日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2016年2月29日月曜日

◆町田がクラブ史上最多入場数を更新、相馬監督「素晴らしい舞台をつくってもらった」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?183935-183935-fl



[2.28 J2第1節 町田0-1C大阪 町田]

 昨季、大分とのJ2・J3入れ替え戦を制し、J昇格を決めたFC町田ゼルビア。そして迎えた4年ぶりのJ2開幕戦の相手は、FW柿谷曜一朗ら日本代表経験者が並ぶセレッソ大阪とあって、前売り券は完売となった。入場者数は大分との入れ替え戦第1戦(○2-1)で記録した8629人を大きく上回る10112人となり、クラブ史上最多入場数を更新した。

 相馬直樹監督はまず、「本当にたくさんのサポーターの方に素晴らしい舞台をつくってもらったと思っています」と両チームのサポーターに感謝を述べた。現役時代は鹿島でプレーし、日本代表としても活躍していた指揮官は「満員は違うと感じていました」と振り返り、選手たちにも満員の中でプレーさせてあげてあげたいという想いがあったという。

 戦力的には格上と思われるC大阪を相手に一歩も引かず、チャンスの数では町田が上回っていた。「選手たちは我々がいまできることを表現してくれた90分だったと思う。こういうゲームを勝てなかったのは残念」。押し込む時間が続きながらも決定力を欠き、セットプレーからの失点に泣いた開幕戦を指揮官は悔やんだ。

「まだJ2仕様になっていないというのが、今日の結果でもあると思うので、できるだけ早くそこのギャップを埋められるように」。J2の舞台では初めて指揮を執る相馬監督が課題を挙げた町田は、次節、京都を迎えて再びホームで戦う。

(取材・文 奥山典幸)

◆移籍後初の公式戦で決勝点!C大阪MF山村「結果を出せたことは嬉しく思う」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?183908-183908-fl



[2.28 J2第1節 町田0-1C大阪 町田]

「攻守のセットプレーがキー」と大熊清監督が睨んだとおり、セレッソ大阪の決勝点はセットプレーから生まれた。後半26分、FWブルーノ・メネゲウの右CKをMF山村和也が頭ひとつ抜けた打点の高いヘディングでとらえると、劣勢を強いられていたC大阪に大量の先制点をもらたす。得点、アシストともに新加入の選手で、大型補強を行ったC大阪は早速結果を出した格好になった。

 プロ5年目にして「開幕戦(の出場)は初めて」だというのは、移籍後初ゴールを決めた山村だ。「ブルーノからいいボールが入ってきたので、合わせるだけ」と得点シーンを振り返り、「結果を出せたことは嬉しく思う」とまずは胸をなでおろしていた。

 山村はMFソウザとともにC大阪の中盤の底を形成発したが、勢いを持って前に出てくるFC町田ゼルビアに、ボランチ周辺のスペースをいいように使われてしまった。「(C大阪は)チームとしてなっていない。うちらがつけ込めるところ」と町田のMF森村昂太は試合前に分析していたというが、実際、新加入同士のC大阪ダブルボランチは機能していいたとは言い難い。「試合内容を見ると納得いかない。改善するところはたくさんある。詰め直して、次の試合に活かしたい」。その点は山村自身も痛感しており、課題として挙げていた。

 流通経済大から鹿島に加入し、鹿島一筋だった山村にとってはJ2は初めての舞台となる。それでも「セレッソは魅力のあるチーム」と移籍することを決断。「もっとセレッソの力になれるように」と力を込めた。

(取材・文 奥山典幸)

◆【中田浩二の視点】鹿島・鈴木ゴールへの姿勢が良いから競り勝てた(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/02/29/kiji/K20160229012123650.html

鹿島の鈴木はDFを背負ってプレーしたり、体を張れるFW

 途中から出場して金崎と2トップを組んだ鈴木は、ゴールシーンでカイオが抜けだした時、ボールに対して勢いをつけて飛び出した。そのため2人にマークされながらしっかりヘディングできていた。特長はゴールに向かう姿勢がいいこと。技術的にはうまくないが、DFを背負ってプレーしたり、体を張れる。

 今季はゴールするためのポジションをしっかり取れるようになった。もともとFWで、プレーの幅を広げさせるために中盤もやったし、本人も出場機会を求めてどこでもやろうとしている。

 私も鹿島での現役時代にユースにいた鈴木と一緒にプレーしたことがある。2年前にトップチームの合宿に参加したが、ひ弱で何もできずにへこんで帰っていった。だが、そこから懸命に練習して成長。体もかなり強くなった。この世代はきっかけがあれば一気に伸びるので、このまま試合に出続ければ五輪代表の隠し玉になる可能性はある。あとはゴール前以外でどれだけ仕事ができるか。守備、そして90分間を通してできるかなど。まだ足りないところがあるからサブなのだが、可能性は持っていると思う。(元日本代表DF)

◆北九州MF本山雅志が勝利貢献「J1上がれるよう」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1610343.html

