時は追いつかれる展開。「そんなに褒められた試合ではないと思うんですけど、終わったあと話聞いていると、相手がすごい疲れたと言ってた。走らせるという部分では、ボールを回して相手のボランチや中盤を疲れさせるというのはできたかな」と、ゲーム運びにはまずまずの評価を下した。

70分にFW金崎夢生のゴールで1点を勝ち越し、その後は札幌に反撃の機会をほとんど与えなかった鹿島。「ここら辺になってくると、(内容よりも)最後、勝ってるかどうかが重要。勝ち越した時に、勢い任せにならないよう気を付けましたね。言葉で表すのは難しいですけど、テンポは下げないけど、急ぎすぎないというか」と、ゲームを勝ちきるための心構えについて熱弁を振るう。

今シーズンも3試合を残すのみとなり、連覇達成が手の届くところまで来た。西は「もちろん全部出すつもりでやります」と、残りのシーズンも全力を出し切ると誓った。

鹿島アントラーズ・DF西大伍、連覇へ全力宣言「もちろん全部出すつもり」

◆貫禄勝利の鹿島、DF昌子源は同僚を称賛「すごく良いチームの修正の仕方だった」(GOAL)




鹿島アントラーズDF昌子源が、2-1で勝利を収めた北海道コンサドーレ札幌戦を振り返った。

明治安田生命J1リーグ第31節が29日に行われ、札幌ドームでは北海道コンサドーレ札幌と鹿島アントラーズが対戦した。試合は2-1で鹿島の勝利。試合後、DF昌子源が試合を振り返った。

対戦相手の札幌の前線には、190センチのFWジェイと187センチのFW都倉賢がいた。2人の長身FWを封じ込めた要因として、昌子はセンターバックを組んだDF植田直通のプレーを挙げる。「皆さんも知ってると思うけど、ナオ(植田直通)は、ああいう(背の高い)人にヘディングで勝ってこそ、ゲームに乗ってきたりする」と説明。「(天皇杯準々決勝・ヴィッセル神戸戦は)あいつが出てない時に負けて悔しかっただろうし、そういうのをうまいこと試合にぶつけてくれた」と話した。

また、相手のロングボールへの対応については、MF三竿健斗の名前を挙げる。「僕のサイドにロングボールが来た時は、ほとんど健斗が競っていた。あれも試合前に少し健斗と話をして、すごくいい形ができた」と対策を練っていたことを明かした。

70分に決勝ゴールを挙げたFW金崎夢生については、「前半からオフサイドに何回も掛かる時って、1回オフサイド掛からない時に(ゴールを)決める」と持論を述べ、「だから、それが来るんではないかと思ったら、ホンマに来た。すごく心強いですよね」とエースの活躍を称賛した。

天皇杯準々決勝では後半アディショナルタイムに追いつかれた。しかし、札幌戦で1点をリードした鹿島は、うまく時間を消費したように見えた。このことについて聞かれると、「無理に攻めるわけでもなく、ポストのところで(ボールを)キープをして。レアンドロが途中、中にえぐっていっって、CKになりましたし。ああいうシーンというのはすごくいいことだと思う」と回答。

そして「別に僕らから要求したわけではないので、チームというか、前線の選手が意図的に、もしくは無意識でもやってくれたのかも。すごく良いチームの修正の仕方だったんじゃないかな」と敗戦を糧にしたチームの成長を説明した。



◆連覇へ王手の鹿島・大岩剛監督、初心を忘れず戦い抜く「もう1回原点に戻ろうと」(GOAL)




明治安田生命J1リーグ第31節、北海道コンサドーレ札幌対鹿島アントラーズは2-1で鹿島の勝利。試合後、鹿島の大岩剛監督が記者会見に臨んだ。

明治安田生命J1リーグ第31節が29日に行われ、札幌ドームでは北海道コンサドーレ札幌と鹿島アントラーズが対戦した。試合は2-1で鹿島の勝利。試合後、鹿島の大岩剛監督が記者会見に臨んだ。

一時は追いつかれる苦しい展開となったものの、試合の主導権は終始鹿島が握った。大岩監督は「札幌さんが前半からタイトにアグレッシブにやってきたので、そこを少し受けてしまった部分はあります。けど、うまくコントロールして、自分たちの流れに引き戻せたんじゃないかと感じています」と総括する。

「試合に入ってみなければ、相手のアグレッシブさというのはなかなか感じられない。試合に入ってすぐに状況を読もう、それを徹底しようということを(選手に)伝えました。要所要所のプレー強度をもう少し高めて、攻撃で言えば積極的に追い越していく、ボールホルダーに対して積極的に絡んでいく。守備で言えば、前線からアグレッシブにやろうと。もう1回原点に戻ろうと話して送り出しました」と、選手への指示について説明した。

