日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年12月7日日曜日

◆鹿島小笠原、東北へV逸報告は気まずいよ(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20141206-1405335.html



 3位鹿島のMF小笠原満男(35)が、被災地に震災後初Vを届ける決意を口にした。

 首位G大阪、2位浦和を勝ち点2差で追う4位鳥栖戦。11年に東日本大震災が起きてから1度もない優勝へ「自力ではないので俺らは勝って終わるだけ。鹿島は東北出身者(柴崎、土居、山本)も多いし、優勝を喜んでくれると信じて、いい結果を出したい」。最終節の1週間後には岩手・岩泉町で復興支援に取り組む。これまで被災地の子供たちとサッカーを通じて触れ合ってきたが「勝って行くとの負けて行くのは大きな違いがある」。震災後は11年6位、12年11位、13年5位。今年こそ子供たちに吉報を運ぶため、勝って他会場の情報を待つ。

◆大迫、最後まで出番なく…ケルンは逆転負けで3連敗(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?153028-153028-fl



[12.6 ブンデスリーガ第14節 ケルン1-2アウクスブルク]

 ブンデスリーガは6日、第14節2日目を行い、FW大迫勇也とMF長澤和輝の所属するケルンはホームでアウクスブルクに1-2の逆転負けを喫し、3連敗となった。大迫は4試合連続のベンチスタートで、最後まで出番なし。長澤は5試合連続でベンチ外だった。

 前半13分にFWアンソニー・ウジャーのゴールで先制したケルンはその後も試合の主導権を握り、立て続けにチャンスをつくる。しかし、前半42分のDfオナス・ヘクターの左足シュートがGKに阻まれるなど追加点を奪えず、前半は1-0で折り返した。

 すると後半は一転してアウクスブルクのペースに。後半8分、FWニコラ・ジュルディッチのゴールで1-1の同点に追いつき、その後もケルンゴールに迫る。そして迎えた後半45分、ケルン守備陣の一瞬の隙を突き、MFアレクサンダー・エスバインが右足ミドルをゴール右隅に流し込み、2-1。土壇場の決勝点で4連勝を飾った。

◆内田フル出場、シャルケ4発大勝で3連勝!チュポ・モティングがハット(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/12/06/kiji/K20141206009416700.html

ブンデスリーガ第14節 シャルケ4―0シュツットガルト (12月6日)



 ドイツ・ブンデスリーガ第14節の6日、日本代表DF内田篤人(26)の所属するシャルケはアウェーでシュツットガルトと対戦し、4―0で大勝した。内田は右SBで先発してフル出場。シュツットガルトの同DF酒井高徳(23)はベンチ入りしたが出場機会はなかった。

 シャルケは前半1分、左サイドのFKからゴール前のFWチュポ・モティングが右足で決めて先制。同10分にメイヤーが追加点を挙げると、21分にはチュポ・モティングが右CKに頭で合わせて3―0とリードを広げた。

 チュポ・モティングは後半16分には右クロスにヘッドで合わせ、前節マインツ戦のFWフンテラールに続くハットトリックを達成。シャルケは2試合連続4得点の快勝でリーグ戦3連勝とし、勝ち点を23に伸ばした。

 内田は前半24分に右サイドからディフェンスラインの裏に抜け出すなど、積極的に攻撃に絡んだ。

◆【仙台】柳沢の父・昭行さん「来るべき時が来た」引退覚悟していた(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20141206-OHT1T50222.html

 ◆J1最終節 広島2―0仙台(6日・エディオンスタジアム広島)

 ベガルタ仙台は、最終節で広島に敗れた。現役最後の試合となった元日本代表FW柳沢敦(37)は、0―1の後半19分から途中出場。同37分には左CKのチャンスに左のかかとで合わせてシュートを放つも、相手GKに阻まれた。ラストゲームを勝利で飾ることはできず。それでも試合後、広島イレブンに胴上げされた37歳は「みんなに感謝。間違いなく幸せ者」と両目を潤ませた。

 この日、エディオンスタジアムには柳沢の父・昭行さん(66)の姿もあった。雪がちらつく中、息子のプレーに熱視線を送り続けた昭行さん。実は1日に、電話で引退の報告を受けたという。「来るべき時が来た」。覚悟はしていた。黙って、息子の決断を受け入れた。実は以前から、引退を決意していることは知っていた。「数年前から、思うようなプレーができないと言っていた。最初の1歩目が遅くなった」

 19年のサッカー人生。広島のサポーターが大声援でたたえたように、日本中から愛された。「これだけ(19年も)やってくれた。本人が決めたことだからね」。古傷の左膝痛にも耐えながら、プレーを続けた息子を思いやっていた。

◆引退の仙台柳沢を胴上げ「幸せ者」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141206-1405755.html



<J1:広島2-0仙台>◇最終節◇6日◇Eスタ

 今季限りでの引退を表明した元日本代表の仙台FW柳沢敦(37)が、19年の現役生活に幕を閉じた。

 雪が舞う中、0-1の後半19分にピッチに登場。同38分にはCKからゴール前で決定機を迎え、右足裏で技ありのシュートを放ったがGKに阻まれた。試合後は両チームのサポーターから大きな拍手が送られ、広島の選手からは胴上げのサプライズも。ラストゲームを勝利で飾れなかったが「みんなに『ありがとう』という気持ちだけ。間違いなく幸せ者です」と笑顔でスタジアムを後にした。

◆雪舞う花道…仙台・柳沢、途中出場「感謝の気持ちでプレーした」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20141207/jle14120705000014-n1.html



 J1最終節(6日、広島2-0仙台、Eスタ)今季限りでの現役引退を表明した仙台の元日本代表FW柳沢は雪が降る中、後半19分に途中出場。雪で荒れたピッチでのプレーとなり、得点は奪えなかった。富山第一高出身のストライカーは「雪国生まれの僕らしい。最後の花道をつくってもらい、感謝の気持ちでプレーした」とすっきりした表情で話した。19年に及んだプロ生活。最後の4年間を過ごした仙台のサポーターへ試合後に「幸せな時間を過ごせました」とあいさつし、笑顔でスタジアムを後にした。 (Eスタ)

◆【仙台】柳沢「感謝」涙のラストゲーム、途中出場で意地のシュート(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20141206-OHT1T50220.html



 ◆J1最終節 広島2―0仙台(6日・エディオンスタジアム広島)

