日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年4月17日日曜日

◆鹿島、湘南を零封(毎日新聞)


http://mainichi.jp/articles/20160417/k00/00m/050/048000c

○鹿島3−0湘南(BMWス・16日)

 鹿島が最下位・湘南の挑戦を堅守ではねのけた。DF植田、昌子のセンターバック2人を中心にタイミング良くプレスを掛けてボールをたびたび奪取。突破力のあるFWキリノをワントップに据えてカウンター攻撃を狙う湘南に仕事をさせなかった。後半は相手を自陣にくぎ付けにし鹿島は3点のリードを守り抜いて快勝。

「ウエダ!」に涙止まらず

 試合終了後間もなくのことだ。鹿島の零封勝ちに貢献したDF植田は、観客席から上がる「ウエダ!」の声を耳にすると涙が止まらなくなった。「多くの方が亡くなったことがつらい。絶対に勝ってやろうと思った」。熊本地震で痛手を受けた古里の熊本県宇土市、そして背中を押してくれるサポーターへの思いに、21歳は胸が締め付けられた。

 自らに寄せられる期待を集中力に変えた。DF昌子とともに、タイミング良くプレスを掛けてボールをたびたび奪取。出足良く間合いを詰めてボールを前に運ばせず、カウンター攻撃を狙う湘南に仕事をさせなかった。

 後半は相手を自陣に縛り付け、3点のリードを守り抜いた鹿島。リーグ最少3失点の堅守を示し、植田は「熊本出身の僕が結果を出して、元気になってくれる人がいれば、うれしい」。

 家族や友人は無事というが、「衝撃を受けた。結果だけでも伝わればいい」。U23(23歳以下)日本代表で五輪の舞台も見据える成長株を奮い立たせる理由が一つ加わった。【大谷津統一】

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