北九州MF本山雅志が勝利貢献「J1上がれるよう」

<J2:北九州1-0山形>◇第1節◇28日◇本城

 鹿島からJ2北九州に新加入のMF本山雅志が、初の開幕戦勝利(10年J2参入後)に貢献だ。

 後半24分に途中投入されて好機を演出。同31分にFW小松が決勝点を決めた。

 収容1万5000人以上の新スタジアムが16年度中に完成しJ1ライセンスも交付される見込みで、地元出身の36歳は「6位以内に入り、J1に上がれるようしっかりやりたい」と初昇格へ意気込んだ。

◆北九州・本山、途中出場で流れ変える「勝てたのが収穫」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20160228/jle16022821020022-n1.html

後半、競り合う北九州・本山(右)=本城陸

 明治安田J2第1節(28日、北九州1-0山形、本城)J1鹿島からJ2北九州入りした元日本代表MF本山が押され気味だった後半24分に途中出場し、流れを変えた。カウンターから好機を演出すると、31分に右クロスに合わせてゴール右前に走り込んで相手DFを引きつけ、フリーになった小松の決勝点を呼び込んだ。北九州市出身とあって歓声が大きく「楽しかった。勝てたのが収穫」とうれしそうに話した。

 J1から降格した山形を破り、2010年にJ2入りしてから初の開幕戦白星。柱谷監督は「いい形で(次の)ゲームを進めていける」とご満悦だった。

◆秋田、岩政の系譜は昌子源にアリ! 鹿島がG大阪に完封勝利の舞台裏。(Number Web)


http://number.bunshun.jp/articles/-/825170

鹿島同期の柴崎、梅鉢、土居らと同じ'92年生まれ。この日対戦したG大阪の宇佐美も同年生まれ。

 2016年Jリーグファーストステージ開幕戦。新設された吹田スタジアムでのG大阪とのアウェーゲームに、鹿島アントラーズのCB昌子源は、並々ならぬ闘志をもって臨んでいた。

「燃えない訳がない。G大阪はやっぱり特別やし、宇佐美、大森は絶対に負けたくない存在」

 兵庫県出身の彼は中学時代、G大阪のジュニアユースでプレーしていた。その頃のチームメイトには宇佐美貴史、大森晃太郎がいた。順調にユース、トップと昇格していった2人に対し、昌子は中3の途中でG大阪ジュニアユースを辞めてしまう。一度はサッカーから離れたが、兵庫県内で指導者をしている父親のつながりで鳥取県の米子北高校に進み、城市徳之監督によってFWからCBにコンバートされると、一気に才能が開花。高2でインターハイ準優勝の原動力になり、鹿島のスカウトの目に留まってプロ入りを果たした。

 少し遠回りをしたが、かつてのチームメイトと同じステージに立つことができた。彼らとの戦いは、いわば自分のこれまでの成長を証明する重要な場なのだ。

「『なめられているな』とも思って、かなり燃えた」

 この試合には、彼をさらに奮い立たせることがあった。

「相手のスタメン表を見た時、パトリックと宇佐美がベンチスタートということに驚きました。ゼロックス、ACLと向こうは連戦続きなので、仕方がないと思った一方で、『なめられているな』とも思って、かなり燃えた」

 G大阪は1トップに長沢駿を起用し前線で起点を作って、大森、アデミウソン、藤本淳吾らの1.5列目がバイタルエリアに果敢に侵入するという戦い方を採った。これに対し鹿島は、昌子を中心に常に距離感を確認しながら、90分間ラインをコントロールし続けた。

「マークの受け渡しミスや、ラインコントロールのミスをしたらやられてしまう。周りと常に目を合わせることを意識して、距離感と声掛けで、相手に自由を与えないようにしました」

 その一方で、コントロールに忙殺されることもなく、34分に味方のパスミスが左サイドで奪われそうになると、ポジションを捨てて猛然とプレスをかけ、カウンターの芽を摘み取る。39分にもクサビに反応した長沢にダッシュで上回り、相手のファールを誘発。57分には相手のクリアのこぼれ球を前に出て拾い、ミドルシュートを放つなど、メリハリのあるプレーを攻守で披露した。

「僕の成長がチームの鍵を握っていると思っています」

 72分に交代出場のFW鈴木優磨のゴールで鹿島がリードを奪うと、その集中力はより研ぎ澄まされ、宇佐美を投入して攻撃のギアを上げようとするG大阪に飲まれることなく、最後まで弾き返し続けた。

 かつてのチームメイトを相手に1-0の完封勝利。この試合で彼が示した存在感は、決意の強烈な表れだった。

「僕の成長がチームの鍵を握っていると常に思っています。僕がDFラインをまとめていかないと、『常勝・鹿島』は復活しない。それくらいの気持ちでやっています」

 名門・鹿島の守備の要としての強烈な自覚。これまで鹿島の最終ラインといえば、秋田豊、岩政大樹(現・ファジアーノ岡山)といった日本代表の選手が担ってきた重責。その重責を担うことの意義を彼はよく理解している。

