日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年4月17日日曜日

◆大宮、J1第1ステージ第9節・鹿島戦のチケット完売を発表(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?187491-187491-fl

 大宮アルディージャは16日、今月30日開催のJ1第1ステージ第9節鹿島アントラーズ戦のチケットが、全券種の販売予定枚数を終了したことを発表した。販売予定枚数終了に伴い、当日券販売はない。

◆湘南・三竿、兄弟バースデー対決は弟に軍配「球際のところで負けていた」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20160417/jle16041705010002-n1.html

鹿島に敗れ肩を落として引き揚げる湘南イレブン=BMWスタジアム

 明治安田J1第1ステージ第7節最終日(16日、湘南0-3鹿島、BMW)この日、25歳の誕生日を迎えたDF三竿雄斗が悔しさを噛みしめた。U-23日本代表MFで弟の健斗のいる鹿島との対戦。弟も20歳の誕生日で、ともにピッチに立ったが、チームは3失点で敗れ4連敗。「球際のところで負けていた。誕生日は関係ない」と肩を落とした。

◆【鹿島】宇土市出身の植田「熊本のために」涙の白星(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20160416-OHT1T50237.html


 ◆明治安田生命Jリーグ J1第1ステージ第7節 湘南0―3鹿島(16日・BMWスタジアム平塚)

 鹿島は湘南に3―0で快勝。熊本地震で被災した熊本県宇土市出身のU―23日本代表DF植田直通(21)は、故郷の家族を心配しつつ完封勝利に貢献した。

 目から涙がこぼれ落ちた。試合後のインタビュー。DF植田は「特別な思いがあったのではないですか」と聞かれ、目頭を押さえた。しばらく沈黙が続いた後に「僕にはそれ(サッカーで励ますこと)しかない」と絞り出した。湘南FWキリノ(31)にチャンスを与えず、今季7戦4完封に貢献。故郷に勝利をささげた。

 故郷が14日に震度5強を記録した際、海沿いに暮らす家族は近親者宅に一時避難した。再び強い揺れに襲われた15日夜は自家用車で高台に移動し、車中で一夜を明かしたという。県内で死者が出たほか市役所も半壊。「思い出の詰まった場所。すごくつらい。信じられない」と沈む気持ちを、何とか「今できることはサッカーしかない。熊本のみんなのために戦う」と奮い立たせた。

 東日本大震災の痛みを知る鹿島サポーターは、観客席からの「植田」コールで励ました。「一緒に戦ってくれた」と感謝する植田は「今すぐに熊本へ行って、できることがあれば何でもやりたい。でも、僕にはサッカーしかできない。そう思ったから、ここに集中しました」と切り替えた。テコンドーで日本一になったのは中学時代。負けず嫌いで弱みを見せるのを嫌う植田が流した涙には、故郷と共に戦う決意が込められていた。(内田 知宏)

◆熊本出身の鹿島・植田 故郷の現状語る(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2016/04/16/0008996464.shtml

試合後のインタビューで涙した鹿島・植田がユニホームで顔をぬぐいながら引き揚げる=BMWスタジアム平塚

 熊本地震で被害を受けた熊本県宇土市出身、サッカーU-23日本代表の鹿島DF植田直通(21)が、16日の湘南戦の後、故郷への思いと、被災地の現状を明かした。実家が沿岸部にあるため、高台へ避難した両親は車の中で過ごすことを余儀なくされたという。宇土市役所は4階部分がつぶれてしまう半壊の状態で、「いつもあいさつに行ったりしていました。いろんな思い出がつまっています。信じられない思いでいっぱいですね」と言葉を絞り出した。

 植田は熊本県の名門・大津高出身。14日夜に最初の大きな揺れがあった後にチームメートの無事は確認したというが、その後も大きな地震が頻発している。「今のところは無事だと思います」と語る植田も心配そうにしていた。両親とは頻繁に連絡を取り合い、この日の未明にあった大きな地震の後も無事を確認できた。

