日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年10月18日水曜日

◆ウニオン内田篤人が左足肉離れで離脱…日本代表復帰にも影響か(サッカーキング)


内田篤人

 ウニオン・ベルリンは17日、DF内田篤人が練習中に負傷したことをクラブ公式サイトで発表した。

 発表によると、内田は練習中に左太ももに肉離れを負い、しばらく離脱を余儀なくされるという。離脱期間は明かされておらず、噂されていた11月の欧州遠征での日本代表復帰にも影響が出る可能性がある。

 2015年6月に右ひざの手術を受けてから長期離脱を強いられていた内田は、今夏に出場機会を求めてシャルケから2部のウニオンに移籍。9月10日に行われた第5節のデュッセルドルフ戦に途中出場して新天地デビューを飾った。そして同19日の第7節ザントハウゼン戦では、シャルケ時代の2015年2月28日に行われたドルトムント戦以来となる、約2年半ぶりの先発フル出場を果たしていた。

ウニオン内田篤人が左足肉離れで離脱…日本代表復帰にも影響か

◆現地で意見が割れるヘタフェ柴崎の「復帰時期」 カムバック後に待ち構えるものとは?(FOOTBALL ZONE)





レアル戦になかった10番の姿 クラブから公式な復帰時期は今も明確にされず


 ヘタフェは14日に本拠地コリセウム・アルフォンソ・ペレスで行われたリーガ第8節レアル・マドリード戦で、試合終盤の85分にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドにゴールを許し、1-2と敗れた。

 この試合に左足中足骨亀裂骨折で戦列を離れているヘタフェの“背番号10”、日本代表MF柴崎岳の姿はなかった。レアル・マドリードは柴崎にとって、鹿島アントラーズの一員として出場した昨年12月のFIFAクラブワールドカップ決勝で対戦し2得点を決め(試合は2-4で敗戦)、自身の欧州移籍を後押しした相手。日本だけでなくスペインの一部のサッカーファンも、リーガの日程が決まった時に赤丸を付けて楽しみにしていたカードだった。

 柴崎の怪我に関してはクラブから公式な発表があったものの、復帰に関しては選手の回復具合によるとするだけであり、具体的な復帰時期に関しては明確にされていない。レアル・マドリード戦前日の記者会見でヘタフェのホセ・ボルダラス監督は、日本人MFについて「1カ月半から2カ月、戦力として起用することはできない」とコメントしていたが、その数週間前のビジャレアル戦では「翌週からグラウンドで練習を始めることができる」としていた。

 また、あるクラブ関係者は「復帰に関しては医者の判断と選手本人の回復具合による。1カ月ぐらいできっと戻ってくるだろう」と話しており、人物や時期によって柴崎の負傷に関する見解は全く異なっており、真相は闇の中だ。早ければ11月中に復帰する可能性もありそうだが、遅ければ12月、もしくは年明け以降とファンはしばらく気を揉む日々を過ごすことになりそうだ。


柴崎の代役がアピール、昨季主力MFも復帰


 だが、この状況に誰よりも一番気を揉んでいるのは柴崎本人だろう。

「ビッグクラブが怪我人の出たことを嘆くのであれば、自分たちはなおさらだ。ガクの不在はチームにとって大きな痛手だ」と、ボルダラス監督はチームの攻撃にアクセントを加えられる貴重な戦力の戦線離脱を嘆いてはいる。だが、柴崎の代わりに出場した選手たちが結果を残していることへの満足感も示しているのだ。

 特にスペイン人FWアンヘル・ロドリゲスは、敗戦濃厚だった第5節セルタ戦(1-1)の後半41分に同点弾を決めたほか、4-0と大勝した第6節のビジャレアル戦でも2得点と、ここまで196分間の出場で3ゴールと、定位置獲得に向けて大きくアピールしている。

 また、スペイン人MFアルバロ・ヒメネスとMFフランシスコ・ポルティージョもそれぞれ1アシストと、中盤のライバルたちも数字に残る結果を出しており、チームに柴崎不在の影響は今のところ感じられない。

 そして、左肩の負傷で戦列を離れていた昨シーズンの主力であり、ボルダラス監督の信頼厚いMFダニ・パチェコがグラウンドでの練習を今週から開始。主戦場は左サイドと、高めのトップ下でプレーしていた柴崎とは被っていないが、パチェコが左サイドに入ることで、不動の存在となっているセネガル人FWアマト・エンディアイエが右サイドに入り、中盤ならどこでもプレーできるモロッコ代表MFファイサル・ファジルが中央に流れる可能性も生まれてくる。


保存療法ではなく手術に踏み切ったのは…


 ボルダラス監督のここまでの選手起用を見ると、試合ごとにメンバーを大きく入れ替えることはない監督だ。選手に出場時間を分配するのではなく、固定したメンバーで戦っていく監督であり、柴崎が怪我から復帰した時に、定位置がすぐさま与えられる保証はない。
 