 ベガルタ仙台は、最終節で広島に敗れた。現役最後の試合となった元日本代表FW柳沢敦(37)は、0―1の後半19分から途中出場。同37分には左CKのチャンスに左のかかとで合わせてシュートを放つも、相手GKに阻まれた。ラストゲームを勝利で飾ることはできず。それでも試合後、広島イレブンに胴上げされた37歳は「みんなに感謝。間違いなく幸せ者」と両目を潤ませた。

 両目には、うっすらと涙が浮かんでいた。サポーターに、選手に、スタッフに愛された柳沢の19年のサッカー人生が、広島で終わった。試合後には、相手選手が最終戦のセレモニーを“一時中止”して元日本代表を胴上げした。「みんなの気持ちが伝わってきた。ありがたい。感謝の気持ちしかない」と優しい笑みを浮かべた。

 会場には、故郷の富山はもちろん、鹿島、京都などかつて在籍したクラブのサポーターも大勢駆けつけた。「すべてをぶつける」と並々ならぬ決意を持って臨んだラストゲーム。1点を追う後半19分からピッチに登場した。だが相手にボールを支配され、好機を演出できない。相手最終ラインの間を縫うように、何度も動き直したが、味方からパスが来ることは少なかった。

 意地は見せた。後半37分。左CKのチャンスだ。元日本代表MF野沢の蹴ったボールに左のかかとで合わせた。ボールや相手DFの位置まで計算し尽くしたシュートだったが、元同僚のGK林に阻まれた。勝利への強い意志と決意が、実ることはなかった。

 指導者を目指すものの、今後は未定。ただ西川善久社長(65)はこの日、「柳沢の要望を最優先に考えたい」と明言。コーチやスタッフでの仙台残留を要請する考えを示した。「一サッカー人として、仙台に貢献してくれることを期待している。何か一緒に(仕事が)できれば」と渡辺晋監督(41)。誰からも愛された偉大なサッカー人の、第二の人生が始まる。(高橋 宏磁)

◆強豪・鹿島アントラーズは「もつ煮」でできている?(ウォーカープラス)


http://news.walkerplus.com/article/52979/



Jリーグのタイトル獲得数において、断トツでナンバーワンの実績を誇る鹿島アントラーズの今季最終節が、12月6日(土)に県立カシマサッカースタジアムで行われる。カシマスタジアムは「グルメスタジアム」と呼ばれるほど、レベルの高い売店がそろうスタジアムとして知られている。最大の特長は、他のスタジアムとは異なり、コンコースで実際に調理していること。つまり、いつでもアツアツのメニューが楽しめるのだ。各店が趣向を凝らしたメニューを用意し、クラブが獲得したタイトル数と同様、鹿島アントラーズはグルメの分野においても他の追随を許さない域に達している。

なかでも、名物になっているのが「もつ煮」だ。多くの売店が定番メニューとして用意しているが、試合のたびに長蛇の列ができる鹿島食肉事業協同組合の「もつ煮」(500円)が最も人気があると断言できる。モツと適度な大きさに切りそろえられたゴロゴロ野菜が、もくもくと湯気が立つ大鍋から手際よく盛りつけられていく。口に運ぶと意外なほどあっさりとした味わいに驚くはずだ。モツ特有の臭みが少なく、誰でも口にできるクセのない味は手間暇かけて作られた証である。

鹿島食肉事業協同組合の「もつ煮」は、カシマスタジアムの各グルメで競われた「サントリーモルツメニューコンテスト」で優勝したこともあるほど。アウェーサポーター専用エリアでは購入できないため、アウェーサポーターがホームチームを応援する側にあたる、バックスタンドやメインスタンドのチケットを買うこともあるのだとか。

コンコースから鹿島灘を望むこともできるカシマスタジアム。寒さの厳しい冬、試合開始前にスタジアムを訪れて、温かい「モツ煮」で腹ごしらえをすれば応援にもより力が入ることは間違いない。【田中滋 /「エル・ゴラッソ」鹿島アントラーズ担当】

※サッカー専門新聞「エル・ゴラッソ」と共同で作成した記事です

◆トニーニョ・セレーゾ監督に続投要請=柴崎ら若手育成に手腕-J1鹿島(時事通信)


http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2014120600315

 J1の鹿島がトニーニョ・セレーゾ監督(59)に続投を要請したことが6日、関係者の話で明らかになった。ブラジル代表の名選手だった同監督は、鹿島の監督に復帰した昨季は5位。今季は最終節まで優勝争いに絡み、順位は確定していないが3位が濃厚。柴崎岳や昌子源ら若手の育成手腕が評価された。
 同監督は2000~05年にも鹿島の監督を務め、00年度にはJ1、ナビスコ杯、天皇杯の3冠を達成した。 (2014/12/06-20:58)

◆鹿島 鳥栖GK林獲りへ!若返りへ、27歳大型守護神に白羽の矢(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/12/07/kiji/K20141207009417630.html



 鹿島が日本代表GK林彰洋(27=鳥栖)の獲得に乗り出していることが分かった。

 今季全34試合に出場した元日本代表GK曽ケ端は来年で36歳。トニーニョ・セレーゾ監督の指揮の下で若返りを図るチームにあってGKは補強ポイントの一つになっており、9月にアギーレジャパンに招集された大型GKに白羽の矢を立てた。

 また、徳島FW高崎寛之(28)とC大阪DF丸橋佑介(24)の獲得は決定的となっている。

◆鹿島“鉄人GK”曽ケ端 10度目のフルタイム出場記録達成(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/12/07/kiji/K20141207009414600.html

J1最終節 鹿島0―1鳥栖 (12月6日 カシマ)



 今季最終節で年間リーグ戦フルタイム出場の記録が達成された。鹿島GK曽ケ端は今季も全34試合フルタイム出場。鉄人GKは08年から7年連続、通算10回目と大台に乗せた。

 38歳の名古屋GK楢崎は2年連続、通算6回目のフルタイム出場。歴代最年長フルタイム出場の98年ハーフナー・ディド(札幌GK)の41歳に迫ってきた。横浜DF中沢は自身初のフルタイム出場を36歳にして達成。これはフィールドプレーヤー(FP)では歴代最年長(従来は31歳)。同時に達成した33歳の浦和MF阿部がFP2位にランクされた。

◆長澤奈央 鹿島サポに感謝!夫・中田の引退式「生涯忘れられない」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/12/06/kiji/K20141206009413001.html