J1リーグは残り3試合。早ければ次節にも鹿島の2年連続優勝が決定する。「ここまで来たら、自分たちの今までやり続けたことを、本当に最終節、最後のホイッスルが鳴るまでやり続けることだと思っています」と、連覇へ向け指揮官に迷いはない。


連覇へ王手の鹿島・大岩剛監督、初心を忘れず戦い抜く「もう1回原点に戻ろうと」

◆鹿島MF三竿健プロ初弾「勝つことしか考えてない」(ニッカン)




<明治安田生命J1:札幌1-2鹿島>◇第31節◇29日◇札幌ド

 首位の鹿島アントラーズが北海道コンサドーレ札幌に2-1で勝ち、引き分けた2位川崎フロンターレとの勝ち点を4差に広げた。次節にも優勝が決まる可能性が出てきた。

 0-0の後半2分、MF三竿健斗(21)がプロ初ゴールを挙げて先制した。ゴール前で粘ってボールキープしたFW金崎夢生(28)のパスを右足でダイレクトシュート。ネットを揺らすと、ベンチに向かって全力疾走して大岩剛監督(45)と抱き合い、仲間から祝福された。

 1-1に追いつかれた同25分には金崎が決勝弾。スルーパスに抜け出すと、左サイドの角度のないところから右足アウトサイドでシュートを放ち、逆サイドに決めた。自身が得点した試合の不敗記録を29に伸ばし、エースの存在感も示した。

 前節21日の横浜戦は序盤ミスから2失点するなどして敗れ、勝ち点2差に縮められた。25日の天皇杯準々決勝でも神戸に後半ロスタイムに追いつかれて、PK戦の末に負けて公式戦2連敗。負の流れを断ち切った三竿健は「何より勝ち点3が欲しかったので、勝てて良かった。最後に1位になるために、1試合ずつ勝つことしか考えていない。他チームの結果はあまり気にしていない」と一戦必勝に集中した。守備でも貢献した三竿健に対し、指揮官も「彼がいることでチームを落ち着かせてくれている。(得点は)ご褒美ですね」とたたえた。

鹿島MF三竿健プロ初弾「勝つことしか考えてない」

◆【鹿島】金崎が決勝弾!11月18日にも優勝決定(報知)




 ◆明治安田生命J1リーグ 第31節 札幌1―2鹿島(29日・札幌ドーム)

 首位の鹿島は後半2分にMF三竿健斗(21)のプロ初ゴールで先制し、同25分にエースFW金崎夢生(28)の決勝点で2―1で札幌に勝利。2位の川崎は劣悪なピッチ状態に苦しめられ、柏とドロー。勝ち点差は4に広がり、次節に鹿島が浦和戦(11月5日・カシマ)に勝利し、川崎がG大阪戦(11月18日・等々力)に敗れれば、鹿島の連覇が決まる。鹿島は2位以上が確定し、来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得した。

 鹿島の底力だった。1―1で迎えた後半25分。DF山本からパスを受けたFW金崎が左サイドからゴールラインとほぼ平行にボールを運ぶ。角度がない中、最後は右足つま先でつつき、右サイドネットへ。スピードに乗った状態で195センチの相手GKクを前にし、ボール1個分の隙間を通した。エースは「(土居)聖真がよく走ってくれた」と起点となった相棒に感謝した。

 前節・横浜M戦(21日)で敗れ、2位・川崎とは勝ち点差2に縮まった。さらに天皇杯準々決勝の神戸戦(25日)はPK戦で敗れ、公式戦2連敗。ミスからの失点に加え、判定ミスでゴールが取り消される不運も重なった。この日も先制したが追いつかれ、失速する材料がそろったかにみえたが19冠の鹿島は倒れなかった。

 金崎はロッカールームで若手を見つけては「しゃべる時間があったら、シュート練習してこい」と尻をたたく。試合前の円陣でMF遠藤は、2連敗の原因を「気の緩み」とし「今日は90分、隙を絶対に見せないぞ」と求めた。試合中には羽田コーチが途中出場のFW鈴木にささやいた。神戸戦の敗因となった終盤のプレー選択。「時計を進める役割もあるぞ」

 指示通りの働きを見せた鈴木は「ただでは負けないのが鹿島」と言った。勝利後のロッカールームには柏―川崎の中継がテレビに映されていたが、山藤崇ドクターが消した。どこからともなく「相手は関係ない」と漏れた。金崎が得点すれば、公式戦29試合連続不敗の記録を更新。次節にも優勝が決まる状況となったが、チームには「残り3試合勝つ」(DF昌子)という空気が流れていた。(内田 知宏)

【鹿島】金崎が決勝弾!11月18日にも優勝決定

◆金崎V弾で鹿島連覇王手!最短で次節…昌子「残り3つ勝つだけ」(デイリー)




 「明治安田生命J1、鹿島2-1札幌」(29日、カシマサッカースタジアム)