 ともかく、今は戦列復帰に向けて焦ることなく怪我を完治させることが柴崎にとって一番重要だ。選手にとってチームを長期離脱することは、心中穏やかでいられないことだろうが、昨シーズンにテネリフェに加入した際も今回と同じ、もしくはそれ以上の逆境を乗り越えてきている。
 
 何より、このタイミングで保存療法ではなく手術に踏み切ったのは、ヘタフェでの戦いだけでなく、シーズン終了後のロシア・ワールドカップ出場も見据えているからこその決断だろう。その思いを果たすためにも、戦列復帰後に待つ勝負の時に向けて、柴崎は今、静かに牙を研いでいるはずだ。
 
【了】
 
山本孔一●文 text by Koichi Yamamoto
 
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images


現地で意見が割れるヘタフェ柴崎の「復帰時期」 カムバック後に待ち構えるものとは?

◆試合日以外もカシマが熱い 施設充実で地域貢献(茨城新聞)


人工壁、ウオーキング、ビアガーデン…

カシマスタジアム内のボルダリング用の施設=鹿嶋市神向寺

サッカーの鹿島アントラーズFC(鹿嶋市粟生)がスポンサーシップ、チケット販売、グッズ販売に続き第4の事業と位置付けるスタジアム事業が成長を続けている。県立カシマサッカースタジアム(同市神向寺)の指定管理者として、試合日以外の「ノンマッチデー」の利活用を進め、地域住民が気軽に足を運べる健康づくりの環境を提供。趣向を凝らした新規のイベントも打ち出す。スタジアムの箕輪公成所長は「どんどんリノベーションして地域に貢献できる施設に充実させたい」と強調する。 (鹿嶋支社・小林久隆)


週末の夜、スタジアム内のスポーツクラブ「カシマウェルネスプラザ」。思い思いに汗をかこうと、マシンルームやフィットネスのスタジオに次々に人が集まってくる。異彩を放つのが2月に導入した高さ3・6メートルの人工壁を登るボルダリング。2020年東京五輪ではスポーツクライミングとして実施される。鹿嶋市佐田、自営業男性(34)は「前からやりたいと思っていたがこの辺りになかった。夜遅くまでできるのが魅力」と話した。

スタジアム3階のウオーキングコース(1周630メートル)は鹿島灘が一望できる。無料で利用でき、その登録会員は約2万人に上る。箕輪所長は「夜間照明もあるので安心して歩ける」と話す。同市平井の70代の夫婦は「雨の日も歩ける。すごく快適」と満足している様子。

同プラザは06年に外部の協力を得てスタートし、11年から鹿島が自主運営。介護予防の個別プログラムや美容関連のスキンケア事業なども展開する。平日は午後10時まで営業している。
◇    ◇

県関連の指定管理者施設は、つくば国際会議場(つくば市)や県民文化センター(水戸市)など計62カ所。鹿島FCは06年、Jリーグのクラブで初めて地方自治体所有の競技場の指定管理者となった。11年から10年間の長期契約を結んだ。

09年からは、コンコースで夏限定ビアガーデンを開催。15年8月にはスタジアム敷地内に整形外科「アントラーズスポーツクリニック」が開院。リハビリ面などでクリニックと同プラザの連携体制も整えた。

スタジアムの活用は、試合でのグラウンド利用や同プラザ、イベントなどを含め、14年度は年間利用日数が延べ471日で約44万人、15年度は同979日で約53万人。16年度は同1333日で約62万人に伸びた。

チームの活躍や新事業が利用者を呼び込み、県事業推進課は「民間の創意工夫を生かしたスタジアムの利活用、取り組みが進んでいる。指定管理者の利点を発揮している」と評価する。
◇    ◇

ほかにも、スタジアムでは、お化け屋敷を運営する企業などと協力して11月末までホラーの体験型イベントを開催中。今月22日には、宝探しイベント「カシマトレジャーカップ」も開き、優勝者はスタジアムの1日貸し切り権が与えられる。

鹿島のホームタウン5市の人口は28万人弱。箕輪所長は「他(都市部)と同じことをやっても人は来てくれない」とし、「試合以外でスタジアムを活用し、収益性を実証していくことが大事。常に新しいものを出したい」と意気込んだ。

★カシマウェルネスプラザ
カシマスタジアム内にあるスポーツ施設。2016年度は約7万4千人が利用。ヨガなどのスタジオプログラムやダイエットや介護予防の個別プログラム、ボルダリング施設、3階のウオーキングコースのほか、美容関連の「アントラーズスキンケア」が営業している。

試合日以外もカシマが熱い 施設充実で地域貢献

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