日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年10月30日月曜日

◆鹿島アントラーズ、連覇に向け大きな勝ち点3…金崎夢生が決勝ゴール/J1リーグ第31節(GOAL)




29日に明治安田生命J1リーグ第31節が行われ、北海道コンサドーレ札幌と鹿島アントラーズが対戦。試合は2-1で鹿島が勝利を収めた。

■J1第31節 札幌 1-2 鹿島

札幌:兵藤(60分)
鹿島:三竿健(47分)、金崎(70分)

明治安田生命J1リーグ第31節が29日に行われ、札幌ドームでは北海道コンサドーレ札幌
と鹿島アントラーズが対戦。試合は2-1で鹿島が勝利を収めた。

2連勝中の札幌は4試合負けがなく、J1残留決定が目前に迫っている。前節では苦手のアウェイ戦で今季初勝利を収め、FWジェイが2戦連続で2得点を挙げているなど、チーム状態も良好だ。首位・鹿島を迎える一戦とは言え、ホームで勝ち点3を狙える試合だ。一方の鹿島は直近3試合で1勝2敗。2位の川崎フロンターレに勝ち点差2にまで詰められている。連覇へ向け、残留争いを繰り広げるチーム相手に星は落とせない。

鹿島ボールでキックオフ。中盤でボールを奪い合いながら、互いに隙を突いて相手ゴールを目指していく。鹿島はMFレアンドロやMF土居聖真らが積極的に仕掛け、MF金崎夢生やMF遠藤康のフィニッシュにつなげる。対する札幌はDF福森晃斗やMFチャナティップらがチャンスを演出し、FWジェイ、FW都倉賢にボールを集めていった。

29分、鹿島が決定機を迎える。土居が敵陣浅い位置からドリブルで持ち上がると、華麗なパスワークで相手をほんろう。ゴール前のレアンドロへつないでシュートに持ち込んだ。これはDFに阻まれるも、セカンドボールを拾って波状攻撃を仕掛けていく鹿島。ゴールを割ってもおかしくないプレーだったが、札幌も必死に守って先制点を許さなかった。

さらに41分、DF山本脩斗からマイナスのパスを受けたMF三竿健斗がミドルシュート。枠を捉えた強烈なボールは、しかしGKク・ソンユンが横っ飛びでスーパーセーブ。その後も鹿島が圧倒的に押し込む展開となったが、金崎がギリギリでオフサイドの判定を受けるなどゴールにはつながらず、結局前半は両チーム無得点のまま終了。0-0で折り返すこととなった。

後半が始まると、鹿島が早速の猛攻。47分、パス回しからチャンスを作ると、金崎がゴール前で相手DFに囲まれながら驚異の粘りを見せる。体勢を崩しながらもボールをキープし、最終的にこぼれたボールに走り込んだのは三竿健。右足を振り抜くと、ボールはゴールへと転がり込んだ。三竿健のJリーグ初ゴールで、鹿島が貴重な先制点を奪う。

1点を追う札幌は猛反撃を開始。積極的な攻め上がりでセットプレーを次々に獲得し、福森の正確なキックで鹿島ゴールを脅かしていく。しかし決定機はまたしても鹿島に訪れる。57分、スルーパスに反応した金崎がクロスを供給すると、土居がダイレクトで合わせた。これはク・ソンユンがファインセーブで抑え、追加点は許さない。

59分、札幌はMF荒野拓馬に代えてMF兵藤慎剛を投入。そのわずか1分後に札幌がCKを獲得すると、福森のクロスはDFにクリアされる。しかし、セカンドボールに反応した兵藤が走り込んでミドルシュートを放ち、豪快にゴールネットを揺らしてみせた。代わったばかりの兵藤がファーストタッチで結果を出し、試合は振り出しに。

1-1となり、双方の攻撃は激しさを増していく。70分、鹿島が左サイドから組み立てていくと、オフサイドラインすれすれでパスを受けた金崎がつま先でシュート。GKが触れない絶妙なコースへ転がし、ボールはゴール右隅へと吸い込まれた。金崎の今季12点目で鹿島が勝ち越しに成功する。

再びリードを許した札幌は、高い位置から積極的にプレスを仕掛ける。しかし効果的な攻撃のアイデアを見せることができず、鹿島に陣内で生き生きとしたプレーを展開されてしまう。そうした中、札幌は83分にMF小野伸二を投入して打開を図る。その小野がワンタッチプレーなどでリズムを作り出していき、チャナティップのキープ力も生かしながら攻撃を組み立てていく。

アディショナルタイムは4分。鹿島はFW鈴木優磨を起用してゲームを締めにかかる。鹿島が敵陣でボールを保持し、札幌に攻撃の隙を与えない。ゲームはそのまま終了し、2-1で鹿島の勝利となった。鹿島は連覇へ向け貴重な勝ち点3を手にし、札幌は今節でのJ1残留決定とはならなかった。

鹿島アントラーズ、連覇に向け大きな勝ち点3…金崎夢生が決勝ゴール/J1リーグ第31節

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