 鹿島はFW金崎夢生(28)の勝ち越し点で札幌を2-1と退け、2試合ぶりの勝利で勝ち点67として首位を守った。2位川崎が柏と2-2で引き分け、同63で首位と4差に広がったため、次節にも鹿島の2年連続の優勝が決まる。C大阪は大宮を2-1で下して3連勝、勝ち点57で3位に上がった。最下位の新潟は鳥栖を1-0で破り、3戦負けなしでJ2降格決定を免れた。

 漂う暗雲は、北の大地でふり払った。2位川崎に勝ち点2差とされて乗り込んだ札幌の地。後半2分にMF三竿健のJ初ゴールで先制。同点とされて迎えた同25分には金崎が決勝弾。公式戦3戦ぶりの勝利を飾った。

 「うれしかった。入っちゃった、という感じ」。初体験を三竿健は初々しく振り返る。大岩体制になって出場機会が増えた21歳。ゴールを決めて、仲間の待つベンチに疾走。喜びを分かち合った。

 「ベンチの人と喜ぼうと決めていた。ここに来ている18人で、きょうは戦っている。出られない人の気持ちも分かるつもり。責任をもってやりたい」。レギュラーの座をつかんでも、変わらぬ思い。一丸となったチームの強さを象徴していた。

 試合後。ロッカールームのモニターには、2位の川崎戦がライブ中継されていた。全員がくぎ付けになったが、小林の同点ゴールの直後、チーム関係者がテレビを消した。そして口々に声が上がる。「よそのチームは関係ない」-。

 川崎が引き分け、勝ち点差は4。変則日程となる次の32節は、鹿島が11月5日の浦和戦に勝ち、川崎が同18日のG大阪戦に敗れれば優勝が決まる。昌子は「本当によそは関係ない。残り3つ、勝つだけ」。一丸となって勝つ。そして大きな喜びを分かち合う。

金崎V弾で鹿島連覇王手!最短で次節…昌子「残り3つ勝つだけ」

◆鹿島王手!金崎弾で“不敗神話”継続 次節浦和に勝ち川崎負けでV(サンスポ)


鹿島王手!金崎弾で“不敗神話”継続 次節浦和に勝ち川崎負けでV(1)

 明治安田J1第31節(29日、札幌1-2鹿島、札幌ド)屋根付きの札幌ドームは台風とは無縁だ。1-1の後半25分、FW金崎が左足で技ありの決勝ゴール。両手でガッツポーズをつくり、歓喜した。

 「(FW土居)聖真をほめてあげて。聖真が走ってくれたから」

 金崎は自身のゴールより、得点前の速攻で攻撃陣を引っ張ったFW土居の動きをたたえた。それでもエースが決めれば公式戦29戦負けなし。“不敗神話”を継続した。

 相手は本拠地の札幌ドで今季6勝4分け3敗。好調の要因を鹿島の関係者は「天然芝に水をまかないこと」と分析していた。この日は他会場の多くが台風22号の大雨に泣かされたが、空調の効いた札幌ドの芝にはこの日も水がまかれずに、摩擦抵抗で鹿島のパスサッカーがなりを潜めた。ただ、相手の得意な空中戦でも日本代表DF昌子と植田が対応。後半2分、MF三竿が中盤から攻め上がって先制点を決めるなど、走力を生かして得点につなげた。

 試合後にはロッカールームで2位川崎の土壇場でのドロー劇を確認。勝ち点差は4にとどまったが、浦和のACL決勝進出に伴い、前倒しして行われる次節(11月5日)の浦和戦に勝てば優勝の可能性がある。「自分たちが勝てばいい」と昌子。北の大地で2連覇に大きく前進した。 (一色伸裕)

鹿島王手!金崎弾で“不敗神話”継続 次節浦和に勝ち川崎負けでV

◆鹿島アントラーズ、連覇に向け大きな勝ち点3…金崎夢生が決勝ゴール/J1リーグ第31節(GOAL)




29日に明治安田生命J1リーグ第31節が行われ、北海道コンサドーレ札幌と鹿島アントラーズが対戦。試合は2-1で鹿島が勝利を収めた。

■J1第31節 札幌 1-2 鹿島

札幌:兵藤(60分)
鹿島:三竿健(47分)、金崎(70分)

明治安田生命J1リーグ第31節が29日に行われ、札幌ドームでは北海道コンサドーレ札幌
と鹿島アントラーズが対戦。試合は2-1で鹿島が勝利を収めた。

2連勝中の札幌は4試合負けがなく、J1残留決定が目前に迫っている。前節では苦手のアウェイ戦で今季初勝利を収め、FWジェイが2戦連続で2得点を挙げているなど、チーム状態も良好だ。首位・鹿島を迎える一戦とは言え、ホームで勝ち点3を狙える試合だ。一方の鹿島は直近3試合で1勝2敗。2位の川崎フロンターレに勝ち点差2にまで詰められている。連覇へ向け、残留争いを繰り広げるチーム相手に星は落とせない。

