日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2021年3月1日月曜日

◆【鹿島】「自分らしさを」。エースナンバー13の継承者、荒木遼太郎が開幕戦でゴール(サッカーマガジン)






2月27日、明治安田生命J1リーグは開幕戦(第1節)が開催され、鹿島アントラーズは清水エスパルスとカシマスタジアムで対戦。途中出場の荒木遼太郎が先制ゴールを奪うも、その後に3失点を喫して逆転負け。ザーゴ監督体制2年目も黒星スタートとなった。

2月27日、明治安田生命J1リーグは開幕戦(第1節)が開催され、鹿島アントラーズは清水エスパルスとカシマスタジアムで対戦。途中出場の荒木遼太郎が先制ゴールを奪うも、その後に3失点を喫して逆転負け。ザーゴ監督体制2年目も黒星スタートとなった。


「13番は偉大な先輩方がつけてきた番号」


 柳沢敦、興梠慎三、中村充孝。これまで、鹿島の13番を背負って多くのゴールを重ねてきたアタッカーたち。その系譜を継ぐ荒木遼太郎が、背番号を変えた初陣でいきなりゴールを挙げた。63分に途中出場すると、75分にエヴェラウドのヘディングシュートがバーにはね返されたボールを左足で蹴り込んだ。

「ボールが来たので、自分は(シュート)コースに向けて(左足を)振り抜くだけでした。13番は偉大な先輩方がつけてきた番号。自分もその番号に恥じないようなプレーや、自分らしさを出しながら、ということを心がけているので、得点できたのは非常に大きかったと思っています」

 カシマスタジアムが歓喜に沸いた。しかし、その喜びも3分間しか続かなかった。78分から立て続けに3失点を喫し、逆転負け。「開幕戦がホームということで、絶対に負けられない戦いだった」と言うものの、昨季と同様に黒星スタートとなってしまった。

「3失点して負けてしまい、チームとしても課題が残る試合でした。でも、もう終わったことなので、次に切り替えて、次のルヴァン(鳥栖戦)、その次の(J1)2節ガンバ戦に向けて、チーム一丸となって改善していけたらと思います」

 ルーキーとして出場した昨季の開幕戦から1年が経ち、「昨年よりは少し自信がついて、ゆとりもできた。そのように自分は思っています。自分らしさを出せるようになったんじゃないかな」と、自身の成長も実感した。次はチームを勝利へと導くために、新たにエースナンバーを背負う荒木は進化を止めない。

取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE




◆【鹿島】「自分らしさを」。エースナンバー13の継承者、荒木遼太郎が開幕戦でゴール(サッカーマガジン)





◆【鹿島】「この負けはすごく痛い」。それでも上田綺世が感じたチームの進化(サッカーマガジン)






2月27日、明治安田生命J1リーグは開幕戦(第1節)が開催され、鹿島アントラーズは清水エスパルスとカシマスタジアムで対戦。後半に途中出場の荒木遼太郎が先制ゴールを奪うも、その後に3失点を喫して逆転負け。FW上田綺世はチームの敗因を振り返った。


■2021年2月27日 J1リーグ第1節(@カシマ/観衆9,312人)
鹿島 1-3 清水
得点:(鹿)荒木遼太郎
   (清)チアゴ・サンタナ、後藤優介、オウンゴール


「僕らの強さにもつながっている」


 75分にセットプレーから荒木遼太郎のゴールで先制するも、その後に3失点を喫して逆転負け。ホームのカシマスタジアムで迎えた開幕戦で白星スタートを切ることはできなかった。

「チームとしてもまだ合わない部分はもちろんあります。それは僕とエヴェラウドの関係だけでもない。仮にそこが良かったとしても、今日みたいに点を取れなかったり、それは昨シーズンもあったことです」

 FW上田綺世はそのように話す。「エスパルスは中をしっかり守って、守備をしていました」と言うように、昨季は28点を奪った鹿島の得点源である2トップへのパスコースを遮断され、ゴールを決める仕事を果たすことはできなかった。

「(先制してから)もう1点、2点と取りに行かなければいけなかった。その準備を僕たちもしてきたけれど、いざ実戦で1点を取ったあとに、その余裕というかゆとりができてしまった。そこを鋭く突かれたことが今日の敗因だったと思います。1点を取ってからちょっと引いてしまったというか、アグレッシブさがちょっと欠けたかなと」

