日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年2月29日月曜日

◆またまた鈴木優磨が決勝点!鹿島2年目19歳が驚異的な勝負強さ見せつける(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?183901-183901-fl



[2.28 J1第1ステージ第1節 G大阪0-1鹿島 吹田S]

 またまたスーパーサブの一撃が勝負を決めた。鹿島アントラーズはスコアレスで迎えた後半27分、DF西大伍、FW金崎夢生、MFカイオとパスをつなぐと、カイオのクロスボールをMF鈴木優磨がヘディングで合わせる。鈴木は14日の讃岐戦、21日の水戸戦と今季のプレシーズンマッチ2試合でも途中出場で決勝点を記録。驚異的な勝負強さを見せつけるユース出身の2年目MFは、「自分の点よりも勝ち点3が取れたことが大きい」と開幕戦勝利を喜んだ。

 実は鈴木、開幕戦欠場の危機にあったという。21日の水戸戦で決勝点を奪った翌日、鈴木は明治学院大との練習試合に出場。しかしその試合で左足首を痛めてしまったのだという。練習に復帰したのは25日。3日後の開幕に向け、ギリギリのタイミングでの復帰となった。

 しかし鈴木は遠征メンバーに入った。「信頼してくれた」と石井正忠監督への感謝を語ると、「途中からでもチームを助けることを思って入れたので、結果に繋がってよかった」と安堵の表情を浮かべた。

 1996年4月26日生まれの19歳。今夏リオデジャネイロ五輪への出場も視野に入ってくる。この日はU-23日本代表の手倉森誠監督も視察に訪れており、最高のアピールになった。しかし鈴木は「誰が来ているとかは関係ない」とキッパリと話す。「今日は勝ちたいと思ってプレーしていた。勝ち点3が取れてよかった」と繰り返した。

 鹿島は2年ぶりの開幕戦白星発進となった。また、1点を守り抜く、鹿島らしい勝負強さを見せての勝利になった。「苦しい時間帯が多かったですけど、1点差で勝てたのも意味がある」。若い力が伸びる鹿島。常勝軍団の遺伝子は確実に受け継がれている。

(取材・文 児玉幸洋)

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