「秋田さんから『お前がどんどん声を出して引っ張って行かなきゃいけない』と言われ、僕の中の『90分間ずっと声を出し続けられるのは自分しかいない』という自負がより強くなった。鹿島の守備を背負うということは、生半可な気持ちではいけないし、ましてや『自分だけが良い』訳ではない。時には自らを犠牲にしながら、どんな形でも周りを牽引していく。そういう役回りの方が自分には合っている」

「地味」ながらこつこつと地位を積み上げた。

 彼と秋田、岩政には共通点がある。それは中学時代や高校時代からスター選手だったわけではなく、どちらかと言うと「地味」な選手だったということ。献身的な泥臭いプレーで、一つずつ地位を積み上げてきた。

 2011年に鹿島に入団したときも、同期には柴崎岳、土居聖真というスターがおり、昌子は「岳が凄すぎたし、自分は隠れてしまっているなと思った。『お前誰だ?』という存在だった」。

 だが、彼はコツコツと土台を積み上げていき、その上に自覚と責任感を築いていった。やがて「隠れていた存在」は、気がつくとDFの頼もしいリーダーに成長していた。

 再びG大阪戦の話に戻る。

「サポーターの声援でコーチングの声がかき消される中でも、味方から『分かったからもういいよ』と言われても、どんなことがあっても声を出して、情報共有や流れの把握を促す。今日はそれができたし、開幕戦でG大阪に完封勝利できたことは本当に大きい」

 試合後に見せた会心の笑顔。自らの成長を結果で示した彼は、今が伸び盛りだ。

日本の不動のCBになる期待。

 筆者は、彼が近い将来に日本の不動のCBになるだろうと期待を抱いている。フィジカルが強く、空中戦やキックに強烈さがあり、これほど熱い気持ちを持ちかつクレバーに戦える存在はそういない。

 米子北時代に初めて彼を見たときから、その可能性を感じていた。CBにコンバートされたばかりで、荒削りな選手だったが、身体能力の高さはもちろん、CBとして成長しようとする姿勢が強烈だった。会話をすると、自分の考えをきちんと言葉にでき、何より人の話をしっかりと聞いて吸収しようとする。彼のプレーと人間性はプロになってからもぶれることなく、まっすぐに一本の芯となって伸びている。

 その芯が、やがて日本を支える柱となる。秋田、岩政という偉大なる先輩が示した道をしっかりと踏みしめて歩く昌子は、決意の一年の始まりをこう締めた。

「鹿島はタイトルを獲らないといけないチーム。今年は獲らなきゃいけない年だと思っている。そのために自分は全力を尽くすし、その先に日本代表やW杯があると思っている」

◆スタンドが近いからこその難しさ…新スタがホームG大阪の連係ミス生む「声が通りにくい」(livedoor NEWS)


http://news.livedoor.com/article/detail/11234925/



[2.28 J1第1ステージ第1節 G大阪0-1鹿島 吹田S]

 後半17分のプレーだった。浮き球を繋ぐ鹿島アントラーズは、MF小笠原満男が左サイドに流れていたMF柴崎岳にパス。柴崎はダイレクトでDFの背後にボールを入れた。ガンバ大阪で対応したのはDF金正也だった。金はセーフティーと判断すると、GK東口順昭に処理を任せた。しかし金の背後から猛然とFW金崎夢生が走り込んだ。幸い、金崎と交錯しながらも東口がボールを抑えたことで、失点には繋がらなかったが、G大阪としては反省すべき場面になった。

 今季公式戦3試合目のG大阪。リーグ開幕戦と言えど、ターンオーバー制を採用し、この日はFWパトリックやFW宇佐美貴史をベンチスタートさせるなど、24日のACL水原三星戦から先発6人を入れ替えて臨んでいた。生じた連係ミス。しかし東口はメンバー入れ替えによるミスを否定。それよりもスタンドの近さからくる新スタジアムのピッチ上での“声”に問題があるとし、「声が通りにくい。もっとコミュニケーションを取らないといけない」と改善点を挙げた。

 金は鹿島の背後を突いてくる動きを警戒していたと話す。ただ、金崎に背後を取られた場面については、「見えていなかった」と反省する。そして「声も聞こえなかったけど気づいたら前にいた。個人個人が気をつけないといけない」と自らに言い聞かせるように話した。

(取材・文 児玉幸洋)

◆柴崎“超回復” 術後経過良好で開幕戦フル出場(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/02/29/kiji/K20160229012123690.html

明治安田生命J1第1S第1節  鹿島1―0G大阪 (2月28日  吹田S)

急性虫垂炎の術後の経過が良好で開幕戦に間に合った柴崎

 日本代表MF柴崎が“超回復”を見せ、先発を果たした。急性虫垂炎のため9日に手術を受け、全治4週間と診断されていた。本来なら第2、3節の復帰見込みだったが、術後の経過が良好で26日には全体練習に合流し、この日を迎えた。 

