日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2014年3月9日日曜日

◇浦和対鳥栖戦で差別的行為か、クラブは「事実確認」へ(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?134265-134265-fl

 浦和レッズは8日、埼玉スタジアムで行われたJ1第2節・鳥栖戦で「差別的と解釈されかねない発言と行為」があったことを明らかにした。

 問題の行為は、浦和ゴール裏のゲート入口にコンコースに向けて「JAPANESE ONLY」と書かれた横断幕を掲げたもので、「日本人以外禁止」という人種差別的な意味にも取れる。

 浦和はクラブの公式HPで「差別的発言・行為は断じて許されるものではないと考えています。浦和レッズは『差別的発言』の禁止など『重点禁止6項目』の遵守を呼びかける『SPORTS FOR PEACE!』プロジェクトを2014シーズンから強化して取り組んでおります」とする声明を発表。「今回の出来事につきましては、事実確認のうえ適切な対応に取り組んで参ります」としている。

 同日夜、浦和のDF槙野智章は自身の『Twitter』に問題の横断幕の画像を投稿し、「浦和という看板を背負い、袖を通して一生懸命闘い、誇りをもってこのチームで闘う選手に対してこれはない。こういう事をしているようでは、選手とサポーターが一つになれないし、結果も出ない」とツイートした。

◇浦和サポのゲートに差別的横断幕か(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140309-1267693.html

 埼玉スタジアムで8日に行われたサッカーJ1の浦和-鳥栖で、浦和サポーター席へ入るゲートに「JAPANESE ONLY」と書かれた横断幕が掲げられたことが、浦和への取材で分かった。「日本人以外お断り」との差別的な意味にも取れる可能性があるため、クラブのスタッフが要請して横断幕は外されたという。

 浦和は公式サイトに「事実確認の上、適切な対応に取り組んでまいります」との声明文を掲載した。浦和によると、掲げた人物は特定されていない。

 埼玉スタジアムで試合を観戦した浦和サポーターの中で受け止め方は分かれた。男性会社員(36)は、差別的な意味に理解し「最悪。許せない」と怒った。一方、男性会社員(50)は「日本人でJリーグを盛り上げようという意味だと思う」と話した。女性会社員(28)は「チームが外国人選手による補強に力を入れないことへの皮肉では」との見方を示した。

◆大迫5戦3発!中1日の強行日程も「まだまだ もっとできる」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/03/09/kiji/K20140309007739450.html

ドイツ2部・第24節 1860ミュンヘン4―0アーレン (3月7日)



 ドイツ2部1860ミュンヘンの日本代表FW大迫勇也(23)が7日のアーレン戦で今季3点目を決めた。1―0の前半21分、自陣からのロングボールに競り勝ち、ヘッドでパス。ペナルティーエリア内左でボールを受けたシュトッペルカンプからリターンを受け、左足でネットを揺らした。2月22日のパーダーボルン戦以来2試合ぶりの一撃。1月に鹿島から移籍後5戦3発と量産態勢に入り「一連の動きとしてはスムーズにできた。ゴールに向かう姿勢が大事」と胸を張った。

 日本代表の5日のニュージーランド戦(国立)に1トップで先発して後半35分まで出場。深夜便(6日午前1時10分発)で欧州に向けて出発していた。中1日で長距離移動を伴う強行日程。欧州組としてホームの国際Aマッチに出場するのは初体験だったが「どこでも寝られる」と豪語する通り、時差ボケをものともせずに結果を出した。

 前線で体を張り、得点以外でもチームに貢献。移籍後全5試合に先発するなど中心としての立場を確立しており、後半30分に途中交代する際にはサポーターから歓声を浴びた。4―0の勝利に貢献して待望の移籍後初白星を挙げたが「試行錯誤しながら試合をしている。まだまだ。もっとできる」と満足はしていない。

 3カ月後に迫ったW杯ブラジル大会に向け、ザックジャパンの1トップ候補は着実にステップアップしている。

◆大迫、NZ戦から中1日でゴール!ドイツ5戦目初勝利(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/world/news/20140308-OHT1T00252.htm



 【ミュンヘン(ドイツ)7日】ドイツ2部リーグ、1860ミュンヘンの日本代表FW大迫勇也(23)は7日、ホームでFW阿部拓馬(26)が所属するアーレン戦に先発出場。1―0の前半21分に今季3得点目を決め、4―0の勝利に貢献した。チームは7試合ぶりの勝利で、大迫は移籍後5戦目で初勝利を手にした。

 大迫は80分間出場した日本代表のニュージーランド戦(5日)から中1日で先発出場。「時差ボケもなくスムーズにできた」と先制点から1分後の前半21分、DFシンドラーからのロングパスをペナルティーエリア前中央で相手にヘッドで競り勝って左の味方に流し、折り返しをエリア内中央で左足ゴール。

 「前に行く動きが増えたし、これを続けることが一番。でかい相手に対してうまい体の預け方とかつかめれば、もっと自分のプレーができる」とレベルアップを期した。

◆仙台出身の遠藤2発 鹿島、被災者に贈る最速400勝(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/03/09/kiji/K20140309007739240.html

J1第2節 鹿島2―0仙台 (3月8日 カシマ)