 湘南戦で3-0で勝利した後、中継局のインタビューで目を潤ませていた。故郷への思いを聞かれるとこらえきれなくなり、涙をぬぐった。取材エリアでは「ちょっと(涙を我慢するのは)無理でしたね…。育ったところなんで、今まで見てきたところがあんな風になっちゃうんで、すごい衝撃的でしたけど。今、すぐにでも熊本に行って僕にできることがあれば何でもやりたい。僕はサッカーしかできないと思ったからここに集中しました」と、率直な思いを語った。

 実は18日のオフを利用して短い時間であっても帰省することを考えていたという。しかし、熊本空港は封鎖されており、17日まで全便が欠航。厳しい現状に植田は「僕が行っても邪魔になるだけかと思う」とジレンマを抱えていたが、「困っている人がいれば助けたいですし、僕にできることがあれば何でもやりたい」と支援には意欲を見せた。

◆熊本出身の鹿島・植田が涙 勝利に貢献(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2016/04/16/0008996075.shtml

自軍ゴール前で湘南・長谷川(左)の前でボールをカットする鹿島・植田=BMWスタジアム平塚

 「J1、湘南0-3鹿島」(16日、Shonan BMWスタジアム平塚)

 鹿島は、地震被害を受けている熊本県宇土市出身でU-23日本代表のDF植田直通(21)が、昌子ら守備ラインの選手と安定したプレーを見せて湘南を完封した。試合後のインタビューでは郷土への思いから涙する場面も。「何人かでもいいので元気を出してくれる方がいればと。その気持ちだけでやりました」と言葉を絞り出した。

 前半、身長186センチの植田は181センチの湘南FWキリノに空中戦で何度も競り勝ちピンチの芽を摘んだ。ゴール前に攻め込まれた際も、MF長谷川の前で相手のパスをカット。試合の流れをたぐり寄せた。実家が被災するという状況で、90分間集中力を切らさなかった。植田は今季リーグ戦全7試合でフル出場している守備の要。熊本県の名門・大津高出身で、体格を生かしたパワフルな守備や、冷静な判断でリオ五輪でもチームの主軸として期待されている。

 キックオフ前には出場選手、スタッフにより、地震の犠牲者への黙とうが行われた。試合後、中継局によるインタビューに応じた植田は、地震を踏まえたこの試合への思いを聞かれ、涙ぐむシーンもあった。報道陣の取材に、「今日は絶対勝ってやろうと思ったので結果が出て良かったです」と静かに口を開いた。

 前日までに両親の無事は確認していたが、16日未明にも大きな地震があり、今朝あらためて無事を確認した。実家は沿岸部にあるため、津波も警戒し高台へ避難した植田の両親は「車の中で過ごしたと言っていました」という厳しい環境に置かれており、植田自身も気持ちの休まる暇がないというのが実情だ。

 「いつもあいさつに行っていた」という地元の宇土市役所も地震で4階部分がつぶれてしまう大きな被害を受けた。「いろんな思い出がつまっています。信じられない思いでいっぱいですね」。朝からテレビでは21歳の若者にとって目にするには酷な映像が流れ続けた。

 試合前から鹿島サポーターに横断幕や植田コールで励まされ、「サポーターも戦ってくれるのを感じました」と勇気づけられた。「サッカーどころではないと思いますけど、結果だけでも伝わればいいなと思って今日はやっていました。これからも僕にできることが何かあれば何でもやりたい」と郷土への思いをにじませた。

 試合は鹿島が前半20分に、右サイドからのクロスを受けた金崎が冷静に決めて先制。同45分にゴール前の混戦からオウンゴールでリードを広げると、後半20分にも右サイドを抜け出した金崎からの低いクロスをFW土居が押し込んで突き放した。金崎は1ゴール1アシストの活躍だった。

◆熊本出身の鹿島DF植田が完封演出!故郷思い涙(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1632893.html