 石井監督は「どうかなと思ったが、開幕に向けて準備できているとのことだった」と説明。フル出場し、勝利に貢献した。

◆【鹿島】2年目19歳・鈴木、レジェンド直伝Vヘッド!(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20160228-OHT1T50214.html



 ◆明治安田生命Jリーグ J1第1ステージ第1節 G大阪0―1鹿島(28日・市立吹田サッカースタジアム)

 鹿島はプロ2年目、19歳のMF鈴木優磨が決勝点を挙げ、アウェーでG大阪を1―0で下した。後半27分、MFカイオ(21)のクロスを、ヘディングでゴール左に押し込んだ。この1点を、出足に勝る守備で守りきり、リーグ戦初開催となった吹田スタジアムで、G大阪に土をつけた。09年以来、7年ぶりのリーグタイトル獲得へ向け、好スタートを切った。一方、G大阪は今季公式戦3試合未勝利(1分け2敗)となった。

 吹田スタジアム初ゴールを決めたのは、19歳の新星だ。後半27分、右サイド、深い位置まで進んだMFカイオからの柔らかいクロス。MF鈴木が元日本代表MF今野の上を行く、ヘディングでゴール左にねじ込んだ。「カイオくんから当てれば入るボールが来た。あとは決めるだけだった」。自身通算3得点目はチームを白星発進に導く千金弾。鹿島スタンドの前で雄たけびを上げた。

 09年にリーグ3連覇後、クラブワーストの6シーズン、優勝から遠ざかっている。リーグタイトル獲得は「目標じゃなく、義務」(幹部)と課した今季、リオ五輪代表候補で、プロ2年目の鈴木ですら「申し訳ないけど、(五輪は)本当に意識していない」と断言。欲しいはずの肩書には目もくれず、「それよりも(国内)3冠、絶対に取りたい」とチーム全員が、リーグの頂点しか見ていない。

 鈴木は昨年、自動車教習所に通い始めた。だが、サッカーの上達、練習を優先する余り、仮免許の有効期限が切れてしまったほど、目標にまい進する性格を持つ。ヘディングの名手で、鹿島OBの元日本代表FW長谷川祥之氏(現鹿島スカウト)から「DFの前に入れ」「ニアに入れ」と授かったヘディングシュートのコツ。何度も練習で繰り返し、身につけ、開幕戦で結果につなげた。

 過密日程を戦うG大阪がFWパトリック、宇佐美らの主力を温存。試合前から「なめられている」「アウェーで絶対、勝ってやろう」とチームの闘志に火がついた。内容でも終始優位に立ち、最後の最後まで体を張った守備で、鈴木の1点を守りきった。「自分の点よりも、勝ち点3を取れたことが大きい」と鈴木。7年ぶりのリーグタイトル獲得へ、鹿島が大きな一歩を踏み出した。(内田 知宏)

 ◆鈴木 優磨(すずき・ゆうま)1996年4月26日、千葉県銚子市生まれ、19歳。09年に鹿島のジュニアユース加入後、ユースを経て15年にトップに昇格。高さと強さが武器のFW。昨年、U―22日本代表でアジア最終予選(1月・ドーハ)で予備登録されるなど、手倉森監督も期待。リーグ通算8試合3得点。180センチ68キロ。B型。

 石井監督の采配が的中した。急性虫垂炎で開幕戦に間に合わないと見られていたMF柴崎、でん部に痛みを抱えていたDF昌子を先発ピッチへ送り出した。試合当日、朝の面談で起用を決断。「本人たちと話したところ、開幕に間に合わせてくれた」。後半24分にはMFカイオ、鈴木を途中交代で投入。その2人が決勝点に絡んだ。試合を通して「うまくできた」と選手をたたえた。

◆手倉森監督、鹿島・鈴木をベタ褒め「持ってるね~」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20160228-OHT1T50219.html

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)と、U―23日本代表の手倉森誠監督(48)がG大阪―鹿島戦をそろって視察した。ハリル監督は「かなりいい試合を見ることができた。(試合全体の)スピードがだんだんと上がっている感じがする」とJリーグの変化を感じ取ったもよう。手倉森監督は、決勝点を挙げたリオ五輪世代の鹿島FW鈴木に対し「持ってるね、あいつ。迫力、パワーがあった」と評価していた。

◆鹿島、アウェーでG大阪撃破!19歳優磨V弾 逆転リオへ号砲(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/02/29/kiji/K20160229012123610.html

明治安田生命J1第1S第1節  鹿島1―0G大阪 (2月28日  吹田S)

<G大阪・鹿島>先制ゴールを決め、雄叫びを上げる鈴木

 鹿島は敵地でG大阪と開幕戦を戦い、1―0で白星スタートを切った。15年ナビスコ杯決勝の再現となった一戦は、後半27分にリオデジャネイロ五輪出場を狙うFW鈴木優磨(19)が決勝点を挙げてG大阪を返り討ち。U―23日本代表の手倉森誠監督(48)が視察に訪れた中、メンバー入りへアピールした。 