 東日本大震災の被災者にゴールをささげた。仙台市出身の鹿島の遠藤が2得点。前半31分にダヴィのクロスを左足で決めると試合終了間際には長いフリーランニングから右足ボレーでダメを押した。08年以来の開幕2連勝で、J最速の400勝。10年7月以来の首位浮上の原動力となった。

 この日は「東北人魂」の活動の一環として福島県楢葉町の被災者21人を招待。「まだテレビを見られない地域もあるかもしれないし、見られない人には結果で元気になってもらえれば」。試合後は小笠原や柴崎らとともに東北出身選手で触れあう時間もつくった。

 試合前にはベンチを外れた本山ら8選手が先月の山梨県大雪被害と併せた募金活動も実施。23日のC大阪戦でも行う予定だ。小笠原は「サッカーをやりながら力になっていきたい。一番は優勝して喜ばれるようにしたい」と力を込めた。

◆復興支援を続けている小笠原も燃えた(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2014/03/09/0006764273.shtml



 「J1、鹿島2-0仙台」(8日、カシマ)

 鹿島のMF小笠原は主将としてフル出場。開幕2連勝に貢献した。

 自身が発起人でもある「東北人魂」で、スタジアムでの募金活動や福島の子供たち23人の招待を企画するなど復興支援を続けている。試合後には「思うように復興は進んでいない。少しでも早く日常を取り戻せるように、サッカーをやりながらも何かできれば」と語った。

◆鹿島が宮城出身・遠藤の2ゴールで連勝(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2014/03/08/0006763656.shtml



 「J1、鹿島2‐0仙台」(8日、カシマ)

 鹿島がMF遠藤康の2ゴールを挙げる活躍で開幕2連勝を飾った。鹿島はJ1通算400勝目。

 東日本大震災から11日で3年を迎える直前の試合。ともに被災地をホームとするクラブの対戦。鹿島は前半31分に、遠藤が右サイドへ展開してからゴール前へ駆け上がり、FWダビの折り返しを受けて左足でシュート。ボールはゴールネットを揺らし、先制点となった。

 遠藤は後半の終了間際にも右サイドを駆け上がり、左サイドのダビからのクロスに合わせてゴールを決めた。遠藤は宮城県出身の25歳で、塩釜FCユースから2007年に鹿島に入団し、今季が8年目。

 ホームでの開幕戦を自身の2ゴールで勝利したが、試合後は浮かれることなく、「全部ダビが決めてくれという(パスだった)ので、僕は入れただけ。(1点目は)トラップして簡単に打てた。その前に皆が守備をしていた。(2点目は)ゴール前へ走った成果がゴールとなった。これからもゴール前に走り続けたい」と話した。

 4‐0で快勝した開幕戦の甲府戦(1日、国立)に次ぐゴールで今季3得点目となったが、遠藤は「試合は始まったばかり。こんなにたくさんの人が来てくれて、次のアウェー戦(15日、鳥栖戦=ベアスタ)もたくさんのサポーターが来てくれることを祈ります。厳しい戦いになると思うけど、皆で走って勝ち取りたい」と声を弾ませた。

◆宮城生まれ鹿島遠藤2発で被災地対決制す(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140308-1267681.html



<J1:鹿島2-0仙台>◇第2節◇8日◇カシマ

 鹿島が本拠地カシマスタジアムで仙台を破り、J最速のリーグ戦400勝を達成した。

 東日本大震災発生から間もなく3年を迎えるこのタイミングで、同じ被災地である仙台との対戦。躍動したのは宮城県生まれのMF遠藤康(25)だった。前半31分に中央をドリブルで持ち上がると右サイドを駆け上がったFWダビ(29)に一度ボールを預け、折り返しを左足で合わせて先制点を奪取。

 終了間際の後半45分には再びダビのパスに走り込み、利き足とは反対の右足ボレーシュートで豪快な駄目押し点をマークした。開幕から2戦連発で早くも3点目。「400勝というメモリアルな勝利に絡めてうれしいけど、まだリーグ戦は2試合が終わっただけ。鹿島は勝ち続けないといけないクラブだから、これは通過点としてこれからは勝ち続けたい」と気を引き締めていた。

◆鹿島400勝 遠藤、被災地に捧げる2発(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2014/03/09/0006764276.shtml



 「J1、鹿島2-0仙台」(8日、カシマ)

 生まれ育った東北地方に明るいニュースを届けたかった。宮城県出身の鹿島MF遠藤が、被災地に捧げる2発を記録した。

 まずは前半31分。自ら右サイドへはたいたFWダビからの折り返しを左足でキッチリと決めると、終了間際にもダビとのホットラインで勝利を決定づける2得点目。08年以来となる開幕連勝、そしてクラブとしてJ1通算400勝というメモリアルに花を添えた。

 「3・11」を前に、仙台との一戦で輝いたことは意義深い。MF小笠原らが発起人として復興支援を続ける「東北人魂」にも名を連ねる遠藤。被災地域にも何度も足を運び、サッカー教室などを通じて復興支援に努めてきただけに「東北全体としてはまだまだ復興できていない。自分のゴールで勇気を与えられたとしたらうれしい」と、しみじみと語る。