鹿島ボールでキックオフ。中盤でボールを奪い合いながら、互いに隙を突いて相手ゴールを目指していく。鹿島はMFレアンドロやMF土居聖真らが積極的に仕掛け、MF金崎夢生やMF遠藤康のフィニッシュにつなげる。対する札幌はDF福森晃斗やMFチャナティップらがチャンスを演出し、FWジェイ、FW都倉賢にボールを集めていった。

29分、鹿島が決定機を迎える。土居が敵陣浅い位置からドリブルで持ち上がると、華麗なパスワークで相手をほんろう。ゴール前のレアンドロへつないでシュートに持ち込んだ。これはDFに阻まれるも、セカンドボールを拾って波状攻撃を仕掛けていく鹿島。ゴールを割ってもおかしくないプレーだったが、札幌も必死に守って先制点を許さなかった。

さらに41分、DF山本脩斗からマイナスのパスを受けたMF三竿健斗がミドルシュート。枠を捉えた強烈なボールは、しかしGKク・ソンユンが横っ飛びでスーパーセーブ。その後も鹿島が圧倒的に押し込む展開となったが、金崎がギリギリでオフサイドの判定を受けるなどゴールにはつながらず、結局前半は両チーム無得点のまま終了。0-0で折り返すこととなった。

後半が始まると、鹿島が早速の猛攻。47分、パス回しからチャンスを作ると、金崎がゴール前で相手DFに囲まれながら驚異の粘りを見せる。体勢を崩しながらもボールをキープし、最終的にこぼれたボールに走り込んだのは三竿健。右足を振り抜くと、ボールはゴールへと転がり込んだ。三竿健のJリーグ初ゴールで、鹿島が貴重な先制点を奪う。

1点を追う札幌は猛反撃を開始。積極的な攻め上がりでセットプレーを次々に獲得し、福森の正確なキックで鹿島ゴールを脅かしていく。しかし決定機はまたしても鹿島に訪れる。57分、スルーパスに反応した金崎がクロスを供給すると、土居がダイレクトで合わせた。これはク・ソンユンがファインセーブで抑え、追加点は許さない。

59分、札幌はMF荒野拓馬に代えてMF兵藤慎剛を投入。そのわずか1分後に札幌がCKを獲得すると、福森のクロスはDFにクリアされる。しかし、セカンドボールに反応した兵藤が走り込んでミドルシュートを放ち、豪快にゴールネットを揺らしてみせた。代わったばかりの兵藤がファーストタッチで結果を出し、試合は振り出しに。

1-1となり、双方の攻撃は激しさを増していく。70分、鹿島が左サイドから組み立てていくと、オフサイドラインすれすれでパスを受けた金崎がつま先でシュート。GKが触れない絶妙なコースへ転がし、ボールはゴール右隅へと吸い込まれた。金崎の今季12点目で鹿島が勝ち越しに成功する。

再びリードを許した札幌は、高い位置から積極的にプレスを仕掛ける。しかし効果的な攻撃のアイデアを見せることができず、鹿島に陣内で生き生きとしたプレーを展開されてしまう。そうした中、札幌は83分にMF小野伸二を投入して打開を図る。その小野がワンタッチプレーなどでリズムを作り出していき、チャナティップのキープ力も生かしながら攻撃を組み立てていく。

アディショナルタイムは4分。鹿島はFW鈴木優磨を起用してゲームを締めにかかる。鹿島が敵陣でボールを保持し、札幌に攻撃の隙を与えない。ゲームはそのまま終了し、2-1で鹿島の勝利となった。鹿島は連覇へ向け貴重な勝ち点3を手にし、札幌は今節でのJ1残留決定とはならなかった。

鹿島アントラーズ、連覇に向け大きな勝ち点3…金崎夢生が決勝ゴール/J1リーグ第31節

◆J1 鹿島、首位キープ 次節にもV可能性(茨城新聞)


鹿島 2-1 札幌

札幌-鹿島 後半2分、鹿島・三竿健がゴールを決め喜ぶ鹿島イレブン=札幌ドーム、菊地克仁撮影

明治安田J1第31節の首位鹿島は札幌ドームで札幌に2-1で競り勝った。通算成績22勝1分け8敗、勝ち点67。引き分けた2位川崎との勝ち点差は4に広がった。残り3試合で優勝争いは鹿島、川崎に絞られた。

鹿島は後半2分、こぼれ球に反応した三竿健が先制ゴール。同点に追い付かれた後の同25分には金崎が勝ち越しゴールを決めた。

11月5日の第32節第1日は鹿島-浦和の1試合のみを行う。鹿島が勝って、同18日の同節最終日に川崎が負ければ、鹿島の優勝が決まる。

J1 鹿島、首位キープ 次節にもV可能性

◆鹿島2戦ぶり○、札幌は降格圏に7差/札-鹿31節(ニッカン)