 頭一つ抜け出した。鈴木は0―0の後半24分に途中出場すると3分後、右サイドを突破したMFカイオからの右足クロスに打点の高いヘッドで合わせ、ゴール左に突き刺した。「カイオくんから当てるだけのボールが来た」と“相方”を称えたが、競り合ったのは元日本代表DF今野と現日本代表DF米倉。レスターのFW岡崎を理想とするストライカーが、高い能力を示して見せた。

 14日に行われたプレシーズンマッチのJ2讃岐戦、21日の同J2水戸戦に続く“3戦連発”となった。22日には左足首を負傷して25日に復帰したばかりだが、石井監督の信頼に応えた。G大阪は昨年9月12日のJ1初ゴールを決めた相手。優勝したナビスコ杯の決勝でもアシストを記録しており「個人的にいい相性の相手。勝ち点3を取れたのは大きい」と笑顔を見せた。「疲れなくなる」との情報を基に水戸戦からガムをかみ始めた。この日はブルーベリー味。「メチャクチャ疲れました。途中から出て、こんなに長く感じることはない」と、効果のほどは「?」だが、2戦2発と結果には結びついている。

 もう一人の指揮官が見つめる前で結果を出した。鈴木は昨年9月にJ3のJ―22選抜の一員として手倉森ジャパンに初選出され、1月にカタールで行われたリオ五輪アジア最終予選でも50人の予備登録選手に入るなど本大会でのメンバー入りが期待される一人。自身は「全く意識していないです」と言うが、観戦した手倉森監督は「持ってるね。迫力があるよね。(ゴールが)取れそうな気がする」と褒め称えた。

 当然、今後は鹿島で先発の座を狙う。試合後にはチームメートの日本代表FW金崎から「おまえが(ゴールを)取った試合なんて負け試合だよ」とちゃかされたという鈴木。「(金崎を)尊敬しているし、越えなきゃいけない壁。あの人より多く点を取りたい」と日本代表FWに宣戦布告した。今季の目標は「チームとしては3冠獲りたい。個人的には2桁(ゴールを)取りたい」という19歳。強豪のG大阪を沈め、タイトルへ向けても、リオへ向けても、幸先の良い一歩を踏み出した。

 ◆鈴木 優磨(すずき・ゆうま)1996年(平8)4月26日、千葉県銚子市生まれの19歳。小1でサッカーを始め、鹿島ジュニアユース―鹿島ユース。14年に2種登録。15年にトップ昇格。1メートル80、68キロ。利き足は右。通算8試合3得点。

◆またまた鈴木優磨が決勝点!鹿島2年目19歳が驚異的な勝負強さ見せつける(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?183901-183901-fl



[2.28 J1第1ステージ第1節 G大阪0-1鹿島 吹田S]

 またまたスーパーサブの一撃が勝負を決めた。鹿島アントラーズはスコアレスで迎えた後半27分、DF西大伍、FW金崎夢生、MFカイオとパスをつなぐと、カイオのクロスボールをMF鈴木優磨がヘディングで合わせる。鈴木は14日の讃岐戦、21日の水戸戦と今季のプレシーズンマッチ2試合でも途中出場で決勝点を記録。驚異的な勝負強さを見せつけるユース出身の2年目MFは、「自分の点よりも勝ち点3が取れたことが大きい」と開幕戦勝利を喜んだ。

 実は鈴木、開幕戦欠場の危機にあったという。21日の水戸戦で決勝点を奪った翌日、鈴木は明治学院大との練習試合に出場。しかしその試合で左足首を痛めてしまったのだという。練習に復帰したのは25日。3日後の開幕に向け、ギリギリのタイミングでの復帰となった。

 しかし鈴木は遠征メンバーに入った。「信頼してくれた」と石井正忠監督への感謝を語ると、「途中からでもチームを助けることを思って入れたので、結果に繋がってよかった」と安堵の表情を浮かべた。

 1996年4月26日生まれの19歳。今夏リオデジャネイロ五輪への出場も視野に入ってくる。この日はU-23日本代表の手倉森誠監督も視察に訪れており、最高のアピールになった。しかし鈴木は「誰が来ているとかは関係ない」とキッパリと話す。「今日は勝ちたいと思ってプレーしていた。勝ち点3が取れてよかった」と繰り返した。

 鹿島は2年ぶりの開幕戦白星発進となった。また、1点を守り抜く、鹿島らしい勝負強さを見せての勝利になった。「苦しい時間帯が多かったですけど、1点差で勝てたのも意味がある」。若い力が伸びる鹿島。常勝軍団の遺伝子は確実に受け継がれている。

(取材・文 児玉幸洋)

◆交代策で明暗…カイオと鈴木優磨が輝いた鹿島、G大阪監督「私自身の責任」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?183902-183902-fl



[2.28 J1第1ステージ第1節 G大阪-鹿島 吹田S]