 開幕の甲府戦に引き続き、2戦連発でクラブとしては10年7月以来の首位に立った。それでも「まだ2試合だけ。最後には優勝していないといけないし、今は順位は気にしない」と頼もしかった。

◆鹿島、J最速通算400勝!遠藤「勇気を与えられたらうれしい」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140309/jle14030904290005-n1.html



 J1第2節第1日(8日、鹿島2-0仙台、カシマ)仙台を下し、開幕2連勝でJ最速となる通算400勝を達成。2得点のMF遠藤は「メモリアルな勝ちに絡めてよかった」と笑った。仙台市出身で、東日本大震災後は復興のためサッカー教室などに携わった。発生から間もなく3年。被災したチーム同士の対戦だったが、「自分のゴールで勇気を与えられたらうれしい。少しずつでも東北が復興できたら」と神妙に話した。

◆鹿島最速400勝、小笠原Vで被災地に力を(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140308-1267683.html



<J1:鹿島2-0仙台>◇第2節◇8日◇カシマ

 鹿島が本拠地カシマスタジアムで仙台を下し、J最速のリーグ戦400勝という大台に到達した。

 東日本大震災から間もなく3年というタイミングで、仙台との被災地クラブ同士の対戦。MF遠藤康(25)の2得点で手堅く勝ち点3を獲得し、開幕2連勝で偉業を達成した。

 被災地岩手県生まれで「東北人魂」という団体を設立して復興に動き続けるMF小笠原満男(34)は、「このような試合でいろいろな人にメッセージが届くと思う。今も大変な思いをしている方々がいる。思うように復興はしていないですし、風評被害もまだある。多くの人が早く日常を取り戻せるようになればと思う。僕は育った場所があんな状況になったので、サッカーだけをしていればいいとは思わないし、力になっていきたい。でも、一番は僕らが優勝して元気を与えられるように頑張ることだと思う」と話していた。

◆鹿島400勝!遠藤2発「みんなで取った」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140308-1267663.html



<J1:鹿島2-0仙台>◇第2節◇8日◇カシマ

 鹿島MF遠藤康(25)が、J最速リーグ戦400勝のメモリアルゲームで勝利の立役者となった。

 前半31分、右サイドで粘ったFWダビのクロスに反応した遠藤は、左足で右隅にキッチリ先制ゴールを決めた。さらに、試合終了間際の後半45分には、左サイドで粘ったダビのクロスに右サイドから走り込み、豪快にゴールネットを揺らした。

 この日、2得点を奪った好調の遠藤は、開幕から2試合連続ゴールで早くも計3得点。「全部ダビが決めてくれというパスだったので、入れるだけでした。みんなで守備をしていたし、みんなで取った得点。(早くも3得点に)まだ、始まったばかりなので続けていければ」。節目の400勝&開幕2連勝をもたらした男は胸を張った。

◆【鹿島】MF遠藤が2ゴール!J初の400勝達成(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20140308-OHT1T00248.htm

 ◆J1第2節 鹿島2─0仙台(8日・カシマスタジアム) MF遠藤が2得点し、鹿島のJリーグ初となる通算400勝をたぐり寄せた。前半31分、後半45分、ともにFWダヴィのクロスからゴールに流し込んだ。「みんなで守って、みんなで取ったゴール」。自身2戦連発、チームも開幕2連勝で試合後は笑みが絶えなかった。

 日本代表DF内田(シャルケ04)が「(日本人で)一番嫌な選手。ボールを取れない」と評する選手だ。今まで日本代表に縁がないが、ドリブルは指折り。かつてドイツの2部クラブから獲得を前提とした打診を受けたが、「鹿島でやり残したことがある」と固辞。新人時代からの悲願「主力でタイトルを取る」というぶれない姿勢を貫く。

 「メモリアルな勝利に絡むことができてうれしい。4ケタ(1000勝)いけるように」。東日本大震災から3年の3・11を前に故郷の仙台、東北、鹿島のホームタウンが「早く復興できるように」との願いも込めた2点だった。

◆鹿島最速400勝 仙台に2-0(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13942921239707

J1第2節(8日・カシマスタジアムほか=9試合)鹿島は遠藤の2ゴールで仙台を2-0で下し、2008年以来となる開幕2連勝を飾り、Jリーグ最速で通算400勝に到達した。勝ち点を6に伸ばし10年第16節以来の首位に立った。

鹿島は前半31分、遠藤が先制ゴール。その後は一進一退だったが試合終了間際に遠藤が加点して勝負を決めた。

3連覇を狙う広島は塩谷の2試合連続ゴールで川崎に2-1で競り勝ち、清水を1-0で下した横浜Mとともに2連勝とした。

G大阪は新潟を2-0で破り、J1復帰後初勝利。C大阪は徳島を2-0で下し、J1初参戦の徳島は2連敗となった。名古屋は大宮に勝ち、FC東京-甲府、神戸-柏は引き分けた。

◆鹿島がJ史上最速の通算400勝達成…仙台を完封で開幕2連勝(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20140308/173619.html

 J1第2節が8日に行われ、鹿島アントラーズとベガルタ仙台が対戦した。

 開幕戦でヴァンフォーレ甲府に4-0と大勝した鹿島と、アルビレックス新潟にホームで1-2と敗れ、新シーズンは黒星発進となった仙台の試合は31分に動く。鹿島は遠藤康が右サイドへ展開すると、流れていたダヴィが中央へマイナスのクロスを送る。すると、走り込んだ遠藤が再び受けて、左足でゴール右へ流し込み、先制点を得る。

