日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年2月29日月曜日

◆交代策で明暗…カイオと鈴木優磨が輝いた鹿島、G大阪監督「私自身の責任」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?183902-183902-fl



[2.28 J1第1ステージ第1節 G大阪-鹿島 吹田S]

 采配が勝敗を分けた。後半に入り最初に動きを見せたのは、前半にアクシデントで交代枠1枚を使っていたガンバ大阪だった。まずは後半21分、MF大森晃太郎に代えてベンチスタートだったFW宇佐美貴史を投入する。すると直後に鹿島アントラーズも動きを見せる。同24分、MF遠藤康とFW赤崎秀平を下げて、MFカイオとFW鈴木優磨をピッチに送り込んだ。

 両チームとも勝負の一手を打った形だが、実ったのは鹿島だった。カイオが鋭いドリブルでG大阪に圧力をかける。後半25分のカイオの突破から放ったFW金崎夢生のシュートはGK東口順昭の好セーブに阻まれたが、同27分、右サイドでボールを持ったカイオのクロスに鈴木が頭で飛び込み、均衡を破るゴールを奪った。

 ポイントとなった交代策について、両軍指揮官は対照的な表情を見せる。長谷川健太監督は「向こうの交代策がはまった。ただ、(交代)カードを切った私自身に敗戦の責任がある」と自らに言い聞かせるように話す。一方の石井正忠監督は、「(鈴木)優磨にはDFの背後を狙い続けろと。カイオについては、宇佐美が入ってきたので、もう一度攻撃の起点を作ってほしいと思った」と交代の意図を説明し、的中したことを喜んだ。 

(取材・文 児玉幸洋)

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