 采配が勝敗を分けた。後半に入り最初に動きを見せたのは、前半にアクシデントで交代枠1枚を使っていたガンバ大阪だった。まずは後半21分、MF大森晃太郎に代えてベンチスタートだったFW宇佐美貴史を投入する。すると直後に鹿島アントラーズも動きを見せる。同24分、MF遠藤康とFW赤崎秀平を下げて、MFカイオとFW鈴木優磨をピッチに送り込んだ。

 両チームとも勝負の一手を打った形だが、実ったのは鹿島だった。カイオが鋭いドリブルでG大阪に圧力をかける。後半25分のカイオの突破から放ったFW金崎夢生のシュートはGK東口順昭の好セーブに阻まれたが、同27分、右サイドでボールを持ったカイオのクロスに鈴木が頭で飛び込み、均衡を破るゴールを奪った。

 ポイントとなった交代策について、両軍指揮官は対照的な表情を見せる。長谷川健太監督は「向こうの交代策がはまった。ただ、(交代)カードを切った私自身に敗戦の責任がある」と自らに言い聞かせるように話す。一方の石井正忠監督は、「(鈴木)優磨にはDFの背後を狙い続けろと。カイオについては、宇佐美が入ってきたので、もう一度攻撃の起点を作ってほしいと思った」と交代の意図を説明し、的中したことを喜んだ。 

(取材・文 児玉幸洋)

◆鹿島・19歳鈴木、定位置奪取へアピール(毎日新聞)


http://mainichi.jp/articles/20160229/k00/00m/050/070000c

 ○鹿 島1−0ガ大阪●(28日、吹田ス)

 FWとして途中出場でピッチに立ち、わずか3分後だった。鹿島の19歳・鈴木が値千金の決勝点をたたき出した。「勝ち点3を取れたことがでかい」。自らの得点よりチームの勝利を喜んだが、レギュラー奪取へ大きなアピールになったことは間違いない。

 後半27分。右サイドをカイオが突破するとゴール前に猛然と進入。高い打点のヘディングで、ゴール左へ突き刺した。「いいボールが来たので触るだけだった」と言葉は控えめだが、ガ大阪の米倉と今野に挟まれてもびくともしない体の強さが光った。

 鹿島の下部組織から昨季、トップチームに昇格。J1初出場となった昨年9月のガ大阪戦で初得点をマークした。ただ昨年、J1でのプレーは、いずれも途中出場の7試合にとどまった。今季は2桁得点を目標に掲げ、定位置確保に挑む。

 開幕前のプレシーズンマッチで順調に得点を重ねたものの、22日の練習試合で左足首を負傷。それだけに開幕戦ベンチスタートに「悔しさはあった」。それでも、相性のいいガ大阪戦でまたも石井監督の期待に応えた。

 チームメートの日本代表FW金崎を慕う一方で、「越えなきゃいけない壁。あの人より多く点を取りたい」とも。貪欲に成長を求める伸び盛りの若武者が、チームとともに絶好のスタートを切った。【細谷拓海】

◆G大阪、新スタ公式戦初戦は黒星…交代策的中の鹿島が白星スタート(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160228/405992.html



 2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージの開幕節が28日に行われ、ガンバ大阪と鹿島アントラーズが対戦した。

 昨季の天皇杯を制したG大阪とJリーグヤマザキナビスコカップ覇者の鹿島による開幕節屈指の好カード。新設された市立吹田サッカースタジアムで初の公式戦に臨むG大阪は、FW宇佐美貴史とFWパトリックがベンチスタートとなり、新加入のFWアデミウソンとMF藤本淳吾を先発起用。最前線にはFW長沢駿が入った。一方の鹿島は、急性虫垂炎の手術を受け、出場が危ぶまれていたMF柴崎岳が先発。また、ポルトガル2部のポルティモネンセから再加入を果たしたMF金崎夢生もスタメンに名を連ねている。

 最初にチャンスを迎えたのはアウェーの鹿島。6分、ショートカウンターを仕掛けると、エリア手前中央の赤崎秀平が右に流れた金崎にパス。エリア内に走り込んだ赤崎に折り返しのクロスが渡ると右足ダイレクトでゴール左に流し込んだが、ここはオフサイドの判定で得点は認められなかった。11分にはミドルレンジから遠藤康が左足で強烈なシュートを放ったが、GK東口順昭が好セーブで凌いだ。

 鹿島がやや押し気味に試合をすすめる中、G大阪はアクシデントに見舞われる。28分、ファールを受けた丹羽大輝が右肩を痛めて負傷退場を強いられ、32分に井手口陽介を投入。ボランチで出場していた今野泰幸がポジションをひとつ下げて最終ラインに入ることとなった。

 交代直後の33分にも鹿島にチャンス。中村充孝が金崎とのワンツーで左サイドを突破すると、エリア内左深い位置からファーサイドを狙ってシュート。しかしここは枠の上に大きく外れてしまう。一方のG大阪は41分、左サイド高い位置でボールキープしたアデミウソンがマイナス方向にグラウンダーのパスを通すと、走り込んだ藤本がゴール正面から左足ダイレクトで狙ったが、シュートはクロスバーを直撃した。前半はこのままスコアレスで折り返す。