 仙台は42分、右サイドからのアーリークロスをペナルティエリア内左で受けたウイルソンが、GKと1対1になるが、シュートは曽ヶ端準が好反応を見せて防いだ。

 後半に入り仙台は、5日の日本代表戦に出場したニュージーランド代表のマグリンチィや赤嶺真吾を投入するなど、局面の打開を図るが1点が遠い。試合終了間際には遠藤が再びダヴィからのクロスを沈め、追加点。試合はそのまま終了し、鹿島が2-0で勝利した。

 鹿島は開幕2連勝。また、Jリーグ史上最速となるリーグ通算400勝を達成した。

◆ダヴィ→遠藤で2発!!鹿島が開幕2連勝でJ1通算400勝(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?134251-134251-fl

[3.8 J1第2節 鹿島2-0仙台 カシマ]

 鹿島アントラーズはホームでベガルタ仙台に2-0で快勝し、開幕2連勝を飾った。ホーム開幕戦を制し、J1通算400勝目。一方の仙台は開幕から2連敗となり、グラハム・アーノルド新監督の初勝利はならなかった。

 鹿島は前半31分、MF遠藤康が右サイドのスペースにスルーパスを出してゴール前に走り込むと、FWダヴィのマイナスの折り返しをMF豊川雄太がスルーし、遠藤が左足でゴール右隅に流し込んだ。遠藤は甲府との開幕戦(4-0)に続く2試合連続ゴール。前半37分にも右サイドのスローインを受けたダヴィのシュートがクロスバーを直撃するなど試合の主導権を握った。

 仙台は前半42分にFWウイルソンが放ったシュートがチームのファーストシュート。前半のシュート数は鹿島の9本に対し、仙台は1本と、ほとんど見せ場をつくれなかった。新潟との開幕戦で負傷したMF角田誠を欠き、この日はDF鎌田次郎がボランチで先発していたが、攻守ともになかなかかみ合わない。後半26分からはニュージーランド代表MFマグリンチィ、同39分からはFW赤嶺真吾を投入したが、流れは変わらなかった。

 鹿島は後半45分、左サイドをドリブルで突破したダヴィがゴール前に折り返し、逆サイドから猛然と走り込んだ遠藤が右足ダイレクトボレーでゴールネットを揺らすダメ押しゴール。ダヴィ→遠藤の“ホットライン”で2得点を奪い、開幕から2試合連続の完封勝利を飾った。鹿島の次節は敵地での鳥栖戦。第2節終了時点で勝ち点6、6得点無失点で並ぶ両チームによる首位攻防戦となる。

◆【J1:第2節 鹿島 vs 仙台】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00169180.html

3月8日(土) 2014 J1リーグ戦 第2節
鹿島 2 - 0 仙台 (19:04/カシマ/15,033人)
得点者:31' 遠藤康(鹿島)、90' 遠藤康(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
----------

●小笠原満男選手(鹿島):
「今年のホーム初ゲームで勝って良かったですけどまだ2試合。これからも勝っていかなければいけないんで。勝ったからよしとしないで、もっと良くしないといけないところがあるので良くしていきたいです。震災から3年、Jリーグがこういうカードを組んでくれてメッセージがたくさんの人に伝わったと思う。被災した方々には早く日常を取り戻せることを願っています」

●曽ヶ端準選手(鹿島):
「しっかり真ん中でみんながマークに付けていた。守備の面ではうまく対応できたと思います。もう少しパスをまわせたらよかったけれど、相手も人数をかけて攻めてきたので。
(クロスの対応について練習した成果が出ましたか?)
常に逆サイドの選手がしぼったり、ギリギリのところで青木がクリアしたり、(遠藤)ヤスや(中村)アツがしっかり対応してくれた。ただ、もっと良くしないといけないところもある。もっと自分たちの時間を増やしたい。
(次は首位対決ですが?)
上に行けるに越したことはないですからね。良い準備をしたいと思います。
(400勝については?)
いまいる選手だけじゃなくいままでの選手で勝ち取ってきたすばらしい記録だと思います。これからも勝って続けていきたいです」

●豊川雄太選手(鹿島):
「守備に時間が取られることが多かった。
(シュートの場面は?)
ドリブルで一人かわしたところで打てば良かったけど、また中にいってしまった。(柴崎)岳くんにはあとで謝っておきました。『打てよ!』と言われました。
守備に時間を取られてなかなかリズムができなかった。野沢さんから『それも勉強』と言ってくれた。今日は改めて試合でやれるレベルに達してないかなと思いました。また練習でがんばりたいです」

●昌子源選手(鹿島):
「疲れました。正直、今日は何もしれない。青木さんに助けられました。あとはシュートくん、ソガさん、満男さん、ユキ、オレを挟むみんなに助けられた。カバーもそんなにできたわけじゃない。赤嶺さんが入って来て、ナオと青木さんのところに入って来てたので、そのカバーだけは意識してました。もっと良くすれば危ない場面も減らせたと思います。次も行く仮定で言うと、代表の豊田さんもいる鳥栖に勝ちたい。楽しみです」