J1最終節 鹿島0―1鳥栖 (12月6日 カシマ)



 今季限りで現役引退することを表明したJ1鹿島の元日本代表DF中田浩二(35)の引退セレモニーが6日、今季最終戦となった鳥栖戦後に行われた。今年2月に結婚した妻で女優の長澤奈央(30)がツイッターを更新。サポーターに感謝した。

 「今年最後の満月が輝いています。アントラーズは負けて悔しい試合でしたが、サポーターの皆さんの温かい声援のおかげで、生涯忘れられない引退セレモニーになりました」と感謝。「主人の言葉に込められた思いを継いで、来年も頑張れ!鹿島アントラーズ!!」と来季のV奪回を願った。

 長澤は夫に花束を贈呈。中田は「アントラーズ以外のユニホームを着てプレーしている姿が想像できなかったので、現役引退を決意しました。本当に素晴らしい経験ができました」と語った。


参考(長澤さんのツイッター)

参考(長澤さんのブログ)

    ありがとうございました。


◆同期3人に感謝する中田浩二「最初に引退するのはしゃくだけど」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?152990-152990-fl

[12.6 J1第34節 鹿島0-1鳥栖 カシマ]

 今季限りでの現役引退を表明した鹿島アントラーズの元日本代表DF中田浩二が試合後、記者会見を行い、引退決断に至るまでの経緯を語った。

 11月に入ってからクラブと話し合いを続けてきたという中田だが、クラブから正式発表される今月3日まで、チームメイトにも打ち明けていなかったという。

「(小笠原)満男やソガ(曽ヶ端)にも怒られたけど……。チームメイトにはだれにも相談しなかった。相談に乗ってもらおうと思ったけど、(チームが)大事な時期だったので」

「満男、モト、ソガ……」。試合後の引退セレモニーでは同期入団で同い年であるMF小笠原満男、MF本山雅志、GK曽ヶ端準の名前を挙げ、「素晴らしい友であり、ライバルでした。3人がいたからここまでがんばれた。一番最初に引退するのは少ししゃくだけど、今までありがとう」と感謝の言葉を述べた。

 同じ1979年生まれの鳥栖FW播戸竜二についても「4人でしゃべっていたら、播戸も来てくれて、泣いてくれた。チームは違ったけど、一つの集団の中でやれていたと思う」と、強い絆で結ばれた“黄金世代”の一端を語った。

「79年組というくくりにされて、チームの枠を超えて仲が良かった。みんなで素晴らしい時間を過ごしてきた」。1999年のU-20世界ユース選手権準優勝、2000年のシドニー五輪ベスト8、2002年の日韓W杯ベスト16。世界を舞台に戦った戦友であるMF稲本潤一(川崎F)、MF小野伸二(札幌)、FW高原直泰(相模原)にも触れた。

 チームを変え、J2やJ3といった異なるカテゴリーで挑戦を続ける同世代の選手たち。「カテゴリーやチームを変えるのは難しいこと。この年齢でそこにチャレンジするというのは尊敬するし、すごいなと思う」と率直に語った。

 今後についてはトニーニョ・セレーゾ監督から「現場に残ってほしい」という打診も受けているという。「でも、同期3人がいる中で指導者としてやるのは難しい」。そう冗談交じりに話して笑いを誘うと、「これからクラブと話し合っていくことになるけど、ずっと狭い世界でやっていたというのもあるので、視野を広げて、いろんなことに関わって自分の道を見つけていきたい」と話していた。

(取材・文 西山紘平)

◆同期の引退に涙…小笠原「まだ必要な選手」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?152993-152993-fl

[12.6 J1第34節 鹿島0-1鳥栖 カシマ]

 同期の引退セレモニーに感極まった。鹿島アントラーズのMF小笠原満男はDF中田浩二が引退スピーチをする間、ずっとうつむいていた。「泣いてないです。寒かっただけです」。目に光る涙は頑なに否定した。

「こういうときにこんなふがいない試合しかできないところが今のチームの力なのかなと思う。言葉に表せないぐらい悔しい」。勝って送り出したい。しかし、逆転優勝の可能性も残されていた最終節は0-1の完敗だった。

「あいつが安心して任せられると思える試合を見せたかった。あれだけ貢献した偉大な選手の前で情けない試合をしたことが一番悔しい」。そう唇をかむと、同期入団である同い年の中田への思いをあらためて語った。

「個人的にはまだ必要な選手。来年もそうだし、今日のピッチにも立ってほしかった。こういう試合に一番必要なのは(中田)浩二みたいな選手。浩二はこういう試合でチームを勝たせてきた。そういう選手にみんながならないといけない。今日の試合、セレモニーからいろんなことを感じていかないといけない」

 同じく同期のMF本山雅志は中田について「17年間、親元を離れてこっちに来て、ある意味、親よりも近い存在」と話す。ただ、感傷には浸らない。「サッカーをやめただけなので。だって、まだあいつはいるし。親友としてこれからもいくんじゃないですか」と、現役は引退しても2人の関係に変わりはないことを強調していた。

(取材・文 西山紘平)

◆【鹿島】中田、引退セレモニー「鹿島は自分の全て」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20141206-OHT1T50168.html



 今季限りで引退する鹿島の元日本代表DF中田浩二(35)が試合後にセレモニーに臨み、慣れ親しんだ本拠地のグラウンドをすがすがしい表情で1周した。移籍も選択肢にあったというが「鹿島は自分の全て。他のチームのユニホームを着ることが想像できなかった」と決断の理由を説明した。

 今後は鹿島のクラブ職員になる予定で「みんなにアントラーズの魂を引き継いでいってほしい」と後輩たちにメッセージを送った。

◆鹿島中田が引退式「良い思い出ばかり」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141206-1405742.html



<J1:鹿島0-1鳥栖>◇第34節◇6日◇カシマ

 今季限りで現役を退く鹿島の元日本代表DF中田浩二(35)のセレモニーが、試合後に行われた。今までのプレーを振り返る映像が大型ビジョンに流され、サポーターへのあいさつも行った。その後の会見では「他のチームのユニホームを着ることが想像できなかった。今季はチームに貢献できない悔しさもあり、引退を決断しました」と穏やかな表情で話した。

 11月に入ってチームと今後について話し合ったという。「チームの方針で世代交代をしていて、いつまでも居座るのはよくないという思いもあった。チームがいい状況の中で練習だけしているのは苦しかった。移籍という選択肢もありましたが、チームと話し合って決めました」と話した。