<明治安田生命J1:札幌1-2鹿島>◇第31節◇29日◇札幌ド

 まずは首位の鹿島アントラーズがチャンスをつくった。前半29分、MF土居聖真(25)がドリブルで持ち込み、最後はMFレアンドロ(24)が至近距離から右足シュートを放つも、コンサドーレ札幌GKク・ソンユン(23)が左に横っ跳びしてセーブした。同34分には右からMF遠藤康(29)が左足でミドルシュートを放ったが、ゴール上に外れた。同40分には鹿島MF三竿健斗(21)が右足ミドルシュート。右隅を狙った鋭いシュートは、またもGKクの好セーブに阻まれた。前半は鹿島が優勢に試合を進めたが0-0で折り返した。

 後半1分、鹿島は混戦からのこぼれ球を、後ろから走り込んだMF三竿が蹴り込み先制点を挙げた。札幌は同6分、FW都倉賢(31)が振り向きざま左足ミドルシュートを放ったが、ゴール上に外れた。札幌は後半15分、DF福森晃斗(24)の左CKのこぼれ球を、交代出場したばかりのMF兵藤慎剛(32)が右足でゴール右上に決め1-1の同点に追いついた。

 同26分、鹿島は左サイドから抜け出したFW金崎夢生(28)が、9月16日新潟戦以来5戦ぶりのゴールを決め2-1と再びリードした。そのまま鹿島が逃げ切り2試合ぶりの勝利。勝ち点を67に伸ばした。13位の札幌は勝ち点34のままだが、16位広島も敗れたため残り3試合で降格圏と勝ち点7差。01年以来16年ぶりのJ1残留へ、半歩前進した。

鹿島2戦ぶり○、札幌は降格圏に7差/札-鹿31節

◆鹿島勝利、川崎ドローでその差は「4」に…新潟は降格決定を回避/J1第31節(サッカーキング)


J1第31節

 2017明治安田生命J1リーグ第31節が29日に各地で行われた。

 首位に立つ鹿島アントラーズはアウェイで北海道コンサドーレ札幌と対戦。後半立ち上がりに三竿健斗のゴールで先制すると、60分に追い付かれたものの、70分に金崎夢生が勝ち越しゴールを奪う。結局このままタイムアップを迎え、2-1で勝利を収めた。

 鹿島を2ポイント差で追いかける2位川崎フロンターレはアウェイで柏レイソルと対戦。48分、52分と立て続けに失点を喫し、2点のビハインドを背負う。70分に知念慶、90分に小林悠がそれぞれヘディングシュートを決めて同点としたが、逆転には至らず2-2のドローに終わった。この結果、鹿島との差は4ポイントに広がっている。

 下位では、残留のために勝利が絶対条件の最下位アルビレックス新潟がホームでサガン鳥栖に1-0と勝利。さらに、このゲームが終了した直後にキックオフを迎えた試合で15位ヴァンフォーレ甲府、16位サンフレッチェ広島、17位大宮アルディージャが揃って黒星を喫したため、新潟は今節での降格決定を回避し、残留に僅かな望みを繋いだ。

 今節の結果は以下のとおり。

■J1第31節結果
アルビレックス新潟 1-0 サガン鳥栖
ジュビロ磐田 2-1 横浜F・マリノス
北海道コンサドーレ札幌 1-2 鹿島アントラーズ
柏レイソル 2-2 川崎フロンターレ
ヴァンフォーレ甲府 2-3 ヴィッセル神戸
ガンバ大阪 1-1 ベガルタ仙台
セレッソ大阪 2-1 大宮アルディージャ
サンフレッチェ広島 0-1 浦和レッズ
FC東京 0-0 清水エスパルス

■J1順位表
1位 鹿島(勝ち点67/得失点差+21)
2位 川崎(勝ち点63/得失点差+32)
3位 C大阪(勝ち点57/得失点差+18)
4位 柏(勝ち点55/得失点差+14)
5位 横浜FM(勝ち点55/得失点差+11)
6位 磐田(勝ち54/得失点差+19)
7位 浦和(勝ち点49/得失点差+13)
8位 神戸(勝ち点44/得失点差0)
9位 鳥栖(勝ち点44/得失点差-1)
10位 G大阪(勝ち点42/得失点差+9)
11位 FC東京(勝ち点39/得失点差-3)
12位 仙台(勝ち点37/得失点差-11)
13位 札幌(勝ち点34/得失点差-12)
14位 清水(勝ち点31/得失点差-17)
15位 甲府(勝ち点28/得失点差-16)
16位 広島(勝ち点27/得失点差-18)
17位 大宮(勝ち点24/得失点差-24)
18位 新潟(勝ち点19/得失点差-35)

■J1第32節対戦カード(11月5日、18日)
▼5日
鹿島 vs 浦和
▼18日
仙台 vs 大宮
柏 vs 磐田
川崎 vs G大阪
横浜FM vs C大阪
新潟 vs 甲府
神戸 vs 広島
鳥栖 vs FC東京
清水 vs 札幌

鹿島勝利、川崎ドローでその差は「4」に…新潟は降格決定を回避/J1第31節

◆2017明治安田生命J1リーグ 第31節(オフィシャル)


明治安田J1 第31節

健斗がプロ初ゴール、そして金崎が決勝弾!鹿島、アウェイで札幌を撃破!