熊本出身の鹿島DF植田が完封演出!故郷思い涙

<明治安田生命J1:湘南0-3鹿島>◇第1ステージ第7節◇16日◇BMWス

 鹿島のU-23(23歳以下)日本代表DF植田直通(21)が、故郷に完封の白星を届けた。

 熊本県宇土市出身。左腕に喪章を巻き、キックオフ前に黙とうした湘南戦にフル出場し、3-0の勝利と2位キープに貢献した。

 試合後のインタビューでは「特別な思いがあった試合だと思いますが」と聞かれ、目頭を押さえて泣いた。「プレーで勇気づける? 僕には、それしかできない。頑張ります」と声を絞り出した。

 実家の家族や友人は無事だったが、この日午前1時すぎには震度6強の「本震」が起き、起床後にまた家族の安否確認などに追われた。試合前も「ずっとニュースを見ていました。故郷があんなことになって信じられない」。インタビューで涙を流したことについて聞かれると「(こらえるのは)無理でしたね。育ったところが、あんな風になって。衝撃を受けて、今すぐにでも行きたいと思った。鹿島側にも湘南側にも激励の横断幕があってグッときた」と思いを打ち明けた。

 その中で試合に集中し「絶対に勝ってやろうと思っていた」。クラブでは、まず第1ステージ優勝が最初の目標で、U-23代表では、組み合わせが決まったばかりのリオデジャネイロ五輪が控える。「できることがあれば何でもやりたいですけど、自分にはサッカーしかない。少しでも、見て元気になってもらえると信じて、鹿島でも五輪でも結果を出す。そうすれば熊本も日本も元気になると思いたい」と神妙に話した。

◆鹿島、圧勝2位キープ!植田、涙の完封「サッカーで熊本を元気にしたい」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20160417/jle16041705020004-n1.html

鹿島のDF植田は試合終了後、震災に見舞われた故郷を思い号泣した(撮影・斎藤浩一)

 明治安田J1第1ステージ第7節最終日(16日、湘南0-3鹿島、BMW)勝利後のインタビュー。鹿島の守備のヒーローは、号泣していた。熊本・宇土市出身のU-23日本代表DF植田直通(21)は熊本地震に触れられると、言葉を絞り出した。

 「育ったところ、いままで見てきたところがあのようになり衝撃を受けた」

 宇土市は市役所が半壊するなど大きな被害を受けた。実家は海沿いにあり、16日未明の揺れの際に、家族は高台に避難。車の中で一晩を過ごしたという。

 「サポーターも戦っている。戻って何かしたいけど、サッカーで熊本を元気にしたい」

 試合ではセンターバックとして湘南の攻撃陣に仕事をさせず、3-0勝利に貢献。昨季2敗を喫した相手に完勝してチームは首位川崎から勝ち点1差の2位をキープした。サポーターからの「植田コール」を受けながら、故郷を案ずる男は前を向いた。 (一色伸裕)

◆故郷の地震被害に心痛…熊本出身の植田が涙「勝てて良かった」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?187481-187481-fl

[4.16 J1第1ステージ第7節 湘南0-3鹿島 BMWス]

 絶対勝つ!その思いがプレーにも表れていた。熊本県宇土市出身の鹿島アントラーズDF植田直通は球際でファイトし、精度の高いフィードでFW金崎夢生のクロスバー直撃弾を演出するなど、完封勝利に大きく貢献した。

 14日、午後9時26分ごろに熊本県を震源とする最大震度7の地震が発生。その後も最大震度6強を含む強い余震が相次ぎ、家屋の倒壊や火災が発生がするなど、死者や多くの負傷者が出ている。

 故郷の被害状況を受けて強い気持ちでこの一戦に臨んだ植田は、「ゼロに抑えて勝てたことは良かった。今日は絶対勝ってやろうという気持ちで戦っていた。勝てて良かったです」と冷静に淡々と語った。