 00年には史上初のリーグ、ナビスコ杯、天皇杯の3冠を獲得するなど常勝軍団を支え続けた。「素晴らしい時間を過ごさせてもらった。すべての優勝が印象深い。代表でも(02年)W杯日韓大会ベルギー戦で入場したときの興奮も味わえた。良い思い出ばかりで、すばらしいサッカー生活を送れたなと思います」と振り返った。

 今後は、クラブ職員となってクラブを支えていく見込みだ。

◆V逸に鹿島監督「クソみたいな気持ち」(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2014/12/07/0007563539.shtml



 「J1、鹿島0-1鳥栖」(6日、カシマ)

 逆転優勝には勝つしかない鹿島だったが、前半6分に一瞬のスキを突かれて失点。その後は鳥栖の堅い守備を崩せなかった。2年連続で最終戦に敗れてのV逸に、セレーゾ監督は試合後のセレモニーで「言葉は悪いが、クソみたいな気持ちだ」と、不満をぶちまけた。

 クラブを支えてきたレジェンド、DF中田浩二の引退セレモニーも行われただけに、同期のMF小笠原は「浩二を安心して送り出したかったのに、情けない試合をしてしまった。それが1番悔しい」と涙した。

 中田は「鹿島はタイトルを取り続けないといけないクラブ」とチームを鼓舞し、ピッチに別れを告げた。

◆鹿島・中田、引退決断の理由は「他のユニホーム着ることが想像できなかった」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20141206/jle14120620350022-n1.html



 J1最終節(6日、鹿島0-1鳥栖、カシマ)今季限りで引退する鹿島の元日本代表DF中田が試合後にセレモニーに臨み、慣れ親しんだ本拠地のグラウンドをすがすがしい表情で1周した。移籍も選択肢にあったというが「鹿島は自分の全て。他のチームのユニホームを着ることが想像できなかった」と決断の理由を説明した。

 日本代表では2002年ワールドカップ(W杯)日韓大会の16強入りに貢献し、海外でもプレーした。今後は鹿島のクラブ職員になる予定で「みんなにアントラーズの魂を引き継いでいってほしい」と後輩たちにメッセージを送った。(共同)

◆「17年間、夢のような世界をありがとう」鹿島・中田、引退式であいさつ(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20141206/jle14120621250028-n2.html



 今シーズン限りで引退を表明した鹿島の元日本代表MF中田浩二(35)の引退セレモニーが6日、鹿島-鳥栖の試合終了後にカシマスタジアムで行われた。中田は関係者や母・恭子さん、妻で女優の長澤奈央から花束を贈呈されると、照れくさそうに頭をかいてからマイクの前に立った。

 「まずはじめに、このようなセレモニーの場を作っていただいたクラブ関係者の皆様、そして残ってくださっているサポーターの皆様、鳥栖のサポーターの皆様も本当にありがとうございました。正直、この決断をするまでに様々な葛藤がありました。チームに貢献できない悔しさや、もどかしさ、また、チャンスがあればまだまだやれるという自分の中の自信があり、様々な選択肢の中で迷い、悩みました。しかし、最終的には自分がアントラーズ以外のユニホームを着てプレーしている姿が想像できなかったので、現役引退を決断しました」とあいさつ。

 さらに「1998年に入団して以降、本当に素晴らしい経験ができました。自分が思い描いていた以上の素晴らしい経験でした。11個のタイトルに、ワールドユース。オリンピック。2度のW杯。そして海外移籍。これら全ての経験ができたのも、今まで私に関わってくださった皆さんのおかげだと思っています。本当に感謝してもしきれません。両親、妻、チームメート、チームスタッフ、そしてサポーターの皆さん、17年間、夢のような世界を本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

 中田は、目に涙を浮かべる1998年に入団した同期のMF小笠原満男、MF本山雅志、GK曽ヶ端準の3人に語りかけ「あと、1つだけ言わせてください。満男、モト、ソガ。この3人は、本当に素晴らしい友であり、ライバルでした。彼ら3人がいたから、僕は今まで頑張れたと思いますし、このような経験ができたと思います。一番最初に引退するというのはちょっとしゃくですけど、本当に今までありがとう」。

 サポーターへは、「最後になりますが、サポーターの皆さん、アントラーズはタイトルを取り続けなくちゃいけないクラブだと思います。愛情を持って、時には厳しい言葉をかけながら選手を後押ししてください。これからも鹿島アントラーズをよろしくお願いします。どうもありがとうございました」とあいさつした。

 今後はクラブのスタッフとして第2の人生をスタートさせる予定。スタンドには「これからも俺達と鹿島の歴史を作り続けよう」という横断幕が掲げられ、最後の「中田コール」が鳴り響いた。

◆鹿島、引退の中田に白星贈れず…セレーゾ監督「クソみたいな気分」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20141207/jle14120705020007-n1.html



 J1最終節(6日、鹿島0-1鳥栖、カシマ)鹿島は結果的に2点差以上で勝っていれば逆転Vだったが、鳥栖に敗戦。セレーゾ監督は「言葉は悪いが、クソみたいな気分」と吐き捨てた。引退するMF中田をベンチ外とした非情な決断も実らなかった。

 セレモニーで中田は「17年間、夢のような世界をありがとうございました」とあいさつした。世代交代の進む中、今季はMF柴崎、土居、DF昌子らが台頭。総得点は64点で、年34試合となった2005年以降のクラブ最多となった。2年連続無冠も明るい兆しはある。悔しさは来季につなげる。 (伊藤昇)

◆無念0-1…鹿島中田 引退式で懇願「愛と厳しさで支えて」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/12/07/kiji/K20141207009416500.html

J1最終節 鹿島0―1鳥栖 (12月6日 カシマ)



 最終節で逆転優勝した07年の再現はならなかった。鹿島が白星で優勝に望みをつなぐはずの一戦で、まさかの敗戦。鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督は「言い方は悪いが、クソみたいな気持ちだ。すいません」と頭を下げた。

 主将のMF小笠原は涙が止まらなかった。この試合を最後に同い年のDF中田浩二が現役を引退。円陣では「浩二と宮内(今季限りで退団)の2人を勝利で送り出そう」と声を掛けたが、白星は届けられなかった。「そういう試合で勝つことを今まで浩二は伝えてきたのに勝てなかった。こういう試合しかできなかった」と怒りに震えた。