 結果だけを見れば、昨季と同じく開幕戦で3失点を喫しての敗戦。上田は「この負けはすごく痛い。昨年、その痛みというのはすごく身に染みている」と悔しさをにじませる。ただ、「昨年とは違うところ」と上田が強調するポイントもある。「崩せない中でもセットプレーから1点を取れた」ことだ。2トップが封じられた中でもチームでゴールをこじ開けることができたのは、チームとしての進化とも言えるだろう。

「セットプレーから荒木が決めたりということが、僕らの強さにもつながっていると思う。それを守り切る、またはもっと点を取って大勝することが今日は欠けていました。エヴェラウドと僕もそこでもう一段上げて、もっと“エゴイストに”じゃないけれど、“よこせ”って(ボールを要求)することも必要だったのかもしれません」

 次の試合こそチームを勝利に導くために、上田はゴールを求めていく。

取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE




◆【J1採点&寸評】鹿島1-3清水|途中出場から逆転弾のアタッカーがMOM。3失点の鹿島守備陣は…(サッカーダイジェスト)






鹿島――町田はT・サンタナを抑えきれず


[J1第1節]鹿島1-3清水/2月27日/カシマ

【チーム採点・寸評】
鹿島 4.5
先制するまでは良かった。だが、直後に立て続けに失点して痛恨の逆転負け。相手の堅い守備をこじ開ける術も乏しかった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 5
安定したキャッチングに加え、フィードも正確だったが、後半は懸命なセービングも及ばず3失点。悪い流れを食い止められなかった。

DF
37 小泉 慶 6(87分OUT)
気の利いたポジショニングでポゼッションをサポート。ニアゾーンを狙う動き出しも。ハードな守備も見せた。

DF
39 犬飼智也 5
後方からの配給では工夫を凝らした一方、守備ではわずか10分間で3失点とディフェンスリーダーとして不甲斐ない結果。

DF
28 町田浩樹 5.5
同点とされたシーンでは、目の前のT・サンタナを抑えきれずシュートを許す。チャレンジングな縦パスは良かった。

DF
14 永戸勝也 5.5(87分OUT)
積極的に前に出てクロスを上げたが、決定的な仕事はこなせず。自陣ゴール前ではあと一歩のところで失点を防げなかった。

MF
6 永木亮太 5.5(81分OUT)
出足の鋭いプレッシングやルーズボール回収など、エネルギッシュな振る舞いはいつもどおり。ただ、攻撃面での迫力がやや乏しかったか。

MF
20 三竿健斗 5.5
序盤はパスミスが散見されたが、徐々に落ち着きを取り戻してタイトなプレーを披露。逆転されたあとの反発力をもう少し見せたかった。


鹿島――自慢の2トップはゴールが遠かった





MF
7 ファン・アラーノ 5(63分OUT)
巧みなキープなど技術の高さは随所に見せたが、相手に怖さを与えるまでには至らず、後半途中で交代。

MF
8 土居聖真 5.5(87分OUT)
状況に応じ的確なプレー選択で攻撃にリズムを生み出す。バーに嫌われた55分のビッグチャンスは決めたかった。

FW
9 エヴェラウド 5.5
30分のヘッドは相手GKの好守に阻まれる。70分のバイシクルシュートは枠を捉えきれず。期待されたゴールは奪えなかった。

FW
18 上田綺世 5
馬力あるプレーで脅威を与えていたが、シュートチャンスが少なく、無念のノーゴール。3失点目のオウンゴールはアンラッキーだった。

途中出場
MF
13 荒木遼太郎 6(63分IN)
味方のシュートがバーに当たって跳ね返ったところをボレーで押し込む。先制点を挙げたが、勝利には結びつけられなかった。

MF
41 白崎凌兵 ―(81分IN)
ピッチに入った直後のシュートはヒットせず。ミドルゾーンでボールを追いかけるも、効果的な仕掛けは少なかった。

DF
22 広瀬陸斗 ―(87分IN)
左サイドでプレー。限られた時間のなか、見せ場を作れなかった。

MF
25 遠藤 康 ―(87分IN)
右サイドで逆襲を試みるも、思うようにプレーに絡めなかった。

MF
27 松村優太 ―(87分IN)
遠藤の近くでプレー。持ち前のドリブルをなかなか見せられなかった。

監督
ザーゴ 5
逆転されたあとの3枚替えも奏功せず。リードを奪ってから、チームをさらにアグレッシブにさせる手を打てなかった。




◆【J1採点&寸評】鹿島1-3清水|途中出場から逆転弾のアタッカーがMOM。3失点の鹿島守備陣は…(サッカーダイジェスト)






Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事