 それでもインタビューアーに熊本地震について聞かれると、我慢していた涙が溢れだし、質問に答えることができなかった。それでも絞り出すように、「僕にはそれ(サッカー)しかない。頑張ります」と力強く語った。

◆J1鹿島の植田選手「本当につらい」 故郷の熊本思い涙(朝日新聞)


http://www.asahi.com/articles/ASJ4J6TCHJ4JUTQP03Y.html

 地震により九州地方で甚大な被害が出ていることを受け、サッカーJ1鹿島のDFで熊本県宇土市出身の植田直通選手(21)は16日、BMWスタジアム(神奈川県平塚市)であった湘南戦直後のインタビューで、思わず泣き出し、顔を覆った。

 「テレビで地震のニュースを見ている。亡くなった方がたくさんいて本当につらい」。ゆっくりと話し、涙があふれた。両親をはじめ、知り合いの無事は確認できているが、この試合の前夜も電話などで連絡を取り合ったという。

 熊本県立大津高校から鹿島入り。「いまの自分にできるのは結果を出すことだけ。少しでも勇気を持ってもらえたらそれでいい」と話した。(潮智史)

◆鹿島DF植田、故郷熊本思い涙で30秒絶句 勝利届ける「それしかない」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/04/16/kiji/K20160416012416170.html

明治安田生命J1第1S第7節第2日  鹿島3―0湘南 (4月16日  BMWス)

サッカー

 熊本県宇土市出身のU―23日本代表DF植田直通(21=鹿島)が、故郷を思い涙した。

 敵地で湘南に勝利を収めてのインタビュー。守備の要として随所で体を張り、完封勝利を飾ったことは誇らしい。だが、「ゼロで抑えられて勝てたことは良かったですけど…」と切り出した当初から言葉は途切れがちだった。

 そして、「本当にきょうは…絶対勝ってやろうっていう気持ちで戦っていたので…勝てて良かったです」と話すうちに涙があふれ出し、インタビュアーから「きょうは特別な思いでのプレーだったと思います。胸の内を聞かせて下さい」と声をかけられると、こらえ切れなくなった。鼻をすすり、目元をぬぐうと、そのまま30秒近く絶句。「サッカーで勇気づけよう、そんな思いですよね?」との問いかけに、「僕にはもう、それしかないんで…頑張ります」と何とか言葉を絞り出すと、大粒の涙が頬を伝った。

 「植田本人もつらいと思う」と胸中を思いやった石井正忠監督(49)。プレーに集中するのが難しい状況の中で全力を出し切り、完封勝利を飾った愛弟子を「サッカーを通して地元の皆さんに元気になってもらいたいということで、本当に植田らしい、しっかりとした守備を90分やってくれたなと思います」と評価した。

 植田は地元・熊本の名門・大津高校出身で、高校サッカーで活躍した後の2013年に鹿島入り。昨年、日本代表に初選出され、48年ぶりのメダル獲得を狙う今夏のリオデジャネイロ五輪ではU―23日本代表の守備の要としても期待されている。

◆鹿島、湘南を零封(毎日新聞)


http://mainichi.jp/articles/20160417/k00/00m/050/048000c

○鹿島3−0湘南(BMWス・16日)

 鹿島が最下位・湘南の挑戦を堅守ではねのけた。DF植田、昌子のセンターバック2人を中心にタイミング良くプレスを掛けてボールをたびたび奪取。突破力のあるFWキリノをワントップに据えてカウンター攻撃を狙う湘南に仕事をさせなかった。後半は相手を自陣にくぎ付けにし鹿島は3点のリードを守り抜いて快勝。

「ウエダ!」に涙止まらず

 試合終了後間もなくのことだ。鹿島の零封勝ちに貢献したDF植田は、観客席から上がる「ウエダ!」の声を耳にすると涙が止まらなくなった。「多くの方が亡くなったことがつらい。絶対に勝ってやろうと思った」。熊本地震で痛手を受けた古里の熊本県宇土市、そして背中を押してくれるサポーターへの思いに、21歳は胸が締め付けられた。