 中田は引退セレモニーで「鹿島はタイトルを獲り続けないといけないクラブ。愛情を持って、時には厳しい言葉で支えてほしい」と語りかけた。2年連続無冠に終わったが、MF土居やDF昌子ら若手が主力として定着。さらなる成長が見込める来季こそ、V奪還が至上命令となる。

◆J1鹿島:「焦りも出た」悔しさあらわ(毎日新聞)


http://mainichi.jp/sports/news/20141207k0000m050095000c.html

○鳥栖1−0鹿島●(6日・カシマ)

 優勝の可能性をわずかに残した最終戦で、勝利が最低条件だった鹿島。前半6分に先制点を許すと、トップ下で先発した土居は「勝たないといけない状況で点を取られて、焦りも出た」と攻撃の精度を欠いたこともあり、反撃は鳥栖の堅守に阻まれた。無得点のまま敗れ、小笠原は「この状況でふがいない試合しかできないのが、今のチームの力」と悔しさをあらわにしていた。
 ◇若手が成長

 鹿島・セレーゾ監督 2年連続で優勝争いができたことは、歩んでいる道が間違っていないことを示している。若手が経験を積んで成長している。もちろん、我々は結果の世界にいるのだが。

◆逆転V逃した鹿島セレーゾ監督「クソみたいな気持ち」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?152997-152997-fl

[12.6 J1第34節 鹿島0-1鳥栖 カシマ]

 結果論だとしても悔しさは募るばかりだった。鹿島アントラーズは勝てば他会場の結果次第で逆転優勝の可能性もある他力の状況で最終節を迎えたが、結果は鳥栖に0-1の敗戦。この日、首位G大阪が引き分け、2位浦和が敗れたため、“条件”は満たしていた。もしも2点差以上で勝っていれば、タイトルは鹿島に転がり込んでいた。

「試合が終わって、他の結果を知って、つかめていたタイトルだったなと。他力だったけど、上の2チームの結果を見ると、自分たち次第だった」。DF昌子源は率直に試合を振り返った。

 試合後に行われたホーム最終戦セレモニーではトニーニョ・セレーゾ監督も悔しさを隠さなかった。就任1年目の昨季も最終節まで優勝の可能性を残していたが、最終節で広島に敗れて目の前で優勝を決められ、勝ち点4差の5位。今季も最後まで可能性を残しながら、優勝したG大阪に勝ち点3差の3位フィニッシュが確実となった。

「去年、今年と、もう少しのところでタイトルを逃している。2年連続であと少しという結果に終わり、悔しさしか残らない2年間だった」。世代交代を進めながら、同時に結果も残してきたセレーゾ監督は「選手はそろいつつある。遠ざかっているタイトルに1日でも早く近づけるように、謙虚さを持って努力を続けていきたい」と来季への決意も述べたが、やはりこの日の悔しさは簡単には消えないようだった。「この敗戦のあとでは、言い方は悪いが、クソみたいな気持ちだ」。通訳を介した指揮官の偽らざる本音だった。

(取材・文 西山紘平)

◆鹿島小笠原、中田にV届けられず悔し涙(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141206-1405756.html



<J1:鹿島0-1鳥栖>◇第34節◇6日◇カシマ

 5季ぶりの優勝を狙った鹿島が、暫定3位で終わった。勝ち点2差で追う首位G大阪が引き分け、2位浦和が敗戦。

 2点差以上で鳥栖に勝てば逆転優勝だったが、前半6分にMF高橋義希(29)に力強いロングシュートで先制点を献上。懸命に追ったが、相手は足をつっても(DF崔)、脱水症状になっても(FW豊田)最後まで足を止めることがなく、逃げ切られた。

 3日に元日本代表DF中田浩二(35)が引退を表明。ベンチ外となり、スタンドで見守った功労者に勝利を届けたかったが、完敗した。DF昌子も、同期のMF小笠原も涙を流して悔しがった。

 79年組(79年生まれ)の黄金世代としてワールドユース(現U-20W杯)準優勝やW杯出場など、苦楽をともにしてきた小笠原は「言葉に表せないぐらい、悔しい。ずっと一緒にやってきて、つらいことも、いいこともあった。正直に言えば、今日のピッチに立ってほしかった」。

 優勝を持ち越した来季へ向けて「鹿島を勝たせてきた浩二が退く姿を見て、何かを感じなきゃいけない」と若手に発奮を求めた。

◆【J1:第34節 鹿島 vs 鳥栖】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00182607.html

12月6日(土) 2014 J1リーグ戦 第34節
鹿島 0 - 1 鳥栖 (15:33/カシマ/25,318人)
得点者:6' 高橋義希(鳥栖)
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●遠藤康選手(鹿島):
「負けは負け。切り替えて、と言ってももう次の試合はないんですけど、来年に切り替えて…。今年1年、最後こういう結果になったっていうことは力が足りなかったシーズンだと思うし、悔しい試合でしたね」

Q:相手の守備が堅かった?
「その中でもチャンスはつくれてた。鳥栖は、僕的にはすごく良いチームだと思っていて、あれだけ身体を張るチームは日本でたぶん鳥栖くらいだし、球際も戦う。チームのためにみんなが頑張っているチームは鳥栖が一番だと思っていて。だから逆に俺はすごい勝ちたかったし、今回は完敗でしたね」

Q:これだけ若い選手が優勝争いできた。種を蒔いたシーズンだと思うが?
「どうなんですかね。鹿島は毎年タイトルを獲らないといけないチームなので、今は若い人が試合に出てるわけではないし、力がある人が試合に出て活躍してチームのためにやらなきゃいけない。今年は本当に悔しいシーズンだったな、と思います」

Q:中田選手がこれで本当に引退することになった。最後の言葉をどう聞いていたか?
「あれだけの選手が引退するというのをみんなわかってもらえればいいかな、と思います。まだやれるのに引退しなきゃいけない。でも僕は浩二さんの現役復帰を待ってます」

●土居聖真選手(鹿島):
「僕らは1年間通してたくさん積み上げてきたものが今日は報われなかった。鳥栖さんの方が1年間積み上げてきたものが大きかったのかな、と思う。それに来年は負けないように。ACLの可能性もあるのでしっかり切り替えて準備するのが一番かと思います」