●土居聖真選手(鹿島):
「パスコースを切って、追い込んだ時もはがされることが多かった。でも、後ろがバランスをとって我慢してくれた。最後の場面で体をはったりしてくれた。だから決定的なのは特に無かったと思います。全員でがんばって守ったのは良かったと思います。
1-0で勝ってたから相手も攻めに来ていたし、それを全員でいまは耐えるときと統一できた。それが無失点やカウンターに繋がったと思います。言ったら鹿島らしい戦い方ができたと思います。もっとディフェンスを始めるというか、第一ディフェンダーができたらと思う」

●遠藤康選手(鹿島):
「苦しい時間帯を守って2試合ともゼロで守ったのは自信になる。ダヴィとはつねに話しているので、良いイメージが出せた。次はアウェイですけど、誰が点を取っても良いので無失点で勝ちたい。ダヴィはキープができるのでそこからセンタリングもあげられるしすごく効いている。
(同率首位になったが?)
まだ2試合。リーグ戦は長いので全部勝てるように頑張りたい」


●渡辺広大選手(仙台):
「確かに(試合の)入りからボールを持つことができて、崩しきるところや決定機を作ることはできませんでしたが、ボールを『握る』ということについては手ごたえを感じることはできました。
しかし、先に失点してしまうと、相手も我々にボールを持たせてカウンター、という意識が強くなってしまうので、そういう意味で前半のミスからのカウンターが悔やまれます。
鹿島は能力の高い選手が多いので、全員で守ることを意識していました。しかし結果として2失点してしまったことが悔しいです。
試合前に監督が『今日は自分たちのためだけでなく、みんなのために戦うんだ』と円陣の中で言ってくれました。やはりみんな感じることもありましたし、鹿島さんの方でも小笠原選手たちが呼びかけるなどしてくれています。『我々が先頭に立って復興をしていかなければいけない』とも言われました。去年に続きここでは鹿島さんに負けてしまったので、今度はホームで勝ちたい」

●武藤雄樹選手(仙台):
「僕も今シーズン初のスタメンということで気持ちが入っていましたし、チームとしても初勝利が欲しいということで気持ちを入れてしっかり戦ったと思うのですが、勝点3を取れなくて残念です。
後半もチャンスは何度かあっただけに、それを決めきれず残念です。僕個人としても最後のところは課題ですし、去年もチャンスを作れていた自覚はあるのですが、それを決めないと自分の成長はないと思っています。早く結果を出したいですし、それをチームの勝利につなげて、チームとしても個人としても成長して、これからも勝点を取りたい。
(東日本大震災発生から)3年が経って、感覚が薄れている所もあるかもしれません。でも、まだ全然復興は終わっていませんし、僕たちとしても希望の光にまだまだなり続けないといけないとみんな思っているので、今日は勝ってみんなを元気にしたいと思っていました。でも、まだリーグは続くので、もっと頑張って、みなさんの元気が出るようなプレーをできたらいいと思っています」

以上

◆【J1:第2節 鹿島 vs 仙台】グラハムアーノルド監督(仙台)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00169179.html

3月8日(土) 2014 J1リーグ戦 第2節
鹿島 2 - 0 仙台 (19:04/カシマ/15,033人)
得点者:31' 遠藤康(鹿島)、90' 遠藤康(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
----------

●グラハムアーノルド監督(仙台):
「実際に負けてしまったことで非常にがっかりはしています。2点入れられましたが、2点目はゲームを追っていたという状態でした。渡辺広大を前線に置いて、後ろをマンツーマンにしていた状態だったので、2点目についてはあまり大きく捉えていません。しかし、選手のパフォーマンスは良かったと思います。そこから自分たちのものをつくり出しました。危険や脅威になれた場面もありましたので、そこを前向きに捉えながらやって生きたいと思います」

Q:角田選手が怪我をしました。練習では武井選手と鎌田選手を試しましたが、鎌田選手に決めた最終的な理由を教えて下さい。
「ディフェンシブに今回の試合は臨んでいました。アウェイの試合ですので。鎌田もあそこでプレーの経験がありましたし、実際に良い仕事をしてくれたと思います」

Q:前半、ウィルソン選手が孤立してシュートまで持って行けない場面が見られましたが、攻撃面の課題を教えて下さい。
「前にも言いましたけど、攻撃面での課題はこれからも改善したいですし、時間はかかると思います。ただ、そのなかでも自分たちはしっかりボールをキープできました。今日の武藤の動き、梁勇基の動きというのは非常に素晴らしかったと思います。あとはそこでの創造性、クリエイティビティと訪れたチャンスをどういう風にいかしていくかが、これからの課題だと思います」

Q:被災クラブ同士の対戦でしたが、そのことについて選手にそのことについてなにかお話ししましたでしょうか?
「もちろんです。3.11は来週の火曜日ですが、選手のモチベーションを上げるために、そして忘れさせないためにも伝えました。今日の試合は特に、自分たちのためだけの試合ではない、と。津波、あるいは地震で犠牲になった宮城県、あるいは福島県などの地方の代表として戦うんだ、ということを選手には伝えました」

以上

◆【J1:第2節 鹿島 vs 仙台】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00169178.html