 自らに寄せられる期待を集中力に変えた。DF昌子とともに、タイミング良くプレスを掛けてボールをたびたび奪取。出足良く間合いを詰めてボールを前に運ばせず、カウンター攻撃を狙う湘南に仕事をさせなかった。

 後半は相手を自陣に縛り付け、3点のリードを守り抜いた鹿島。リーグ最少3失点の堅守を示し、植田は「熊本出身の僕が結果を出して、元気になってくれる人がいれば、うれしい」。

 家族や友人は無事というが、「衝撃を受けた。結果だけでも伝わればいい」。U23(23歳以下)日本代表で五輪の舞台も見据える成長株を奮い立たせる理由が一つ加わった。【大谷津統一】

◆鹿島・永木 古巣戦で今季初先発!2得点絡む活躍(サンスポ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/04/17/kiji/K20160417012417770.html

明治安田生命J1第1S第7節  鹿島3―0湘南 (4月16日  BMWス)

<湘南・鹿島>鹿島・永木 (右)は古巣相手に2得点に絡む

 鹿島は湘南に3―0で大勝し、2位をキープした。 

 今季初先発のMF永木が昨季まで所属した古巣を相手に2点に絡む活躍。1―0の前半45分、左サイドを突破したDF山本へパスを出し、その折り返しがオウンゴールを誘発。後半20分には中盤で激しい当たりでボールを奪取。素早くMF遠藤に預けると、最後はFW土居がダメ押し弾を決めた。MF小笠原が累積警告による出場停止で回ってきた出番だったが、きっちりと結果を出した。

 これまでナビスコ杯では先発しながら結果が出ず「悔しい思いしかなかった」というが、4月の日本代表候補合宿に呼ばれるなど、ハリルホジッチ監督も注目する実力を証明した。チームは前節の広島戦での4得点に続く大量得点。第1ステージ制覇へエンジンがかかってきた。

◆鹿島、金崎&土居のゴールで2連勝! 初先発の永木も古巣・湘南相手に得点絡む(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?187476-187476-fl

[4.16 J1第1ステージ第7節 湘南0-3鹿島 BMWス]

 2位と好調の鹿島アントラーズが湘南ベルマーレに3-0で快勝し、今季2度目の2連勝を飾った。一方の湘南は、開幕から2分5敗の白星なしで苦しい戦いが続いている。

 ホームの湘南は、2列目にMF高山薫とMFパウリーニョ、移籍後初先発のMF長谷川アーリアジャスールを並べ、立ち上がりからアグレッシブにいった。対する鹿島はMF小笠原満男が累積警告により出場停止のため、MF永木亮太が入った。永木は古巣相手に移籍後リーグ初先発と不思議な巡り合わせとなった。

 試合は鹿島が先制する。前半20分、右サイドの高い位置からDF西大伍がゴール前に入れたクロスをFW土居聖真がフリック。PA内左で胸で受けたFW金崎夢生が落ち着いて右足でゴール右隅に流し込み、スコアを動かす。同33分には、熊本の宇土市出身のDF植田直通のフィードで裏に抜け出した金崎がPA内右角から右足を振り抜く。意表を突いた強烈なシュートだったが、これはクロスバーを叩いた。

 さらに攻め込む鹿島は前半45分、永木が右サイドから入れたボールをファーサイドのDF山本脩斗が中央に折り返す。湘南を左右に揺さぶり、DFアンドレ・バイアのオウンゴールを誘発し、2-0。後半20分にもMF遠藤康のスルーパスに反応した金崎が右から低い弾道のクロスを入れると、滑り込んだ土居が右足で押し込み、3-0と試合を決定づけた。

 湘南は後半開始からMF藤田征也を入れるなど、リズムを変えようとしたが、決定機らしい決定機を作ることができず、ホームで今季リーグ戦初勝利とはならなかった。湘南はこれで4連敗。24日の次節もホームに大宮を迎えるが、早い段階で勝利をつかみたいところだ。