 後半に入り51分、鹿島は小笠原満男が蹴った左CKに植田直通が頭で合わせたが、シュートはGKの正面に飛んだ。65分にはG大阪にチャンス。自陣からカウンターを仕掛けると、アデミウソンから右サイドでスルーパスを受けた大森晃太郎がエリア内左から左足インサイドでシュート。しかしここはGK曽ヶ端準がなんとか弾き出し、ゴールを割らせない。

 G大阪は65分、大森に代えて宇佐美を投入。対する鹿島も69分、赤崎と遠藤康を下げて鈴木優磨とカイオをピッチに送り出す。すると72分、鹿島は交代選手が結果を残す。金崎からのパスをエリア内右で受けたカイオがゴール前にクロスを入れると、走り込んだ鈴木が高い打点のヘディングを叩き込み、ネットを揺らした。

 先制点を奪われたG大阪は84分、アデミウソンに代えて倉田秋を投入し、同点ゴールを目指す。終盤はG大阪がクロスボールを中心に攻め込んだが、最後まで得点を奪うことはできず、試合は1-0で終了。鹿島が2016年のJ1リーグ開幕節を白星で飾った。

 G大阪は3月2日にAFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節でメルボルン・ビクトリーと対戦。その後、6日にJ1第2節でヴァンフォーレ甲府と対戦する。一方の鹿島は次節、5日にサガン鳥栖と対戦する。

【スコア】
ガンバ大阪 0-1 鹿島アントラーズ

【得点者】
0-1 72分 鈴木優磨(鹿島アントラーズ)

◆2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第1節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51726
明治安田J1 1st 第1節 vs G大阪



またもや鈴木が決勝弾!鹿島、吹田スタジアムの初公式戦で1-0とG大阪に勝利!

7年ぶりのリーグ優勝を"目標"ではなく、自らの"義務"と課している鹿島が開幕戦を勝利で飾り、幸先のいいスタートを切った。2016明治安田生命J1リーグ、記念すべき吹田スタジアムでのファーストマッチは鈴木の決勝ゴールでG大阪に1-0と勝利する最高の結果を得た。




優勝を争うライバルの1つ、G大阪との開幕戦に石井監督は重大な決断をして臨む。急性虫垂炎で手術を受け、選手からやっとチームへ合流したばかりの柴崎、そしてポルトガルから電撃復帰を果たした金崎の2人をスターティングメンバーとして新スタジアムのピッチへ送り込んだのだった。

その指揮官の期待に応えるかのように、柴崎が中盤で小笠原とともに激しいチャージをみせれば、前線では金崎が果敢に仕掛ける。序盤から鹿島はホームのG大阪に襲いかかった。そして5分、カウンターから金崎のラストパスに赤崎が呼応してG大阪ゴールネットを揺らす。しかしこれはオフサイドの判定となり、赤崎の得点とはならなかった。その後も11分に遠藤が鋭いミドルシュートを見せるなど、鹿島の積極性が目立つ前半だった。







またこの試合へ大きな影響を与えたのが、30分のアクシデント。小笠原の前線へのパスに反応した赤崎が丹羽とボールを競り合うと、丹羽が右肩から倒れ込む。結局、このまま丹羽は起き上がれず、井手口と交代となってしまった。結果的にこの交代劇がG大阪にとって大きなシナリオ変更となった。





後半に入っても、両チームがレベルの高いパフォーマンスを見せる。そして残り25分を切ったところで両指揮官が動きを見せる。長谷川監督が大森に代わりエース宇佐美をピッチへ送ると、石井監督はもう1枚多くカードを切り、赤崎、遠藤に代え、鈴木とカイオをピッチへ送り込んだ。











そしてこの交代策が見事にはまる。交代から3分後、右サイドで西、金崎のコンビネーションからカイオがフワリとしたクロスをゴール前へ送る。ここへ飛び込んだのが、鈴木。19歳の若武者がプレシーズンマッチを含めると今季3試合連続となるゴールを決め、アウェイスタンドを興奮の最高潮へと導いた。





その後も鹿島はカイオらがG大阪守備陣を脅かせば、宇佐美や倉田といったG大阪攻撃陣を植田、昌子の両CBを中心とした守備陣が防ぎきった。また中盤では闘志みなぎる小笠原が最後まで運動量を落とさずにゲームをコントロールした。もらったイエローカードが5枚と多くなってしまったが、それほど鹿島の選手たちが激しさを見せたということだろう。





満員のアウェイスタジアムで完封勝利と最高の形でスタートを切った、2016シーズン。試合後の選手たちの表情には安堵の気持ちと手応えを感じた充実感が入り交じっていた。ライバルを倒しての白星発進。今年の鹿島にかかる期待は大きい。

【この試合のトピックス】
・昨年の2nd第10節に続き、鈴木が対ガンバ戦2点目となるゴール(リーグ戦のみ)。
・鈴木はプレシーズンマッチを含め、今季3試合連続ゴール。
・三竿がアントラーズでの公式戦デビューを飾る。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・後半もスタートからアグレッシブにいこう。特に相手へのプレスは厳しく。
・冷静に戦況を見ながらボールをつないで。積極的に相手エリア内へ仕掛けよう。
・カバーリングとサポートの意識を高く持って、各エリアで連係を高めよう。

ガンバ大阪:長谷川 健太
・前半も気持ちの入った45分だった。後半も続けること。
・最後のところは、しっかり体を張って守る!