Q:ゲームの入りは気負うことなく入れたか?
「相手も入りで若干バタバタしてたし、ある程度パワープレーというかロングボールで来るのはわかっていたので、そこをもう少しうまく対処できればというのはありましたけど、 みんなよく頑張ったし、後ろも頑張っていたと思う。先制点取られてしまったところ以外は良かったと思います」

Q:珍しくカードをもらって少しイライラしているように見えたが?
「相手も戦ってくるチームなのでそれに呑まれちゃいけないと思ったし、闘う気持ちはしっかり出さないとな、とは思っていました」

Q:なかなかパスが入ってこなかった?
「相手も中をしっかり絞ってきたし、そこで受けれればやれるという自信はあったんですけど、なかなか難しかしいところもあった。もっとうまくサイドを起点にして広げてからなかを使った方が。後半は僕がサイドに入ってちょっとつくって中にアツくん(中村)やモトさん(本山)が降りてきて、という崩しもちょっとあった。そういうのを前半から出せればまたちょっと違う展開になったかなとは思いますけど。今日は、悔しいの一言しかないかなと思います」

●小笠原満男選手(鹿島):
「こういう時にこんな不甲斐ない試合しかできないのが、今のチームの力かな、と思います。言葉に表せないくらい悔しいですね。結果もそうだけど、いろんな意味でですけど。浩二の最期というのもあって。俺としてはあいつが安心して『このチームに任せられるな』っていうような、そういう試合を見せて、あいつの最期にしてあげたかったんですけど。あれだけ貢献した偉大な浩二の前で情けない試合をしてしまったというのが一番悔しいです。

Q:中田選手からはセレモニーの中で鹿島に残る同期3人への言葉もありましたけど、どういう風に聞いていましたか?
「ずっと一緒にやってきて、辛いことも良いこともあったんですけど、あいつと一緒にやれて良かった。本音で言えばもっとやりたかったし、今日のピッチにも立ってもらいたかった。ああいう試合に一番必要なのは浩二みたいな選手だと思うんで。今はいろんな感情があるかな、と」

Q:終わってから話したんですか?
「落ち着いてから話そうかと思います」

Q:人前で泣いているのは初めて見ました。
「いや、泣いてないっす。寒かっただけです。いろんな気持ちがあったのは確かですけど。泣いてはいないです」


●林彰洋選手(鳥栖):
「守備は粘り強くというのがシーズン終盤に来てできていた。その集大成だったと思う。やっぱりフィールドの選手よりはつかれないので集中力は欠かさないようにしていました。フィールドの選手があれだけ走ってくれているので僕のところでどれだけチームに貢献できるかは意識してました。もっと上位にいけたかもしれないけれど最低限の4位という成績は残せたと思います」

以上

◇【J1:第34節 鹿島 vs 鳥栖】吉田恵監督(鳥栖)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00182606.html

12月6日(土) 2014 J1リーグ戦 第34節
鹿島 0 - 1 鳥栖 (15:33/カシマ/25,318人)
得点者:6' 高橋義希(鳥栖)
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●吉田恵監督(鳥栖):
「毎回ホーム、アウェイの地に来ていただいた多くのサポーターの皆様、そして今回ホームと同様の応援をしていただき、ありがとうございます。本当に感謝したいと思います。ファン・サポーターの皆様に本当に勝つしかない状況で、勝利を届けられたことを嬉しく思いますし、それを成し遂げてくれた選手たちに感謝したいと思います。
試合に関しては、鳥栖らしくない早い時間の先制だったと思うんですけど、そのなかでしっかりゲームを落ち着いてコントロールできたことが勝利に一番つながった要因じゃないかなと思います。相手のスローイングのところを消しながら、自分たちのいい攻撃につなげる場面もたくさんできましたし、本当に90分間、特に替わりに出た選手、いつもから3、4人先発が変わった中でそれでもやっぱり同じような戦い方をしてくれたことがサガン鳥栖を象徴すると思います」

Q:4人先発が変わりチームの真価が問われる試合だったなかで勝てたことに対する評価と、首位という状況で監督を引き継いで最後まで上位を守り抜いたいまの気持ちをお願いします。
「今日、替わりに出た選手に関しては先ほども申し上げましたが、最大限の評価をしたいと思います。出た選手だけじゃなくて、既存に出ていた選手たちがしっかり助け合って、90分間戦えたことは、サガン鳥栖の『誰が出ても同じサッカー』という強みをしっかり証明してくれたなと思います。もう少し監督が交代した後、うまくやっていければもっと上に行けたと思います。そこは正直、監督として初めての経験だったので、そこの経験値、監督力というのが足りなかったかな、と感じていますけれど、それを選手、スタッフに助けられながら、そういう状況の中で決して諦めなかった選手やスタッフに本当に感謝したいと思います。この4ヶ月だけでなく日々進化してきたんですけど、本当にこの4カ月間というのはいろんな逆境が常に試合の前にあって、それを乗り越えてきた4カ月間だったと思います。真価という意味においては自分自身3年間くらいの経験を積ませてもらったと思うので、クラブ、選手、チームとしても4ヶ月の間に何年か分の進化を遂げたと思います。その結果が今日しっかり証明できたと思います」

Q:始めてJ1で戦った年とACLがかかった似たような状況だったと思います。前回は0-1、今回は1-0。逆転した部分、鳥栖のサッカーで伸びた部分は?
「今回の結果に繋がったのはJ2時代から自分たちのスタイルを貫き通してきた結果だと思います。一昨年、ACLに届かなかった、その後も、去年の苦しいシーズンも、そして今年、監督交代というなかでも、チームとしてスタイルを貫き通したところが一番良かったのではないかと思います」

Q:最終節、選手たちは最後は気力で走っているように見えました。その選手たちにどんな言葉をかけたいですか?
「本当にお疲れ様、という言葉しかないと思います。前節も、一人退場した中で、浦和さんに同点に追いついた。また今日の試合は選手が変わった中で最後まで走り抜いてくれたことは感謝したいと思います」

以上

◆【J1:第34節 鹿島 vs 鳥栖】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00182605.html