◆鹿島2位キープ 永木古巣戦で初先発/湘-鹿7節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1632854.html

鹿島2位キープ 永木古巣戦で初先発/湘-鹿7節

<明治安田生命J1:湘南0-3鹿島>◇第1ステージ第7節◇16日◇BMWス

 鹿島が湘南を下し、2位をキープした。

 先制は前半20分、DF西の右クロスが流れたところに日本代表FW金崎が走り込み、胸で前に落としてから右足でゴール右に決めた。チーム単独トップの今季4点目で先制すると、オウンゴールで2点目を奪う。45分、DF山本が左から送ったパスが、クリアしようと滑り込んだ湘南DFの足に当たり、ゴールに吸い込まれた。

 「九州の方々に平穏な日々が戻りますように」との横断幕がサポーター席に掲げられた中、湘南も反撃したいところだったが、前半24分と後半8分にMF三竿がシュートを放った以外は、チャンスらしい好機をつくることが難しかった。

 すると20分、鹿島が追加点を奪う。ピッチ中央でMF遠藤がボールを奪い、右サイドのスペースへパスを出す。走って追いついた金崎が右足で中央にグラウンダーで送ると、FW土居が懸命に右足を伸ばしてコースを変え、ゴール左に流し込んだ。2戦連発の今季2点目でリードを広げた。

 鹿島は、前湘南のMF永木が移籍後初先発。後半27分にMF三竿と交代するまで、かつての本拠地で精力的に駆け回った。「三竿兄弟対決」も実現し、湘南の兄雄斗と健斗が同時にピッチにも立った。スコアは3-0で試合終了。鹿島が2連勝で2位を堅持した。

◆2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第7節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51779

明治安田J1 1st 第7節



金崎の先制弾に、土居の2試合連続ゴール!鹿島、湘南に昨季の借りを返す完封勝利!



平成28年熊本地震がいまだ続く中開催されたこの第7節で、鹿島は昨シーズン2連敗を喫した湘南に3-0と完封勝利を収めた。前半、金崎の先制弾とオウンゴールで2点リードすると、後半には前節で復活ゴールを決めた土居が2試合連続となる追加点を決めた。守っては、故郷熊本への思いを胸にしながら最終ラインで戦い続けた植田を中心に湘南の攻撃を完璧に抑え、見事な勝利を飾った。

累積警告で出場停止となった小笠原を欠く鹿島だったが、これが古巣への”凱旋”となる永木が攻守へ抜群の存在感を示す。序盤から高い位置でボールを奪うと、果敢に湘南ゴールへ迫った。

6分、永木のボールカットからカウンターへ入ると、遠藤が前線へスルーパス。ここから土居、金崎とつなぎ、最後は金崎が強烈なシュートを放つ。これは惜しくも枠に飛ばなかったが、試合を通じて遠藤が自由にスルーパスを出すシーンが目立った。



そして20分、西のロングパスから湘南のエリア内左で金崎がフリーとなる。この場面で金崎が落ち着いてゴールを決め、鹿島は早くも先制点を得た。その後も鹿島は長短のパスをうまく使いこなし、湘南ゴールへと迫る。33分には植田のロングフィードを金崎がダイレクトでシュート。決まればスーパーゴールだったが、これはクロスバー直撃に終わった。











待望の追加点は前半終了間際に生まれた。アディショナルタイムに入ろうかという45分、永木が右サイドから絶妙なクロスを上げるとカイオが頭で合わせようとする。これは惜しくも空振りとなるが、左サイドでこのボールに追いついた山本が中央へ折り返す。するとカイオの存在を恐れたアンドレ バイアが足を伸ばし、オウンゴール。鹿島はこの波状攻撃でそのリードを2点と広げ、後半に入った。