鹿島が北の大地で力強く再出発を遂げた。アウェイ3連戦の最終章、札幌ドームで行われたJ1第31節。北海道コンサドーレ札幌と激突すると、三竿健斗のプロ初ゴールで先制に成功する。セットプレーから同点に追い付かれたが、70分に金崎が気迫の決勝ゴール。2-1と競り勝ち、リーグ戦2試合ぶりの白星で勝ち点を67に伸ばした。

8日前、そして4日前。鹿島は敵地で底知れぬ悔しさと向き合った。21日のJ1第30節、横浜FMを相手に2-3。そして25日の天皇杯準々決勝、神戸との対戦はPK戦での敗北。後半アディショナルタイムに同点ゴールを許し、この上ない屈辱を味わうこととなった。2試合続けて不可解な判定に見舞われたことは事実だ。だが、そのような外的要因を乗り越えることができなかった己の不甲斐なさの方が、より強く胸に刻まれた。残されたタイトルはリーグ戦のみ。遠藤が「悔しさしかない」と言葉少なに心中を明かしたように、誰もが痛恨の思いを抱えながら神戸を後にした。胸に宿るのはJ1連覇への闘志。不退転の決意とともに、残り4試合に臨む。

神戸から鹿嶋へ帰還した選手たちは、試合翌日からトレーニングに打ち込んだ。リカバリー中心のメニューでコンディション調整に努め、出場機会に飢えた面々は己の能力を証明すべく、ひたむきにボールを追う。昌子は言い切った。「どんな外的要因があろうと4試合、しっかりと勝って終わる」と。残された360分、自らの手で動かせるのは12ポイント。勝ち点差や残り試合数を云々される時期だが、そんなことは関係ない。大岩監督は「勝ち続けることが最も大事」と語った。やるしかない。勝ち続けるしかない。

9日間でのアウェイ3連戦、最終章。前日練習を終えた指揮官は「悔しさを次のタイトルに向けていく作業は他のクラブよりも多く経験している。しっかりと気持ちを切り替えて、次へ向かっていく強さを出したい」と決意を語った。クラブの歴史に輝く19個の星、その裏には幾多もの悔しさが刻まれている。今季もすでに3度も屈辱を味わった。だからこそ、全ての思いをぶつけなければならない。20個目の星を掴み取るために、アントラーズファミリー全員で歩みを進めなければならない。





中3日で臨む一戦、指揮官は先発メンバー7名を入れ替えた。GKに曽ケ端を復帰させ、センターバックの一角には植田が帰還。右サイドバックには故郷での一戦に臨む西、ボランチは三竿健斗とレオ シルバのコンビが指名された。2列目にはレアンドロ、前線には金崎が復帰。リーグ二桁得点の2人が先発メンバーに名を連ね、再出発を期すチームをけん引する。その他、最終ラインの左半分には昌子と山本、攻撃陣には遠藤と土居が起用された。そしてベンチには、GKのクォン スンテ、伊東、ブエノ、中村、復帰を果たした安部、小笠原、鈴木が名を連ねている。



6日前に初雪を観測した札幌に、数多くのアントラーズレッドが足を運んだ。5年ぶりの札幌遠征、見据えるものは勝利のみ。ドームのビジタースタンドを埋め尽くした背番号12が、その情熱をピッチへ降り注いでいく。今季3度も味わった痛みを共有しているからこそ、次なる星を掴み取った瞬間の歓喜を心の底から渇望しているからこそ、発せられた第一声は焼き焦げるほどの熱量に満ちていた。「我らの誇りよ」と歌い、思いをピッチへ届ける背番号12。その姿を目に焼き付けた選手たちは身体に熱を注ぎ込み、来たるべきキックオフへと照準を合わせていった。

試合前には場内が暗転する演出が行われた。赤いライトに照らされたドーム、暗幕に包まれたビジタースタンド。出港への意志を叫んだ背番号12は、ビッグフラッグとタオルマフラーを誇らしげに掲げた。そして16時4分、戦いの火蓋が切って落とされた。