12月6日(土) 2014 J1リーグ戦 第34節
鹿島 0 - 1 鳥栖 (15:33/カシマ/25,318人)
得点者:6' 高橋義希(鳥栖)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:今シーズン33試合で64得点してきたチームが最終節は0-1という負けでした。鳥栖の守備の部分で鹿島が一番苦しめられたところは具体的にどういうところでしたでしょうか?
「サガン鳥栖さんは、たぶんJリーグで競争力が一番高いチームではないかなと思います。それはフィジカル的な要素で、運動量という部分、コンタクト、スピード、攻守の切り替え、相手に対して献身的に犠牲心をもってやる、というのがおそらくJリーグの中では一番ではないかと思います。そういう相手に対して非常にタフな試合になる、ということは覚悟していたんですけど。本当に今回は、我々のCB2枚以外はほとんど守備に付かれ、マークに付かれ、なかなかボールをうまく機能させられず、我々のパスワークをうまく機能させられませんでした。うまく遮断されたということは数字でも表れているのではないかと思います。特に前半で、我々がシュートを打ったのが前半の20分過ぎくらいでした。それは相手がそれだけ守備をしっかり整えてやっていることの証左だと思います。

あとは前半の中で相手はやるべきことが明確になり徹底してやっていました。時にはカウンターの場面、プレーを切る場面というのは試合の中ではどうしてもある。それを徹底的にやっていました。ただ、選手たちにハーフタイムに言ったのは、気持ちを落ち着かせ、別に焦る必要性はまったくなかったわけですから、例え失点したとしても残りの時間を考えれば、同点や逆転を狙う時間はあったわけなので、ちょっと前半は自分たちが消極的になってしまったり、自分たちの特長でないロングボールやハイボールを処理しようとしていました。それは我々らしい攻撃ではなかったのでそれを修正しました。そこと、相手のフィジカルコンタクトを避けるためには、やはり速いリズムで、球離れを速くする、早い判断をする、速いサポートをするということをやっていけば、相手のコンタクトを避けながら相手陣内にボールを運ぶことができる。そういう要求はしました。その意味では、後半は少し改善が見られ、落ち着いてやれた部分はあったし、3名交代しましたけどチームを若返らせることができましたし、勢いをもたらすことはできた。ただ、後半の途中からは自分たちの組織としての攻撃はまったくできていなかった。個で打開しようとしたところは、チームの組織という部分ではあまり好ましくない部分があった。もう少し徹底して我々がやってきたことを最後まで貫くことを全員が意識すべきだったと思います。そのなかでも個で打開するチャンスがありましたし、得点するチャンスもあったわけで、もう少しのところで決まっていれば状況は変わっていたかもしれない。組織と個というところで、現代は組織で戦うと思っていて、そのなかで個が台頭するものだと思っています。そういったバランスを崩してしまったことは我々らしくない部分だったと思います。

Q:優勝を目指していく中で優勝を逃したことを振り返っていただけますか?
「この最後の最後まで優勝を争えたのは良いことではないかと思います。それも2年連続でそういう状況に持っていけた、ということは歩んでいる道が間違っていないということが一つの形として表れていると思います。ただ、当然ながら優勝争いまでいってタイトルを獲れなければ失望しか残りません。去年よりは今年の方が近づけています。あともう少しに近づいて来ているという感触はあるかもしれません。もう一つは、若い選手が昨年や一昨年に比べたら成長してきています。変貌し、向上心を持ち続けて変わりつつあることは、非常に良い手応えとして明るい未来として捉えることができます。当然ながら良い時期もありましたし、悪い時期もありました。悪い時期を乗り越えることもできたし、あるいはそれを経験するのも非常に大事だったと思います。浮き沈みがあったときもあります。その不安定さというのも若さが露呈した部分もあるんですけど、その部分部分で彼らが経験したやってはいけないことややらないといけないことは、良い経験になったと思います。クラブやチームにとっては良い経験では無かったかもしれませんけれど、個人を成長させるためには良い経験になったのではないいかと思います。当然、誰が出ていようが結果を出し続けなければいけないという根本的な部分に変わりはありません。若手であろうが、ベテランであろうが、結果を出し続けなければいけないというのは、勝負の世界で求められる鉄則だと思います。
なおかつ、このような敗戦をしたあとに10ヶ月を振り返って欲しいと言われても、良い返事、よりよい回答は難しい。それはご理解頂ければと思います」

Q:ACLという新たなステージへの切符を手にすることができました。来年、ACLに望むことが今の若いチームにもたらす効果や意味をどう考えておりますか?
「非常に大事な大会ですし、若い選手には良い経験になると思います。同時に良い経験というだけでなく、そこで求められる結果というのをしっかりと出せるために努力していきたいと思います。一番は選手たちの意欲ですので、選手たちが意欲的であれば必ずなにかを成し遂げられる。歯を食いしばれるのも、意欲がある時とない時で変わってくるので、それは彼らにとって良いモチベーションになると思います」

以上

◆2014Jリーグ ディビジョン1 第34節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51341

J1 第34節 サガン鳥栖戦

鳥栖に、痛恨の完封負け。鹿島、ホーム最終戦で奇跡を起こせず。

11月29日のC大阪戦で4-1と快勝し、今季4回目の3連勝を果たした鹿島が逆転優勝の可能性を残して今季最終戦に臨んだ。ホーム・カシマスタジアムでのJ1第34節でサガン鳥栖と対戦するが、前半早々に先制されると最後まで取り返すことができずに、0-1と完封負けを喫した。

奇跡の逆転優勝のため、最低でも4連勝を狙う鹿島は、出場停止のカイオに代わって豊川が左サイドハーフに入り、3試合ぶりに先発復帰。赤崎や土居、遠藤と攻撃陣を構成してゴールを狙う。真っ赤に染まったサポーターの応援が響き渡る中、先にゴールネットを揺らしたい鹿島だったが、開始早々、まさかの先制点を奪われる。6分、右サイドから中央へパスを入れられると、ポストプレーから高橋にミドルシュートを決められてしまった。

鳥栖お得意の形にまんまと嵌められ、3試合ぶりに先制を許し1点を追う立場となった鹿島。鳥栖の激しいプレスとスペースを埋める守備の前に、なかなかチャンスを生み出せない。13分、最終ラインの植田がロングボールを蹴り込むと、1本のパスでペナルティーエリアを陥れた赤崎が背後からのボールに右足ダイレクトボレーを試みたが、うまくミートせずに相手GKにキャッチされた。以降も赤崎は最終ラインの背後を狙い、柴崎や土居がスルーパスを繰り出したものの、シュートまで結びつけない場面が続いた。

何とか同点に追いつきたい鹿島は、31分に植田が得意のロングシュートで枠を捉えたが、相手GKがキャッチ。45分に赤崎が放った右足ミドルシュートも相手GKの正面に飛び、決定機を作れないまま1点ビハインドでハーフタイムを迎えた。