3月8日(土) 2014 J1リーグ戦 第2節
鹿島 2 - 0 仙台 (19:04/カシマ/15,033人)
得点者:31' 遠藤康(鹿島)、90' 遠藤康(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
----------

●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:遠藤選手が今日2ゴールを決めました。今季のパフォーマンスについてお話しをお願いします。また、土居選手ら若い選手が多いと思いますが、そういうチームのなかでの遠藤選手の役割をどう考えているか教えて下さい。
「まず、年齢的には選手として成熟していなくてはいけない時期に来ています。不可欠な戦力・地位にならなければいけない立場です。それは直接本人にも言いました。ここでできなければ、ある程度の一定のレベルで留まってしまう。それは僕ではなく自分自身で自信を身につけて取り組むことが重要だということです。僕は、彼はサッカーのセンスに関しては非常に高いと思っていますし、あの左足は、彼にしかできない技術を持っているし、視野は広い。あとは持っている技術や視野にプラスしてダイナミックさが必要ではないかと思います。それも90分間、ダイナミックに動き続けることです。確かに2戦連続でいい活躍はしていますし、2点取りましたけれど、後半のある時間はどこにいるんだと探すくらい、消える時間が試合中にありました。その消える時間をなくさないといけないと彼には言っています。ハーフというのは、ゲームを組み立てる役割があります。それなのに、試合中に5回、6回しかボールに触らないというのは、ハーフとしては戦力外を意味します。ハーフというのは90分を通じて10回、12回、15回、ボールに触らなければいけない役割であり、それが理想です。その2つのことを彼には求めています。キープ力、視野の広さ、左足の技術は彼にしか無い武器です。彼と一緒に取り組んでいるのは運動量を上げることです。今日も後半、2回、3回と連続して倒れていなくなっていく時間帯がありました。最後に点は決めましたけど、まだそうした部分があるので、しっかりコンディショニング的なものを上げればおそらくサッカー選手としての地位をJリーグの中で築けるのではないかと思います。

若い選手に対する影響力というところでは、非常に少ないのが問題だと思っています。試合数を見れば経験を積んでいるところがわかりますし、もう少しリーダーシップを持って欲しいというところがあります。それはグランド外だけでなくグランド内でも持って欲しい。言っているように、自分から消えてしまうところがあります。本当はチームが一番必要としているところで活躍しなければいけないのに、そのタイミングでいなくなってしまう。一定の時間帯、今日は行ったり来たりして、中盤はどこだ、ハーフはどこだ、という状態になってしまいました。その部分ではまだ物足りないところがありますし、選手としての成熟にも繋がっていく話だと思います。多少、ちょっと性格的に遠慮がちという人の良さもあって、言わないのか、若い選手に遠慮しているのか、ベテランに遠慮しているのかわからないですけど、そういったところがあるので、それは選手が成熟していく、勝負師になっていく過程の一つなので、どこかのタイミングで気がついてスイッチが入るようになるし、みなさんも僕が試合中に彼の名前だけを連呼していたのが聞こえていたかと思います。僕は、ちょっと表現が悪いかもしれませんが、ADのような役割をずっとし続けて彼が試合中に消えないようにしている状況です。呼びかけて、目覚めてくれ、という気持ちを託して叫び続けてるということを、彼がいつか理解して成熟してもらえたら、と思っています」

Q:今日の勝利でJ1通算400勝となりました。長年、ずっとアントラーズで指揮を執られてきた監督にとして節目の数字をどう捉えていますでしょうか。あと、もう少しで東日本大震災が起きた3月11日となります。今日の勝利をどう感じていますでしょうか?
「400勝したということで、1度目にここに来た時に、その勝利に貢献するようなことができて、出て行く際にはまた戻ってこれるような環境を最後までやり尽くしたと思います。クラブの中や全体から自分が好かれているということを感じます。人間誰しも、好かれているところで仕事をしていれば、自然とモチベーションが高まります。このクラブ自体が、僕の存在価値を感じさせてくれたクラブでもあります。ですので、僕もクラブに対して同じかそれ以上の気持ちを持っています。幸い、と言っていいかわからないですが、常務取締役の鈴木さんが、昔、一緒に仕事をした評価なのか、僕の人間性を含めてなのか、僕をまた呼び戻してくれたことに感謝しなければいけないですし、過去に築いたものがあって、また呼び戻してくれたのかもしれません。それは感謝したいと思います。ただ、前回指揮をとった時よりは、前回もチームを再建するという課題があったのですが、以前に比べると問題は山積みで、いろいろなことが解決できていません。昔は外国人枠をフルで使うことができましたが、今はそれを使えないところもあります。選手個の能力や状態も、昔いた若い選手に比べるとまだ指導しないといけない部分があります。個人的な能力は高いんですけど、プロレベルとしては練習を積み重ねないといけない部分がありますので、その時間がかかる中で、レベルを保たなければいけない部分もあります。後は、ビッグクラブゆえのサポーターも、スポンサーも待ってくれず、勝ち続けなければいけません。正直、余裕を持って試合を楽しんで、経験をつんで、勝っていければいいや、という感じで送り出したいんですけど、そういう余裕を持てないクラブであり、全員が勝つことに対する執念を持ってあらゆる部分で努力し続けるしかない、というのが現実的な話です。ただ、同時に、ここ数日か、数ヶ月の中でフロントが山積みになっている問題を一つひとつ、今のできる範囲の中で取り組んでくれています。数日かもしれないし、数ヶ月かかかるかもしれませんが、取り組んでくれていますので、僕はやれることを全身全霊を賭けてやっていきたいとおもいます。その先、どうなるかはわかりませんし、個のクラブの存続もわかりません。いまやれることを一生懸命やろう、という気持ちでいます。