後半に入ると湘南のチョウ監督はすぐに動いた。最終ラインの岡本に代え、藤田征を入れ、攻撃の活性化を図る。しかし鹿島は湘南の攻撃にも動ぜず、試合をコントールした。

65分、またもやカウンターから遠藤が絶妙のスルーパスを繰り出す。これを金崎がダイレクトでゴール前へ送り、そこへ土居が飛び込み、3点目を決めた。この土居の2試合連続ゴールで試合の行方はほぼ決まった。後は交代出場の鈴木と赤崎がいつ点を入れるかにファン・サポーターの注目は集まった。









終盤、湘南にやや攻め込まれるも、永木との交代でピッチに立った、この日誕生日の三竿らが体を張った守備を見せ、決定的なチャンスは作らせない。結局、鹿島が3点のゴールとクリーンシートで最高のアウェイ勝利を飾った。





昨年2連敗した雪辱を晴らすとともに故郷への思いがあふれ出た植田は、試合後のインタビューで涙を流した。その涙と思いはきっと熊本へも届くことだろう。ことばにはならない思いが胸にこみ上げるアウェイでの激戦を制し、鹿島は再び歩みを進める。



【この試合のトピックス】
・キックオフ前、平成28年熊本地震で犠牲に遭われた方へ哀悼の意を表し、黙祷。
・永木が今季リーグ戦初先発。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・まずは後半開始から良い入り方をしてほしい。高い意識で戦い続けよう。
・セカンドボールは徹底的に拾うこと。すべてマイボールにしよう。
・相手ディフェンスの裏のパスをスペースを活用し続けよう。風向きも計算してボールを入れよう。

湘南ベルマーレ:チョウ キジェ
・奪ったボールを前に運んで行こう。
・勇気をもってチャレンジするプレーをしよう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
先ずは、平成28年熊本地震によって亡くなられた方へ哀悼の意を表するとともに、被災された方に心からお見舞い申し上げます。こういった中、私たちクラブも少しでも力になれれば、被災された方々へ何かできることがあれば、少しでもやっていきたいと思います。これを見ているサッカーファンの皆さま、サポーターの皆さまもそれぞれ何かできることをぜひやっていただき、被災された方々を少しでもサポートしていただきたいと思います。

試合に関しては、選手たちが前節の広島戦と同じように序盤からアグレッシブに戦い、90分間続けてくれた。しかもこの試合も複数ゴールが取れたこと、そして無失点で抑えたことは非常に良かったと思う。

Q 昨シーズンは2敗している湘南が相手だったが?
A 昨シーズンから湘南もメンバーが変わっている。去年は去年として、今回は今の湘南に対してどう戦うかということを考えてやった。ただ昨年の2ndステージに負けたことによって、次のヤマザキナビスコカップ決勝でああいう試合をして勝てたと思うので、負けた時の教訓は今日も活かせたと思う。

Q 永木への評価は?
A 永木はまだチームに入って間もないが、ボールを出す能力やキックの精度は高く評価している。後はチームの戦術をもっと深めていってくれればと思う。また同じボランチとしてポジション争いをしなければいけない相手が柴崎や小笠原であるわけで、彼らの能力も非常に高い。それが分かってウチに来たわけなので相当な覚悟を持っていると思う。色々な組み合わせやコンビネーションを練習の中でもっとやっていって、チームの戦術という部分を深めていって欲しいと思う。非常に能力の高い選手で体も強いし、気持ちも強い選手なのでチームに必要な選手だと思っている。

Q 今日の出来は?
A 交代したのは、ちょっと足を痛めたかと思ったので大事を取った。それ以外は非常に高いパフォーマンスを見せてくれて、期待に応えてくれたと思う。

Q 川崎F、浦和との1stステージ優勝争いは?
A まだ3つにしぼられたとは思わないが、川崎Fとは対戦した。後は対戦していない浦和に対して、しっかり準備したい。ただ、まだどうなるか分からない。どのチームに対してもしっかりと準備をして、圧倒できるようなサッカーをしたい。