鹿島は開始4分、レオが獲得したFKを遠藤が狙う。ペナルティーエリア手前、絶好の位置から放たれた一撃はしかし、壁に阻まれてしまった。以後は拮抗した展開となり、シンプルなロングボールとクロスを多用してゴールを目指す札幌に押し込まれる時間もあったが、しっかりと集中力を保って応戦。カバーリングの意識を徹底し、仮に競り勝てなくともセカンドボールへの対応を怠らない守備を見せ、ピンチの芽を摘んでいった。7分にスライディングでのパスカットでチームを救った遠藤は試合前、「やるべきことをやらないと」と強調。献身を体現した背番号25が、6試合ぶりに立ったリーグ戦のピッチで意地を見せた。





なかなか決定機を作るには至らない鹿島だが、14分には土居の粘りからショートカウンターを発動。レアンドロが右サイドへ展開し、ペナルティーエリア右側から遠藤がスルーパスを通すと、金崎が右足で狙う。惜しくもオフサイドとなったが、鮮やかな連係と流動的な攻撃でゴールへと迫ってみせた。





25分が過ぎてからは敵陣でのボールポゼッション率を高め、両サイドバックの西と山本も高い位置を取って攻撃参加。26分にはレアンドロが強烈なミドルシュートでゴールを脅かし、29分には相手の最終ラインからボールを奪った土居がスピードを上げてペナルティーエリア手前まで持ち込む。遠藤からのラストパスを受けたレアンドロがエリア左側から狙ったが、惜しくもブロックされてしまった。こぼれ球へのプッシュもゴールには結び付かず、決定機を逃した。











以後も敵陣でのプレー時間を増やしていった鹿島は33分、遠藤が得意の位置から左足を一閃。ペナルティーエリア右手前からの一撃は枠をわずかに超えた。41分には健斗が狙い済ましたミドルシュートを枠へ飛ばしたが、相手GKの好守に阻まれてしまった。0-0。前半はスコアレスで終了した。



ハーフタイム、指揮官は選手たちに「焦れずに攻撃すること。サイドを起点に幅と深さを使って攻めていこう」と指示を授けた。すると開始早々の47分、この日最初の歓喜が訪れる。敵陣深くまで攻撃参加した山本が健斗からのフィードに反応し、ペナルティーエリア左外からヘディングで折り返すと、ゴール正面の密集で混戦に。金崎が4人ものマークにかこまれながらも強引に突破を図ると、攻撃の起点となった健斗がこぼれ球に反応し、右足を振り抜いた。決意に満ちた、地を這う一撃がゴールネットを揺らす。1-0。試合を重ねるたびに進化を続ける若きボランチが、プロフットボーラーとして初めてスコアを刻んでみせた。雄叫びを上げる背番号20を、祝福の輪が囲んだ。







待望の先制ゴールを奪った鹿島は、さらなる得点を目指して攻勢をかけていった。55分には遠藤のパスを受けた西がペナルティーエリア右側から強烈な一撃を枠へ飛ばし、57分にも金崎の折り返しから土居が決定機を迎えたが、右足ダイレクトで狙ったシュートは相手GKに阻まれてしまう。相手の守備を崩し切りながら、ゴールネットを揺らせない場面が続いた。





すると、落とし穴が待っていた。60分、札幌のCKからこぼれ球に反応した兵藤にペナルティーエリア外からループ気味のシュートを決められ、1-1の同点に。勢いに乗ったホームチームは、ボルテージを高めたサポーターとともに攻撃を仕掛けてきた。だが、鹿島は動じなかった。両サイドに開いてパスを引き出し、幾度となくプレスバックを繰り返して守備の起点になり続けた金崎が、勝利への気迫を全身で表現してみせる。背番号33が示してみせた闘志が、鹿島に勇気を与えた。

そして、勝利を決めるスコアもエースの右足によってもたらされた。70分、ペナルティーエリア左手前から山本がスルーパスを出すと、金崎が絶妙なタイミングで抜け出す。背番号33はゴールだけを見ていた。右足アウトサイドでの巧みなシュートは、好守を連発していた相手GKを制し、ファーサイドへ。ゴールネットが揺れる。北の大地まで駆け付けたビジタースタンドが沸騰する。ついに勝ち越しに成功した。























リードを得た鹿島は、4日前の反省を最後まで生かし、執念のボールキープで時計の針を進めていく。そして、歓喜のホイッスルが鳴り響いた。2-1。再出発を期す重要なアウェイゲームで、鹿島が意地の勝利を掴み取った。次戦は1週間後、J1第32節・浦和戦だ。ACL決勝との兼ね合いで他16クラブに先駆けて行われる一戦で、しっかりと勝ち点3を掴まなければならない。サポーターズシートとイースト・ウエストゾーン以外はすでに完売となったホームゲーム。聖地・カシマスタジアムで勝利を収めるために、チームは一丸となって準備を進めていく。リーグ戦は残り3試合。最高の景色が待っていると信じて、アントラーズファミリー全員で突き進むだけだ。