被災したクラブ同士の質問については、残念というのか、幸いと言えばいいのかわかりませんが、その体験をしていないところがあります。心の痛みのところに関しては、正直に申し上げると、心の痛みを経験していません。ただ、映像やニュース、写真、当時僕もそのあとに来日して皆さんと触れあいましたけど、表情は非常に苦しいものがあり、人間が体験しなくてよいものだったと実感しました。非常に複雑というか、悲しい気持ちになりました。ただ、人間というのは生まれた時からいろいろな困難な状況を迎え、それを乗り越えるものだと考えています。生まれた時からいろいろな環境や病気にかかったことを乗り越えて成長していくわけです。生きていく間には、それぞれの国や文化の中であると思います。日本は戦争を経験し、その後国を再建し、世界に大きな影響力を持つ国になりました。2011年に亡くなられた方に関しては心が痛いし、悲しい気持ちになりますが、生きる権利を与えられた人たちは強くなって、生き続けて欲しいし、日本のことで尊敬するのは『結束』と『団結』です。そういった絆を強く持って生きていく、国をよくする、地域をよくする、社会をよくする、その組織や会社をよくする、というのが日本で感じられることです。それは世界のどこへ行ってもない文化というか習慣であって、それは世界が見習うべきことだと思いますし、自分自身も日本人と触れあって生きることはお金に換えられない素晴らしい経験をさせてもらっていると思います。このチャンスや経験をさせてもらった方々には感謝してもしきれない気持ちになります」

以上

◆2014Jリーグ ディビジョン1 第2節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50690

J1 第2節 ベガルタ仙台戦 マッチレビュー

ホーム開幕戦で鹿島が躍動!6年ぶりの開幕連勝スタートで、J1最速の通算400勝を達成!

先週末のJ1開幕戦で甲府を4-0で撃破した鹿島が、ホーム開幕戦に臨んだ。31分に遠藤が先制点を挙げると、終了間際にも再び遠藤がゴール。仙台を2-0で破って開幕2連勝を果たし、J1通算400勝を達成した。

鹿島は、開幕戦と同じ11人がスターティングメンバーに名を連ね、ホームでの初陣に臨んだ。鹿島は開始早々の3分、セットプレーからチャンスを作る。小笠原が右サイドから選り込んだFKを、ニアサイドに飛び込んだ土居が頭で合わせると、ヘディングシュートは枠のわずかに左へ外れた。10分には、遠藤からのパスを受けたダヴィがペナルティーエリア内で相手をかわし、左足でシュート。惜しくもGK正面に飛んだが、鹿島は立ち上がりから仙台ゴールを脅かした。

待望の先制点は31分に生まれた。遠藤からのスルーパスにダヴィが反応し、右サイド深くからグラウンダーのクロスを供給する。走り込んでいた豊川が、相手の意表をつくスルーをすると、背後に走り込んでいた遠藤がフリーの状態に。遠藤は得意の左足を振り抜き、ゴール右隅へシュートを沈めた。遠藤の2試合連続ゴールで、鹿島が1点をリードした。

先制に成功した鹿島は、前線での出足の早いプレスと、セカンドボールへの素早い反応で、主導権を掌握する。追加点こそ奪えなかったが、37分にはダヴィの豪快な右足シュートが右ポストを直撃するなど、チャンスを演出していった。42分、左サイドからクロスを通され、肝を冷やした場面はあったものの、ウイルソンのシュートを曽ヶ端のファインセーブでしのぎ、得点を許さない。前半は1-0で終了した。

後半に入ると、仙台にセカンドボールを拾われるようになり、次第に押し込まれ始める。両サイドからのクロスボールでチャンスを作られたが、センターバックの青木と昌子を中心に、身体を張った守備で応戦。途中出場の植田もハイボールに対してしっかりと対応し、ピンチの芽を摘んでいく。仙台に最後の一線を割らせず、試合は終盤へ突入した。

そして鹿島は終了間際、勝利を決定づける2点目を記録する。90分、ダヴィが左サイドで粘りを見せ、ペナルティーエリア内からクロスボールを送る。ファーサイドに飛んだボールに遠藤が反応すると、右足ボレーシュートを決めた。ダヴィと遠藤のコンビから2得点を挙げた鹿島が、仙台を2-0で破った。

2試合連続の完封で開幕連勝スタートを切った鹿島。この勝利でJ1通算400勝を達成し、鳥栖と並んで首位に立った。そして次節は、その鳥栖と対戦する。シーズンはまだ始まったばかりとはいえ、首位対決と聞いて燃えないはずはない。開幕2連勝で得た勢いと自信を確固たるものにすべく、アウェイの地で勝利を掴みたい。