Q ロングボールで相手の裏を突くシーンが目立ったが?
A しっかりつなぐのがウチのベースだが、環境だったり相手のプレッシャーだったりで変えなきゃいけないところは変えるべき。それはピッチに立っている選手たちの判断だったり、ベンチからの指示だったりと色々ある。今日は先ず相手陣内へ深く入り込むということを心がけ、それがロングボールであり、効果的な攻撃になったと思う。そこが良かったと思う。相手に対する対策は常にしなければいけない。


湘南ベルマーレ:チョウ キジェ
鹿島のサポーターも我々のサポーターもたくさん来ていただき、結果だけ見ると0-3と本当に悔しい思いになるが、今日は差があるなということを感じた。前半はいつもから少しゲームプランを変えてやったが、結果的に我々が防がなければいけないところで失点してしまい、苦しくなったと思う。全てが悪かったわけではないが、勝っていないということもあり、1つが悪いと全部が悪いのではと選手たちが思ってしまう。そこが怖いところであり、前半は残念な内容だった。後半は前に行く推進力を入れ、あそこで点を取っていれば形も変わったが、結局、中盤での球際の勝負に負けてとどめを刺された。試合としては、完敗。ただ選手にいったのは、毎試合毎試合勝つために最善の準備をしているということ。その中で今勝てていない状況を変えられるのは、自分たちしかいない。このクラブと契約してプレーしている限り、この状況から目をそむけることはできない。それぞれ選手としてやらなければいけないこと、今日のことを自分で振り返って欲しい。自分自身も何をしなければいけないことを考えるから、他者の責任ではなく自身の責任としてとらえて欲しいと話した。ホームで勝てていないし、アウェイでもショッキングな負け方をしている。今日も先制、逃げ切り、ダメ押しという形で点を取られた。そういう結果だけを見ると下を向いてしまう人もいると思うが、今日からはそんなつもりはない。顔を上げてやっていきたい。


選手コメント

[試合後]

【植田 直通】
絶対に勝ってやろうと思っていた。自分自身、朝から熊本のニュースをTVで見ていた。亡くなった方も増えている。この試合は1人ではなく、サポーターの方も一緒に戦ってくれて、力になった。熊本はサッカーどころじゃないけど、結果だけでも伝わればと思う。今の僕に出来るのは、試合で結果を出すことだけ。自分に出来ることはそれ以外にないが、熊本が元気になるなら、何でもやりたい。

【昌子 源】
相手の運動量が多く、しんどい試合だった。熊本が大変な中、ナオ自身が出場すると決めたが、色々な思いがあったと思う。その気持ちに相方として応えたかった。もちろんチームのために勝ちたいという気持ちはあるけど、今日は熊本、そしてナオのために大きな意味があった。熊本、ナオのためにいい勝利だった。

【永木 亮太】
チームが90分通して何をすべきか、良く分かっている。3点目は自分の理想の流れ。守備のやりがいがあるし、球際に行く価値がある。すごくいい形だったと思う。全体的に悪くなかった。サイドチェンジも意識して、得点につながるプレーも2回出来たので良かった。

【土居 聖真】
結果に絡めることが出来て、プラスになった。これで満足せずに続けていくことが大事。次もやるだけ。夢生くんにアシストできたし、夢生くんにもアシストしてもらった。他の選手との関係ももっと良くしていけば点も取れるし、幅も広がる。

【遠藤 康】
試合の入り方が良く、勢いがあったと思う。前半に2点取れたし、先制点がいい時間帯に取れた。先制点は聖真がつぶれ、得点につながった。こちらの気持ちが相手を上回っていたと思う。

【三竿 健斗】
出場できない時が続いていたが、出た時に結果を出そうと準備していた。Jリーグの試合日程が決まった時から、この試合には出場したいと思っていた。二十歳の誕生日に出場でき、両親に感謝したい。ボールをインターセプトする場面はなかったけど、ゲームにはうまく入れたと思う。誕生日に試合したのも、初めての経験。チームが勝てたのが良かった。

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日刊鹿島

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