日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年2月29日月曜日

◆鹿島・19歳鈴木、定位置奪取へアピール(毎日新聞)


http://mainichi.jp/articles/20160229/k00/00m/050/070000c

 ○鹿 島1−0ガ大阪●(28日、吹田ス)

 FWとして途中出場でピッチに立ち、わずか3分後だった。鹿島の19歳・鈴木が値千金の決勝点をたたき出した。「勝ち点3を取れたことがでかい」。自らの得点よりチームの勝利を喜んだが、レギュラー奪取へ大きなアピールになったことは間違いない。

 後半27分。右サイドをカイオが突破するとゴール前に猛然と進入。高い打点のヘディングで、ゴール左へ突き刺した。「いいボールが来たので触るだけだった」と言葉は控えめだが、ガ大阪の米倉と今野に挟まれてもびくともしない体の強さが光った。

 鹿島の下部組織から昨季、トップチームに昇格。J1初出場となった昨年9月のガ大阪戦で初得点をマークした。ただ昨年、J1でのプレーは、いずれも途中出場の7試合にとどまった。今季は2桁得点を目標に掲げ、定位置確保に挑む。

 開幕前のプレシーズンマッチで順調に得点を重ねたものの、22日の練習試合で左足首を負傷。それだけに開幕戦ベンチスタートに「悔しさはあった」。それでも、相性のいいガ大阪戦でまたも石井監督の期待に応えた。

 チームメートの日本代表FW金崎を慕う一方で、「越えなきゃいけない壁。あの人より多く点を取りたい」とも。貪欲に成長を求める伸び盛りの若武者が、チームとともに絶好のスタートを切った。【細谷拓海】

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