【この試合のトピックス】
・豊川が2試合連続の先発出場。公式戦で初めてカシマスタジアムのピッチに立った。
・J1通算400勝に到達した。716試合目の達成で、J1最速記録となった。
・リーグ開幕2連勝は、2008年以来6年ぶり。
・勝ち点、得失点差、総得点全てで鳥栖と並び、首位に浮上。リーグ戦で首位に立つのは、2010年7月31日の第16節、神戸戦終了時以来。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・効果的なスピードアップとリズムチェンジで相手のバランスを崩せ。
・オン ザ ボールでもオフ ザ ボールでも声を掛け合い、お互いにしっかりと意思表示をすること。
・チームのために全員が献身的に動き、自分たちのサッカーを表現し続けること。

ベガルタ仙台:グラハム アーノルド
・いい内容のサッカーはできている。プレーし続けよう。
・もっと切り替えを早くすること。
・カウンターに気を付けよう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・(遠藤選手について聞かれて)遠藤は年齢的にも成熟していかないといけない。不可欠な戦力にならないといけないと、本人にも直接伝えている。自信を持って取り組むことが重要。彼はセンスが高く、彼にしかない技術や視野も持っている。それにプラス、90分間通してダイナミックさが必要。2戦連続で活躍をして、今日も2点取ったが、後半に消えている時間があった。それを無くさなければいけない。今は一緒に運動量をあげることを取り組んでいる。体力やコンディションを上げれば、Jリーグでも選手としての地位を築けると思う。また、経験を積んでいるが、若い選手への影響力が少ない。グラウンド内外でリーダーシップを持って、チームが一番必要としているところで活躍してほしい。人の良さもあるが、勝負師になる中でどこかで気付いてくれると思っている。僕が試合中に彼の名前を何度も呼んでいるのは、それに目覚めてくれという気持ちもあってしている。

・(400勝を達成して)このクラブは存在価値、意味を感じさせてくれたクラブ。また呼び戻してくれたことに感謝したい。前回も今のようにチームを再建する時期だったが、今は以前に比べて課題が山積み。選手の個人の能力は高いが、いろいろと指導をしないといけないので時間がかかるし、それを保つようにしなければならない。また、アントラーズはビッグクラブなので、サポーターやスポンサーは待ってくれない。若い選手には余裕を持って楽しんでもらいたいが、残念ながらその余裕はない。執念を持ち、あらゆる努力をして、数日、数か月、いろんな課題をひとつずつ、出来る範囲で取り組んでいる。僕もできる限り、全身全霊をかけている。今後のことはわからないので、今やれることをやろうと言っている。

・(震災について)正直なところ、体験をしていないので、心の痛みはわからない。ただ、ニュースや写真、その後に来日した時にふれあった方々の表情を見て、人間が体験しなくていいことだったと実感したし、複雑で悲しい気持ちになった。私は、人間は生まれてからいろんな困難を乗り越えるものだと思っている。乗り越えて成長をしていく。強くなって生き続けてほしい。日本の尊敬できるところは結束力、団結、強い絆。世界のどこにもない文化や習慣があり、見習うべきだと思っている。私は日本でお金に変えられない、素晴らしい経験している。そのことに感謝している。


ベガルタ仙台:グラハム アーノルド
選手のパフォーマンスは良かった。そこから作り出した脅威になる場面もあったので、そこを前向きに捉えながらやっていきたい。アウェイなので、ディフェンシブに臨んだ。鎌田は良い仕事をしてくれたと思う。攻撃の課題は改善していかなければならない。ただ、今日の武藤や梁の動きは良かった。あとは創造性やチャンスをどう生かすかが、課題。3.11のことは忘れないためにも、今日の試合は被災地を代表して戦うんだということを伝えた。


選手コメント

[試合後]

【昌子 源】
「本当に自分は何もしていない。自分でもカバーリングを頻繁にできたわけではない。赤嶺さんが入ってきて、青木さんとナオ(植田)のところに(ハイボールが)集中する中で、自分の役割はそこで競り負けた時のカバーリングだったと思う。もっと良くしたら、危ないシーンを減らせると思う。クロスボールが逆サイドまで抜けていったけど、危ないシーンが後半は結構あった」

【山本 脩斗】
「後半は相手の流れだったが、2点目が大きかった。後半はスペースができて、フレッシュな選手が入ってきた中で、苦しい時間だったが、(失点を)ゼロで抑えられたことは自信になる。これを続けていければ良い。ゼロで抑えて、点を取って勝っているのは理想的。(カシマスタジアムでの初陣だったが)ホームで勝てたのは次につながる。(赤いサポーターは)力強くて、パワーになる。敵としては嫌だった」

【青木 剛】
「失点ゼロで終われて良かった。守備はうまくいっていれば、みんなのおかげ。悪い時は自分の責任として考えている。こうしてゼロで終われたのはみんなのおかげだと考えている。修正点は必ずあるから、それをしっかり見つめて、より良くしていければ。(選手交代で最終ラインの配置が4人とも変わるが)開幕戦でもやった。開幕前の練習試合で、DFラインはいろいろな選手と組みながらやっていたから違和感はない。しっかりと競って、しっかりとカバーするという、チャレンジ&カバーの意識を持っていた」

曽ヶ端選手、遠藤選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事