【この試合のトピックス】
・31試合目で22勝目を挙げ、現行の34試合制におけるクラブ記録に並んだ。前回は2007年で、22勝6分6敗だった。
・勝ち点が67となり、34試合制におけるクラブ史上2番目の記録となった。歴代最多は2007年の72ポイント。
・J1での札幌戦は今季2戦2勝。2001年の2nd第1節以来9試合負けなしで、アウェイでは2001年の1st第7節から4試合負けなしとなった。通算戦績は10勝1分1敗。
・三竿健斗がプロ入り初ゴールを決めた。
・金崎が9月16日の第26節新潟戦以来、リーグ戦5試合ぶり(うち1試合は出場停止)のゴールを決め、今季の得点数を12に伸ばした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
・前がかりになった時のリスクマネージメントを忘れないこと。
・全体のセカンドボールの反応も良いので、後半も続けよう。
・じれずに攻撃すること。サイドを起点に幅と深さを使って攻めていこう。

北海道コンサドーレ札幌:四方田 修平
・やっていることは悪くない。前半と同じ強い気持ちを貫いてやり続けること。
・守備は粘り強く。攻めているときのリスクマネージメントをしっかり。
・ここから集中して、立ち上がりは強く入ろう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
ゲームコントロールをすることができた90分だったと評価している。札幌が前半からタイトでアグレッシブな試合をしてきて、少し受け身になってしまった部分はあったが、流れを引き戻すことができた。

Q.チームとして結果が出ていない中での試合だったが、どのように立て直したのか?

A.この2試合に限って言えば、敗戦はしたとはいえ、内容は良いものだった。それは選手にも伝えた。試合の中で状況を読むこと、やるべきことを都度、意思統一をすること。それをチーム全体でやったことが今日の試合で生きたと思う。

Q.選手を送り出す時にどのような言葉をかけたのか?相手がタイトに来て苦しんだ中で、どのようなことをして流れを引き戻したのか?

A.試合に入ってみないと相手のアグレッシブさを感じることはできない。状況を読むことを徹底しようと毎試合伝えている。この2試合を通じて、気持ちが入っていないわけではないが、プレー強度を高めていこうと話した。攻撃ではボールホルダーに積極的に絡んで追い越していったり、守備ではしっかりと前線から制限をかけてアグレッシブにやろうと、そういう形で原点に戻ろうと伝えた。

Q.残り3試合になったが、どのような戦い方をしたいか?

A.ここまで来たら、やり続けてきたことを続けていくだけ。それを選手たちに伝えたい。

北海道コンサドーレ札幌:四方田 修平
前半はコンパクトに守って、ボールを奪ってチャンスにつなげるプレーや、クロスからフィニッシュにつなげるプレーは中盤まで数多く出せた。終盤は押し込まれる場面も続いたが、ある程度はやりたいことができた。後半の入りで失点してしまったことに関しては、注意していた中でのことだったので反省している。ただ、そこから落ちずに盛り返せて同点にできたことは成長だと思う。勢いに乗って逆転につなげたかったが、金崎選手と土居選手に再三、裏に走られていた部分が効いたと思う。DFラインを責めることはできない。アントラーズの2トップの「繰り返す強さ」を感じたい。何とか追い付こうという気持ちで戦ったが、それを削がれるようにボールキープをされてしまって、試合巧者という形で試合をまとめられてしまった。日曜日の夕方にこれだけのサポーターが集まってくれて恩返ししたかったが、感謝している。J1残留という形で恩返しできるように切り替えて頑張りたい。


選手コメント

[試合後]

【三竿 健斗】
夢生くんが粘ってくれて、ペナルティーエリアの中だったので打てば入ると思っていた。何も考えずに反応した。「入っちゃった」という感じ。すごく嬉しかった。ベンチのみんなと喜ぼうと決めていたし、剛さんも喜んでくれた。良かったです。

【昌子 源】
ロングボール主体の攻撃をしてくることは想定していた。ジェイ選手と都倉選手は強力だけど、ナオがしっかりと戦ってくれて助かった。健斗もよく競り合ってくれた。大きな意味を持つ勝利だと思う。

【遠藤 康】
あのような形で失点をしてしまって、それでもしっかりと勝ち切れたことは大きい。ピッチの中で良い話し合いや声の掛け合いをすることができていたと思う。

【西 大伍】
相手はホームで自信を持って戦ってくるので、簡単な試合ではないと思っていた。そこまで良い試合だったとは思わないけど、この時期は最後に勝っているかどうかが大事。相手のボランチや中盤を疲れさせる試合運びができた。

【山本 脩斗】
(アシストの場面は)良いタイミングで夢生が前にいるとわかったので、パスを出した。バランスを見て両サイドを使いながら攻撃できたと思う。勝ち切れて良かった。

【鈴木 優磨】
ボールをキープする役割であることはわかっていた。神戸戦の負けを生かすことが大事だった。残り3試合、全てに勝てるように準備をしていきたい。

2017明治安田生命J1リーグ 第31節

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