後半、もどかしい状況を打開すべく、トニーニョ セレーゾ監督は53分と早い段階で豊川に代わり、中村をピッチへ送り出す。中村がトップ下に入り、土居がサイドへポジション変更すると、それまでなかなか連動が見られなかった前線で中村を中心に遠藤、土居がボールをつなぎ出す。何人かの選手が足をつるなど前半のハイスパートなペースから若干疲れが見える鳥栖を相手に、試合を支配する時間帯も多くなりはじめた。

しかしこの日の鹿島にとって、ゴールは遠かった。57分のセットプレーでは植田が得意のヘディングシュートを見せるが、これはクロスバーのわずか上。そして61分には中村とのワンツーで抜け出した遠藤が得意の左足でシュートを狙うが、これは枠に飛ばなかった。

その後、63分に小笠原に代わりルイス アルベルト、74分には赤崎に代わり本山が入り、再び鳥栖ゴールへ迫るが、勝利への執念を見せる鳥栖に粘られ、逆にカウンターを食らう場面も目立ち始める。結局、試合の流れは後半アディショナルタイムに入っても変わらず、残り僅かのところで土居が決めたと思われたシーンもオフサイドと、最後まで後一歩が足りないゲームとなった。

浦和が名古屋に1-2と負け、G大阪が徳島相手にスコアレスドローと奇跡の逆転優勝へ条件はそろった最終節。最後の最後は、やはり自分たちの力が全てだった。しかしその大事な試合で1失点しての完封負け。若手選手の躍進は目立ったものの、まだまだ鹿島本来の勝負強さが感じられない今シーズンを象徴するような幕切れとなった。

「自分たちは勝つしかない」。試合前、選手たちは口々にそう言った。それが実現できなかった今、言いようもない悔しさをずっと忘れないものだけが、次のステージに進める。中田浩二という大きな存在がピッチを去った2014シーズンが終わり、鹿島は新たな時代を迎える。





【この試合のトピックス】
・今季のJ1で最多の64得点でシーズンを終えた。最多得点は1997年以来17年ぶりの記録。
・豊川が11月2日の第31節新潟戦以来、3試合ぶりの先発出場を果たした。
・中村が11月22日の第32節川崎F戦以来、2試合ぶりに途中出場した。
・ルイス アルベルトが戦列復帰後3試合連続で途中出場した。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・残り45分、走り続けること。運動量を落とさず戦い続けろ。
・不用意にポゼッションを失いすぎている。気持ちを落ち着かせてビルドアップしよう。
・ボールスピードと判断の速度をあげて、相手を自分たちのリズムに巻き込め。


サガン鳥栖:吉田 恵
・今のリズムを継続すること。
・守備の時、相手の飛び出しに気を付けてディフェンスラインをコントロールすること。
・攻撃はもっと相手ラインの背後を狙うこと。


[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・サガン鳥栖は競争力が高いチーム。フィジカル、運動量、スピード、献身的な犠牲心など、Jリーグでもトップレベルなので、タフな試合になると思っていた。マンマークがついて、パスワークを封じられた。前半20分までシュートを打つことができなかったが、相手はそれだけ守備をしっかり整えて戦っていた。
・ハーフタイムでは焦る必要ないと伝えた。同点、逆転する時間はあったが我々の攻撃ができなかった。後半は落ち着いてやれたところもあり、さらに交代で勢いおいをもたらすこともできた。しかし、組織として我々がやってきたことを徹底できなくなり、バランスを崩してしまった。
・最後の最後まで優勝争いをしたこと、しかも2年連続で優勝争いできたことは、我々の歩んでいる道が間違っていないことの1つの証明だと思う。しかし、優勝争いまでいってタイトルが獲れなければ失望しか残らない。昨年よりは優勝に近づくことができて、あと少しのところまでは来ていると思う。若い選手が成長してきている。彼らは向上心を持ち続けているので、チームにとっては明るい未来といえるだろう。当然、いい時期、悪い時期があったが、それを経験することも大事だった。チームとしては、いい結果につなげることはできなかったが、個人としてはいい経験となったはず。しかし、結果を残さなくてはいけないのは、この世界の鉄則。こういった敗戦の後で、10カ月をすぐに振り返ることは難しい。
・(ACLは?)ACLは非常に重要な大会。若い選手にとってはいいモチベーションとなるだろう。同時に結果も求められるので、結果を出すよう準備していきたい。若い選手たちが意欲をもって臨んでいけば、必ず成し遂げられるはず。


サガン鳥栖:吉田 恵
毎回、アウェイの地まで足を運んでくださったサポーターに勝利を届けることができた。それを成し遂げた選手にも感謝。鳥栖らしくない試合展開で早い時間に先制したが、ゲームを落ち着かせてコントロールできたことが勝利につながった要因。相手のストロングポイントを消して、自分たちのいい攻撃につなげることができた。前節から4人の選手が代わったが、選手が代わってもサガン鳥栖として同じサッカーで戦うことができた。選手たちには本当にお疲れ様と言いたい。


選手コメント

[試合後]

【遠藤 康】
最後にこういう結果に終わったのは、力が足りないシーズンだったということだと思う。悔しい試合だった。チャンスは何回か作れたけど、鳥栖は良いチームであれだけ身体を張って戦えるのは鳥栖くらいだと思う。日本で一番だと思う。だからこそ勝ちたかった。今回は完敗だった。鹿島は毎年タイトルを獲らなければいけない。今年は本当に悔しいシーズンだった。

【土居 聖真】
振り返ると1点目が痛手になってしまった。点を取られて、どうしても勝たなければいけないという状況で焦りもあって、慌てたところもあった。慌てずにボールをつないで相手を引き出して点を取りに行くのが理想だったが、気持ちが前に出たのがマイナスになってしまった。ただ慌ててしまった。ACLの可能性もあるし、来年は負けないようにしたい。

【昌子 源】
他の結果を気にせず、浩二さんを勝っておくり出すことを意識していた。試合前の円陣で満男さんから「ミヤと浩二を勝って送り出そう」という話もあったし、そういう意気込みで臨んだ。勝っておくり出したかった。浩二さんは常に目を配ってくれてアドバイスをしてくれて、試合に出た時は途中からでもすごく頼りになる存在。もう少し一緒にやっていたかったというのが、正直な思い。

西選手のコメントは、アントラーズモバイルをご覧ください。

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