[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
前半からいい入り方ができ、自分たちの戦い方ができた。後半も続けていこうとハーフタイムで言った。最後に1点を取ってから押し込まれる場面もあったが、そこもうまく対応できたと思う。

Q スターティングメンバーを決めたポイントは?

A 源は足の状態、岳は術後ということでコンディションはどうかと思ったが、本人たちはこの開幕戦へ向けて準備ができているといっていたので、起用した。

Q 後半での交代策、特にカイオ選手と鈴木選手を同時に送り込んだ意図は?

A 優磨はいつもサイドハーフで起用するが、今日はFWで入ってもらい、DF陣の背後への動き出しを続けていこうと指示を出した。当然、得点を狙って欲しいと伝えた。カイオはいつも通りにサイドへ入ってもらった。宇佐美選手が途中出場していたので、彼を守備へ回そうという意図もあった。そして攻撃の起点を作って欲しいと伝えた。

Q イエローカードが5枚とかなり多かったが?

A 前線からプレッシャーをかける形でやっているので、そうなってしまった部分もある。フェアプレーの観点からは多いと思うが、サッカーではあり得ること。アグレッシブな戦い方は続けていきたい。

Q 来週のホーム開幕戦までの準備で注意したい点は?

A 通常の間隔より1日短いので、先ずは疲労をしっかり取らせてあげたい。プレシーズンマッチはあまり内容が良くなかったが、昨シーズン終盤よりやってきた戦い方をベースにしてやっていこうと伝え、それが今日はできた。その部分をもう1度確認していきたい。

ガンバ大阪:長谷川 健太
選手たちは気持ちを出して、非常に良くがんばってくれた。また新スタジアムでのリーグ開幕戦ということで、本当にたくさんのお客さまに来ていただいた。その前で勝利できなかったのは、自分自身が情けないと思っている。鹿島の交代策がはまったのと、こちらの交代がなかなか機能しなかった。細かいことをいうと色々あるが、結局、試合の明暗がそこで分かれたと思う。そういう意味で今日の敗因は交代のカードを切った私にある。選手たちは1点取られた後も手を抜かずに最後までゴールを目指して戦ってくれたと思う。こういう気持ちを持ち続けて中2日でのACLメルボルン戦で勝って、またチームの循環を良くしていきたい。


選手コメント

[試合後]

【遠藤 康】
勝ってほっとしている。いい時間帯も悪い時間帯もあった。苦しい時間で決めてくれて良かった。チャンスは多く作れていたけど、もっと前でプレスをかけられる場面もあったし、切り替えも早くすれば、もっといい内容になったと思う。イエローが多かったのは、みんなが危ないと感じたときに体を張って止めたから。危険なことがチーム全体としてわかっていた。

【植田 直通】
無失点で終わることができたのはDFとして一番うれしい。源君とはいつもやっているし、仲もいいのでコンビを組むことに問題はない。監督が石井さんになって前から奪うサッカーをやっていて、自分も少しはできたと思うが、この試合で課題も見つかったので、明日から練習で修正していきたい。源君が前に出て、自分がカバーすることもできていたので、次にも活かしたい。

【昌子 源】
自分の足の状態をチームメートが知っていたので、助けてくれたと思う。誰が出てきても、こっちは同じサッカーをするだけ。宇佐美選手が途中から出てきたけど、交代選手に何もさせないのが、アント
ラーズのサッカー。去年はけがで開幕戦に出られず、チームも負けて、どっちも波に乗れず、開幕戦の大切さを痛感している。カイオ、優磨と交代選手がアシスト、得点してくれたのでいい勝ち方だったと思う。

【中村 充孝】
どんな状況でも勝つのが、アントラーズ。勝てたのは大きい。(G大阪戦は)ナビスコカップ決勝のイメージがあるが、僕たちはリーグタイトルを獲ったわけではない。チャレンジャーの気持ちでキックオフから主導権をとっていこうと話していた。いい入りができたし、守備もいい感じでできていた。決め切るところなど課題が見つかった。目指すところはもっと上。いいパスで終わるのか、きっちり決め切るのか、個人としてもチームとしてもそこまで突き詰めていきたい。

【鈴木 優磨】
カイオくんからいいボールが来たので当てるだけだった。チームの流れを読んで、この状況で何が必要かを整理できていた。前から追いかけて、体を張って、犠牲心を持っていこうと思っていた。勝ち点3を手にしたのは大きい。勝ちたいという気持ちがすべて。苦しい時間が多かったが、1点差で勝ててよかった。改善すべき点があったので、次に活かしていきたい。

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事